2021介護報酬改定を象徴する3つのキーワード 「科学的介護」「口腔、栄養、リハビリ」「自立支援・重度化防止」で読み解く 2021年度介護報酬改定の内容が明らかになりました。地域包括ケアシステムや医療・介護連携の推進など盛りだくさんな次期改定。特徴をあえて3つのキーワードで表せば、「科学的介護」「口腔、栄養、リハビリ(機能訓練)」「自立支援・重度化防止」になるのでは、と思っています。 医療・介護の経… 2021/02/19 老年医学・介護
NEWS◎本番を想定し、アナフィラキシーへの対応も 藤田医科大が接種シミュレーションを実施 藤田医科大学病院は2021年2月12日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種に向けたシミュレーション訓練を実施。このシミュレーションは医療従事者と地域住人への接種を想定したもので、本番と同様に1時間で50人のペースでの接種を目標に、動線や所要時間の確認などを行った。… 2021/02/17 感染症
従事者向けワクチン接種は2月中開始へ 医療従事者向け「先行接種」が2月下旬、高齢者施設等の従事者も優先接種に 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種に際しては、医療従事者や高齢者施設等の従事者への優先接種が行われる。厚生労働省の自治体向け説明資料などから、2021年1月末時点で判明している医療・介護従事者向けのワクチン接種のスケジュールや接種手順などについて解説する。 2021年2… 2021/02/10 感染症
【薬局認定制度:Q&A】 常勤薬剤師の1年以上勤務、産休・育休など除外 厚労省、認定薬局Q&Aで解釈示す 地域連携薬局および専門医療機関連携薬局の人員体制については、先の省令において、「常勤薬剤師の半数以上がその薬局で1年以上常勤として勤務していること」との基準が示されていた。通知では、原則として「常勤」は当該薬局に週当たり32時間以上勤務とすること、「継続して1年以上常勤として勤… 2021/02/05 薬剤師
都道府県医師会・病院団体が協議会をつくり行政と連携 日医など6団体がCOVID-19病床確保策 COVID-19回復患者を受け入れる後方支援病床を確保 日本医師会は2021年2月3日の定例会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の病床確保に関する方策を発表した。5つの病院団体と取りまとめたもので、各都道府県の医師会や病院団体などで協議会を設立して行政と連携を図り、後方支援病床の確保などを推進する。日医会長の中川俊男氏は「退院… 2021/02/04 医療提供体制
リポート◎陽性者数ではなくICUの使用率を重視 COVID-19感染爆発のフランスの医療機関の現状 2020年12月30日、フランス在住の日本医師会総合政策研究機構駐仏研究員の奥田七峰子氏がパリ大学医学部教授のジルベーグ氏 を招き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関して日本の医師との意見交換会を開催した。その一部について、奥田氏の了解の下に再構成して紹介する。──フランスにお… 2021/02/01 感染症
創造的破壊が鍛えた米国の病院 コロナ患者が日本の100倍の米国で病院が(かろうじて)持ち堪えているワケ 新型コロナウイルス感染拡大の第3波を受け、連日、「医療崩壊」の危機が叫ばれている。米国の100分の1の感染者数でなぜ、日本は危機を迎えているのか――。その根本的な要因を理解するには、今の米国の医療を支えている30年前に起きた「創造的破壊」を知ることが最も近道だ。 日本では連日のよう… 2021/01/25 医療提供体制
日医など6団体が官民協力で病院の機能分化などの方策を議論 「COVID-19患者受入病床確保対策会議」が始動 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に係る医療提供体制について調整を図るため、日本医師会と5つの関係団体は2020年1月20日、「新型コロナウイルス感染症患者受入病床確保対策会議」を初開催した。日医会長の中川俊男氏は「公立、公的、民間を問わず協力して病床確保に向けて努力する方向で一致… 2021/01/23 感染症
薬局職員、PCR検査陽性は119人 NPhAが新型コロナの影響調査結果を公表、2.4%の薬局で職員の自宅待機も 日本保険薬局協会(NPhA)はこのほど、薬局職員の新型コロナウイルス感染による影響に関する調査結果を公表した。調査は、2020年12月18日~21年1月12日に、NPhAの会員企業を対象にインターネット上の入力フォームから回答する形で実施。回答した137社(薬局数:1万314軒)に、これまでに新型コロナ… 2021/01/22 薬剤師
対COVID-19政策と憲法問題 現在の第3波と言われる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大については、全国に波及している状況から考えるに、そもそも一般的に呼吸器感染症が冬季に増加するものであるのに加えて、国のGo Toキャンペーン(Eatで会食が増え感染が広がり、トラベルで地方に広がったのだろう)の影響があっ… 2021/01/22 感染症
日経ヘルスケア 書籍紹介 医療白書2020年度版ポストコロナ時代の医療再構築 ポストコロナ時代の医療について、各分野の専門家が見解を示した書。ヘルスケア分野のシンクタンクである(株)ヘルスケア総合政策研究所が企画・制作、日本医療・病院管理学会理事長の寺崎仁氏が監修を務める。… 2021/01/15 医療提供体制
NEWS◎3病院では入院患者の転院調整、多くの外来も中断 都、広尾病院など3病院を実質的なコロナ専門病院に 東京都が都立広尾病院、公社荏原病院、豊島病院の3病院を、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の実質的な専門病院として調整していることがこのほど明らかになった。都は、都立・公社病院のコロナ病床を現在の1100床から1700床に増やす方針で、都内にある14の都立・公社病院に病床を増やすよう… 2021/01/14 感染症
第4回 「傾聴」の落とし穴 皆様、新年あけましておめでとうございます。コロナ禍での新しい生活様式の中で迎える初めてのお正月、いかがお過ごしでしょうか?実家へ帰省するか否か、家族で集うか否か、人生は意思決定の積み重ねです。とりわけ平時でないときには、重要な意思決定が多くなると感じます。今回は、看護の基本ス… 2021/01/05 コメディカル
