高リスクStage III大腸癌の術後補助化学療法としてSOXはUFT/LVにDFSで優越性を示せないことを再確認、ACTS-CC 02試験の最終結果【ASCO GI 2021】 治癒切除を受けた再発高リスクStage IIIの大腸癌患者の術後補助化学療法として、S-1/オキサリプラチン(SOX療法)は、UFT/ロイコボリン(LV)療法に対し、無病生存期間(DFS)で優越性を示せないことが、フェーズ3のランダム化比較試験ACTS-CC 02の最終解析で再確認された。5年全生存率(OS率)は… 2021/01/17 癌
切除可能な進行食道胃接合部腺癌に対する術前SOX療法は有効で安全【ASCO GI 2021】 cT3/cT4もしくはリンパ節転移を有する食道胃接合部腺癌(EGJ腺癌)に対する術前S-1+オキサリプラチン(SOX)療法は、フェーズ2試験ESOXにおいて許容できる毒性のもとで治癒切除率86%という良好な成績を示し、新たな治療戦略になりうることが示唆された。1月15日から17日までWEB上で開催されてい… 2021/01/16 がんナビ
切除可能な進行食道胃接合部腺癌に対する術前SOX療法は有効で安全【ASCO GI 2021】 cT3/cT4もしくはリンパ節転移を有する食道胃接合部腺癌(EGJ腺癌)に対する術前S-1+オキサリプラチン(SOX)療法は、フェーズ2試験ESOXにおいて許容できる毒性のもとで治癒切除率86%という良好な成績を示し、新たな治療戦略になりうることが示唆された。1月15日から17日までWEB上で開催されてい… 2021/01/16 癌
3期治癒切除胃癌の術後補助化学療法でS-1+ドセタキセルはS-1単独より3年RFS率と3年OS率を有意に改善【ASCO GI 2021】 3期の治癒切除胃癌に対する術後補助化学療法として、S-1+ドセタキセル療法は、S-1単独療法よりも3年無再発生存(RFS)率と3年全生存(OS)率の両方を有意に改善できることが明らかとなった。無作為化フェーズ3試験JACCRO GC-07(START-2)の、患者登録後3年の事前に規定されたアップデート解析の… 2021/01/16 がんナビ
3期治癒切除胃癌の術後補助化学療法でS-1+ドセタキセルはS-1単独より3年RFS率と3年OS率を有意に改善【ASCO GI 2021】 3期の治癒切除胃癌に対する術後補助化学療法として、S-1+ドセタキセル療法は、S-1単独療法よりも3年無再発生存(RFS)率と3年全生存(OS)率の両方を有意に改善できることが明らかとなった。無作為化フェーズ3試験JACCRO GC-07(START-2)の、患者登録後3年の事前に規定されたアップデート解析の… 2021/01/16 癌
ER陽性HER2陰性乳癌の術後内分泌療法にS-1追加で複合リスク中・高リスク患者のiDFSが明らかに改善【ASCO2020】 エストロゲン受容体(ER)陽性HER2陰性乳癌に対する術後補助療法として、術後内分泌療法へのS-1追加で、浸潤性疾患のない生存期間(iDFS)は、腫瘍サイズや腋窩リンパ節転移などを加えた複合リスクが中リスクから高リスクの患者で改善することが、無作為化比較フェーズ3試験POTENTの探索的解析で… 2020/06/01 がんナビ
ER陽性HER2陰性乳癌の術後内分泌療法にS-1追加で複合リスク中・高リスク患者のiDFSが明らかに改善【ASCO2020】 エストロゲン受容体(ER)陽性HER2陰性乳癌に対する術後補助療法として、術後内分泌療法へのS-1追加で、浸潤性疾患のない生存期間(iDFS)は、腫瘍サイズや腋窩リンパ節転移などを加えた複合リスクが中リスクから高リスクの患者で改善することが、無作為化比較フェーズ3試験POTENTの探索的解析で… 2020/06/01 癌
切除可能膵癌の術前療法でS-1併用化学放射線療法、ゲムシタビンとS-1併用のどちらも有望【ASCO GI2020】 切除可能膵癌の術前療法として、S-1を併用した化学放射線療法(CRT)と、ゲムシタビンとS-1の併用投与法のどちらも安全に行うことができ、効果も同等で有望な方法であることが明らかとなった。日本で行われたフェーズ2試験であるJASPAC 04試験の結果示された。1月23日から25日まで米サンフランシ… 2020/01/27 がんナビ
切除可能膵癌の術前療法でS-1併用化学放射線療法、ゲムシタビンとS-1併用のどちらも有望【ASCO GI2020】 切除可能膵癌の術前療法として、S-1を併用した化学放射線療法(CRT)と、ゲムシタビンとS-1の併用投与法のどちらも安全に行うことができ、効果も同等で有望な方法であることが明らかとなった。日本で行われたフェーズ2試験であるJASPAC 04試験の結果示された。1月23日から25日まで米サンフランシ… 2020/01/26 癌
再発リスク高/中程度のER陽性乳癌への術後内分泌療法とS-1の併用が浸潤性疾患の発生・死亡のリスクを37%低減【SABCS2019】 再発リスク高あるいは中程度のエストロゲン受容体(ER)陽性/HER2陰性乳癌に対する術後補助療法として、術後内分泌療法とS-1の併用が術後内分泌療法単独よりも浸潤性疾患のない生存期間(iDFS)を有意に延長できることを示した無作為化比較フェーズ3試験であるPOTENT試験の、詳細な結果が明らかと… 2019/12/13 がんナビ
再発リスク高/中程度のER陽性乳癌への術後内分泌療法とS-1の併用が浸潤性疾患の発生・死亡のリスクを37%低減【SABCS2019】 再発リスク高あるいは中程度のエストロゲン受容体(ER)陽性/HER2陰性乳癌に対する術後補助療法として、術後内分泌療法とS-1の併用が術後内分泌療法単独よりも浸潤性疾患のない生存期間(iDFS)を有意に延長できることを示した無作為化比較フェーズ3試験であるPOTENT試験の、詳細な結果が明らかと… 2019/12/12 癌
切除可能局所進行胃癌に術前DOS、術後S-1の1年間投与が術後S-1の1年間投与よりもPFSを有意に延長【ESMO2019】 切除可能局所進行胃癌に対して、術前療法としてドセタキセル、オキサリプラチン、S-1(DOS)の投与を行い、D2郭清術後にS-1を1年間投与することが有効なことが明らかとなった。術後にS-1を1年間投与するのみの群と比較したフェーズ3試験であるPRODIGY試験の結果示された。9月27日から10月1日まで… 2019/09/30 癌
TAS-118とオキサリプラチンの併用はS-1とシスプラチンの併用よりも進行胃癌の生存期間を延長【WCGC2019】 HER2陰性進行胃癌に対する1次治療として、TAS-118(S-1にロイコボリンを配合した薬剤)とオキサリプラチンの併用療法は、標準療法であるS-1とシスプラチンの併用療法よりも有意に全生存期間(OS)を延長できることが明らかとなった。日本と韓国で行われたオープンラベル無作為化フェーズ3試験であ… 2019/07/05 がんナビ
TAS-118とオキサリプラチンの併用はS-1とシスプラチンの併用よりも進行胃癌の生存期間を延長【WCGC2019】 HER2陰性進行胃癌に対する1次治療として、TAS-118(S-1にロイコボリンを配合した薬剤)とオキサリプラチンの併用療法は、標準療法であるS-1とシスプラチンの併用療法よりも有意に全生存期間(OS)を延長できることが明らかとなった。日本と韓国で行われたオープンラベル無作為化フェーズ3試験であ… 2019/07/05 癌
再発リスク高あるいは中程度のER陽性かつHER2陰性乳癌の術後補助療法としてホルモン療法とS-1の併用がホルモン療法単独よりも有効 再発リスク高あるいは中程度のエストロゲン受容体(ER)陽性/HER2陰性乳癌に対する術後補助療法として、術後内分泌療法とS-1の併用が術後内分泌療法単独よりも浸潤性疾患のない生存期間(iDFS)を有意に延長できることが明らかとなった。無作為化比較フェーズ3試験POTENTの独立データモニタリング… 2019/05/07 がんナビ
再発リスク高あるいは中程度のER陽性かつHER2陰性乳癌の術後補助療法としてホルモン療法とS-1の併用がホルモン療法単独よりも有効 再発リスク高あるいは中程度のエストロゲン受容体(ER)陽性/HER2陰性乳癌に対する術後補助療法として、術後内分泌療法とS-1の併用が術後内分泌療法単独よりも浸潤性疾患のない生存期間(iDFS)を有意に延長できることが明らかとなった。無作為化比較フェーズ3試験POTENTの独立データモニタリング… 2019/05/07 癌
切除可能膵癌でゲムシタビン+S-1による術前化学療法が手術先行と比較してOSを延長【ASCO GI2019】 切除可能膵癌に対し、ゲムシタビンとS-1の併用療法による術前化学療法(NAC-GS)を施行後に手術を行い、S-1による術後補助化学療法を行う治療戦略は、手術を先行して術後補助化学療法を行う標準的治療よりも、全生存期間(OS)を有意に延長することが、第II/III相のランダム化比較試験Prep-02/JSA… 2019/01/20 がんナビ
切除可能膵癌でゲムシタビン+S-1による術前化学療法が手術先行と比較してOSを延長【ASCO GI2019】 切除可能膵癌に対し、ゲムシタビンとS-1の併用療法による術前化学療法(NAC-GS)を施行後に手術を行い、S-1による術後補助化学療法を行う治療戦略は、手術を先行して術後補助化学療法を行う標準的治療よりも、全生存期間(OS)を有意に延長することが、第II/III相のランダム化比較試験Prep-02/JSA… 2019/01/20 癌
エリアレビュー◎ESMO2018・胆道癌 GCS療法が日本の進行胆道癌の標準治療に そこに免疫療法を追加するかどうかが今後の課題 進行胆道癌の標準治療であるGC療法(ゲムシタビン、シスプラチン)にS-1を併用したGCS療法は全生存期間(OS)を延長することが、国内フェーズ3試験KHBO1401-MITSUBA試験で明らかになり、10月にドイツ・ミュンヘンで開催された欧州臨床腫瘍学会(ESMO2018)でその詳細が発表された。また、ペムブロ… 2018/11/29 癌
エリアレビュー◎ASCO2018・膵癌 mFOLFIRINOXは日本人の膵癌術後補助療法になりうるのか? 有効性の評価項目すべてでゲムシタビンを上回る結果に 膵癌の新薬は中々登場せず、既存の薬剤をいかにうまく使うかの検討が非常に大切になっている。今回の米国臨床腫瘍学会(ASCO2018)でも、modified FOLFIRINOX(mFOLFIRINOX)療法の術後補助療法としての有効性を評価した第III相試験の結果が発表されるなど、治療戦略最適化に向けての議論が行われ… 2018/07/04 癌
