米コレステロール新ガイドライン、リスク評価能は向上 潜在的な動脈硬化進行例に対するスタチン適格率も高まる 2013年に発表された米国心臓病学会/米国心臓協会(ACC/AHA)による新しいコレステロール治療ガイドライン(以下、2013 ACC/AHA)は、それまで使われていた2004年改訂発表のNational Cholesterol Education Program-Adult Treatment Panel IIIガイドライン(以下、NCEP-ATP III)に比べて、一次予… 2015/08/10 循環器
Hypertension誌から 糖尿病患者の死亡・心血管リスク上昇の主因は高血圧 高血圧を合併すると総死亡のリスクは72%上昇、フラミンガム研究 米フラミンガム研究から、糖尿病患者における総死亡や心血管イベントのリスク上昇は、合併する高血圧が主たる要因になっていることが判明した。この結果は3月14日、Hypertension誌オンライン版に掲載された。… 2011/03/30 循環器
Arch Intern Med誌から 7因子によるAF発症予測は人種に関係なく有用 フラミンガム研究で得たリスクスコアを他コホートで検証 白人を対象としたフラミンガム研究(FHS)から得られた心房細動(AF)発症リスクを予測するアルゴリズムを、地理的および人種的に異なる2つの大規模コホートに当てはめて前向きに検討したところ、対象者の人種を問わず、7つの危険因子によるリスク評価でAFの発症を高率に予測できることが分かった… 2010/12/13 循環器
JAMA誌から 心房細動の発症予測には家族歴の把握が有用 発症年齢の若い近親者がいるほどハイリスクに 心房細動(AF)の遺伝可能性は立証されており、AFのリスクを高める一塩基多型(SNPs)も一部明らかにされている。フラミンガム心臓研究コホートの追跡から、AFの家族歴がある人は、家族歴がない人に比べてAFの発症リスクが有意に高いことが分かった。従来のAFリスク因子やAF関連の遺伝子変異で調… 2010/11/24 循環器
JAMA誌から 第1度房室ブロックは心房細動や死亡のリスク増と関連 フラミンガムコホートの30年余の長期追跡で判明 心電図でPR間隔延長が認められた人の予後を、米国フラミンガム研究のコホートを対象に調査した結果、PR間隔が200ミリ秒を超える第1度房室ブロックは、心房細動・ペースメーカー植え込み・総死亡のリスク増加と関連することが明らかになった。この結果は、JAMA誌6月24日号に掲載された。… 2009/07/17 循環器
米国NIH News フラミンガム研究が心血管リスク予知マーカー検索に着手 BG Medicine社と協定結び同研究で初めての官民共同研究としてスタート 米国を代表する循環器疫学研究であるフラミンガム研究(Framingham Heart Study;FHS)は、バイオベンチャーのBG Medicine社(米マサチューセッツ州)と協力し、心血管疾患のハイリスク者を同定できるバイオマーカーの開発・実用化に乗り出した。米NIHが3月12日、発表した。… 2009/03/24 循環器
Lancet誌から 心房細動の発症を予測するリスクスコア完成 プライマリ・ケアで評価可能な指標で構成、フラミンガム研究より 10年間の心房細動の発症を予測するリスクスコアが、プライマリ・ケアで評価可能な指標を用いて作成された。米フラミンガム研究によるもので、Lancet誌2009年2月28日号に掲載された。これまでの複数の研究から、心房細動の個々の危険因子は見出されていたが、それらを統合して個人の絶対リスクを予… 2009/03/17 循環器
Arch Intern Med誌 TSH濃度が異常の女性はアルツハイマー病リスクが高い フラミンガム研究のデータを分析した結果 高齢者を対象に甲状腺刺激ホルモン(TSH)レベルとアルツハイマー病の関係を調べた結果、女性のみ、ホルモン値が高いまたは低い場合にアルツハイマー病リスクが2倍以上になることが示された。米国Beth Israel Deaconess Medical CenterのZaldy S. Tan氏らの報告で、詳細はArch Intern Med誌2008年… 2008/08/27 代謝・内分泌
痛みがある膝OA患者は日本に800万人超:ROAD研究で判明 変形性関節症(OA)に関する世界最大規模の疫学研究ROAD(Research on Osteoarthritis Against Disability)プロジェクトで、わが国には50歳以上で、痛みを伴う変形性膝関節症(膝OA)患者が820万人、痛みを伴う変形性腰椎症(腰椎OA)患者が1020万人いると推定されることが明らかとなった。… 2008/04/24 骨・関節・筋
新マーカーは冠疾患の予測精度を高めず (7/28訂正) C反応性蛋白質(CRP)やE-セレクチンなど、新たに見い出された冠疾患(CHD)マーカーは、CHD発症予測モデルのパラメータとして組み入れても、予測精度の向上につながらないという研究成果が、米ミネソタ大学のAaron R. Folsom氏らによって報告された。詳細はArchives of Internal Medicine誌2006… 2006/07/28 循環器