解説◎CDCがmRNA COVID-19ワクチンの接種上の注意点を紹介 新型コロナワクチン、接種後の反応と対処法は? 米国疾病予防管理センター(CDC)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するmRNAワクチンの使用について、臨床上の推奨や注意事項などをウェブサイト上で公開しており、随時更新している(Interim Clinical Considerations for Use of mRNA COVID-19 Vaccines Currently Authorized in th… 2021/03/02 感染症
新型コロナワクチン副反応体験記(それでも接種に後悔はない) 前回、新型コロナワクチンの1回目の接種を受けた経験について書いた。新型コロナウイルスのワクチンの副反応は、2回目接種後の方が強いらしいと噂で聞いていたので、誕生日で休みを取っている日の前日を接種日に選んだ。Moderna社ワクチンの接種の間隔は「きっちり4週間」で、そこからは1日ずれて… 2021/02/24 感染症
オピオイド訴訟で考えた依存性を持つ薬の販売 私たちは医療者として、患者の体の不調を取り除くために日々業務を遂行しています。不調を取り除く主な方法は医薬品です。適切な医薬品を安全に入手するため、患者は医療機関を受診し、処方箋を受け取り、薬局で処方箋を出して処方薬を受け取ります。そして薬を適切に服用し、体調を回復します。… 2021/02/17 医薬品
Gastroenterology誌から 糞便移植、実地診療でも高い有効性・安全性示す 1カ月後のCDI治癒率90%、6カ月以内の再発率4% 糞便移植(fecal microbiota transplantation:FMT)患者を登録している、北米のFMT National Registryのデータから、FMT実施後のクロストリジウム・ディフィシル感染症(Clostridioides difficile infection:CDI)の治癒率が約9割に上り、実地診療でもランダム化比較試験と同様にFMTの治癒率が… 2021/01/15 消化器
新型コロナのワクチン接種を受けました 2020年末、新型コロナウイルスのワクチンを接種した。 私が受けたのはModerna社のものだったが、そのことには特に理由はない。Pfizer社とModrna社、「2社のワクチンのどちらを接種するかを選ぶことはできません」と事前に言われていた。12月16日に私が勤務する医療センターに到着したのはPfizer… 2021/01/12 感染症
今シーズンのインフルエンザと新型コロナ 2020年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、薬局を訪れる患者さんが一時期は減少したのですが、年末になると一変して増加し、薬局での通常業務は目が回るほど忙しくなりました。あっという間に迎えた年末最後の勤務日に、同僚と薬局で片付けをしながら1年間を振り返ったところ、こ… 2021/01/08 感染症
NPの私が新型コロナ感染に備えてする6つの準備 ご存じの通り、米国内での新型コロナウイルス感染者数増加の勢いはとどまるところを知らない。 私は、勇敢な同僚たちのようにERやICUで働いているわけではない。私の所属する糖尿病科では、90%以上の診察をオンラインか電話で行えている。しかし、確率を考えれば、自分が感染者に接触するのは時… 2020/12/14 感染症
コロナ差別どころか、逆に既往者がモテモテの国 カリフォルニア州にある私の所属する医療センターでは、パンデミックが始まった頃からナース・プラクティショナー(NP)たちが先導して、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者さんたちへの電話外来を行ってきた。私も週に4時間だけ参加している。 ここ5年ほどは糖尿病専門で、呼吸器系の知… 2020/11/24 感染症
処方薬優位な日本で、セルフメディケーションは進むのか 日本の薬局で働き始めて、約1年がたちました。いい意味でも悪い意味でも、日本での業務に慣れてきたと思います。両国の薬局業務には利点と欠点があり、それについては十数年カナダの薬局で働き、また再び日本で働き始めたからこそ色々と見えてきたと感じています。… 2020/11/16 医薬品
Digestive Endoscopy誌から ノンテクスキルトレーニングで結腸内視鏡検査がうまくなる? カナダのランダム化並行群間比較試験 新人内視鏡専門医に結腸内視鏡検査の研修を実施し、ノンテクニカルスキル(NTS)トレーニングを組み込んだカリキュラムと通常のカリキュラムを比較したところ、NTSトレーニングを組み込んだカリキュラムでは新人医師の結腸内視鏡検査能力が向上した。結果はDigestive Endoscopy誌9月号に掲載され… 2020/11/13 消化器
インタビュー◎小児ADHDを治療する「ゲーム」アプリが国内で治験中 ゲームは治療を届ける新たな「カプセル」となる Akili Interactive Labs社CEOのEddie Martucci氏に聞く 米国のAkili Interactive Labs(Akili)社が開発した小児注意欠如・多動症(ADHD)治療用アプリ「EndeavorRx」が2020年6月、米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得した。ゲームベースの治療用アプリとしては世界初の薬事承認であり、日本では塩野義製薬が第2相臨床試験を実施している。同社の共同… 2020/11/04 医療機器