官僚の「深謀遠慮」と抵抗勢力が生み出した「立ち枯れ病院」 「立ち枯れ病院」──。筆者はこの言葉を初めて聞いた時、医療界における国も逆らえない巨大な抵抗勢力の存在に改めて驚くとともに、それ以上に日本の官僚の「深謀遠慮」の残酷さに恐怖すら感じたことを思い出す。 前回の連載で今回は30年前の米国の病院再編に言及するとしたが、それは次回に譲… 2020/12/24 医療提供体制
政府が2021年度予算案を閣議決定 厚労予算案は0.5%増の33兆円超、2020年度3次補正と一体的な「15カ月予算」 政府は2020年12月21日、2021年度予算案を閣議決定した。厚生労働省予算案は、前年度比0.5%増の33兆1380億円で、うち社会保障関係費は同0.5%増の32兆7928億円。医療が同1.5%減の12兆799億円、介護が同2.4%増の3兆4862億円だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響で医療費は国… 2020/12/23 行政・制度
冬、「発熱患者の動線が寒い」問題をどうするか 新型コロナウイルスの流行は日常のあらゆる場面を劇的に変えてしまったが、医療機関における患者トラブルもその例外ではない。以前なら問題にならなかった患者の振る舞いが、今や感染拡大を助長しかねない「困った患者」の行動になってしまったのだ。… 2020/12/21 感染症
医療・介護セクターのCOVID-19感染者は1万2700人超に 冬を迎えて大型化するクラスター 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の勢いが衰えません。全国では12月17日、新規陽性者数が約3200人となって過去最多を更新。東京都では17日、822人の感染者を確認し、16日の678人を150人近く上回って過去最多を更新しました。ちょうど1カ月前の11月18日、全国の新規陽性者数は2179… 2020/12/18 感染症
2021年度予算案の策定に向けた厚労・財務の大臣折衝合意で点数設定 初再診5点、入院1日10点の報酬上乗せへ COVID-19への特例的対応、調剤は1回当たり4点、訪問看護は50円を加算 厚生労働省は2020年12月18日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかる特例的な対応として、医科と歯科の初診・再診について1回当たり5点、入院は1日当たり10点(入院料問わず)、調剤は1回当たり4点、訪問看護は1回当たり50円を算定できる… 2020/12/18 行政・制度
トピック◎東京都、年末年始コロナ特別警報を発表 COVID-19医療と通常医療の両立が困難な状況 医療提供体制を「体制がひっ迫していると思われる」に引き上げ 東京都知事の小池百合子氏は2020年12月17日、緊急記者会見を開き、「年末年始特別警報」を発表。感染拡大が続く現状に強い危機感を示し、リスクが高まる年末年始へ向けて集中的な対策をとると表明しました。また、モニタリング会議では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者のための医療と通常… 2020/12/18 感染症
感染拡大で基幹病院の医療体制が逼迫する旭川から(2) 基幹病院でクラスター発生、その時地域の薬局は 北海道旭川市で新型コロナウイルスの感染拡大による医療危機が起きる中、前回は基幹病院での入院患者さんの受け入れが難しく、在宅ニーズが増加していること、一方でバックベッドが確保できない可能性があるなどの問題点を報告しました。今回は、原則院内調剤が行われていた旭川厚生病院(新型コロ… 2020/12/18 感染症
機能評価係数 機能評価係数とは、DPC/PDPS(診断群分類別包括評価支払い制度)に基づいて請求を算出する際、入院基本料や検査、投薬などを含む包括評価にかけ合わせる、医療機関別係数の種類のこと。医療機関別係数は、包括部分の出来高報酬相当の平均点数を係数化した基礎係数、機能評価係数I、機能評価係数II、… 2020/12/18 医療経営
リポート◎医療機関への誹謗中傷を「正しく恐れる」には? クラスター発生後の病院はどう誹謗中傷に立ち向かったか 新型コロナウイルスの感染拡大以降、各地の医療機関で院内感染やクラスターが発生。そうした医療機関の中には、ネットでの誹謗(ひぼう)中傷や職員への差別的言動に苦しめられた施設も少なくない。堀川病院(京都市上京区、198床)もその1つ。寄せられる誹謗中傷にどう立ち向かい、どのように職… 2020/12/17 感染症
後期高齢者の2割負担、「引き続き負担への配慮を要望していく」 日医会長、GoTo一時停止「英断を評価したい」 日本医師会会長の中川俊男氏は2020年12月16日の会見で、政府の観光需要喚起策である「Go To トラベル」の一時停止決定について、「英断をいただいた。率直に評価したい」と述べた。 菅義偉首相はGo To トラベル事業について、年末年始にかけて全国一斉に一時停止する方針を示している。中川氏は… 2020/12/17 感染症
政府の全世代型社会保障検討会議が最終報告、外来の定額負担の対象病院も拡大 後期高齢者2割負担、年収200万円以上に 政府の全世代型社会保障検討会議の最終報告案が2020年12月14日に取りまとめられ、15日に閣議決定された。主要な論点の1つだった後期高齢者(75歳以上)の医療費の窓口負担割合については、2割負担への引き上げの対象を所得上位30%に設定することで決着した。施行時期は2022年度後半で、2021年の通… 2020/12/16 行政・制度
COVID-19の特例措置、回復患者受け入れの報酬も3倍に 6歳未満の乳幼児外来、診療報酬100点上乗せ 厚生労働省保険局医療課は2020年12月15日、6歳未満の乳幼児の外来診療に100点を上乗せするなどの特例措置を認める事務連絡を発出した(「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取り扱いについて(その31)」)。14日に持ち回りで開催された中央社会保険医療協議会(中医協)での了… 2020/12/16 行政・制度
新型コロナに打ち勝つ組織はここが違う! 先日、心臓のカテーテル手術をした母が術後合併症によりICU(集中治療室)に緊急入院した。コロナ禍で多くの病院がそうしているように、母が入院した病院でも面会制限がかかっており、一体どのような状況なのか、命は大丈夫なのか、ただただ病院からの電話連絡を待つしかなかった。「もし大切な人… 2020/12/16 医療経営
