[file011] 「チューハイ1、2本で依存症の疑い」ってホントですか? 検査がなく、薬もなければ、時間もないこの部屋で、今日も事件が起こる……! 20XX年11月、茨城県内の○×研究所にて。 2019/10/31 精神・神経
JAMA Network Open誌から 高齢者の飲酒量は認知機能に関係するか? まったく飲まない人と大量飲酒者は認知機能低下リスクが高そう 米国Harvard公衆衛生大学院のManja Koch氏らは、米国の市中在住の高齢者を対象に、自己申告された飲酒量と認知症の発症、および認知機能の低下の関係を調べる前向きコホート研究を行い、まったく飲酒しない人と大量飲酒者は、少量飲酒者に比べ認知機能スコアが低下しやすく、軽度認知機能障害(MC… 2019/10/21 精神・神経
第6回 お酒と上手に付き合うための漢方薬4選 いつの間にか立秋を過ぎ、暦の上ではもう秋ですが、相変わらず毎日厳しい残暑が続いていますね。熱帯夜にはビールがついつい進んでしまいます。そして、暑い夏の後には「食欲の秋」が待っています。今回は、お酒と上手に付き合うための漢方をご紹介します。… 2019/08/26 医薬品
【新薬】ナルメフェン(セリンクロ) 飲酒前に服用する国内初の飲酒量低減薬 2019年1月8日、アルコール依存症治療薬ナルメフェン塩酸塩水和物(商品名セリンクロ錠10mg)の製造販売が承認された。適応は「アルコール依存症患者における飲酒量の低減」、用法用量は「成人、1回10mgを飲酒の1~2時間前に投与。ただし、1日1回までとし、症状により適宜増減するが1日量は20mgま… 2019/02/22 医薬品
何かに依存していることは悪いことか? 私は総合病院に勤務してはいますが、やっていることは基本的にプライマリ・ケアだと思っています。そして、プライマリ・ケアをやっていてつくづく感じることは、「病気」と「何かに依存して生きること」との関係です。… 2019/02/22 プライマリケア
JAMA Network Open誌から 心不全患者は禁酒した方が良いのか? 週7杯以下の飲酒者は飲まない人より診断後の生存期間が長い 過剰な飲酒はアルコール性心筋症の原因になるが、適度な飲酒は心不全リスクを低下させることが報告されている。しかし、心不全発症後の患者と飲酒の安全性に関する情報はなかった。米国Washington大学(ミズーリ州)のJustin S. Sadhu氏らは、追跡中に心不全を発症したコホート研究の参加者の長期… 2019/01/22 循環器
勝谷氏を死に追いやった「重症型アルコール性肝炎」 コラムニストの勝谷誠彦さんが亡くなったというニュースが流れました。肝不全ということです。聞くところによると、8月に重症型アルコール性肝炎で入院していたそうです。この「重症型アルコール性肝炎」という疾患、初めて聞いたという人も多いかもしれません。僕も先日たまたまこうした患者さん… 2018/12/06 救急医療・集中治療
BMJ誌から 中年期以降の飲酒量と認知症のリスク 大量飲酒者だけでなく飲まない人もリスクが高い 英国のWhitehall IIスタディのコホートを利用して、中年期から初老期までの飲酒量を調べ、その後の認知症リスクとの関係を調べた仏Paris-Saclay大学のSeverine Sabia氏らは、1週間の飲酒量が1~14ユニットの人に比べ、非飲酒者(たまにしか飲酒しない人を含む)と、14ユニットを超える量を飲酒す… 2018/08/17 精神・神経
第25回 「叱咤激励で改善しない生活習慣」をどうする? 皆様こんにちは!「ヨコバン」こと横林賢一です。今回は、ハーバード大学で研究留学をしていた、坪谷透先生に患者さんへ健康指導を行う際の取り組み方・指導方法について、解説していただきます。 2018/06/11 プライマリケア
Lancet誌から 安全な飲酒量の目安はエタノール週100g以下 現在飲酒者コホートの総死亡率を上昇させない範囲 健康的な飲酒量のガイドラインは、国によって大きくばらついている。総死亡と心血管イベントのリスクを指標に安全なアルコール摂取量を明らかにしようと考えた英Cambridge大学のAngela W Wood氏らは、総死亡についてはおおよそ100g/週が上限の目安となりそうだが、心血管イベントについては、明瞭… 2018/05/10 生活習慣
血糖値スパイクにお酒はどう影響する? 血糖値の変化を推定することができるという高度医療機器のFlash Glucose Monitoring(FGM)。これを利用した血糖測定について、これまで2回にわたり、忘年会シーズンに2週間行った結果を紹介してきました。3回目の今回は、お酒の影響について取り上げます。… 2018/04/09 薬剤師
