リポート◎伊那市で実証中の新型移動診療車「INAヘルスモビリティ」 「医師が乗らない診療車」で訪問診療を効率化! 中央アルプスと南アルプスの合間に位置する長野県伊那市では、医師が乗車しない移動診療車「INAヘルスモビリティ」の実証実験が進んでいる。医療機器を搭載した車両に看護師が乗り込み、患者宅を訪問。医師は診療所からオンラインで診察を行う。新たなコンセプトの移動診療車の活用により、中山間… 2021/02/25 医療提供体制
新型コロナワクチン副反応体験記(それでも接種に後悔はない) 前回、新型コロナワクチンの1回目の接種を受けた経験について書いた。新型コロナウイルスのワクチンの副反応は、2回目接種後の方が強いらしいと噂で聞いていたので、誕生日で休みを取っている日の前日を接種日に選んだ。Moderna社ワクチンの接種の間隔は「きっちり4週間」で、そこからは1日ずれて… 2021/02/24 感染症
リポート◎ICTの活用で離島の診療所を連携させる鳥羽市の取り組み 「バーチャル病院」で離島の医療をもっと近くに 三重県鳥羽市では、本州と4つの離島の診療所を1つの「バーチャル病院」として診療を行う実証調査が進んでいる。オンライン診療やクラウド型電子カルテを活用し、悪天候などで医師が島に赴けない際にも島民の診療を可能にする。離島における人口減少と医師確保の難しさが課題となる中、ICTの利活用… 2021/02/22 医療情報
1分解説◎医療法等の一部を改正する法律案 医師の働き方、タスクシフト、医学生の医業が柱 外来医療の機能の明確化と連携のための報告制度の創設も 2月2日、医師の働き方改革、各医療関係職種の専門性の活用、地域の実情に応じた医療提供体制の確保などを目的とする法律案が閣議決定され、今国会に提出されました。医療法や医師法、歯科医師法など多岐にわたる法律を一括して改正するものです。法案から、「医師の時間外労働」「タスクシフト」「… 2021/02/11 医師のキャリア
[file014]2つのうつ状態(その6) リハビリ出勤から通常出勤に移行するポイントは? 検査がなく、薬もなければ、時間もないこの部屋で、今日も事件が起こる……! 2021/02/04 公衆衛生・予防医学
手術に縛られる時間が少なくて快適! 米国で働く心臓外科医の1日 今回は、私が現在働いている米国の病院でどんな1日を過ごしているかをお伝えします。もちろん日によって変わるのですが、簡単にまとめると以下のようなスケジュールで生活しています。 2021/01/28 外科 医師・医学生限定コンテンツ
1分解説◎相次ぐ医療機関への不審な電話 医師を狙う「新型コロナ助成金詐欺」にご用心! 新型コロナウイルスへの対応が長期化し、令和2年度第三次補正予算では医療機関への交付金の増額が予定されている。そんな中、感染拡大に便乗して、医療機関に対して「助成金の申請を代行する」などと言って手数料を要求したり、口座番号を聞き出そうとする不審な勧誘が相次いでいる。こうした電話… 2021/01/28 感染症
医師の副業はどこまで許される? 約2年前、へき地勤務義務のある徳島県職員の医師が、勤務終了後や休日に許可を得ずに民間の病院で外来診療や当直業務に従事し、3年余りで約3800万円のアルバイト料を受け取っていたというニュースが流れました。その後、医師には地方公務員法が適用され、懲戒免職になりました。報道では、この医… 2021/01/22 医師の職場環境
第23回 部下に悩んだら、「育つ力」のメンテナンスを 皆さんは、部下や後輩を育成することになった場合、まずどんなことを考えますか? 「何を教えるか」や「どのように教えるか」という観点は、これまで様々な人によって考えられ、既に多くの書籍などで紹介されています。ですので、今回はそれとは少し違った観点で「スタッフの育成」というものを考… 2021/01/14 医療経営
1分解説◎厚労省が中間取りまとめを公開 医師の働き方改革は今後どう進む? 厚生労働省は2020年12月22日に「医師の働き方改革の推進に関する検討会 中間とりまとめ 」を公開した。取りまとめでは、2024年4月から適用される医師の時間外労働の上限規制に向け、上限時間を超えて勤務する医師に義務化される追加的健康確保措置の枠組みなどについてまとめられている。… 2021/01/08 医師の職場環境
リポート◎医療機関への誹謗中傷を「正しく恐れる」には? クラスター発生後の病院はどう誹謗中傷に立ち向かったか 新型コロナウイルスの感染拡大以降、各地の医療機関で院内感染やクラスターが発生。そうした医療機関の中には、ネットでの誹謗(ひぼう)中傷や職員への差別的言動に苦しめられた施設も少なくない。堀川病院(京都市上京区、198床)もその1つ。寄せられる誹謗中傷にどう立ち向かい、どのように職… 2020/12/17 感染症