コロナ病棟が自分の職場になった日 2020年4月上旬のある日、勤務先の大学病院の階段を上りながら、私は震え上がる体と心を必死に抑えていた。階段の先にあるのは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者を受け入れる専門病棟(以下、コロナ病棟)。外科部門で順調にキャリアを重ねてきた私の「新しい職場」となる場所だ。階段を… 2020/11/04 海外
痛み評価「10段階中の10!」への英国流対処法 看護師免許を取得して以来7年間、ほとんどを外科部門で勤務してきた私にとって、手術前後の患者が訴える痛みへの対処は日常的な仕事だ。そこには何年たっても忘れられないエピソードがたくさんある。今回は待機手術や緊急手術など様々な外科病棟での経験を基に、英国NHS病院における術後患者の痛み… 2020/10/22 海外
United European Gastroenterol J誌から 女性の2割が悩む便失禁、最も有益な評価法は? IBD・非IBDに関する研究のシステマティックレビュー 炎症性腸疾患(IBD)患者などを対象とした過去10年間の論文300本以上で便失禁の診断ツールについて調べたシステマティックレビューの結果が、United European Gastroenterol J誌10月号に掲載された。 米国の成人女性の2割弱が、便失禁により影響を受けていると報告されており、炎症性腸疾患(IBD… 2020/10/20 消化器
台湾のコロナ対策は「IT」だけではない 「日経クロスヘルス EXPO 2020」に台湾衛生大臣がビデオメッセージ 「日経クロスへルス EXPO 2020」(主催:日経BP、10月14日から16日)が開幕した。基調講演を務めたのは、台湾の陳時中(Chen Shizhong)衛生福利部長(厚生労働大臣に相当)だ。陳衛生相は立法院(国会に相当)に急きょ対応しなければならなくなったため、ビデオメッセージでの登場となった。コロ… 2020/10/14 感染症
台湾から「鉄人大臣」が登壇、世界で最も成功した新型コロナ対策の要諦を語る 日本メディアで初、日本歯科医師会の堀会長と歯科医師同士で徹底討論 全世界で4000万人近くの感染が確認され、死亡者も100万人を突破──新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の脅威は、今や説明の必要もありません。今日も世界中で感染拡大が続く中で、新型コロナの対策で最も成功したと世界から称賛を集めるのが台湾です。10月10日現在、台湾の感染確認者は527人… 2020/10/12 感染症
「誰でも知っている言葉」という落とし穴 2013年に英国で看護師免許を取得し、公的な医療制度であるNHS(National Health Service;国民保健サービス)の病院で働き始めてから7年が過ぎた。本コラムでは、英国NHSの医療を、看護師として働く私が現場から紹介していこうと思う。第1回である今回は、看護学生時代の苦い思い出から──。… 2020/10/09 海外
医療の「視界不良時代」対応のヒントを海外に学ぶ 東北大学病院臨床研究推進センター特任教授・中川敦寛氏に聞く 今回企画したパネルディスカッション「海外の事例に学ぶ医療の『ニューノーマル』〜働き方を変える産業との共創とは?」の根底にある問題意識は、VUCA(Volatility、Uncertainty、Complexity、Ambiguity;ブーカ)における不確実性をどうコントロールするかです。VUCAの時代、すなわち視界不良時… 2020/10/05 医療経営
クリニックを引き払い、オンライン診療を始めるカナダの医師たち 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の患者数がいまだに増え続け、人々の行動様式がかなり変化した最近では、飲食店だけではなく、歯科医や小児科医をはじめとした医療機関でも患者数が減り、経営難に陥っているといったニュースが聞かれるようになってきました。COVID-19を恐れて受診を避ける… 2020/10/05 医療経営
台湾はこうして新型コロナを封じ込めた! 死者わずか7人という「台湾モデル」の全てを保健大臣が語る 2400万人の人口を擁しながらも、新型コロナウイルス感染者数を499人に抑え、わずか7人の死者しか出していないのが台湾だ(2020年9月15日現在)。新型コロナウイルス発祥の地である中国と密接な関係にあるにもかかわらず、完璧ともいえる封じ込めに成功した一連の取り組みは、「台湾モデル」として… 2020/09/16 感染症
新型コロナで状況悪化!カリフォルニアの山火事 カリフォルニアが燃えている。 10年ほど前にはまれな大災害であったはずの山火事だが、ここ3年ほどはカリフォルニアで「普通」の秋のイベントとなりつつある。何カ月も雨が降らなかったことで大地がカラカラに乾いているところに、電線の故障や雷が生じると瞬く間に悲劇につながる。… 2020/09/11 感染症
カナダと日本、OTC薬と処方薬の違いに戸惑う 私は夫の仕事の関係で、今後数年間は日本に滞在する予定であり、現在は企業が従業員に対して貸与する、いわゆる社宅に住んでいます。この社宅に住んでいる方はほとんどがカナダ人で、私は唯一の日本の医療関係者ということで、様々な質問をされることがあります。中でも最も多い質問が、「カナダの… 2020/08/21 海外
感染高リスク者の「出勤は危険」と書く難しさ 日本でも新型コロナ第2波の影響が日々強まっているようだが、米国はとうとう収まりきらなかった第1波が続いたまま、莫大な感染者の数字にだんだんと感覚が麻痺していく、そんな毎日が続いているようだ。7月半ばには、1日の新感染者数が7万人を超えたが、8月に入ってからは多少落ち着いて、5万人弱… 2020/08/13 感染症
