中川会長「ワクチン接種の妨げになりかねない」 日本医師会が緊急事態宣言延長の必要性を主張 日本医師会会長の中川俊男氏は2021年3月3日の定例会見で、3月7日を期限としている首都圏の1都3県への緊急事態宣言について「徹底的に感染者数を抑え込んだ上で解除しなければ、4月以降に第4波を招く恐れがある。本格化するワクチン接種の妨げになりかねない」として、「宣言を延長し、感染防止策… 2021/03/04 感染症
「脳卒中と循環器病克服第二次5カ年計画」発表 国民病の征圧をさらに進めるロードマップ示す 日本脳卒中学会と日本循環器学会は3月2日、「脳卒中と循環器病克服第二次5ヵ年計画」を公表した。2018年12月に成立した、いわゆる循環器病対策推進基本法に基づく具体的な施策が今年から始まる中、2016年に設定された最初の5カ年計画を見直し、循環器病対策推進基本計画と連動した「国民病ともい… 2021/03/03 循環器
病院経営難の時代、事務職の育成に活路を 医療・介護経営雑誌の『日経ヘルスケア』で病院経営の取材に長年携わっている中で、事務職の役割が増している印象を強く受けています。 昔であれば、取材に対応いただくのは、理事長や院長といった経営トップの医師の方々が中心でした。それが、ここ5年ほどを振り返ると、事務長や医事課長、地域… 2021/03/01 医療経営
病棟活動の実績を上げつつ残業を減らすには 現在、病院薬剤師にとって病棟での活動(病棟薬剤業務)は業務の柱の1つであると言ってよいでしょう。しかし、院内の限られた薬剤師数で、どのような体制で病棟薬剤業務を行うかは各病院で試行錯誤されていると思います。今回は、当院の病棟薬剤業務の“独特な”体制、病棟担当薬剤師の役割を紹介し… 2021/02/25 薬剤師
国産COVID-19ワクチン、世界を視野に開発を 2021年2月14日、厚生労働省は米Pfizer社とドイツBioNtech社が開発した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)用のワクチンを特例承認した。17日には国立病院機構・地域医療機能推進機構(JCHO)・労働者健康安全機構(労災病院)などの病院に所属する医療従事者への先行接種が始まった。また、ファ… 2021/02/18 感染症
電話が殺到、SNSに誤情報、子どもが別室保育…日医調査で判明 医療従事者らへのCOVID-19風評被害700件 日本医師会は2021年2月3日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関連して、医療従事者らに対する風評被害が全国で698件あったと発表した。日医会長の中川俊男氏は「風評被害という状況を飛び越えて深刻な差別、人権侵害に当たる事例が散見された。過酷な状況で仕事をしている医療従事者が精神的… 2021/02/05 感染症
都道府県医師会・病院団体が協議会をつくり行政と連携 日医など6団体がCOVID-19病床確保策 COVID-19回復患者を受け入れる後方支援病床を確保 日本医師会は2021年2月3日の定例会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の病床確保に関する方策を発表した。5つの病院団体と取りまとめたもので、各都道府県の医師会や病院団体などで協議会を設立して行政と連携を図り、後方支援病床の確保などを推進する。日医会長の中川俊男氏は「退院… 2021/02/04 医療提供体制
日医など6団体が官民協力で病院の機能分化などの方策を議論 「COVID-19患者受入病床確保対策会議」が始動 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に係る医療提供体制について調整を図るため、日本医師会と5つの関係団体は2020年1月20日、「新型コロナウイルス感染症患者受入病床確保対策会議」を初開催した。日医会長の中川俊男氏は「公立、公的、民間を問わず協力して病床確保に向けて努力する方向で一致… 2021/01/23 感染症
