「いきなりHIV」をどう見つける? 去る12月1日は世界エイズデー。毎年この日の前後に日本エイズ学会の学術集会・総会が行われる。今年は熊本で11月27~29日に開催され、僕は太融寺町谷口医院の院長として11年ぶりに発表することになった。演題のタイトルは「クリニックで診るHIV感染症~診断と診断後のプライマリ・ケア~」。内容… 2019/12/06 感染症
【第13回】 【動画】薬疹は誰が診るべき? 今回から新シリーズ、薬疹について取り上げます。「薬疹疑いは皮膚科医ではなく、担当医が診るべき」と國松氏は主張します。(4分34秒) 2019/12/04 皮膚科
「舌圧子」使いになろう 卒後何年目であろうと、専門とする領域が何であろうと、「舌圧子」を見たことも、触れたこともないという医師はそうそういないだろう。今回は、そんな舌圧子の使い方について明日役に立つかもしれないトリビアを共有しよう。 そもそもあなたは、よく見かけるディスポーザブルな木製舌圧子の添付… 2019/12/02 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
第2回 【動画】4歳。高熱、咽頭痛 小児科医として長年の経験を持つ横井氏が演じた咳から疾患を当てるこのコラム。今回は高熱で咳き込み、食べられないと訴える4歳の患者さんの咳を演じていただきます。(2分31秒) 2019/11/29 小児科
第24回 かぜ後に遷延する頭痛、精査は必要か? 既往歴がない若年女性が、解熱後も継続する頭痛を訴え来院した。重篤な疾患を見逃さないためにも、どのように診察を進めればよいだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して解説する。… 2019/11/28 精神・神経
【第12回】 【動画】咳・発熱で抗菌薬が必要な場合は? かぜ診療に関する最終回では、発熱、咳を訴える患者に対して抗菌薬の処方を考慮するケースについて解説します。「かぜに抗菌薬は不要」ということは広く知られるようになりました。ただ当然、抗菌薬が全く不要なわけではありません。(3分14秒)… 2019/11/27 感染症
第1回 入退院支援の「技術」を身に付けよう! 患者にとって必要な医療・看護・介護が切れ目なくつながる──。この仕組みで看護師に求められていることの1つが、住み慣れたわが家を中心とした地域で暮らし続けるための支援です。第1回では序論として、予定入院・予定外入院を例に、入退院支援の流れとポイントについて押さえていきましょう。… 2019/11/26 プライマリケア
名古屋第二赤十字病院症例カンファレンス 衰弱で受診した87歳にどう対応? 1週間前から傾眠傾向が出現、杖歩行が可能な状態から、支えがないと立ち上がれないまでにADLが低下したため、名古屋第二赤十字病院を受診した。 2019/11/22 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
第1回 【動画】小児の咳、見分けられますか? 咳といっても、実際はさまざま。文字で表現しにくい各種の咳について、横井こどもクリニックの横井茂夫氏に実際に演じて解説していただくコラムです。 初回は横井先生の自己紹介と共に、小児科外来でよくみられる4種類の咳を実演していただきます。(3分3秒)… 2019/11/22 小児科
患者からのクレームが絶えない診療所 前回は、患者数が少なく牧歌的とも言える開業当初の頃の思い出を述べた(関連記事:「開業直後の診療所を受診するな」に思うこと)。この頃は運営上の「赤字」を補填するため、夜間や土日に救急外来でアルバイトをせざるを得なかったが、クリニックでの診療は1人の患者に十分な時間を取ることがで… 2019/11/22 プライマリケア
ダニ咬傷! 除去と治療はこうしよう 茨城県で先日、マダニ媒介感染症による死亡者が出たというニュースが流れました。かまれた後、手足に発疹が出て、高熱が出現して、死に至ったということです。原因は日本紅斑熱と考えられており、茨城県内でマダニが媒介する感染症で死者が出たのは初めてということで話題になりました。日本紅斑… 2019/11/21 感染症
