ARB:オルメサルタンが首位をキープ 第2位はテルミサルタン、第3位はカンデサルタン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、23.1%の医師がオルメサルタン(商品名オルメテック)と回答した。第2位のテルミサルタン(ミカルディス)は18.7%、第3位のカンデサルタン(ブロプレス他)は18.1%、… 2016/07/14 医薬品
Eur Heart J誌から 慢性心不全の高血圧患者にARB追加で心血管イベントは抑制されず 腎機能障害の発生率は上昇、SUPPORT試験の結果 ACE阻害薬やβ遮断薬を投与されている慢性心不全の高血圧患者に、ARBのオルメサルタンを追加投与したところ、死亡および心血管イベントは抑制されず、腎機能は悪化することがSUPPORT試験で示された。この結果はEur Heart J誌1月31日号オンラン版に掲載された。… 2015/02/16 循環器
ARB:オルメサルタンが一番人気 第2位はテルミサルタン、第3位はカンデサルタン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、最も処方頻度の高いアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)を聞いたところ、第1位はオルメサルタン(商品名オルメテック)となった。医師の23.2%がオルメサルタンを挙げ、最も人気のあるARBであることが分かった。… 2015/02/12 循環器
第36回日本高血圧学会 オルメサルタンの降圧度は背景因子に大きく影響されない オルメサルタンは診察室血圧と同程度に早朝家庭血圧を低下させるばかりか、その降圧度は、性、年齢、心疾患既往、飲酒習慣などの背景因子に大きく影響されないことが示された。併用薬の種類を問わず、単剤投与の場合と同様の降圧効果が期待できるほか、治療抵抗性高血圧などの症例においても良好… 2013/11/20 循環器
第61回日本心臓病学会 オルメサルタンがHFPEF患者の末梢血管内皮機能、左室拡張機能を改善 左室収縮能が保たれた心不全(HFPEF)の病態はいまだ不明な点が多く、治療法も確立されていない。熊本大学大学院循環器内科学の山本英一郎氏らは、第61回日本心臓病学会学術集会(9月20~22日、開催地:熊本市)で、ARBのオルメサルタンが、HFPEFを有する高血圧患者に対して、降圧効果とは独立し… 2013/11/05 循環器
2型糖尿病合併高血圧患者、降圧力はオルメサルタンが優位 実臨床における2型糖尿病合併高血圧患者224例の検討で、ARB通常用量のオルメサルタンはテルミサルタンと比較して、診察室血圧および早朝家庭血圧において降圧力が優れていることが示された。特に早朝家庭血圧における高血圧治療ガイドライン2009の降圧目標達成率は、オルメサルタンに切り替えた群… 2013/10/25 循環器
第23回欧州高血圧学会 オルメサルタン、2型糖尿病患者における左室リモデリング進行も抑制 ROADMAP試験よりECG-LVH結果 アンジオテンシンII受容体拮抗薬のオルメサルタンには、2型糖尿病患者における左室リモデリング進行を抑制する効果があることが示された。ROADMAP試験においてECGにより評価した左室リモデリングへの効果を検討した結果、明らかになったもの。ドイツErlangen大学病院のRoland E.Schmieder氏らが、… 2013/07/30 循環器
第77回日本循環器学会 オルメサルタンは交感神経活性高い患者、特にCKD合併例でより強い降圧効果 ARBのオルメサルタンは、腎虚血の改善と腎虚血に伴う交感神経活性亢進の抑制により、交感神経活性の高い早朝家庭高血圧患者、特にCKD合併患者に対してより強い降圧効果をもたらすことが分かった。オルメサルタンを用いて、家庭血圧、診察室血圧と心血管系イベントとの関連や家庭血圧を指標とした… 2013/04/24 循環器
第35回日本高血圧学会総会 オルメサルタンは家庭血圧の早朝値と就寝前値の差を減少させる 家庭収縮期血圧の早朝値と就寝前値の差(ME差)が大きいと、脳・心血管リスクが高くなる可能性が示唆されている。このME差は、ARBオルメサルタンの投与により、1週後から有意に減少し、減少の程度は加齢や糖尿病、CKDの有無に影響されないことが、自治医科大学循環器内科の苅尾七臣氏らにより、第… 2012/10/11 循環器