〔第17回〕株式会社 由紀精密 ものづくりというソリューションの可能性を追求したい 受注主体のねじ工場から始まり、現在は航空、宇宙事業関連の金属加工機器を中心とする一方、医療機器部品、レコードプレーヤー、機械式時計などを製造する由紀精密。さまざまな製品の開発から、製造、デザイン、広報、コンサルティングまで手がけ、「何でも作る」という精神で、自社の強みを果敢に… 2021/01/20 医療機器 医師・医学生限定コンテンツ
医学会のバーチャル開催はこのまま定着するか 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック一色となった2020年が幕を閉じた。2019年までは何の疑問もなく行われていた学会や研究会、研修会などは、多人数が1カ所に集まる(以下、これをリアル開催と称する)ことから「三密」の状態が避けられず、主催者は否応なしにインターネットによ… 2021/01/05 組織
NEWS◎東京都への報告との一元化目指す 都医がCOVID-19のモニタリングシステムを構築 東京都医師会は2020年12月23日より、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とインフルエンザの感染状況を把握するための新システムの運用を開始する。各診療所や病院で入力すると発見した医療機関や患者の郵便番号で分かる居住地が地図上にプロットされ、感染拡大の状況を把握できる仕組み。都全… 2020/12/22 医療提供体制
医師6411人に聞いた「学会バーチャル開催の満足度」 学会参加医師の7割がバーチャル開催を支持 アフターコロナの開催形式は意見分かれる 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によって、2020年はほぼ全ての学会・研究会がインターネット上でのバーチャル開催となった。大規模な学会では数万人にも及ぶ参加者が1カ所に集まる従来の開催方法(以下、リアル開催)は不可能となり、バーチャル開催にせざるを得なかったが、1シーズ… 2020/12/17 組織
後期高齢者の2割負担、「引き続き負担への配慮を要望していく」 日医会長、GoTo一時停止「英断を評価したい」 日本医師会会長の中川俊男氏は2020年12月16日の会見で、政府の観光需要喚起策である「Go To トラベル」の一時停止決定について、「英断をいただいた。率直に評価したい」と述べた。 菅義偉首相はGo To トラベル事業について、年末年始にかけて全国一斉に一時停止する方針を示している。中川氏は… 2020/12/17 感染症
始めてみよう産業医(4) 【動画】顧問先はどのように探す?(前編) 産業医の資格を取得しても、すぐに顧問先が見つかるわけではありません。今回は、(1)医師会経由、(2)産業医紹介会社、(3)クリニックでの非常勤、の3つの手段による顧問先探しのメリットとデメリットについて解説します。(6分59秒)… 2020/12/16 医師のキャリア
社会福祉連携推進法人の付帯業務等を議論 厚労省検討会、付帯業務や寄付の制限の在り方に意見相次ぐ 厚生労働省の「社会福祉連携推進法人の運営の在り方等に関する検討会」が2020年12月10日に開催され、社会福祉連携推進法人(以下、連携推進法人)の付帯業務や寄付等の在り方について議論した。社会福祉の連携推進を目的とした業務以外の付帯業務について厚労省は、全体の事業規模の過半に満たな… 2020/12/14 行政・制度
〔第16回〕株式会社 木幡計器製作所 患者さんや、ご家族の役に立つ。それが医工連携の真の目的 ブルドン管圧力計の製作をはじめ、圧力計メーカーとして100年以上の歴史を持つ木幡計器製作所。近年は医学系の大学と連携し、 医療製品の開発・製造に取り組むほか、IoT・ライフサイエンス分野のスタートアップ企業のためのものづくり支援機関「Garage Taisho(ガレージ大正)」を社内に設けるなど… 2020/12/02 呼吸器 医師・医学生限定コンテンツ
厚労省の補助対象となるため、保険料負担は実質なし 日医が新型コロナ対策で休業補償制度を開始 日本医師会は2020年11月25日、定例の記者会見の席上、「日本医師会休業補償制度」の創設を発表した。これは医療機関の職員が新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に感染、あるいは濃厚接触者となり、医療機関が休業を余儀なくされた場合に100万円の補償金を支払う制度。対象は診療所と病院、健診セン… 2020/11/26 医療経営
