1本の電話から広がったサージカルスモーク研究ネットワーク 突然、知らない先生から電話が!? 前回、サージカルスモークのお話をしました(関連記事:「外科医の危機!? スモークに悩む」)。 2022/04/20 外科 医師・医学生限定コンテンツ
シリーズ◎2022診療報酬改定 【外科系】ロボット手術は点数上乗せ、痛風の関節液検査、ECMOの評価新設 下肢潰瘍の創傷処置、自発覚醒トライアル、排尿障害に対するインプラントも保険適用 3月に2022年度診療報酬改定に関する省令、告示類が発出され、改定項目の詳細が明らかになった。新しい技術に対応した新設点数を中心に、各診療科ごとに現場の医師が押さえておきたい臨床分野の改定項目を紹介する。後編は外科系やその他の診療科に関する主な見直しをまとめた。内科領域をカバーし… 2022/03/31 外科
外科医の危機!? スモークに悩む 前回、私が手術室に初めて足を踏み入れたとき、断続的に鳴り続ける複数の電子音、そして組織の焦げたようなにおいに強烈な印象を受けたというお話をしました。 2022/03/02 外科 医師・医学生限定コンテンツ
【詳報】乳腺外科医裁判:最高裁判決の内容と弁護団の見解 弁護団は「被告人・家族にはなはだ過酷な状況を強いるもので非人道的」と主張 右乳腺腫瘍摘出手術を受けた女性患者A氏が、担当の男性乳腺外科医(被告人医師)から、術後診察時に左乳首をなめられるなどのわいせつ行為を受けたと訴え、被告人医師が二審で懲役2年の有罪判決を受けた事件。その後、最高裁に上告されていたが、2022年2月18日、最高裁第2小法廷(三浦守裁判長)… 2022/03/01 事件・話題
【速報】乳腺外科医裁判の二審有罪判決、最高裁が破棄・差し戻し 右乳腺腫瘍摘出手術を受けた女性患者A氏が、担当の男性乳腺外科医から、術後診察時に左乳首をなめられるなどのわいせつ行為を受けたと訴え、乳腺外科医が二審で懲役2年の有罪判決を受けた事件。その後、最高裁に上告されていたが、2022年2月18日、最高裁第2小法廷(三浦守裁判長)は二審の有罪判… 2022/02/18 外科
準強制わいせつ罪に問われた外科医の裁判、最高裁で上告審弁論 乳腺外科医裁判、最後の弁論で語られたこと 右乳腺腫瘍摘出手術を受けた女性患者A氏が、担当の男性乳腺外科医から、術後診察時に左乳首をなめられるなどのわいせつ行為を受けたと訴え、二審で懲役2年の有罪判決となった事件。最高裁は2022年1月21日、上告審弁論を開き、検察側、弁護側の意見を聞いた。判決期日は、後日指定される。… 2022/01/22 事件・話題
「血が出ないメスが欲しい!」困りごとからイノベーションは生まれる 前回、電気メスはWilliam T. BovieとHarvey Williams Cushingが開発したものだというお話を紹介しました。 2021/12/28 外科 医師・医学生限定コンテンツ
インタビュー◎パーキンソン病の治療は症状緩和から神経保護へ 「偶然の産物」だった脳深部刺激療法(DBS) DBSを開発したアリム・ルイ・ベナビッド氏(仏・ジョゼフ・フーリエ大学名誉教授/クリナテック研究センター理事長)に聞く 脳内に電極を挿入固定し、前胸部の皮下に埋め込んだジェネレーターから大脳基底核のSTN(視床下核)などを持続的に刺激する脳深部刺激療法(DBS)。DBSはパーキンソン病において、薬物療法で改善不十分な運動症状の日内変動とジスキネジアに対する標準的な治療となっている。このDBSの先駆的研究… 2021/12/16 精神・神経
学会トピック◎第37回日本脳神経血管内治療学会学術集会 脳動脈瘤治療件数、血管内治療が半数超える この20年間、血管内治療の比率は一貫して上昇 脳動脈瘤の治療には、カテーテル操作によるコイル塞栓術を中心とした血管内治療と、開頭手術によるクリッピング術の2種類がある。近年、国内外で血管内治療の件数が増加しているが、日本脳神経外科学会が行っている症例登録事業から、2020年の1年間に我が国で行われた脳動脈瘤治療の件数は、速報… 2021/12/02 外科
「メスください」で始まりました、コラム「手術室へようこそ」 みなさん、はじめまして。今回からコラムを連載することになった、消化器外科医の大越香江と申します。 2021/11/10 外科 医師・医学生限定コンテンツ
二審の有罪判決が見直される可能性 準強制わいせつ罪に問われた外科医の裁判、来年1月に最高裁で口頭弁論へ 右乳腺腫瘍摘出手術を受けた女性患者A氏が、担当の乳腺外科医から、術後診察時に左乳首をなめられるなどのわいせつ行為を受けたと訴えた事件の上告審で、最高裁は2021年10月18日、検察側、弁護側の意見を聞く口頭弁論期日を2022年1月21日に開くと通知した。本件は、準強制わいせつ罪に問われ、一… 2021/10/19 事件・話題
Ann Surg誌から ドローンによる移植臓器輸送、展望と課題は? 摘出された臓器を最大限に活用するとともに、航空機事故などのリスクを最小限に抑えるため、米メリーランド大学の研究者らは、移植臓器輸送におけるドローンの活用について検証した。ドローンによる初の移植臓器輸送研究の結果は、Ann Surg誌9月号に掲載された。 移植臓器の輸送方法は60年前から… 2021/09/16 外科
