NEJM誌から 市中肺炎への抗菌薬はβラクタム単剤でよい オランダから新たな報告、CAP-START試験でマクロライド併用、ニューキノロン単剤と90日死亡率に有意差なし オランダUtrecht大学医療センターのDouwe F. Postma氏らは、90日総死亡率を指標として、(1)βラクタム系抗菌薬の単剤投与、(2)βラクタム系抗菌薬とマクロライド系抗菌薬の併用、(3)ニューキノロン系抗菌薬の単剤投与──という3つの治療戦略の有効性と安全性を比較する非劣性試験を実施。… 2015/04/20 感染症
日経メディカル2012年12月号「特集 今冬の感染症はここを押さえろ!」転載 Vol.8 【細菌性肺炎】高齢者は嫌気性菌を念頭に 小児では新薬の使い分けが鍵 高齢の肺炎患者は、耐性菌感染や誤嚥性肺炎のリスクが高い。「医療・介護関連肺炎(NHCAP)」への適切な対応も求められている。小児肺炎では、耐性菌に効く「切り札」の新薬をどう使うかがポイントだ。… 2012/12/20 感染症
「肺炎疑い」のうち本当の「肺炎」は約5割? マイコプラズマ肺炎は、例年、秋から冬にかけて流行しますが、今年は夏に感染が拡大し、これから勢いが一段と増しそうです。流行のパターンは年によって異なるようですが、昨年はどうだったのでしょうか。マイコプラズマ肺炎以外にも、ICD10分類で見ると、細菌性の肺炎や病原体不詳の肺炎などがあ… 2011/10/21 感染症
新型インフルエンザA/H1N1 新型インフルエンザ、死亡例の3割に細菌感染 CDCが死亡例の呼吸組織を分析、最多は肺炎球菌 新型インフルエンザでも、季節性インフルエンザのような2次性の細菌性肺炎が起きる―。米疾病管理センター(CDC)の研究者らの分析結果が、疫学週報(MMWR)に掲載される。分析結果は、週報に先立ち、電子版で発表された。… 2009/09/30 感染症
【連載第3回】 重症化した患者にはこう対応 日本でも、8月に入って新型インフルエンザによる重症例、死亡例が次々と報告されている。中には、リスクファクターを持たなくても重症化する患者もおり、いかに重症化する患者を早期に拾い上げるかが問われている。重症化せずに治癒する場合、発熱から3日以内に解熱することが多いので、発症から3… 2009/09/25 感染症
ICAAC-IDSA2008 肺炎と急性冠症候群に関連性 ICAAC-IDSA: Pneumonia Linked to Acute Coronary Syndrome 細菌性肺炎で入院した患者は、他の原因で入院した患者と比較して急性冠症候群のリスクが約8倍にも上る──。ヒューストンBaylor College of MedicineのVicente Corrales-Medina氏らが、米感染症学会と合同で開催された抗菌薬および化学療法に関する学術会議(ICAAC:Interscience Conference on A… 2008/11/10 循環器
インフリキシマブは肺炎や投与時反応既往者への再投与時も忍容性良好 抗TNFα薬の登場は、従来療法でコントロール不良な関節リウマチ(RA)患者への大きな福音となったが、副作用のために抗TNFα薬投与を中断せざるを得なかった患者に対する再投与の安全性に関する情報は少ない。田辺三菱製薬の矢野敏朗氏らは、インフリキシマブ(IFX)市販後全例調査(PMS)にて集… 2007/11/09 骨・関節・筋
【企業提供】 改訂成人市中肺炎ガイドラインとクリニカルパス 第54回日本化学療法学会総会教育セミナーから 肺炎の診療法は、その重症度、原因微生物、治療薬などの条件によって多様な選択肢がある。欧米と日本では原因菌の頻度、使用抗菌薬、薬剤感受性などに差があるため、日本独自のガイドラインが求められていた。… 2006/09/08 感染症