師走の往診で考えた「老後、やりたいこと」 「もうすぐ一年が終わろうとしてますよ。早いですよね……」「恐ろしいです、早すぎて……。クリスマス、お正月、その前に大掃除と年賀状、考えるだけでもう嫌」「私もちょっとずつ家中の掃除をしているんですが、せっかくの日曜でたくさん掃除しよう!と思っていたのに、結局、ベランダの床と室外… 2020/12/11 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
まちだ丘の上病院◎地域の魅力生かし人が集まる拠点を開設 病院が手掛ける注目の「ファンづくり」プロジェクト 人口減少や高齢化の進展といった地域社会の変化により、病院運営は変革を迫られている。特に地域密着型の病院では、地域の衰退が患者減につながりやすく、地域活性化に向けた取り組みに乗り出すケースが増加。そうした活動は、病院の「ファン」を増やす効用もあり、注目を集めている。東京都町田… 2020/12/08 医療提供体制
第22回 職場で不平不満を「軽やかに」語れますか? 人間関係に起因した組織のきしみについて考えたとき、私が真っ先に思い浮かべるのは「不平不満」です。今回は「働く組織を楽にする」ことを目的に、組織の中で発生した不平不満をどのようにメンテナンスしていけばよいのかについて考えてみます。… 2020/12/02 医師の職場環境
資金繰り悪化、給与カットに踏み切ってもいい? 『日経ヘルスケア』2020年11月号より 【質問】新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行の影響で今年3月以降、単月赤字が続き、運転資金が目減りしました。資金繰りが悪化した場合の対応として、「固定費を削減した方がよい」と聞きますが、固定費の中でもウエートの大きい人件費を削減してもよいでしょうか。(50歳代、内科)… 2020/12/01 医療経営
医師を派遣する病院は「連携B水準対象医療機関」として指定 働き方改革、検討会が取りまとめ案を提示 厚生労働省は2020年11月18日に第10回「医師の働き方改革の推進に関する検討会」を開催。医師の派遣を通して地域の医療提供体制を確保するために必要な役割を担う医療機関を「連携B水準対象医療機関」に指定し、働く医師の勤務時間について副業・兼業先を通算して年1860時間までの時間外労働を認め… 2020/11/20 医師の職場環境
第21回 「生き心地のよい職場」とはどんな職場か 最近、芸能人の自殺が立て続けに報道されています。このようなニュースを耳にすると、コロナ禍において自殺が増えているような印象を持たれているかもしれませんが、実際のところ2020年4~7月にかけての全国の自殺者数は、昨年と比べて大きく下回っています。コロナ禍において自殺が減っている──… 2020/11/13 看護師
国公立病院・大学病院はこのまま潰れるのか? 病院名は伏せますが、ある空港の近くに大きな国公立系の総合病院があります。積極的に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者を受け入れている病院として有名で、テレビにも幾度となく登場しています。しかし、積極的に受け入れたがゆえにマンパワーが不足し、救急医療を一部休止し、待機手術… 2020/10/23 医療経営
「患者を守る病院こそ、健康経営が重要に」 「日経クロスヘルス EXPO 2020」 職員の働く幸せの追求が経営にも寄与 職員が健康で元気に働ける職場環境づくりを進める「健康経営」。疾患を持つ患者へのサービスを担うほか、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で日々緊張にさらされている医療・介護施設こそ求められる取り組みである。2020年10月16日に開かれたクロスヘルスEXPOのパネルディスカッション「コロ… 2020/10/22 医療経営
変な解釈がまかり通る「美容整形と健康保険」 新たに総理大臣に就任した菅義偉氏が、不妊治療に関して健康保険の適用範囲を広げるといった独自の公約を掲げて話題になった。高度な不妊治療になると結構な費用がかかるので、今、治療を受けている女性などには朗報かもしれないが、生物学的に妊娠がうまくいかない妊活者の援助だけでなく、社会… 2020/10/14 行政・制度