感染拡大で基幹病院の医療体制が逼迫する旭川から 新型コロナによる医療崩壊で増える在宅ニーズ 2020年12月10日現在、北海道旭川市では、地域の基幹病院である吉田病院と旭川厚生病院において新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスターが発生したのが引き金となり、自衛隊の派遣を受けるほどの状況になっています。現在、2つの病院での感染者数は減少しているものの、多くの外来診療は停… 2020/12/13 薬剤師
地域医療構想ワーキンググループ、今後の議論の方針を了承 公立・公的病院等の再検証はCOVID-19状況を見て検討 厚生労働省の「地域医療構想に関するワーキンググループ」は2020年12月9日、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応を踏まえた今後の医療提供体制の構築に向けた考え方(案)」の中の地域医療構想に関する部分について、座長預かりで了承した。考え方案は、親会に当たる「医療計画の見直し等… 2020/12/10 医療提供体制
新興感染症の医療計画への追加、厚労省が考え方案 外来機能報告書案も提示、医療計画の見直し等に関する検討会が了承 厚生労働省は2020年12月3日、「医療計画の見直し等に関する検討会」を開催し、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応を踏まえた今後の医療提供体制の構築に向けた考え方(案)」と、「外来機能の明確化・連携、かかりつけ医機能の強化等に関する報告書(案)」を提示し、同検討会で了承され… 2020/12/09 感染症
初・再診の一定額を保険給付から控除し、その同額以上を上乗せ 紹介状なし大病院受診、定額負担を増額へ 厚生労働省社会保障審議会・医療保険部会は2020年12月2日、紹介状なし患者の大病院受診時の定額負担(選定療養)について、初・再診について一定額を保険給付から控除し、それと同額以上に定額負担を増額することを了承した。ただしこれまでの議論において、保険給付からの一定額の控除に対して医… 2020/12/08 医療提供体制
寄稿◎インフル&新型コロナ・オーストラリアの状況 今冬、本当に少なかった豪州のインフルエンザ オーストラリアはこれから、暑い夏になります。日本が暑い夏を過ごしている間、こちらはインフルエンザが流行する冬を迎えました。幸い、オーストラリアではインフルエンザの流行はなく、私が住んでいるクイーンズランド州は大きなCOVID-19の流行も起こりませんでした。今では、ほぼコロナ前の生活… 2020/12/01 海外
たった3つの検査と手術の外来化で医療費1000億円減 日本で日帰り手術が進まない理由 「我々はコロナ禍の中、日本の近未来を見ているのだ」 新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、症例数の大激減を見て、日本病院会会長の相澤孝夫氏がこう述べられたことを、前回の記事で紹介した(関連記事『データが示す「コロナでどんな患者が消えた?」』)。 新型コロナの影響で、全国… 2020/11/26 医療提供体制
医療計画の見直し等に関する検討会が了承、第8次計画(2024年度開始)から 「新興感染症等」を医療計画の事業に追加へ 厚生労働省の「医療計画の見直し等に関する検討会」が2020年11月19日に開かれ、「新興感染症等の感染拡大時における医療」を医療計画の記載事項に位置付ける案が了承された。都道府県が「5疾病・5事業」について策定している医療計画は、第8次(2024~2029年度)から「5疾病・6事業」になる。事業… 2020/11/25 医療提供体制
コロナ差別どころか、逆に既往者がモテモテの国 カリフォルニア州にある私の所属する医療センターでは、パンデミックが始まった頃からナース・プラクティショナー(NP)たちが先導して、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者さんたちへの電話外来を行ってきた。私も週に4時間だけ参加している。 ここ5年ほどは糖尿病専門で、呼吸器系の知… 2020/11/24 感染症
11月に入って医療・介護クラスターが急増中 新型コロナ、「第3波」が来た! 患者・利用者や職員を感染拡大から守る「冬の陣」の構築を 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の「第3波」の到来が、日増しにはっきりしてきました。厚生労働省の発表では11月18日、全国の新規陽性者数は2179人と過去最多を更新しました。1日の新規陽性者が2000人を超えたのは初めてです。11月19日の東京都の新規陽性者数は500人を超えて534人となり、… 2020/11/20 感染症
地域医療構想WG、次回は議論の整理に向けて一定の方向性を示す方針 感染拡大時の受け入れ体制のあり方について議論 厚生労働省の「地域医療構想に関するワーキンググループ」が2020年11月5日に開かれ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を踏まえた今後の地域医療構想の考え方・進め方について議論した。厚労省は次回のワーキンググループで議論の整理に向けて一定の方向性を示す方針だ。… 2020/11/18 医療提供体制
第10回 多職種での退院前カンファを成功に導くには 退院前カンファレンスは、退院後の生活を支える関係機関と病院内の多職種で行うカンファレンスです。事前に把握しておいた患者・家族の希望や意向を踏まえ、必要な情報提供を行い、退院後の課題について検討して、患者・家族が安心して退院できるようにすることを目的としています。事例を基に、効… 2020/11/18 医療提供体制
外来機能報告、報告対象施設の範囲を巡り議論 厚労省の社保審・医療部会、地域医療構想は先送り論が多数 厚生労働省の社会保障審議会・医療部会は2020年11月5日、各種検討会などで議論が進められている地域医療構想、医療計画、へき地の医療機関への看護師等の派遣などについて議論を交わした。医療計画の見直し等に関する検討会、地域医療構想ワーキンググループなどでは、新興・再興感染症の感染拡大… 2020/11/10 医療提供体制
緊急調査◎開業医・病院経営者862人にアンケート 「診療・検査医療機関」の指定申請は3割強 日常的に発熱患者が訪れる医療機関に絞ると42.1% インフルエンザ流行期に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も念頭に置いた診療が可能な発熱外来を確保する目的で設けられた「診療・検査医療機関(仮称)」制度。日経メディカル Onlineが医師会員を対象に10月19~25日に行ったウェブアンケートでは、開業医・病院経営者862人が回答。この指定… 2020/10/30 医療経営
