リポート◎日本でも使用可能に、着用型除細動器の実力は? “着る”除細動器で心臓突然死を防ぐ 植え込み型除細動器の適応を判断するまでの“つなぎ”のデバイス 2014年度診療報酬改定で、着用するタイプの除細動器(wearable cardioverter defibrillator:WCD)が保険適用された。心室頻拍(VT)や心室細動(VF)などを検出すると、電気ショックによる除細動を行う。心筋梗塞後などで突発性心停止のリスクが高い患者に着用してもらうことで、心臓突然死を防… 2014/08/05 循環器
続アドバンスド身体診察 筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター・教授 徳田 安春 氏 救急・夜間・地域・離島・僻地・過疎地・在宅・施設・災害・グローバル医療などの環境において、バイタルサインの解釈に加えて体全体から病気の状況を探り出すべく「視・打・触・聴・嗅診」の「五診」を組み合わせると、医療の質はきわめて高くなる。今回のセミナーでは、実地医家の先生方にとって… 2010/05/25 プライマリケア 医師限定コンテンツ
日本循環器学会2010 T-U波の形態変化がベプリジルによる心室性不整脈を予測 安定的に投与している時期から二相性・陰性波が高頻度で出現 抗不整脈薬の1つであるベプリジル(商品名ベプリコール)では、torsades de pointes(Tdp)を含む心室性不整脈が報告されており、投与をためらう一面がある。ベプリジル投与中に心室性不整脈を起こした症例では、安定的に投与している時期からT-U波の形態変化が高頻度で見られており、それが心室性… 2010/03/24 循環器
新デバイス情報 焼灼部を冷却できるアブレーションカテ、わが国でも発売に ジョンソン・エンド・ジョンソンは7月1日、頻脈性不整脈に対するアブレーション治療用のカテーテル「ナビスター サーモクール」を本日から発売すると発表した。適応はI型心房粗動。同製品は、カテーテル先端のチップ電極から生理食塩水を射出し焼灼部を冷却できるようになっている。このような機… 2009/07/01 循環器
JAMA誌から STEMIでPCIを受ける患者にVT/VFが発生すると転帰不良に 前後に約6%の患者にVT/VFが発生 ST上昇心筋梗塞(STEMI)でプライマリPCIを受ける患者を対象に、持続性の心室頻拍または心室細動(VT/VF)の有無とその発生時期が臨床転帰に及ぼす影響を調べたところ、VT/VFがあると90日以内の死亡のリスクが有意に高まることが示された。米国Duke Clinical Research InstituteのRajendra H. Meh… 2009/05/26 循環器
FDA、心房細動治療用のアブレーションカテを初めて認可 米食品医薬品局(FDA)は2月6日、心房細動を適応とするアブレーション治療用カテーテルを初めて認可したと発表した。今回FDAが認可した製品は、米Johnson & Johnson社のグループ会社である米Biosense Webster社(カリフォルニア州Diamond Bar)の「the NaviStar ThermoCool Catheter」。… 2009/02/13 循環器
第13回 患者の嗜好で治療方針を決めても生命予後は悪化しない 心房細動の患者さんを前にして、リズムコントロールを選ぶか、それとも心拍数コントロールを選ぶかは、患者さんさえ満足すれば(QOLが向上すれば)どちらでもよいと前回述べました。しかも、患者さんの価値観は多様であり、把握しにくいQOLが相手ですから、初回で選んだ治療法ですべてうまくいく… 2008/11/12 循環器
NEJM誌から ICDを装着した心不全患者の長期予後 誤作動でも死亡リスクは有意に上昇 致死性の心室性不整脈の一次予防のためにICD(植込み型除細動器)を装着した心不全患者では、上室性頻拍などを感知して誤作動した場合、誤作動がなかった患者と比べて死亡率が有意に高かった。死亡原因の多くは心不全の増悪だった。この結果はNew England Journal of Medicine誌9月4日号に掲載さ… 2008/09/24 循環器
【連載第2回 不整脈(1)-頻拍(tachycardia)の診断】 安定した頻拍と不安定な頻拍の鑑別が要 今回は、不整脈(1)として、頻拍(tachycardia)の診断について、救急初期診療で必要な知識を整理する。それぞれの頻拍の治療法については専門書に委ね、ここでは最小限にとどめる。 2006/07/06 救急医療・集中治療
腹を立てると頻拍・細動の危険増す 除細動器装着者で3倍超に 植え込み型除細動装置(ICD)を装着する冠動脈性心疾患の人は、腹を立てて感情が高ぶることで、心室頻拍(VT)や心室細動(VF)の発症リスクが、冷静にしている時に比べ3倍超に増えることが明らかになった。米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のChristine M. Albert氏が、12日のポスターセッショ… 2006/11/14 循環器