Ann Intern Med誌から 熱いお茶を飲むと食道癌のリスクが増加 ただし、飲酒量の少ない非喫煙者では影響しない 中国北京大学のCanqing Yu氏らは、既知の食道癌危険因子である飲酒と喫煙を考慮して、高温のお茶の摂取が食道癌リスクに及ぼす影響を検討したところ、飲酒も喫煙もしない人では熱い茶を毎日飲んでも食道癌リスクは上昇しないが、飲酒量が多い人と現在喫煙者では、熱い茶が食道癌リスクをさらに上… 2018/03/05 癌
石頭な医師は石しか見えない 1年目初期研修医と指導医の2人が、その日に出会った患者さんを通じて、明日からの診断力アップにつながる診断のポイントを対話形式で紹介していきます。今回は、左側腹部の痛みを訴えて来院した59歳男性のケースです。… 2017/10/04 腎・泌尿器 医師・医学生限定コンテンツ
新たな挑戦の臨床研究「被験者が医師」「クラウドファンディング活用」 「二日酔い」と「ロキソニン」で考える、臨床研究のあるべき姿 日本の臨床研究業界に一石を投じたい「ハングオーバーカム試験」 今年9月、「医療従事者と国民の臨床研究に関するリテラシーの向上」を目的としたプロジェクト「Hungovercome(ハングオーバーカム)試験」を発足しました。プロジェクト名は二日酔い(Hungover;ハングオーバー)と、克服する(Overcome;オーバーカム)を合わせた造語で、いわばオヤジギャグです… 2017/09/28 医師のキャリア
J Am Coll Cardiol誌から アルコール使用障害で心血管疾患リスクが上昇 米カリフォルニア州の住民を対象とした疫学研究の結果 アルコール使用障害により、心房細動、心筋梗塞、うっ血性心不全のリスクが高まることが、地域住民ベースの疫学研究から明らかになった。アルコール使用障害によるリスク上昇の程度は、既に確立している他の危険因子と同程度だった。結果はJ Am Coll Cardiol誌1月3日号に掲載された。… 2017/01/18 循環器
子どもをアルコール中毒にするアレ はじめに、この度熊本を中心として発生した地震で被災された皆様、および関係する皆様に心よりお見舞い申し上げます。僕自身は今回、現地に行くということにはなりませんでしたが、現地に行った仲間からはテレビなどで報じられているよりはるかに悲惨な状況だと伝え聞き、心を痛めております。被災… 2016/04/28 救急医療・集中治療
Circulation誌から 飲酒パターンと心血管リスクの経時的変化 適度な飲酒と大量飲酒の影響は確実に異なる 習慣的な適度の飲酒は冠動脈疾患リスクを低減させるが、大量飲酒は有害であることは、これまでのエビデンスによって一貫して裏付けられている。今回の研究では初めて、飲酒直後のリスクを詳細に調査し、適度な飲酒と大量飲酒の影響が異なることを示した。米国の研究者による今回の研究は3月2日、C… 2016/03/25 循環器
BMJ誌から 女性は1日に1杯のお酒でも癌リスクが増える 飲酒量と発癌の関係を男女別に分析した米研究で判明 食道癌や大腸癌、乳癌などは、大量に飲酒する人で罹患率が高い「飲酒関連癌」であることが知られている。米国の医療従事者コホートを用いて、飲酒関連癌と飲酒量との関連を男女別に分析したところ、軽度から中等度の飲酒(女性は1日1杯、男性は1日2杯)で、女性にのみ主に乳癌のリスク上昇がみら… 2015/09/04 産婦人科
臨床救急医学会より 救急医と消防と警察が仲良く酩酊者を見守るには 6月4日から6日まで日本臨床救急医学会の学術集会が開催されており、富山まで行ってきました。日本臨床救急医学会は日本救急医学会とは異なる組織で、医師だけでなく看護師や救急隊員など、広く救急医療に従事する人を対象とした学会です。ウェブサイトの代表理事挨拶にも下記のように書かれていま… 2015/06/18 救急医療・集中治療
アルコール依存症、バクロフェンで飲酒量が激減 アルコール依存症患者にバクロフェンを1年にわたって投与したところ、アルコール消費量が大幅に減り、飲酒に関連するマーカーの値や肝機能などが改善した。フランスCentre Hospitalier Intercommunal CreteilのCamille Barrault氏らが、欧州肝臓学会(EASL2015、4月22~26日、ウィーン開催)で発… 2015/04/27 生活習慣