小児頭部外傷でCTをお勧めするか? みなさん、「さんた君」ってご存じですか? トナカイのそりに乗って、クリスマスイブに光速を超えるスピードで移動しながら世界中の子供たちにプレゼントを配る赤い衣装を着た白髭の老人ではありません。昔、NHK教育の「いちにのさんすう」という小学校1年生の算数をわかりやすく教える番組の主… 2021/08/05 外科
国際医療福祉大学成田病院外傷カンファレンス 頭蓋骨骨折を生じた高齢者、中等度意識障害でも必要な血液検査は? 井桁 では、MIST(Mechanism[受傷機転]、Injury[損傷部位]、vital Sign[バイタルサイン]、Treatment[行った処置])について教えてください。菱沼 救急隊からの情報によると、受傷機転はベッドからの転落、損傷部位は右顔面と眼周囲の内出血、右鼻出血です。バイタルサインはJCS 2桁、体温… 2021/07/16 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
6月28日~7月4日の「話題になった論文」 外科系レジデントの「やる気」を調べた全米規模の調査 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 2021/07/13 感染症
J Heart Lung Transplant誌から コロナワクチン、肺移植レシピエントへの効果は 免疫抑制状態にある肺移植レシピエント(LTR)では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のmRNAワクチン(Pfizer/BioNTech社製)を2回接種した後も特異的抗体は検出されなかったが、一部の患者ではT細胞反応誘導効果が確認された。また、2回接種後にCOVID-19に感染した全てのLTRが軽症の経過を… 2021/06/15 外科
何針縫ったかは大事な情報? 最近、外傷患者さんが増えてきました。活動性が高まっているからか、軽症から重症まで様々な外傷患者さんが搬送されてきます。昨年の今頃は、救急搬送がとても少なかったです。「とにかく人との接触を断とう」ということで、みんなが外出を自粛した結果、交通事故はもちろん、山へ芝刈りに行くと… 2021/04/22 救急医療・集中治療
JAMA Surg誌から フルオロキノロン服用後の大動脈瘤リスクは? フルオロキノロン(FQ)服用後90日以内の大動脈瘤発現率は、35歳以上の人では性別や併存疾患の有無にかかわらず、他のクラスの抗菌薬を服用した人より有意に上昇していた。18~64歳の民間保険加入者を対象とした米国のコホート研究から得られたこの研究結果は、JAMA Surg誌1月6日号オンライン版に… 2021/03/01 外科
国際医療福祉大学成田病院外傷カンファレンス 外傷患者で要注意な○○症候群はこう評価する 井桁 外傷患者に関して情報をやり取りする際はMISTを用います。Mechanism(受傷機転)、Injury(損傷部位)、vital Sign(バイタルサイン)、Treatment(行った処置)の4つです。MISTについて情報提供をお願いします。渋谷 救急隊からの情報によると、受傷機転は、脚立から転落した際、左脚を挟ま… 2021/02/19 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
手術に縛られる時間が少なくて快適! 米国で働く心臓外科医の1日 今回は、私が現在働いている米国の病院でどんな1日を過ごしているかをお伝えします。もちろん日によって変わるのですが、簡単にまとめると以下のようなスケジュールで生活しています。 2021/01/28 外科 医師・医学生限定コンテンツ
トレンド◎拒絶反応のメカニズムを解明 移植医療で懸念される拒絶反応の解決に光明 臓器不足の問題がない異種移植も実用化に向けて大きく前進 肝不全や腎不全、心不全に対する根本的な治療である臓器移植の課題にドナー不足がある。その解決のため、血液型の異なるドナーからの臓器移植(血液型不適合移植)が広がりつつあるほか、ブタなどの動物由来の臓器を使った異種移植の研究が進められているが、こうした血液型不適合移植や異種移植… 2020/10/19 先端医学
癌の標準治療を変える発表相次いだESMO 米国臨床腫瘍学会(ASCO)と並ぶ世界規模の癌の学会である欧州腫瘍学会(ESMO)が、ちょうど9月の4連休に重なる日程で行われた。ASCO同様、バーチャルでの開催になったのは残念だったが、学会の目玉であるPresidential Symposiumで発表された11件のうち、3件が日本の研究者からの発表だったのは驚… 2020/10/14 癌
留学医師ライブ#7(9月12日放送分) 世界各国の医師がLIVEで伝える「米国の外科レジデント」 世界各国で活躍する医師が、海外留学の「今」をライブで伝えます。毎週土曜21時から生放送! 今回は米国イエール大学胸部外科レジデントの森先生に、米国もレジデントの現状について話を聞きました。 2020/10/12 海外 医師・医学生限定コンテンツ
Ann Surg誌から 重症COVID-19患者への気管切開術、留意点は? 重症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対する、外科的気管切開術(ST)または経皮的気管切開術(PDT)の施行時に用いるクリニカルパスについて検討した研究で、患者の良好な早期アウトカムと医療従事者の安全確保を両立できることが示された。この研究結果は、Ann Surg誌9月号に掲載さ… 2020/10/07 外科