NEWS◎CureAppが開発、あらゆる治療用アプリをワンストップで処方 治療用アプリの共通プラットフォームが提供開始 治療用アプリの開発・提供を手掛けるCureApp(東京都中央区)は2020年10月23日、治療用アプリの導入や処方をワンストップで行うためのプラットフォーム「App Prescription Service(APS)」の提供を開始した。現時点で国内で承認されている治療用アプリはCureAppのニコチン依存症治療用アプリのみ… 2020/10/26 医療情報
薬剤師・薬局は調剤中心から多面的な対応へ 厚生労働省薬事企画官が改正薬機法の概要などを解説 厚生労働省医薬・生活衛生局総務課薬事企画官の安川孝志氏が2020年10月15日、「日経クロスヘルスEXPO 2020」(主催:日経BP)のオンラインセミナー「令和の時代に求められる薬剤師・薬局の役割」に登壇。薬剤師・薬局を取り巻く状況とそれに伴う厚労省のこれまでの施策、20年9月1日から施行された… 2020/10/16 薬剤師
クロスヘルスEXPOセミナー 第一線で対応に当たったパネリストらが意見交換 今冬を見据えた最先端のCOVID-19対策を議論 冬にかけて再流行が懸念される新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と、今後も発生が見込まれる世界的なパンデミックに、日本の医療はどのように向き合ったらいいのか──。2020年10月14日に開かれたクロスヘルスEXPOのパネルディスカッション「新型コロナ対策 日本の歩みとこれから」では、モデ… 2020/10/16 感染症
COVID-19対応と並行で医療提供体制改革を推進 「日経クロスヘルス EXPO 2020」に厚生労働省医政局長の迫井正深氏が登壇 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応を着実に行いながら、人口構造が変化する2040年に向けて、医療施設の最適配置、働き方改革、医師偏在対策の3つの改革を同時に進めていく」──。オンラインで開催中の「日経クロスヘルス EXPO 2020」(主催:日経BP、会期:10月14~16日)に厚生労働… 2020/10/16 医療提供体制
全世代型社会保障検討会議「年末に向け議論深める」 クロスヘルスEXPOに西村経財相が登場 後期高齢者の医療機関での窓口自己負担割合の引き上げや、少子化対策などを盛り込んだ全世代型社会保障検討会議の最終報告を年内に取りまとめる─。2020年10月14日に開かれたクロスヘルスEXPOで西村康稔経済財政・再生相がビデオレター形式で出演し、見通しを語った。 全世代型社会保障は安倍晋… 2020/10/15 行政・制度
「相互理解」で進むオンライン診療・服薬指導 「日経クロスヘルス EXPO 2020」で医師や薬局経営者、厚労省担当者が活発に意見交換 「オンライン診療については、時限的・特例的な対応で蓄積された事例を分析し、エビデンスを示しながら議論を深めていく必要がある」――。オンラインで開催中の「クロスヘルスEXPO 2020」(主催:日経BP、会期:10月14~16日)に厚生労働省医政局医事課医師養成等企画調整室室長の加藤琢真氏が登… 2020/10/15 医療情報
1分解説◎COVID-19・インフルエンザ同時流行時の検査体制 インフル流行期、新型コロナ検査はどうする? インフルエンザ流行期においては、インフルエンザが強く疑われる場合を除き、できる限り季節性インフルエンザと新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の両方の検査を行うべき──。厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策推進本部が2020年10月2日に公開した「新型コロナウイルス感染症(COVID-… 2020/10/15 感染症
NEWS◎政府方針への見解を発表 日医「処方箋なしでの緊急避妊薬の検討」に同意 日本医師会(日医)は、10月14日、緊急避妊薬の処方箋なしでの薬剤師による対面販売を政府が検討する方針について、「現状に添うもので、同意する」との見解を示した。 処方箋なしでの緊急避妊薬の販売については、10月8日、内閣府の第7回第5次基本計画策定専門調査会でまとまった「第5次男女共… 2020/10/15 産婦人科
厚労省の21年度予算概算要求、薬剤師確保策や認定薬局の整備推進も 処方箋電子化に38億円、薬剤師の資質向上策も 厚生労働省医薬・生活衛生局はこのほど、2020年9月末に同省が公表した21年度予算概算要求のうち、薬剤師・薬局関係予算の概要を明らかにした。概算要求額は40億7865万円と、20年度予算の2億3926万円を大きく上回る。その大半は、新規に盛り込まれた「新たな日常にも対応する処方箋の電子化に向け… 2020/10/14 行政・制度
NEWS◎新型コロナウイルス感染症の新たな検査指針が公開 鼻腔ぬぐい液でのPCR・抗原検査が可能に、どう使い分ける? 厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策推進本部は2020年10月2日、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針(第1版)」を公開し、鼻腔ぬぐい液を用いたPCR検査および抗原検査を可能とする方針を示した。鼻腔から2cmほどの位置で採取する鼻腔ぬぐい液は、患者自身が検体を採取… 2020/10/13 感染症
厚労省幹部が語るウィズコロナの医療提供体制 地域医療構想や医療計画、働き方改革、医師偏在対策などにも言及 10月15日(木)10:00~11:00に配信される「新型コロナウイルス感染症への対応と2040年を見据えた医療提供体制の構築」は、キーパーソンが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で影響を受けた医療機関などへの政府の対応と、「2040年の医療提供体制を見据えた改革」(いわゆる三位一体の改革)に… 2020/10/13 感染症