「アルコール、控えめは薬」は本当か? 1年前の当コラムで、アルコールの生体に及ぼす悪影響や社会に与える損失が如何ほどかを多くの国民が認識していないとして「アルコール・ディジーズ放置の大罪」と題する文章を書いた。しかしその後も、「放置」の現状は変わっていないようだ。… 2015/04/20 循環器
BMJ誌から 「適度な飲酒は健康に良い」は統計のマジック 様々なバイアスを考慮した解析では、飲酒で健康になれる人はわずか 飲酒をしない人より適度な飲酒をする人の方が死亡リスクが低いとする研究は多いが、英University College LondonのCraig S Knott氏らは、「飲酒をしない人」には「これまで全くお酒を飲んだことがない人」と「過去には飲んでいたが今は飲んでいない人」がいることに着目。2つを区別してイングラン… 2015/03/02 生活習慣
言い訳は認めない 僕が1年目の研修医の時、指導医の先生に最初に言われたのは、「たとえ状況がどのようなものであっても、言い訳は一切認めない」というものだった。 2014/11/24 医師・患者関係 医師・医学生限定コンテンツ
お酒が飲めない人は心筋梗塞が重症になる? 忘年会のシーズンが近づいているが、毎年二日酔いで後悔することになる人も少なくないだろう。二日酔いの原因であるアルデヒドを分解する酵素に着目したところ、お酒が飲めない人は心筋梗塞が重症となるというメカニズムの一端が見えてきた。… 2014/10/01 循環器
BMJ誌から 適度な飲酒でも心血管リスクは上昇か? 交絡因子の影響を下げたメンデルランダム化メタアナリシスの結果 これまでの観察研究などでは調整されていなかった交絡因子の影響をより小さくした上で、飲酒と心血管リスクの関係を56件の研究を対象に分析したメンデルランダム化メタアナリシスの結果、少量から中等量の飲酒者でも飲酒量を減らせば心血管リスクがさらに低下する可能性が示された。英国Universit… 2014/08/01 循環器
Circulation誌から 適度な飲酒の心筋梗塞予防効果を再確認 一時多量飲酒は逆効果、高齢者は特に要注意 適度なアルコール摂取による心筋梗塞(MI)のリスク低下が再確認された。この予防効果は女性、45歳以上で顕著である一方、地域差があることも認められた。また、アルコール摂取のパターンが予防効果に影響し、特に高齢者の一時多量飲酒は逆効果であることも分かった。INTERHEART研究の結果で、6月… 2014/07/01 循環器
アルコール・ディジーズ放置の大罪 昨年12月の臨時国会で、「アルコール健康障害対策基本法」なる新法が可決、成立したことをご存じだろうか。テレビや新聞ではほとんど報道されず、取り上げられてもベタ記事扱いだったので、初耳という読者も多いだろう。酒類メーカーがマスメディアの大口スポンサーとなっていることが記者たちの… 2014/05/14 循環器
BMJ誌から 007は過剰飲酒で50歳代に死亡する!? マティーニを“シェイク”で注文していたのはアルコールによる振戦が原因 007ことジェームズ・ボンドは明らかな過剰飲酒状態だったことが、イアン・フレミングの原作を全て調べてボンドの飲酒量を推算し、健康への影響を検討した後ろ向き文献レビューの結果として示された。英Royal Derby病院のGraham Johnson氏らが、2013年12月21日に発行されたBMJ CHRISTMAS 2013特集… 2014/01/04 生活習慣
1日グラス2杯以上のワインを飲んだ女性は2型DMリスクが37%減少 1日グラス2杯以上のワインを飲んだ女性は、飲まなかった女性に比べて2型糖尿病(DM)発症リスクが37%減少したことが示された。ワイン摂取量と2型糖尿病リスクとの関係を追ったコホート試験、French E3N cohortの結果、明らかになった。フランスNutrition Hormones and Women's HealthのA. Vilier… 2013/12/11 代謝・内分泌
J Am Coll Cardiol誌から 一気飲みは長期間の大量飲酒と同程度のダメージを血管に及ぼす 他に疾患がなくても一気飲みを繰り返す若年成人は要注意 米国の大学でも、飲酒する大学生の半数以上が定期的に一気飲みを行っており、深刻な問題となっているという。他に疾患がなくとも頻回に一気飲みをしている若年成人の血管には動脈硬化性変化が生じていることが、米国の研究により示された。この結果は、J Am Coll Cardiol誌7月3日号に掲載された。… 2013/07/26 循環器
