日本成人病(生活習慣病)学会2012 トラスツズマブ投与例の約3割で心機能低下 アントラサイクリン系薬による治療歴があるとより顕著に ヒト上皮増殖因子受容体2型(HER2)陽性乳癌に対する分子標的薬トラスツズマブ(商品名ハーセプチン)は、心障害の副作用が知られている。大阪府立成人病センター循環器内科の塩山渉氏らは、自施設症例を対象にその頻度と程度を検討。同薬投与例の3割に左室駆出率(LVEF)10%以上の心機能低下を… 2012/02/21 循環器
日本成人病(生活習慣病)学会2012 CHA2DS2-VAScスコアは低リスク例層別化に有用 ただし現状ではワルファリン投与率には反映されず 心房細動(AF)患者の脳梗塞発症リスク評価法として、CHADS2スコアをより詳細にしたCHA2DS2-VAScスコアが提唱されている。日本医大多摩永山病院内科・循環器内科の小谷英太郎氏らは、自施設症例を対象に2つのスコアの関連や抗凝固療法の実施率を比較検討した。… 2012/02/16 循環器
日本成人病(生活習慣病)学会2011 健診・ドックでの高血糖・脂質異常例をどう扱うか HbA1c値によって紹介先を変えることも一案 企業の健康診断・人間ドックで認められた高血糖や脂質異常例は、どのレベルから専門医に紹介すべきか――。第45回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会(1月15~16日、開催地:東京都千代田区)のシンポジウム「職域における生活習慣病の診断と管理―ドック健診と医療機関の連携」では、心血管疾… 2011/02/01 循環器
日本成人病(生活習慣病)学会2011 「血液サラサラ」は血中EPA濃度と有意に関連 LDLコレステロールとは関連せず、高コレステロール血症女性での検討 心血管疾患の既往がない閉経後高コレステロール血症の女性において、血液流動性測定装置「MCFAN」(Micro Channel Array Flow Analyzer)による「血液サラサラ度」は、低比重リポ蛋白コレステロール(LDL-C)と関連せず、血中エイコサペンタエン酸(EPA)濃度、酸化ストレスマーカーと有意な相関… 2011/01/28 循環器
日本成人病(生活習慣病)学会2010 寝不足・朝寝坊はHbA1c高値と関連 日本人の2型糖尿病外来患者を対象とした横断研究の結果 睡眠時間が短く、起床時刻が遅い糖尿病患者はHbA1c値が高く、血糖コントロールが不良な傾向にあるとの研究結果を、筑波大内分泌代謝・糖尿病内科とお茶の水女子大ライフサイエンス専攻の研究グループがまとめた。お茶の水女子大の西垣結佳子氏が第44回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会(1月9… 2010/02/11 代謝・内分泌
日本成人病(生活習慣病)学会2010 微妙に異なるメタボ判定基準、同一集団でも有病率に差 検査実施組織により判定が異なると受診者が混乱する可能性 メタボリックシンドローム(MS)の判定基準はわが国でも複数存在し、それぞれ微妙に条件が異なっている。大阪医大衛生学・公衆衛生学の山鳥江美氏らが、国内8学会合同の診断基準など4種類の判定基準を同一集団に適用したところ、有病率にも差が生じることが明らかになった。第44回日本成人病(生… 2010/02/04 代謝・内分泌
日本成人病(生活習慣病)学会2009 閉塞性動脈硬化症例の9割超に歯周病 深い関連を示す研究結果が増加、歯科治療で炎症マーカー改善の報告も う歯や歯周病が、動脈硬化や心血管疾患の危険因子の1つになっているという指摘が増えている。歯周病の慢性感染症としての位置付けはいまだ十分に明らかになってはいないが、動脈硬化病変部や大動脈の血管内皮細胞に歯周病菌が存在していることは確認されており、歯周病菌が炎症性サイトカイン産生… 2009/01/15 循環器