第35回日本高血圧学会総会 アルブミン尿を呈する2型糖尿病合併高血圧患者、オルメサルタン+アゼルニジピンが有用 アルブミン尿を呈する2型糖尿病合併高血圧患者を対象としたPROBE法による試験で、ARBオルメサルタンとCa拮抗薬アゼルニジピンの併用は、尿中アルブミン低下作用に関し、オルメサルタンと利尿薬の併用に対して非劣性であることが示された。桑名市総合医療センター桑名東医療センター(三重県桑名市… 2012/10/05 循環器
日本糖尿病学会2012 2型糖尿病合併高血圧患者に対する高用量オルメサルタンでインスリン抵抗性など糖代謝指標が改善 2型糖尿病を合併する高血圧患者で、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)のオルメサルタン、テルミサルタンのそれぞれ最大用量投与による効果を比較すると、降圧効果には差がなかったが、インスリン抵抗性をはじめとする糖代謝の改善効果においてはオルメサルタンが優れている可能性のあること… 2012/06/01 循環器
米国心臓協会(AHA)2011 脳卒中後HT患者の脳血流や認知機能をARBが改善 投与24週で脳血流は8~15%、認知機能検査も18~36%改善 高血圧は脳卒中後の脳血管障害や認知機能障害の原因の1つであり、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)は脳卒中後の脳血流を改善することが報告されている。今回、鹿児島大霧島リハビリテーションセンターの松元秀次氏らは、脳卒中後の脳血流量や認知機能は高血圧患者では低下しているが、脳卒… 2012/01/11 循環器
日本高血圧学会2011 DM合併高血圧、ARBと併用するCCBに差異 心拍数を抑制するアゼルニジピンが有用と演者 2型糖尿病合併高血圧患者に対してアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)とCa拮抗薬を併用する場合、テルミサルタン/アムロジピンよりもオルメサルタン/アゼルニジピンの方が優れている可能性があると、坂出市立病院内科の大工原裕之氏が第34回日本高血圧学会総会(10月20~22日、開催地:宇都宮… 2011/12/12 循環器
日本高血圧学会2011 脳・心血管疾患の予防には厳格な降圧を オルメサルタン投与患者を3年間追跡したOMEGA Studyの結果 脳・心血管疾患を予防するには正常血圧を目標とした厳格な降圧が重要であること、また食習慣との関連では脳血管疾患予防に食塩制限が有効であることが、日本人の本態性高血圧患者1万5000例あまりを3年間追跡した大規模な前向きコホート研究「OMEGA Study」から明らかになった。第34回日本高血圧学… 2011/11/17 循環器
日本高血圧学会2011 ARBオルメサルタンは早朝高血圧を良好に抑制 HONEST Studyの追跡16週データより アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)オルメサルタンは、早朝家庭血圧を投与後1週より16週にわたって有意に低下させ、早朝高血圧に対して明らかな抑制効果を示すことが分かった。 2011/11/10 循環器
欧州高血圧学会(ESH)2011 アジルサルタン対オルメサルタン 前者はchlorthalidone、後者はHCTZとの併用で降圧度を比較 新規のアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)であるアジルサルタン(AZL)と利尿薬chlorthalidone(CTD)の併用は、オルメサルタン(OLM)とヒドロクロロチアジド(HCTZ)併用に比べ降圧作用には優れる一方、高用量では忍容性に難がある可能性が示された。約1000例を対象とした第3相試験の結果で… 2011/08/02 循環器
日本糖尿病学会2011 2型糖尿病合併高血圧に対するARBの併用薬 サイアザイド系利尿薬よりもCa拮抗薬の方が優れる可能性 アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)の単独療法で目標血圧を達成できない2型糖尿病合併高血圧患者に対する併用薬として、Ca拮抗薬はサイアザイド系利尿薬よりも、降圧効果や代謝、腎機能への影響という面で優れる可能性がある――。… 2011/06/15 循環器
