JAMA Pediatrics誌から 冠動脈瘤内径のzスコアが川崎病の予後予測 zスコアが10以上だとリスクが増加 川崎病で冠動脈瘤を有する患者の冠イベントリスクの予測に、動脈瘤内径のzスコアが有用であることが示唆された。日本の大規模な患者コホートのデータを後ろ向きに分析した東京都立小児総合医療センターの三浦大氏らは、結果をJAMA Pediatrics誌電子版に2018年3月5日に報告した。… 2018/03/27 小児科
トレンド◎急増する川崎病 Vol.1 診断基準に満たない川崎病を見逃すな 乳幼児が罹患する全身性の血管炎症候群である川崎病が、過去最高の罹患率を毎年更新している。主要症状の数が診断基準に満たない「不全型」でも、冠動脈病変の合併率は決して低くないことが分かってきた。将来、急性冠症候群を発症するリスクを残さないためにも、早期の拾い上げと治療が欠かせない… 2016/08/01 感染症
Lancet誌から 重症川崎病へのステロイド初期併用で冠動脈病変リスクが低下 日本で行われたRAISE試験の結果 重症の川崎病患者に対する免疫グロブリン(γグロブリン)+アスピリンの標準的な初期治療に、プレドニゾロンを追加すると、冠動脈病変の発生を抑制できることが、群馬大学医学部の小林徹氏らが行った無作為化試験で明らかになった。論文は、Lancet誌電子版に2012年3月8日に掲載された。… 2012/03/21 小児科
特集●増え続ける川崎病 Vol.2 どうする?免疫グロブリンが効かない患者 川崎病の治療として免疫グロブリンの超大量療法が普及したが、その不応例への対応が課題となっている。以前は禁忌とされていたステロイドが見直され、重症例に対する初期治療として投与する多施設共同研究が進行中だ。… 2010/05/11 小児科
特集●増え続ける川崎病 川崎病の罹患率「史上最高」はなぜ? 未だ発症の原因が明らかになっていない川崎病。その患者数は4年連続で1万人を超えており、乳幼児の罹患率も上昇している。川崎病の好発年齢は1~2歳ごろとされ診断のポイントも明確にされているが、年齢によって症状の出方が違うことが多いので、注意が必要だ。… 2010/05/10 小児科
川崎病のステロイドパルス療法追加の意義は? 標準治療にステロイドを加えても効果に差はない--米国の報告 川崎病患者に対する初期のコルチコステロイド治療が冠動脈瘤の予防において有効なのか--。冠動脈径に対するステロイドパルス療法の作用を調べる無作為化試験の結果、標準治療にステロイドを加えても効果に差はないことが報告された。これは米Harvard大学とBoston小児病院に所属するJane W. Newb… 2007/02/26 循環器
川崎病の“治療不応例”をゼロに! ハイリスク患者には初回からステロイド併用も検討 原因不明の小児の全身性血管炎である川崎病の患者が近年著しく増加し、注目を集めている(『日経メディカル』7月号トレンドビュー「川崎病後遺症のその後は?」参照)。2004年の初診患者は約1万人を数え、罹患率では過去2番目の大流行となった1986年に迫る水準だ。… 2006/07/26 小児科