3期の治癒切除胃癌に対する術後補助化学療法はS-1+ドセタキセルが標準に【ASCO2018】 3期の治癒切除胃癌に対する術後補助化学療法として、S-1+ドセタキセル併用療法がS-1単独療法よりも無再発生存期間(RFS)を有意に延長した無作為化フェーズ3試験、JACCRO GC-07(START-2)の詳細が明らかとなった。6月1日から5日まで米シカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO2018)で、名古屋… 2018/06/10 がんナビ
動脈接触Borderline resectable膵癌に対する術前GS化学療法、術後合併症を増加せずに長期生存に寄与する可能性【消化器外科学会2015】 動脈接触Borderline resectable膵癌(BR-A膵癌)に対する術前GS(ゲムシタビン+S-1)化学療法は、術後合併症を増加させることなく長期生存に寄与する可能性があることが、レトロスペクティブな検討から示された。同検討では、術前GS化学療法で腫瘍マーカーが正常化する患者に積極的外科的切除を… 2015/07/16 癌
転移・再発乳癌の1次治療としてS-1はQOLと医療経済でもタキサンに優れる【乳癌学会2015】 転移・再発乳癌患者に対する1次治療として、S-1とタキサン系薬剤を比較したフェーズ3のSELECT BC試験から、S-1は全生存期間(OS)でタキサン系薬剤に劣らないだけでなく、健康関連QOL(HRQOL)および医療経済評価ではタキサン系薬剤よりも優れ、有用な治療選択肢であることが示された。7月2日から… 2015/07/03 癌
3期結腸癌の経口フッ化ピリミジンによる術後補助化学療法はカペシタビンが標準療法【ASCO2015】 3期の結腸癌に対する術後補助化学療法として、経口フッ化ピリミジンを投与する場合は、カペシタビンが標準療法であることが明らかとなった。カペシタビンとS-1を比較した無作為化フェーズ3試験JCOG0910の結果、無病生存期間(DFS)について、S-1はカペシタビンに対して非劣性を示すことができなか… 2015/06/02 癌
治癒的切除2期/3期直腸癌の術後補助療法としてS-1の1年間投与は日本における標準療法の1つ【ASCO2015】 治癒的切除を行った2期/3期の直腸癌に対する術後補助療法としてのS-1の1年間投与は、日本における標準療法の1つであることが明らかとなった。国内で実施されたフェーズ3試験JFMC35-C1(ACTS-RC)の結果、S-1投与群が標準療法であるUFT投与群よりも5年無再発生存(RFS)率を有意に改善することが示… 2015/06/02 癌
カペシタビン+シスプラチン療法はS-1術後補助療法が奏効しなかった予後不良の日本人胃癌患者において安全で有効【ASCO-GI2015】 S-1術後補助療法が奏効しなかった日本人の進行胃癌患者においては、カペシタビン+シスプラチン(XP)療法が安全かつ有効であることが、多施設フェーズ2試験で示された。1月15日から17日までサンフランシスコで開催されているGastrointestinal Cancers Symposium(ASCO-GI2015)で、横浜市立市民… 2015/01/16 癌
進行胃癌の1次治療でカペシタビン+シスプラチンとS-1+シスプラチンは同等の有効性【ASCO-GI2015】 進行胃癌の1次治療として、カペシタビン+シスプラチン併用療法(XP)とS-1+シスプラチン併用療法(SP)の有効性は同等であることが、2つの治療を比較したフェーズ2試験(XParTS II)で明らかになった。高知大学医学部附属病院がん治療センターの小林道也氏らが、1月15日から17日までサンフラン… 2015/01/16 癌
高齢者HER2陽性進行胃癌にS-1とトラスツズマブの併用は有望な抗腫瘍活性を示し副作用も管理可能【ASCO-GI2015】 高齢者HER2陽性進行胃癌に対して、S-1とトラスツズマブの併用は有望な抗腫瘍活性を示し、副作用も管理可能であることが明らかとなった。フェーズ2試験JACCRO GC-06の結果、示されたもの。1月15日から17日まで米国サンフランシスコで開催されているGastrointestinal Cancers Symposium(ASCO-GI201… 2015/01/16 癌
S-1は転移・再発乳癌のファーストライン治療の1つに、QOLはタキサンより優れる【SABCS2014】 転移・再発乳癌患者に対するファーストライン治療として、S-1とタキサン系薬剤を比較したフェーズ3のSELECT BC試験では、主要評価項目の全生存期間(OS)でS-1の非劣性が示されている。今回は健康関連QOL(HRQOL)の解析結果が発表され、S-1はタキサンと比べてHRQOLで優れ、化学療法誘発性末梢神… 2014/12/13 癌
切除不能または再発胃癌にS-1とnab-パクリタキセルの併用が有用である可能性【WCGC2014】 切除不能または再発胃癌にS-1とnab-パクリタキセルの併用が有用である可能性が明らかとなった。両剤を併用投与したフェーズ1試験で忍容性が確認され、一部の患者で抗腫瘍効果が確認されたもの。6月25日から28日までスペインバルセロナで開催されている第16回World Congress on Gastrointestinal C… 2014/06/27 癌
S-1が転移を有する乳癌の1次治療のひとつに、タキサン系抗癌剤との非劣性が証明【ASCO2014】 転移を有する乳癌の1次治療のひとつとして、S-1が利用できることが明らかとなった。1次治療としてタキサン系抗癌剤とS-1を比較した国内で実施された無作為化オープンラベルフェーズ3試験SELECT BCの結果、OSに関してS-1はタキサン系抗癌剤に非劣性であることが示されたもの。5月30日から6月3日ま… 2014/06/03 癌
S-1+シスプラチン併用による術前療法と術後の抗癌剤逐次投与は腹膜播種制御を介してスキルス胃癌の予後を改善する可能性【胃癌学会2014】 S-1+シスプラチンを用いた術前療法と術後抗癌剤の逐次投与を組み合わせた集学的治療が、スキルス胃癌の予後改善に有用である可能性が示された。さらにS-1の薬物動態に関する検討から、腹水中の5-FUやギメラシル濃度は血中濃度と同程度であり、腹膜播種細胞に選択的に5-FUが取り込まれている可能… 2014/03/26 癌
mRCCにS-1とソラフェニブの併用が有望である可能性【ASCO-GU2014】 転移を有する腎細胞癌(mRCC)に、S-1とソラフェニブの併用が有望である可能性が明らかとなった。国内で行われたフェーズ2試験で高い奏効率が得られたもの。1月30日から2月1日まで米国サンフランシスコで開催された2014Genitourinary Cancers Symposium(ASCO-GU2014)で、長崎大学の酒井英樹氏に… 2014/02/03 癌
S-1含むレジメンで既治療の進行胃癌のセカンドラインでS-1+CPT-11はCPT-11単剤と効果に差がなく副作用に差【ASCO-GI2014】 S-1を用いたファーストライン治療に難治性の進行胃癌に対して、セカンドラインとしてCPT-11に加えてS-1を投与しても、CPT-11単剤に比べて全生存期間(OS)を延長できないことが明らかとなった。国内で実施された無作為化フェーズ3試験、JACCRO GC-05の結果示されたもの。1月16日から18日までサン… 2014/01/17 癌
切除不能局所進行NSCLCに対するシスプラチン+S-1の併用化学療法と胸部同時放射線照射は長期的にも有望【肺癌学会2013】 切除不能局所進行非小細胞肺癌(NSCLC)に対し、シスプラチン(CDDP)とS-1の併用化学療法と胸部同時放射線照射は忍容性があり、長期成績も期待できる治療法と考えられる結果が、フェーズ2試験から示された。11月21日から22日まで東京都で開催された第54回日本肺癌学会総会で、がん研究会がん研有… 2013/11/24 癌
局所進行膵癌に対するS-1 併用放射線療法はS-1単独療法に比べて生存期間・PFSを延長する、フェーズ2、3試験の解析結果【癌治療学会2013】 局所進行切除不能膵癌に対するS-1併用化学放射線療法は、S-1 単独療法と比べて生存期間および無増悪生存期間(PFS)を改善し、忍容性にも優れていることが国内フェーズ2、3試験で示された。10月24日から26日まで京都で開催された第51回日本癌治療学会総会で、鹿児島大学医学部の新地洋之氏らが発… 2013/10/29 癌
EGFR変異陽性NSCLCで白金系抗癌剤とEGFR-TKIの両方に抵抗性の患者にS-1とイリノテカン併用が有効な可能性【ECC2013】 EGFR変異陽性非小細胞肺癌(NSCLC)で白金系抗癌剤ベースの化学療法とEGFR-TKIのどちらにも抵抗性となった患者に、S-1とイリノテカンの併用が有効である可能性が明らかとなった。国内で実施されたフェーズ2試験NJLCG0804の結果、示されたもの。9月27日から10月1日にオランダアムステルダムで開催… 2013/09/30 癌
胆管癌に対する術後補助化学療法は有用な可能性【胆道学会2013】 胆管癌術後に補助化学療法を施行した患者の生存率は、手術単独の患者と比べて有意に良好で、ゲムシタビン、ゲムシタビン+S-1(GS)、S-1の効果は同等であったことが、レトロスペクティブな検討から示された。GS療法による術後補助化学療法の効果は、現在進行中のフェーズ2試験によって確認される… 2013/09/24 癌
進行胃癌の2次治療でCPT-11単独療法よりもS-1+CPT-11併用が優れていることは示せず 大鵬薬品工業は9月11日、初回S-1療法に治療抵抗性を示した進行・再発胃癌を対象としたS-1のフェーズ3試験JACCRO GC-05で、S-1+CPT-11併用療法群がCPT-11単独療法群よりも生存期間において優れていることを統計学的に証明できなかったと発表した。結果は、試験実施委託先の特定非営利活動法人 日… 2013/09/12 癌