留学医師ライブ#6(9月5日放送分) 世界各国の医師がLIVEで伝える「留学のきっかけ」 世界各国で活躍する医師が、海外留学の「今」をライブで伝えます。毎週土曜21時から生放送!今回は米国シカゴ大学心臓外科の太田先生に、留学を考えたきっかけやタイミングについて話を聞きました。 2020/10/05 海外
留学医師ライブ#5(8月29日放送分) 世界各国の医師がLIVEで伝える「ライフ・ワーク・バランス」 世界各国で活躍する医師が、海外留学の「今」をライブで伝えます。毎週土曜21時から生放送! 今回は米国コロラド大学麻酔科の淵田先生に、米国におけるライフ・ワーク・バランスについて話を聞きました。… 2020/09/28 海外
留学医師ライブ#4(8月22日放送分) 世界各国の医師がLIVEで伝える「レジデントせずに米国で働く方法」 世界各国で活躍する医師が、海外留学の「今」をライブで伝えます。毎週土曜21時から生放送!今回は米国クリーブランドクリニック循環器内科不整脈フェローの樋口先生に、レジデントせずに米国で働く方法について話を聞きました。… 2020/09/21 海外
留学医師ライブ#3 世界各国の医師がLIVEで伝える「海外の就職事情」 世界各国で活躍する医師が、海外留学の「今」をライブで伝えます。毎週土曜21時から生放送! 今回は米国エモリー大学心臓外科フェローの河野先生に、現在行っている仕事の内容、海外で働くために必要なマインドセットなどについて話を聞きました。… 2020/09/14 海外
Surgery誌から 下肢静脈瘤に対する血管内マイクロ波焼灼術はEVLAより優位 下肢静脈瘤(VV)に対する血管内レーザー焼灼術(EVLA)と血管内マイクロ波焼灼術(EMA)を比較したところ、EMAはEVLAより処置時間が短く、術後合併症が少なく、局所再発率も低いことが確認された。中国の研究者らが、非ランダム化前向き研究の結果をSurgery誌8月10日号オンライン版で報告した。… 2020/09/09 外科
留学医師ライブ#2 (8月8日放送分) 世界各国の医師がLIVEで伝える「海外で働く1日目」 世界各国で活躍する医師が、海外留学の「今」をライブで伝えます。毎週土曜21時から生放送! 今回は米国Brigham and Women's Hospital心臓外科フェローの中井先生に、海外で働く1日目の心境について話を聞きました。… 2020/09/07 海外
日本内視鏡外科学会理事長・渡邊昌彦氏に聞く 「ロボットが身近な時代」の外科医の働き方 2020年度診療報酬改定では、ロボット手術が保険適用となる手術の対象として新たに7術式が追加。「da Vinciサージカルシステム」(ダビンチ)に続く次世代の手術支援ロボットも登場し、外科医を取り巻く環境に変化の兆しが見えてきた。ロボットが身近にある近未来の外科医の働き方について、日本内… 2020/09/07 外科
医師6546人に聞いた「自分が患者なら受けたい術式」 49%がロボット手術派、泌尿器科医は9割が支持 内視鏡下手術支援ロボット「da Vinci サージカルシステム」(ダビンチ)を筆頭に、国内で普及しつつある手術支援ロボット。2020年8月3日~16日の期間、日経メディカル Online 医師会員を対象に「自分が患者なら受けたい術式」を聞いたところ、6546人が回答し、「ロボット支援手術」(49.3%)と「… 2020/09/04 外科
留学医師ライブ#1(8月1日放送分) 世界各国の医師がLIVEで伝える「海外の仕事」 世界各国で活躍する医師が、海外留学の「今」をライブで伝えます。毎週土曜21時から生放送! 今回は、米国ミズーリ大学循環器内科指導医の平井先生に、海外での仕事の内容について話を聞きました。 2020/09/02 海外
将来を考えない僕が心臓外科医として渡米した不純な動機 この連載では、「医師の留学」の話をします。しかし、これは留学を医師のキャリアの一つとして真剣に考えている意識高い系の医学生・医師に向けた話ではなく、5年先、10年先の未来なんて全く考えたこともないような、「何となく留学に興味あるなぁ」とか、「留学したらカッコいいかもなぁ」くらいに… 2020/09/01 外科
【第30回】河野浩二(福島県立医科大学消化管外科学講座主任教授) 世界を視野に入れ、外科臨床の実践を極めつつ、がん免疫療法の臨床試験を進める 河野浩二医師は、25年以上がん免疫療法の研究に取り組んできた。この研究がきっかけでシンガポール国立大学医学部外科教授に就任し同時に、がん免疫療法のTranslational Research(橋渡し研究)を行うラボの責任者となった。現在は、福島から、消化管外科学の分野で世界をリードする情報を発信して… 2020/08/11 癌 医師・医学生限定コンテンツ
上告目指す弁護団「判決に影響を及ぼすべき重大な事実の誤認がある」 準強制わいせつ罪に問われた乳腺外科医弁護団の主張 弁護団の上野格氏(上野廣元法律事務所)に聞く 2020年7月13日、準強制わいせつ罪に問われ、一審で無罪判決となっていた柳原病院(東京都足立区)の非常勤外科医に対する控訴審判決で、東京高裁は一審無罪判決を破棄、懲役2年を言い渡した。本件は、右乳腺腫瘍摘出手術を受けた女性患者A氏が、担当医師に術後診察時に左乳首をなめるなどのわいせつ… 2020/08/05 外科