災害対策、あなたの病院は大丈夫ですか? 「大地震で病院機能が停止」「豪雨で介護施設が浸水被害」「〇〇病院で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による集団感染が発生」――。近年、大地震や集中豪雨、感染症の流行などが頻発しています。これまで「100年に1度」と思われていた規模の天災も珍しくありません(表1)。こうした災害で… 2020/10/07 医療経営
今後のCOVID-19対応には診療所の力が不可欠に 医師・経済学者らが共同でコロナ禍の医療と経済について提言 コロナ危機下の医療提供体制と医療機関の経営問題についての研究会は9月25日、記者会見を開き、「医療提供体制の崩壊を防止し、経済社会活動への影響を最小化するための6つの緊急提言」を発表した。これは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止と経済社会活動の両立を目指してまとめ… 2020/10/05 感染症
「医療計画の見直し等に関する検討会」が医療提供体制構築に向けた検討の進め方を議論 新興・再興感染症対応、まずは関係審議会で議論 厚生労働省の「医療計画の見直し等に関する検討会」が2020年10月1日に開かれ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を踏まえた医療提供体制の構築に向けた検討の進め方について議論した。新興・再興感染症対応にかかる医療連携体制の構築については、「5疾病・5事業に加えて医療計画に盛り… 2020/10/02 医療提供体制
医師のアルバイトは主務の病院での労働時間に合算することを改めて確認 働き方改革、医師を派遣する病院の時間外労働時間の上限を緩和へ 厚生労働省は2020年9月30日に第9回「医師の働き方改革の推進に関する検討会」を開催。地域医療確保暫定特例水準(B水準)の対象医療機関を拡大し、地域医療提供体制の確保のためにやむを得ない場合は、副業・兼業先を通算して年1860時間までの時間外労働を認めることがおおむね了承された。… 2020/10/02 医師の職場環境
入院報酬の経過措置延長の影響、調査で把握を 中医協で支払い側が要望、2020診療報酬改定の効果検証の調査 中央社会保険医療協議会(中医協)の総会と診療報酬基本問題小委員会は2020年9月16日、2020年度診療報酬改定の効果を検証するための「入院医療等の調査」について議論した。 同調査では、2020年度と2021年度の2回にわたり、2020年度診療報酬改定の主要項目の効果を調べる予定。同日の総会と診療… 2020/09/17 行政・制度
寄稿◎2020年度診療報酬改定から見えてきた病院のあり方(その3) 【回復期入院】入院料のランクダウンも視野に 実績指数の基準値が厳格化、病床の充足度で違う改定の影響 回復期リハビリ病棟入院料に関しては2020年診療報酬度改定で、リハビリのアウトカムを評価するリハビリ実績指数の基準値が引き上げられた。これまで以上に実績指数基準を意識した病棟運営が求められる。ただし、回復期リハビリ病床の整備状況によってその影響は異なってくると考えられる。 人口… 2020/09/16 行政・制度
寄稿◎2020年度診療報酬改定から見えてきた病院のあり方(その2) 【地ケア入院】中小病院がさらなる主役に 400床以上病院の運営に制限、大都市と地方で影響が異なる? 地域包括ケア病棟については2020年度改定で、許可病床400床以上の病院の運営が制限された。2020年4月以降の新規届け出が認められなくなったほか、自院の一般病棟からの転棟・転室患者の割合が6割以上の場合、入院料が10%減額される仕組みが導入された。 筆者は、地域の医療提供体制と医療需要… 2020/09/15 行政・制度
寄稿◎2020年度診療報酬改定から見えてきた病院のあり方(その1) 【急性期入院】「救急」「手術」により重きを 看護必要度「基準2」の廃止で、一層必要な「急性期にふさわしい患者の受け入れ」 急性期病院において2020年度改定の大きなトピックは、やはり一般病棟用の重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)の評価項目や該当患者割合基準の見直しだろう。救急や手術の患者の評価に一層重きが置かれ、各病院には「急性期にふさわしい患者の受け入れ」をより促進することが求められて… 2020/09/14 行政・制度
医療機関・利用者ともに無料で利用可能な「LINEドクター」を提供 LINE、11月からオンライン診療サービス開始 2020年9月10日、LINE(株)(東京都新宿区)は「LINE DAY 2020」を開催し、LINEヘルスケア(株)(東京都新宿区)代表取締役社長の室山真一郎氏がオンライン診療への参入を正式に発表した。同社が提供するサービスの名称は「LINEドクター」。医療機関の検索、予約、診察、決済までを全てLINEアプ… 2020/09/11 医療情報
医師働き方、時短計画策定義務機関の範囲は保留 兼務先での労働時間の扱いや把握方法などに課題 厚生労働省は2020年8月28日、「第8回医師の働き方改革の推進に関する検討会」を開催し、「医師労働時間短縮計画策定ガイドライン(案)」を提示した。今年3月に開催された同検討会で示した骨子案に、対象医師や策定の流れなどの詳細を盛り込んだ。一方、本ガイドライン案の「策定義務対象医療機関… 2020/09/09 医療提供体制
厚労省、看護必要度の施設基準の経過措置を延長 患者の診療実績が含まれる回リハ病棟や地ケア病棟の施設基準も 厚生労働省保険局医療課は2020年9月1日、「2020年度診療報酬改定において経過措置を設けた施設基準の取り扱いについて」の事務連絡を発出した。「重症度、医療・看護必要度」などの施設基準に関する経過措置の期限を半年間延長し、2021年3月31日までとすることを明確にした。 厚労省は8月19日に… 2020/09/08 行政・制度
【動画】新型コロナと医療データ活用の未来 慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室教授の宮田裕章氏をお迎えし、2020年8月27日に開催したウェビナーをお届けします。8月12日に厚生労働省とLINEと連携して行った新型コロナウイルス感染症の全国調査の結果とコモンパスについてお話していただいた後、それぞれ参加者の方々からのご質問に応… 2020/09/07 行政・制度
新型コロナの影響で議論が進まず 2022年度の医学部定員は2020~21年度を維持へ 厚生労働省は2020年8月31日、「医療従事者の需給に関する検討会」の医師需給分科会を開き、2022年度の医学部臨時定員について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で議論を行う時間が取れなかったことから2020~21年度の方針を継続することを決定した。23年度以降の臨時定員減員の方向性につい… 2020/09/04 医療提供体制
