シリーズ◎2020診療報酬改定 【認知症】長谷川式スケール、MMSEなどの算定は原則「3カ月に1回」に 認知症ケア加算は3段階に、専任の常勤医師・看護師の要件は緩和 中央社会保険医療協議会(中医協)は2月7日の総会で、2020年度診療報酬改定案を了承し、加藤勝信厚生労働相に答申した。認知症を有する患者への対応、認知症診療に関する報酬項目の見直しとしては、(1)認知症ケア加算の見直し、(2)認知機能検査等の算定要件の新設──などがある。… 2020/02/11 精神・神経
トレンド◎増加する高齢ドライバー、リハビリで運転能力向上を目指す 日本初の「自動車運転外来」って何をするの? 高知県にある愛宕病院は「自動車運転外来」を開設した。日本初となる自動車運転外来では、運転に不安を抱える高齢者を対象に、低下した認知機能を向上させるためのリハビリテーションを実施している。… 2019/02/21 精神・神経
JAMA誌から デキストロメトルファン合剤、ADの興奮を抑制 フェーズ2試験で、デキストロメトルファン・キニジン合剤が興奮症状を有意に抑制 デキストロメトルファン・キニジン配合剤(米国での商品名Nuedexta)のプラセボ対照ランダム化フェーズ2試験で、同薬がアルツハイマー病患者にしばしばみられる焦燥性興奮の抑制効果を持ち、忍容性も高いことが分かった。… 2015/10/08 精神・神経
JAMA Intern Med誌から 認知機能の低下、降圧薬をやめても改善せず 軽度認知障害のある降圧薬服用者を対象としたランダム化比較試験「DANTE」で判明 高齢者では、血圧値が低いほど認知機能低下のリスクが高まることが知られている。しかし、降圧薬の服用者が薬をやめても認知機能の低下は防げないことが、ランダム化比較試験「DANTE」により明らかになった。… 2015/09/09 循環器
第13回 メマンチンの適切な使用法を考える―その2― 認知症に対する2剤併用療法のコツ 13回目の連載では、メマンチンとコリンエステラーゼ阻害薬との併用効果に加え、有害事象発現時の対策について考えてみましょう。 2013/12/20 プライマリケア
N Engl J Med誌から 心臓手術後のせん妄は認知機能低下の危険因子 せん妄発症例には退院後の長期観察と個別ケアが必要と著者 心臓手術後のせん妄発症の有無と、術後1年間の認知機能の変化を調べたところ、せん妄発症は、術後初期の認知機能の有意な低下とその遷延化に関連していることが明らかになった。この結果は、N Engl J Med誌7月5日号に掲載された。… 2012/07/18 循環器
Arch Intern Med誌から 認知機能障害を2分で検出する簡便な検査を開発 認知機能障害の判定に現在広く用いられているMMSE(Mini-Mental State Examination)と同様かそれ以上の精度を持ち、簡単に使用できる新たな検査が開発された。米Institute for Aging ResearchのTamara G. Fong氏らは、16問からなるこの検査「Sweet16」の詳細とその精度を報告する論文を、Arch In… 2010/11/29 精神・神経
昭和大学医学部内科学講座神経内科学 准教授 中島 雅士 氏 よく見られる症状「認知症」 アルツハイマー病に代表される痴呆(認知症)の初期症状は「もの忘れ」ではない。現在の日本において、痴呆専門と称する学者の、個々の痴呆患者の診断と治療に対する考え方、さらには、患者とその家族、介護者、およびかかりつけ医への関わり方は、世界的に見ても偏向している。認知障害の正しい認… 2010/01/07 プライマリケア 医師限定コンテンツ
本誌連動◇画像診断が診療を変える Vol.2 認知症─根本治療薬できればPETが予防に貢献 現時点では、早期発見や病型の鑑別に威力 糖代謝を見ることで脳細胞の働きを画像化するPETは、認知症の早期発見や病型の鑑別に威力を発揮する。現在、アルツハイマーの根本治療薬の開発が進んでおり、実現すればPETが予防治療に貢献するかもしれない。… 2009/02/17 精神・神経
特集●認知症診療の極意Vol.2 認知症スクリーニング検査ではココに注意! 認知症のスクリーニング検査でよく使われるスケールは、広く普及しているにもかかわらず、プライマリケア医がこれらの使い方を学ぶ機会はほとんどないため、具体的にどう使えばいいのか悩む医師も少なくない。「検査を行うときの注意点は?」「特に重視すべき設問はどれ?」「結果の解釈は?」―… 2008/04/28 精神・神経
【日経メディカル9月号特集連動企画◆「後期高齢者」どう診る、どう付き合うVol.4】 認知症の早期発見にエピソード記憶をさりげなく確認 「85歳以上となると、4人に1人は認知症。これからの高齢者医療で認知症への対応は避けて通れない」。多くの高齢者を診てきた医師たちはこう口をそろえる。認知症を早期に拾い上げるためには、いつも診療しているプライマリケア医の気付きが不可欠だ。認知機能を回復させる薬剤や治療法は今のとこ… 2007/09/21 精神・神経