術前化学療法を受けた日本人乳癌患者の術後補助療法としてS-1と同時放射線療法は安全で実現可能【ASCO BREAST2013】 術前化学療法で標準的な全身化学療法(PSC)を受け手術した日本人乳癌患者の術後補助療法として、S-1と同時放射線療法は安全で、実現可能であることが明らかとなった。国内で行われた臨床試験の結果、示されたもの。9月7日から9日までサンフランシスコで開催されたBreast Cancer Symposium 2013(… 2013/09/09 癌
ゲムシタビン耐性進行膵癌の2次治療でS-1の3週サイクル投与は6週サイクルと比べ有効性低下せず悪心・嘔吐は減少【臨床腫瘍学会2013】 ゲムシタビン耐性の進行膵癌に対する2次治療として、S-1単独療法の投与期間と休薬期間を短縮した3週サイクル(2週投薬1週休薬)投与は、標準用法の6週サイクル(4週投与2週休薬)投与と比べて、有効性を低下させず、悪心・嘔吐の発現割合を減少させることが報告された。8月29日から8月31日まで仙… 2013/08/31 癌
エリアレビュー・頭頸部癌 根治治療後の頭頸部癌に対する補助化学療法としてS-1投与はUFTよりも予後を改善【ASCO2013】 神奈川県立がんセンター頭頸部外科部長 久保田彰氏 今年の第49 回米国臨床腫瘍学会(ASCO2013)で、根治治療を受けた頭頸部癌患者の補助化学療法としてS-1の有効性を検討したフェーズ3 試験ACTS-HNC試験の結果を、我々のグループを代表して横浜市立大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科の田口享秀氏が発表しました。S-1の1年間投与は、UFTに対して主要評価項… 2013/07/17 癌
エリアレビュー・膵癌 より高い効果目指したゲムシタビンとの併用療法の試験の報告相次ぐ【ASCO2013】 国立がん研究センター中央病院肝胆膵内科科長 奥坂拓志氏 今年の第49回米国臨床腫瘍学会(ASCO2013)では、日本で行われた、治癒切除後膵癌に対する術後補助化学療法として、ゲムシタビン、S-1、ゲムシタビン+S-1を比較したフェーズ2試験であるCAP-002試験の結果を、千葉大学肝胆膵外科の吉富秀幸氏が発表されました。… 2013/07/09 癌
3期の大腸癌に対する術後化学療法としてS-1投与は選択肢の1つ【ASCO2013】 3期の大腸癌に対する術後化学療法として、S-1投与は選択肢の1つであることが明らかとなった。S-1投与とUFT/LV投与を比較した無作為化フェーズ3試験、ACTS-CCの結果示されたもの。5月31日から4日までシカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)で、神戸市立医療センター西市民病院の仲本嘉彦氏に… 2013/06/05 癌
治癒切除後膵癌の術後補助化学療法としてS-1単独やS-1+ゲムシタビンはゲムシタビン単独に比べ予後良好な可能性、国内多施設フェーズ2【ASCO2013】 治癒切除後膵癌に対する術後補助化学療法として、S-1単独投与、ゲムシタビン+S-1併用投与は、ゲムシタビン単独投与に比べて全生存期間(OS)や無病生存期間(DFS)が同等もしくは延長する傾向が示された。日本で行われた多施設共同フェーズ2試験(CAP-002研究)の結果。5月31日から米国シカゴで… 2013/06/04 癌
根治的治療を受けた進行頭頸部癌に対するS-1補助療法はUFTに比べてDFSを延長できず、ただしOSは有意に改善【ASCO2013】 ステージIII、IV A、IV Bの進行頭頸部癌で根治的治療を受けた患者に対するS-1補助療法は、UFTと比較して無病生存期間(DFS)を延長できなかったが、全生存期間(OS)を有意に延長することが示された。ACTS-NHC試験の結果で、5月31日から米国シカゴで開催されている第49回米国臨床腫瘍学会(ASCO20… 2013/06/03 癌
進行膵癌対象S-1のフェーズ3試験GESTの結果が論文掲載 大鵬薬品工業は4月3日、進行膵癌を対象としたS-1のフェーズ3試験GESTの結果がJournal of Clinical Oncology電子版に掲載されたと発表した。 2013/04/05 癌
エリアレビュー・胃癌 胃癌化学療法の副作用マネジメントと術後補助化学療法のポイント【胃癌学会2013】 神戸市民病院機構神戸市立医療センター中央市民病院腫瘍内科部長 辻晃仁氏、市立豊中病院外科部長 今村博司氏 国内では胃癌の術後再発を予防するため、S-1による補助化学療法が標準治療として推奨されている。だが、胃癌患者は栄養状態が悪い場合が多く、薬剤による副作用なども重なり、治療継続が難しくなる事例も多い。それは予後に大きく影響するため、副作用マネジメントを軸にした個々の症状の評価とそ… 2013/04/03 癌
ステージ3胃癌術後補助療法のS-1、ドセタキセル併用療法を評価するSTART-2試験が4月開始【胃癌学会2013】 日本がん臨床試験推進機構(JACCRO)は4月から、ステージ3の治癒切除胃癌に対する術後補助化学療法として、S-1とドセタキセルの併用投与とS-1単独投与を比較する無作為化フェーズ3試験START-2(JACCRO-2)を開始する。2月27日から3月1日に大阪市で開催された胃癌学会で、治験総括医師の1人である… 2013/03/05 癌
HER2陽性進行再発胃癌にS-1とシスプラチン、トラスツズマブ併用は高い奏効率の可能性【胃癌学会2013】 HER2陽性進行再発胃癌に対し、S-1とシスプラチンにトラスツズマブを併用することで、高い抗腫瘍効果が得られる可能性が、フェーズ2試験(HERBIS-1)で明らかになった。2月27日から大阪市で開催された第85回日本胃癌学会総会で、兵庫医科大学消化器内科の田中淳二氏らが発表した。… 2013/03/05 癌
S-1標準治療を行った進行胃癌患者においてEGFR陽性率の性差が予後の違いに影響する可能性【胃癌学会2013】 S-1による標準治療を受けた進行胃癌患者を解析した結果、男性は女性に比べて有意に予後が不良だったが、その背景にEGFR強発現例の割合が男女の間で異なることがある可能性が示された。3月1日まで大阪市で開催された第85回日本胃癌学会総会で、北里大学医学部外科の江間玲氏が報告した。… 2013/03/05 癌
75歳以上の高齢者でもbi-weeklyドセタキセルとS-1併用は有用な可能性【胃癌学会2013】 ドセタキセルとS-1併用(DS療法)の2週1回投与は、75歳以上の高齢者では、用量調節が必要な例は多いが、忍容性は認められ、75歳未満の患者と同等の生存期間が期待できることが、単施設の解析で明らかになった。2月27日から大阪市で開催されている第85回日本胃癌学会総会で、横浜市立大学附属市民… 2013/02/28 癌
エリアレビュー・膵癌 日本人における膵癌術後補助化学療法の標準はS-1に【ASCO-GI2013】 杏林大学医学部腫瘍内科学教授 古瀬純司氏 今回のGASTROINTESTINAL CANCERS SYMPOSIUM(ASCO GI)では膵癌領域において、日本人における術後補助化学療法の標準を変える発表を始めとして、多くの注目演題がありました。 2013/02/19 癌
局所進行直腸癌に対するS-1+イリノテカンを用いた術前化学放射線療法で高いdown-stage率とpCR率、フェーズ2試験へ【ASCO-GI2013】 局所進行直腸癌に対するS-1+イリノテカンを用いた術前化学放射線療法の用量設定を行った多施設共同フェーズ1試験SAMRAI-1の結果、高いdown-stage率とpCR率が得られたことが示された。1月24日から26日までサンフランシスコで開催された2013 GASTROINTESTINAL CANCERS SYMPOSIUM(ASCO GI)におい… 2013/01/29 癌
切除不能進行膵癌に対するS-1の隔日投与は有効性を損なわずに有害事象を軽減する可能性【ASCO-GI2013】 切除不能進行膵癌に対するS-1の隔日投与は、治療効果を損なうことなく有害事象を軽減する可能性が、フェーズ2試験から示された。1月24日から米サンフランシスコで開催された2013 Gastrointestinal Cancer Symposium(ASCO GI)で、関西医科大学外科学講座の里井壯平氏が発表した。… 2013/01/27 癌
日本人の進行胃癌のファーストラインとしてS-1とオキサリプラチン併用が有効【ASCO-GI2013】 日本人の進行胃癌のファーストラインとしてS-1とオキサリプラチン併用(SOX)が有効であることが明らかとなった。SOXと標準療法であるS-1/スプラチン併用(SP)を比較した無作為化フェーズ3試験の結果、主要評価項目の1つである無増悪生存期間(PFS)についてSOX療法の非劣性が証明された。成果は… 2013/01/26 癌
日本人膵腺癌の術後補助療法はS-1がゲムシタビンをOSで上回る【ASCO-GI2013】 日本人の1期から3期の膵腺癌の術後補助療法としてS-1を投与すると、現在の標準療法であるゲムシタビン投与に比べて全生存(OS)率を有意に高めることが明らかとなった。フェーズ3試験であるJASPAC-01試験の結果示されたもの。1月24日から26日に米サンフランシスコで開催される2013 GASTROINTESTIN… 2013/01/23 癌
局所進行直腸癌に対するS-1を用いた術前化学放射線療法は安全で有効な可能性【癌治療学会2012】 局所進行直腸癌に対するS-1を用いた術前化学放射線療法(CRT)の有効性を検討した多施設共同フェーズ2試験(OITA研究)から、同治療は忍容性に優れ、有効である可能性が示された。10月25日から横浜市で開催されている第50回日本癌治療学会学術集会で、大分大学消化器外科の赤木智徳氏が発表した。… 2012/10/26 癌
局所進行食道癌に対するS-1+シスプラチンを用いた化学放射線療法は安全かつ有効である可能性【ESMO2012】 日本人の局所進行食道癌に対するS-1+シスプラチンを用いた放射線化学療法は安全かつ有効である可能性がフェーズ2試験から示された。名古屋医療センター消化器科の岩瀬弘明氏が、9月28日からウィーンで開催された第37回欧州臨床腫瘍学会(ESMO2012)で発表した。… 2012/10/02 癌
