薬局職員、PCR検査陽性は119人 NPhAが新型コロナの影響調査結果を公表、2.4%の薬局で職員の自宅待機も 日本保険薬局協会(NPhA)はこのほど、薬局職員の新型コロナウイルス感染による影響に関する調査結果を公表した。調査は、2020年12月18日~21年1月12日に、NPhAの会員企業を対象にインターネット上の入力フォームから回答する形で実施。回答した137社(薬局数:1万314軒)に、これまでに新型コロナ… 2021/01/22 薬剤師
対COVID-19政策と憲法問題 現在の第3波と言われる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大については、全国に波及している状況から考えるに、そもそも一般的に呼吸器感染症が冬季に増加するものであるのに加えて、国のGo Toキャンペーン(Eatで会食が増え感染が広がり、トラベルで地方に広がったのだろう)の影響があっ… 2021/01/22 感染症
第12回 外来ナース必修! 在宅療養支援の進め方 近年、在院日数の短縮化や高齢者の増加などに伴い、セルフケアが確立していない状態で退院する患者が増えています。同時に、外来で高度な治療や侵襲性の高い手術・検査が行えるようになり、外来での継続治療やそれに伴う管理が必要となってきています。そのため、看護師は外来においても、治療が適… 2021/01/20 医療提供体制
感染拡大で基幹病院の医療体制が逼迫する旭川から(3) 新型コロナで問われる地域での情報共有 前々回の連載から、新型コロナウイルスの感染拡大によって、旭川市内の病院が医療崩壊の危機にひんしたことで、入院や外在、在宅医療にどのような変化があったのか、個人的な経験を踏まえて紹介してきました。旭川市内の感染状況は少し落ち着いてきましたが、都市部を中心に全国的に感染が拡大して… 2021/01/15 感染症
日経ヘルスケア 書籍紹介 医療白書2020年度版ポストコロナ時代の医療再構築 ポストコロナ時代の医療について、各分野の専門家が見解を示した書。ヘルスケア分野のシンクタンクである(株)ヘルスケア総合政策研究所が企画・制作、日本医療・病院管理学会理事長の寺崎仁氏が監修を務める。… 2021/01/15 医療提供体制
NEWS◎3病院では入院患者の転院調整、多くの外来も中断 都、広尾病院など3病院を実質的なコロナ専門病院に 東京都が都立広尾病院、公社荏原病院、豊島病院の3病院を、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の実質的な専門病院として調整していることがこのほど明らかになった。都は、都立・公社病院のコロナ病床を現在の1100床から1700床に増やす方針で、都内にある14の都立・公社病院に病床を増やすよう… 2021/01/14 感染症
壮年期女性の下がらない血圧、家族の変化にも注目せよ さて、このような場合、どのように診療を進めればよいでしょうか。まず陥りがちなbad practiceを見てみましょう。◎bad practiceA医師:血圧高値がまだ続いていますね。自宅での血圧測定はされていますか?田村:頭痛がしたら、血圧が高いことが影響しているのかと思って測るようにしています。そ… 2021/01/12 プライマリケア
京都大学など、COVID-19の感染に関する疫学調査を開始へ 京都大学と経済産業研究所、フランスパスツール研究所は2021年1月6日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関して、抗体検査と住民へのアンケート調査を組み合わせた研究を開始すると発表した。抗体検査と社会科学的調査を組み合わせることで、個人の遺伝的背景や行動様式、思考過程、社会経… 2021/01/08 感染症
患者をモンスターにしたのは私たち!? コロナの影響で、関連施設で人手不足になりました。特に看護師さんが足りなくなったため、診療所や病院間で看護師さんに異動してもらい、対応していました。私の勤務先に異動でやってきた看護師さん。疲れた顔をしているので、大丈夫ですか、と声を掛けると、「私が前にいたところとは違って、ここ… 2021/01/07 医師・患者関係 医師・医学生限定コンテンツ
