感染性腸炎の問診を「昨夜、生ものを食べませんでしたか?」で終えていませんか? さて、今回は前回に引き続いて、感染性腸炎の治療について考えたいと思います。先生方は感染性腸炎を疑った際に、食歴を含めた病歴の聴取をしておられると思います。その際、「昨夜に何か生ものを食べませんでしたか?」というような問診で終えていませんか? 実はこの聞き方ではほとんどの場合… 2019/09/11 感染症
感染性腸炎にニューキノロンも時代遅れ! 前回、感染性腸炎の診断を安易に下さずに、もっと重篤な緊急疾患を念頭に診療を行うべきであると説明しました。それでもやはり感染性腸炎しか考えられない場合には、治療の基本は経口補液を中心とした水分、電解質管理になるのは言うまでもありません。… 2019/09/04 消化器
原因の白菜漬けは食品スーパーなどにも流通 北海道のO157集団感染で99人が発症、死者は5人に 札幌市や江別市の特別養護老人ホーム、有料老人ホームなどで腸管出血性大腸菌O157の集団感染が発生し、16日正午までに99人が発症、80人が入院し、5人が死亡したことが分かった。札幌市は原因を岩井食品(札幌市西区)が製造した白菜の漬物「白菜きりづけ」(消費期限が8月2日および3日のもの)と… 2012/08/16 感染症
日経メディカル2011年6月号「トレンドビュー」(転載) 食中毒ではHUSも念頭に 腸管出血性大腸菌感染による重症例の臨床像 飲食チェーンの食中毒事件で注目された腸管出血性大腸菌感染。死亡例の多くは溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こしていた。大腸炎の治療が長引いた際は、積極的にHUSを疑うことが大切だ。 2011/06/16 消化器
BMJ誌から O157胃腸炎に罹患した成人で高血圧や腎障害のリスクが上昇 O157による急性胃腸炎に罹患した成人では、約8年後まで高血圧、腎障害、心血管疾患リスクの有意な上昇が見られることが、英London健康科学センターのWilliam F Clark氏らの分析で分かった。論文は、BMJ誌2010年11月20日号に報告された。… 2010/12/09 感染症
第9回 FETPで学べること(1) 「FETP」をご存じですか? 具 芳明(国立感染症研究所 実地疫学専門家養成コース) 私は2009年4月から国立感染症研究所の実地疫学専門家養成コース(Field Epidemiology Training Program:FETP)に参加して、感染症疫学を学んでいる。FETPとは、実地疫学や感染症疫学についてon the jobで学ぶ2年間のコースであるが、多くの方にとってはなじみの薄いプログラムだろう。そこで、今… 2010/04/27 感染症
島根県雲南市の社会福祉施設でO157集団感染、23人が感染 島根県北東部の雲南市内の社会福祉施設で、7月末に腸管出血性大腸菌(O157)の集団感染があり、8月1日までに有症者と無症状の病原体保有者を合わせて23人が感染していたことが分かった。国立感染症研究所感染症情報センターが8月12日に発表した感染症発生動向週報第30号で伝えた。… 2005/08/18 感染症
大分県の福祉施設でのO-157集団感染、6月28日に終息宣言、感染者59人に 大分県は6月28日、福祉施設3カ所で発生した腸管出血性大腸菌O-157の集団感染が終息したと発表した。6月20日までに検査陽性が判明した感染者は59人に上った。 2005/06/28 感染症
腸管出血性大腸菌感染症、今年初めて100例超す:感染症週報第23週分から O157などの腸管出血性大腸菌感染者が、1週間の報告数で今年初めて100例を超えた。腸管出血性大腸菌感染症は例年、夏に報告数がピークを迎える。感染症法では第3類感染症に分類されており、全数報告の対象になっている。… 2005/06/28 感染症