待ったなしの医師の働き方改革、これでいいのか? 4月23日、日本病院会の支部長会がオンラインで開催された。支部長会は、年に3回開かれる。今回は、オンラインでの開催となったが、今後は東京に行かなければいけないと思うと大変だ。今回の支部長会は「医師の働き方改革をめぐる現状と課題」をテーマに、泉並木副会長の出席の下、各都道府県の支部… 2022/05/06 医療提供体制
第21回 「生き心地のよい職場」とはどんな職場か 最近、芸能人の自殺が立て続けに報道されています。このようなニュースを耳にすると、コロナ禍において自殺が増えているような印象を持たれているかもしれませんが、実際のところ2020年4~7月にかけての全国の自殺者数は、昨年と比べて大きく下回っています。コロナ禍において自殺が減っている──… 2020/11/13 看護師
リポート◎長崎みなとメディカルセンター医師過労死裁判 33歳医師の過労死、病院が責任を認めた理由 「働く職員の命も必ず守ってください」と遺族 過重労働による過労死としか考えられない。和解して正式に謝罪すべきだ──。こんな声を上げた人が病院側に現れ、遺族は「やっと主人のことを認めてもらえる。そのことが何よりうれしかった」と思ったそうです。過労死と一切認めてこなかった病院は7月、自らの責任を認めて遺族に謝罪。裁判は和解で… 2020/07/22 医療安全
シリーズ◎医師の働き方改革 タスクシフト、法令改正が必要な22項目を議論 厚生労働省「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」 厚生労働省は1月20日に第5回「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」を開き、現行制度では医師以外が実施できない業務の他職種への移管を推進する上で必要な教育や研修などの追加的要件に関する案を提示した。… 2020/01/21 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 医療崩壊を盾に勤務医を犠牲にするのか 過労自死した研修医の父で開業医の山田明氏が訴えること 埼玉県で開業する山田明氏は「医療崩壊を盾に勤務医を犠牲にしてはならない」とし、「医師にも一般労働者と同じような規制を」と訴える。山田氏は2006年に、大学病院の研修医だった娘(当時26歳)を過労自死で亡くしていた。… 2019/09/13 医療安全
「年960時間超え」には2021年までの時短計画策定が必須に 厚生労働省は2019年9月2日、医師の働き方改革の推進に関する検討会を開催。「追加的健康確保措置」の履行の確保と「医師労働時間短縮計画(時短計画)」の策定などについて議論、概ね了承された。いずれも、勤務する医師が年間960時間を超える時間外労働を行う医療機関に義務化されることになる内… 2019/09/04 医療安全
「患者のため」をやめようではないか 私(俺)と仕事、どっちが大事なの?このセリフが「100年の恋も興ざめにするパートナーへのNGセンテンス」というのは、多くの人が同意してくれるに違いない。では「患者のため」というセンテンスはどうだろうか。… 2019/08/30 ライフスタイル
医師不足解消に本気なら、収入減の覚悟を 普通の人間の生活がしたい!!この言葉は当時50歳代で自らの命を絶った広島の産婦人科部長が残した遺書ともいえるメモの最後の部分で、日経メディカルで紹介されている。これを読んだ直後からこの言葉が僕の頭を支配して離れない。… 2019/08/16 事件・話題