厚労省、電話や情報通信機器を用いた診療の事務連絡を発出 オンライン初診、薬処方の要件守らない医療機関を指導へ 厚生労働省医政局医事課は2020年8月26日、「電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取り扱い」に関する留意事項の事務連絡を発出した。6日に開催された「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」で報告された問題点などを受けたもの。 同検討会では、新型… 2020/09/03 医療情報
2020年度医師会立看護職養成所の調査結果 医師会立看護師養成所、2年課程で初の定員割れ 日医は地域医療への貢献を強調、支援求める 日本医師会は8月19日、定例の記者会見で2020年度医師会立の助産師・看護師・准看護師学校養成所調査の結果を公表。常任理事の釜萢敏氏は、「全体として、応募者数は減少しており、准看護師課程の応募者が今年度、初めて9000人を下回った他、看護師2年課程では定員割れとなり、厳しい状況にある」… 2020/09/02 医療提供体制
(株)メディヴァコンサルタント・桜新町アーバンクリニック事務長の村上典由氏に聞く アフターコロナ時代に在宅医療が重要になる理由 厚生労働省が2020年8月19日の中央社会保険医療協議会(中医協)に報告したデータによると、医科の入院外のレセプト件数は、3月は前年同月比89.6%、4月は同80.8%、5月は同79.0%で、5月は前年同月比で20%以上落ち込んだ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により、症状が軽ければ受診… 2020/09/01 在宅医療
目々澤醫院院長/東京都医師会理事の目々澤肇氏に聞く 東京都医師会で作る、人と医療をつなげるICT 医療情報のネットワーク化についてはこれまで、補助金をベースとした構築が進んできた。だが、その多くは巨額な費用をかけてきたにも関わらず十分に活用されてこなかった。そんな中、2018年11月から、東京都医師会を中心とした新たな医療情報ネットワークの試みが始まっている。既存の医療情報連… 2020/08/27 医療提供体制
日本アルトマークが施設基準の届け出状況の調査結果を公表 オンライン診療料の届け出、3カ月で3.4倍に 医療データベース事業を手がける(株)日本アルトマーク(東京都港区)は2020年8月13日、オンライン診療料にかかる施設基準の届け出状況を調査した結果を公表した。オンライン診療料の届け出は2020年3月から6月にかけて、1418施設から4830施設(3.4倍)と急速に増えた(図1)。病院は84施設から40… 2020/08/21 行政・制度
デロイトトーマツの医師、患者調査による 院内感染を恐れ、「通院はなるべく控えたい」が約半数 デロイト トーマツ グループは2020年8月17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によって、約半数の患者が「なるべく通院は控えたい」と認識していることが明らかになったと発表した。これは、同社が2020年6月、患者(5000人)および医師(229人)にウェブアンケートを実施した結果。 同社の… 2020/08/21 医療提供体制
COVID-19患者受け入れ病院では月1億円超の赤字も 医師会病院、利益率の悪化で厳しい状況続く 日本医師会は2020年8月19日の定例会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の医師会病院の経営への影響調査結果(2020年3~6月分)を発表した。今年3~6月平均の全体の医業利益率は-15.5%となり、厳しい経営状況が明らかとなった。一方で、6月の医業収入や初診料・再診料または外来診療料… 2020/08/20 医療経営
厚労省、看護必要度の施設基準など経過措置の延長を提案 中医協、診療側は全員一致で賛同も、支払い側は猛反発 厚生労働省は2020年8月19日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかる診療報酬上の臨時的な対応の拡充と、2020年度診療報酬改定における一部の経過措置の期限延長を提案した。これに対し、診療側は全員一致で承認したが、支払い側からの承認… 2020/08/20 行政・制度
厚労省が働き方改革における地域医療への影響を調査 大学勤務医の3割が兼業込みで時間外労働年960時間超 厚生労働省は7月31日、2つの大学病院を対象とした「医師の働き方改革の地域医療への影響に関する調査」の結果を公表。大学病院と兼務先の労働時間を通算した場合、時間外労働時間が年960時間を超過する医師が多く見られたことを明らかにした。… 2020/08/20 医療提供体制
岩手医科大学理事長の小川彰氏に聞く 大学病院を守らねば地域医療は崩壊してしまう 「大学病院で働く医師については、時間外労働の上限が年間960時間の場合には、副業・兼業のために別枠で年間420時間まで認める制度を導入すべき」──。2020年6月、日本医師会の「医師の特殊性を踏まえた働き方検討委員会」が提言をまとめた。医師の働き方改革では、2024年から時間外労働の上限規… 2020/08/20 医師の職場環境
インタビュー◎ロボットが変える外科手術の未来 ロボットは外科医育成と手術均てん化の鍵になる 手術支援ロボットは外科医療をどう変えるのか──。消化器外科領域のロボット支援手術の第一人者である袴田健一氏(弘前大学大学院医学研究科消化器外科学教授)は、ロボットを活用した外科医育成や、遠隔手術の実現に向けた産官学合同のプロジェクトを推進している。同氏に、ロボットが威力を発… 2020/08/17 外科
日経ヘルスケア 書籍紹介 地域医療構想のデータをどう活用するか 医療政策のあり方に波紋をもたらした地域医療構想。その基礎となった病床機能別病床数の推計を行った著者が、地域の医療需要を判断するために必要となるデータの考え方や活用方法を解説した書。超高齢社会の日本において、医療・介護提供体制を質と財政の両面から持続可能なものにするためには、… 2020/08/12 医療提供体制