「健康経営」は医療・介護施設こそ実践すべきだ 健康への投資による組織活性化を医療・介護の分野にも 折からのコロナ禍で、日々緊張感にさらされている医療・介護従事者の心身の疲弊は増すばかり。その解決に向けて、パネルディスカッション「コロナ禍も乗り切る! 病院・介護施設こそ健康経営」では、健康経営の実践者をはじめとするエキスパートを招いて、効果的な健康経営の進め方のコツを伝授… 2020/10/09 医療経営
第20回 「うさぎとかめ」に学ぶモチベーションのメンテ 皆さんの仕事に対するモチベーションは、現在、どのような状態でしょうか? 新型コロナ禍において、医療機関は大きな影響を受けています。特に、新型コロナ患者を受け入れる病棟に配属されているナースは大変です。仕事の負担が増えているにもかかわらず、報われないどころか害を受けていたりもし… 2020/10/07 精神・神経
医療の「視界不良時代」対応のヒントを海外に学ぶ 東北大学病院臨床研究推進センター特任教授・中川敦寛氏に聞く 今回企画したパネルディスカッション「海外の事例に学ぶ医療の『ニューノーマル』〜働き方を変える産業との共創とは?」の根底にある問題意識は、VUCA(Volatility、Uncertainty、Complexity、Ambiguity;ブーカ)における不確実性をどうコントロールするかです。VUCAの時代、すなわち視界不良時… 2020/10/05 医療経営
医師のアルバイトは主務の病院での労働時間に合算することを改めて確認 働き方改革、医師を派遣する病院の時間外労働時間の上限を緩和へ 厚生労働省は2020年9月30日に第9回「医師の働き方改革の推進に関する検討会」を開催。地域医療確保暫定特例水準(B水準)の対象医療機関を拡大し、地域医療提供体制の確保のためにやむを得ない場合は、副業・兼業先を通算して年1860時間までの時間外労働を認めることがおおむね了承された。… 2020/10/02 医師の職場環境
医師向けポイントの額はバカにできない 我らが日経メディカル Onlineでは、Expを一定数ためるとポイントが増えていくという仕組みがあります(図1)。eディテールやWeb講演会を視聴したり、調査に答えたりするとExpやポイントがたまっていきます。これを読んでいる皆さんも、何となく増えているなぁと思っているはず。 じ、じ、じ、実… 2020/09/25 ライフスタイル 医師限定コンテンツ
医療・介護スタッフ 賃金速報◎理学療法士・作業療法士【2020年7月】 PT・OTの月給、東京と島根で約7万円差 医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』では毎月、ハローワークや(株)メドレーが運営する求人サイト「ジョブメドレー」に掲載された求人広告から、看護師や介護職員、理学療法士・作業療法士といった医療・介護スタッフの賃金相場を集計し、連載コラム「医療・介護スタッフ 賃金速報」で分析して… 2020/09/25 医療経営
医師働き方、時短計画策定義務機関の範囲は保留 兼務先での労働時間の扱いや把握方法などに課題 厚生労働省は2020年8月28日、「第8回医師の働き方改革の推進に関する検討会」を開催し、「医師労働時間短縮計画策定ガイドライン(案)」を提示した。今年3月に開催された同検討会で示した骨子案に、対象医師や策定の流れなどの詳細を盛り込んだ。一方、本ガイドライン案の「策定義務対象医療機関… 2020/09/09 医療提供体制
第19回 「パワハラ防止法」施行(2) パワハラが横行!医療現場ならではの落とし穴 「パワハラ防止」のための実効的な体制をつくる際に、特に意識したいポイントは「パワーハラスメントが発生した際に、パワーハラスメントを受けた人が気軽に相談できるようにする」ことです。組織が行うべき3つのことの1つが、「事業主の方針等の明確化と周知」。医療機関においては、「たとえ患者… 2020/09/09 医師の職場環境
将来を考えない僕が心臓外科医として渡米した不純な動機 この連載では、「医師の留学」の話をします。しかし、これは留学を医師のキャリアの一つとして真剣に考えている意識高い系の医学生・医師に向けた話ではなく、5年先、10年先の未来なんて全く考えたこともないような、「何となく留学に興味あるなぁ」とか、「留学したらカッコいいかもなぁ」くらいに… 2020/09/01 外科