インタビュー◎ウィズコロナ時代の学術集会 ウェブ開催で新時代の学会のあり方を提案したい 第120回日本外科学会定期学術集会会頭の北川雄光氏に聞く 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大で多くの学術集会が延期される中、ウェブ上での学会開催を模索する動きもある。当初は4月の開催を予定していた第120回日本外科学会定期学術集会は、2020年8月13~15日にライブ配信を中心とする完全ウェブ開催での実施が決定。同会頭の北川雄光氏(慶應… 2020/07/28 感染症
科学の敗北~乳腺外科医の裁判~ 4年前、術後の女性患者にわいせつ行為をしたということで乳腺外科医が逮捕された事件がありました。一審では外科医が無罪。そして先日、東京高裁は一審無罪判決を破棄し、懲役2年を決定しました。 2020/07/16 事件・話題
【速報】乳腺外科医の控訴審判決は懲役2年 準強制わいせつ罪に問われた外科医、逆転有罪に 2020年7月13日、準強制わいせつ罪に問われ、一審で無罪判決となっていた柳原病院(東京都足立区)の非常勤外科医に対する控訴審判決で、東京高裁は一審無罪判決を破棄、懲役2年を言い渡した。弁護団は「このままえん罪を放置するわけにはいかない。当然上告する」と話した。… 2020/07/13 外科
Surgery誌から パンデミック下で外科の機能を維持できた対応 イタリア・ロンバルディア州の外科医らが、新型コロナウイルスによるパンデミック下において、一般外科の機能を維持できた対応を発表した。この論文はSurgery誌4月13日号に掲載された。 ルイージ・サッコ病院(ミラノ)は、イタリアで感染者が発生した当初より、新型コロナウイルス感染症(COVID… 2020/06/15 外科
シリーズ◎2020診療報酬改定 【外科系】ロボット手術は適応拡大、椎間板内酵素注入療法、斜視注射などの評価新設 ドリップ・シップ・リトリーブ、円形脱毛症の光線療法、人工内耳に関しても見直し 3月に2020年度診療報酬改定に関する省令、告示類が発出され、改定項目の詳細が明らかになった。新しい技術に対応した新設点数を中心に、各診療科ごとに現場の医師が押さえておきたい臨床分野の改定項目を紹介する。後編は外科系やその他の診療科に関する主な見直しをまとめた。内科領域をカバーし… 2020/03/25 外科
中山祐次郎×石井洋介 「臨床能力以外のスキル」、どう身に付ける? この連載は、SNSやメディアで適切な医療情報を届けようとする医師の団体「発信する医師団」のリレー対談コラムです。今回は、外科医として臨床を続けつつ公衆衛生学の修士号(MPH)取得や医療情報の積極的な発信をしている中山祐次郎氏と、在宅医療や夜間診療クリニックの運営に加え、厚生労働省… 2020/03/09 医師のキャリア
トレンド◎「機能的脳神経外科」に低侵襲の波 振戦からパーキンソンへ適応広がる超音波治療 MRガイド下に頭蓋骨の外側から超音波を照射し、穿頭せずに脳の標的部位を加熱・凝固する集束超音波治療が注目されている。2019年6月から薬物治療抵抗性の本態性振戦に保険適用されたほか、今年1月にはパーキンソン病に伴う振戦や運動症状も適応に加えられた。機能的脳神経外科にも低侵襲治療の波… 2020/02/04 精神・神経
外科Q&Aシリーズ《5》 鼠径ヘルニアがあっても運動していい? <総合診療医>鼠径ヘルニアの生活指導や観察の仕方について教えてください。70代男性、高血圧、前立腺肥大等で外来通院中で、筋トレやランニングを若い人よりもするという運動習慣の方ですが、昨日の定期外来で「たまに小さいものがボコっと出てくる」という相談ありました。右鼠径ヘルニアを疑い… 2020/01/31 外科 医師限定コンテンツ
外科Q&Aシリーズ《4》 乳癌で腋窩郭清後、上腕の圧迫は本当にダメ? <呼吸器内科医>乳がんでリンパ節郭清を行った側の腕に対して、術後に血圧測定や採血のための圧迫などをするのは、リンパ浮腫のリスクがありダメと習いましたが、これは看護学だけでなく、医学的にも本当にそうなんでしょうか。両側乳がん術後の方などでは、足で血圧をはかったりしなければいけな… 2020/01/29 外科 医師限定コンテンツ
喀血へのトラネキサム酸は院内死亡率を下げる Critical Care誌から 喀血に対するトラネキサム酸(商品名トランサミン他)は、カルバゾクロム(アドナ他)と一緒に投与されることが多く、商品名の頭の2文字をとって「アドトラ」などと呼ばれています。 2020/01/27 呼吸器
外科Q&Aシリーズ《3》 92歳の認知症女性が直腸脱で不穏に。手術できる? 保存的対処は? <救急医>92歳の認知症の女性です。直腸脱で容易に還納出来ますが、またすぐに脱出します。特に症状がなければ様子見と考えておりましたが、尿便意が止まらないようで頻回にトイレを行き来し、やや不穏気味になってしまいました。高齢であるためご家族は手術はしたくない思いです。何か保存的に見… 2020/01/27 外科 医師限定コンテンツ
