NEWS◎臨床研究法の見直し、中間取りまとめを公表 臨床研究審査委員会の更新要件は「3年で新規6件以上」に 厚生労働省の厚生科学審議会臨床研究部会は12月13日、「臨床研究法施行5年後の見直しに係る検討の中間取りまとめ」を公表した。臨床研究審査委員会(CRB)の更新要件について、2022年度以降は「毎年の委員会開催回数」を現行の11回以上から7回以上に緩和しつつ、新たに「新規の審議件数」の要件を… 2021/12/14 行政・制度
NEWS◎臨床研究法の見直し、中間取りまとめ案を提示 存続できない臨床研究審査委員会が続出か 厚生労働省の厚生科学審議会臨床研究部会が11月18日に開催され、事務局から「臨床研究法施行5年後の見直しに係る検討の中間とりまとめ(案)」が提示された。臨床研究法の適用範囲や、研究資金提供に関する情報公表の範囲など、「引き続き検討を進める」とした項目が多い中、臨床研究審査委員会(… 2021/11/23 行政・制度
国立精神・神経医療研究センターで不祥事 NDBデータの目的外利用が発覚、部長が解任 精神保健福祉資料「630調査」にも影響か 厚生労働省は5月1日、同省が管理するレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)の目的外利用が発覚し、目的外利用を行った国立精神・神経医療研究センターの部長職の男性に対して、情報提供の無期限禁止などの措置を講じたことを発表した。同センターは、同日付けで部長職を解任した。 ND… 2020/05/07 事件・話題
JAXAで「健康のご意見番」、やってみませんか JAXA有人宇宙技術部門総括医長の三丸敦洋氏寄稿 宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、医師であり宇宙飛行士でもある金井宣茂氏や古川聡氏だけでなく、様々な医師たちが宇宙開発の最前線で活躍している。JAXAの有人宇宙技術部門で統括医長を務める三丸敦洋氏に、JAXAでのキャリアを選んだ理由や、JAXAに在籍する多彩な医師たちの仕事を紹介しても… 2018/10/26 医師のキャリア
臨床現場の「あったらいいな」が技術革新の原点 先日、2017年度の山崎貞一賞バイオサイエンス・バイオテクノロジー分野を受賞した東京大学大学院薬学系研究科・医学系研究科教授の浦野泰照氏に話を伺う機会があった。山崎貞一賞とは、材料科学技術振興財団が創設した賞で、実用化につながる業績に対して授与される。浦野氏は、低分子をベースとし… 2018/01/04 消化器
進行乳癌治療の課題は臨床試験対象外の若い患者 「現在、若い乳癌患者は臨床試験に参加することを否定されているだけでなく、利用できる治療が限定的で、若い進行乳癌患者にどうやって最善な治療を行うか、その根拠が欠落している」。11月2日から4日までポルトガル・リスボンで開催されたthe Advanced Breast Cancer Fourth International Conse… 2017/11/21 癌
ゲノム解読技術の進歩が目覚ましい 日ごろはバイオテクノロジーの専門誌『日経バイオテク』(1981年創刊)の編集などに携わっている河田孝雄と申します。今回は、日経バイオテク2017年11月6日号で特集した次世代シーケンサー(NGS)の話題をお届けします。NGSを利用したゲノム解読が「育種」に革命を起こすという内容の記事です。… 2017/11/15 先端医学
事業譲渡を迫る厚労省に翻弄される化血研 血漿分画製剤やワクチンなど生物学的医薬品の研究開発や製造販売を行う一般財団法人化学及血清療法研究所(熊本市北区)。毎年の売上高は400億円規模で、国内の小規模製薬企業を優に上回る。その化血研で、血漿分画製剤の不正製造が発覚してから、約2年半がたった。… 2017/10/20 組織
第4回日経アジア感染症会議が開催、結核やAMR対策で行動計画 日本主導でアジア地域の感染症対策を 日本経済新聞社は2017年3月3日から4日にかけて、沖縄県那覇市で第4回日経アジア感染症会議を開催した。同会議ではアジア諸国の感染症対策に日本発の治療薬やワクチン、診断薬などを役立てるため、日本の官民協力(Public Private Partnership:P3)をより強固にする方策について話し合った。… 2017/03/07 感染症
未診断患者の3割に診断をつけたゲノム医療の力 日本医療研究開発機構(AMED)が主導して進めている「未診断疾患イニシアチブ(IRUD)」というプロジェクトをご存じだろうか。何らかの症状を抱えて医療機関を受診し、様々な検査を受けるものの診断がつかず、悩みを抱えている患者がいる。そうした患者を、全国の医療機関がネットワークを組んで… 2016/12/21 先端医学