鈴木裕介×川島恵美 「産業医」って実際どうですか? この連載は、SNSやメディアで適切な医療情報を届けようとする医師の団体「発信する医師団」のリレー対談コラムです。今回は、産業医科大を卒業後、大企業での産業医を経て、現在は複数の企業で産業医に従事しながら大学院に通う川島恵美氏と、診療所開業時に産業医の資格を取得し、現在はおよそ15社… 2020/08/25 公衆衛生・予防医学 医師・医学生限定コンテンツ
厚労省が働き方改革における地域医療への影響を調査 大学勤務医の3割が兼業込みで時間外労働年960時間超 厚生労働省は7月31日、2つの大学病院を対象とした「医師の働き方改革の地域医療への影響に関する調査」の結果を公表。大学病院と兼務先の労働時間を通算した場合、時間外労働時間が年960時間を超過する医師が多く見られたことを明らかにした。… 2020/08/20 医療提供体制
岩手医科大学理事長の小川彰氏に聞く 大学病院を守らねば地域医療は崩壊してしまう 「大学病院で働く医師については、時間外労働の上限が年間960時間の場合には、副業・兼業のために別枠で年間420時間まで認める制度を導入すべき」──。2020年6月、日本医師会の「医師の特殊性を踏まえた働き方検討委員会」が提言をまとめた。医師の働き方改革では、2024年から時間外労働の上限規… 2020/08/20 医師の職場環境
医師の生涯収入は何億円? 医師の生涯収入っていくらかご存知ですか? 2億円? 3億円? それとも5億円? 平均的なサラリーマンよりは高いんだろうなぁと思いつつ、データを持ち合わせていない人が多いのではないでしょうか。 まず、賃金構造基本統計調査の最新データによると、男性医師の平均年収は約1220万円、女性医師の… 2020/08/14 医師の職場環境
新たな仲間と「女性の働き方改革」目指す救クリ 8月に入っても、新型コロナウイルスの勢いは収まらないどころか、緊急事態宣言が発令されていた時よりも感染者数が増加しており、救クリもてんやわんやになってきました。救クリの10周年記念パーティーは中止になってしまいましたが、それでもどうにか合間を縫って、このほど救クリに赴任してくれ… 2020/08/13 医師の職場環境
第18回 「パワハラ防止法」施行(1) こんな言い方は「パワハラ」に当たる? 2020年6月1日に「改正労働施策総合推進法」、いわゆる「パワハラ防止法」が施行されたことをご存じでしょうか? この「パワハラ防止法」によって、事業主には職場でのパワーハラスメント防止のために「雇用管理上必要な措置を講じること」が義務付けられました。新型コロナウイルス関連のニュース… 2020/08/12 医師の職場環境
インタビュー◎ウィズコロナ時代の学術集会 ウェブ開催で新時代の学会のあり方を提案したい 第120回日本外科学会定期学術集会会頭の北川雄光氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大で多くの学術集会が延期される中、ウェブ上での学会開催を模索する動きもある。当初は4月の開催を予定していた第120回日本外科学会定期学術集会は、2020年8月13~15日にライブ配信を中心とする完全ウェブ開催での実施が決定。同会頭の北川雄光氏(慶應… 2020/07/28 感染症
リポート◎長崎みなとメディカルセンター医師過労死裁判 33歳医師の過労死、病院が責任を認めた理由 「働く職員の命も必ず守ってください」と遺族 過重労働による過労死としか考えられない。和解して正式に謝罪すべきだ──。こんな声を上げた人が病院側に現れ、遺族は「やっと主人のことを認めてもらえる。そのことが何よりうれしかった」と思ったそうです。過労死と一切認めてこなかった病院は7月、自らの責任を認めて遺族に謝罪。裁判は和解で… 2020/07/22 医療安全
J Robot Surg誌から 米国で手術支援ロボットはどう広がった? 前立腺/子宮/大腸手術におけるロボット普及動向を定量化 米Johnson and Johnson社の研究者らは、前立腺/子宮/大腸の3領域における手術支援ロボットの普及動向を、イノベーター理論を用いて初めて定量化した。こうした研究を展開していくことで今後、標的とする患者、手術および病院が最適化される可能性があるという。この結果はJ Robot Surg誌6月20日号… 2020/07/22 外科
コロナ禍をぶっ飛ばせ! 憂き世を浮世に変えたご先祖様に癒される展覧会 浮世絵の「浮世」という言葉の語源をご存じだろうか。 つらいことの多い世の中を意味する「憂き世」だ。江戸時代、憂き世の厭世的な思想ではなく、今を楽しもうという「浮世」という言葉が使われるようになり、さらに、その浮世を現した絵画として「浮世絵」が誕生したという。“浮世”絵ではあ… 2020/07/18 医師の職場環境
