Lancet誌から 小児入院患者への維持輸液は低張液より等張液を 低ナトリウム血症リスクが減少、単一施設でのRCTより 入院中の小児患者への維持輸液には低張電解質輸液よりも等張電解質輸液を用いた方が低ナトリウム血症リスクは低いことがランダム化比較試験(RCT)の結果として示された。オーストラリアRoyal Children's HospitalのSarah McNab氏らが、Lancet誌電子版に2014年12月1日に報告した。… 2014/12/25 救急医療・集中治療
Arch Intern Med誌から 術前の低ナトリウム血症は術後死亡の予測因子 冠イベント、肺炎、創感染のリスクも上昇、約100万人を対象とする観察研究 術前に低ナトリウム血症があると、術後30日の全死因死亡、冠イベント、肺炎、創感染のリスクが有意に高くなることが、大規模観察研究で明らかになった。米Brigham and Women’s HospitalのAlexander A. Leung氏らが、Arch Intern Med誌電子版に2012年9月10日に報告した。… 2012/09/25 外科
日常診療のピットフォール 火をつけずにたばこを…突然の異常行動の原因は? 洛和会音羽病院総合診療科ランチタイムカンファレンスより 71歳、女性。倦怠感に続き異常行動が出現。数日前から倦怠感があり、近所の診療所で感冒薬などを処方された。その後、火をつけずにたばこを吸おうとしたり、洗濯物を入れずに洗濯機を回すといった異常行動が見られた。さらに発語も認められなくなったため、家族の付き添いで当院ERを受診した。… 2011/04/18 医薬品 医師限定コンテンツ
特集●選択肢広がる慢性心不全治療 Vol.2 新機序の利尿薬「トルバプタン」の使い方 心不全患者の低ナトリウム血症に効果 慢性心不全の管理において、うっ血や浮腫のコントロールに利尿薬は必須だが、長期間使用すると効果が軽減してしまう患者も少なくない。また、合併症として低ナトリウム血症などが生じることも多い。そんな中、昨年12月に、心不全の適応としては国内初のバソプレシンV2受容体拮抗薬が登場した。… 2011/02/17 循環器
マラソンランナーの低ナトリウム血症 NEJM誌には、「マラソン後に、28歳の女性が死亡したケースがある。マラソンに伴う低ナトリウム血症の頻度は不明である。それは医学的関心が低く、情報が限られていたためである。水分過剰摂取が低ナトリウム血症の主な原因と信じられてきたが、これは主に疲弊したマラソンランナーやエリート・ア… 2007/06/13 代謝・内分泌
【新薬】V2受容体拮抗薬「フィズリン錠」(10/12 訂正) モザバプタン:日本初のSIADH治療薬 バソプレシンV2受容体拮抗薬のモザバプタン塩酸塩(商品名:フィズリン錠)が、2006年9月に薬価収載され、まもなく発売される見込みである。モザバプタンは、「異所性抗利尿ホルモン産生腫瘍による抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)における低ナトリウム血症」に適応を取得した日本で初め… 2006/10/12 癌