BMJ誌から 閉経後の骨折、体重の「増加」もリスクに 痩せると体幹部や上肢、太ると四肢の骨折リスクが上昇 閉経後に体重が減ると、骨折しやすくなることは広く知られている。しかし、閉経後に体重が増えた人でも、骨折のリスクは減らず、むしろ上昇することが明らかになった。ただし、骨折しやすくなる部位は異なり、痩せると股関節や背骨などの体幹部や上肢、太ると上肢や下肢の骨折リスクが上がったと… 2015/02/16 骨・関節・筋
JAMA Intern Med誌から 50~55歳閉経女性へのHRTは認知機能に影響しない 前向きコホート研究、WHIMSY試験の結果 閉経直後の女性に対するホルモン補充療法(HRT)による認知機能への影響を長期間観察した前向きコホート研究(WHIMSY試験)の結果、利益も有害な影響もないことが示された。米国Wake Forest大学医学部のMark A. Espeland氏らが、JAMA Internal Medicine誌電子版2013年6月24日に報告した。… 2013/07/09 産婦人科
Arch Intern Med誌から スタチン使用の閉経女性は糖尿病発症リスクが高い 大規模観察研究WHIの参加者のデータを分析 閉経女性のスタチン使用者の糖尿病罹患リスクは非使用者に比べて有意に高いことが、前向き観察研究Women’s Health Initiative(WHI)に参加した女性のデータの分析で明らかになった。米Mayo ClinicのAnnie L. Culver氏らが、Arch Intern Med誌電子版に2012年1月9日に報告した。… 2012/01/20 循環器
JAMA誌から WHI早期中止から7年、HRT群では乳癌死亡率も上昇 エストロゲンとプロゲスチンを併用するホルモン補充療法(HRT)を受けた閉経女性は、浸潤性乳癌の累積罹患率、診断時にリンパ節転移陽性であるリスク、乳癌死亡率がいずれも有意に高いことが、無作為化試験Women's Health Initiative(WHI)の11年間の追跡データの分析で明らかになった。米Los An… 2010/11/08 産婦人科
Arch Intern Med誌から エストロゲン服用の閉経女性は腎結石リスクが2割増 WHI試験の分析結果 エストロゲンを使用している閉経女性の腎結石症リスクは、非使用女性に比べ21%高いことが、米Texas大学Southwestern Medical CenterのNaim M. Maalouf氏らの研究で分かった。米国内40施設で行われたWomen's Health Initiative(WHI)のホルモン補充療法研究に登録された女性を分析したもので、論… 2010/10/26 産婦人科
Ann Intern Med誌から HRTを閉経後早期に始めても冠リスクは上昇 WHI試験の再解析で「タイミング仮説」を検証 エストロゲン・プロゲスチン併用のホルモン補充療法(HRT)は、閉経後あまり時間がたっていない女性においても治療開始から数年間、冠動脈疾患(CHD)リスクを上昇させることが分かった。WHI(Women's Health Initiative)試験のデータをアドヒアランスで補正した再解析の結果で、Ann Intern Med… 2010/03/04 循環器
日経メディカル2009年4月号「トレンドビュー」(転載) HRTガイドライン発表へ リスクとベネフィットのエビデンスを総覧 ホルモン補充療法(HRT)の日本版ガイドラインが、まもなく発表される。現在あるエビデンスを明らかにして、7年前の米国の臨床試験中止で根付いた「HRTは怖い」というイメージを払拭する狙いがある。 2009/04/28 産婦人科
NEJM誌から 米国の乳癌罹患率低下の一因はHRTの減少 WHI試験中止後の追跡調査などで裏付け 米国では2002年以降、閉経女性を対象とするホルモン補充療法(HRT)が減少した。これと並行して乳癌の罹患率も減少したため、国民レベルでもHRTと乳癌の関係が疑われるようになった。米国Harbor-UCLA Medical CenterのRowan T. Chlebowski氏らは、HRT減少のきっかけとなったWHI試験のデータを分析… 2009/02/20 癌
特集●閉経後女性のHRTに初のガイドライン Vol.2 治らない関節痛にHRT ホルモン補充療法(HRT)のリスクを指摘したWomen's Health Initiative(WHI)中間報告から6年。HRTのベネフィットとリスクに対する見解は整理されつつあるが、現場で使うほどにはHRTのリスクの懸念は払拭されていないと感じる医師はまだまだ少なくない。一方、更年期以上の女性のQOLが劇的に改善… 2008/11/06 産婦人科
特集●閉経後女性のHRTに初のガイドライン 「HRTは危ない」から6年、流れは変わるか 閉経後の不定愁訴などに有効とされるホルモン補充療法(HRT)だが、米国での大規模試験「Women's Health Initiative(WHI)」の2002年中間報告で、HRTを行った群では乳癌や脳卒中などの発症リスクが増加したことが発表され、強い逆風となった。WHI中間報告から6年。その間に試験の妥当性が議論さ… 2008/10/21 産婦人科
BMJ誌から 2剤併用ホルモン補充療法でほてり、性機能、睡眠障害は改善 WISDOM試験の結果 エストロゲンとプロゲステロンを併用するホルモン補充療法(HRT)の閉経女性に対する長期的な影響を調べるWISDOM試験において健康関連QOLに対する利益を分析した結果、ほてりなどの血管運動神経症状、性機能、睡眠障害などは改善されることが示された。英国MRC General Practice Research Framewo… 2008/09/15 産婦人科
JAMA誌から HRT中止後3年間も癌リスクの上昇続く WHI試験の早期中止後の追跡結果より 閉経後の女性にエストロゲンとプロゲスチンの併用またはプラセボを投与して利益とリスクを比較したWomen’s Health Initiative(WHI)試験は、ホルモン補充療法(HRT)のリスクが利益を上回ったため、追跡期間5.6年で早期中止された。では、早期中止後にリスクと利益はどう変化したのだろうか。米… 2008/04/03 産婦人科
閉経から15年後のホルモン補充療法開始でリスク上昇 WISDOM試験の結果 更年期障害の治療を目的とするホルモン補充療法ではなく、閉経女性の病気予防を目的としてホルモン補充を長期間行うことの是非については以前から議論がある。英国MRC General Practice Research FrameworkのMadge R Vickers氏らは、平均年齢63歳、閉経から約15年を経たエストロゲン欠乏症状のな… 2007/08/01 産婦人科