【第34回】COVID-19時代の皮膚科診察 細菌?真菌? 皮膚感染症の「視るだけ」鑑別術 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威のため、診察の手法を変更せざるを得ない状況になっている。皮膚科の患者は元気だからCOVID-19は大丈夫だぜ、なんて考えていると、あっという間に無症候性でウイルスを運ぶ若者から感染してしまう。皮膚科でおなじみの軟膏処置や真菌検査、ダーモスコ… 2020/09/17 皮膚科
トレンド◎初夏以降は虫との接触歴にも要注意 熱傷様の線状皮膚炎、「やけど虫」の仕業かも 気温が上がり、屋外で活動しやすくなる季節は、虫による皮膚疾患が頻発する。払いのけたときに体内の毒素が皮膚に触れると線状皮膚炎を引き起こすアオバアリガタハネカクシは、症状がやけどに似ているため「やけど虫」と呼ばれる。虫との接触がなかったかを聞き取り、外用ステロイドによる治療が重… 2017/05/09 皮膚科
【第21回】誤診はなぜ起こる?起こしたらどうする? 悪魔のささやき、天使のつぶやき 誤診! 勘違い! ノーマークの疾患に、足元をすくわれる──。こんな「失敗談」こそ、ものすごい教訓になり得る、非常に有益な「希少価値情報」なのだ。今回は思い切って、失敗談を公開することにした。実際筆者が痛い目に遭った「失敗した2症例」を、ジックリ見ていただくことにしよう。… 2015/11/25 皮膚科
【第4回】 皮膚科の患者を増やしたい非専門医にお薦めの疾患はコレ 「ウデに自信はないが、皮膚科の患者を増やしたい」。もし、そう考える皮膚科非専門医がいたとして、そんな夢のようなことができるのだろうか? できなくはない。星の数ほどあろうかという皮膚疾患の中で、一般医が手を出しやすいモノがある。それは、「ざ瘡=ニキビ」である。… 2011/11/18 皮膚科
伝染性膿痂疹、気楽に構えていて失敗! 医療関係ではない知り合いに、「お母さんがお医者さんだったら、子供が病気になっても、どうしたらいいか分かるから、安心でしょう」とよく言われます。その度に、「いや、私は小児科は専門外ですから…」とあいまいな返答をしてきました。… 2010/10/12 皮膚科
【日経メディカル8月号特集連動企画 伝染性膿痂疹】 とびひの原因菌の3割がMRSA 伝染性膿痂疹(とびひ)におけるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の割合は、実に3割を超えている。広島大細菌学教授の菅井基行氏が2002年に行った調査の結果、とびひ患者の患部から検出された黄色ブドウ球菌1017株のうち、342株(33.6%)がMRSAだった。… 2006/08/22 感染症
【日経メディカル「夏」記事レビュー Vol.3】 夏の皮膚疾患 長引く「とびひ」はMRSAを疑え 夏記事レビューの最終回は、夏の皮膚疾患です。2000年6月号のシンポジウムでは、「夏の皮膚病」をテーマに、「あせも」「とびひ」「虫刺症」「水虫・黒なまず」の4疾患を取り上げ、皮膚科の先生方に解説いただきました。… 2006/08/16 皮膚科
あせもの“犯人”は表皮ブドウ球菌 角層内で増殖し、汗管周囲に炎症を誘導 これから夏に向かって増えるあせも(汗疹)は、乳幼児に多い皮膚疾患だ。不快感や掻痒感も強いため、掻破などが原因でとびひ(伝染性膿痂疹)やあせものより(多発性汗腺膿瘍)を起こすこともある。よく目にする疾患ではあるが、意外にもあせもを引き起こす“犯人”はあまり知られていない。… 2006/06/06 皮膚科