循環器Q&Aシリーズ《9》 遷延する低酸素血症。鑑別とマネージメントは? <総合診療医>86歳女性で高血圧、心房細動、心不全、鉄欠乏性貧血等の既往のある方です。喫煙歴はなく、定期外来通院時には低酸素血症はありませんでした。鳥や粉塵、放射線への暴露はありません。来院数日前からの咳嗽・咳嗽時の胸痛でX-1月24日に当院受診し、肺炎の診断で入院しました。… 2019/07/03 医師のキャリア 医師限定コンテンツ
【適応拡大・新剤型】シルデナフィル(レバチオ) 小児の肺動脈性肺高血圧症に新たな選択肢 2017年9月27日、肺動脈性肺高血圧症治療薬シルデナフィルクエン酸塩(商品名レバチオ錠20mg)に小児への用法用量が追加された。また、同時にドライシロップ製剤(レバチオ懸濁用ドライシロップ900mg)と口腔内崩壊製剤(レバチオODフィルム20mg)の製造販売も承認された。… 2017/10/06 医薬品
【新薬】セレキシパグ(ウプトラビ) 世界初、非プロスタノイドのPAH治療薬 2016年11月21日、肺動脈性肺高血圧症治療薬セレキシパグ(商品名ウプトラビ錠0.2mg、同錠0.4mg)が発売された。本薬は9月28日に製造販売が承認され、11月18日に薬価収載されていた。1回0.2mgを1日2回、食後投与する。忍容性を確認しながら、7日以上の間隔で1回0.2mgずつ増量していき、最大用量1回… 2016/12/16 循環器
European Respiratory Journalから 肺高血圧症の「CTEPH」にリオシグアトが有効 肺高血圧症の一種である慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)は、進行性で比較的致死性の高い疾患です。肺血管に生じた血栓によって、少しずつ肺動脈圧が上昇して右心不全を来すと考えられています。このCTEPHに対してリオシグアト(商品名アデムパス)が有効とされています。… 2015/06/19 呼吸器
【新薬】マシテンタン オプスミット:肺高血圧症に効く3番目のエンドセリン受容体拮抗薬 2015年3月26日、肺動脈性肺高血圧症治療薬マシテンタン(商品名オプスミット錠10mg)の製造販売が承認された。1日1回10mgを経口投与する。 2015/05/01 医薬品
日経メディカル臨時増刊 2012年冬号 スペシャルリポート転載 肺高血圧症診療の最前線 多剤併用で進行阻止、血栓閉塞には血管内治療 何らかの原因で肺動脈圧が異常上昇を来す肺高血圧症。進行性の不治の病と恐れられてきたが、近年治療薬や血管内治療が開発され、進行を阻止できる可能性が出てきた。どんな治療が奏効するのか、早期診断の鍵は何か――。肺高血圧症診療の最前線に迫った。… 2012/12/04 循環器
「日本肺循環学会」が発足 肺高血圧症をはじめ肺循環疾患の研究・診療を推進 「日本肺循環学会」が設立され、第1回の学術集会が9月22日に都内で開かれた。同学会理事長で学術集会の会長を務めた下川宏明氏(東北大学大学院医学研究科循環器内科学教授)は同日に記者会見し、「肺高血圧症をはじめとする肺循環疾患は複数の分野にまたがる疾患であり、この疾患を難病から治療… 2012/09/27 循環器
PDE5阻害薬シルデナフィルは肺高血圧症を伴う収縮・拡張不全型心不全の肺血行動態をいずれも改善 ホスホジエステラーゼ5(PDE5)阻害薬シルデナフィルが、軽度から中等度の肺高血圧症を伴う心不全患者の肺血行動態と運動耐容能を、収縮不全型、拡張不全型のいずれの心不全においても長期的に改善することが、24カ月間のプラセボ比較試験の成績で明らかになった。11月16日までフロリダ州オーラン… 2011/11/20 循環器
Circulation誌から アスピリンとスタチンは肺高血圧症に効果なし 血小板と内皮機能を標的にした初のRCT、6分間歩行距離に偽薬との差認めず 肺高血圧症(PAH)で見られる血小板凝集と内皮機能不全が、アスピリンとシンバスタチンによって軽減されるかをプラセボ対照二重盲検ランダム化比較試験(RCT)で検証したところ、いずれの薬剤にも有効性が認められず、試験は早期中止となった。この結果は5月18日、Circulation誌オンライン版に掲… 2011/06/10 循環器
循環器プレミアム速報 「リバロキサバンは今年中に申請、12年発売を見込む」 独バイエル社経営委員会メンバーのヴォルフガング・プリシュケ氏が会見 ドイツ・バイエル社の経営委員会メンバーの1人であるヴォルフガング・プリシュケ(Wolfgang Plischke)氏が来日、3月7日に開催された記者会見の中で、同社が世界で展開するイノベーション戦略と、わが国における医療用医薬品事業の展開について語った。… 2011/03/08 循環器
【新薬】タダラフィル アドシルカ:1日1回投与の肺高血圧治療用PDE5阻害薬 2009年10月16日、ホスホジエステラーゼ5阻害薬のタダラフィル(商品名:アドシルカ錠20mg)が製造承認を取得した。適応は「肺動脈性肺高血圧症」で、1日1回、1回2錠(40mg)を投与する。 2009/11/12 循環器
【新薬】レバチオ錠20mg シルデナフィル:ED治療薬を肺高血圧症に転用 2008年1月25日、ホスホジエステラーゼ5阻害薬のシルデナフィルクエン酸塩(商品名:レバチオ錠20mg)が製造承認を取得した。適応は「肺動脈性肺高血圧症」で、用法用量は1回20mg、1日3回投与となっている。シルデナフィルは、勃起不全(ED)治療薬のバイアグラ錠として既に臨床使用されているが、… 2008/02/28 循環器
【新薬】「ケアロードLA錠60μg」「べラサスLA錠60μg」 PGI2誘導体:肺高血圧症治療用の徐放性製剤が登場 2007年10月19日、経口プロスタサイクリン(PGI2)誘導体の「ケアロードLA錠60μg」「べラサスLA錠60μg」(一般名:べラプロストナトリウム)が製造承認を取得した。べラプロストナトリウム製剤は、既に「ドルナー」や「プロサイリン」が臨床で使用されているが、今回承認された製剤は「肺動脈性… 2007/11/23 循環器
肺高血圧症のBPS治療は6カ月がめど ベラプロストナトリウム(BPS)は肺高血圧症の治療において、最初に用いることを勧めることができる薬剤だが、治療効果が6カ月までに見られないときは、治療限界例であり、他の治療戦略を考慮すべきだ―。北里大学医学部膠原病感染内科の田中住明氏らが「膠原病合併肺高血圧症(CTD-PH)74症例に… 2006/04/26 骨・関節・筋