インタビュー◎刑事告発された新潟市民病院院長の片柳憲雄氏に聞く 不起訴とはいえ「改革を緩めるわけにいかない」 残業上限「年960時間」は全職員の目標 違法な長時間労働が放置されているとの告発を受け、労働基準法違反の疑いで書類送検された新潟市民病院院長と新潟市および新潟前市長が、4月に不起訴処分となった。院長の片柳憲雄氏は「不起訴だからといって、働き方改革の手を緩めるわけにはいかない」とし、「残業上限『年960時間』の実現を目指… 2019/07/30 医療安全
リポート◎医師の過労死認定裁判の真実 50代産婦人科医の過労自殺が問い掛けること 「医師不足の深刻さを証明した判決だ」 5月に医師の過労死をめぐる判決が相次いだ。産婦人科医の過労自殺を労災と認めた広島地裁判決と、33歳の若さで急死した心臓血管内科医に対する病院の責任を認めた長崎地裁判決だ。ここでは判決が確定した産婦人科医の事例を紹介する。… 2019/07/18 医師の職場環境
医師の過労死裁判と「働き方改革」 医師の過労死をめぐる判決が、最近、地裁レベルで幾つか出されている。1つは、2014年12月に長崎みなとメディカルセンターの心臓血管内科に勤務していた当時33歳の男性医師が過労死したとされる件である。長崎地方裁判所は2019年5月27日、雇用者である地方独立行政法人長崎市立病院機構に対して約1… 2019/06/13 医師の職場環境
「医師の働き方を考える会」代表の中原氏ら 「年間1860時間」案に反対する要望書を厚労省に提出 医師の働き方を考える会の代表を務める中原のり子氏らは3月22日、厚生労働省医政局長の吉田学氏に対し、「医師の働き方改革に関する検討会」報告書(案)に対する要望書を提出した。 2019/03/22 医師の職場環境
岐阜県保険医協会が寿命に関する調査結果を公表 開業医は長生きできない? 死亡時年齢は70.8歳 60歳代の死亡が最多、背景に「過酷な労働」の指摘 岐阜県保険医協会が実施した調査で、開業医の死亡時平均年齢が70.8歳と短く、特に60歳代の死亡割合が34%と多いことが明らかになった。同協会会長の浅井徳光氏は「長生きできない背景には、勤務医時代からの過酷な労働がある」と指摘、「開業医の働き方改革も急務」と訴えている。… 2019/03/22 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 若手産婦人科医中心に「年間1860時間」案に反対の署名活動 医師の働き方改革をあり方を巡り、若手産婦人科医らを中心に結成された「医師の働き方を考える会」は3月11日、署名活動を開始した。活動代表者は医師の鈴木真氏(亀田総合病院)と東京過労死家族会会員の中原のり子氏。… 2019/03/14 産婦人科
ニュース◎入試不正事件があぶり出した「医師の過重労働」 医学生の7割が「将来の働き方に不安」と回答 医学部入試不正事件について、医学生の立場から問題を追及している全日本医学生自治会連合は3月12日、全国の医学生を対象に実施しているアンケート調査の中間報告を発表した。事件の背景として医師の過重労働が浮かび上がったことから、調査では、医学生の7割近くが「将来の働き方に不安」と回答… 2019/03/13 医師の職場環境
ニュース◎産婦人科医師の勤務実態調査 「極度の長時間労働」の医師が27%も 過労死水準超えが66%、月5回以上当直は53% 過労死水準である時間外月80時間以上の医師が66%に達し、厚生労働省が「極度の長時間労働」と定める「月160時間以上」の時間外労働をしている医師も27%に上ることが分かった。また、月5回以上の当直をしている医師は53%で、我が国の産婦人科医師の過酷な労働環境が改めて示された。筑波大学ヘ… 2019/03/11 医師の職場環境
ニュース◎ドクターズ・デモンストレーションが医師の働き方改革で声明 過労死ライン超えでは患者も医師の命も守れない 「上限案の年1860時間は、労働基準法に反する」と批判 医師や医学生、看護師や過労死を考える家族の会のメンバーらも参加したドクターズ・デモンストレーションによる緊急集会が3月7日、衆議院第2議員会館で開催された。 2019/03/08 医師の職場環境
