FFR-CTのこのセールストーク、マルかバツか とある病院のホームページに「FFR-CTの登場により、カテーテル検査をせずに治療の必要性をより正確に評価することが可能になりました」とあった。ちょっと気になる表現として妙に頭に残った。これをマルバツ問題とするなら、正答はマルだろうか? それともバツだろうか? 今回はFFR(冠血流予備… 2019/11/11 循環器
トレンド◎安定狭心症の診療がFFR-CTで変わる 心カテ・シンチ不要!CTだけでPCIの判断可能に 冠動脈狭窄の非侵襲的検査として普及した冠動脈CTで、心筋虚血の評価もできるようになった。安定狭心症の診療では近年、狭窄の視覚的評価に頼った経皮的冠動脈インターベンション治療(PCI)の過剰適用が指摘されている。FFR-CTと呼ばれる本検査の導入で、心臓カテーテル検査や負荷心筋血流シンチ… 2016/09/13 循環器
日本心エコー図学会2011 CFVRはFFRより生理的な心筋虚血を強く反映 心臓カテーテル検査・治療に進むかどうかの判断に有用 経胸壁ドプラ心エコー(TTDE)によって冠動脈血流速度予備能(CFVR)を求めることで、冠動脈の機能的狭窄度の非侵襲的な評価が可能だ。だが、圧ワイヤーを用いる心筋血流予備量比(FFR)との比較は、あまり行われていない。… 2011/05/18 循環器
J Am Coll Cardiol誌から 冠血流予備量比の測定効果はDES留置2年後も持続 死亡・心筋梗塞が血管造影単独より減少、FAME研究の2年成績 多枝冠動脈疾患に対して薬剤溶出ステント(DES)留置の適応を決定する際、血管造影に加えて冠血流予備量比(fractional flow reserve:FFR)を測定する群と血管造影単独群に分け、アウトカムを比較するランダム化試験(RCT)の2年成績が5月26日、J Am Coll Cardiol誌オンライン版に掲載された。昨… 2010/06/18 循環器
日本冠疾患学会2009 良好な側副血行有するCTO病変でもPCIを行うべき 灌流されていてもCTO末梢側の冠血流予備量比(FFR)は高度に低下 造影上、慢性完全閉塞(CTO)病変で良好な側副血行があった場合、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を行うか判断に迷うことがある。名古屋徳洲会総合病院ハートセンター循環器内科の林隆三氏らは、良好な側副血行を有していたCTOの2症例に対する冠血流予備量比(FFR)の測定から、このような… 2010/01/19 循環器
N Engl J Med誌から 圧ワイヤーでPCIのアウトカムとコストを改善 冠血流予備量比によるステント挿入判定は血管造影単独より有用 薬剤溶出ステント(DES)の出現で多枝冠動脈疾患に対するPCIの頻度が増え、コストの問題や晩期合併症の問題などから、DESの適切な適応判定が極めて重要な問題となっている。オランダCatharina病院のToninoらは、DES(Endeavor、Cypher、Taxus)留置の適応判定に際し、血管造影単独と、血管造影に… 2009/01/26 循環器