BMJ誌から MTXを含む3剤併用はRA治療に非常に有用 スルファサラジンとヒドロキシクロロキンは生物学的製剤より安価 近年は多くの生物学的製剤が開発され、関節リウマチ(RA)治療に用いられているが、主な診療ガイドラインは、生物学的製剤の処方を開始する前に、メトトレキサート(MTX)と他の合成疾患修飾性抗リウマチ薬(DMARDs)を併用する試みを推奨していない。カナダCalgary大学のGlen S Hazlewood氏らは… 2016/05/23 骨・関節・筋
BeSt試験6年目の成績:51%が寛解、17%がドラッグフリー寛解を維持 関節リウマチ(RA)に対する早期からの積極治療の重要性を世に知らしめたBeSt試験の最新成績が報告された。508例の参加者のうち8割以上が、6年を過ぎた今も脱落することなく追跡下にあり、そのうち51%が臨床的寛解、17%がドラッグフリー寛解を維持しているという。米フィラデルフィアで開催され… 2009/10/23 骨・関節・筋
若年発症の脊椎関節炎に対するインフリキシマブの有効性と安全性を報告 成人の脊椎関節炎(SpA)に対する抗TNFα療法の有用性は無作為化比較試験(RCT)によって証明されているが、若年発症のSpAについてはケーススタディから有用性が類推されるのみである。メキシコ市民病院のRuben Burgos-Vargas氏らは、12週間のRCTによって若年発症SpAに対するインフリキシマブ(IF… 2008/10/30 骨・関節・筋
超早期の関節リウマチならDMARDsで多数が寛解に 関節リウマチ(RA)患者に対し、罹患後数カ月という超早期から抗リウマチ薬(DMARDs)を使えば、臨床試験のようなコントロールされた状況だけでなく、実際の診療現場でもかなりの患者を寛解に導くことができる可能性が示された。オランダTwente大学のIna Kuper氏は、2008年6月11日、欧州リウマチ… 2008/06/12 骨・関節・筋
抗リウマチ薬、どの薬をどう使えばよいのか このところ生物学的製剤の開発が活発な関節リウマチ(RA)の薬物治療。様々な選択肢がある中で、個々の患者に対して、どの薬をどう使えばよいのか、迷うこともあるのではないでしょうか。そこで今回は、各種DMARDsを比較検討したシステマティック・レビューに注目しました。… 2008/01/23 骨・関節・筋
ハイリスク患者には最初からIFX投与を考慮すべき BeSt試験4年間の追跡結果より インフリキシマブ(IFX)+メトトレキサート(MTX)による初期治療と、他の3つの治療戦略を比較したBeSt試験の最新のサブ解析結果が報告された。今回の解析は、当初からIFX+MTXに割り付けられた患者群と、他の治療からIFX+MTXへのステップアップを要した患者群との比較である。オランダLeiden大… 2007/06/25 骨・関節・筋
早期RAに対するDMARDs3剤療法はステップアップ法と差なし TEAR試験の結果から 早期の活動性関節リウマチ患者に対して、抗リウマチ薬(DMARDs)メトトレキサート・スルファサラジン・ヒドロキシクロロキンを最初から投与する3剤療法は、DMARDsの種類を徐々に増やしていくステップアップ法と臨床効果に差がないことが分かった。… 2006/11/22 骨・関節・筋
インフリキシマブで寛解導入を試みた早期関節リウマチ患者では、半数以上の症例で同薬を中止可能、その9割以上で中止後も低活動性が維持できる BeSt試験の3年追跡結果 BeSt試験は、従来の抗リウマチ薬(DMARDs)やインフリキシマブによる新旧4つの治療戦略で関節リウマチ(RA)患者を治療し、臨床症状や関節破壊の抑制を比較検討するというユニークな臨床試験である。6月23日、オランダLeiden大学病院のVan der Bijl氏は、本試験の3年フォローアップの成績を口演し… 2006/06/27 骨・関節・筋
関節リウマチ患者の余命は6~9年短い 感染による死亡が4倍以上、一般人口と比較したオランダの研究 オランダの死亡統計を基にした分析で、関節リウマチ(RA)患者の余命は一般人口と比べ、男性で6.4年、女性では8.8年も短いことがわかった。死因としては感染が一般集団の4倍以上と顕著に多いという。オランダRijnstate病院のM. Hoefnagels氏らの研究成果で、6月23日の口演セッション「RAの進行:… 2006/06/26 骨・関節・筋
米国の生物学的製剤使用、4割に到達 関節リウマチ患者での使用率が年々増加、MTX以外のDMARDsは低下傾向に 生物学的製剤が登場して以降、関節リウマチ(RA)の薬物療法は大きな変化を遂げている。米スタンフォード大学のMichaud氏とUS National Data Bank for Rheumatic Diseases(以下NDBRD)のWolfe氏らは、米国のRA患者データベースであるNDBRDをもとに、生物学的製剤、抗リウマチ薬(DMARDs)、非ス… 2006/06/26 骨・関節・筋
早期関節炎治療で1年後に半数が寛解に 3カ月ごとに治療方針見直し、生物学的製剤の投与は開始時5%から1年後60%に 発症1年以内の早期炎症性関節炎(EIA)患者に対するDMARDsを中心とした治療で、必要に応じて3カ月ごとに治療方針を変えていったところ、治療開始1年後にはほぼ半数の患者が寛解に達した。カナダ・トロント市における前向きコホート研究の成果で、「臨床現場の成績」である。トロント大学助教授のV… 2006/06/24 骨・関節・筋
初期リウマチの寛解維持に複数DMARDs フィンランドJyvaskyla Central病院のH.Makinen氏らの研究グループは、初期の関節リウマチ患者に複数の抗リウマチ薬(DMARDs)を投与することで、DMARD1剤を投与するよりも高率に2年で寛解を導入し、さらにその状態を維持できることを見出した。またX線像による解析から複数のDMARDsの使用が関節… 2006/06/22 骨・関節・筋
リウマチゲノム医療、女子医が既に開始 個人のゲノム変異の情報に基づいた4種類の個別化医療、既に150例が受診 東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター所長の鎌谷直之氏は、個人のゲノム変異の情報に基づいた4種類の個別化医療を既に開始していることを明らかにした。4月26日のシンポジウム「関節リウマチの経過と予後予測」で発表したものだ。… 2006/04/27 骨・関節・筋