「強欲」企業へのペナルティーは妥当なものか 新しい医薬品や医療技術の多くが米国から日本に入ってくる。米国社会で起きている現象が日本に伝わることも珍しくない。しかし、米国を反面教師とし、絶対に真似をしてはならないこともある。医療保険制度は、その最たるものだ。 また、今回紹介する「オピオイド危機」も現在の日本では起きそう… 2020/07/31 医薬品
先発品以外を拒否する患者さんの心情は 厚生労働省が2020年6月18日に後発医薬品を含めた415品目の薬価基準を告示しました。政府の「2020年9月までに80%」とする後発医薬品使用目標の達成期限まで、あと約3カ月です。我々薬局スタッフも「後発医薬品調剤体制加算」の後発品置換率を下げないようにと新患者さんや先発品希望患者さんへの… 2020/07/09 医薬品
1分解説◎発病後致死率ほぼ100%の狂犬病、2019年に新ワクチンが登場 国内で14年ぶりに狂犬病の発症を確認 愛知県豊橋市は5月22日、フィリピンから来日した外国籍の男性が狂犬病を発症したことを確認したと発表した。男性は2019年9月にフィリピンで犬に咬まれたことがあり、その際に感染したとみられる。狂犬病の発症が国内で確認されたのは2006年以来、14年ぶりとなる。… 2020/05/27 感染症
女性の避妊の選択肢が少ない日本 カナダと日本、2つの国の薬局で働き、色々な違いに気づかされますが、驚いたことの1つに、経口避妊薬(低用量ピル)の処方箋が非常に少ないことが挙げられます。日本では、避妊目的でのピルの服用は自費診療(保険外診療)です。毎日同じ時間に継続して服用しなければ避妊効果が期待できないので… 2020/05/19 海外
Am J Gastroenterol誌から 高齢者や併存疾患を有する患者の結腸内視鏡検査は慎重に フランスのコホート研究 結腸内視鏡検査に伴い全身性の重篤な有害事象(SAE)が発生した場合は死亡率が高く、特に高齢者や複数の併存疾患がある患者に結腸内視鏡検査を実施する際には、穿孔や出血に加えて死亡率も考慮すべきであることが示された。結果はAm J Gastroenterol誌4月号に掲載された。 結腸内視鏡検査の合併… 2020/05/19 消化器
United European Gastroenterol J誌から IBD患者の重篤なウイルス感染の発生率は3倍 チオプリン製剤やIBDの臨床的活動性が引き金に 炎症性腸疾患(IBD)患者は全身性の重篤なウイルス感染(SVI)の発生率が一般集団の3倍であることが示された。結果はUnited European Gastroenterol J誌4月号に掲載された。 クローン病や潰瘍性大腸炎といったIBDでは、免疫抑制薬や生物学的製剤などを長期間服用することになるため、SVIに陥るお… 2020/05/12 消化器
米国、「仮の家族」で自宅待機を乗り切る人々 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴う自宅待機が長引くにつれて、経済的な打撃がさらに悪化しているのはもちろん、うつ病などの増加も指摘されている。休日でも、子どもはスクリーンを見続け、子どもの勉強を見ている親は仕事に集中できない。COVID-19と闘う医療者がこの状況をどの… 2020/05/06 感染症
薬剤師はフロントラインの医療者ではないのか? 皆さんは「フロントラインの医療従事者」と言われて、誰を思い浮かべますか。医師、看護師はもちろん患者と密に接するフロントラインと言えますが、薬剤師はどうでしょう。日本では、2020年4月7日に発令された緊急事態宣言の会見で、安倍晋三首相が冒頭で次のように述べていました。… 2020/05/05 感染症
寄稿◎新型コロナによる自宅待機・学校閉鎖が続く米国の現状 米国の医療者はどう自宅待機を乗り切っているか ここカリフォルニア州では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の広がりを受け、9月の新学期まで学校は閉鎖されると言われていたが、何日か前、さらに「9月に従来のように学校を再開する見込みは低い」との発表があった。かなりの長期間に及んでいる学校閉鎖と自宅待機を、米国の医療者はどう… 2020/05/04 感染症
感染症情報◎チクングニア熱 デング熱と並ぶ蚊媒介性ウイルス感染症 チクングニア熱は、チクングニアウイルスにより発症する急性熱性疾患で、感染症法における4類感染症だ。発熱、発疹、全身倦怠感、リンパ節腫脹、頭痛、筋肉痛・関節痛に加え、関節炎を生じる。 2020/04/25 感染症
特別寄稿◎米UCLA脳卒中センターでの新型コロナウイルス対応 脳血管内治療チームを2つに分け医療崩壊防ぐ 病院全体で予定手術は平時の2割に抑制、外来の半数は遠隔診療 あっという間に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染者数が世界最多になってしまった米国。その現状は、数週間先の日本とも言われる。パンデミックの影響が直接及ぶ脳卒中急性期医療における医療崩壊を防ぐため、現場はどう動いたのか。ロサンゼルスにあるロナルドレーガンUCLAメディカルセンタ… 2020/04/20 循環器
新型コロナウイルス感染症治療薬候補の不足 カナダでヒドロキシクロロキンとアジスロマイシンの処方が急増 マスク、手指消毒用エタノールといった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大予防に必要な用品に限らず、現在では買い占めによって特定の食品までも品薄になり、多くの人の手に行き渡らない現象が起こっています。カナダでは、この現象はもはや処方薬にまで及んでいるようです。 抗マラリ… 2020/04/17 感染症