【第11回】 【動画】咽頭の観察でかぜをどう判断する? 今回もかぜ診療の続きです。第8回では舌圧子を使わない喉の診察について紹介しました。今回は「咽頭を観察することですぐにかぜと判断する」を解説します。(3分14秒) 2019/11/20 プライマリケア
外来で診る肺炎診療(1) 検査の前に肺炎を疑うべき患者像は? 秋も深まってきました。本連載も冬に備えていきましょう。冬といえばインフルエンザですが、それに伴い肺炎も増えてきますね。今回から3回にわたって、外来でいかに肺炎を診るかをテーマに解説していきます。 では、まず肺炎はどの様に診断するのでしょう。 胸部X線写真で影(浸潤陰影)が急性… 2019/11/13 感染症
【動画】40歳代男性。乾性咳嗽、労作時呼吸困難(Hugh-Jones II度) 日経メディクイズ 胸部X線について、解説だけでは十分に理解できないという方に向けて、出題者の先生に改めて解説していただくコラムです。 今回は乾性咳嗽を訴える40歳代男性のケースです(クイズはこちら:医師限定)。先日、長引く咳の診療についてまとめていただいた、東京山手メディカルセ… 2019/11/11 呼吸器
「開業直後の診療所を受診するな」に思うこと 例えばレストランをオープンしたとして何のPR活動をしなかったとすれば集客は見込めないだろう。しかし医療機関の場合は「需要>>供給」なのだから、わざわざPRをする必要はなく、そのうち口コミで患者数が増えていくだろうと高を括っていた。開業直前に昔からの友達にこういう話をすると「お前… 2019/11/08 プライマリケア
第9回 【動画】頸部の触診で気を付けるポイントは? 今回は頸部リンパ節、甲状腺の触診の仕方です。かぜ診療の際に、他の疾患を除外するために何に気を付ければよいのか、指の使い方も含めて実践的に解説します。(14分12秒) 2019/11/06 プライマリケア
第14回 時間帯が決め手! 光による睡眠リズム調整法 夜型不眠には一般に睡眠薬が効かないため、光やメラトニン(受容体作動薬)をうまく使いこなして睡眠リズムの位相を前進させる必要があります。今回は光の使い方についてご紹介します。光には、体内時計(生物時計)の位相を強力に調整する作用があります。しかも無料! 使わない手はありません。… 2019/10/31 精神・神経
第8回 【動画】舌圧子を使わない喉の診察 第7回に続き、かぜの診察を取り扱います。「喉を診るのになるべく舌圧子を使わないようにしている」という國松流を紹介します。では患者さんの舌圧子を使わずに喉を診るにはどうすればよいのでしょうか。(14分46秒)… 2019/10/30 感染症
やってよかった「メール相談」 僕が開業した2007年当初は今のようにクリニックのウェブサイトが一般的ではなかった。むしろ「ホームページを作るとドクターショッピングを繰り返している患者が来るから作らない方がいいよ」と忠告してくれる医療者もいたほどだ。こういう助言に対して僕がいつも答えていたのが「だからこそ作る… 2019/10/25 プライマリケア
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《8》 「薬が自由に使えない」をどう思いますか? あるPPIをオーダーできなかったDr.Xに突撃インタビュー 201Y年4月Z日。3年ぶりに、大学病院の循環器内科に戻ってきたDr.X。不整脈に対するカテーテル治療(アブレーション)を3日前に実施した入院患者が胃痛を訴えたため、ストレス性の急性胃炎と判断。以前勤務していた中規模病院でよく使っていたプロトンポンプ阻害薬(PPI)を処方しようと電子カルテ… 2019/10/21 医薬品
第23回 眼の奥の激痛、群発頭痛以外で見落としNGは? 眼の奥の激しい痛みを訴える患者。群発頭痛といった一次性頭痛以外に考慮すべき疾患とは?片頭痛頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して解説する。 2019/10/16 精神・神経
