新たな心不全創薬への展開が期待される ミトコンドリアの内膜が心不全の鍵を握る ミトコンドリアの障害が心不全に関係するとするエビデンスは数多くあり、ミトコンドリアタンパク質が新たな創薬候補の1つと考えられています。最近、ミトコンドリアの内膜の構造・機能維持に重要なタンパク質、OMA1が新たな心不全創薬の候補であることを示す論文が発表されました。… 2018/04/06 循環器
運動トレーニングでミトコンドリアの酸素消費能を改善、インスリン抵抗性の改善は見られず インスリン抵抗性は、運動不足、加齢、肥満などで生じるミトコンドリアの機能不全と関連するとの報告がある。しかし、インスリン抵抗性がミトコンドリアの機能不全を引き起こすのか、その逆なのか、あるいは運動不足がインスリン抵抗性とミトコンドリアの機能不全の両方を引き起こすのかなど、詳… 2011/09/19 代謝・内分泌
JAMA誌から 自閉症患者にはミトコンドリアの機能不全が見られる 自閉症の患者では、ミトコンドリアの機能が健常児に比べ低く、ミトコンドリアDNA(mtDNA)の増幅や欠失も見られることが明らかになった。米California大学Davis校のCecilia Giulivi氏らが、予備的な研究結果をJAMA誌2010年12月1日号にPreliminary Communicationsとして報告した。明らかに自閉症で… 2010/12/16 精神・神経
アディポネクチンは運動と同様の効果を発揮する その受容体活性化薬はメタボや糖尿病の治療薬になる可能性 アディポネクチンは骨格筋に対して運動と同様の効果を発揮することが、分子レベルでの作用機序の解明から明らかになった。骨格筋で主に発現しているアディポネクチン1型受容体の活性化薬が実現すれば、その投与により運動と同様の効果が得られ、メタボリックシンドロームやインスリン抵抗性、2型… 2010/04/02 代謝・内分泌
NEJM誌から PCI時のシクロスポリン投与で梗塞サイズが縮小 ミトコンドリアの機能不全などを同薬が抑制する可能性 急性心筋梗塞に対してPCIを実施する際、シクロスポリンを静注すると心筋障害が軽減し、梗塞サイズも小さくなるという知見が得られた。これは仏で実施された小規模パイロットスタディーによるもの。NEJM7月31日号に掲載された。… 2008/08/05 循環器
高齢者の筋萎縮は遺伝子レベルでは回復可能 人の加齢は筋肉の減弱(sarcopenia)、筋力低下、機能障害と関連し、40歳を過ぎると年に1%ほど筋力が低下する。70歳を過ぎると機能低下は約7%で、80歳を過ぎると20%である。 2007/05/23 骨・関節・筋