ノーベル賞受賞の大隅氏と優れた臨床医の共通点 12月10日、スウェーデンのストックホルムでノーベル賞の授賞式が開催される。ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった東京工業大栄誉教授の大隅良典氏も先日、授賞式に向けて出発した。大隅氏は様々な場面で、基礎研究の重要性について発信してきた。受賞決定を受けた10月3日夜の会見で、大隅氏が… 2016/12/07 先端医学
崎長ライト、フィリピンを行く(その6) 素人目線が衝撃的でした 「思案橋に午後9時ですね、了解です!」。フィリピンの齊藤信夫君からのメールは、速攻で帰ってきた。彼は時々、日本へ帰って来て、仕事をする。そのついでに、飲みに誘った。 2016/10/21 医師のキャリア
リポート◎医療分野でも開発進む人工知能(AI) 人工知能はどこまで医師をサポートできるのか 人工知能(AI)が囲碁のトップ棋士に勝利――。今年3月に大きな話題となったニュースを筆頭に、様々な領域でAIに注目が集まっている。医療分野も例にもれず、今夏には東京大学医科学研究所で、AIの助言を受けて急性骨髄性白血病の患者の診断と治療方針を変更した結果、大きな治療効果が得られた事… 2016/10/14 先端医学
第3回日経アジア感染症会議でステートメント発表 官民連携で途上国の感染症対策支援を 日本経済新聞社と日経BP社は2016年4月22日から23日にかけて、都内で第3回日経アジア感染症会議を開催した。同会議では官民が協力して感染症対策を進める必要性を確認するとともに、日本発の医薬品やワクチン、診断法などを開発途上国の感染症対策に役立てるための方策について検討し、ステートメ… 2016/04/26 臨床+α
中長期目標案についても注文相次ぐ がんセンターなど6法人の統合検討、8月に着手 国立がん研究センターや国立循環器病研究センターなどの国立高度専門医療研究センター6法人について、統合も視野に入れた今後の組織のあり方の検討が8月から始まることが明らかになった。政府の政策評価・独立行政法化委員会(委員長・岡素之住友商事相談役)が1月にまとめた「勧告の方向性」を受… 2015/03/05 組織
市職員や周辺住民を集め設備概要を解説 感染研のBSL4施設、稼働に向け協議始まる 国立感染症研究所は1月20日、エボラウイルスなどを扱うことのできるバイオセーフティーレベル4(BSL4)の施設稼働に向け、周辺住民や武蔵村山市職員らを集め、第1回国立感染症研究所村山庁舎施設運営連絡協議会を開催した。 同協議会では、国立感染症研究所の設備概要を説明。病原体等の取り扱い… 2015/01/20 感染症
【詳報】理研のSTAP検証実験結果 GFP陽性細胞塊用いてキメラ胚は樹立できず 検証実験は、丹羽氏が2014年4月から8カ月間、小保方氏が2014年9月から3カ月間実施した。小保方氏の実験ではまず、Oct3/4-GFPを導入したマウス新生児の主に脾臓細胞から、弱酸性処理によりGFP陽性細胞を作製できるかどうかを検証した。… 2014/12/19 事件・話題
STAP現象の検証実験の結果を報告 理研「STAP現象は再現できなかった」、小保方氏は退職へ 理化学研究所は2014年12月19日、STAP現象の検証実験の結果について記者会見を開催。さまざまな検討を行った結果、再現することはできなかったと発表した。これを受けて、当初2015年3月まで予定していた検証実験を終了する。… 2014/12/19 事件・話題
国家戦略特区の区域計画で個別化医療実現に向けた議論受け 国立がん研究センターがIVRセンターを開設 癌治療領域におけるIVR治療のエビデンス集積を目指す 国立がん研究センターは12月10日、中央病院(東京都中央区)にIVR(インターベンショナル・ラジオロジー)センターを開設したことを発表した。癌治療に特化した施設となり、他院からの紹介患者も受け入れる。… 2014/12/11 組織
2015年4月に設立される医療研究開発機構(日本版NIH) AMEDの初代理事長に慶應末松医学部長 2015年4月、ライフサイエンス研究の司令塔として設立される日本医療研究開発機構(Japan Agency for Medical Research and Developement:AMED)の初代理事長に、慶應大学医学部の末松誠医学部長が就任する。2014年10月29日に開かれた政府の健康・医療戦略推進本部で、本部長を務める安倍晋三首相… 2014/10/30 組織
さよならインパクトファクター STAP細胞の論文は、Science誌とCell誌に却下された後にNature誌に掲載された。今、科学技術に対する評価の在り方、もっと言えばインパクトファクター(IF)至上主義への疑問が呈されている。 2014/09/22 海外
創薬支援ネットワークの早期実現を訴え 製薬協、国内の「創薬力」低下に強い危機感 創薬支援ネットワークと臨床研究中核病院の早期整備を―。10月5日、都内で開催された第24回日本製薬工業協会(製薬協)政策セミナー「革新的医薬品の創出に向けて~医療イノベーション5カ年戦略を受けて~」で、同会長の手代木(てしろぎ)功氏(塩野義製薬代表取締役社長)は、国内の創薬環境が… 2012/10/10 医薬品