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《6》フォーミュラリをどう思う? 頼れる指針としてフォーミュラリの活用を 日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会代表理事 武藤正樹氏に聞く 政府は2020年9月までに、後発品の数量ベースでのシェアを80%以上とする目標を掲げているが、それは、ほぼ確実に達成できそうだ。今の話題は「ポスト80%」、すなわち80%以上のシェアをどうやって達成するかに移行している。… 2019/10/16 医薬品
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《5》フォーミュラリをどう思う? 薬価基準収載品リストこそ国のフォーミュラリ 日本医師会常任理事 松本吉郎氏に聞く 医療費の削減目的でフォーミュラリを導入しようというのは、偏った考え方だ。6月26日の中央社会保険医療協議会(中医協)で述べた通り、フォーミュラリを診療報酬で評価することはなじまないと考えている。… 2019/10/15 医薬品
第11回 高齢者の抗凝固薬で気になる「転倒・服薬アドヒアランス」 抗凝固薬の服用を怖がる患者にどう説明する? 指導医 前回のカンファレンスで、転倒や服薬アドヒアランスが問題になりました。まず転倒リスクについて、エビデンスはありましたか?研修医 はい。それが意外にも、抗凝固薬は転倒による出血リスクには影響しない1、2)、あるいは出血リスクよりも予防効果が上回る3)とする研究が多かったのです… 2019/10/15 循環器
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《4》 薬剤費削減のために保険者も動く、その影響は? 健保連は8月末、生活習慣病の処方にフォーミュラリを導入すると全国で3100億円以上の薬剤費削減効果があるとし、診療報酬制度への導入を要望。一方、協会けんぽ静岡は、健保連とは一線を画して、情報提供に専念する。… 2019/10/14 医薬品
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《3》 開業医に経済的なメリットなし、だけど… 日本初の地域フォーミュラリは、地域医療連携推進法人の柱の1つとして山形県北庄内地域でスタート。現状では、開業医に導入のメリットはないが、今後、地域全体における薬物療法の標準化に必須となる可能性を秘める。… 2019/10/12 医薬品
故・大国剛先生から学んだ大切なこと 2019年9月のある平日、夕方からの外来が始まる少し前に徳久江さん(以下、徳さん)が突然当院にやって来た。徳さんは、現在は鍼灸師として活躍されているが、以前は大国診療所で事務をされていた。僕は医師3年目のときにタイのエイズ施設に赴いたわけだが、知識と経験のない僕が渡航前に勉強させ… 2019/10/11 感染症
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《2》 話題の新薬が気軽に試せなくなる 院内フォーミュラリとは、薬剤費削減と薬物療法の適正化を目的に、医療機関内で取り決められた薬物療法に関する指針。推奨薬をリストで示す病院もあれば、医師の専門性とリンクさせたフローチャート形式を取る医療機関もある。… 2019/10/11 医薬品
第4回 【動画】最初の1分は“完全降伏” 南多摩病院の國松淳和氏が、自身の外来テクニックを動画で紹介するこのコラム、今回は診察室で患者さんが着席してからのテクニックです。 患者さんはもちろんですが、付き添いの家族に対する気配りはできているでしょうか?(4分45秒)… 2019/10/02 プライマリケア
日本人がタイでHIVの治療を受けるという選択 前回のコラムでも述べたように、僕がタイのHIVに関わりだしたのは研修医1年目の夏休みに訪れたエイズホスピスがきっかけで、その後継続して支援を行い、患者を支援するNPOも立ち上げた。すると、そのウェブサイトを通してタイ在住の日本人から健康上の相談を受けるようになった。また、太融寺町谷… 2019/09/27 感染症