リモート学会で単位を稼ぐ医師たち 私は日本内科学会、日本感染症学会、日本呼吸器学会の専門医を持っているので、3つの学会の学術大会にはそれなりに参加しないと資格を維持できません。特に日本感染症学会は、総会に年1回出ないと専門医の維持が難しくなります(地方会がかなり遠くで開催されることが多いため)。私は大阪に住ん… 2020/10/30 組織
クロスヘルスEXPO×日本高血圧学会 高血圧学会の「みらい医療計画」が描く新戦略 デジタルハイパーテンションで高血圧の征圧目指す 10月14~16日に開催されたクロスヘルスEXPO 2020(主催:日経BP)で日本高血圧学会は、2018年に策定した「みらい医療計画」の具体的な取り組みについて報告した。同計画では、減塩や高血圧の認知促進のための社会啓発、さらにデジタル技術の駆使によってより精緻な高血圧診療の実現を目指す「デジ… 2020/10/20 循環器
クロスヘルスEXPOセミナー 第一線で対応に当たったパネリストらが意見交換 今冬を見据えた最先端のCOVID-19対策を議論 冬にかけて再流行が懸念される新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と、今後も発生が見込まれる世界的なパンデミックに、日本の医療はどのように向き合ったらいいのか──。2020年10月14日に開かれたクロスヘルスEXPOのパネルディスカッション「新型コロナ対策 日本の歩みとこれから」では、モデ… 2020/10/16 感染症
日医が「第7回 日本の医療に関する意識調査」、生活様式の変化で心身の不調も COVID-19の感染リスクで「受診が不安」は7割 日本医師会が実施した「日本の医療に関する意識調査の結果」で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による生活様式の変化で精神的不調を感じていると答えた人は35.6%と4割弱、体の不調を感じる人は20.7%と2割強になることが明らかになった。また感染リスクのために「医療機関の受診が不安」… 2020/10/13 感染症
初のハイブリッド開催で通信トラブルも 第53回日薬大会、札幌とウェブ上で開幕 2020年10月10日、第53回日本薬剤師会学術大会が北海道札幌市で開幕した。コロナウイルス感染症(COVID-19)感染防止の観点から、大会史上初の現地とウェブでのハイブリッド開催となった。北海道での開催は22年ぶり、3回目。 開会式で日本薬剤師会会長の山本信夫氏は、全国の薬剤師とFace to Face… 2020/10/10 組織
災害対策、あなたの病院は大丈夫ですか? 「大地震で病院機能が停止」「豪雨で介護施設が浸水被害」「〇〇病院で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による集団感染が発生」――。近年、大地震や集中豪雨、感染症の流行などが頻発しています。これまで「100年に1度」と思われていた規模の天災も珍しくありません(表1)。こうした災害で… 2020/10/07 医療経営
特別編 2020年の心房細動最新知見【後編】 オンライン学会で際立つ「循環器診療の新潮流」 【前編】ではカテーテルアブレーションの位置付けと限界、そして心房細動の早期発見、その発症や再発の早期予測の進歩について取り上げました。こうした内容を踏まえて、第84回日本循環器学会(JCS2020)、欧州心臓病学会(ESC2020)を通して感じ取った心房細動診療(あるいは循環器診療)のトレ… 2020/10/05 循環器
特別編 2020年の心房細動最新知見【前編】 いつ誰にアブレーション?心房細動を予測するAI 大きな学会に数日出席すると、自分の関わっている領域についての知識がとても深まり、その知識を日々の研究や診療に生かしていこうとの思いを新たにする機会にもなります。その一方で、他の研究成果を目にして、自分のやっていることへの問題点に気付いたり、時には自分の研究を根本から見直す契… 2020/09/29 循環器