第4回 「傾聴」の落とし穴 皆様、新年あけましておめでとうございます。コロナ禍での新しい生活様式の中で迎える初めてのお正月、いかがお過ごしでしょうか?実家へ帰省するか否か、家族で集うか否か、人生は意思決定の積み重ねです。とりわけ平時でないときには、重要な意思決定が多くなると感じます。今回は、看護の基本ス… 2021/01/05 コメディカル
発熱外来、薬局の協力なくして成り立たぬ 12月10日、東京都から年末年始(12月29日から1月3日)に発熱外来を開いた場合、都独自の助成を行うとの連絡が入った。対象となるのは「診療・検査医療機関」に手挙げしている医療機関。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性者数が急増する中、年末年始に発熱患者を受け入れる診療所を増やした… 2020/12/25 プライマリケア
官僚の「深謀遠慮」と抵抗勢力が生み出した「立ち枯れ病院」 「立ち枯れ病院」──。筆者はこの言葉を初めて聞いた時、医療界における国も逆らえない巨大な抵抗勢力の存在に改めて驚くとともに、それ以上に日本の官僚の「深謀遠慮」の残酷さに恐怖すら感じたことを思い出す。 前回の連載で今回は30年前の米国の病院再編に言及するとしたが、それは次回に譲… 2020/12/24 医療提供体制
緊急調査◎開業医591人に聞いた「年末年始の診療体制」 年末年始、「今年は特別に開ける」診療所は3% 8割の診療所が12月29日~1月3日の休診を選択 冬の訪れとともに増加傾向に入った新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。2020年の年末から2021年の年始にかけては、これまでに経験がない「ウィズコロナの年末年始」になるが、各地域の医療機関はどのような体制で臨むのだろうか。 日経メディカル Onlineは医師会員のうち開業医(診療所経営者… 2020/12/24 医療提供体制
何歳まで続ける? 訪問看護師 最近は、新卒で訪問看護師を目指す人も多いと聞きます。訪問看護ステーションの教育体制も整い、「新人を育てる」ということを前面に出して求人募集をしているところも増えました。とはいえ、全体を見てみると、やはりある程度臨床経験を積んだ人や、結婚や子育てを機に自宅近くで訪問看護師として… 2020/12/23 医療提供体制
政府が2021年度予算案を閣議決定 厚労予算案は0.5%増の33兆円超、2020年度3次補正と一体的な「15カ月予算」 政府は2020年12月21日、2021年度予算案を閣議決定した。厚生労働省予算案は、前年度比0.5%増の33兆1380億円で、うち社会保障関係費は同0.5%増の32兆7928億円。医療が同1.5%減の12兆799億円、介護が同2.4%増の3兆4862億円だった。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響で医療費は国… 2020/12/23 行政・制度
NEWS◎東京都への報告との一元化目指す 都医がCOVID-19のモニタリングシステムを構築 東京都医師会は2020年12月23日より、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とインフルエンザの感染状況を把握するための新システムの運用を開始する。各診療所や病院で入力すると発見した医療機関や患者の郵便番号で分かる居住地が地図上にプロットされ、感染拡大の状況を把握できる仕組み。都全… 2020/12/22 医療提供体制
冬、「発熱患者の動線が寒い」問題をどうするか 新型コロナウイルスの流行は日常のあらゆる場面を劇的に変えてしまったが、医療機関における患者トラブルもその例外ではない。以前なら問題にならなかった患者の振る舞いが、今や感染拡大を助長しかねない「困った患者」の行動になってしまったのだ。… 2020/12/21 感染症
第11回 やってみよう! 訪問看護との「看看連携」 これまでの連載でもお伝えしてきました通り、入退院支援は患者が住み慣れた我が家を中心とした地域で暮らし続けることを目的としています。そのためには、病院のスタッフだけではなく、地域の様々なスタッフとの連携が要となってきます。今回は、訪問看護との看看連携について、退院前後訪問を含め… 2020/12/21 医療提供体制