第3回 【動画】待合室から診察は始まる(後編) 経験の豊富な医師でも、他の医師の外来の様子を見る機会はなかなかないはず。不明熱・不定愁訴の診療を得意とする南多摩病院の國松淳和氏が、自身の外来テクニックを動画で紹介します。 第3回は患者さんの診察室に入室から着席するまでの様子から読み取れること、さらには初診の声がけの際に國松… 2019/09/25 医師・患者関係
爪の大部分が白色に変化するあの所見 「手は人生を語る」――。その言葉通り、患者さんの手を観察することで得られる情報は考えられているよりもずっと多く、診断の助けになることも少なくありません。今回の「撮っておきClinical Picture」では「爪」に関するClinical Pictureをご紹介します。… 2019/09/24 プライマリケア 医師・医学生限定コンテンツ
音で解説する肺音用語《1》 【肺音付き】湿性・乾性はもう古い?!めざせラ音マスター 皆さん初めまして。呼吸器内科医の長坂行雄です。本連載では、実際の肺音データを用いて肺の聴診についてイチから解説していきます。医師にも苦手な人が多い肺の聴診ですが、少しのコツさえあれば、肺の状態がすぐ分かるようになりますので、皆さんの診療のお役に立つはずです。今回から数回に分け… 2019/09/24 呼吸器
最終回 【動画】病歴聴取でここまでできる どのように病歴聴取を行えば、効率的に鑑別診断が進められるのか。湘南鎌倉総合病院総合内科が主催するオープンケースカンファレンスで、2人の医師が医師役と患者役とに分かれて行う勝負の行方をお送りします。登壇するのは米国でホスピタリストとして働く石山貴章氏とロンドン大学で英国式の医療… 2019/09/21 医師・患者関係
名古屋第二赤十字病院症例カンファレンス 倦怠感、発熱、寝汗、体重減少で触診すべきは? 44歳女性。倦怠感。約4カ月前から倦怠感を自覚。その1カ月後から食欲不振が出現し、両側下腿の浮腫や夜間発汗も見られるようになった。次第に倦怠感が悪化したためかかりつけ医を受診し、その後、名古屋第二赤十字病院を紹介受診した。… 2019/09/20 プライマリケア 医師限定コンテンツ
第3回 【動画】オッカムの剃刀、ヒッカムの格言、どちらを優先する? どのように病歴聴取を行えば、効率的に鑑別診断が進められるのか。湘南鎌倉総合病院総合内科が主催するオープンケースカンファレンスで、2人の医師が医師役と患者役とに分かれて行う勝負の行方をお送りします。登壇するのは米国でホスピタリストとして働く石山貴章氏とロンドン大学で英国式の医療… 2019/09/20 プライマリケア
とある田舎の街に全国から参加者が集った「ケアとまちづくり未来会議」 医療者、建築家、平田オリザ……100人が対話した「ケア」と「まちづくり」 東京から電車で片道5時間、大阪からも2時間半。最も近い都市は、車で1時間半かかる鳥取市――という兵庫県の地方都市「豊岡市」。このコラムでもちょくちょく紹介させてもらっている通り、僕が働き、住んでいる街です。この人口8万人の小さな街に、医療者、建築家、アート関係者が全国から100人ほ… 2019/09/20 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
第2回 【動画】嗄声を訴える76歳男性~米国式外来診療の進め方 どのように病歴聴取を行えば、効率的に鑑別診断が進められるのか。湘南鎌倉総合病院総合内科が主催するオープンケースカンファレンスで、2人の医師が医師役と患者役とに分かれて行う勝負の行方をお送りします。登壇するのは米国でホスピタリストとして働く石山貴章氏とロンドン大学で英国式の医療… 2019/09/19 プライマリケア
日本病院総合診療医学会が詳細を提示 病院総合診療専門医のプログラムも2020年度より開始へ 日本病院総合診療医学会は2019年9月14日、同日開催された学術集会で、新設する病院総合診療専門医に関する指導医向けの説明会を行った。病院総合診療専門医は、入院下での管理が必要な患者や病院のERを担当する医師の育成を目指したもので、2020年度からの研修開始を目指している。… 2019/09/19 プライマリケア
