日経メディカル2012年6月号「キーワード」(転載) 制御性T細胞 骨髄移植や癌の治療に応用 制御性T細胞(regulatory T cell)は、T細胞サブセットの一つで免疫応答を抑制する働きを持つ。最近は、骨髄移植時の過剰な免疫応答を抑えるために制御性T細胞を活用する臨床研究も実施されている。 2012/06/26 アレルギー・免疫
成人T細胞白血病の同種幹細胞移植は前処理法に関わらず長期生存に寄与【血液学会2011】 成人T細胞白血病(ATL)患者において、同種造血幹細胞移植(HSCT)は有効であり、生存への効果は骨髄破壊的前処置法(MAC)いわゆるフル移植と骨髄非破壊的前処置法(RIC)いわゆるミニ移植でほぼ同等であることが、日本造血細胞移植学会(JSHCT)のATLワーキンググループの解析で確認された。名古屋… 2011/10/14 癌
厚労省が通知、検査費用は公費負担の対象に 妊婦健診に白血病原因ウイルスの検査が追加 厚生労働省は、10月6日、成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia:ATL)の原因ウイルスとして知られるヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)の抗体検査を、妊婦健康診査の標準的な検査項目に追加し、かつ、検査費用を公費負担の対象とする旨を、都道府県宛に通知した。とする旨を、全国自治体宛… 2010/10/07 産婦人科
本誌連動◇よみがえる感染症 Vol.2 【成人T細胞白血病】キャリアが全国に拡散 母子感染対策の徹底が急務 成人T細胞白血病(adult T-cell leukemia:ATL)は、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)への感染によって起こる難治性の疾患だ。いったん発症すると予後は悪く、有効な治療法は発見されていない。1988年は約700人/年だったATLの新規発症者数は、2007年には約1030人/年に増加している。… 2010/06/08 感染症
抗CCR4抗体KW-0761の国内フェーズ1でATLとPTCLに有効な可能性【ASH2008】 抗体医薬であるKW-0761の再発成人T細胞白血病(ATL)と末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)患者を対象にしたフェーズ1試験の最終結果が明らかとなった。効果が確認され、忍容性も認められた。成果は12月6日から9日にサンフランシスコで開催されている米国血液学会で愛知県がんセンター中央病院血液・細胞… 2008/12/09 癌