医療・介護セクターのCOVID-19感染者は1万2700人超に 冬を迎えて大型化するクラスター 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大の勢いが衰えません。全国では12月17日、新規陽性者数が約3200人となって過去最多を更新。東京都では17日、822人の感染者を確認し、16日の678人を150人近く上回って過去最多を更新しました。ちょうど1カ月前の11月18日、全国の新規陽性者数は2179… 2020/12/18 感染症
2021年度予算案の策定に向けた厚労・財務の大臣折衝合意で点数設定 初再診5点、入院1日10点の報酬上乗せへ COVID-19への特例的対応、調剤は1回当たり4点、訪問看護は50円を加算 厚生労働省は2020年12月18日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかる特例的な対応として、医科と歯科の初診・再診について1回当たり5点、入院は1日当たり10点(入院料問わず)、調剤は1回当たり4点、訪問看護は1回当たり50円を算定できる… 2020/12/18 行政・制度
トピック◎東京都、年末年始コロナ特別警報を発表 COVID-19医療と通常医療の両立が困難な状況 医療提供体制を「体制がひっ迫していると思われる」に引き上げ 東京都知事の小池百合子氏は2020年12月17日、緊急記者会見を開き、「年末年始特別警報」を発表。感染拡大が続く現状に強い危機感を示し、リスクが高まる年末年始へ向けて集中的な対策をとると表明しました。また、モニタリング会議では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者のための医療と通常… 2020/12/18 感染症
感染拡大で基幹病院の医療体制が逼迫する旭川から(2) 基幹病院でクラスター発生、その時地域の薬局は 北海道旭川市で新型コロナウイルスの感染拡大による医療危機が起きる中、前回は基幹病院での入院患者さんの受け入れが難しく、在宅ニーズが増加していること、一方でバックベッドが確保できない可能性があるなどの問題点を報告しました。今回は、原則院内調剤が行われていた旭川厚生病院(新型コロ… 2020/12/18 感染症
機能評価係数 機能評価係数とは、DPC/PDPS(診断群分類別包括評価支払い制度)に基づいて請求を算出する際、入院基本料や検査、投薬などを含む包括評価にかけ合わせる、医療機関別係数の種類のこと。医療機関別係数は、包括部分の出来高報酬相当の平均点数を係数化した基礎係数、機能評価係数I、機能評価係数II、… 2020/12/18 医療経営
リポート◎医療機関への誹謗中傷を「正しく恐れる」には? クラスター発生後の病院はどう誹謗中傷に立ち向かったか 新型コロナウイルスの感染拡大以降、各地の医療機関で院内感染やクラスターが発生。そうした医療機関の中には、ネットでの誹謗(ひぼう)中傷や職員への差別的言動に苦しめられた施設も少なくない。堀川病院(京都市上京区、198床)もその1つ。寄せられる誹謗中傷にどう立ち向かい、どのように職… 2020/12/17 感染症
後期高齢者の2割負担、「引き続き負担への配慮を要望していく」 日医会長、GoTo一時停止「英断を評価したい」 日本医師会会長の中川俊男氏は2020年12月16日の会見で、政府の観光需要喚起策である「Go To トラベル」の一時停止決定について、「英断をいただいた。率直に評価したい」と述べた。 菅義偉首相はGo To トラベル事業について、年末年始にかけて全国一斉に一時停止する方針を示している。中川氏は… 2020/12/17 感染症
政府の全世代型社会保障検討会議が最終報告、外来の定額負担の対象病院も拡大 後期高齢者2割負担、年収200万円以上に 政府の全世代型社会保障検討会議の最終報告案が2020年12月14日に取りまとめられ、15日に閣議決定された。主要な論点の1つだった後期高齢者(75歳以上)の医療費の窓口負担割合については、2割負担への引き上げの対象を所得上位30%に設定することで決着した。施行時期は2022年度後半で、2021年の通… 2020/12/16 行政・制度