日医会見「初診オンライン診療は緊急の対応」 菅内閣のオンライン診療の時限的・特例的措置「恒久化」表明受け 日本医師会は2020年9月24日に会見を開き、会長の中川俊男氏はオンライン診療の時限的・特例的措置について「初診オンライン診療は有事における緊急の対応だ。今後については検証結果を踏まえて改めて安全性、有効性について検討すべきだ」との見解を表明し、緩和の取り扱いに対して慎重な姿勢を見… 2020/09/25 組織
院長のせいで新型コロナ慰労金がもらえない? 職員のモチベーションが下がっては本末転倒、上手に活用して組織力アップを 「私、どうやら『新型コロナ慰労金もらえない組』らしいです。コロナ対応、あんなに頑張ったのに……」。取材先で出会った病院の元事務職員の方に「そういえば、転職しても前の医療機関が申請すれば、慰労金をもらえるはずでしたね」と話を振ると、元事務職員はこう言ってがっくりと肩を落としま… 2020/09/18 感染症
第19回 「パワハラ防止法」施行(2) パワハラが横行!医療現場ならではの落とし穴 「パワハラ防止」のための実効的な体制をつくる際に、特に意識したいポイントは「パワーハラスメントが発生した際に、パワーハラスメントを受けた人が気軽に相談できるようにする」ことです。組織が行うべき3つのことの1つが、「事業主の方針等の明確化と周知」。医療機関においては、「たとえ患者… 2020/09/09 医師の職場環境
鈴木裕介×川島恵美 「産業医」って実際どうですか? この連載は、SNSやメディアで適切な医療情報を届けようとする医師の団体「発信する医師団」のリレー対談コラムです。今回は、産業医科大を卒業後、大企業での産業医を経て、現在は複数の企業で産業医に従事しながら大学院に通う川島恵美氏と、診療所開業時に産業医の資格を取得し、現在はおよそ15社… 2020/08/25 公衆衛生・予防医学 医師・医学生限定コンテンツ
日本医師会前会長の横倉義武氏に聞く(下) 今回、日医会長選に出馬したワケ 今年6月の日医会長選挙で、現会長の中川俊男氏に敗れた横倉義武氏。後編では、一時は中川俊男氏への禅譲も噂されている中でなぜ会長選に出馬されたのか、また今後どのような活動を行っていくかについて伺いました。(収録は7月8日)――2018年、日本医師会会長4期目はどのように迎えられたのでし… 2020/08/18 組織
都道府県等との委託契約無しでの実施明確化など求める 日医会長が厚労省に検査体制の拡充提言 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規陽性者数増加を受け、日本医師会会長の中川俊男氏は2020年8月7日、厚生労働省を訪れ、加藤勝信厚労大臣に対しPCR等検査体制の拡充について提言した。医療機関などが都道府県等との委託契約を結ばなくても保険適用によるPCR等検査を実施できる体制整備… 2020/08/12 感染症
日医「みんなで安心マーク」の配布開始 9つのセルフチェックで日本医師会ウェブサイトから取得可能 2020年8月7日、日本医師会は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などの感染防止対策を行う医療機関であることを患者などに表示する「みんなで安心マーク」の配布を開始した。日本医師会のウェブサイト上で、マークの取得と医療機関を登録するための特設ページを公開した(写真1)。 これに合わ… 2020/08/11 組織
前日本医師会長 横倉義武氏に聞く(上) 日本医師会長の任期を終えて肩の荷がおりた 今年6月、横倉義武氏は中川俊男氏との会長選挙に敗れ、2012年4月から4期8年の日本医師会長の任期を終えた。横倉氏は武見太郎氏(25年間)に続く長い期間、日医を支えてきただけでなく、武見太郎、坪井栄孝両氏に次ぐ3人目の世界医師会長も務めた。横倉氏に日医会長としての8年間と今回の医師会長… 2020/08/06 行政・制度
5月の健診等実施件数は前年同月比で6~9割減 日医の健診・検査センターに関する医業経営実態調査 2020年7月29日、日本医師会は会見を開き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)影響下での健診・検査センター等の医業経営実態最終調査結果を発表した。5月の健診事業の事業収入は前年比-59.1%、検査センターの事業収入は-35.4%だった。常任理事の松本吉郎氏は「健診センター、検査センター… 2020/07/31 感染症