インタビュー◎UCLA脳卒中センターの立嶋智氏に聞く 惨状を呈する米国の脳卒中センター乱立 我が国より20年先んじて脳卒中センターの整備が始まった米国では今、脳卒中センターの乱立によって急性期脳梗塞の医療レベルの低下すら懸念されているという。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)メディカルセンター脳神経外科教授の立嶋智氏は、現状を「惨状」と表現する。… 2020/04/16 循環器
新型コロナのワクチン開発、専門家が気にする“ある副作用” 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大が止まらない。感染を制御できた地域でも、再度の感染拡大を懸念して、すぐに元通りの生活には戻れそうもない。こうした状況で期待されているのが、感染を予防したり、重症化を防いだりする新型コロナウイルスワクチンの開発だ。 中国や米国などでは… 2020/04/16 感染症
緊急寄稿◎新型コロナウイルス感染症・オーストラリアの状況 豪ではGPがCOVID-19対策の最前線に 4月から新規患者数が減少、感染爆発の抑制に成功か 今、オーストラリアは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染の広がりによって、歴史上初めて社会の仕組みが大きく変わってきています。オーストラリアでは3月22日ごろから急激に感染者が増加しました。2020年4月6日現在、オーストラリアにおけるSARS-CoV-2感染者は5795人。死亡者は39人、入院者… 2020/04/09 海外
緊急寄稿◎国が団結して対処して来たシンガポール マスクへの考え方が4月に入って大きく転換 日系クリニックでプライマリケア診療を担当している立場から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)についてシンガポールの状況をお伝えしたいと思います。 4月3日にリー・シェンロン首相は、COVID-19の流行から3回目となる国民への語りかけを行いました。生活に不可欠なサービスなどを除いた大… 2020/04/07 感染症
現地報告◎マレーシアでの新型コロナウイルスの状況 マレーシア、感染者急増で活動制限令が延長 PCR検査の「出張サービス」も 2020年3月16日夜、マレーシアのムヒディン首相は、18日~31日までマレーシア全土で活動制限令(1988年感染症予防管理法並びに1967年警察法に準拠)を実施すると発表。さらに、25日には、4月14日までの期限延長が発表された。今、マレーシアは活動制限令下にある。4月2日現在の累計感染者数は3116人… 2020/04/03 海外
緊急寄稿◎米名門病院の看護師が死亡、院内でゴミ袋を着用せざるを得ず 瀬戸際の米国、防護具なしの泥沼コロナ戦争 2週間前、米国社会が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって大打撃を受けると予想される理由について書いた(関連記事:米国が新型コロナに大打撃を受ける背景)。この原稿を書いた10時間後に、サンフランシスコ一帯で「自宅待機令」が出たことで衝撃が走った。さらに、それから1週間あま… 2020/03/31 感染症
イブプロフェンと新型コロナの相関の「仮説」 世界保健機関(WHO)の報道官は2020年3月17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の疑いがある場合、イブプロフェンを自らの判断で服用しないように注意を促しました。フランスのベラン保健相も3月14日に「新型コロナウイルスへの感染時、イブプロフェンなど抗炎症薬の服用は症状を悪化させ得… 2020/03/27 海外
緊急寄稿◎感染症は中央で徹底的に管理 なぜ中国・北京は新型コロナを封じ込められたか 中国全国での行動自粛規制は1月23日武漢封鎖から始まり、まさにquarantena(英語のquarantine〔検疫〕の語源でイタリア語ベニス方言で40日という意味)経過した3月2日頃から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新患者の件数が減り始めて3月19日には湖北省と武漢を含めた中国国内での新患者数… 2020/03/27 海外
COVID-19流行中のNYで今起きていること 米国のNBC Newsが2020年3月22日付けで報じた「 Coronavirus cases in New York State now top 10,000」という記事によれば、ニューヨーク州全体で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について4万5437例の検査が行われ、そのうち1万356例の陽性反応が見られたそうです。また、ニューヨーク市単… 2020/03/25 海外
緊急寄稿◎外出禁止措置を講じたフランス、医療従事者は今… 感染爆発で仏の医療機関はパニック状態に フランスにおける新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者数は、1月25日に第1号が発生し、ドイツ国境にほど近いオー・ラン県の教会での集団発生を源とするクラスター出現を経て、3月15日には5423名、死亡者数127名となった。… 2020/03/23 海外
