Rheumatology誌から NSAID服用者では静脈血栓塞栓症リスクが上昇 系統的レビューとメタ解析の結果から 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)の服用者では、非服用者と比べて、静脈血栓塞栓症(VTE)のリスクが上昇することが、観察研究の系統的レビューとメタ解析により明らかにされた。この結果は、Rheumatology誌9月24日号オンライン版に掲載された。… 2014/10/11 循環器
eGFRが低い患者では、輸液などで造影剤腎症の予防を 腎障害患者へのヨード造影で日本初のガイドライン 埼玉医科大腎臓内科准教授の岡田浩一氏は2012年6月2日、日本腎臓学会学術総会で講演し、新たに策定された「腎障害患者におけるヨード造影剤使用に関するガイドライン2012」の概要を説明した。 2012/06/04 腎・泌尿器
NEJM誌から ERCP後の膵炎リスクがインドメタシン坐薬でほぼ半減 602人を対象としたUSCORE試験の結果 内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)後に、処置室内でインドメタシンを直腸内投与することにより、急性膵炎の罹患リスクが有意に低下し、重症化も防げることが、米Michigan大学医療センターのB. Joseph Elmunzer氏らが行った無作為化試験で明らかになった。論文は、NEJM誌2012年4月12日号に掲載さ… 2012/04/19 消化器
BMJ誌から NSAIDsの常用はパーキンソン病リスクと無関係 アスピリン以外の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を常用している人々はパーキンソン病リスクが低い―。そんなメタ分析の結果(1)が2010年3月に報告され、わが国でも注目を集めた。しかし、米Veterans Affairs Boston Healthcare SystemのJane A Driver氏らが、米国の男性医師を対象とするネス… 2011/02/08 精神・神経
BMJ誌から NSAIDs全般に心血管リスク上昇の可能性 7種類の中でリスクが低いのはナプロキセン 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)は、その種類にかかわらず心血管リスクを高める可能性を持つこと、また、リスクが最も低いのはナプロキセンと見られることが、スイスBern大学のSven Trelle氏らの研究で明らかになった。論文は、BMJ誌2011年1月15日号に掲載された。… 2011/01/27 循環器
Lancet誌から NSAID+PPIの消化管イベントリスクは、COX-2阻害薬の4倍 変形性関節症または関節リウマチを対象としたRCTの結果 変形性関節症(OA)または関節リウマチ(RA)で消化管イベントリスクが高い人々において、非選択的な非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)+プロトンポンプ阻害薬(PPI)を投与された人々は、COX-2阻害薬(COX-2を選択的に阻害するNSAID)を投与された人々よりも、臨床的に意義のある消化管イベントが… 2010/07/02 消化器
Ann Intern Med誌から 術後心嚢液貯留はNSAID投与で改善せず 多施設プラセボ対照二重盲検ランダム化試験で明らかに 心臓手術後に心嚢液貯留が持続している患者に、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)のジクロフェナクあるいはプラセボを投与し、心嚢液貯留の変化と遅発性心タンポナーデの発生を比較した多施設二重盲検ランダム化試験の結果、ジクロフェナクの投与は心嚢液の減少や心タンポナーデの予防と関連しなか… 2010/02/17 循環器
禁煙、アスピリン/NSAIDの中止、H.pylori除菌でディスペプシアは3割減に 心窩部痛、早期飽満感など、上腹部症状を中心としたディスペプシアは、有病率は高いものの、原因はいまだ不明であり、危険因子にも諸説がある。カナダ・McMaster大学のAvantika Marwaha氏らは、2万報以上の論文のシステマティック・レビューとメタ解析を実施し、喫煙、アスピリン/NSAIDの使用、H.… 2009/06/03 消化器
NSAID+低用量アスピリン併用時の潰瘍発症率はNSAID単剤使用時と同等だが出血マーカーは上昇 NSAIDと血小板凝集を抑えるアスピリンは消化性潰瘍(PU)の強力な危険因子である。両者の併用には不安を覚える人が少なくないだろう。関節リウマチ(RA)患者におけるNSAID・低用量アスピリン使用とPU発症の関連を検討した日本医科大学消化器内科の三宅一昌氏らは、両剤併用時のPU発症率がNSAID単… 2009/06/02 消化器
若年発症の脊椎関節炎に対するインフリキシマブの有効性と安全性を報告 成人の脊椎関節炎(SpA)に対する抗TNFα療法の有用性は無作為化比較試験(RCT)によって証明されているが、若年発症のSpAについてはケーススタディから有用性が類推されるのみである。メキシコ市民病院のRuben Burgos-Vargas氏らは、12週間のRCTによって若年発症SpAに対するインフリキシマブ(IF… 2008/10/30 骨・関節・筋