日本糖尿病学会2011 糖尿病合併高血圧に対する最大用量ARBの効果 オルメサルタンとテルミサルタンでは糖・脂質代謝に差 産業医大第1内科の新生忠司氏らは、2型糖尿病合併高血圧患者に対する最大用量のアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)の有用性をオルメサルタンとテルミサルタンで比較。糖・脂質代謝においてオルメサルタンが優れている可能性を示唆する成績を得たと、第54回日本糖尿病学会年次学術集会(5月19~… 2011/06/10 循環器
米国心臓病学会(ACC)2011 高齢者高血圧の追加治療、ARB増量かCCB併用か ハイリスク高齢患者を対象としたOSCAR Study、結果は同等 高齢者高血圧に対する薬物療法としてわが国では、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)、Ca拮抗薬がともに第1選択薬として位置付けられている。ARBは、特に糖尿病性腎症や心不全に対して、イベント発生抑制効果が用量依存性に増強することが知られている。… 2011/05/13 循環器
米国心臓病学会(ACC)2011 ARBによるプラーク進展抑制に抗炎症作用が関与 アテローム容積率の変化とhsCRPの変化が有意相関、OLIVUSサブ解析 アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)オルメサルタンによる冠動脈プラークの進展抑制に、同薬剤の持つ抗炎症作用が関与している可能性のあることが、OLIVUS(Impact of OLmesartan on progression of coronary atherosclerosis:evaluation by IntraVascular UltraSound)試験の解析から明らかに… 2011/04/27 循環器
埼玉医大病院長・片山茂裕氏に聞く ARB用いた糖尿病患者の厳格血圧管理にエビデンス ROADMAP試験からのメッセージとは N Engl J Med誌にこのほど、ROADMAP試験の最終結果が掲載された(Haller H, et al. N Engl J Med. 2011;364:907-17.)。正常アルブミン尿で心血管危険因子を1つ以上持つ2型糖尿病患者において、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)オルメサルタンの投与により、微量アルブミン尿の発症が有意に… 2011/04/06 代謝・内分泌
循環器プレミアム速報 2010年に日本で最も売れた薬はブロプレス 薬効群別でもRA系抑制薬がトップ、IMSジャパンデータから 医薬品市場調査会社IMSジャパンが2月25日に発表した、2010年1~12月の国内医療用医薬品の売上高データによると、国内で最も売上金額が高かった製品はブロプレス(一般名カンデサルタン)だった。薬効群別でも、レニン・アンジオテンシン(RA)系抑制薬が、売上の伸びが著しい抗腫瘍薬を抑えて1位… 2011/03/03 循環器
新薬剤情報 米FDA、新規ARBのazilsartanを承認 武田薬品工業は2月26日、同社の米国子会社が米食品医薬品局(FDA)に申請していた新規アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)のazilsartan medoxomil(TAK-491、商品名EDARBI)について、高血圧症を適応として現地時間の2月25日付でFDAから承認を受けたと発表した。… 2011/02/28 循環器
新薬剤情報 米でアリスキレン+CCB+HCTZの3剤合剤が承認 米食品医薬品局(FDA)は2010年12月21日、米Novartis Pharmaceuticals社が開発していた、直接的レニン阻害薬アリスキレン、Ca拮抗薬アムロジピン、利尿薬ヒドロクロロチアジド(HCTZ)の降圧薬3剤合剤(商品名Amturnide)を承認した。アリスキレンを含む降圧薬の3剤合剤が承認されたのは初めて。… 2011/01/05 循環器