寄稿◎米国でも猛威を振るい始めた新型コロナウイルス感染症 米国が新型コロナに大打撃を受ける背景 3月上旬までは、米国で新型コロナウイルスへの危機感はほとんど感じられなかった。主に1型糖尿病の患者さんを中心に診療している私だが、実は担当の患者さんにはお年寄りが多い。ほんの1週間前には、高齢の患者さんたちにアポの前日に電話をかけて、「急用でないならクリニックに来ない方がよいで… 2020/03/19 感染症
NEWS◎新型コロナウイルス感染症で今春の学術集会はどうなる 欧米の循環器系学会も相次いで中止へ 欧州から米国への入国禁止措置も足かせに 欧米での新型コロナウイルス感染症の急速な拡大を踏まえ、米国心臓病学会(ACC)は3月28〜30日の日程で予定していた学術集会(ACC.20)の中止を発表した。欧州でも3月29〜31日にオーストリア・ウィーンで開催が予定されていたEuropean Heart Rhythm Associationの学術集会(EHRA 2020)の中止がア… 2020/03/12 循環器
なぜアジア人はそんなにマスクを着けるのか 現在、マスクの供給不足が深刻な社会問題となり、それに加えてマスクの爆買いや高額転売が話題になっています。花粉症の時期ということもあり、マスク不足になるのも無理はありません。 2020/03/05 海外
新型コロナウイルス騒動で生まれた根深い偏見 テレビもインターネットも新型コロナウイルスのニュースであふれかえっている毎日、私たちの薬局では心なしかインフルエンザの患者さんが減ってきたように思えます。まだ完全に解明されていない新型コロナウイルスに感染しないようにという予防対策の徹底が、インフルエンザの流行を抑えているので… 2020/02/25 海外
米国で人気急上昇、避妊器具の「IUD」とは? 日本の友人に避妊について相談された。米国では、長期の避妊のため、ピル以外のオプションの人気が高まりつつある。 ここ10年ほどでとみに普及したのが、避妊器具の「IUD(intrauterine device)」だろう。これは、膣の中に入れて放置するだけの避妊器具で、銅でできた「商品名Paragard」というI… 2020/02/12 ライフスタイル
1分解説◎2月7日から新型コロナウイルス感染症が「指定感染症」に 「指定感染症」になると診療はどう変わる? 政府は1月28日、新型コロナウイルス(2019-nCoV)感染症を感染症法上の「指定感染症」と検疫法上の「検疫感染症」に指定する政令を閣議決定した。2月7日に施行となる。2019-nCoV感染症が指定感染症になると、これまでとどのように対応が変わるのか、国立国際医療研究センター国際感染症センターの… 2020/01/29 感染症
インフルエンザ予防接種はなぜ有料なのか? 現在、私が勤務する日本の薬局には、毎日大勢の患者さんが抗インフルエンザ薬の処方箋を持って訪れます。カナダでは抗インフルエンザ薬としては、オセルタミビルリン酸塩(商品名タミフル他)が主に処方されますが、実は私がカナダで働いていたとき、オセルタミビルを投薬したのは、驚くことに1… 2020/01/22 海外
低・高血糖を自動回避!インスリンポンプの未来 2019年12月13日、米国FDAは、Tandem社が開発したインスリンポンプの新技術「Control-IQ」を認可した(外部リンク)。予定よりも数カ月遅れての認可で、患者さんたちが長らく待ちわびていた発表だった。 数年前、使いやすさや正確さなどで評判の良いDexcom社のリアルタイムCGM(持続血糖測定)「G… 2020/01/20 代謝・内分泌
中村哲先生が「若月賞」受賞講演で語ったこと アフガニスタンで長年、医療や水源確保の事業を展開してこられた中村哲先生の死は、国際保健医療支援に携わる人びとに大きな衝撃と悲しみを与えている。中村先生に最初にお目にかかったのは、2000年だった。当時、私はプライマリー・ヘルスケアの手引書『Where There Is No Doctor』(デビッド・… 2019/12/27 海外
日本発のエボラワクチンを世界に届けるために 東京大学医科学研究所附属病院感染免疫内科の四柳宏教授らは、2019年12月5日、都内で記者会見を開催。エボラ出血熱(エボラウイルス感染症)に対するワクチンである「iEvac-Z」(アイイーバックゼット)の安全性などを確認するための臨床研究(フェーズ1相当)を開始したと発表した。エボラ出血熱… 2019/12/23 感染症
日産婦のカンボジアの医療支援の実情は? 国立国際医療研究センターの藤田則子氏に聞く 2019年1月のWHO執行理事会は加盟国70か国以上の賛同を得て、子宮頸癌の排除に向けた世界的な戦略を策定することを定めた 。2030年までにHPVワクチン、子宮頸癌検診、子宮頸癌治療を進めていくことで、子宮頸癌の死亡者数を30%減らすことがその目標だ。日本でも子宮頸癌排除に向けて、11月には国… 2019/12/20 海外
日本人として誇らしい、ある感染症への勝利 寄稿◎堀越裕歩(WHO疫学コンサルタント) 回旋糸状虫(Onchocerca volvulus)。この寄生虫感染症による疾病負荷が高いのはサハラ砂漠の南の国で、中でもナイジェリアが最も高かった。日本の人口の約4割に相当する5000万人のナイジェリア人がこの病気のリスクにさらされていた。 この感染症は吸血昆虫のブユ(Blackfly)が媒介する。寄生幼… 2019/12/19 感染症