外科Q&Aシリーズ《2》 憩室炎や胆管炎でのユナシンとゾシンの使い分け <その他の診療科医>消化器外科における抗生剤(ユナシン、ゾシン)の選択について。憩室炎、胆管炎、虫垂炎、消化管穿孔などの消化器外科疾患での抗生剤なんですが、ユナシンとゾシンをどのように使い分けていますか?何となく軽症であればユナシンで、穿孔など重症ならゾシンのような感覚で周り… 2020/01/24 外科 医師限定コンテンツ
学会トピック◎第59回日本定位・機能神経外科学会 本態性振戦に対する超音波治療、国内成績は良好 難治性本態性振戦に対するMRガイド下集束超音波治療(MRgFUS)の国内成績を、第59回日本定位・機能神経外科学会(1月10~11日、開催地:静岡県浜松市)で東京女子医科大学脳神経外科の阿部圭市氏らが発表した。2016年に発表された国際共同ランダム化比較試験に比べて振戦スコアの改善率は同等ない… 2020/01/23 精神・神経
学会トピック◎第8回血管内留置カテーテル管理研究会 末梢静脈栄養輸液中で微生物がどう汚染するか、知ってますか? 「末梢静脈栄養(PPN)輸液は汚染すると微生物が繁殖しやすいし、PPN輸液使用例の方が血流感染の発生頻度が高い。しかし、しっかりと感染対策をすれば血流感染を発生させることなく適切な栄養管理を行うことができることを理解してほしい」。… 2020/01/07 老年医学・介護
NEWS◎「細胞スプレー法」による虚血性心筋症治療の医師主導治験を開始 心臓に幹細胞を「スプレー」して心不全を治療 大阪大学大学院医学系研究科心臓血管外科のグループは、冠動脈バイパス手術(CABG)の際に、他家脂肪組織由来の間葉系幹細胞を心臓表面にスプレー状に吹き付ける「細胞スプレー法」を用いた、新たな心不全治療法の医師主導治験を開始する。11月29日に大阪大学において行われた記者会見で、同教授… 2019/12/02 循環器
胸腔ドレーンからウロキナーゼ投与はもう古い? ERJ Open Research誌から 膿胸に対する治療といえば、胸腔ドレナージと長期の抗菌薬投与です。胸腔ドレナージを併用しないと、膿を排出できませんが、膿胸の治療を日ごろ行っていると必ずブチ当たるのが「多胞化問題」です。膿がキレイに横隔膜の上に貯留してくれていればよいのですが、強い炎症によって臓側胸膜が分厚く… 2019/11/11 呼吸器
人工乳房の自主回収で広がる波紋【後編】 再生医療は乳房再建の窮地を救うか 悪性リンパ腫の発生を契機に、今年7月、人工乳房(インプラント)製品が自主回収され乳房再建医療の現場が混乱した(関連記事:宙に浮いた乳房再建の待機患者は3000人超。この10月、別のインプラントと乳房用の組織拡張器(ティッシュ・エキスパンダー)が承認されたことで、状況は改善の兆しを見… 2019/11/07 癌
学会トピック◎第78回日本脳神経外科学会学術総会 常時待機の脳卒中救急で医師の疲弊をどう防ぐ 血栓回収療法の普及に対応できるシステムの構築が必要に 急性期脳梗塞に対する血栓回収療法の有効性が証明され、我が国でも血管内治療の全国的な普及を目的とした脳卒中センターの指定が始まろうとしている。しかし、24時間365日の対応が求められる上、血栓回収療法を行う日本脳神経血管内治療学会(JSNET)専門医はまだ少ない。第78回日本脳神経外科学… 2019/10/30 循環器
学会トピック◎第74回日本大腸肛門病学会学術集会 肛門疾患・直腸脱診療ガイドライン改訂版の概要を紹介 疫学や病因などの総論と計17のクリニカルクエスチョンを設定 痔核・痔瘻・裂肛に新たに直腸脱を加え、各疾患の概要を紹介するとともに計17のクリニカルクエスチョンを設定した。年内には発刊予定だ――。 2019/10/21 消化器
トレンド◎注目の「グルー治療」が登場間近 下肢静脈瘤を瞬間接着剤で低侵襲に治療する レーザーや高周波による焼灼術より低侵襲で成績は同等とうたう 下肢静脈瘤に対する新しい治療法が、近く我が国でも行えるようになる。いわゆる瞬間接着剤をカテーテル操作で静脈内に注入し、血管を閉塞させ逆流を止めようというもので、接着剤を意味する英単語glueから「グルー治療」とも呼ばれる。現在の標準治療である血管内焼灼術よりも低侵襲で、成績は同… 2019/10/08 循環器
剪刀の「曲」と「直」、医師はどう使い分けているの? 私は、外科で働いている1年目の看護師です。外科の包帯交換(包交)につく際に、様々な医療器材を使います。剪刀の種類に曲と直がありますが、使い分けが分かりません。 2019/10/07 外科
学会トピック◎第28回日本組織適合性学会大会 免疫抑制薬を使わず移植臓器予後の改善を目指す T・B細胞の抑制と骨髄移植の組み合わせでドラッグフリーを狙う 近年、免疫抑制薬の進歩によって臓器移植の成績が向上しているが、移植臓器が拒絶されないように免疫抑制薬を生涯服薬し続ける必要がある。最近、国内外で免疫抑制薬を中止するための治療レジメンの検討が進んでおり、海外では腎移植後に免疫抑制薬を中止できているケースが報告されるようになっ… 2019/10/02 腎・泌尿器
トレンド◎腫瘍と消化管の間にスペーサーを入れて十分量の粒子線を照射 外科医と放射線治療医のタッグで挑む新・癌治療 小児癌と骨軟部腫瘍を対象に始動、将来は肝胆膵癌にも 限局性の癌だから切除できれば治癒が得られる可能性が高いのに、癌が血管を巻き込んでしまっていて切除できない。かといって放射線治療をしようにも患部のすぐ横には消化管があり、消化管穿孔などの合併症が危惧されて十分な照射もできない。外科医は切除できずに、放射線腫瘍医も照射できずに思… 2019/09/27 癌