COVID-19の特例措置、回復患者受け入れの報酬も3倍に 6歳未満の乳幼児外来、診療報酬100点上乗せ 厚生労働省保険局医療課は2020年12月15日、6歳未満の乳幼児の外来診療に100点を上乗せするなどの特例措置を認める事務連絡を発出した(「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取り扱いについて(その31)」)。14日に持ち回りで開催された中央社会保険医療協議会(中医協)での了… 2020/12/16 行政・制度
新型コロナに打ち勝つ組織はここが違う! 先日、心臓のカテーテル手術をした母が術後合併症によりICU(集中治療室)に緊急入院した。コロナ禍で多くの病院がそうしているように、母が入院した病院でも面会制限がかかっており、一体どのような状況なのか、命は大丈夫なのか、ただただ病院からの電話連絡を待つしかなかった。「もし大切な人… 2020/12/16 医療経営
感染拡大で基幹病院の医療体制が逼迫する旭川から 新型コロナによる医療崩壊で増える在宅ニーズ 2020年12月10日現在、北海道旭川市では、地域の基幹病院である吉田病院と旭川厚生病院において新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスターが発生したのが引き金となり、自衛隊の派遣を受けるほどの状況になっています。現在、2つの病院での感染者数は減少しているものの、多くの外来診療は停… 2020/12/13 薬剤師
地域医療構想ワーキンググループ、今後の議論の方針を了承 公立・公的病院等の再検証はCOVID-19状況を見て検討 厚生労働省の「地域医療構想に関するワーキンググループ」は2020年12月9日、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応を踏まえた今後の医療提供体制の構築に向けた考え方(案)」の中の地域医療構想に関する部分について、座長預かりで了承した。考え方案は、親会に当たる「医療計画の見直し等… 2020/12/10 医療提供体制
新型コロナの検査、検査でくじけそうでも… 20歳代の女性が、1週間前から続く倦怠感を伴う感冒症状のため来院した。診察の後、コロナのPCR検査を提案したところ、「会社と相談します」との返答。 会社と相談? なぜ? 一瞬、思考停止しそうになる。その女性は、私の顔にクエスチョンマークがたくさん浮かんできたのを察したのか、「会社か… 2020/12/10 感染症
インタビュー◎ファンベースカンパニー代表取締役社長の津田匡保氏に聞く 患者減を乗り切る鍵は「ファンベース」にあり 自院のファンの感情・ツボを知り口コミにつなげる 人口減少などの社会の変化に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が相まって、経営状況が悪化している医療機関は少なくない。マーケティングや広報活動の重要性が増しているが、情報の氾濫する現在、従来型の手法だけでは収益を増加させることが難しくなっている。同様の課題に直面する企… 2020/12/09 医療経営
新興感染症の医療計画への追加、厚労省が考え方案 外来機能報告書案も提示、医療計画の見直し等に関する検討会が了承 厚生労働省は2020年12月3日、「医療計画の見直し等に関する検討会」を開催し、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応を踏まえた今後の医療提供体制の構築に向けた考え方(案)」と、「外来機能の明確化・連携、かかりつけ医機能の強化等に関する報告書(案)」を提示し、同検討会で了承され… 2020/12/09 感染症
まちだ丘の上病院◎地域の魅力生かし人が集まる拠点を開設 病院が手掛ける注目の「ファンづくり」プロジェクト 人口減少や高齢化の進展といった地域社会の変化により、病院運営は変革を迫られている。特に地域密着型の病院では、地域の衰退が患者減につながりやすく、地域活性化に向けた取り組みに乗り出すケースが増加。そうした活動は、病院の「ファン」を増やす効用もあり、注目を集めている。東京都町田… 2020/12/08 医療提供体制
初・再診の一定額を保険給付から控除し、その同額以上を上乗せ 紹介状なし大病院受診、定額負担を増額へ 厚生労働省社会保障審議会・医療保険部会は2020年12月2日、紹介状なし患者の大病院受診時の定額負担(選定療養)について、初・再診について一定額を保険給付から控除し、それと同額以上に定額負担を増額することを了承した。ただしこれまでの議論において、保険給付からの一定額の控除に対して医… 2020/12/08 医療提供体制