国際保健から地域保健まで、公衆衛生漬けの2カ月間 研修医がWHOに行けるおトクなプログラムとは? 初期研修医は、内科、救急、地域医療など様々な診療科を回ります。2020年度からは、精神科、産婦人科、小児科、外科が再度必修化され、一般外来も研修医が担当することが決まっており、より多様な研修をすることになりそうです。一方、こちらは必修ではありませんが、公衆衛生に興味がある人向け… 2019/12/16 公衆衛生・予防医学 医師・医学生限定コンテンツ
電子タバコによる疾患の原因は何? 米国では今、E-cigarettes(電子タバコ)によって引き起こされたと考えられる肺疾患に注目が集まっています。原因が明確に特定されていない状況の下、トランプ政権は、2019年9月に電子タバコのフレーバーとして、ミントとメントールを禁止しました。そのような中、CNNニュースが19年11月8日付で報… 2019/12/13 呼吸器
薬剤師4人が、事務スタッフが2人もいるのに…… 日本の薬局はなぜこんなに忙しい? 日本の薬局は薬剤師もスタッフもたくさんいるので、仕事はそれほど忙しくないだろう。きっと大丈夫ーー。そんな根拠のない自信(?)をもって日本の薬局で働き始めたマイルバガナム恵美氏。しかし、実際には、日本の薬局業務は、カナダ以上に忙しく、息をつく暇もありません。なぜこれほどまでに忙… 2019/11/20 海外
選択肢が広がる生理用品――月経ディスクの場合 ここ5年ほどで、月経カップ(関連記事)、生理用品を併用しなくていいショーツ(関連記事)などが一気に普及し、女性にとって生理の時の選択肢が増えたことについて書いてきた。これらに加えて、選択肢の1つである「月経ディスク」は、月経カップほどは一般的ではないものの、一部の友達の間では… 2019/10/16 ライフスタイル
無診察での処方箋発行、ありでは?(応用編) 「Bさんは5年前からアムロジピンを服用していて、状態が安定しているので、C先生が休暇から帰ってくるまで、薬剤師が緊急処方箋を出しますよ。1カ月分出しますね」ーー。カナダの薬局では、こうしたやり取りが日常的に行われています。… 2019/10/11 海外
日本人がタイでHIVの治療を受けるという選択 前回のコラムでも述べたように、僕がタイのHIVに関わりだしたのは研修医1年目の夏休みに訪れたエイズホスピスがきっかけで、その後継続して支援を行い、患者を支援するNPOも立ち上げた。すると、そのウェブサイトを通してタイ在住の日本人から健康上の相談を受けるようになった。また、太融寺町谷… 2019/09/27 感染症
僧侶が“治療”?タイの薬物依存症対策の実態 過去のコラムで述べたように、僕がGPを目指そうと思ったのは研修医の頃にボランティアで訪れたタイのエイズ施設で出会った欧米のGPに影響を受けたからだが、同時にそのときに経験したエイズという病がその後の人生に大きな影響を与えることになった。その施設で過ごした1週間で、エイズに伴う「不… 2019/09/13 プライマリケア
いよいよ「遠隔調剤」が始まります 日本に到着して約2週間が経ちました。日本の猛暑と逆カルチャーショックと戦いながら日々をなんとか過ごしております。まだまだカナダが恋しく、夜な夜な元同僚とチャットしていると驚くべきニュースが入ってきました。… 2019/09/11 薬剤師
第41回 病院にも銃弾が降り注ぐ紛争地・イエメン 戦闘最前線での緊急手術、日本の技術が役立つ 滝上 隆一(外科医) 2015年以降、今もなお内戦が続く国・イエメンで、国境なき医師団(MSF)の外科医として今回2つの地域のプロジェクトに参加し、内戦に伴う外傷治療などに当たりました。1つは西部の都市ホデイダ市のプロジェクト、もう1つはその少し北にあるアルダヒ市のプロジェクトです。… 2019/09/11 海外
第6回日経アジア・アフリカ感染症会議開催、エボラやAMRが議題に 官民連携でアジア感染症臨床試験プラットフォームの実現へ 日本経済新聞社と英フィナンシャル・タイムズは2019年8月31日から9月1日にかけて、横浜市で第6回日経アジア・アフリカ感染症会議を開催した。結核、エボラウイルス病(エボラ出血熱)、マラリアに対する官民協力(Public Private Partnership:P3)による具体的な方策に加え、薬剤耐性(AMR)やア… 2019/09/05 感染症
生理中“これだけでいい”ショーツの起こした革命 米国では日本とは逆に、周りを見回すとナプキンを使っている人は少数派で、タンポンだけで切り盛りしている友人が多い。「やばい、生理始まっちゃった、誰か持ってない?」と言う友人に、自分のナプキンを差し出して断られたことが何十回あったことか! そんな背景があるからこそ、月経カップに… 2019/09/02 ライフスタイル
第40回 医療資源のない南スーダンで全領域を診る 家庭医が南スーダンでできること 氏川 智皓(内科医) 私は家庭医療専門医・指導医を取得後の医師7年目に、2018年8月から2019年2月まで国境なき医師団(MSF)の内科医として、南スーダン南西部の西エクアトリア州・ムンドゥリのプロジェクトに参加しました。プロジェクトの主目的は、内戦により医療資源が不足しているムンドゥリ周辺の反政府側地域に巡… 2019/08/13 海外
「こちらの患者さん、英語しか話せません」の処方箋 皆さん、外国語で診療した経験はありますか? 東京オリンピック、大阪万博などのイベントを控え、今後も訪日外国人数は増加が見込まれます。それに伴い、日本の医療現場でも日本語以外の言語で診療する機会が増えることが予想されます。アジア圏など、英語が使えない方の診療については別項に譲る… 2019/08/06 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