全国医師ユニオンが緊急声明 「時間外労働の上限1900~2000時間」案に憲法違反の可能性を指摘 過労死問題への対応などを目的に設立された全国医師ユニオンは1月17日に会見を行い、先日の厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」で示された、時間外労働の上限規制を1900~2000時間とする事務局案に対し、憲法違反の可能性があり反対とする緊急声明を出した。… 2019/01/18 医師の職場環境
シリーズ◎医師の「働き方改革」 医師の時間外労働の上限設定、例外は許されない 東北大学教授・産業医の黒澤一氏に聞く 医師の働き方改革の在り方を巡っては現在、厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」で議論しており、2019年3月末までに結論を示す予定だ。医師の健康を管理する観点からは、医師の労働時間の上限時間はどう設定すべきなのか――。厚労省検討会構成員の1人である東北大学教授で統括産業医… 2018/11/09 医師の職場環境
過労死等防止対策白書2018年版が公表 病院の12.4%に「残業月100時間超」の医師 「過労死等防止対策白書」の結果から、1カ月の時間外労働時間が「過労死ライン」の80時間を超えた医師がいた病院は20.4%、100時間を超えた医師がいた病院は12.4%に上ることが明らかになりました。 2018/10/31 医師の職場環境
新潟市民病院の女性医師過労自殺 遺族が安全配慮義務違反と提訴、市は争う姿勢 新潟市民病院(新潟市中央区、写真)に勤務していた女性医師(当時37歳)が「極度の長時間労働」の結果、うつ病を発症して自殺した事案で、遺族が病院を運営する市に安全配慮義務違反があったと提訴。これに対し、新潟地裁で8月1日に行われた第1回口頭弁論で市側は、因果関係が明らかでないなどと… 2018/08/02 医師のキャリア
医師4199人に聞いた「あなたは『不養生』ですか」 自分を不養生だと思う医師は70%も 原因は「運動不足」が58%、「ストレスが強い」も38% 日経メディカルが今年3月に行った「ライフイベントを抱える医師の実態調査」では、「最も不安に思うライフイベントは?」の問いに、「自分の病気」を挙げた医師が38.9%と4割近くに上りました。なぜこのような結果となったのかを探るために、7月に「医者の不養生に関する調査」を実施しました。そ… 2018/07/31 医療安全
「パワハラ」が成立するとき、しないとき 女子レスリングの金メダリスト、伊調馨選手に対する「パワハラ」が、ニュースなどで大きく取り上げられました。この問題の幕引きとして、パワハラを告発された日本レスリング協会の栄和人強化本部長が解任されました。… 2018/05/02 医師の職場環境
キャリアで絶対に失ってはいけないもの ある研修医の話をします。最初に申し上げておきますが、このエピソードは私が今まで深く関わった方の実話を複数組み合わせたフィクションです。その中には、研修の半ばで、不幸にも亡くなってしまった方もいます。あまりに多くの人が、「似たタイプの生きづらさ」を抱えていると感じています。そ… 2017/11/01 医師の職場環境 医師・医学生限定コンテンツ
新潟、過労自殺した女性医師の遺族が市と病院長らを 違法な長時間労働を放置の疑いで刑事告発 長時間労働による過労が原因で自殺したと労災認定された新潟市民病院の女性研修医の遺族は10月26日、同病院では違法な長時間労働が放置されているとし、労働基準法違反の疑いで、市と病院長らを新潟労働基準監督署に刑事告発した。… 2017/10/31 医師のキャリア