改訂作業が進む胆道癌診療ガイドライン、推奨の方向性をより明確化【胆道学会2012】 2007年11月に「エビデンスに基づいた胆道癌診療ガイドライン」(胆道癌診療ガイドライン作成出版委員会編[第1版])が出版されてから5年が経過した。この間に新たな知見の蓄積が進んだことから、同ガイドラインの作成委員会委員長を務める千葉大学臓器制御外科学の宮崎勝氏のもと、現在改訂作業… 2012/10/01 癌
治癒切除NSCLCでS-1とS-1+シスプラチンの術後補助療法はどちらも安全で効果も期待できる【ESMO2012】 治癒切除非小細胞肺癌(NSCLC)の術後補助療法として、S-1とS-1+シスプラチン併用療法は、どちらも良好な2年無再発生存率を示し、安全性も認められることが、国内多施設共同フェーズ2試験で明らかになった。倉敷中央病院呼吸器内科の吉岡弘鎮氏らが、オーストリア・ウィーンで9月28日から開催さ… 2012/09/30 癌
S-1とドセタキセル併用は進行胃癌のファーストラインの1つに【ESMO2012】 化学療法未治療の転移性胃癌に対して、S-1とドセタキセルの併用はS-1単剤に比べて有意に全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)を延長し、奏効率も高く、ファーストライン治療の1つとなることが明らかとなった。Japan Clinical Cancer Research Organization(JACCRO)とKorean Cancer Study Gr… 2012/09/30 癌
胆道癌切除例に対するゲムシタビンまたはS-1を用いた術後補助化学療法で一定の実現可能性が示される【胆道学会2012】 胆道癌根治手術は侵襲が大きいため、集学的治療により予後が改善する可能性があっても補助療法は敬遠される傾向にある。ゲムシタビンまたはS-1による術後補助化学療法はエビデンスが確立していないが、今回、切除可能症例に対する化学療法の現状の検討から、一定の実現可能性が示された。9月20日… 2012/09/24 癌
膵癌術後アジュバントとしてS-1のゲムシタビンへの非劣性が証明 大鵬薬品工業は、9月18日、膵癌の術後補助化学療法として、ゲムシタビンとS-1を比較したフェーズ3試験(JASPAC101)の中間解析で、S-1の非劣性が示されたことを明らかにした。 2012/09/19 癌
第10回日本臨床腫瘍学会学術集会 肺癌治療におけるS-1の役割【臨床腫瘍学会2012】 埼玉県立がんセンター呼吸器内科部長 酒井洋氏 有効な新規薬剤が次々と開発される現在、日本発のエビデンスが望まれるが、残念ながら国内第III相試験の数は少ない。 2012/09/06 癌
転移性進行大腸癌にIRIS療法とベバシズマブ併用で高い有効性と良好な切除率【臨床腫瘍学会2012】 転移性大腸癌のファーストライン治療として、IRIS療法(イリノテカン+S-1)とベバシズマブの併用は有効性が高く、また切除率も良好であることが、HGCSG(北海道消化器癌化学療法研究会)によるフェーズ2試験の追加解析から明らかになった。7月26日から28日に大阪市で開催されている第10回日本臨… 2012/07/27 癌
術前/術後化学療法後のトリプルネガティブ乳癌に対するS-1の12カ月追加治療は実施可能──SBCCSG-14試験の中間解析より【乳癌学会2012】 術前/術後療法を受けたトリプルネガティブ乳癌(TNBC)に対する追加化学療法としてS-1の有効性と安全性を検討したSBCCSG-14試験の中間解析で、12カ月間のS-1継続投与は十分に実行可能性があることが示された。6月28日から熊本で開催された第20回日本乳癌学会総会で、埼玉乳がん臨床研究グループ(… 2012/07/02 癌
進行再発NSCLCの2次治療以降にS-1とイリノテカン併用は有効な選択肢【呼吸器学会2012】 白金系抗癌剤を含む前治療歴のある非小細胞肺癌(NSCLC)に対し、S-1とbiweeklyイリノテカン併用は、治療効果があり、忍容性も認められることが多施設共同フェーズ2試験でわかった。長野赤十字病院呼吸器内科の呉屋裕樹氏らが、第52回日本呼吸器学会学術講演会で発表した。… 2012/04/23 癌
胃癌のS-1術後補助化学療法の継続率低下にCCr値が関連【外科学会2012】 ステージ2/3胃癌の根治的切除後、S-1補助化学療法の継続に、化学療法前のクレアチニンクリアランス(CCr)値が影響することが明らかになった。4月12日から千葉県幕張で開催されている第112回日本外科学会定期学術集会で、神奈川県立がんセンター消化器外科の青山徹氏が発表した。… 2012/04/16 癌
進行直腸癌に対する術前補助化学放射線療法の治療効果が予後と関連する可能性【外科学会2012】 進行直腸癌に対し、S-1とイリノテカン(CPT-11)を用いた術前補助化学放射線療法(NCRT)の病理学的効果と予後の検討から、NCRTの治療効果が予後と関連することが示唆された。4月12日から14日まで千葉市で開催された第112回日本外科学会定期学術集会で、北里大学医学部外科の佐藤武郎氏が発表した… 2012/04/16 癌
S-1が北欧4カ国で発売へ 大鵬薬品工業は、3月21日、S-1(欧州商品名「Teysuno」)を北欧4カ国で販売開始すると発表した。販売は、オランダのNORDIC BV社が行う。 2012/03/22 癌
胃癌術後15%以上の体重減少はS-1継続率低下の危険因子【胃癌学会2012】 術後の15%以上の体重減少は、S-1術後補助化学療法の継続率を決定する唯一の危険因子であることが、レトロスペクティブな解析で明らかになった。2月8日から10日まで大阪市で開催された第84回日本胃癌学会総会で、神奈川県立がんセンター消化器外科の吉川貴己氏らが発表した。… 2012/02/13 癌
難治性転移性腎細胞癌にS-1単剤が高い効果を持つ可能性【ASCO-GU2012】 チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)、サイトカイン療法を受けた経験のある難治性の転移性腎細胞癌に、S-1単剤が有効である可能性が明らかとなった。国内で実施されたフェーズ2試験の結果示されたもの。成果は2月2日から4日にサンフランシスコで開催された2012 Genitourinary Cancers Symposium(ASCO … 2012/02/05 癌
ステージ3の胃癌の術後補助療法にS-1とシスプラチン併用投与を含む方法が有効である可能性【ASCO-GI2012】 ステージ3の胃癌に対する術後補助療法として、S-1とシスプラチン併用投与を含む方法が有効である可能性が明らかとなった。国内の複数施設で実施された臨床試験の結果明らかとなったもの。成果は1月19日から21日に米サンフランシスコで開催された2012 Gastrointestinal Cancer Symposium(ASCO GI… 2012/01/24 癌
ゲムシタビンとS-1併用による術後補助療法は膵癌患者の生存を改善【ASCO-GI2012】 ゲムシタビンとS-1を併用するGS療法は、膵癌の術後補助療法として良好な生存率を示し、有望なレジメンであることが、フェーズ2試験(JSAP-03)で明らかになった。がん研有明病院消化器外科(肝胆膵)の齋浦明夫氏らが、1月19日からサンフランシスコで開催された2012 Gastrointestinal Cancers Sympo… 2012/01/23 癌
進行性胆道癌にゲムシタビンとS-1併用はS-1単剤よりも1年生存率が優れる【ASCO-GI2012】 進行性胆道癌において、ゲムシタビンとS-1併用のGS療法の1年生存率はS-1単剤よりも高いことが、無作為化フェーズ2試験(JCOG0805)で明らかになった。またフェーズ2試験の結果から、GS療法とGC療法を比較するフェーズ3試験が計画されている。国立がん研究センター中央病院肝胆膵腫瘍科の森実千種… 2012/01/23 癌
ステージ3胃癌に対しS-1とドセタキセルの術後補助療法は優れた忍容性【ASCO-GI2012】 D2 リンパ節郭清を伴う根治的胃切除術後のステージ3胃癌に対し、S-1とドセタキセルによる術後補助療法は忍容性が高く、術後6週間以内の患者で実施可能であることがフェーズ2試験(OGSG 0604)で明らかになった。八尾市立病院外科の松山仁氏らが、1月19日からサンフランシスコで開催されている2012… 2012/01/20 癌
胃癌のS-1による術後補助療法の効果はTS、DPD遺伝子の発現度合いで予測できる可能性【ASCO-GI2012】 D2郭清を行った局所進行胃癌の術後補助療法としてS-1を投与する場合、腫瘍内のチミジル酸シンターゼ(TS)とジヒドロピリミジンデヒドロゲナーゼ(DPD)遺伝子の発現が高い患者では、低い患者に比べて、全生存期間が有意に長いことが明らかとなった。S-1の胃癌術後補助療法としての有効性を示した… 2012/01/20 癌
第49回日本癌治療学会学術集会 進行・再発大腸癌治療における経口剤の効果と役割【癌治療学会2011】 熊本大学大学院 消化器外科学教授 馬場秀夫氏 抗VGEF 抗体あるいは抗EGFR 抗体といった分子標的薬の導入により、進行・再発大腸癌患者の生存期間は大きく改善している。現在使用できる薬剤をいかに有効に使い、一次治療、二次治療、三次治療とつないでいくかが、大腸癌治療の課題となっている。… 2011/11/22 癌
局所進行切除不能膵腺癌へのゲムシタビン、S-1、放射線療法併用で高い抗腫瘍効果の可能性【EMCC2011】 局所進行切除不能膵腺癌に、ゲムシタビン、S-1、放射線療法(CRT)を行うことで高い抗腫瘍効果が得られる可能性が明らかとなった。フェーズ1/2試験の結果、示されたもの。1年生存率は76%になり、生存期間中央値は未到達だ。成果は9月23日から27日までスウェーデンストックホルムで開催されたThe … 2011/09/29 癌
「S-1+パクリタキセル→FEC」による術前化学療法はLuminal A乳癌に効果【EMCC2011】 S-1とパクリタキセルの併用療法を行い、その後、FEC療法(5-FU、エピルビシン、シクロホスファミド)を行う術前化学療法は、日本人乳癌患者、特にER/PgR陽性、HER2陰性(luminal A)の乳癌患者において、病理学的奏効率が高く、安全性も認められることが、フェーズ2試験で明らかになった。9月23日… 2011/09/28 癌
