日経メディカル2011年12月号特別編集版「ピックアップ」(転載) 尿中アルブミンの早期検出で糖尿病腎症の寛解も 旭川医科大学内科学講座病態代謝内科学分野講師 安孫子 亜津子氏 糖尿病における早期腎症の指標として微量アルブミン尿の測定は必須である。より早期の段階でアルブミン尿を発見し、それを正常化する「寛解」を目指した集約的治療により、脳・心血管イベントを抑制できることを示す日本人のエビデンスも報告されている。… 2012/02/07 腎・泌尿器
日本人の2型糖尿病患者の食物摂取は欧州で推奨される制限食に相当 日本人の2型糖尿病患者は、脂肪の摂取割合が日本人の平均的な摂取量と変わらず、欧州で推奨されてきた低脂肪・低摂取エネルギーの制限食に匹敵することが、Japan Diabetes Complication Study(JDCS)で明らかになった。6月24日から28日まで米サンディエゴで開催された米国糖尿病学会(ADA2011)… 2011/06/29 代謝・内分泌
日本人の糖尿病患者の食事摂取の状況、日本糖尿病学会の食事療法ガイドラインに概ね適合 日本では糖尿病患者は、一般の人よりもエネルギー摂取量が低く、栄養素別の摂取状況は日本糖尿病学会の食事療法のガイドラインには概ね適合していることが明らかになった。また、日本の糖尿病患者は、欧米の糖尿病患者よりも低脂肪食であることも分かった。日本人の2型糖尿病患者の実態を調査して… 2011/05/23 代謝・内分泌
Diabetologia誌から 日本人の顕性蛋白尿への移行は低率 血糖と血圧の厳格コントロールが重要に、JDCSの解析 日本人2型糖尿病を対象とする大規模臨床研究であるJDCS(the Japan Diabetes Complications Study)で腎症の発症について検討したところ、尿蛋白陰性または低濃度微量アルブミン尿を示す早期段階の被験者では、血糖値および血圧値を厳格にコントロールすることで顕性蛋白尿への移行は低率に抑えら… 2011/03/24 代謝・内分泌
糖尿病学の進歩2011 積極降圧が腎症の発症・進展予防につながる 議論はあるものの、現行ガイドラインでは130/80mmHg未満が目標 糖尿病患者における高血圧は心血管疾患リスクを高めるだけでなく、糖尿病腎症の進展を加速させることから、降圧治療の重要性が近年改めて指摘されている。 2011/03/16 循環器
日本肥満学会2008 現行の8学会合同・メタボ診断基準に異論続出 心血管疾患や動脈硬化性疾患の「発生を予測できず」 第29回日本肥満学会(10月17~18日、大分市)のシンポジウム「心血管、腎臓からみたメタボリックシンドローム」で、わが国の現行のメタボリックシンドロームの診断基準では心血管疾患や動脈硬化性疾患の発症を予測し得ないとの指摘が、2つの疫学研究から期せずして相次いだ。… 2008/11/04 循環器
連載第13回 大血管疾患の進展を食い止める 【質問】大血管疾患の発症を予測するには、どんな検査を行えばいいですか?【回答】トレッドミル検査や頸動脈エコーを活用し、定期的に進展を評価する。 2006/07/07 代謝・内分泌