ニュース追跡◎若手医師の自殺で労災認定相次ぐ 時間外労働規制の適用延期は「過労死の放置だ」 7月末、都内の病院に勤務する男性医師の自殺が過労死と認定された。5月には新潟の女性医師が過労自殺と認定されたばかり。政府が決めた時間外労働規制の医師への適用猶予には、「過労死の放置だ」との批判も出ている。… 2017/09/11 医師の職場環境
全国医師ユニオンほか3団体共同で声明 医師の働き方改革「月100時間未満」に異議あり 全国医師ユニオンと東京過労死を考える家族の会、過労死弁護団全国連絡会議の3団体は共同で、医師の働き方改革に関する声明を9月4日に公表した。今後、厚生労働省に声明を提出する方針だ。 2017/09/05 医師の職場環境
産婦人科研修医の自殺が過労死認定、学会・医会が声明 若い医師の過労死は「同僚として痛恨の極み」 都内の病院で産婦人科医専門研修を行っていた男性医師の自殺が過労死と認定された(関連記事)ことを受けて、日本産婦人科学会と日本産婦人科医会は8月13日、分娩取扱病院における産婦人科勤務医の一層の勤務環境改善を求める声明を発表した。若い医師の過労死について「専攻を共にする同僚として… 2017/08/17 産婦人科
160時間以上の「極度の長時間労働」で「心理的負荷が強」 産婦人科勤務の男性医師が自殺、過労死と認定 2年前に自殺した産婦人科勤務の男性医師(当時30歳代)について、品川労働基準監督署は8月9日、過労死と認定し、遺族らに通知した。精神障害発症前1カ月間の時間外労働が173時間に上り、160時間以上の「極度の長時間労働」に該当すると判断した。同日、代理人を務める川人法律事務所の川人博弁護… 2017/08/10 医師の職場環境
新潟市民病院の女性医師自殺が過労死認定されたのを受けて 新潟市、医師の長時間労働対策で緊急宣言 新潟市は6月6日、篠田昭市長が臨時の記者会見を開き、「新潟市民病院緊急対応宣言」を発表した。同病院に勤務していた女性医師(当時37歳)の自殺について5月末、新潟労働基準監督署が過労死と認定し、6月2日に同病院に対して長時間労働の是正勧告を行った。緊急宣言はこの勧告を受けたもので、同… 2017/06/07 医療安全
月160時間以上の「極度の長時間労働」でうつ病を発症 新潟市民病院の女性医師自殺、過労死と認定 新潟市民病院(新潟市中央区)に勤務していた女性医師(当時37歳)の自殺について、新潟労働基準監督署は5月31日、過労死と認定した。厚生労働省が「極度の長時間労働」と定める「月160時間以上の時間外労働」が認められ、その結果、うつ病を発症して自殺に至ったとの判断だった。遺族の代理人が6… 2017/06/02 医師の職場環境
「医師に労基法は適用されない」と言われました いつも楽しく読ませていただいています。ずっと病院勤務をしてきました。研修医のころに先輩から、「医師は労働者じゃないから、労働基準法は適用されない。 だから、勤務時間の制限はない」と言われました。その後、3連直や4連直をして、 翌日もずっと働くというような勤務をしていた時期もありま… 2017/01/12 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
研修医バーンアウト問題(第3回)バーンアウトの三徴を知ろう 燃え尽きる前に、やるべきことは1つ! 悩める研修医の皆さんこんにちは! 毎度おなじみ人生ライフ向上塾のお時間がやって参りました! いや~、師走とはよくいったもので、皆さんも私もバタバタな日々だと思います! なんとか新年に向けて、このバタバタを乗り切っていきましょうや!!… 2016/12/08 精神・神経 医師・医学生限定コンテンツ