日本外科学会理事長の森正樹氏が現状と今後を紹介 遠隔ロボット手術、今後どう進む? 9月19日に開催された日本医学会連合のメディア懇談会で日本医学会連合副会長で日本外科学会理事長の森正樹氏は、最近、オンライン診療の対象として候補に挙げられた手術について、現状と今後の展望を紹介した。… 2019/09/20 外科
第41回 病院にも銃弾が降り注ぐ紛争地・イエメン 戦闘最前線での緊急手術、日本の技術が役立つ 滝上 隆一(外科医) 2015年以降、今もなお内戦が続く国・イエメンで、国境なき医師団(MSF)の外科医として今回2つの地域のプロジェクトに参加し、内戦に伴う外傷治療などに当たりました。1つは西部の都市ホデイダ市のプロジェクト、もう1つはその少し北にあるアルダヒ市のプロジェクトです。… 2019/09/11 海外
トレンド◎人工股関節・膝関節全置換術を支援するMakoシステム ロボット支援手術、整形外科領域でも本格化 術前計画範囲外へのアームの動きを制限 人工股関節および膝関節の全置換術を支援する手術支援ロボット「Makoシステム」(以下、Mako、発売元は日本ストライカー株式会社)が承認され、このMakoシステムを使った人工股関節および人工膝関節の全置換手術が、相次いで保険適応された。整形外科領域におけるロボット支援手術が保険適用となっ… 2019/09/05 骨・関節・筋
「意識消失=TIA」の決めつけ、やめませんか? 今年の夏は、暑いと言えば確かに暑いですが、昨年と比較すると過ごしやすい気がします。もはや感覚が麻痺しているからでしょうか……。 それでも、まだまだ熱中症にはなり得ますし、油断はできません。熱中症における主症状の病態は血液量減少(hypovolemia)です。しかし、未だに一過性意識消失… 2019/09/05 救急医療・集中治療
シリーズ◎あなたの知らない“血液”の世界 “抗凝固薬キャンセラー”は出血性合併症の治療をどう変えた? 経口抗凝固薬治療中の出血性合併症治療に活躍する中和薬 血液疾患治療は新薬が続々と登場したことで新たなステージに突入した。さらに遺伝子操作などの最先端技術は、血液細胞を“改造”することで、新しい治療法を生み出し始めている。本特集では、血液に関連した最新技術を紹介する。… 2019/08/07 循環器
リポート◎術中MRI画像や心電図などを統合表示 あらゆる機器を連携、「SCOT」が手術を変える 手術室にある機器を連携させ、あらゆるデータを1つのモニターに統合表示することで手術の効率性と安全性の向上を狙う。そんなコンセプトで開発が進められているのが、スマート治療室「SCOT」(Smart Cyber Operating Theater)だ。2019年8月には、最上位モデル「Hyper SCOT」がいよいよ本格稼働す… 2019/07/25 医療機器
彼女がDV受傷を「転んだ怪我」と言った理由 「この人は頭はあまり良くないけれど、とても大きなハートを持った良い人だ。助けてあげたい。出会ってしばらくの頃は、そう思ってた」。 メアリー(仮名)は、キッチンのカウンターにもたれながら、流しの隣にあったまな板に目をやった。 「でも、今でも、包丁を見ると身震いしてしまう」――… 2019/07/12 事件・話題
学会トピック◎第39回日本静脈学会総会 下肢静脈瘤の血管内焼灼術ガイドライン発表 標準治療となったレーザーと高周波による焼灼術を対象 「下肢静脈瘤に対する血管内焼灼術のガイドライン2019」が、第39回日本静脈学会総会(会期:7月4~5日、開催地:名古屋)で発表された。この領域では、レーザーによる血管内焼灼術(ETA)への保険適用を目前にした2010年に、「下肢静脈瘤に対する血管内治療のガイドライン」が作成されている。今… 2019/07/10 循環器
特集◎患者を癒す言葉、傷つける言葉《2》 患者を突き放す言葉「そんなに痛いわけない!」 山手台クリニック(横浜市泉区)院長の石井洋介氏に聞く 高校時代に潰瘍性大腸炎を患い、自暴自棄な毎日を送るようになってしまった石井洋介氏。大出血を起こし、緊急手術で救われたことから医師を志した石井氏に、患者経験から何を思い、医師として患者にどう接しているのかを聞いた(文中敬称略)。… 2019/07/09 外科
学会トピック◎第44回日本外科系連合学会学術集会 遠隔術中迅速病理診断の平均は52分 バイク便を使った外注検査に比べて検査時間を平均40分短縮 これまでデジタル病理画像を用いて、遠隔地の病理専門医が手術中にリアルタイムで病理診断を下す、いわゆる遠隔術中迅速病理診断が行われてきたが、2018年度の診療報酬改定で、デジタル病理画像を用いた遠隔術中病理診断以外の遠隔病理診断でも病理診断料の算定が認められるようになった。これに… 2019/07/05 外科
シリーズ◎忘れられないカルテ 術後経過良好な患者が家族の前で下半身麻痺に 岩手県立久慈病院副院長/外科 遠野千尋氏 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2019/06/19 消化器
シリーズ◎忘れられないカルテ 術後30年間も入退院を繰り返した患者を回復させた私の一手 大阪大学国際医工情報センター特任教授 井上善文氏 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2019/06/05 生活習慣