都医会長「特措法改正でエピセンター対策を」 PCR検査医療機関は1400カ所への拡充目指す 東京都医師会は2020年7月30日に会見を開き、会長の尾﨑治夫氏は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規陽性者が増加していることについて、「日本全体がどんどん感染の火だるまに陥っている。特別措置法を改正し、全国のエピセンター(震源地)で法的拘束力と補償を伴う休業要請を同時に進め… 2020/07/31 感染症
災害が起きたらどうする?(1) 災害対応で一緒に働くチームを知っていますか? 先日、熊本県をはじめとした九州各地や中部地方で、完遂や土砂災害などが発生しました。被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。皆さんの中には、こうした災害の被害に遭った経験をお持ちの方もいるかもしれません。遠くの被災地に災害支援チームとして派遣されるのは一部の人かもしれ… 2020/07/30 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
インタビュー◎ウィズコロナ時代の学術集会 ウェブ開催で新時代の学会のあり方を提案したい 第120回日本外科学会定期学術集会会頭の北川雄光氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大で多くの学術集会が延期される中、ウェブ上での学会開催を模索する動きもある。当初は4月の開催を予定していた第120回日本外科学会定期学術集会は、2020年8月13~15日にライブ配信を中心とする完全ウェブ開催での実施が決定。同会頭の北川雄光氏(慶應… 2020/07/28 感染症
日本医師会が新型コロナの影響をレセプトで調査 小児科、耳鼻咽喉科で総点数5割減も 日本医師会は2020年7月22日に会見を開き、3~5月のレセプト調査結果を発表した。2020年5月の入院外総点数(入院外保険収入)は前年同月比で、病院が-11.6%、診療所では-20.2%だった。特に診療所の小児科、耳鼻咽喉科では総点数が5割以上減少するケースも見られるなど、影響が大きかった。… 2020/07/23 感染症
薬剤師が参加する主要学会の開催状況まとめ 新型コロナによる学会開催の影響は 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、各学会が延期や中止、ウェブ開催への変更を相次いで発表している。薬剤師が参加する主な学会の開催状況について、記事下部の表にまとめた。 日本薬局学会は2020年6月時点で学術総会の開催中止を発表。九州山口薬学大会も7月に中止が発表された。 日本薬剤… 2020/07/22 組織
乳腺外科医の控訴審有罪判決、中川会長「体が震えるほどの怒り」 準強制わいせつ罪に問われ、2020年7月13日の控訴審で懲役2年の有罪判決が出た柳原病院(東京都足立区)の非常勤外科医に対する訴訟を巡り、日本医師会会長の中川俊男氏は7月15日の会見で「体が震えるほどの怒りを覚えた。日本医師会は判決が極めて遺憾であることを明確に申し上げ、今後全力で支援… 2020/07/16 事件・話題
インタビュー◎日本医師会新会長の中川俊男氏に聞く 安心マークで受診控えに歯止め、働き方改革は「頭を冷やす時間」を 合同インタビューで医療政策の諸課題への考えを示す 日本医師会の会長に就任した中川俊男氏が、報道各社の合同インタビューに応じた。常任理事・副会長として14年にわたり医療政策の決定に関与してきた中川氏は、「(厚生労働省の)医政局と一緒に創り上げてきた地域医療構想が最も印象に残る仕事。このように日医が同意して決まった政策は最後まで… 2020/07/13 組織
EM Alliance有志が「日本版Choosing Wisely」を策定 救急医療を「賢く選ぶ」9つの指標とは? みなさんこんにちは、EM Alliance(以後 EMA)運営メンバーの花木奈央と申します。Cadetto.jpで連載されている『EM Allianceの「知っ得、納得! ER Tips』でも記事を書かせていただいているので、「どこかで見た名前だなー」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。このたび、EMAでは「救急領域… 2020/07/13 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
