トレンド◎急増する川崎病 Vol.2 治療前に重症度予測、IVIGとステロイド併用も 川崎病の初期治療として免疫グロブリン超大量療法が普及しているが、その治療が効かない患者への対応が課題となっている。一刻も早く確実な治療を行うため、治療前に重症度を予測し、「重症」とされたケースには、IVIGにステロイドを併用する治療法が広がりつつある。… 2016/08/02 感染症
関節手術後の感染症、最大の危険因子はステロイド薬、生物学的製剤は危険因子として同定されず 関節リウマチ(RA)患者における関節手術では、免疫抑制剤の使用や合併症により術後感染症リスクがあることはよく知られている。また、強力にサイトカインやT細胞の働きを抑制する生物学的製剤が術後感染症にどの程度影響を与えているのかは未だに議論されているところである。今回、術後感染症と… 2012/06/13 骨・関節・筋
カプセルに封じ込めたヒト胚性幹細胞由来膵島の移植、新たな治療法として有望か 糖尿病の治療法として膵島移植が試みられているが、ヒトの膵島が不足している上に、長期にわたって免疫抑制剤の投与が必要となるという大きな壁が立ちふさがっていた。これらの課題を一挙に解決する可能性があるとし期待を集めているのが、特殊なカプセルに封じ込めたヒト胚性幹細胞(hESCs)由来… 2011/06/29 代謝・内分泌
特集●アトピー治療のベストプラクティス ステロイド外用薬を上手に減らす 寛解維持にタクロリムスが有効 アトピー性皮膚炎の治療の主軸といえばステロイド外用薬。だが、その使用に対する患者や家族の不安、誤解は根強い。一方で近年、免疫抑制剤の外用・経口薬や抗アレルギー薬が登場し、ステロイドだけに頼らなくても長期寛解・治癒が可能になってきた。患者の不安と向き合いながら、それらを上手に… 2009/10/05 皮膚科
特集●アトピー治療の一工夫 タクロリムス軟膏、ヒリヒリしない使い方 コンプライアンス下げる刺激感はこう防ぐ ここ数年におけるアトピー治療の変化と言えば、タクロリムス軟膏が炎症に対する外用療法として、広く使われるようになってきたことだろう。ステロイドと作用機序が異なるので、ステロイド外用薬による治療を一度ストップしたい場合や使用量を減らしたい場合などの使用に向く。ただ、問題は塗布部… 2008/08/12 皮膚科
日本アレルギー学会より 春季カタルで期待される免疫抑制剤点眼 ステロイドと異なる作用機序で、眼圧上昇の心配なし(6/27訂正) シクロスポリン点眼薬は、効き方がマイルドで副作用が少ない。一方、タクロリムスの点眼薬は、非常に切れ味がいい―。重症のアレルギー性結膜疾患の治療薬として、このほど相次いで製造販売承認を取得し使用可能となった、免疫抑制剤点眼薬のシクロスポリン(商品名:パピロックミニ点眼液0.1%)… 2008/06/23 アレルギー・免疫
エベロリムス溶出ステントは内径損失と重大な心有害事象が少ない パクリタキセル溶出ステントと比較したSPIRIT III試験の結果(5/16 訂正) エバロリムス溶出ステントとパクリタキセル溶出ステントの有効性と安全性を比較する大規模な前向き単盲検試験SPIRIT IIIの結果、エバロリムス溶出ステントの方が内径損失と有害な心イベントは有意に少なく、標的血管不全の発生率については非劣性であることが示された。米国Columbia大学医療セン… 2008/05/08 循環器
SLE患者の頸動脈IMT値は健常人より小さい 全身性エリテマトーデス(SLE)患者では、動脈硬化性心血管病変の罹患率やそれによる死亡率が健常人より高いことが明らかにされている。しかし、動脈硬化の程度と相関するとされる頸動脈の内膜中膜複合体厚(IMT)を、女性SLE患者で精密に測定した研究で、IMTは疾患活動性が高いほど大きかったも… 2008/04/24 骨・関節・筋
医薬品個人輸入の最多はサリドマイド 薬監証明のデータ分析の結果(10/26訂正) 医薬品を個人輸入する際に用いる薬監証明のデータから個人輸入の実態を調べたところ、2005年の1年間で、美容関連を除く医療用医薬品だけで5428件、242薬剤が輸入されていたことが分かった。品目別ではサリドマイドが最も多かった。医療科学研究所研究員の辻香織氏らのグループが、第13回日本薬剤… 2007/10/24 医薬品
スティル病にトシリズマブが有効と報告 ヒト化抗インターロイキン6(IL6)受容体抗体トシリズマブが、難治性の成人スティル病に有効である可能性が明らかになった。4月26日のワークショップ「その他の膠原病(1)」で有効性を示した症例の報告が大阪大学大学院生命機能研究科免疫制御学教授の西本憲弘氏らのグループによって行われた。… 2006/04/27 骨・関節・筋