話題の新薬◎アカンプロサート 30年ぶりのアルコール依存症薬 飲酒欲求抑えて断酒維持を補助 今年5月に発売されたアカンプロサート(商品名レグテクト/日本新薬)は、アルコール依存症患者の断酒維持を補助する薬剤だ。 2013/07/09 医薬品
女性の低~中程度量のアルコール摂取 血中フェチュインA濃度の低下を来して糖尿病リスク軽減に関与の可能性 女性の場合、低~中程度量のアルコール摂取は、血中フェチュインA濃度の低下につながり、糖尿病発症リスク軽減に関与している可能性があるようだ。これは、米Harvard School of Public HealthのSylvia H. Ley氏らが、米国看護師の大規模疫学研究「看護師健康調査(Nurses' Health Study)」のデー… 2013/06/24 代謝・内分泌
BMJ誌から 非アルコール性脂肪肝は死亡リスク上昇をもたらさない 一般米国人1万人以上を14年追跡 非アルコール性脂肪肝(NAFLD)は、肝酵素値上昇の有無にかかわらず、全死因死亡、心血管死亡、癌死亡、肝疾患死亡リスクのいずれも上昇をもたらさないことが、米Johns Hopkins大学のMariana Lazo氏らが行った前向きコホート研究で明らかになった。論文は、BMJ誌電子版に2011年11月18日に掲載され… 2011/12/13 消化器
JAMA誌から 1週間にグラス3~6杯のワインでも乳癌リスクは上昇 1日のアルコール摂取量が5.0~9.9g以上になると乳癌のリスクが有意に上昇し、若い時代(40歳まで)の飲酒と中年期(40歳以降)の飲酒はそれぞれ独立した乳癌の危険因子であることが、米Harvard大学医学部のWendy Y. Chen氏らが行った前向き観察研究で明らかになった。論文は、JAMA誌2011年11月2日… 2011/11/28 癌
ちょっと少なめに注いだグラスワイン1杯程度の飲酒に、RA発症リスクを軽減する効果 1日にアルコール含有量にして10g未満の飲酒に、例えばちょっと少なめに注いだグラスワイン1杯ならば、RA発症リスクを軽減する効果が期待できることが示された。看護師健康調査(Nurses' Health Study)の一環として行われた女性におけるアルコール摂取量とRA発症に関する調査の結果、明らかになっ… 2011/11/12 骨・関節・筋
深酒以上にアルコールの年間摂取量と頻度が高血圧と強く関係 男性の場合で、ビール中びんを5本以上、ワイン(1杯120mL)なら10杯近くを一度に飲酒する大量飲酒(深酒)は、血圧に悪影響を及ぼすことが示された。また、深酒以上に、アルコールの年間摂取量と頻度が高血圧と深く関係していることも確認された。英University College London(UCL)のM. Bobak氏… 2011/08/29 循環器
Arch Intern Med誌から 1日3ドリンク以上の飲酒で膵臓癌死亡のリスクが上昇 1日3ドリンク(350mL缶ビール約3本分)以上の飲酒は、喫煙歴の有無にかかわらず膵臓癌死亡のリスクを上昇させることが、前向き研究のデータ分析で明らかになった。米癌学会疫学研究プログラムのSusan M. Gapstur氏らが、Arch Intern Med誌2011年3月14日号に報告した。… 2011/04/04 癌
BMJ誌から 適度な飲酒は心血管イベントリスクを減らす 適度な飲酒が心血管保護効果をもたらすことを示したいくつかの観察研究の結果に関心が集まっている。カナダCalgary大学のPaul E Ronksley氏らは、最新の研究結果も組み込んで、飲酒が心血管アウトカムに及ぼす影響を調べる包括的システマティック・レビューとメタ分析を行った。この結果、アルコ… 2011/03/09 生活習慣
BMJ誌から 時々大量飲酒する男性の冠イベントリスクは高い 定期的に適度な飲酒をする男性の約2倍 飲酒パターンが違えば、虚血性心疾患のリスクも違ってくるのではないか。そう考えた仏Toulouse大学のJean-Bernard Ruidavets氏らが前向きコホート研究のデータを分析した結果、時々大量飲酒する男性の冠イベントリスクは、定期的に適度な飲酒を続ける人々の約2倍であることが明らかになった。非飲… 2010/12/15 循環器
乳癌経験者は肥満、飲酒、喫煙で二つ目の原発性乳癌リスクが大幅増 乳癌経験者に二つ目の原発性乳癌が発症するリスクは、肥満、飲酒、喫煙によって、かなり増加することが明らかになった。米Fred Hutchinson癌研究センターのChristopher Li 氏らによる研究結果が9月8日付けのJournal of Clinical Oncology誌電子版に掲載された。… 2009/09/14 癌