【新薬】リサンキズマブ(スキリージ) 乾癬を治療する第2の抗ヒトIL-23p19モノクローナル抗体 2019年5月24日、乾癬治療薬リサンキズマブ(商品名スキリージ皮下注75mgシリンジ0.83mL)が発売された。本薬は、3月26日に製造販売が承認され、5月22日に薬価収載されていた。適応は「既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症」、用法用量は「1回150mgを初回、… 2019/05/31 皮膚科
乾癬に効く漢方(1) 乾癬の考え方と漢方処方 乾癬は、皮膚が赤くなって盛り上がり、その表面を銀白色の細かいかさぶたが覆い、それがフケのように剥がれ落ちる尋常性乾癬などの総称です。漢方では、乾癬による「病変の証」と、乾癬が生じた根本にある患者の体質という全体的な証の両方をみて、治療を進めます。… 2018/11/21 コメディカル
【新薬】グセルクマブ(トレムフィア) 乾癬治療にヒト型抗ヒトIL-23p19抗体登場 2018年3月23日、乾癬治療薬グセルクマブ(商品名トレムフィア皮下注100mgシリンジ)の製造販売が承認された。適応は「既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿胞性乾癬、乾癬性紅皮症」、用法用量は「1回100mgを初回、4週後、以降8週間隔で皮下投与」。… 2018/05/11 皮膚科
Circulation誌から 乾癬患者の動脈硬化性プラークは危険度が高い 皮膚症状の改善に伴い動脈硬化も改善 高脂血症患者や健常人と比較して、乾癬患者では冠動脈における動脈硬化プラークの断面積比率が高いことが分かった。また経時的な観察の結果、乾癬の皮膚症状改善に伴いプラーク断面積比率も改善した。かねてから注目されている炎症性疾患と動脈硬化との関連について示唆に富む臨床データがCircula… 2017/08/04 循環器
トレンド◎患者の利便性向上や副作用の軽減に期待 シャンプー、ゲル…頭部乾癬用薬の新剤形が続々 今月、シャンプー剤の乾癬治療薬が発売された。頭皮に塗布し、約15分置いてから洗い流すという用法が特徴だ。同じく乾癬治療薬で、ステロイドとビタミンD3を配合したゲル剤も承認申請中。これら新たな剤形の外用薬により、乾癬の難治病変である頭部皮疹の改善と、患者の利便性向上を目指す。… 2017/07/27 皮膚科
【新薬】クロベタゾールプロピオン酸エステル(コムクロシャンプー) 頭皮の副作用を低減した尋常性乾癬シャンプー 2017年3月30日、外用頭部乾癬治療薬クロベタゾールプロピオン酸エステル(商品名コムクロシャンプー0.05%)の製造販売が承認された。適応は「頭部の尋常性乾癬」。1日1回、乾燥した頭部に患部を中心に適量を塗布し、約15分後に水または湯で泡立て、洗い流す。… 2017/04/28 医薬品
【新薬】アプレミラスト(オテズラ) 乾癬治療における世界初の経口PDE4阻害薬 2017年3月1日、乾癬治療薬アプレミラスト(商品名オテズラ錠10mg、同錠20mg、同錠30mg)が発売された。本薬は2016年12月19日製造販売が承認、2017年2月15日薬価収載されている。適応は「局所療法で効果不十分な尋常性乾癬および関節症性乾癬」。… 2017/03/17 皮膚科
【新薬】ブロダルマブ(ルミセフ) IL-17の受容体Aに結合する新機序の乾癬治療薬 2016年7月4日、乾癬治療薬ブロダルマブ(商品名ルミセフ皮下注210mgシリンジ)の製造販売が承認された。適応は「既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿胞性乾癬、乾癬性紅皮症」。1回210mgを初回、1週後、2週後に皮下投与し、それ以降は2週間間隔で皮下投与する。… 2016/08/26 医薬品
【新薬】マーデュオックス 国内2番目のビタミンD3とステロイドを配合した外用乾癬治療薬 2016年3月28日、尋常性乾癬治療薬マキサカルシトール/ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル(商品名マーデュオックス軟膏)の製造販売が承認された。1日1回、患部に塗布する。1日の使用量は10g(マキサカルシトールとして250μg)までとなっている。… 2016/04/22 医薬品
「乾癬」は「感染」しません! 読者は「乾癬」という病気をご存知だろうか?「かんせん」という発音から、伝染病のように思われがちだが、実際は全くうつらない皮膚疾患である。日本ではあまりなじみがないが、アメリカでは「アトピー性皮膚炎」と同じくらい有名な病気であり、患者も多い。皮膚科医として興味を持って取り組ん… 2015/06/24 皮膚科
BMJ誌から メトトレキサートで肺疾患リスクは上昇しない 関節リウマチ以外を対象とするランダム化比較試験のメタアナリシスで示唆 関節リウマチ患者への使用で間質性肺炎の発症が報告され、肺毒性を持つと懸念されているメトトレキサート(MTX、商品名メソトレキセート、リウマトレックス他)。しかし、乾癬や炎症性腸疾患など関節リウマチ以外の患者を対象としたランダム化比較試験のメタアナリシスでは、メトトレキサート使用… 2015/04/06 骨・関節・筋
【新薬】セクキヌマブ コセンティクス皮下注:新機序の乾癬治療薬 2014年12月26日、乾癬治療薬セクキヌマブ(商品名コセンティクス皮下注150mgシリンジ、同皮下注150mg)の製造販売が承認された。適応は「既存の治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬」で、1回300mgを初回、1週後、2週後、3週後、4週後に皮下投与し、以降、4週間間隔で皮下投与する。乾癬の… 2015/02/17 医薬品