米国心臓協会(AHA)2010 狭心症患者へのARB、長期予後も改善 ARBの投与が独立した予後改善因子に、OLIVUS試験3年成績 狭心症の治療では、冠動脈狭窄を引き起こす動脈硬化性プラークの進展抑制が必要だ。そして、それにはスタチンやチアゾリジン系薬剤が有効であることが示されている。 2010/12/13 循環器
欧州高血圧学会2010 ARBはACEIより高齢者高血圧を確実に降圧 高齢患者のABPMを評価したものとしては最大規模のESPORT試験 軽度から中等度の高齢者高血圧患者において、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)オルメサルタンはACE阻害薬ラミプリルに比べ、より確実な降圧が可能であるとする多施設二重盲検ランダム化比較試験ESPORT(Efficacy and Safety in elderly Patients with Olmesaratan and Ramipril Treatment)… 2010/07/14 循環器
欧州高血圧学会2010 ROADMAP試験の結果を主任研究者がレビュー (2010.7.15訂正) 第20回欧州高血圧学会(6月18~21日、開催地:オスロ)2日目、Clinical Trialsセッションでドイツ・ハノーバー大学のHermann Haller氏はROADMAP試験の結果をレビューすると共に、米食品医薬品局(FDA)に指摘された心血管イベントとの関連についての見解を述べた。… 2010/07/13 代謝・内分泌
日本腎臓学会2010 糖尿病腎症の脳心血管イベントをARBが抑制 LBCTセッションでORIENT試験からの知見を今井氏が総括 日本人を含むアジア人で顕性腎症に至った2型糖尿病患者を対象に、アンジオテンシンII受容体拮抗薬オルメサルタンの有効性・安全性を検討した二重盲検ランダム化比較試験ORIENTからこれまでに得られた知見について、第53回日本腎臓学会学術総会で名大腎臓内科の今井圓裕氏が総括した。… 2010/07/05 代謝・内分泌
日本糖尿病学会2010 ARBの腎保護作用、腎機能低下速度により違いが 糖尿病腎症を対象としたORIENT試験のサブ解析から アンジオテンシンII受容体拮抗薬には糖尿病性腎症に対する腎保護作用が知られているが、この作用は腎機能の低下速度などによって違いがあることが明らかとなった。第53回日本糖尿病学会年次学術集会(5月27~29日、開催地:岡山市)で、旭川医大内科学病態代謝内科学分野の羽田勝計氏が発表した。… 2010/06/14 腎・泌尿器
糖尿病性腎症に対するARBの腎保護作用は腎機能低下速度によって違いがある アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)には糖尿病性腎症に対する腎保護効果が知られているが、この効果は腎機能の低下速度などによって違いがあることが明らかとなった。5月27日から岡山市で開催されている第53回日本糖尿病学会で、旭川医科大学内科学教授の羽田勝計氏が発表した。… 2010/05/28 代謝・内分泌
日本循環器学会2010 肺動脈性肺高血圧症をナノ粒子封入ARBの吸入で治療 実験動物での検討では右室圧上昇や肺動脈リモデリングを抑制 肺動脈性肺高血圧症(PAH)に対する低侵襲治療法として、ナノ粒子に封入したアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)による吸入治療の研究が進んでいる。ラットを用いた基礎的検討の結果を、九大大学院循環器内科学の陳玲氏らが第74回日本循環器学会総会・学術集会(3月5~7日、開催地:京都市)で… 2010/04/02 循環器
日本循環器学会2010 急増する臨床試験、そのエビデンスを正しく解釈するために 試験デザインと長所・短所の理解が必要に 循環器領域におけるわが国発の臨床試験が近年増加し、得られたエビデンスが国内外の臨床現場に還元される機会も増えている。日本人を対象としたエビデンスが蓄積されるようになった一方で、そもそもの試験デザイン自体が抱える問題点や、結果が正確に伝達されないという新たな課題も指摘され始め… 2010/03/30 循環器