寄稿◎インフル&新型コロナ・オーストラリアの状況 今冬、本当に少なかった豪州のインフルエンザ オーストラリアはこれから、暑い夏になります。日本が暑い夏を過ごしている間、こちらはインフルエンザが流行する冬を迎えました。幸い、オーストラリアではインフルエンザの流行はなく、私が住んでいるクイーンズランド州は大きなCOVID-19の流行も起こりませんでした。今では、ほぼコロナ前の生活… 2020/12/01 海外
「カリスマ」を支え続けた功労者が遺したもの 10月11日午後、私が勤める佐久総合病院の松島松翠(しょうすい)名誉院長が、92歳の天寿をまっとうされた。世間的には佐久病院といえば、終戦直前に赴任した若月俊一名誉総長(1910-2006)が「農民とともに」のスローガンを掲げて地域に密着した医療を展開し、住民の支持を受けて地方では稀有な大… 2020/11/30 医療提供体制
たった3つの検査と手術の外来化で医療費1000億円減 日本で日帰り手術が進まない理由 「我々はコロナ禍の中、日本の近未来を見ているのだ」 新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう中、症例数の大激減を見て、日本病院会会長の相澤孝夫氏がこう述べられたことを、前回の記事で紹介した(関連記事『データが示す「コロナでどんな患者が消えた?」』)。 新型コロナの影響で、全国… 2020/11/26 医療提供体制
ちゃんと私見て、開業医への思いこみやめて~ コロナウイルスに対応する保険は少なく、ましてや医療従事者の感染に対する補償は少ない。医療従事者が加入できる保険ができる。しかも全額もしくは半額は行政が持ってくれるらしい、と噂を聞いて少し安心だなと思った。今まで発熱患者を断らないで外来診療していたが、感染したら……とやっぱり… 2020/11/25 感染症
医療計画の見直し等に関する検討会が了承、第8次計画(2024年度開始)から 「新興感染症等」を医療計画の事業に追加へ 厚生労働省の「医療計画の見直し等に関する検討会」が2020年11月19日に開かれ、「新興感染症等の感染拡大時における医療」を医療計画の記載事項に位置付ける案が了承された。都道府県が「5疾病・5事業」について策定している医療計画は、第8次(2024~2029年度)から「5疾病・6事業」になる。事業… 2020/11/25 医療提供体制
コロナ差別どころか、逆に既往者がモテモテの国 カリフォルニア州にある私の所属する医療センターでは、パンデミックが始まった頃からナース・プラクティショナー(NP)たちが先導して、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者さんたちへの電話外来を行ってきた。私も週に4時間だけ参加している。 ここ5年ほどは糖尿病専門で、呼吸器系の知… 2020/11/24 感染症
東京都発熱相談センター編 大事なことは、いつも金曜日に知らされる… あれは、金曜日、10月30日の夕方だった。 私は、テレビで小池百合子東京都知事の会見を観ていた。 品川区保健所の職員から「東京都発熱相談センター」の開設に伴い、都知事が「発熱対応医療機関を区のHP上に公開する旨を発言するかもしれない」と耳打ちされていたからだ。しかも、「診療・検… 2020/11/20 感染症
11月に入って医療・介護クラスターが急増中 新型コロナ、「第3波」が来た! 患者・利用者や職員を感染拡大から守る「冬の陣」の構築を 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の「第3波」の到来が、日増しにはっきりしてきました。厚生労働省の発表では11月18日、全国の新規陽性者数は2179人と過去最多を更新しました。1日の新規陽性者が2000人を超えたのは初めてです。11月19日の東京都の新規陽性者数は500人を超えて534人となり、… 2020/11/20 感染症
臨時定員増は「地域枠を恒久定員の半数設置しても足りない場合」のみ 2023年度以降の医学部定員削減を確認 厚生労働省は2020年11月18日、「医療従事者の需給に関する検討会」の医師需給分科会を開催。2023年度以降の医学部の定員について、臨時定員を見直して総定員は減らす一方、主に臨時定員で手当てしてきた地域枠については恒久定員の中に組み込んで医師不足地域への対策を進めていく方針を改めて確… 2020/11/19 医師のキャリア