胃癌腹膜播種に対するS-1とパクリタキセル腹腔内化学療法のフェーズ3試験が開始【EMCC2011】 腹膜播種を伴う胃癌を対象に、S-1とパクリタキセル経静脈・腹腔内化学療法と、進行胃癌の標準治療であるS-1とシスプラチン併用療法を比較する無作為化フェーズ3試験が10月1日から開始されることが明らかになった。9月23日から27日までスウェーデン・ストックホルムで開催されたEMCC2011で、東京大… 2011/09/28 癌
S-1とドセタキセル術前化学療法後にEC療法やトラスツズマブの逐次投与で進行乳癌のpCR率が上昇【乳癌学会2011】 進行乳癌でS-1とドセタキセルによる術前化学療法の後、病勢安定(SD)もしくは病勢進行(PD)の患者にはEC療法あるいはトラスツズマブ+パクリタキセル療法を行うことで、さらに病理学的完全奏効(pCR)率が上がることが多施設共同臨床試験の中間報告で明らかになった。徳島大学胸部・内分泌・腫… 2011/09/03 癌
第66回日本消化器外科学会総会 膵癌の治療戦略:ゲムシタビンとS-1を使い切る【消化器外科学会】 横浜市立大学附属市民総合医療センター消化器病センター内科 杉森 一哉氏 今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)で、切除不能膵癌の標準薬であるゲムシタビンとS-1、さらにゲムシタビン+S-1(GS療法)を比較したGEST studyの結果が報告された。全生存期間(OS)においてS-1のゲムシタビンに対する非劣性が証明され、経口剤による一次治療という新たな選択肢が増えた。しかしGS… 2011/08/18 癌
第9回日本臨床腫瘍学会学術集会 日本人に最適な胃癌化学療法を考える【臨床腫瘍学会2011】 防衛医科大学校腫瘍化学療法部准教授 市川度氏 日本における胃癌の化学療法として、術後補助療法ではS-1が、切除不能進行・再発胃癌の初回治療ではS-1 +シスプラチン(CDDP)併用のSP 療法が、それぞれ標準治療として推奨されている。しかし、標準治療が決まっている胃癌であるからこそ、現状の課題について検討する必要がある。… 2011/08/12 癌
進行肝細胞癌に対するS-1+ソラフェニブは有望な可能性、フェーズ1試験の結果から【肝癌研究会2011】 進行肝細胞癌に対してS-1+ソラフェニブ併用療法は安全に施行でき、有効な可能性が示された。フェーズ1用量設定試験の結果で、近くフェーズ2臨床試験を開始する予定だ。7月22日から静岡市で開催された第47回日本肝癌研究会で、千葉大学腫瘍内科学の大岡美彦氏が発表した。… 2011/08/10 癌
進行上咽頭癌にドセタキセル、シスプラチン、S-1併用による導入療法とその後の化学放射線療法で高い抗腫瘍効果【臨床腫瘍学会2011】 進行上咽頭癌に対し、ドセタキセルとシスプラチン、S-1の併用(TPS)を導入療法として化学放射線療法に加えることで、毒性を強めることなく、高い抗腫瘍効果を示すことがわかった。7月21日から23日に横浜市で開催された第9回日本臨床腫瘍学会学術集会で、国立がん研究センター東病院消化管腫瘍科… 2011/07/25 癌
エリアレビュー・膵癌・胆道癌 ゲムシタビンとS-1の併用は優位性示せず【ASCO2011】 杏林大学医学部腫瘍内科教授 古瀬純司氏 今回の米国臨床腫瘍学会(ASCO)では、膵癌に関して、ゲムシタビンとS-1の併用をゲムシタビン単独と比較した試験結果が複数報告されました。最も大規模な試験結果として注目したのは、大阪府立成人病センター検診部の井岡達也氏が発表した、日本と台湾で行われたGEST試験です。… 2011/07/19 癌
切除不能胃癌で化学療法奏効例に対する積極的な外科治療で生存が改善【消化器外科学会2011】 切除不能胃癌に対し、S-1とドセタキセルあるいはS-1とシスプラチンによる化学療法を行った後、手術を行うほうが、化学療法単独よりも生存が改善することがレトロスペクティブな解析で示された。第66回日本消化器外科学会総会で、岐阜大学医学部腫瘍外科の山口和也氏らが発表した。… 2011/07/15 癌
進行非小細胞肺癌に対するカルボプラチン/S-1はカルボプラチン/パクリタキセルと生存期間が同等、扁平上皮癌で有望な可能性も【IASLC2011】 進行非小細胞肺癌(NSCLC)のファーストライン治療として、カルボプラチンとS-1の併用療法は、カルボプラチンとパクリタキセルの併用療法と同等の全生存期間(OS)を示し、扁平上皮癌の患者で良好な結果であったことが、無作為化フェーズ3試験(LETS試験)の最新の解析結果から明らかになった。7… 2011/07/06 癌
進行膵癌にゲムシタビンとS-1の併用療法はゲムシタビン単剤をOSで上回れず、S-1はファーストラインで利用可【ASCO2011】 手術不能進行膵癌を対象に、ゲムシタビンとS-1を併用してもゲムシタビン単独投与、S-1単独投与よりも有意に生存期間中央値は延長できないことが明らかとなった。一方、ゲムシタビン単独投与に対するS-1単独投与の非劣性は証明され、手術不能進行膵癌のファーストラインとして利用ができることが明… 2011/06/09 癌
切除不能膵癌にゲムシタビン・S-1併用群がゲムシタビン単独よりもOSを延長する傾向、GEMSAP試験の最終結果【ASCO2011】 切除不能進行膵癌には、ゲムシタビン単独よりもゲムシタビンとS-1を併用する方が有効である可能性が明らかとなった。ゲムシタビン単独投与群とゲムシタビン、S-1併用投与群を比較したGEMSAP試験の最終結果で、併用群が統計学的に有意に1年生存率を上回り、統計学的に有意ではないが全生存期間(OS… 2011/06/06 癌
第83回日本胃癌学会総会 日本の胃癌化学療法の向かうところ【胃癌学会2011】 世界に向けた治療戦略の発信と治療マネジメントの改善を目指す 大腸癌や膵癌と異なり、胃癌の化学療法には世界共通の標準治療が存在しない。切除不能・再発胃癌に対するファーストライン治療として、日本で推奨されているのはS-1 +シスプラチン(CDDP)であり、この併用療法による全生存期間(OS)は1 年を超えることが報告されている。… 2011/04/01 癌
S-1が進行性胃癌の一次治療薬として欧州で承認 大鵬薬品工業は3月15日、経口抗癌剤であるS-1が、3月14日に欧州委員会(EC)よりシスプラチンとの併用で、進行性胃癌患者のファーストライン治療薬として承認を受けたと発表した。今回の承認は、2010年12月17日の欧州医薬品庁(EMA)の勧告に基づいており、欧州連合加盟27カ国と欧州経済地域加盟3カ国… 2011/03/16 癌
エリアレビュー・上部消化器癌 進行胃癌の治療の流れが徐々に見えてきた【ASCO GI2011】 三沢市立三沢病院院長 坂田優氏 今回の2011 Gastrointestinal Cancers Symposium(ASCO GI)で、進行胃癌の治療の流れが徐々に明確になって来たと思います。まずネオアジュバント療法で腫瘍を縮小させて、手術を施行する。そしてS-1を用いてアジュバント療法を施行する。切除不能例または再発例に対しては、S-1とシスプラチンも… 2011/03/10 癌
経口摂取不能胃癌に対する5-FUやタキサンを中心とした治療で4割が経口摂取改善【胃癌学会2011】 経口摂取不能胃癌は、PS不良や腹膜転移例が多く予後不良だが、経口摂取不良のみでは有意な予後不良因子にはならず、静注薬を主体とした初回化学療法により39%の症例に経口摂取改善が得られることが示された。3月3日から三沢市で開催された第83回日本胃癌学会総会で、愛知県がんセンター中央病院… 2011/03/09 癌
幽門狭窄を合併した切除不能胃癌に対するバイパス術はS-1治療が可能となり有用【胃癌学会2011】 幽門狭窄を合併したT4b切除不能胃癌に対するバイパス術は、経口抗癌剤であるS-1を用いた化学療法が施行可能となり、摂食状況も改善することから有効な治療戦略の1つであることが示された。3月3日から三沢市で開催された第83回日本胃癌学会総会で、市立堺病院外科の松嶋祐子氏が発表した。… 2011/03/08 癌
術後の再発後はS-1投与で予後改善の傾向、ACTS-GC試験の後向き解析【胃癌学会2011】 術後補助療法としてS-1を投与した群でも、手術単独群でも、再発後にS-1を含む化学療法を行ったほうが生存期間は良好となることが、ACTS-GC試験のデータ解析で明らかになった。愛知県がんセンター中央病院消化器外科の伊藤誠二氏らが、3月3日から5日に青森県三沢市で開催された第83回日本胃癌学会… 2011/03/07 癌
腹腔洗浄液診断陽性の胃癌にドセタキセル術前腹腔内投与とS-1全身投与の併用は有効で安全【胃癌学会2011】 腹腔洗浄液診断陽性(CY1)胃癌に対して、ドセタキセルを用いた術前腹腔内化学療法とS-1による全身化学療法の併用は、有効で安全性も高い可能性が明らかになった。大阪大学大学院医学系研究科外科学講座消化器外科学の藤原義之氏らが、3月3日から5日に青森県三沢市で開催された第83回日本胃癌学会総… 2011/03/07 癌
進行胃癌に対するS-1とドセタキセル併用はS-1単剤よりTTPを有意に延長、OSは患者全体では延長効果示せず【ASCO GI 2011】 化学療法未施行の進行胃癌を対象にS-1とドセタキセルを併用投与することは、S-1のみを投与する場合に比べて腫瘍が増悪するまでの時間(TTP)、奏効率は有意に優れることが明らかとなった。また、最初から層別化されていた腫瘍量が少ない測定不能群で分けると、全生存期間(OS)、TTPともにS-1とド… 2011/01/21 癌
治療歴がある進行乳癌患者にS-1とイリノテカンの併用が安全で有効な可能性【SABCS2010】 国内で消化管の悪性腫瘍に用いられているイリノテカンとS-1の併用療法(IRIS療法)は、進行または転移性の乳癌でアントラサイクリンやタキサンで前治療を受けている患者において、忍容性は良好で有効なことがパイロットスタディで示された。12月8日から12日まで米国サンアントニオで開催されたサ… 2010/12/14 癌
S-1が欧州で進行性胃癌のファーストラインとして承認肯定意見取得 大鵬薬品工業は12月20日、経口抗癌剤であるS-1(欧州申請商品名:Teysuno)が、欧州医薬品庁(EMA)の一部門である欧州医薬品委員会(CHMP)から12月17日に進行性胃癌のファーストライン治療薬として、承認を肯定する見解を受けたと発表した。… 2010/12/21 癌