日本の薬局でまた働くことになりました 私事ですが、配偶者の仕事の関係で、この夏から数年間日本で生活することになりました。その間はまた日本の薬局に勤務することになりそうです。カナダの薬局業務に慣れてしまっているので、久しぶりに日本の薬局で働くことに、とても緊張しています。その理由は……… 2019/08/02 コメディカル
医師4132人に聞く「海外論文ピックアップ」 SGLT2阻害薬の臨床試験が読者医師に強い印象 日経メディカルOnlineでは、海外の医学雑誌に掲載された論文の要点を日本語で紹介する「海外論文ピックアップ」を毎週5本程度掲載している。今回は「海外論文ピックアップ」の記事をどのくらいの頻度で読んでいるか、読者の参考になっているか、最近紹介した記事の中で多くの読者に読まれていた論… 2019/07/15 海外
救急外来に外国人がやってきた!医療通訳、どうしていますか? 皆さん、外国人が救急外来を受診したらどうしますか? 英語なら話せるから大丈夫!と思っている方もいるかもしれません。しかし、2015年末時点での在留外国人数は約256万人であり、その国籍は約30%が中国、約20%が韓国です。つまり英語圏以外の外国籍住民が非常に多いのです。ある研究では、静岡… 2019/07/08 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
麻薬依存症になった医師の話 カナダでは、最近マリファナが合法になりましたが、一方で、麻薬の過量摂取による死亡が社会的な問題となっており、一向に減る傾向がありません。私は薬剤師としてもう少し危機感を高めようと、ある研修を受けました。… 2019/06/25 麻酔科
糞便移植療法で患者が死亡、FDAが警告を発出 「糞便移植療法(FMT)には、深刻な、または命にかかわる感染リスクが潜んでいる可能性がある」――。米国食品医薬品局(FDA)は2019年6月13日、「Important Safety Alert Regarding Use of Fecal Microbiota for Transplantation and Risk of Serious Adverse Reactions Due to Transmission of Mu… 2019/06/21 感染症
さらに新機能が搭載!インスリンポンプの進化形 インスリンポンプを製造する会社はいくつかあるが、2017年にAnimas社が倒産して以降、競合している最大手といえばTandem社とMedtronic社の2社だろう。 Medtronic社は、業界初の「クローズド・ループ・システム」を開発したが、前回紹介したように、その“自動運転”式インスリンポンプである「ミ… 2019/06/17 代謝・内分泌
沖縄離島、外国人診療で未収金110万円の教訓 寄稿◎向川原充(沖縄県立宮古病院 内科/国際診療室) 沖縄県立宮古病院では2019年4月1日、増え続ける外国人観光客に対応するために国際診療室を立ち上げた。人口5万5千人の宮古島市では、クルーズ船だけで年間40万人以上が来島し、島内は外国人観光客で溢れかえっている。医療資源に制約がある中で、住民と観光客の双方が安全に医療を受けられる環境… 2019/06/13 公衆衛生・予防医学
インタビュー◎PCI時「高出血リスク患者」の国際基準を定義した理由 誰が「高出血リスク」か共通言語で語れる時代へ Philip M. Urban氏・上妻謙氏に聞く 各国のインターベンション医などで構成される学術研究コンソーシアム(ARC:Academic Research Consortium)が、経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受ける患者が「高出血リスク(HBR:High bleeding risk)」であるかを判定する国際基準を定義し、EuroPCR 2019(5月21~24日、開催地:フラ… 2019/06/12 循環器
あなたの論文のアクセプト率を7倍にする方法 今回は、本コラムで最も強調したいこと、「イメージ論文は基本となるフォーマットを基に次々と投稿していこう」ということについてお話しします。どういう意味かといいますと、前回ご紹介したような、自分がイメージ論文を書くときのベースとなるひな型を作成しておき、応用するコツを身につけて… 2019/06/11 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
ペン泥棒は誰だ? カナダ薬局あるある 前回は、私が勤務する薬局のスタッフによるストライキが始まりそうだというお話を紹介しました。まずは、その結果のご報告をしなければなりませんね。 2019/05/13 海外
【新薬】乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチン(ラビピュール) 狂犬病ワクチンに第2の選択肢が登場 2019年3月26日、乾燥組織培養不活化狂犬病ワクチン(商品名ラビピュール筋注用)の製造販売が承認された。適応は「狂犬病の予防及び発症阻止」、用法用量は「添付の溶解液(1.0mL)に溶解し、1回量1.0mLを適切な間隔で3回(曝露前免疫)または4~6回(曝露後免疫)筋注接種」となっている。… 2019/05/10 感染症
アフリカ医療支援レポート エスワティニでの医療支援で見た「貧困と医療」 沖縄県で内科専攻医をしております亀谷航平と申します。将来は感染症内科医を目指し、常夏の島で日々研さんを積んでいます。学生時代はスキューバダイビングやバックパックでの一人旅に勤しみ、今までに訪れた国は40を数えます。… 2019/04/16 公衆衛生・予防医学 医師・医学生限定コンテンツ
