シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 生活習慣病管理料の要件、次期改定で見直しに 療養計画に降圧目標の記載や、特定健診の受診勧奨などを盛り込む可能性 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は11月1日の総会で、2018年度診療報酬改定に向けて外来医療について議論した。生活習慣病患者に対し、計画に基づき総合的な治療管理を行うことを評価した「生活習慣病管理料」の要件の見直しが厚労省から提案され、診療側・支払い側双方の委員が賛成… 2017/11/06 循環器
中医協が「FreeStyle リブレ」の保険適用を了承 血糖変動を患者が随時確認できる機器が保険適用 中央社会保険医療協議会(中医協)は8月23日の総会で、医療機器の保険適用について議論した。皮下にセンサーを挿入して間質液中のグルコース濃度を持続測定し、血糖値の変動を推定する「FreeStyle リブレ」については、技術料で評価する案が示され、了承された。9月1日から保険適用される。… 2017/08/23 医療機器
2/22放送 NHK『ガッテン!』から NHKさん大丈夫?ベルソムラで糖尿病予防って このコラム、だいぶご無沙汰しちゃっていたのですが、2月22日放送のNHK『ガッテン!』でトンデモナイ内容が放送されたと聞きつけまして、NHKオンデマンドで久々に視聴してみました。ちなみに、『ためしてガッテン』って、1年ほど前に番組名が『ガッテン!』に変わりました。その理由はあまり説明… 2017/02/27 医療情報
様々な業界が参加する研究会の立ち上げを発表 「インターネットを利用して健康増進」、片山さつき氏が構想語る 参議院議員の片山さつき氏は3月23日、インターネットを利用して国民の健康に関するデータを集積し、疾病予防につなげる「IOHH(Internet of human Health)構想」を発表した。ウェアラブル端末などを使って血圧や血糖値、心拍などのデータを集め、発症前から成人病や認知症のリスクを明確にし、適… 2015/03/25 医療情報
NEJM誌から 糖尿病でなくても血糖値高めで認知症リスク上昇か 米国の前向きコホート研究の結果 糖尿病でない人々における高めの血糖値と認知症リスクの間に有意な関係が存在することが、住民ベースの前向きコホート研究から示された。米Washington大学のPaul K. Crane氏らが、NEJM誌2013年8月8日号に報告した。… 2013/08/23 代謝・内分泌
BMJ誌から 市中肺炎患者の受診時高血糖は死亡の予測因子 ドイツなどで行われた多施設コホート研究の結果 糖尿病罹患歴のない市中肺炎患者では、受診時の血糖値が高いほどその後の死亡リスクが高くなることが、独Saarland大学病院のPhilipp M Lepper氏らが行った多施設前向きコホート研究で明らかになった。論文は、BMJ誌電子版に2012年5月29日に掲載された。… 2012/06/12 呼吸器
糖尿病学の進歩2011 血糖自己測定は行動記録と併用すると効果的 Self "Management" of Blood Glucoseとの視点で活用を 血糖値をリアルタイムに把握できる血糖自己測定(self monitoring of blood glucose:SMBG)は、インスリン投与量の調節だけでなく、食事や運動などの生活習慣の見直しにも有効活用できる――。第45回糖尿病学の進歩(2月18~19日、開催地:福岡市)のレクチャーで愛媛県立今治病院内科の清水一紀… 2011/03/04 代謝・内分泌
J Am Coll Cardiol誌から 血糖・eGFR・NT-proBNPがSTEMIの予後を予測 3つのバイオマーカーの組み合わせによりPCI後の死亡予測能が向上 経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けたST上昇型心筋梗塞(STEMI)患者に対して、血糖値、eGFR(推算糸球体濾過量)、NT-proBNP(アミノ末端pro-B型ナトリウム利尿ペプチド)の3種類のバイオマーカーを用いることにより、さらなる介入を必要とするハイリスク患者を特定できることが明らか… 2011/01/13 循環器
糖尿病診断基準の新たな指標である「HbA1c」にも限界がある 糖尿病の診断にHbA1c値を用いる際は、限界があることを知っておくべき――。診断指標にHbA1c値を用いた場合と空腹時血糖および糖負荷試験後の血糖値を用いた場合のそれぞれについて糖尿病診断能を比較検討したコホート研究により、HbA1c値による診断にも限界があることが示された。ドイツのテュー… 2010/09/25 代謝・内分泌
日経メディカル2009年12月号「トレンドビュー」(転載) 血糖を24時間続けて測定 無自覚低血糖の発見や薬物療法の評価に有用 これまで血糖値といえば、測定時点の値、つまり“点”でしか評価できなかったが、持続的に血糖値を測定できる機器が近く登場する。薬物療法の評価や難治例の血糖管理に威力を発揮しそうだ。 2010/01/04 代謝・内分泌
本誌連動◇糖尿病の診療が変わる 10年ぶりに糖尿病の診断基準改定へ HbA1cの扱い、表記が焦点に 日本の糖尿病診断基準の改定作業が山場を迎えた。HbA1c を現行基準にどう組み込むかが議論の焦点となっている。一方、HbA1c の表記法についても、米国を中心とした国際的な表記法の併記で、国際比較ができるようにする見込みだ。… 2009/10/29 代謝・内分泌
