吸入抗コリン薬は本当に前立腺肥大症状を悪化させる? 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者に吸入抗コリン薬を処方することが多いのですが、吸入抗コリン薬は前立腺肥大のある患者に対しては基本的に慎重投与となっています。しかし、未診断の前立腺肥大や排尿障害を有する高齢者は多く、COPDというコモンディジーズで、どこまで慎重に投与すべきかいつも悩… 2014/09/05 腎・泌尿器
尿失禁患者が漢方薬を希望、どうしたらいい? 80歳代の小柄な女性患者に関する質問です。腹圧が掛かる際に尿失禁が時々見られるということで、薬物療法を検討していたところ、患者さんから「漢方薬で効くものはありませんか?」と質問を受けました。尿失禁、排尿障害、それぞれに効く漢方薬はあるのでしょうか。… 2014/08/29 腎・泌尿器
【新薬】排尿障害治療薬 タダラフィル ザルティア:PDE5阻害作用で排尿障害を改善 2014年1月17日、排尿障害治療薬タダラフィル(商品名ザルティア錠2.5mg、同錠5mg)の製造販売が承認された。適応は「前立腺肥大症に伴う排尿障害」で、1日1回5mgを経口投与する。成分のタダラフィルは、既に2007年9月から勃起不全治療薬(商品名シアリス)として、2009年12月からは肺動脈性肺高血… 2014/03/28 腎・泌尿器
NEJM誌から 限局性前立腺癌の全摘と放射線治療で15年後の排泄機能と性機能に有意差なし ただし2年後と5年後の排尿障害、勃起障害は全摘で有意に高い 限局性前立腺癌で根治的前立腺全摘除術を受けた患者と放射線治療を受けた患者を長期にわたって追跡した研究で、治療から15年後の時点では、排尿、排便、性機能いずれの機能についても有意な差は見られないことが分かった。ただし、2年後と5年後の時点では、排尿障害と勃起障害は全摘で、排便障害… 2013/02/13 癌
JAMA誌から ノコギリヤシに下部尿路症状の改善効果なし 前立腺肥大症患者約370人を対象とした無作為化試験の結果 欧米で前立腺肥大症に伴う下部尿路症状の治療に広く用いられているノコギリヤシ果実抽出物に、下部尿路症状に対する効果がないことが、偽薬と比較した無作為化試験で明らかになった。米Massachusetts総合病院のMichael J. Barry氏らが、JAMA誌2011年9月28日号に報告した。… 2011/10/18 腎・泌尿器
高齢糖尿病患者では無症状の排尿障害も念頭に 糖尿病による神経障害の1つとして、排尿障害が知られている。第52回日本糖尿病学会年次学術集会最終日の5月24日、滋賀医科大学内科学講座の真田充氏らは、糖尿病患者における排尿障害の臨床症状を調査した結果をポスターセッションで報告した。… 2009/05/27 代謝・内分泌
膀胱癌患者の再発予防には膀胱内へのゲムシタビン投与が有効 表在性膀胱癌患者の再発予防には、膀胱内へのゲムシタビン投与の方がマイトマイシンを投与するよりも効果が高く、安全性は同等であることが明らかとなった。成果は5月30日から米シカゴで開催されている米国臨床腫瘍学会(ASCO)のポスターセッションでイタリアSan Giovanni di Dio HospitalのLili… 2008/06/02 癌
50歳超の慢性疾患では排尿障害に要注意 4割近くが前立腺肥大や尿失禁などの症状示す 一般の内科診療所に通院している患者のうち、4割近くは前立腺肥大や過活動膀胱、尿失禁などの下部尿路症状を示しており、治療の要否の評価が必要なことが分かった。第48回日本老年学会学術集会で、国立長寿医療センター泌尿器科で手術・集中医療部長の岡村菊夫氏が発表した。… 2006/06/27 腎・泌尿器
【新薬】過活動膀胱治療薬 デトルシトール、ベシケア:膀胱選択性を高め副作用を軽減 2006年4月、2種類の過活動膀胱治療薬が同時に承認され、薬価収載の後、どちらも6月8日に発売された。「デトルシトール」(一般名:酒石酸トルテロジン)と、「ベシケア」(一般名:コハク酸ソリフェナシン)である。2剤ともムスカリン受容体拮抗作用を有する排尿障害の治療薬であり、欧米を中心と… 2006/06/22 腎・泌尿器
【泌尿器科学会速報】 α遮断薬投与による前立腺肥大症治療で睡眠障害も改善 前立腺肥大症(BPH)患者において、α遮断薬を用いることで排尿障害だけでなく、睡眠障害も改善できることが示唆された。第93回日本泌尿器科学会総会で、東京慈恵会医科大学柏病院泌尿器科診療医長の鈴木康之氏が発表した。… 2005/04/19 腎・泌尿器