本誌連動◇2010年話題の新薬 Vol.2 Ca拮抗薬とARBの新ペア 既存成分の合剤化の動きが加速 作用機序の異なる既存の成分を合剤化する動きが加速している。Ca拮抗薬との新しい組み合わせのほか、併用されることが多い緑内障の治療薬においても合剤の開発が進んでいる。 2010/01/18 医薬品
AHA2009 ARBで高血圧合併安定狭心症患者の冠動脈プラークが減少 OVATION試験の中間報告から 高血圧を伴う安定狭心症患者にARBを投与した臨床試験で、投与開始時に比べ、6カ月目には冠動脈プラークが約11%と有意に減少した。OVATIONの中間報告で、名大大学院器官制御内科学の石井秀樹氏が発表した。… 2010/01/06 循環器
米国腎臓学会(ASN)2009 脳心血管イベント抑制はARB追加投与による効果 ACE阻害薬併用の有無で層別化したORIENT試験のサブ解析結果より これまで、顕性腎症を伴う2型糖尿病例に対してARBオルメサルタンを投与することにより脳心血管イベントが抑制されることは、二重盲検比較試験であるORIENT試験で示されていた。しかし、腎複合イベントの抑制効果は確認されず、追加の解析が待たれていた。… 2009/12/10 代謝・内分泌
米国腎臓学会(ASN)2009 ARBとスタチンにより高血圧患者のオステオポンチンが低下 血中オステオポンチン濃度は血管炎症の指標として有用 オステオポンチンは骨形成プロセスにかかわることで知られる蛋白質だが、近年、炎症性サイトカインとして動脈硬化を促進する作用が注目されている。高血圧患者の血中オステオポンチン濃度は健常者に比べ高値を示すが、ARBとスタチンを投与すると血中オステオポンチン濃度は低下することが報告され… 2009/11/27 循環器
米国腎臓学会(ASN)2009 2型糖尿病の微量アルブミン尿発症をARBが抑制 オルメサルタンを投与したROADMAP試験の結果が明らかに 2型糖尿病における早期腎症のサインであり、心血管合併症の危険因子でもある微量アルブミン尿の発症を、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)の追加投与により抑制できることが明らかとなった。 2009/11/16 代謝・内分泌
日本高血圧学会2009 早朝血圧に対する降圧効果をARB4種類で比較 投与中の血圧値・降圧度ではオルメサルタンが優位 複数上市されているアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)について、日常臨床における効果の違いはどの程度あるのだろうか。このようなclinical questionに答える臨床研究を宮川内科小児科医院の宮川政昭氏が企画、その結果を第32回日本高血圧学会総会(10月1~3日、大津市)で発表した。… 2009/10/26 循環器
日本高血圧学会2009 ARBの併用薬、利尿薬よりCa拮抗薬の方が優れる可能性 上腕血圧では同等、だが中心血圧ではCa拮抗薬併用群の方が高い降圧効果 アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)とCa拮抗薬の併用は、ARBと利尿薬の併用に比べ、上腕血圧の降圧効果は同等だったが、中心血圧の降圧効果は有意に大きいことが分かった。自治医大循環器内科の松井芳夫氏が、第32回日本高血圧学会総会(10月1~3日、大津市)で発表した。… 2009/10/23 循環器
日本高血圧学会2009 ARBは血圧レベルにかかわらず脳心血管イベントを抑制 顕性腎症を伴う2型糖尿病患者を対象としたORIENT試験のサブ解析結果 顕性腎症を伴う2型糖尿病に対するアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)オルメサルタンの投与は、プラセボと比較して、治療中の血圧レベルが同じでも脳心血管イベントを減少させることが分かった。 2009/10/20 循環器
ARB単剤で下がらないなら増量よりも合剤――J-HOME AI研究から 中心血圧の降圧にも優れる アンジオテンシン2受容体拮抗薬(ARB)単剤治療中の本態性高血圧患者のうち、通常用量では目標血圧に達しない症例では、ARBを最大用量まで増量するよりも、ロサルタンと少量利尿薬の合剤に切り替える方が、高い降圧効果を得られることが示された。家庭血圧だけでなく、予後予測能に優れると近年注… 2009/10/06 循環器