災害が起きたらどうする?(2) 災害被災者・支援者の心を守るには? 災害は突然発生し、誰でも被災者となる可能性があります。災害時には、前回ご紹介したように、DMATをはじめ様々な医療チームが活動します。大災害となれば、一般の医療機関でも被災者を診療することがあるでしょうし、スタッフやボランティアとして、支援活動に参加することがあるかもしれません… 2020/07/31 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
NEWS◎スマート治療室「SCOT」の映像を外部の専門医とリアルタイム共有 5Gを活用した遠隔手術支援の実証実験を開始 東京女子医科大学とNTTドコモは2020年7月21日、商用の第5世代移動通信方式(5G)を用いた遠隔手術支援の実証実験を10月から開始すると発表した。スマート治療室「SCOT(Smart Cyber Operating Theater)」と専門医のいる外部の「戦略デスク」を商用5G回線を介して接続し、手術映像などの大容量デ… 2020/07/29 外科
診療側が医療機関におけるCOVID-19の影響把握を要求 支払い側は診療報酬をからめた経営状況の議論に強く反対 2020年7月22日に開催された厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会で診療側委員は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による医療機関への影響を把握するための資料提供を要求した。 厚労省はこれまで、COVID-19の感染拡大により重症のCOVID-19患者を受け入れる医療機関の救命救急… 2020/07/27 医療提供体制
J Robot Surg誌から 米国で手術支援ロボットはどう広がった? 前立腺/子宮/大腸手術におけるロボット普及動向を定量化 米Johnson and Johnson社の研究者らは、前立腺/子宮/大腸の3領域における手術支援ロボットの普及動向を、イノベーター理論を用いて初めて定量化した。こうした研究を展開していくことで今後、標的とする患者、手術および病院が最適化される可能性があるという。この結果はJ Robot Surg誌6月20日号… 2020/07/22 外科
NEWS◎無症状者への新型コロナウイルス検査が拡大 無症状者の唾液PCR検査・抗原定量検査が可能に 抗原定性検査は引き続き有症状者のみが対象 厚生労働省は2020年7月17日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断に用いるPCR検査および抗原定量検査について、唾液検体を用いた検査の対象を無症状者(空港検疫の対象者、濃厚接触者など)にも拡大する方針を示した。これまで唾液PCR検査と唾液抗原定量検査は、発症9日以内の有症状者が… 2020/07/17 感染症
日医が医師会病院の経営状況を報告 新型コロナ受け入れ病院の3~5月医業利益は大幅に落ち込み 日本医師会は7月8日の定例会見で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)影響下における医師会病院の2020年3~5月通算経営状況調査結果(確定版)を発表した。2020年3~5月の医業利益率は全体で-12.0%となり、前年同期の-1.3%から大きく低下した。COVID-19患者を受け入れている病院では-21.5… 2020/07/16 医療経営
東京都医師会がCOVID-19の現状に見解 「新型コロナ専門病院」を都立か公社が担ってほしい 東京都の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染確認数は、7月9日以降4日連続で200人を上回った。10日に東京都医師会が開いた会見で、副会長の猪口正孝氏は、第2波に向けての都内医療提供体制として「COVID-19専門病院」を設置する必要性を強調し、都立病院、あるいは東京都保健医療公社の病院… 2020/07/15 医療提供体制
インタビュー◎動き出した一次脳卒中センターをどう見るか 脳卒中センターを地域でどう組み合わせるかが鍵 東邦大学医療センター大橋病院の岩渕聡氏に聞く 2020年4月から、急性期脳卒中が疑われる患者を24時間365日受け入れる一次脳卒中センター(primary stroke center:PSC)が全国で稼働を開始した。単一の中核医療機関がPSCとして2次医療圏を支える地域もあれば、狭い範囲に多数のPSCを設置して連携して対応する地域もある。以前から13病院による連… 2020/07/14 循環器
トレンド◎ウィズコロナ時代の外来診療 在院時間短縮の取り組みが今後も生きる 来院をためらう糖尿病患者の不安を解消するコツ 2019年末から世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により、患者が不安になって受診をためらうケースが少なくない。オンライン診療はこうした不安を解消する方法として期待されているが、一方で対面でなければならないケースもあるだろう。「その代表例が糖尿病だ」と指摘す… 2020/07/14 代謝・内分泌
福祉医療機構の調査、一般病院の医業収益は4分の1が「3割以上減」 病院の経営状況、5月はより深刻に 独立行政法人福祉医療機構は 7月9日、 病院経営動向調査(6月調査、有効回答数:311病院)の 結果を公表した。2020年5月の医業収益は、一般病院の8割超、療養型病院の7割、精神科病院の3割超で前年同月と比べて減収となり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による病院経営の影響が浮き彫りに… 2020/07/10 医療経営
医師4080人に聞いた「一次脳卒中センターを知っていますか?」 新制度「一次脳卒中センター」、認知度は1割強 24時間365日、脳卒中を急患を受け入れ、組織プラスミノーゲンアクチベーター(tPA)治療を行うことができる施設と定義されている「一次脳卒中センター」。日本脳卒中学会は2019年から、この一次脳卒中センターの認定を開始した。日経メディカルが2020年6月11日~15日に行った医師会員を対象に行っ… 2020/07/06 循環器
看護協会の呼び掛け受け、軽症者宿泊施設などに就業 COVID-19対応で潜在看護職1000人が現場復帰 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応する医療人材の確保が急務となる中、看護職に関しては、離職中の有資格者が2020年6月29日までに996人、復職したことが明らかになった。日本看護協会が6月30日に開催した記者会見で明らかにした。… 2020/07/06 コメディカル
