Ann Intern Med誌から 睡眠不足は脂肪細胞のインスリン感受性を低下させる 4.5時間×4日間で減少認める、米国での実験結果 健康な若者が、1日の睡眠時間を4.5時間に制限して4日間過ごした場合、1日8時間眠った場合に比べて脂肪細胞のインスリン感受性が減少することが、米Cedars-Sinai Medical CenterのJosiane L. Broussard氏らの実験で分かった。論文は、Ann Intern Med誌2012年10月16日号に掲載された。… 2012/11/06 代謝・内分泌
日経メディカル2011年12月号特別編集版「ピックアップ」(転載) 災害時の血圧管理で提言、目標140/90mmHg未満 自治医科大学内科学講座循環器内科学部門主任教授 苅尾 七臣氏 東日本大震災の被災地においても、心血管イベントのリスク増大が懸念されている。対策が急がれる中、災害医療支援の現場からは、血圧の管理目標140/90mmHg未満、質の良い睡眠の確保、徹底した減塩の実施、2週間ごとの血圧の再評価などの提言が出されている。… 2012/02/03 循環器
Ann Intern Med誌から ダイエットで脂肪を減らしたければ十分な睡眠を 摂取カロリーを減らしてメタボ解消を狙う減量挑戦者は、睡眠時間を十分に確保しないと、体重は減っても脂肪は減らないという悲しい結果に終わる可能性がある。米Chicago大学のArlet V. Nedeltcheva氏らは、過体重または肥満の成人10人を対象にクロスオーバー試験を行い、摂取カロリーを同様に減ら… 2010/10/21 代謝・内分泌
日本成人病(生活習慣病)学会2010 寝不足・朝寝坊はHbA1c高値と関連 日本人の2型糖尿病外来患者を対象とした横断研究の結果 睡眠時間が短く、起床時刻が遅い糖尿病患者はHbA1c値が高く、血糖コントロールが不良な傾向にあるとの研究結果を、筑波大内分泌代謝・糖尿病内科とお茶の水女子大ライフサイエンス専攻の研究グループがまとめた。お茶の水女子大の西垣結佳子氏が第44回日本成人病(生活習慣病)学会学術集会(1月9… 2010/02/11 代謝・内分泌
JAMA誌から 睡眠時間が短いと冠動脈石灰化リスクが上昇する 米国での観察研究の結果 睡眠の量と質は健康に大きな影響を与える。米Chicago大学のChristopher Ryan King氏らは、観察研究を行い、睡眠時間が短いと冠動脈石灰化リスクが上昇することを示した。睡眠時間が1時間延びると、5年間の冠動脈石灰化リスクが33%低下することも明らかになった。詳細は、JAMA誌2008年12月24/31日… 2009/01/20 循環器
JAMA誌から グループホームの照明を明るくすると認知機能が改善 メラトニンは光と併用でのみ推奨 高齢の認知症患者のグループホームに設置されている照明を、概日リズムを調整できるレベルまで明るくすると、認知機能、気分、行動、活動制限、睡眠などの問題に、ささやかではあるが好ましい影響が及ぶことが示された。オランダの王立オランダ科学アカデミーのRixt F. Riemersma-van der Lek氏ら… 2008/07/08 精神・神経
「タミフルと睡眠障害」に因果関係なし 臨床WG、30例中11例を解析した中間報告で 11月21日、厚生労働省の「リン酸オセルタミビルの臨床的調査検討のためのワーキンググループ」(臨床WG)が中外製薬に実施を指示していた試験の中間結果が公表された。報告を受けたWGは、この結果から、タミフル(一般名:リン酸オセルタミビル)を健常成人男子に対して投与しても「睡眠異常は起… 2007/11/22 感染症
眠りと鈍感力と遺伝子と… 「SAS(睡眠時無呼吸症候群;Sleep Apnea Syndrome)」なんぞという疾患概念は、30年近く前に医学生だった者には、やっと最近「専門クリニックが増えたなあ」なんて見え方しかしませんが、一つのブームであることは近所でも睡眠専門外来の広告が目に付くことでよく分かります。… 2007/07/06 精神・神経
【日本睡眠学会速報】 看護師の睡眠と事故との関係が明らかに 看護師330人を対象とする調査で、看護師らの睡眠と事故との関係の一端が明らかになった。ミスの発生に寄与する要因として、病棟勤務、強い眠気、精神的な健康度の低さなどがあがった。滋賀医科大学の今井眞氏が7月1日、一般口演で発表した。… 2005/07/04 精神・神経
【日本睡眠学会速報】 病院小児科医、宿直中の平均連続睡眠時間は116分 病院小児科医を対象とした調査で、宿直中の平均連続睡眠時間は116分しかないことが明らかになった。神奈川県総合リハビリテーションセンターの千葉康之氏が6月30日、一般口演「概日リズム睡眠障害」で報告した。… 2005/07/04 小児科
【日本睡眠学会速報】 都市部の4カ月児、7割以上の家庭が寝かしつけるのは夜10時以降 都市部の4カ月児を対象に睡眠状況を調べたところ、母親らが寝かしつける就床時刻が22時以降にずれこんでいる児が7割以上というショッキングな結果が出た。あだち健康行動学研究所の足達淑子氏らが6月30日のポスターセッションで発表した。… 2005/07/01 精神・神経