インタビュー◎国際基準「Tokyoガイドライン」が大幅改訂 急性胆管炎・胆嚢炎ガイドラインはこう変わった 帝京大学外科名誉教授の高田忠敬氏に聞く 『急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018』が2018年秋に完成した。このガイドラインは海外から「Tokyo Guidelines(トーキョーガイドライン;TG)」という愛称で親しまれ、診断の流れや治療方針を決めるフローチャートなどは世界中の医師が参考にする「国際基準」になっている。日本発のガイド… 2019/05/20 消化器
学会トピック◎第119回日本外科学会定期学術集会 胸部食道癌に対するロボット支援下手術の実力 胸腔鏡下手術に比べて「手術時間は長いが在院日数は短縮」 2018年の診療報酬改定で食道悪性腫瘍に対するロボット支援下手術が保険適用となった。胸腔鏡下手術に比べて、どのような利点があるのか。第119回日本外科学会定期学術集会(4月18~20日、開催地:大阪市)に登壇した佐賀大学一般・消化器外科の與田幸恵氏は、佐賀大学で実施した胸部食道癌のロボ… 2019/05/13 学会速報
整形外科Q&Aシリーズ《1》 口唇創の縫合、細い糸で密に?太い糸で寄せる? 当直中で、自転車で転倒した顔面挫創の患者です。この口唇の創って、5-0ナイロンくらいで密に縫合しますか?細い糸で密に縫った方がいいのか、寄せることを念頭に太い糸でラフナートがいいのかと悩みまして相談です。… 2019/05/10 外科 医師限定コンテンツ
学会速報◎第119回日本外科学会定期学術集会 聖路加流「女性の働き方支援」とは? どうしたら女性外科医のロールモデルが作れるのか。聖路加国際病院副院長の山内英子氏は、第119回日本外科学会定期学術集会(4月18~20日、開催地:大阪市)で開催された特別企画「女性外科医のロールモデル」で講演を行い、聖路加国際病院で行っている3つの支援策を紹介した。… 2019/04/26 医師のキャリア
短期集中連載◎なぜ今『救急×緩和ケア』なのか part IV 重篤外傷患者の治療や家族への接し方で悩んだら 外傷患者が重篤もしくは不幸にも亡くなってしまったとき、治療や家族への接し方などで悩むことはがありませんか? 例えば以下の症例です。 2019/04/22 救急医療・集中治療
リポート◎モーター搭載の義足開発「OTOTAKE PROJECT」始動 「乙武洋匡が歩く」ロボット義足で描く未来 あの乙武さんがロボット義足を使って自然に歩行する――。そんなプロジェクトが動き出している。乙武さんとは、先天性四肢欠損を抱え、『五体不満足』(講談社、1998年)の著者として有名な乙武洋匡氏、その人だ。モーターを搭載して歩行を助けるロボット義足を駆使するとどんな未来像が描けるの… 2019/04/18 外科
学会トピック◎第83回日本循環器学会学術集会(JCS2019) 初のPCI・CABG併記の血行再建GLが発表 クラスIIb/IIIの症例ではハートチームアプローチを推奨 第83回日本循環器学会学術集会(3月29~31日、開催地:横浜市)の開催に合わせて、「安定冠動脈疾患の血行再建ガイドライン(2018年改訂版)」が発表され、同日、ガイドライン合同研究班員の門田一繁氏(倉敷中央病院循環器内科)と荒井裕国氏(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科心臓血管外… 2019/04/05 循環器
【第23回】 森田 功(藤田医科大学医学部脳神経外科教授・意識障害回復センター長) 意識障害治療で世界をリードする脳神経外科医を目指す 意識障害に陥った自動車事故被害者を少しでも回復に導きたい。患者の家族に対しても希望を見出せるような手助けをしたい。そんな思いを自身の支柱にすえて、森田氏の奔走の日々は、超急性期から慢性期まで一貫して治療する国内初の専門病床が実際に機能するずっと以前から続いている。 … 2019/04/02 精神・神経 医師・医学生限定コンテンツ
トレンド◎日本製の筋電義手が初めて公的補助の対象に【動画あり】 進化するロボット義手、紙コップも持てる 筋肉を動かすときに発生する電位を使って、自らの意思で動かせる筋電義手。日本でも約20年の歴史を持ち、知る人ぞ知る上肢欠損への選択肢だ。2018年4月に、日本製の筋電義手が初めて、福祉用具として公的補助の対象となる「補装具等完成用部品」に初めて指定されるなど、新しい動きが出てきている… 2019/03/29 外科
「治療を受けなければよかった」と言われたとき 日本医療評価機構が行っている我が国の診療ガイドラインの公開ライブラリである「Minds」の存在は、医療者の皆様には広く認識されていると思います。 2019/03/25 医師・患者関係
トレンド◎てんかんやパーキンソン病を電気刺激で治療 てんかん発作を感知し抑制するデバイス普及へ 頸部の迷走神経を刺激し、てんかん発作を抑制する迷走神経刺激療法(VNS)。2017年には発作の予兆(頻拍)を感知し、自動で刺激を送るモードを備えた製品が登場し、効果を上げている。さらに米国では、脳波をモニタリングし、発作時脳波を感知したところで脳を直接刺激して、てんかん発作を抑制す… 2019/03/22 精神・神経