研修医バーンアウト問題(第2回)同期や先輩はどう対応する? 「真面目なメンタルケア」が真面目ちゃんを苦しめる 悩める研修医の皆さんこんにちは! 毎度おなじみ人生ライフ向上塾のお時間がやって参りました。 2016/12/01 精神・神経 医師・医学生限定コンテンツ
特集◎改善待ったなし!医師の過重労働《インタビュー》 医師の「疲労管理」は看護師に学べ 大原記念労働科学研究所上席主任研究員 佐々木司氏 厚生労働省は10月に初めて「過労死等防止対策白書」をまとめたが、勤務医の過重労働に歯止めが掛かる気配はない。長時間勤務が避けられない中で医師の労働環境をどのように変えれば、過労を防げるのか。労働者の慢性疲労と睡眠の関係など、「疲労管理」の科学理論に詳しい佐々木氏に聞いた。… 2016/11/18 医師の職場環境
特集◎改善待ったなし!医師の過重労働《エピローグ》 知らず知らず若手を追い込んでいないか? 「今、話し掛けるなよ!」。とても相手をしていられない忙しいときに話し掛けてきた若手医師に、上級医であるあなたは、思わず声を荒らげていないだろうか。 2016/11/17 医師の職場環境
特集◎改善待ったなし!医師の過重労働《対策編2》 自己防衛◆手遅れになる前にできること 前回は過重労働を抑えるための対策を紹介したが、一勤務医の立場でできる対策は限られるのも事実。職場選びをするなら、前回紹介したような対策が実施されているか否かを指標にする手はあるだろう。しかし、職場を容易には変えられない医師は、今できる手段で自分自身の身を守らなければならない… 2016/11/16 医師の職場環境
特集◎改善待ったなし!医師の過重労働《対策編1》 日赤産婦人科◆シフトの工夫で夜勤の負荷軽減 根本的な問題は様々あるが、現場が手をこまねいていては医師の労働状況は悪化するばかり。勤務体制の工夫が功を奏して夜勤の負荷を軽減した事例や、自分や部下の不調を察知して自衛するための術を紹介する。… 2016/11/15 医師の職場環境
特集◎改善待ったなし!医師の過重労働《インタビュー》 長時間労働を放置すれば医療は本当に崩壊する 外科医・本田宏氏に聞く 医師不足だから早急に医師を確保するのは難しいとか、県の財政事情から十分な医師が確保できないとか、労基署の許可が必要な宿日直であるにもかかわらず無許可のままの宿日直を続けている県立病院は、違法性を認識しながら様々な弁明を繰り返している。… 2016/11/14 医師の職場環境
ニュース◎自殺した女性研修医の遺族らが市へ改善を申し入れ 新潟市民病院、全研修医の8割が過労死水準超え 新潟市民病院の全研修医を対象に1カ月当たりの時間外労働時間を調べたところ、81%が過労死の目安とされる80時間超だったことが明らかになった。同病院に勤務し、今年1月に自殺した女性研修医の遺族らが、病院が提出した電子カルテを基に割り出した。遺族らは11月9日、「多くの研修医が過労死水準… 2016/11/11 医師の職場環境
特集◎改善待ったなし!医師の過重労働《実態編2》 なぜ放置?続々発覚する病院の無許可宿日直 過重労働を生む要因は多々あるが、最近、急浮上したのが「名ばかり宿日直」だ。ほとんど労働を伴わないのが宿日直であるはずなのに、通常業務と変わらない勤務が行われている。 2016/11/11 医師の職場環境
特集◎改善待ったなし!医師の過重労働《実態編1》 自殺した研修医、月250時間超の時間外労働も 11月は「過労死等防止啓発月間」だが、改善のめどが立たないのが医師の劣悪な労働環境。「名ばかり」「無許可」と、今年は違法状態の宿日直が次々と明るみに出た。医師の負荷を軽減する抜本策が見いだせない中、現場でできる対策を探った。… 2016/11/10 医師の職場環境