「経験科目以外への転職」にして、よかった! 28歳のMさんは、大学病院の小児心臓外科病棟で4年間勤務し、結婚を機に転居したため、退職。転居後、その地域の大学病院の小児外科病棟に就職しましたが、慣れない職場環境と時間が読めないバス通勤のせいで疲れて体調を崩し、3カ月で退職しました。今回Mさんは、ご自宅からもっと近くの小児科病棟… 2020/07/17 医師のキャリア
パワハラ防止が「法律」になった意味 2019年6月5日、「労働施策の総合的な推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律」の改正法が公布され、大企業では2020年6月1日に施行された。企業や病院に対して、職場でのハラスメント対策の強化が法律に基づいて義務付けられることになった。 法律の名称が抽象的で、メデ… 2020/07/16 医療経営
科学の敗北~乳腺外科医の裁判~ 4年前、術後の女性患者にわいせつ行為をしたということで乳腺外科医が逮捕された事件がありました。一審では外科医が無罪。そして先日、東京高裁は一審無罪判決を破棄し、懲役2年を決定しました。 2020/07/16 事件・話題
COVID-19がもたらした医師の収入減(その4:経営者・フリーランス編) コロナ罹患で院長入院! 患者が戻らない不安 経営者でありながら診療に携わる開業医にとって、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は大きな経営リスクだ。ある地方都市の住宅街で長年、内科・皮膚科診療所を営んでいるF氏はこの4月、自らがCOVID-19肺炎にかかり、1カ月近く入院を強いられた。この緊急事態にF氏や周囲の人々はどう対… 2020/07/10 医療経営
医師4971人に聞いた「ウィズコロナ時代、医療機関の冷房はどうする?」 夏の病院、「窓開け換気しながら冷房」が6割 緊急事態宣言は解除されたものの、東京都の1日の感染者数が3桁に上るなど、まだまだ予断を許さない状況が続く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。厚生労働省はCOVID-19のリスク要因とされる「換気の悪い密閉空間」を改善するため、冷房使用中でも換気を推奨しているが、一方でマスク着用によ… 2020/07/10 医師の職場環境
COVID-19がもたらした医師の収入減(その3:国公立病院勤務医編) 転職したいけど…「動くに動けない状況」 ある国公立系の病院に呼吸器内科医として勤務する50歳代のE氏は3月、「年度末の賞与ゼロ」を病院幹部から通達された。「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で入院、外来ともに患者数が激減し、4月や5月は以前の6割程度だった。現在、巻き返しを図っているが、まだまだ患者数は少ない」と… 2020/07/08 医師の職場環境
COVID-19がもたらした医師の収入減(その2:大学病院勤務医・大学院生編) 医局が関連病院に申し入れた「給与3割カット」 首都圏の大学病院で外科系の医局に所属するC氏は現在、大学病院に籍を置きつつ、基本的には少し離れた地方にある大学の関連病院で診療を行っている。コロナ禍でこの関連病院の患者数は減った。特に、軽症の救急受診が激減し、C氏は平時の忙しさからやや解放されていた。そんな中、C氏が所属する医… 2020/07/06 医師の職場環境
COVID-19がもたらした医師の収入減(その1:民間病院・診療所勤務医編) 「待機手術ゼロ」で成果給100万円を失う これは、ある地方都市の民間病院で常勤の整形外科医として働くA氏の話だ。──勤務先では整形外科医として、人工膝関節置換術や靭帯再建手術などを任されています。人工膝関節手術は年間にすると30~50件くらい行っているでしょうか。平日が少ない月でも、必ず2、3件は実施していました。他に待機… 2020/06/29 医師の職場環境
救急医が夜勤を戦い抜くための10の方法 ようやく、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との戦いが一段落しつつあります。当院でも個人防護具(PPE)が枯渇しそうでどうしたものかと思っていましたが、日本はギリギリのところでオーバーシュートには至りませんでした。一方、いまだCOVID-19と闘っている米国の医療従事者は、6月23日現… 2020/06/25 救急医療・集中治療