地域医療構想WG、次回は議論の整理に向けて一定の方向性を示す方針 感染拡大時の受け入れ体制のあり方について議論 厚生労働省の「地域医療構想に関するワーキンググループ」が2020年11月5日に開かれ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を踏まえた今後の地域医療構想の考え方・進め方について議論した。厚労省は次回のワーキンググループで議論の整理に向けて一定の方向性を示す方針だ。… 2020/11/18 医療提供体制
第10回 多職種での退院前カンファを成功に導くには 退院前カンファレンスは、退院後の生活を支える関係機関と病院内の多職種で行うカンファレンスです。事前に把握しておいた患者・家族の希望や意向を踏まえ、必要な情報提供を行い、退院後の課題について検討して、患者・家族が安心して退院できるようにすることを目的としています。事例を基に、効… 2020/11/18 医療提供体制
日本在宅医療連合学会「第2回地域フォーラムIN福岡」で若手医師が講演 アジアにおける在宅医療のCOVID-19対応を紹介 在宅医療連合学会は2020年10月24~25日、「第2回地域フォーラムIN福岡」をオンラインで開催した。「アジア在宅医療交流シンポジウム」では、日本、台湾、シンガポール、英国における在宅医療の制度や新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行時の対応が紹介された。 登壇したのは、医療法人博愛… 2020/11/17 在宅医療
外来機能報告、報告対象施設の範囲を巡り議論 厚労省の社保審・医療部会、地域医療構想は先送り論が多数 厚生労働省の社会保障審議会・医療部会は2020年11月5日、各種検討会などで議論が進められている地域医療構想、医療計画、へき地の医療機関への看護師等の派遣などについて議論を交わした。医療計画の見直し等に関する検討会、地域医療構想ワーキンググループなどでは、新興・再興感染症の感染拡大… 2020/11/10 医療提供体制
リポート◎新型コロナとインフルの同時流行に備えよ【神奈川県編】 診療予約を県が代行、医療機関の負担も減らす 既に1300以上の医療機関が「発熱診療等医療機関」に手挙げ 神奈川県は11月2日に発熱患者を対象に医療機関の診療予約を行う「発熱等診療予約センター」を立ち上げた。同センターでは、かかりつけ医を持たない発熱患者などの診療予約を県が代行する。診療を受けられない「受診難民」の発生を防ぐ他、医療機関や保健所の負担を減らすという狙いもある。… 2020/11/06 感染症
緊急調査◎開業医・病院経営者862人にアンケート 「診療・検査医療機関」の指定申請は3割強 日常的に発熱患者が訪れる医療機関に絞ると42.1% インフルエンザ流行期に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)も念頭に置いた診療が可能な発熱外来を確保する目的で設けられた「診療・検査医療機関(仮称)」制度。日経メディカル Onlineが医師会員を対象に10月19~25日に行ったウェブアンケートでは、開業医・病院経営者862人が回答。この指定… 2020/10/30 医療経営
インタビュー◎広島県感染症・疾病管理センター長の桑原正雄氏に聞く 約600の唾液検査協力医療機関が稼働しています ひろしまCDCを核にCOVID-19対応を展開中 歩くのがしんどい高齢の患者さんに、別の医療機関に行ってもらうのはしのびない──。こんな思いを共有するところから始まったのが、広島県で稼働中の「唾液検査協力医療機関」です。広島県感染症・疾病管理センター(ひろしまCDC)のセンター長を務める桑原正雄氏は、今後の新型コロナウイルス感染… 2020/10/29 感染症
【第31回】中島清一(大阪大学大学院医学系研究科 次世代内視鏡治療学共同研究講座特任教授) コロナ禍にフルフェイスシールドを医療現場へ無償提供する活動を展開 2020年4月はじめ、大阪大学は現場で実用できるフルフェイスシールドを、要請のあった病院などに無償で提供する緊急プロジェクトを立ち上げた。このプロジェクトの発起人は、同大学大学院医学系研究科次世代内視鏡治療学共同研究講座特任教授の中島清一医師。これまでの経験を存分に生かし取り組んだ… 2020/10/28 感染症 医師・医学生限定コンテンツ