進行・再発肺腺癌にゲフィチニブとS-1併用療法は安全に施行でき有効の可能性も【肺癌学会2010】 進行・再発肺腺癌に対する二次、三次治療として、ゲフィチニブとS-1併用療法は安全に行うことができ、かつ有効性も期待できることがフェーズ1試験で示された。近畿大学医学部附属病院腫瘍内科の清田秀美氏らの研究グループが、11月3日、4日と広島市で開催された第51回日本肺癌学会総会(JLCS2010… 2010/11/08 癌
切除不能・再発胆道癌に対するGEMとS-1の有効性と安全性を一般臨床で検討【癌治療学会2010】 切除不能・再発胆道癌に対するゲムシタビン(GEM)およびS-1のシークエンシャル投与は、一般臨床においても忍容性があり、有効な治療と考えられる結果が示された。10月28日から30日まで京都市で開催された第48回日本癌治療学会学術集会(JSCO2010)で、神奈川県立がんセンター消化器内科の小林智… 2010/11/02 癌
進行直腸癌に対する術前化学放射線療法が有効で安全な可能性【癌治療学会2010】 進行直腸癌に対する術前化学放射線療法は、欧米では標準治療に位置付けられているが、国内では有効性と安全性のエビデンスが十分得られていないことなどから、標準治療とされていない。今回、S-1とイリノテカン(CPT-11)を用いた術前化学放射線療法のフェーズ1・2試験から、観察期間4年(中央値… 2010/11/01 癌
S-1の胃癌術後補助療法は5年間追跡結果でも有効性示す、標準療法であることが再確認【ESMO2010】 日本人のステージ2、3の胃癌を治癒切除(D2郭清)したあと、S-1を術後補助療法として1年間投薬すると、5年後の全生存率はS-1を投薬しなかった群に比べて有意に優れることが明らかとなった。1059名の患者を対象に、手術のみの群と手術後S-1を服薬する群に無作為に割り付けて比較するフェーズ3試験… 2010/10/15 癌
胃切除後の腹膜播種例にS-1とドセタキセルによる交替療法は有効【消化器外科学会2010】 胃切除後に腹膜播種が認められた患者に対し、S-1とドセタキセルを交互に投与することで、治療継続が可能になることが示された。日本医科大学外科・消化器外科の金沢義一氏らが、7月14日から16日まで下関市で開催された日本消化器外科学会で発表した。… 2010/07/23 癌
進行再発乳癌に対するS-1投与で長期の病勢安定も可能【乳癌学会2010】 進行または再発乳癌で、肺転移単独あるいはリンパ節転移単独の患者では、S-1単独あるいはS-1とトラスツズマブの併用で、長期間の病勢安定が可能になることが確認された。日本大学医学部乳腺内分泌外科の榎本克久氏らが、6月24、25日に札幌で開催された第18回日本乳癌学会学術総会で発表した。… 2010/06/30 癌
切除不能進行膵癌にゲムシタビン・S-1併用投与は、ゲムシタビン単剤投与よりPFSを有意に延長【ASCO2010】 切除不能進行膵癌にはゲムシタビン単独よりもゲムシタビンとS-1を併用する方が有効な可能性が明らかとなった。ゲムシタビン単独投与群とゲムシタビン、S-1併用投与群を比較したGEMSAP試験で、併用群が統計学的に有意に無増悪生存期間(PFS)を延長した。成果は6月4日から8日にシカゴで開催されて… 2010/06/06 癌
80歳以上の超高齢者の非小細胞肺癌でS-1単剤療法が安全で有効な可能性【呼吸器学会2010】 S-1単剤療法は、80歳以上の高齢者の非小細胞肺癌(NSCLC)に対し認容性があり、有効な選択肢となる可能性が示された。4月23日から25日まで京都市で開催された第50回日本呼吸器学会学術講演会で、高知県・高知市病院企業団立高知医療センター呼吸器アレルギー科の浦田知之氏が発表した。… 2010/04/26 癌
転移性胃癌にS-1、イリノテカン、オキサリプラチンの3剤併用が高い効果【AACR2010】 転移性胃癌に対してS-1、イリノテカン、オキサリプラチンを併用投与するTIROXレジメンがファーストラインとして有効であることが報告された。韓国で行われたフェーズ2試験で示されたもの。成果は4月17日から21日までワシントンD.C.で開催された米国癌研究会議(AACR)で、韓国National Cancer Cen… 2010/04/22 癌
腹膜播種を伴う胃癌にS-1とパクリタキセルの経静脈・腹腔内併用療法は高効果 腹膜播種を伴う胃癌にS-1とパクリタキセルの経静脈・腹腔内併用療法が効果の高い治療法であることが明らかとなった。成果は2月19日から20日に福岡市で開催された日本消化管学会で、東京大学大学院医学系研究科腫瘍外科の石神浩徳氏が発表した。石神氏らは、パクリタキセルの腹腔内投与を高度医療… 2010/02/23 癌
進行胃癌に対するSOXレジメンのOS中央値は16カ月超【ASCO GI】 進行胃癌にオキサリプラチンとS-1を併用するSOXレジメンを、ファーストラインとして実施することが有望である可能性が改めて示された。国内で行われたフェーズ2試験の全生存期間中央値が初めて明らかとなり、良好な結果が得られたため。S-1とシスプラチンと併用する場合に問題となる毒性は、SOXレ… 2010/01/26 癌
消化器癌の化学療法最前線【臨床腫瘍学会2009】 大腸癌にも広がるS-1治療、まもなく第3相試験が開始 さまざまな化学療法薬が開発され、消化器癌の予後は改善されてきた。胃癌ではS-1を中心としたレジメンが現段階の標準療法と位置づけられている。大腸癌でもS-1を併用した臨床試験が着々と進められており、まもなく転移性大腸癌に対する第3相試験「SOFT」が開始される。大腸癌においてもS-1が標準… 2009/04/14 癌
第81回日本胃癌学会総会 【訂正】胃癌化学療法の現状と今後【胃癌学会2009】 日本からどのようなエビデンスづくりをすべきか? わが国の胃癌化学療法はS-1を中心に標準的治療が確立しつつある。海外で行われたFLAGS試験でS-1+シスプラチンの優越性は証明されなかった。しかし、この結果のみで日本で得られたエビデンスが揺らぐことはなく、改訂中の「胃癌治療ガイドライン(案)」でも、切除不能再発胃癌の初回治療にはS-1… 2009/03/25 癌
非小細胞肺癌のセカンドライン、サードラインの治療としてドセタキセルとS-1の併用は有望【肺癌学会2009】 ドセタキセルとS-1の併用療法は、再発または前治療が無効だった非小細胞肺癌患者に対するセカンドライン、サードラインの治療として有効かつ安全と考えられる。11月12日から13日に東京都で開催された第50回日本肺癌学会総会で、京都大学医学部附属病院外来化学療法部の挾間恵氏がフェーズ2試験の… 2009/11/19 癌
高齢者の局所進行非小細胞肺癌に対する化学放射線療法の意義を検討【肺癌学会2009】 高齢者の局所進行非小細胞肺癌に対するS-1を用いた化学放射線療法は安全で有効と考えられる結果が、フェーズ1試験から得られた。11月12日から13日に東京都で開催された第50回日本肺癌学会総会で、岡山労災病院呼吸器内科の藤本伸一氏が岡山肺癌治療研究会を代表して発表した。… 2009/11/19 癌
進行胃癌で5-FU/l-ロイコボリンはS-1投与の困難例に有用な可能性 進行胃癌を対象に5-FU/l-ロイコボリン(アイソボリン)と S-1のファーストライン治療を比較した無作為化フェーズ3試験で、S-1に対する5-FU/l-ロイコボリンの非劣性が示された。愛知県がんセンター消化器内科部の沢木明氏(写真)らが、9月20日から24日までドイツ・ベルリンで開催されている第15回… 2009/09/24 癌
転移性大腸癌にIRIS療法とベバシズマブの併用が有効である可能性 転移性大腸癌にイリノテカンとS-1を併用するIRIS療法に抗血管内皮成長因子抗体ベバシズマブを併用することが有効である可能性が明らかとなった。国内で行われたフェーズ2試験で安全性には問題がなく、抗腫瘍効果も確認された。成果は9月20日から24日までドイツ・ベルリンで開催されている第15回欧… 2009/09/24 癌
IRIS療法は転移性大腸癌のセカンドラインとしてFOLFIRIに対する非劣性が証明 転移性大腸癌のセカンドライン療法であるイリノテカンにS-1を併用するIRIS療法は、標準療法の1つであるFOLFIRI療法に対して、無増悪生存期間(PFS)において非劣性であることが明らかとなった。国内で行われた進行大腸癌を対象とした初めてのフェーズ3試験FIRISで示されたもの。イリノテカンと経… 2009/09/23 癌
NSCLCのセカンドライン治療としてゲムシタビンとS-1が有用の可能性 抗癌剤のS-1とゲムシタビンの併用が非小細胞肺癌(NSCLC)のセカンドラインの治療法として有効である可能性が示された。国内でのフェーズ2試験の結果、明らかになった。成果は、7月31日からサンフランシスコで開催されている世界肺癌学会で、胸部腫瘍臨床研究機構(TORG)を代表して、千葉大学大… 2009/08/04 癌
S-1は高齢者の進行NSCLC患者に安全で有効 経口5FU製剤のS-1が75歳以上の高齢の進行非小細胞肺癌(NSCLC)患者に安全で有効である可能性が示された。日本で行われたフェーズ1/2試験の結果、明らかになった。三豊総合病院の南木伸基氏(写真)が8月1日、サンフランシスコで開催されている世界肺癌学会のポスターセッションで発表した。… 2009/08/02 癌
進行胃癌にSOXレジメンが有望 横山勇生=日経メディカル別冊 進行胃癌にオキサリプラチンとS-1を併用するSOXレジメンがファーストラインとして有望である可能性が明らかとなった。国内で行われたフェーズ2試験の結果、示されたもの。成果は5月28日から6月2日オーランドで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)で、大阪医科大学化学療法センターの瀧内比呂也氏… 2009/06/12 癌
進行頭頸部癌にドセタキセル、シスプラチン、S-1の併用療法が有効 局所進行または再発/転移性頭頸部癌にドセタキセル、シスプラチン、S-1の併用療法(TPS療法)が有効であることがわが国で行われたフェーズ1試験の結果、明らかとなった。化学療法及びその後の化学放射線療法で高い効果を示した。… 2009/06/09 癌
