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走り出した新専門医制度、基本領域の動向 Vol.1
【内科】研修の質を評価するシステムを導入
2018/ 4/25
内科専門研修プログラムの2018年度の採用数は2671人(3月15日時点)。新制度導入による影響を懸念する声は強く、採用結果の発表後には過去の認定内科医試験の受験者数と比べ、大幅に研修医数が減少したのではないかという指摘も寄せられていた。 だが、「全専攻医の約3割が内科領域を選んでおり、…
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シリーズ◎医師の「働き方改革」
「独自の医師労働法制を」四病協が厚労省に要望
2018/ 4/24
四病院団体協議会は4月18日、独自の医師労働法制の制定などを求める「医師の働き方改革」に関する要望書を取りまとめ、同日中に加藤勝信厚生労働大臣宛ての要望書を提出した。
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特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-5》
新専門医制度で専攻医の地域偏在は助長された?
2018/ 4/23
新専門医制度が医師の地域偏在を助長するのではないか──。数年来の指摘に対する答えとして、日本専門医機構は「初期研修プログラムからみた採用データ」という表を3月27日の厚労省「今後の医師養成の在り方と地域医療に関する検討会」に提出した。
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地域包括ケア病棟入院料の最高ランク、初診料の機能強化加算が創設!
2018改定で中小病院を「優遇」…病床減らす?
2018/ 4/20
2018年度診療報酬・介護報酬ダブル改定がついに実施されました。診療報酬改定では急速に変化する医療ニーズに対応できるよう、あらゆる入院料の体系が再構築され、重症患者割合、在宅復帰率などの指標が導入。医療と介護の連携を図る見直しも行われました。医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』は、…
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「精神科病院で人生を終えるということ」に今思うこと(後編)
「透析中の精神疾患は見捨てる」で良いのですか
2018/ 4/20
昨年3月に「精神科病院で人生を終えるということ」という本を出版した直後の昨年3月、それまで勤めていた精神科単科病院を退職しました。そして4月から総合病院の精神科で勤務しています。大きな理由の一つが、「精神科単科病院で感じた問題点を外から解決できないか、その道を模索したい」という…
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「精神科病院で人生を終えるということ」に今思うこと(前編)
精神科単科病院を取り巻く差別の可視化
2018/ 4/19
ほぼ1年ぶりに日経メディカルにコラムを書かせていただきます。昨年3月に「精神科病院で人生を終えるということ」という本を出版しました。これは日経メディカル Onlineで連載していた「その死に誰が寄り添うか」というコラムをまとめて、少し加筆したものです。
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大人の自閉スペクトラム症は第二の新型うつ病?
2018/ 4/18
地域の中核病院で紹介患者の診療に当たっていると、近隣の内科医から「うつ病ではないか」と診療を依頼される症例の中に、実はうつ病とはいえない例や、抗うつ薬による治療は必要ないと考えられる例が多いことが以前から気になっていた。一方で最近は、精神科医や企業の産業医から「このこだわりの…
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全自病会長の邉見氏「『医師の3偏在』の解決なくして規制は本末転倒」
病院や診療科の特性踏まえた時短策、「実施できる」は半数程度
2018/ 4/17
全国自治体病院協議会はこのたび、会員病院を対象に実施した働き方改革に関するアンケート結果を公表した。厚生労働省が3月に通知した「医師の労働時間短縮に向けた緊急的な取り組み」のうち、医師以外ができる仕事を医師以外の職種に委譲する「タスクシフティング(業務の移管)の推進」の項目に…
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財務省が「地域別診療報酬」の活用を提言
財政審・財政制度分科会で医療費抑制策を議論
2018/ 4/12
財務省の財政制度等審議会・財政制度分科会が4月11日に開かれ、社会保障制度の持続可能性の確保をテーマに議論が行われた。 分科会で提示された改革案は、(1)保険給付範囲の見直し、(2)公定価格と提供体制のあり方、(3)給付と負担のバランス──の3つの視点からなる。2017年12月の経済財政…
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春だ! 4月だ! オリエンテーションだ!!
2018/ 4/12
4月になり、当院にも新入職員がたくさん来てくれました。特に初期臨床研修医は7人の新しい仲間を迎え、心機一転頑張っていこうと思っているところです。今は、どこの病院も滞りなく勤務に入れるように、新人オリエンテーションが行われていることだと思います。
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コンプライアンス問題と再使用問題のアナロジー
2018/ 4/11
2017年はさまざまなコンプライアンス問題が報道された。
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4月からは非常勤医1人で対応
武蔵野赤十字病院、感染症科の常勤医不在に
2018/ 4/ 9
武蔵野赤十字病院(東京都武蔵野市)の感染症科において、常勤医が今年3月末までに全員退職したことが、このたび明らかになった。およそ1年前に感染症科の常勤医が1人退職したほか、今年3月末に残り2人が退職した。4月からは国立国際医療研究センターから医師1人が非常勤医として派遣されている。
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シリーズ◎医師の「働き方改革」
働き方改革はあくまで手段。目的を忘れるな
日本病院会会長の相澤孝夫氏に聞く
2018/ 4/ 6
医師の働き方改革については、時間外労働の上限設定などを厚生労働省の検討会で議論中で、2019年3月末までに結論が示される予定だ。あと1年で結論を得ようとしている検討会の論点と進むべき方向性について、日本病院会会長で相澤病院(長野県松本市)最高経営責任者の相澤孝夫氏に話を聞いた。
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米国のソーシャルワーカーの仕事【後編】
両足を切断したホームレス患者の退院後は
2018/ 3/27
2013年からオバマ前大統領による医療保険制度改革が始まっても、アメリカの病院で医療を受けるということは、実質的に「患者が加入している健康保険が、受けられる医療サービスの内容を決める」ということに 、今も変わりはありません。入院についても、外来で治療できるような病状に落ち着けば、す…
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学会トピック◎第43回日本脳卒中学会学術集会
血栓回収療法の導入後は予後良好率が2倍に
2018/ 3/27
公立豊岡病院(兵庫県豊岡市)では血栓回収療法の導入後、急性脳主幹動脈閉塞患者の予後良好率が導入前の14%から31%に有意上昇していたと、同病院脳神経外科の今堀太一郎氏が第43回日本脳卒中学会学術集会(STROKE 2018、3月15〜18日、開催地:福岡)で報告した。