欧州心臓学会(ESC)2009 ARBの心保護作用は薬剤間で異なる オルメサルタンはACE2-Ang(1-7)-Mas系に作用する可能性 レニン・アンジオテンシン・アルドステロン(RAA)系に拮抗して降圧・心保護作用を発揮する「ACE2-Ang(1-7)-Mas系」が近年注目を集めている。 2009/09/28 循環器
ORIENT 糖尿病性腎症に対するARBの腎保護効果は結論出ず Olmesaetan Reducing Incidence of End stage renal disease in diabetic Nephropathy Trial 顕性腎症を伴う2 型糖尿病においてARBを投与することで心血管イベントの発症を抑制できることが大規模試験で初めて確認された。しかし、主要評価項目である腎複合イベントの抑制効果は確認されず、その理由の解明が待たれる… 2009/09/01 腎・泌尿器
日本動脈硬化学会2009 ARBの長期投与で血管老化の進行が遅延する ROS産生抑制による酸化ストレスの低下で血管老化の進行が遅延 加齢は心血管イベントの独立した危険因子であり、老化した血管では拡張能、抗血栓能などが低下し、動脈硬化性疾患の原因となる。こうした血管老化の主因と見なされるのが酸化ストレスだが、東邦大医療センター大森病院糖尿病・代謝・内分泌内科の正井なつ実氏と同病院臨床検査部教授の盛田俊介氏… 2009/08/11 循環器
欧州高血圧学会(ESH)2009 オルメサルタンで登録症例の61%が130/80未満を達成 ROADMAP試験1年目の中間解析から アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)オルメサルタンによる糖尿病腎症予防効果を見るROADMAP試験の追跡1年目のデータから、同薬の投与で登録症例の61%が降圧目標(<130/80mmHg)を達成しており、心血管疾患リスクの減少は31%と推定されることが明らかになった。第19回欧州高血圧学会で、米国… 2009/07/08 腎・泌尿器
日本腎臓学会2009 AGEsに対するARBの作用は薬剤により異なる可能性 血中ペントシジン濃度がオルメサルタンで低下、テルミサルタンでは不変 慢性的な高血糖状態で形成・蓄積される終末糖化産物(AGEs)に対して、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)は、薬剤により異なる作用を示す可能性がある。国立循環器病センター動脈硬化代謝内科の槇野久士氏らが、前向き研究の結果として、第52回日本腎臓学会学術総会(6月3~5日、開催地:横… 2009/06/23 代謝・内分泌
日本糖尿病学会2009 ARBが末梢神経障害の進行を抑制する可能性 アンジオテンシンII受容体の発現増加が関与か レニン・アンジオテンシン(RA)系抑制薬であるACE阻害薬とアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)は、高血圧および腎障害を伴う2型糖尿病患者に対する第1選択薬だが、末梢神経障害を合併する患者への効果はまだ明らかでない。弘前大臨床検査医学准教授の杉本一博氏らは、ZDF(Zucker Diabetic Fa… 2009/06/12 循環器
日本糖尿病学会2009 学会初のLBCT、日本人のエビデンス集まる エクセナチド週1回投与型薬剤の効果を見たDURATION-1にも注目が 第52回日本糖尿病学会年次学術集会(5月21~24日、大阪市)のLate-Breaking Clinical Trial(LBCT)セッションでは、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)やαグルコシダーゼ阻害薬、GLP-1アナログ製剤に関する大規模試験の結果などが相次いで報告され、参加者の注目を集めた。… 2009/06/10 代謝・内分泌
日本循環器学会2009 CKD合併高血圧に対するオルメサルタンの効果と安全性 降圧効果や副作用発現率で非CKD群との間に差は見られず 慢性腎臓病(CKD)合併高血圧患者への第1選択薬であるアンジオテンシンII受容体拮抗剤(ARB)は、プライマリ・ケアにおいても安全に使用できるとの知見が、日大総合健診センター所長の久代登志男氏らが行った前向き観察研究から示された。第73回日本循環器学会総会・学術集会(3月20~22日:開催… 2009/04/15 循環器