進行膵癌対象IRIS療法のフェーズ2が既に開始 進行膵癌にイリノテカンとS-1を併用投与するIRIS療法のフェーズ2臨床試験(P-IRIS)を、ヤクルトが今年初めに開始したことが明らかとなった。5月7日から9日まで札幌市で開催されている日本消化器病学会総会で、北海道大学病院腫瘍センター第三内科の小松嘉人氏が、進行膵癌にIRIS療法を行ったパイ… 2009/05/08 癌
S-1治療は転移性腎癌の病勢をコントロールする可能性【泌尿器科学会2009】 サイトカイン療法が無効となった転移性腎細胞癌に対し、胃癌の標準治療として使用されているS-1(テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)が有効である可能性が、後期フェーズ2試験で明らかになった。北海道大学腎泌尿器外科の篠原信雄氏らが、4月16日~19日に岡山市で開催された第97回… 2009/04/24 癌
進行膵臓癌に化学療法と樹状細胞療法が有用な可能性 進行膵臓癌に、ゲムシタビン、S-1による化学療法と、膵臓癌関連抗原を利用した樹状細胞療法の併用が有効である可能性が示された。少人数の患者への投与で効果が確認されたもの。成果は4月18日から22日にデンバーで開催されている米国癌研究会議(AACR)で、武蔵野大学薬物療法学客員教授でバイオベ… 2009/04/22 癌
膵癌切除後、ゲムシタビン+S-1術後補助化学療法が有効【外科学会2009】 浸潤性膵管癌に対する全身化学療法としては、既にゲムシタビン、S-1の有効性が示されている。しかし、術後補助化学療法や再発時の治療における位置づけはまだ明確ではない。第109回日本外科学会定期学術集会で、信州大学消化器外科の中田岳成氏は、ゲムシタビンの術後補助化学療法、およびゲムシ… 2009/04/10 癌
大腸癌に対するわが国のTEGAFIRIレジメンはイリノテカンが低量だが効果は同等【外科学会2009】 進行・再発大腸癌に対して、テガフールウラシルにイリノテカンを併用するTEGAFIRIレジメンを、日本で許容される最大投与量で実施したところ、投与量が多い海外のTEGAFIRIレジメンによる結果と同程度の効果であることが明らかになった。TEGAFIRIレジメンは、進行・再発大腸癌のセカンドライン以降… 2009/04/06 癌
進行胆道癌に対するゲムシタビン+S-1併用療法の有効性と安全性が明らかに【日本臨床腫瘍学会2009】 非切除および術後再発胆道癌に対するゲムシタビンとS-1の併用療法は、忍容性が高く有効な治療法と考えられる。この結論は、第2相多施設共同試験の最終結果によるもの。3月20、21日に名古屋市で開催された第7回日本臨床腫瘍学会学術集会のプレナリーセッションで、東京大学医学部附属病院消化器内… 2009/03/27 癌
減量や投与スケジュールの変更でS-1術後補助化学療法の完遂が可能に【日本臨床腫瘍学会2009】 胃癌術後補助化学療法としてのS-1単独療法は、減量や投与スケジュールの変更で多くは治療完遂が可能、減量が必要な時期は、多くの場合3カ月以内であり、この期間には特に慎重な対応が必要--3月20、21日に名古屋市で開催された第7回日本臨床腫瘍学会学術集会の一般口演で、国立がんセンター中央… 2009/03/27 癌
S-1抵抗性胃癌の3次治療でイリノテカン+シスプラチンおよびパクリタキセル単剤は有用【日本臨床腫瘍学会2009】 S-1治療が不応となった進行・再発胃癌に対する三次治療として、イリノテカンとシスプラチン併用、およびパクリタキセル単剤は、いずれも腫瘍抑制効果が認められることが、レトロスペクティブな分析で確認された。兵庫県立がんセンター消化器科の津田政広氏らが、3月20日から21日に名古屋市で開催… 2009/03/27 癌
大腸癌対象にFOLFOX+ベバシズマブとSOX+ベバシズマブを比較するフェーズ3が近く開始【日本臨床腫瘍学会2009】 切除不能大腸癌患者で、FOLFOX+ベバシズマブを投与する群とSOX(S-1とオキサリプラチンの併用)+ベバシズマブを投与する群を比較するランダム化フェーズ3臨床試験SOFTが近くわが国で開始されることが明らかとなった。現在の大腸癌のファーストラインであるmFOLFOX6+ベバシズマブ療法に対しSOX+… 2009/03/25 癌
切除不能大腸癌にSOLレジメンが有用な可能性【臨床腫瘍学会2009】 S-1、ロイコボリン、オキサリプラチンを併用するSOLレジメンが切除不能大腸癌に有用である可能性が示された。フェーズ1/2臨床試験のフェーズ1試験の部分で、3剤のそれぞれの通常の量で用量制限毒性が6人中1人しか現れず、6人全員に部分奏効(PR)が得られた。成果は3月20日と21日に開催された日本… 2009/03/23 癌
腹膜播種持つ胃癌にS-1とパクリタキセルの経静脈・腹腔内併用療法が有効【胃癌学会2009】 腹膜播種を伴う胃癌にS-1とパクリタキセルの経静脈・腹腔内併用療法が有効でかつ安全性の高い治療法であることが、国内で行われたフェーズ2試験の結果、明らかとなった。成果は3月4日から6日に都内で開催された第81回日本胃癌学会総会で、東京大学大学院医学系研究科腫瘍外科助教の石神浩徳氏が発… 2009/03/11 癌
DCS療法で手術不能転移性胃癌患者の25%が手術可能に【胃癌学会2009】 手術不能転移性胃癌患者にS-1、シスプラチン、ドセタキセルの3剤併用療法(DCS療法)が高い効果を示し、25%の患者で手術可能となったことが明らかとなった。DCS療法は手術不能胃癌を対象としたフェーズ2臨床試験で、既に高い効果を持つことが、同じ研究グループによって昨年の米国臨床腫瘍学会(… 2009/03/06 癌
第46回日本癌治療学会総会 胃癌化学療法の今【癌治療学会2008】 均てん化とグローバル化をどう両立させるか 昨年6月の米国臨床腫瘍学会(ASCO2007)で、5-FUに対するイリノテカン+シスプラチンの優越性とS-1の非劣性を検討するJCOG(日本臨床腫瘍研究グループ)9912試験と、S-1とS-1+シスプラチンとを比較するSPIRITS試験の結果が発表された。さらに今年1月のASCO GI(Gastrointestinal Cancers Symposi… 2008/12/08 癌
第6回日本臨床腫瘍学会学術集会 胃癌術後の補助療法と最新の知見【臨床腫瘍学会2008】 胃癌ガイドラインを変えた新たなエビデンス 胃癌の術後補助化学療法に関しては、長年にわたり数多くの臨床試験が実施され、その有効性が検討されてきた。手術単独と化学療法の比較、あるいは化学療法同士の比較を行ったこれまでの試験では、術後補助化学療法の有効性を示す根拠は少なく、標準治療といえるほどのエビデンスは得られていなか… 2008/04/09 癌
第80回日本胃癌学会総会 ACTS-GCで変わる胃癌の術後補助化学療法 【胃癌学会2008】 S-1を軸に、患者にどう長期投与していくかがカギ 2007年11月、NEJMに掲載された一つの論文に世界が注目した。ステージII、IIIの胃癌治癒切除術後、補助化学療法としてS-1(テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤)の投与の効果を検討した大規模な臨床試験、ACTS-GCの中間解析の結果だ。それは、3年生存率、3年無再発生存率ともに、S-… 2008/03/19 癌
第49回日本肺癌学会総会 シスプラチンとS-1の併用は非小細胞肺癌全体に有効な可能性【肺癌学会2008】 シスプラチンと経口5FU系抗癌剤のS-1の併用は、非小細胞肺癌の組織型に関係なく効果を発揮する可能性があることが明らかとなった。未治療進行非小細胞肺癌患者を対象にシスプラチン、S-1の併用投与を行った2つの治験の統合解析データが示されたもの。詳細は、11月13日から14日に北九州市で開催さ… 2008/11/18 癌
第46回日本癌治療学会総会 大腸癌へのベバシズマブ+イリノテカン+S-1のフェーズII試験の中間評価が発表【癌治療学会2008】 2007年から手術不能な進行・再発大腸癌に対し、分子標的薬のベバシズマブが使用できるようになった。そこで、17施設が参加する北海道消化器癌化学療法研究会(HGCSG)では、ベバシズマブ+イリノテカン+S-1療法の安全性と有効性を確認するフェーズII臨床試験を計画、この中間評価を北海道大学腫… 2008/11/11 癌
第46回日本癌治療学会総会 大腸癌へのS-1・イリノテカン・ベバシズマブ併用療法は忍容可能【癌治療学会2008】 進行・再発大腸癌を対象に経口5FU系抗癌剤のS-1とイリノテカン、ベバシズマブを併用する(SIRB)レジメンは、安全に投与できる可能性が明らかとなった。これはフェーズ2試験の中間報告で、10月30日から11月1日まで名古屋市で開催された日本癌治療学会で、国立がんセンター中央病院の山田康秀氏に… 2008/11/10 癌
第46回日本癌治療学会総会 高齢者の胃癌にはS-1単剤が標準治療に成りうる可能性【癌治療学会2008】 進行・再発胃癌に対して最初に行う標準治療としては、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(S-1)とシスプラチンの併用が挙げられる。しかし、75歳以上の高齢者では、S-1のみの投与で十分な有効性が示されたと、東京癌化学療法研究会の樋口勝彦氏が、第46回日本癌治療学会総会で発… 2008/11/07 癌
第46回日本癌治療学会総会 進行胃癌にドセタキセルとS-1 による術後補助化学療法は有効【癌治療学会2008】 病期2期から3B期の胃癌において、術後補助化学療法としてのドセタキセルとS-1の併用が有効であることが明らかになった。10月30日から11月1日に名古屋市で開催された第46回日本癌治療学会総会で、九州大学大学院消化器・総合外科の遠藤和也氏らが発表した。… 2008/11/05 癌
胃癌対象にTSU-68、S-1、シスプラチン併用臨床試験が近く開始【癌治療学会2008】 進行胃癌を対象に、分子標的型抗癌剤であるTSU-68とS-1、シスプラチンをファーストラインとして投与する臨床試験が近く開始されることが明らかとなった。 2008/11/04 癌
ゲムシタビンの胆道癌への効果は部位によって違う可能性【JDDW2008】 現在、治癒切除できない胆道癌に対し、ゲムシタビンおよびテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(S-1)が使用できる。ただし、胆道癌は、肝内胆管癌と肝外胆管癌(肝門部胆管癌を含む)に分かれており、癌の部位によって予後に差があることが明らかになっている。こうしたことから、… 2008/10/07 癌