1点20円? それで外国人患者を診療できるのか 海外からの人の移動が活発になる中、「医療機関による外国人患者の受け入れ」が今、喫緊の課題とされている。この外国人患者の受け入れに関しては、筆者の記憶では数年前まで、先進的な取り組みとして比較的前向きな文脈で語られることが多かったように思う。しかし今、この外国人患者への対応が… 2019/04/15 医療経営
薬局スタッフによるストライキ 私が勤務している薬局チェーンでは、店長、副店長、薬剤師は組合員ではないのに対し、その他の全ての社員やパートタイムの店舗スタッフは、組合に入っています。その組合員によるストライキが始まりそうなのです。… 2019/04/08 コメディカル
短期間に3度のACPを行ったあるご夫婦の事例に学ぶ 意思決定を何度でも支援する米国のEOLケア アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は、事前指示書(アドバンスディレクティブ、AD)を作ってしまえば完了、というわけではありません。また、ホスピスケアを受けているからACPは必要ないということもありません。事前指示書はあくまでも本人の意思決定が不可能な場合に有効なのであって、そ… 2019/04/02 ターミナルケア
厚労省調査、21病院では月100万円超の未収金発生 外国人患者の受け入れ病院、18.9%が未収金あり 厚生労働省は3月27日、「医療機関における外国人患者の受け入れにかかる実態調査の結果」を公表した。それによると、外国人患者の受け入れ実績のある病院のうち18.9%で未収金が発生しており、21病院に関しては未収金の発生額が1月で100万円を超えていた。… 2019/03/29 海外
リスニング!医療英語●服薬指導 Medication counseling 「処方された1週間分は飲み切ってください」 外国人患者さんに服薬指導をすることになりました。あなたなら英語でどう説明しますか。 『実践!医療英語』書籍版から、リスニング用の音声を抜粋してお届けします。看護師と患者の会話を聞いてみましょう。… 2019/03/27 海外
「ACP取りました!」「グッジョブ!」とならないために 最近、日本では”人生100年時代”の到来に向け、人生設計の見直しが話題になっているようです。個人的には、現在の高齢者が育った時代にはなかった食品添加物、遺伝子組み換えや環境汚染、電磁波、放射線、ストレス等々にさらされているジェネレーションが、そんなに長生きできるのかな? とも思う… 2019/03/21 ターミナルケア
リスニング!医療英語●移乗の介助 Assistance for transfer 「起き上がってベッドサイドに座れますか」 外国人患者さんが車椅子に移乗する際に介助することになりました。あなたなら英語でどう声掛けしますか。 『実践!医療英語』書籍版から、リスニング用の音声を抜粋してお届けします。看護師と患者の会話を聞いてみましょう。… 2019/03/20 海外
リスニング!医療英語●病棟編 Taking care of a patient with a fever 「他に何かご要望はありますか」 苦痛を訴える入院患者さんに対応する時、英語でどのように声掛けしますか。『実践!医療英語』書籍版から、リスニング用の音声を抜粋してお届けします。看護師と患者の会話を聞いてみましょう。 2019/03/13 海外
薬剤師のプロフェッショナル・ジャッジメント 深夜勤務中の暇な時間に、薬剤師会雑誌をパラパラめくっていました。この定期誌には驚くことに、患者から薬剤師へのクレームの内容と、クレームを受けた薬剤師に対する薬剤師会による懲罰の詳細を公開しています。… 2019/03/11 コメディカル
論文掲載を狙いたい「バリュー雑誌」 前回は、クリニカルイメージ(イメージ論文)は比較的短く、書くことが定型化しているため書きやすいとお伝えしました。今回は、イメージ論文を書くに当たっての「心構え」について述べてみたいと思います。といっても、綿密な計画が必要なわけではありませんし、臨床研究のように倫理委員会の承認… 2019/03/08 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
リスニング!医療英語●点滴 IV drip 「点滴は30分ほどで終わります。先にお手洗いに行かれますか」 外国人患者さんにこれから点滴を行う時、英語でどのように声掛けしますか。『実践!医療英語』書籍版から、リスニング用の音声を抜粋してお届けします。看護師と患者の会話を聞いてみましょう。 2019/03/06 海外
第39回 家族愛あふれるアフリカ、患者の親族らが進んで献血 産科医の私を成長させた3回のナイジェリア派遣 鈴木 美奈(産婦人科医) 国境なき医師団(MSF)として私がナイジェリアへ初めて行ったのは、2017年1月でした。ナイジェリアは西アフリカに位置し、36の州からなる連邦共和国で、およそ1億9000万人の人口はアフリカ最大です。貧富の差が大きい国で、首都アブジャのある南部は教育水準が高く、裕福な人も多いです。… 2019/03/05 海外
あれ? 外国人診療にGoogle翻訳が普通に使える 最近、結核でも外国人の患者さんが増えてきました。外国人と言えば数年前まではほとんどが中国人だったのですが、フィリピン人、ベトナム人の患者さんも増えています。 2019/03/01 呼吸器
リスニング!医療英語●検査編 Blood test 「軽くこぶしをにぎってください」 これから採血を受ける外国人患者さんに手順を説明する際、英語でどう伝えますか。 『実践!医療英語』書籍版から、リスニング用の音声を抜粋してお届けします。看護師と患者の会話を聞いてみましょう。… 2019/02/27 海外