COVID-19がもたらした医師の収入減(その2:大学病院勤務医・大学院生編) 医局が関連病院に申し入れた「給与3割カット」 首都圏の大学病院で外科系の医局に所属するC氏は現在、大学病院に籍を置きつつ、基本的には少し離れた地方にある大学の関連病院で診療を行っている。コロナ禍でこの関連病院の患者数は減った。特に、軽症の救急受診が激減し、C氏は平時の忙しさからやや解放されていた。そんな中、C氏が所属する医… 2020/07/06 医師の職場環境
日医の会長交代は薬剤師的にどうでしょう 2020年6月27日に行われました日本医師会の会長選挙は、副会長だった中川俊男氏が現職の横倉義武氏を破って初当選しました。8年ぶりの会長交代だそうです。選挙戦の模様は一般メディアでも報じられており、日医の存在感、注目度の高さを改めて目の当たりにしました。… 2020/07/03 薬剤師
学会のバーチャル開催はアリなのか 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、多くの学術集会が中止または延期を余儀なくされた。一方で、バーチャル開催に踏み切った学会もあり、米国糖尿病学会はその1つ。6月12日から5日間に渡って行われた第80回米国糖尿病学会学術集会(ADA2020)は当初シカゴでの開催を予定していた… 2020/06/29 組織
中川俊男氏が念願の日医会長、勝敗のポイントは 「物言う姿勢」に支持、政治との距離は臨機応変に 6月27日に開催された日本医師会の代議員会で、任期満了に伴う会長選挙が行われた。現職の横倉義武氏(福岡県医師会)と副会長の中川俊男氏(北海道医師会)による一騎打ちの結果、中川氏が総投票数371票のうち191票と過半数を獲得。174票の横倉氏を抑えて5選を阻み、新会長に当選した。任期は2年… 2020/06/29 組織
【速報】日医新会長に中川氏、現職横倉氏を破る 6月27日、日本医師会の会長選が行われ、中川俊男氏が新会長に選出された。中川氏は371票中191票を獲得し、2012年から4期8年務め、5選目を目指した横倉義武氏は174票にとどまった。 続いて行われた副会長選では、横倉氏陣営が辞退する形となり、中川氏がキャビネットとして推薦していた現副会長の… 2020/06/27 組織
東京都医師会がCOVID-19第2波への備えを訴える COVID-19中等症を受け入れる専門病院が必要 東京都医師会は6月10日に記者会見を行い、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の第2波に対応するための医療提供体制の検討課題と、都民に対して流行が小康状態のうちに行っておくべき備えを説明した。 東京都医師会会長の尾﨑治夫氏は会見の冒頭、COVID-19の第2波が今秋から今冬にかけてイ… 2020/06/13 感染症
NEWS◎一度は引退を考えるも翻意 5期目の日医会長を目指す横倉氏が所信表明 日本医師会長の横倉義武氏は2020年6月10日、5期目を目指す医師会長選挙への所信表明の記者会見を行った。横倉氏が当選すれば、故坪井栄孝氏の4期を超える長期政権となる。副会長候補の柵木充明氏、今村聡氏、茂松茂人氏と一緒に登壇した横倉氏は、「一度は、今期での引退を考えた。最終的に続投す… 2020/06/12 組織
ASCO初のウェブ開催、注目演題が目白押し 世界最大級の癌の学会である米国臨床腫瘍学会(ASCO2020)が5月29日から始まる。コロナ・ウイルス問題の影響を受けて、初めてのウェブ開催となるが、5月12日には事前プレスカンファレンスが行われ、5月13日にはほとんどの演題のアブストラクトが公開された。そこで今回のASCO2020の注目演題を記者… 2020/05/20 癌