「勤務医よりも開業医の方が儲かる」は本当か まずはこちらのシミュレーション(図1)をご覧ください。45歳で開業した医師と、定年まで勤務医を続けた医師の65歳までの預貯金額の推移をグラフ化したものです。皆さんはどんな印象をお持ちになるでしょうか。 これは、今年3月末に発行した書籍『知らなきゃマズい 医師×お金のルールとマナー』… 2020/06/24 医師の職場環境
インタビュー◎新概念「CIAMS/シャムズ」を提唱した國松淳和氏に聞く COVID-19のせいで「その人らしくなくなって」ませんか 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延に際して、日ごろならば絶対にいわないようなことを突然言うようになったり、穏やかな人が急に怒りっぽくなったりと、一般人だけではなく医療従事者でも「なんだか急にその人らしくなくなった」ことを目にしてはいないだろうか。南多摩病院(東京都… 2020/06/22 医師の職場環境
“密”に奪い合った、紙カルテ 当院に電子カルテが導入されたのは2017年頃です。他と比べてかなり遅い方だと思うのですが、今でも紙カルテで運営している病院はあるでしょうか? もうほとんどの施設は、電子カルテ化していますよね。 紙カルテで運用していた経験が長かったせいか、今でも「紙カルテ時代」のことを懐かしく思う… 2020/06/19 呼吸器
新型コロナ、今の時期に行っておきたい「心のメンテナンス」法 新型コロナウイルスの問題が顕在化してから数カ月がたち、「新型コロナウイルスとの共存」や「新たな生活様式の構築」など、今までとは違った局面を迎えつつあります。今回は、このような状況下で働く仲間を楽にするためにできることは何なのかを考えてみましょう。… 2020/06/12 医師の職場環境
宇都宮病院◎併設のコミュニティースペースが町と病院に活気 「いつつぶれるの?」と言われた病院の起死回生 人口減少などの地域社会の変化に伴い、病院は医療や介護の役割を担うだけではなく、コミュニティーの活性化などの地域貢献も求められている。和歌山市の宇都宮病院では、併設のコミュニティースペースを核として、住民向けの多様なサービスを提供。これが評判になり、当時、必ずしも良いものでは… 2020/06/10 医療提供体制
これで十分? 新型コロナ慰労金 医療機関や介護施設などの従業者で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者・入所者等に対応した者に20万円、その他の人には5万円を慰労金として支給する――。5月27日に閣議決定された第2次補正予算で、「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金」を大幅に拡充し、医療従事者などへの… 2020/06/08 感染症
医師3900人に聞いた「電話・オンライン診療を実施しましたか?」 非対面診療の9割が電話、経験した医師の感想は 「途中でキャンセル」など、対面ではあり得ないトラブルも 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受け、時限的に解禁された電話やオンライン機器による診療。日経メディカル Onlineでは、医師会員3900人を対象に2020年5月14日~21日にかけてウェブアンケートを実施した。その結果によると、今年に入って46.0%の医師が視覚情報のない電話による診… 2020/06/05 医療情報
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で面会謝絶の病院が取り組み テレビ電話を使った遠隔面会の実際 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の院内感染対策として、多くの病院が入院患者の面会を中止した。一部では、「終末期医療の現場にテレビ電話面会を広めるプロジェクト」のクラウドファンディングも行われている(関連記事:テレビ電話面会は終末期医療の新たな選択肢)。テレビ電話を用いた… 2020/06/03 感染症
【弓削メディカルクリニック】未来の地域医療を担う家庭医を養成 グループ診療で24時間365日対応の壁を越える 各地から家庭医志望の医師が集まる「教育診療所」 滋賀県蒲生郡竜王町。田園風景が広がるこの地に、弓削メディカルクリニックはある。7つの外来診察室を持ち、同時に在宅医療も行って地域を支える診療所だ。開設当初から「教育診療所」をテーマとし、後進の育成に力を入れたことで、地域の医療連携の円滑化も進んでいる。… 2020/05/29 在宅医療