Lancet誌から 医師の燃え尽きは介入で減らせる 対象者と介入方法の組み合わせが今後の課題 米国の医師の50%前後に燃え尽きが認められるという報告もあり、状況は深刻化している。米Mayo ClinicのColin P West氏らは、燃え尽きに対する様々な介入の利益について検討していた研究の系統的レビューとメタアナリシスを行い、個人を対象とする介入も、構造的または組織的な介入も、医師の燃え… 2016/10/25 医師の職場環境
溝部医師、井上弁護士らが法改正素案を厚労省に提出 健保法改正で不適切な指導・監査の撲滅を 地方厚生局が実施する「指導」「監査」をめぐる問題を解決するために、健康保険法の改正を検討してきた「指導・監査・処分改善のための健康保険法改正研究会」は9月14日、厚生労働省医療指導監査室と医療課に「健康保険法改正素案」を提出した。改正素案では、「指導」はあくまで「研修」が趣旨で… 2016/09/15 行政・制度
「勤務医の健康支援に関する検討委員会」委員長・保坂隆氏に聞く 勤務医の30人に1人が自殺を考えるという現実 就労環境の改善は進むも、まだ道半ば 日本医師会は3月、勤務医の健康支援に関する検討委員会がまとめた調査報告書を公表した。勤務医1万人を対象に行ったアンケート調査からは、前回調査の2009年当時と比べて、就労環境に改善傾向が見られた。しかし、医師の主観的健康観にはほとんど変化が見られず、勤務医の6.5%が中等度以上の抑う… 2016/06/10 医師の職場環境
1年前の控訴審判決が確定 勤務医パワハラ自殺訴訟、上告を棄却 病院組合は既に約1億の損害賠償金を支払い済み 元上司2人によるパワーハラスメントと長時間労働が原因で勤務医のA氏(享年34歳)がうつ病を発症し自殺に至ったとして、A氏の両親が元上司2人と勤務先の公立八鹿病院(兵庫県養父市)に損害賠償を求めた裁判で、最高裁判所第二小法廷(裁判長=山本庸幸氏)は原告側の上告を棄却し、上告受理申立… 2016/03/28 医師の職場環境
リポート◎「ストレスチェック義務化」を就労環境改善の好機に 先生、最近ちゃんと眠れていますか? 就労環境の改善に向けた様々な施策が動き出す中、ストレスチェックの実施が義務化された。医療機関も例外ではない。労働安全衛生の専門家は「心を病んだ医師を救う好機と捉え、積極的に取り組むべき」と指摘する。… 2016/03/08 精神・神経
第2回 新卒看護師が無断欠勤!どうすればいい? さて、新年度が始まり1カ月が経過しました。「ゴールデンウィーク過ぎて新卒看護師が遅刻、あるいは無断欠勤をするようになった」「新卒看護師が無断欠勤したが、師長が電話をしてもつながらない」――。5月を過ぎた辺りから、皆さんも、多かれ少なかれこのような新卒看護師に出会うことがあると… 2015/05/07 精神・神経
一問一答◎広島高裁松江支部での控訴審判決 「名誉回復できたよと息子に言ってやりたい」 自殺した勤務医の両親と弁護団が会見 元上司2人によるパワーハラスメントと長時間労働が原因で、男性勤務医のA氏(享年34歳)がうつ病を発症し自殺に至ったとして、A氏の両親が元上司2人と勤務先の公立八鹿病院(兵庫県養父市)に約1.7億円の損害賠償を求めた裁判の控訴審判決が3月18日、広島高裁松江支部で行われた。… 2015/03/22 事件・話題
【速報】広島高裁松江支部での控訴審判決 勤務医自殺訴訟で上司2人の個人責任を認めず 一審で減額された「過失相殺」部分の追加支払いは命じるも… 元上司2人によるパワーハラスメントと長時間労働が原因で、男性勤務医のA氏(享年34歳)がうつ病を発症し自殺に至ったとして、A氏の両親が元上司2人と勤務先の公立八鹿病院(兵庫県養父市)に約1.7億円の損害賠償を求めた裁判の控訴審判決が3月18日、広島高裁松江支部で行われた。… 2015/03/19 事件・話題
「クラッシャー指導医」にはこう立ち向かえ! 「クラッシャー上司」という言葉をご存じだろうか。気分の浮き沈みが激しく、暴言を吐いたり、横柄な態度を取ったり、時には徹底的に無視したりといった攻撃や言動で、部下を次々と潰してしまう上司のことだ。… 2015/03/02 医師の職場環境