空腹時血糖正常高値の人は健常者よりも糖尿病が約6倍も発症しやすい 血糖値と2型糖尿病発症との関連をみたところ、空腹時血糖値が100~109mg/dLの正常高値の場合、糖尿病の発症リスクが正常値の6.42倍になることが分かった。札幌医科大学内科学第二講座の大西浩文氏(写真)が、第52回日本糖尿病学会年次学術集会2日目の5月22日、「糖尿病と心血管障害~疫学調査結… 2009/05/23 代謝・内分泌
Arch Intern Med誌から 急性心筋梗塞後の血糖正常化で入院死亡率が減少 インスリン使用の有無による差は見られず 血糖値が高い急性心筋梗塞(AMI)患者に対し、入院後血糖値を正常化することで生存率が向上することが示された。多変量解析による検討では入院中の至適血糖値は80~130mg/dLだったが、インスリン使用の有無による差は見られなかった。この結果は、Arch Intern Med誌3月9日号に掲載された。… 2009/04/03 循環器
内臓脂肪は皮下脂肪より血圧とMetSに強く関連する 国際循環器疫学研究「ERA-JUMP」のサブ解析で明らかに 地域在住の40歳代男性について、CT画像から算出した内臓脂肪・皮下脂肪の面積と血圧、メタボリックシンドロームの関連をみたところ、多変量解析では、内臓脂肪だけが有意な関連がみられた。循環器疫学に関する国際共同研究「ERA-JUMP」のデータを基にした研究成果で、日米共同研究京都女子大学家… 2008/10/09 循環器
複数患者への穿刺器具の使い回し問題 針周辺部分を含めて使い捨ての徹底を 血糖値測定の際に使われる微量採血用穿刺器具には、(1)器具全体が使い捨て(2)針周辺部分が使い捨て(3)針は使い捨てだが先端キャップは使い捨てではない――の3種類がある。全国で相次ぎ発覚している複数患者への穿刺器具の使い回し問題は、本来は(1)や(2)の器具を使うべきところ、(3)… 2008/06/30 感染症
NEJM誌から 糖尿病でなくても血糖値高めの妊婦は注意 有害転帰の頻度が有意に増える 糖尿病でなくても血糖値が高めの妊婦では、在胎週数に比して出生体重が大きくなる、胎児性高インスリン血症のマーカーである臍帯血Cペプチド値が高くなる、といった有害転帰の頻度が有意に増えることが明らかになった。米国Northwestern大学のBoyd E. Metzger氏らの報告で、詳細はNEJM誌2008年5月… 2008/05/22 産婦人科
BMJ誌から 新たに2型糖尿病と診断された患者に血糖値自己測定を勧めるべきでない 血糖管理の改善効果なく、うつを増やす 新たに2型糖尿病と診断された患者が血糖値を自己測定した際の、血糖値管理と心理面に及ぼす影響を評価する無作為化研究の結果、ほとんどの評価項目について両群間に有意差は見られないだけでなく、うつのレベルが自己測定群で有意に高いことが分かった。北アイルランドAltnagelvin病院のMaurice J… 2008/05/02 代謝・内分泌
AI値の起立性変化は無症候性脳梗塞の危険因子になる 動脈硬化指標であるAI(Augmentation Index)が起立時に低下する症例では、無症候性ラクナ梗塞のリスクが約3.2倍に高まることが分かった。愛媛大学医学系研究科老年医学の小原克彦氏らの研究で、10月25日に行われた日本高血圧学会のポスターセッションで報告された。… 2007/10/26 循環器
経口薬で管理良好なら血糖値自己測定は不要 自己測定を1年継続してもHbA1c値は変わらず 経口糖尿病薬でコントロール良好な患者にも、血糖値の自己測定は必要なのだろうか。増え続ける2型糖尿病の患者に血糖値の自己測定を広く適用すると、医療費の上昇は避けられない。そのコストとメリットを的確に評価することが重要だ。英Oxford大学のAndrew Farmer氏らは、インスリン治療なしに、… 2007/07/09 代謝・内分泌
7日間連続測定の血糖値モニターが米国で承認 患者自身が簡単にセンサー留置できるシステム 米国食品医薬品局(FDA)は2007年6月4日、患者自身がセンサーを腹部の皮下に留置し、間質液の血糖値を5分おきに最高7日間連続で測定するシステム「STS-7 Continuous Glucose Monitoring System」(米国DexCom社製)を承認したと発表した。… 2007/06/08 代謝・内分泌
【第50回日本糖尿病学会年次学術集会】 食後のCPR/血糖値比が治療法選択の簡便な指標に 食後のCPRと血糖値の比が、糖尿病の治療法を選択する際の簡便な指標となることが報告された。市立八幡浜総合病院の酒井武則氏らが、5月24日から仙台で開かれた第50回日本糖尿病学会で発表した。 2007/05/27 代謝・内分泌
リモナバンは2型糖尿病の肥満にも有効 体重減少と心血管・メタボ危険因子を改善 抗肥満薬のリモナバンが、2型糖尿病患者の肥満と血糖値の改善に有効であることが、臨床試験の結果、新たに示された。ベルギーLiege大学のAndreacute J Scheen氏らが、2型糖尿病で肥満または過体重の患者にリモナバンを投与した無作為化試験の研究成果で、Lancet誌2006年11月11日号に報告された。… 2006/12/08 循環器
連載第15回(最終回) 糖尿病の救急-高血糖(昏睡)編 【質問】最近よく耳にする「劇症1型糖尿病」は、どのような経過をたどるのですか?【回答】発熱、消化器症状で発症し、数日間でケトアシドーシスに陥る。診断が遅れれば死亡する場合も。 2006/07/21 代謝・内分泌
【第49回日本糖尿病学会年次学術集会速報】 自己採血、小指と薬指の側面が痛くない 毎日、何度も血糖値を測定する必要がある糖尿病患者では、採血の痛みに悩まされることが多い。痛がる人の多くは第2指(人差し指)や第3指(中指)の腹面で採血しているが、ボランティアによる比較試験の結果、一見痛そうな第5指(小指)や第4指(薬指)の側面の方が痛みが少ないことが確認された… 2006/05/30 代謝・内分泌