日本高血圧学会2008 ARB単剤投与と利尿薬併用の効果を家庭血圧で比較 オルメサルタン単剤投与の方が優れる傾向に アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)のオルメサルタン(OLM)は、同じくARBであるロサルタン(LOS)と少量の利尿薬を併用した場合と比べて、家庭血圧を指標とした降圧効果や空腹時血糖値の点で優れる傾向があるとの研究結果を、宮川内科小児科医院の宮川政昭氏が発表した。… 2008/10/16 循環器
第11回 心原性脳梗塞を防ぐ手段としてのARB 今まで行われた心房細動に関する数々の大規模臨床試験は、抗不整脈薬などによる洞調律維持やアスピリンなどによる抗血小板療法では悲惨な心原性脳梗塞を防げないことを明らかにしました。その予防手段は今のところ、ワルファリンによる抗凝固療法しかないという現実を私たちは受け入れるしかあり… 2008/10/08 循環器
軽~中等度腎障害高血圧に対するARB長期投与の検討 イタリアBarcelona大のE. Agabiti-Rosei氏は6月19日、HYPERTENSION2008のポスターセッションにおいて、軽~中等度の腎障害を伴う高血圧に対する降圧作用をオルメサルタンとロサルタンで比較した二重盲検試験の結果を報告した。… 2008/06/20 循環器
オルメサルタンがアルツハイマー型認知症の抑制に有用か 降圧療法による認知症発症の減少は複数の大規模試験で報告されているが、機序の解明には至っていない。6月19日、HYPERTENSION2008のポスターセッションにおいて大阪大の武田朱公氏(写真)らは、オルメサルタンがアルツハイマー型認知症の抑制に有用である可能性を、マウスを用いた検討で報告した… 2008/06/20 循環器
オルメサルタン+Ca拮抗薬で血圧非依存性の血管リモデリング抑制作用 愛媛大の稲葉慎二氏(写真)らは6月19日、HYPERTENSION2008のポスターセッションにおいて、「オルメサルタン+Ca拮抗薬」には降圧を介さない血管リモデリング抑制作用があり、抗炎症・抗酸化作用が機序の一部である可能性を報告した。… 2008/06/20 循環器
オルメサルタン+Ca拮抗薬とオルメサルタン+利尿薬を比較--OLAS-Study 「オルメサルタン+Ca拮抗薬」と「オルメサルタン+低用量利尿薬」は降圧作用こそ同等だが、糖代謝や炎症に対する改善作用はCa拮抗薬併用の方が強力なようだ。6月17日、ベルリンで開かれているHYPERTENSION 2008のポスターセッションにてスペインDr.Negrin大病院のF.J.MARTINEZ-MARTIN氏らが報告… 2008/06/19 循環器
Non-dipperの夜間降圧パターンをオルメサルタンが改善 夜間降圧減弱(non-dipper)は心血管系予後の増悪因子だが、オルメサルタン8週間服用によりnon-dipperの夜間降圧減弱は改善し正常化(dipper)に向かうという成績を、名古屋市立大学心臓・腎高血圧内科学の福田道雄氏(写真)らが6月17日、ベルリンで開催されているHYPERTENSION2008のポスターセッ… 2008/06/18 循環器
オルメサルタンは好中球を介してアテロームプラーク破綻を抑制 アテロームプラーク破綻のモデルマウスを用いた研究により、アンジオテンシンII受容体拮抗薬のオルメサルタンは好中球の作用を抑制することで、プラーク破綻を抑制している可能性が示された。名大医学部循環病態探索医療学の研究グループが11月29日、第15回日本血管生物医学会・学術集会のポスタ… 2007/11/30 循環器
【AHA2005速報】 オルメサルタンは心房細動による心内膜のリモデリングを抑制する――ラットで確認 心房細動(AF)に起因する心内膜の凝固促進的リモデリングに対しオルメサルタンが抑制的に作用するとの成績が、11月13日のポスターセッションで報告された。心臓血管研究所の山下武志氏らがラットを用いて検討したところ、AFによる「外因性凝固阻害因子(TFPI)、トロンボモジュリン(TM)ならび… 2005/11/16 循環器