第1回 【動画】喉の痛みを訴える38歳男性~英国式外来診療の進め方 どのように病歴聴取を行えば、効率的に鑑別診断が進められるのか。2人の医師が、医師役と患者役とに分かれて行う勝負の行方をお送りします。登壇するのは米国でホスピタリストとして働く石山貴章氏とロンドン大学で英国式の医療を学んできたJoel Branch氏! 初回はBranch氏が医師役として、石山… 2019/09/18 プライマリケア
日経ヘルスケア 新製品紹介 デフィブリレータ 胸骨圧迫中断時間を短縮した高性能の半自動除細動器 解析時間とエネルギー充電時間を短縮することで、胸骨圧迫の中断時間を短くした高性能の半自動除細動器。心室細動と心室性頻拍を連続して解析するアルゴリズムを搭載することで、最短3秒で解析できるようにしたほか、3秒未満で充電が可能になった。… 2019/09/16 救急医療・集中治療
僧侶が“治療”?タイの薬物依存症対策の実態 過去のコラムで述べたように、僕がGPを目指そうと思ったのは研修医の頃にボランティアで訪れたタイのエイズ施設で出会った欧米のGPに影響を受けたからだが、同時にそのときに経験したエイズという病がその後の人生に大きな影響を与えることになった。その施設で過ごした1週間で、エイズに伴う「不… 2019/09/13 プライマリケア
第22回 シャワーで頭痛発生!疑うべき疾患は? シャワーを浴びるたびに激しい頭痛が出現するケースでは、どのような疾患が考えられるだろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して解説する。 2019/09/12 精神・神経
第1回 【動画】外来に求められるものは何? 経験の豊富な医師でも、他の医師の外来の様子を見る機会はなかなかないはず。不明熱・不定愁訴の診療を得意とする南多摩病院の國松淳和氏が、自身の外来テクニックを動画で紹介します。第1回は國松氏の外来哲学について。外来で求められるもの、逆に期待できないものとは――。… 2019/09/11 プライマリケア
脳卒中って、そんなに分かりにくいですか? ある日の午前中。外来の合間に、看護師さんから呼ばれました。「先生、今、Aデイサービスから電話があって、脳梗塞疑いのおじいちゃんがいるらしいんです。診察に行っていただけませんか?」 ちょうど外来患者さんも途切れており、急いでデイに向かいました。デイに着くとすぐに職員さんが来て、案… 2019/09/06 循環器 医師・医学生限定コンテンツ
NEWS◎協会けんぽ加入者のレセプト分析で明らかに 急性上気道炎への抗菌薬処方に大きな地域差 全国健康保険協会(協会けんぽ)は、加入者のレセプトデータなどを活用した分析で、急性上気道炎に対する抗菌薬の処方割合が毎年減少していることを明らかにした。ただし、地域差は大きく、2人に1人に処方されている都道府県がある一方で、4人に1人のみが処方されている都道府県も存在していた。… 2019/09/05 感染症
リポート◎古くて新しい肝静脈波形、肝臓の炎症に影響を受けない強みも 普通のエコーでできる! 肝線維化をみる裏ワザ 超音波パルスドプラ法で肝静脈血流の速度変化を測定して得られる波形パターンは、肝臓の線維化が進行するにつれ平坦化することが知られている。東京大学医学部附属病院消化器内科の中塚拓馬氏らは、この肝静脈波形を数値化し、汎用型の超音波エコーで非侵襲的に肝線維化評価を行う方法を開発した… 2019/09/03 消化器
コモンだが治療は十人十色の咳嗽診療(後編) 咳喘息にはどの吸入薬を処方する? プライマリ・ケア領域において咳嗽は最もコモンな主訴の1つですが、正確な診断をして適切な治療を行うのは一筋縄ではいきません。 2019/09/02 アレルギー・免疫
日医、レセプト分析に基づく健保連の提言を批判 「フォーミュラリと称して薬価収載薬に使用制限を設けるべきではない」 日本医師会(日医)は、健康保険組合連合会(健保連)による政策提言を痛烈に批判する見解を2019年8月28日の記者会見で発表した。健保連の政策提言は、2020年度診療報酬改定に向けたもので、健保組合のレセプトデータ分析に基づいて、以下の5項目を提言していた(関連記事:かかりつけ薬剤師限定… 2019/08/29 プライマリケア