局所進行切除不能膵癌にS-1と放射線の併用が有用な可能性【JDDW2008】 局所進行切除不能膵癌に対してS-1の投与と放射線照射の併用が有効である可能性が、わが国でのフェーズ2臨床試験で明らかとなった。結果は10月1日から4日に都内で開催されたJDDW2008で鹿児島大学大学院・腫瘍制御学の新地洋之氏によって発表された。… 2008/10/06 癌
S-1が進行・再発子宮頸癌に有効性示す【ESMO2008】 5FU系抗癌剤のS-1が進行または再発子宮頸癌に有効である可能性が、わが国で行われたフェーズ2臨床試験の結果、明らかとなった。成果は9月12日から16日にストックホルムで開催された欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で大阪府立成人病センター婦人科部長の上浦祥司氏によって発表された。… 2008/10/03 癌
ドセタキセルとS-1の併用は進行非小細胞肺癌に有望【ESMO2008】 ドセタキセル(DOC)とS-1の併用レジメンにより、進行性の非小細胞肺癌(NSCLC)に有望な活性がみられ、毒性も中等度であることがフェーズ1および2の試験結果から明らかになった。9月12日から16日にスウェーデン・ストックホルムで開催された欧州臨床腫瘍学会(ESMO)で、日本医科大学付属病院の… 2008/09/22 癌
S-1とイリノテカンの併用が進行肺癌標準治療の代替に有望 治療歴のない進行肺癌患者に、いずれも他の種類の癌の治療に主に用いられているS-1とイリノテカンを併用すると、プラチナ製剤ベースの標準治療と同等以上の効果が期待でき、副作用は小さい可能性が示された。フェーズII試験の詳細は、近畿大学医学部の岡本勇氏らによってClinical Cancer Research… 2008/08/18 癌
切除不能の非小細胞肺癌にシスプラチン、S-1、放射線の併用が有効 抗癌剤治療を受けたことのない切除不能の進行性非小細胞肺癌(NSCLC)患者において、S-1とシスプラチンの併用療法に放射線治療を加えると、高い効果と安全性を持つことが明らかになった。成果は、5月30から6月3日にシカゴで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)で、癌研有明病院(東京都江東区)呼… 2008/07/01 癌
手術不能胃癌にS-1・シスプラチン・ドセタキセルの併用が有効 抗癌剤治療、放射線治療を受けたことのない手術不能転移性胃癌患者にS-1、シスプラチン、ドセタキセルの3剤併用療法(DCS療法)が高い効果を示すことがわが国で行われたフェーズ2臨床試験の結果、明らかとなった。31人の患者中7人がダウンステージングとなり、5人が切除可能だった。成果は5月30日… 2008/06/17 癌
進行胃癌対象に3つの化学療法を比較した試験データで遺伝子と効果の関係を解析開始【消化器病学会2008】 国立がんセンター中央病院の山田康秀氏は、日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)が行った進行胃癌に対する大規模臨床試験のサンプルを集め、薬物代謝関連酵素など約10個の遺伝子の発現と治療効果の関係を調べる研究に着手していることを明らかにした。5月8日から10日に福岡市で開催されている日本消… 2008/05/09 癌
第6回日本臨床腫瘍学会学術集会 進行膵臓癌にIRIS療法が有効な可能性【臨床腫瘍学会2008】 進行膵臓癌にイリノテカンとS-1を併用投与するIRIS療法が有効で、認容性も良好な可能性が示唆された。これは進行膵癌患者16人を対象としたパイロット臨床試験で、結果は3月20日から21日に福岡市で開催された日本臨床腫瘍学会で三沢市立三沢病院内科・化学療法科の設楽紘平氏によって発表された。… 2008/03/26 癌
第6回日本臨床腫瘍学会学術集会 切除不能進行膵癌へのセカンドライン薬剤としてS-1が期待【臨床腫瘍学会2008】 切除不能進行膵癌の標準療法であるゲムシタビン(GEM)に加え、S-1の普及で進行膵癌の予後改善が示唆された。3月20から福岡市内で開催された第6回日本臨床腫瘍学会学術集会で東京大学消化器内科の中井陽介氏によって発表された。… 2008/03/26 癌
進行胃癌へのファーストライン化学療法はS-1とシスプラチンの併用【胃癌学会2008】 切除不能進行胃癌に対して、ファーストラインとしてどのような治療を行うのか。今まで明確になってはいなかったこの大きな課題にようやく結論が出た。日本における3件の臨床試験結果に基づいた結果、S-1とシスプラチンの併用が、当面のコンセンサスとなった。… 2008/03/13 癌
胃癌患者対象にスニチニブ、S-1、シスプラチンを併用投与するフェーズI/II試験が6月から開始 胃癌患者を対象にマルチキナーゼ阻害剤のスニチニブと経口5-FU系抗癌剤のS-1、白金系抗癌剤のシスプラチンを併用投与するフェーズI/II臨床試験が6月から国内で開始されることが明らかとなった。フェーズI試験は2007年11月から実施されている。胃癌患者に5-FU系抗癌剤と白金系抗癌剤を併用投与する… 2008/03/05 癌
幽門狭窄を伴う切除不能胃癌で、胃空腸吻合術後S-1が予後改善【胃癌学会2008】 幽門狭窄により経口摂取が難しい状態にある切除不能胃癌患者の治療は、抗癌剤の静脈内投与が主となり、症状改善に困難を伴うことが多い。こうした患者に対し、胃空腸吻合術を行い、さらにTS-1を服用してもらったところ、他の化学療法を行った患者に比べ、生存期間の延長および在宅療養期間の延長… 2008/03/04 癌
第80回日本胃癌学会総会 胃癌の術後補助化学療法に対する地域連携パス運用の秘訣とは【胃癌学会2008】 函館五稜郭病院診療部長兼外科科長である高金明典氏は、ステージII~IIIBの胃癌の根治切除を受け、S-1の術後補助化学療法を受ける患者を対象とした地域連携パス運用のコツを、2月27日から開催されている第80回日本胃癌学会総会のポスターセッションで紹介した。… 2008/03/03 癌
第80回日本胃癌学会総会 進行胃癌対象にS-1、シスプラチン、ソラフェニブの併用フェーズI/II試験が近く開始【胃癌学会2008】 進行胃癌を対象にS-1、シスプラチン、ソラフェニブを併用するフェーズI/II試験が、近く日韓中3カ国の4施設で開始されることが明らかとなった。2月28日から29日に横浜市で開催されている第80回日本胃癌学会総会のシンポジウム「切除不能進行胃癌に対する化学療法の新時代」の中で、国立がんセンタ… 2008/02/29 癌
第80回日本胃癌学会 高齢者の進行・再発胃癌でもS-1は有効【胃癌学会2008】 75歳以上の高齢者の進行・再発胃癌でも、腎機能を考慮して投与量を設定することで、S-1(商品名「TS-1」)による化学療法は安全に利用でき、また臨床効果も期待できることが確認された。これは、東京がん化学療法研究会(消化器グループ)が行った臨床試験の結果で、日本胃癌学会のポスターセッシ… 2008/02/29 癌
日本胃癌学会ガイドライン作成委員会がガイドライン改訂時に掲載される新たなエビデンスを公開 日本胃癌学会ガイドライン作成委員会は、胃癌治療ガイドラインの内容に変化を与える研究の結果を、胃癌学会のホームページで公開した。 2008/02/20 癌
第4回日本消化管学会 食道癌化学放射線療法終了後、S-1の継続投与が効果を発揮 手術のできない進行食道癌に対し、化学放射線療法が一般的に施行されている。根治的な化学放射線療法後、追加でどのような化学療法をどの程度の期間行うべきかどうか、まだ十分なコンセンサスは得られていない。滋賀医科大学消化器内科の畑和憲氏はこうした患者にテガフール・ギメラシル・オテラ… 2008/02/14 癌
2008 GASTROINTESTINAL CANCER SYMPOSIUM(ASCO GI) 進行胃癌対象フェーズIIIでイリノテカンとS-1の併用は全生存でS-1単独を上回ることが示せず 進行胃癌を対象にファーストラインとして、イリノテカンとS-1の併用療法(IRI-S)とS-1単独投与を比較したフェーズIII臨床試験の結果が明らかとなった。IRI-S群は生存期間中央値でS-1単独投与群を上回ったが、全生存期間(OS)では統計学的な有用性を示すことができなかった。成果は1月25日から27… 2008/01/28 癌
第45回日本癌治療学会総会 国内の進行再発胃癌の化学療法はS-1がスタンダードに 日本発のエビデンスの世界的評価は来年以降に 米国臨床腫瘍学会(ASCO)で毎年報告される新たな臨床試験の結果は、日本を含め世界各国の医療現場に多大な影響を与える。長期生存率の低い切除不能・進行再発胃癌に対する化学療法についても同様で、新しいレジメンの検討が進められ、ASCOでも議論されているが、いまだ決め手がないのが実情だ。… 2007/11/15 癌
胃癌の術後S-1投与は生存率を高め再発を抑制 日本の109の医療機関が参加したACTS-GCの結果より 胃癌患者に対する術後補助療法の有効性は、用いた術式によって異なるが、日本では現在、D2リンパ節郭清が標準術式となっている。D2郭清を受けた患者に術後1年間経口フッ化ピリミジン系抗腫瘍薬S-1を投与した場合と、術後補助療法なしの場合を比較する大規模試験ACTS-GCの結果、S-1投与群で3年時の… 2007/11/09 癌
【再掲】S-1の有用性を決めるのはCYP2A6遺伝子多型と成分のギメラシル CYP2A6遺伝子多型が、S-1の配合成分であるテガフールから5-FUへの変換に関与していること、さらに5-FUの体内での代謝はギメラシルの血中濃度によって決められることが確認された。埼玉医科大学臨床腫瘍科の藤田健一氏らが、第43回米国臨床腫瘍学会で発表した。これは、CYP2A6遺伝子多型が、S-1の… 2007/06/05 癌
進行胃癌におけるS-1とシスプラチンの併用、S-1単独より全生存を改善 進行胃癌に対するS-1とシスプラチンの併用は、S-1単独投与よりも、全生存期間、無病生存期間とも有意に長く、また奏効率は有意に高いことが、日本の多施設ランダム化フェーズ3臨床試験(SPIRITS試験)で明らかになった。広島大学大学院教授の楢原啓之氏(写真)が6月3日、第43回米国臨床腫瘍学会… 2007/06/04 癌