JAMA Dermatol誌から 乾癬患者は症状が重症になるほど血圧管理が悪化 住民ベースの横断的研究の結果 乾癬の重症度と高血圧管理の関係について分析した初めての研究で、重症度が高い乾癬ほど血圧管理が不十分になるリスクが高いことが示された。米Pennsylvania大学のJunko Takeshita氏らが、JAMA Dermatology誌電子版に2014年10月15日に報告した。… 2014/11/11 循環器
BMJ誌から 重症乾癬ではCKD発症リスクが上昇する可能性 英国で行われた住民ベースのコホート研究の結果 重症の乾癬は慢性腎臓病(CKD)の独立した危険因子である可能性が、大規模コホート研究の結果として示された。米Pennsylvania大のJoy Wan氏らが、BMJ誌電子版に2013年10月16日に報告した。 2013/11/05 腎・泌尿器
JAMA誌から 抗TNFα薬服用者に重症感染症リスクの上昇なし ただし関節リウマチにおけるインフリキシマブ投与はリスク上昇の可能性 抗TNFα薬の投与を受けている自己免疫疾患患者の重篤な感染症リスクは、生物製剤以外の治療薬を服用している患者と差がないことが、米Vanderbilt大学のCarlos G. Grijalva氏らが行った大規模後ろ向きコホート研究で明らかになった。ただし、関節リウマチ(RA)患者においては、インフリキシマブは… 2011/11/22 アレルギー・免疫
JAMA誌から TNF阻害薬とヒドロキシクロロキンに糖尿病の抑制効果? いずれかを使用中の関節リウマチ/乾癬患者で糖尿病罹患率が低下 関節リウマチ(RA)または乾癬で、腫瘍壊死因子(TNF)阻害薬またはヒドロキシクロロキンを投与されている患者は、それ以外の抗リウマチ薬(DMARDs)を投与されている患者に比べて糖尿病発症のリスクが低いことが、後ろ向きコホート研究で示された。米Brigham and Women’s Hospital のDaniel H. … 2011/07/13 骨・関節・筋
PLoS ONE誌から 乾癬患者は難治性高血圧を高頻度で合併 米国での症例対照研究、エンドセリン1濃度が重症度と関連か 乾癬患者は高血圧を合併する頻度が高く、より重症例が多いことが、米国・カリフォルニア大学デービス校(UCD)の皮膚科医らによる症例対照研究で明らかになった。この結果は3月29日、PLoS ONE誌(オンライン)に掲載された。… 2011/06/01 循環器
【新薬】ウステキヌマブ ステラーラ:乾癬に12週間隔の皮下注で効く抗体医薬 2011年3月14日、ヒト型抗ヒトIL-12/23p40モノクローナル抗体のウステキヌマブ(商品名ステラーラ皮下注45mgシリンジ)が発売された。本薬は、既に1月21日に製造承認を取得し、3月11日に薬価収載されている。適応は、「既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、関節症性乾癬」で、1回45mgを皮下投与する… 2011/03/31 皮膚科
日経メディカル2010年5月号「トレンドビュー」(転載) 乾癬治療に生物学的製剤 使用施設は限定、重症患者のQOL向上に期待 乾癬治療の選択肢として、新たに生物学的製剤が加わった。重篤な副作用の懸念もあることから、当面は日本皮膚科学会が認定した施設のみでの使用となったが、優れた改善効果に期待が高まっている。 2010/05/21 皮膚科
特集●意外と知られていない皮膚疾患 Vol.5 足底角化症の陰に健康サンダル 足裏の皮膚が増殖して分厚くなり、時に足底の不快感が出現する。見た目は角質増殖型(角化型)白癬のようだが、調べても白癬菌は検出されず、白癬の治療も効かない―。熊本市立熊本市民病院皮膚科部長の木藤正人氏は、たびたびそんな患者に遭遇してきた。角化型白癬以外に疾患が思い浮かばず、患… 2009/11/13 皮膚科
乾癬の炎症が女性の高血圧と糖尿病の発症に関与 Inflammation in Psoriasis Is More than Skin Deep 乾癬による炎症が、女性の高血圧と糖尿病のリスクを上昇させる可能性のあることが分かった。 2009/05/15 循環器
抗TNF治療では受容体製剤より抗体製剤の結核発症リスクが高い可能性 同じ抗腫瘍壊死因子(TNF)療法でも、薬剤の種類によって結核の発症率に差が生じる可能性があることが分かった。仏パリ第11大学のXavier Mariette氏は6月12日、欧州リウマチ学会(EULAR)の一般口演で、受容体製剤を使った場合に比べ、抗体製剤を使った場合の方が、結核の発症率が高まる可能性を… 2008/06/19 骨・関節・筋
TNFα受容体製剤エタネルセプトは乾癬患者のうつと疲労感の軽減にも有効--フェーズ3の結果 乾癬は、患者の心理面や感情面にも影響を及ぼす。乾癬患者がうつ状態になる頻度は、一般の人に比べて高い。米Texas大学Health Science CenterのStephen Tyring氏らは、乾癬の皮膚病変に対する有効性が示されているエタネルセプトが、患者のうつや疲労感に与える影響を評価した。無作為割付比較対… 2005/12/26 精神・神経
乾癬患者に朗報、インフリキシマブ単剤投与で4人に1人は症状消失、8割が75%以上改善--ドイツの研究がLancet誌に掲載 腫瘍壊死因子アルファ(TNFα)は、乾癬の病態に関与すると考えられている。独Goettingen大学のKristian Reich氏らは、インフリキシマブの皮膚と爪の症状に対する長期的な効果と安全性を評価した。治療開始から10週目には、80%の患者で皮膚症状が75%以上改善(PASI 75)、26%で症状が消失した… 2005/10/24 皮膚科