がんばり過ぎこそ「医者の不養生」 ちょっと熱っぽくて、今日の僕の動きは悪いかもしれない。勘弁してくれ。「風邪ですか?ちょっと声も風邪気味ですね」 2014/12/08 医師の職場環境 医師・医学生限定コンテンツ
公立八鹿病院、長時間勤務とパワハラが原因で… 勤務医自殺訴訟の控訴審始まる 12月に結審、来年3月にも判決か 元上司2人によるパワーハラスメントと長時間労働が原因で、男性勤務医のA氏(享年34歳)がうつ病を発症し自殺に至った事件で、9月29日に広島高裁松江支部で控訴審第一回口頭弁論期日が開催された。控訴理由の陳述のほか、原告側の口頭意見陳述が行われた。… 2014/09/29 医師の職場環境
医師は自らのうつ病を予防できて当たり前? 「医師が自身のうつ病を予防できなかったことを責めるのは、あまりに酷。医師は病気になってはいけない、と言っているようなものではないか」。パワーハラスメントがきっかけで若い勤務医が自殺した問題を取材していて、そんな疑問が湧き起こった。… 2014/07/16 事件・話題
【続報】鳥取地裁米子支部判決 勤務医自殺訴訟、過失相殺不服で原告側が控訴へ 元上司2人によるパワーハラスメントと長時間労働が原因で、勤務医(享年34歳)がうつ病を発症し自殺に至った事件で、遺族である原告が損害賠償額が「過失相殺」として2割減額されたことを不服に、6月9日に広島高裁松江支部に控訴したことが明らかになった。… 2014/06/09 事件・話題
【速報】鳥取地裁米子支部判決 勤務医自殺訴訟でパワハラ認定、8000万円の損害賠償 元上司によるパワーハラスメントと長時間労働が原因で、勤務医のA氏(享年34歳)がうつ病を発症し自殺に至ったとして、A氏の両親が元上司2人と勤務先の公立八鹿病院(兵庫県養父市)に損害賠償を求めた裁判の判決で、鳥取地方裁判所米子支部は5月26日、元上司と病院に8012万9536円の損害賠償を命… 2014/05/27 事件・話題
厚労省が2011年度「労災補償状況」を公表 精神疾患による労災請求、医療・介護従事者が最多 脳血管疾患や虚血性心疾患などによる請求も倍増 厚生労働省は6月15日、2011年度の労災補償状況を公表し、うつ病などの精神疾患に対する労災の請求が前年比91件増の1272件(うち支給件数は325件)で、3年連続の過去最多となったことを明らかにした。また、請求件数を業種別で見ると、「医療業」が94件で最も多く、これに「社会保険・社会福祉・介… 2012/06/18 医師の職場環境
医療者こそ健康じゃなきゃ…誰でもそう思うはずだけど 医師の過労自殺、というと多くの人が小児科医の中原医師の裁判を思い浮かべることでしょう。2010年7月に和解に至りましたが、この事件の背景には大きな、そして急いで解決しなくてはならない問題があると思います。… 2011/01/18 医師の職場環境
小児科医過労死裁判で勝ち取ったもの 中原のり子(自殺した小児科医中原利郎氏の妻) 7月8日、過労からうつ病を発症し、自殺した小児科医、中原利郎氏の遺族が、当時勤務していた病院を訴えていた民事裁判が、最高裁での和解という形で決着した。医師の過重労働の1つの象徴のようにいわれてきた事件の裁判について、中原氏の妻、のり子氏に振り返ってもらった。… 2010/09/21 医師のキャリア
日経メディカル2010年8月号「ニュース追跡」(転載) 医師過労自殺、「最高裁での和解」の背景 裁判所主導の異例の結末 当直勤務は過重だったか否か─。1人の医師の自殺を巡り、勤務医の労働環境について議論されてきた裁判が、最高裁での和解という形で幕を下ろした。なぜ和解での決着となったのか。 2010/08/09 医師の職場環境