アフリカ出身の学長が語った地域社会の奥深さ 先日、京都精華大学のウスビ・サコ学長とZoomで対談をした。ざっとサコ学長の経歴を紹介すると、生まれは1966年、アフリカのマリ共和国ご出身。高校卒業後、国費留学生として中国に渡り、北京言語大学、南京の東南大学などで6年間、建築学を学び、1991年に来日された。京都大学大学院で建築計画を… 2020/10/28 医療提供体制
NEWS◎CureAppが開発、あらゆる治療用アプリをワンストップで処方 治療用アプリの共通プラットフォームが提供開始 治療用アプリの開発・提供を手掛けるCureApp(東京都中央区)は2020年10月23日、治療用アプリの導入や処方をワンストップで行うためのプラットフォーム「App Prescription Service(APS)」の提供を開始した。現時点で国内で承認されている治療用アプリはCureAppのニコチン依存症治療用アプリのみ… 2020/10/26 医療情報
在院日数を左右する「北風と太陽」強引は逆効果? 今回より、4回にわたって、総合診療・家庭医療の臨床スキルの根幹となる「患者中心の医療の方法」(本連載「血糖コントロールを改善する魔法の質問」参照)について解説します。今回は第一の要素である「健康、疾患、病いの経験を探る」をテーマとして取り上げます。 さて、本日は村上さんの退院… 2020/10/26 医師・患者関係
日病薬の手引きを参考に作成 NPhAが「地域医療連携の手引き」を公表 対面だけでなくICTを活用した連携を 日本保険薬局協会(NPhA)は2020年10月15日、薬局版の「地域医療連携の手引き(Ver.1)」を公表した。日本病院薬剤師会が20年4月に医療機関の薬剤師が薬局薬剤師などと連携する際の手引きを公表したことを踏まえ、薬局薬剤師が医療機関やその他の医療従事者との連携を図ることを目的として作成し… 2020/10/21 薬剤師
薬剤師・薬局は調剤中心から多面的な対応へ 厚生労働省薬事企画官が改正薬機法の概要などを解説 厚生労働省医薬・生活衛生局総務課薬事企画官の安川孝志氏が2020年10月15日、「日経クロスヘルスEXPO 2020」(主催:日経BP)のオンラインセミナー「令和の時代に求められる薬剤師・薬局の役割」に登壇。薬剤師・薬局を取り巻く状況とそれに伴う厚労省のこれまでの施策、20年9月1日から施行された… 2020/10/16 薬剤師
クロスヘルスEXPOセミナー 第一線で対応に当たったパネリストらが意見交換 今冬を見据えた最先端のCOVID-19対策を議論 冬にかけて再流行が懸念される新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と、今後も発生が見込まれる世界的なパンデミックに、日本の医療はどのように向き合ったらいいのか──。2020年10月14日に開かれたクロスヘルスEXPOのパネルディスカッション「新型コロナ対策 日本の歩みとこれから」では、モデ… 2020/10/16 感染症
COVID-19対応と並行で医療提供体制改革を推進 「日経クロスヘルス EXPO 2020」に厚生労働省医政局長の迫井正深氏が登壇 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応を着実に行いながら、人口構造が変化する2040年に向けて、医療施設の最適配置、働き方改革、医師偏在対策の3つの改革を同時に進めていく」──。オンラインで開催中の「日経クロスヘルス EXPO 2020」(主催:日経BP、会期:10月14~16日)に厚生労働… 2020/10/16 医療提供体制
全世代型社会保障検討会議「年末に向け議論深める」 クロスヘルスEXPOに西村経財相が登場 後期高齢者の医療機関での窓口自己負担割合の引き上げや、少子化対策などを盛り込んだ全世代型社会保障検討会議の最終報告を年内に取りまとめる─。2020年10月14日に開かれたクロスヘルスEXPOで西村康稔経済財政・再生相がビデオレター形式で出演し、見通しを語った。 全世代型社会保障は安倍晋… 2020/10/15 行政・制度