COVID-19まん延に伴う臨床実習中止に動き出した学生たち 医学生が実習時のCOVID-19感染予防指針を作成 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受け、感染を広げるリスクのある医学生の臨床実習も中止を余儀なくされている。現時点ではほとんどの大学で実習再開の目途は立っていないが、慶応義塾大学医学部の学生有志が、「教育の機会を死守したい」という思いから医学生向けのCOVID-19対策マ… 2020/05/11 組織
国立精神・神経医療研究センターで不祥事 NDBデータの目的外利用が発覚、部長が解任 精神保健福祉資料「630調査」にも影響か 厚生労働省は5月1日、同省が管理するレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)の目的外利用が発覚し、目的外利用を行った国立精神・神経医療研究センターの部長職の男性に対して、情報提供の無期限禁止などの措置を講じたことを発表した。同センターは、同日付けで部長職を解任した。 ND… 2020/05/07 事件・話題
緊急事態宣言を受け、日医が記者会見開催 COVID-19対応でJMATの派遣も 日本医師会は2020年4月7日、政府の緊急事態宣言を受けて記者会見を開催。4月1日に「医療危機的状況宣言」を発表するなど、早期の緊急事態宣言発出を求めていた日本医師会長の横倉義武氏は、「純粋に医療のことだけを考えると、緊急事態宣言はできるだけ早く、だった。しかし非常事態宣言というの… 2020/04/09 組織
医師4653人に聞いた「新型コロナの影響による学術集会の中止・延期」 7割の医師が学会中止・延期の影響を受ける 代替案は「ウェブ開催」派が1位、「学会のあるべき姿が問われる」との声も 新型コロナウイルスの感染拡大を理由に、既に多くの学術集会が中止・延期されたり、ライブ配信などウェブ上での開催に切り替えるといった措置が取られている。日経メディカル Onlineでは、医師会員向けに、学会参加に関する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響についてのアンケートを3月9… 2020/03/26 感染症
[file015]発達障害対応のイチゲンジツ(その2) 「正論を振りかざされて組織が疲弊しています」 20XX年6月。Z市役所にて、「職場が困り果てている」ということである職員との新規産業医面談が設定された。相談者は、国立愛知帝国大学理学部卒業後、、愛知帝国大学大学院修士課程に進学してZ市役所に入職した戸田慎一郎(仮名)、26歳男性。本人から一通り話を聞いた産業医の鈴木は、入れ替わりで… 2020/03/26 精神・神経
NEWS◎新型コロナウイルス感染症で今春の学術集会はどうなる 血管内治療学会JET、ウエブ配信で4月実施へ インターネットでの配信を行う学会が増加中 新型コロナウイルスの流行により今春に予定されていた学術集会のほとんどが延期または中止される中、インターネットによる動画配信を行う学術集会が増えている。2月21日から大阪で開催予定だったJET(Japan Endovascular Treatment Conference)の学術集会(JET2020)は直前に延期となったが、4月… 2020/03/23 循環器
インタビュー◎企業勤務の経験生かして複数病院の再建に尽力 「事務職を病院経営のスペシャリストに」 一般社団法人日本病院経営支援機構・理事長の豊岡宏氏に聞く 病院経営の課題が多様化する中、各部門・現場の問題を見極めて解決を図る職として、事務職に大きな期待がかかっている。総務や経理といった従来の業務にとどまらず、病院経営指標等の分析・活用、病床稼働率の向上策の検討、働き方改革の推進など、病院の経営戦略を下支えする役割を事務職が担う… 2020/03/23 医療経営
インタビュー◎日本最大級の学会はいかにして速やかに延期されたか 新型コロナの影響で延期の日循、その舞台裏 第84回日本循環器学会学術集会会長の木村剛氏に聞く 2020年3月13日から京都で開催予定だった第84回日本循環器学会学術集会(JCS2020)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の影響を受け、7月30日から同日数・同会場での延期開催が決定した(関連記事)。同学会で発表予定だった複数の改訂ガイドラインはウェブ上で公開され、解説動画… 2020/03/19 組織