COVID-19流行下のオンライン診療活用事例を紹介 COVID-19疑いの初診オンライン相談はどう進める? 新型コロナウイルス禍におけるオンライン診療の用途は、(1)慢性疾患の管理、(2)初診相談、(3)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)疑い患者への対応にある―─。医療法人法山会(東京都文京区)・山下診療所院長の山下巌氏は6月13日、全国医療介護連携ネットワーク研究会(会長:土屋医院… 2020/07/03 医療経営
NEWS◎唾液による新型コロナウイルス抗原検査試薬が承認 唾液での抗原検査が可能に、発症9日以内が対象 30分で判定可も、専用装置が必要 厚生労働省は6月19日、唾液を検体として新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗原を測定する抗原検査試薬「ルミパルス SARS-CoV-2 Ag」(写真1)を承認した。近く保険収載され、6月22日にも発売される見通し。鼻咽頭ぬぐい液だけでなく、唾液を検体として使用できる抗原検査試薬は国内初となる。唾液… 2020/06/19 感染症
NEWS◎厚労省がガイドライン改定、抗原検査陰性でも追加PCR検査は不要に 抗原検査、発症2~9日は陰性でも確定診断可能に 厚生労働省は6月16日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の診断に用いる抗原検査について、発症2~9日目の症例では陰性の判定にも使用でき、追加のPCR検査を必須としない方針を決定した。これまでは、抗原検査で陽性の場合は確定診断とできたが、陰性の場合には偽陰性の可能性を排除できない… 2020/06/17 感染症
地域包括ケアで中小病院と企業の競合が始まる? 2020年度診療報酬改定の最大のテーマは「働き方改革」でした。その一方、後期高齢者が急増する2025年を見据えた地域包括ケアシステムの構築、病院からの早期退院を推進する項目も数多く盛り込まれました。 高齢者が住み慣れた地域で在宅生活を継続できるように、介護事業者は医療ニーズの高い重… 2020/06/17 医療提供体制
「環境整備認定看護師」の誕生? 多職種連携の重要性が様々なところで語られています。病院を含む地域包括ケアシステムの各現場において、それぞれの職種がお互いを理解し、連携を充実させることがベストなケアにつながりますね。ただ、連携する頻度の高い職種についてはよく知っていても(知っているつもり、かもしれませんが)、… 2020/06/17 医療提供体制
Surgery誌から パンデミック下で外科の機能を維持できた対応 イタリア・ロンバルディア州の外科医らが、新型コロナウイルスによるパンデミック下において、一般外科の機能を維持できた対応を発表した。この論文はSurgery誌4月13日号に掲載された。 ルイージ・サッコ病院(ミラノ)は、イタリアで感染者が発生した当初より、新型コロナウイルス感染症(COVID… 2020/06/15 外科
東京都医師会がCOVID-19第2波への備えを訴える COVID-19中等症を受け入れる専門病院が必要 東京都医師会は6月10日に記者会見を行い、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の第2波に対応するための医療提供体制の検討課題と、都民に対して流行が小康状態のうちに行っておくべき備えを説明した。 東京都医師会会長の尾﨑治夫氏は会見の冒頭、COVID-19の第2波が今秋から今冬にかけてイ… 2020/06/13 感染症
寄稿◎COVID-19の薬物治療はどうなる? 抗ウイルス薬の早期投与効果を早く検証すべき 日本臨床ウイルス学会は5月1日、「アビガン投薬の要件に関するお願い」と題した提言を、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部に対して行った。日本感染症学会が発表している新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する抗ウイルス薬投与の指針において、抗ウイルス薬の投与時期、対象につい… 2020/06/12 感染症
大病院でも限定的に地ケア病棟の届け出可に 合併で400床以上となった場合が対象、地域医療構想調整会議の合意等が要件 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は6月10日の総会で、地域医療構想実現のため、再編・統合によって病床が400床以上となった病院でも一定要件を満たした場合に限り、新規で地域包括ケア病棟入院料の届け出を認めることを承認した。(1)複数の病院の再編・統合を伴う医療提供体制の見… 2020/06/11 行政・制度
医療・介護・障害福祉で相次ぐ大規模クラスター 緊急事態宣言の解除後も東京や北九州で発生、引き続き警戒が必要に 医療機関や介護事業所・障害福祉施設などで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスター(感染者の集団)が増えつつある。患者・利用者や職員で合計20人以上の感染者が判明した主なケースについて、医療機関を表1、介護事業所・障害福祉施設を表2に示した。その数は6月9日時点で医療機関3… 2020/06/10 感染症
「グレーゾーン解消制度」利用事業者に消費者庁が見解 患者の後発品切り替えにインセンティブ提供可 経済産業省は2020年5月28日、後発医薬品等後続医薬品(以下、後発品)への切り替えのためのコンサルティングサービスを行う事業者からの照会に対して、所管の消費者庁から回答があったと発表した。後発品の採用などに関して医療機関等に金銭や商品券などのインセンティブを提供するサービスについ… 2020/06/08 行政・制度
言うは易く行うは難し、早期からの緩和ケア 67歳男性。肺癌。治療方針の説明を聞くため外来を受診。「患者は1カ月前、右胸水貯留を契機に肺癌が疑われ、紹介されてきた。現在は胸水貯留のため呼吸困難感と時折の胸痛を訴える。全身検索の上、非小細胞肺癌ステージ4と診断し、今後の薬物治療の方針を説明したところ、納得した様子だった。診察… 2020/06/04 癌
【動画】日本でChoosing Wiselyを広めるためには 最終回です。日本でChoosing Wiselyを広めていくために何を行うべきか。徳田安春氏も参加して作成された、厚生労働省の保険医療政策のビジョン「保健医療2035」にも触れながら、今後の予防医療政策のあり方についても解説していきます。(10分38秒)… 2020/06/04 行政・制度