シリーズ◎何でもPros Cons【専門医資格、どれくらい取得する?】 外科医の自分を支える三階部分の認定医資格 40歳代・病院勤務医、消化器外科 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/22 外科
インタビュー◎iPS細胞由来の神経幹細胞移植で機能改善を目指す 世界初、iPS細胞による脊髄損傷の臨床研究開始 慶應義塾大学医学部生理学教室教授の岡野栄之氏に聞く 脊髄損傷の患者に対して、人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来の神経幹細胞を移植して機能改善を目指す世界初の臨床研究が、2019年2月の厚生科学審議会再生医療等評価部会で承認された。基礎研究から一貫して治療法開発に取り組む、同大医学部生理学教室教授の岡野栄之氏に展望や課題を聞いた。… 2019/03/19 精神・神経
シリーズ◎医師の「働き方改革」 ママ外科医が時短勤務で技術認定を取得するまで 自治医科大学附属さいたま医療センターの力山敏樹氏と長谷川芙美氏 医師の働き方改革では、「女性医師への支援」も論点の1つとなっている。医局初の「ママ女性医師」となった同病院一般・消化器外科の長谷川芙美氏と、長谷川氏のキャリア形成をサポートした自治医科大学附属さいたま医療センター副センター長の力山敏樹氏に話を聞いた(以下、敬称略)。… 2019/03/12 外科
準強制わいせつ疑惑の乳腺外科医に無罪判決 2019年2月20日、柳原病院(東京都足立区)の非常勤外科医が準強制わいせつ罪に問われていた事件で、東京地裁は同医師を無罪とした。本事件では、同医師に右乳腺腫瘍摘出手術を受けた女性患者A氏が、術後診察時に左乳首をなめるなどのわいせつ行為を受けたと訴えていた。… 2019/02/20 外科
虎のメディクイズ(解答編) 診断は「オペ適応のアッペ」、反省しきりの虎 済生会熊本病院に駆け込み、胃内視鏡で逆流性食道炎と診断された虎。一旦痛みや吐き気が軽減し、快復に向かうと思いきや、再び腹痛が出現。虫垂炎や憩室炎を疑ってCTを撮ってみることに…… 2019/02/06 医療経営
特集◎新専門医制度時代の学会と専門医《1》 群馬県が“外科専攻医が1人”から脱却できたワケ 2018年4月の新専門医制度開始から約1年。従来各学会が独自に行っていた専門医の認定や研修施設の指定を、第三者機関である日本専門医機構が行うことになった。中立的な評価によって質の高い専門医を養成するための制度だが、当初より都市部が有利になるのではないかとの懸念が示されていた。実際… 2019/02/05 外科
虎のメディクイズ(問題編) 虎、宴会2日後に心窩部痛でのたうち回る 新年早々、大分で開かれた同級生の講演会に参加した虎。講演会後の宴会では、おいしい魚を堪能して深酒し、無事熊本に戻ったものの、宴会から2日後に突然、心窩部痛が出現した。さて、どのような疾患を疑いますか?… 2019/02/04 医療経営
弁護側は無罪を主張、判決言い渡しは2月20日 わいせつ容疑の乳腺外科医に求刑「懲役3年」 2019年1月8日、右乳腺腫瘍摘出手術後で麻酔が残る女性患者A氏に対し、術後診察に訪れた医師がわいせつ行為をしたとして、柳原病院(東京都足立区)の非常勤外科医が準強制わいせつで起訴された事件の公判が、東京地方裁判所であり、検察側は懲役3年を求刑した。弁護人は無罪を主張した。2016年11… 2019/01/08 外科
シリーズ◎医師の働き方改革 医師数を制限し症例数確保と給与アップを 東邦大学医療センター佐倉病院・心臓血管外科医の本村昇氏と齋藤綾氏 心臓血管外科医として第一線で働く東邦大学医療センター佐倉病院・心臓血管外科医の本村昇氏と齋藤綾氏に、現在議論中の「医師の働き方改革」のあり方について話を聞いた(以下、敬称略)。 2018/12/27 外科
シリーズ◎忘れられないカルテ 「9月26日」 A氏(国立大学卒) 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2018/12/26 外科
年末スペシャル◎あのニュース、どうなった?2018 ヘルニアを融かす注射薬、“ゆっくり普及”の理由 椎間板髄核に直接注入することで腰椎椎間板ヘルニアを融解させる注射薬コンドリアーゼ(商品名ヘルニコア椎間板注用1.25単位)が、2018年8月に発売された。保存療法が効かない一部の腰椎椎間板ヘルニア患者にとっては、手術に代わる待望の治療選択肢となるが、意外にもその広まり方は緩やか。その… 2018/12/26 医薬品
GPは外科をどこまで学ぶべきか 僕がGPを目指すきっかけが研修医1年目のときにタイのエイズホスピスで知り合ったベルギー人のDr.Eであることは過去のコラム(参考記事:医療者が病気で患者を差別する日本の今を憂う)に述べた通りで、どのような症状や疾患でも初期対応するという診療スタイルに大きな魅力を感じた。彼はタイにや… 2018/12/14 プライマリケア
シリーズ◎医師の「働き方改革」 現場発の働き方改革、まずはSSI対策から 厚生連高岡病院外科診療部長の原拓央氏に聞く 「手術部位感染」(Surgical Site Infection、SSI)の発生が医師や看護師の働き方に与える影響について調査を行った、厚生連高岡病院(富山県高岡市)外科診療部長の原拓央氏に、調査の意図と調査から得られた教訓について聞いた。… 2018/10/30 感染症