医学研究からビジネスを立ち上げる方法 私は、たまたま一酸化窒素(nitric oxide;NO)吸入療法の研究・ビジネスの黎明期に当たる1990年にMGHの麻酔科に臨床留学する機会を得て、現在に至るまで麻酔科スタッフとして臨床・研究の両面で働いてきました。NO吸入療法は低酸素血症で苦しむ多くの新生児の命を救ったと言われています。その一… 2012/10/10 組織
日経メディカル2012年8月号「トレンドビュー」(転載) 臨床研究の助成は寄付から契約へ移行 製薬業界の方針で「自由に使える」資金が減少 医師と製薬企業との関係を透明化する流れの中で、大学の臨床研究を資金面で支えてきた寄付金が減っている。企業からの臨床研究への助成は、目的や使い道を指定した契約に基づく形が主流になりそうだ。… 2012/08/21 組織
臨床研究病棟の悲喜こもごも 臨床研究病棟に入る被験者には、大きく分けて、健常ボランティアと特定の疾患を持つ患者がいます。私たちリサーチナースは、臨床研究が円滑かつ確実に進むように努める一方で、被験者やその家族のケアに心を砕いています。今回は、治験に参加する人々の様子を紹介しながら、彼らにとって治験がど… 2010/11/10 医薬品
リサーチナースはエキサイティング! 私が勤務しているのは、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)Clinical & Translational Science Institute(CTSI)の臨床研究病棟です。ここに勤めて5年になりますが、その間に、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(いわゆる狂牛病)の診断・治療、蛋白質と骨粗鬆症の関係、高血圧と… 2010/09/10 組織
「大学による開発に限界を感じた」 北里大がワクチン事業を第一三共との合弁会社に移管 第一三共と北里大学を運営する北里研究所は7月30日、ワクチンに関する合弁会社「北里第一三共ワクチン」の設立を発表した。新会社はこれまで北里の生物製剤研究所が行ってきたワクチンの製剤・研究機能を担うもので、生産ラインへの投資などにより柔軟性を持たせ、業容の拡大を狙う。… 2010/08/03 感染症
潤沢な研究費ががんセンターを硬直化させた 現在、国立がん研究センター中央病院は、嘉山孝正理事長の下で組織改革が進められています。がんセンターの最大の役割の1つにがん研究がありますが、その研究費の使い方について、以前から私が感じていたことをお話ししたいと思います。… 2010/06/25 組織
第11回 FETPで学べること(3) アウトブレイク調査の実際、そしてFETPへの期待 具 芳明(国立感染症研究所 実地疫学専門家養成コース) 今回は、アウトブレイク調査の実際を紹介する。ここで紹介する事例は私自身がかかわっているものであり、他のFETP(国立感染症研究所の実地疫学専門家養成コース:Field Epidemiology Training Program)生は異なる事例に取り組んでいる。アウトブレイク調査はFETPの活動の中でも、最も目立つ動的… 2010/04/30 感染症
第10回 FETPで学べること(2) FETPのプログラム内容と受講者の日常 具 芳明(国立感染症研究所 実地疫学専門家養成コース) 前回はFETPの理念や活動について大まかに述べたが、今回はもう少し具体的に業務(プログラム)内容を紹介したい。 2010/04/28 感染症
第9回 FETPで学べること(1) 「FETP」をご存じですか? 具 芳明(国立感染症研究所 実地疫学専門家養成コース) 私は2009年4月から国立感染症研究所の実地疫学専門家養成コース(Field Epidemiology Training Program:FETP)に参加して、感染症疫学を学んでいる。FETPとは、実地疫学や感染症疫学についてon the jobで学ぶ2年間のコースであるが、多くの方にとってはなじみの薄いプログラムだろう。そこで、今… 2010/04/27 感染症
総選挙間近! マニフェストで問うべき3つの重要課題 医療崩壊の行方を決める総選挙が、いよいよ間近に迫ってきました。そんな中、去る6月初旬に、民間非営利の超党派シンクタンクである日本医療政策機構から、「医療政策国民フォーラム」の政策委員にならないか、と声をかけていただきました。そこで早速、6月11日と17日に全国町村会館で開催された… 2009/07/02 行政・制度
竜崇正・前千葉県がんセンター長インタビュー 「これ以上 千葉を崩壊させない」 川口恭(聴き手:ロハス・メディカル発行人) 3月末まで千葉県がんセンター長を務め、この程『医療構想・千葉』というシンクタンクを設立する竜崇正氏にインタビューした。 2009/06/03 組織