トレンド◎診療所でも「薬物療法は薬剤師に」タスクシフト 元病院薬剤師を迎え入れた診療所院長の狙いとは 川崎市多摩区の多摩ファミリークリニックには、「調剤業務を行わない薬剤師」が在籍している。病院では、調剤ではなく処方設計などで医師をサポートする薬剤師が増えてきているが、診療所では先駆的な試み。このような薬剤師は、診療所医師にどんなメリットをもたらすのだろうか。… 2019/08/27 プライマリケア
「それは精神的な問題です」と内科医が言うとき 当院の総合内科の外来には、実に様々な方がやってきます。私の場合、初診外来に出ると、1日に12人程度の初診患者を担当するのですが、半数は紹介患者、半数は直接受診される患者です。大学のように「全く診断がつかないのでドクターGに」的な初診もあるにはあるのですが、むしろメインはプライマ… 2019/08/23 プライマリケア
第21回 くも膜下出血を否定、次に疑うべきは? 突然の激しい頭痛でくも膜下出血を否定した場合、次に疑うべき疾患は何だろうか。頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して解説する。 2019/08/20 精神・神経
コモンだが治療は十人十色の咳嗽診療(前編) 咳嗽診療、どこから「本気」を出す? 「3日前から咳と痰? メジコンとムコダインで」 「先月から咳が続いている? じゃあシムビコートを」 「黄色い痰が多い? それではクラリスも」 2019/08/19 呼吸器
「お食事は召し上がりましたか」と「ごはん食った?」の間で 僻地で働き始めて数カ月が経ち、自分自身の変化といえば、敬語を話さなくなった。一応私も社会人の端くれなので、全く話せないわけではない。ただ、その場で最も患者さんに伝わりやすい言い方をしようと思うと、ここ僻地では敬語を使用する場面は決して多くない。… 2019/08/16 医師・患者関係
第40回 医療資源のない南スーダンで全領域を診る 家庭医が南スーダンでできること 氏川 智皓(内科医) 私は家庭医療専門医・指導医を取得後の医師7年目に、2018年8月から2019年2月まで国境なき医師団(MSF)の内科医として、南スーダン南西部の西エクアトリア州・ムンドゥリのプロジェクトに参加しました。プロジェクトの主目的は、内戦により医療資源が不足しているムンドゥリ周辺の反政府側地域に巡… 2019/08/13 海外
新・家庭医療専門医の目指すものは? プライマリ・ケア連合学会の新専門医の詳細が明らかに 総合診療専門医と方向性は同じながら、より高いレベルを目指す 日本プライマリ・ケア連合学会は、かねて発表していた総合診療専門医に関するサブスペシャルティ専門医の概要を7月の理事会で了承、2020年4月の研修開始に向けてプログラム責任者向けに公表した。質の高い専門医制度を新設することで、総合診療領域を目指す専攻医のキャリア支援を目指す。… 2019/08/08 プライマリケア
「医師人生の後半にどう活躍するか」を視野に入れた成長戦略を スタッフクラスのトレーニング、後期研修の延長になっていませんか? 獨協医科大学病院総合診療医学・総合診療科教授の志水太郎氏に聞く こんにちは、Cadetto.jp管理人の増谷です。Cadetto世代のみなさんは、「総合診療」に興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし、総合診療科の医師のキャリアは分かりにくく、その道に進んだときにどこを目指せばいいのか不安に思ったり悩むこともあるでしょう。今回は、獨協医科大学病… 2019/08/05 プライマリケア
NEJM誌から COPD急性増悪患者の抗菌薬は安全に減らせる CRPのポイントオブケア検査が目安として役立つ 英国Oxford大学のChristopher C. Butler氏らは、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪でプライマリケアを受診した患者を対象に、数分で結果が出るC反応性蛋白質(CRP)のポイントオブケア検査(POCT)に基づいて治療を行うと、治療成績を損ねることなく不要な抗菌薬処方を減らすことができたと報告… 2019/08/05 呼吸器