シリーズ◎2020診療報酬改定 回リハ病棟、FIM得点の患者への説明を要件化か 管理栄養士配置の努力義務は入院料2~6にも拡大する方向 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2019年11月29日の総会で、回復期リハビリテーション病棟入院料や入退院支援に対する評価のあり方について議論した。回復期リハビリ病棟入院料では、リハビリのアウトカムを適切に評価できるよう、入棟時のFIM得点について患者への説明を要件化する… 2019/12/04 行政・制度
健康講座の運営術(後編) 「あの小倉記念病院の医者が本当に来てくれるんか!?」 小倉記念病院の松本です。今回は、出張健康講座の工夫について紹介します。当院では、企画広報課が設立されてから出張講座を始めるようになりました。始めると言っても、呼んでもらえないと出向くことができません。当初は北九州市小倉南区の老人クラブの総会(各地域の会長さんが集まって行う会… 2019/12/04 医療経営
第1回 元官僚が今になって医療行政を批判的に語る理由 日経メディカルOnlineの読者の皆様、初めまして。佐藤敏信と申します。私は以前、厚生労働省に勤めていました。その経験を踏まえ、連載を担当することになりました。よろしくお願いいたします。 退官後、本連載のように私は幾つかの媒体から執筆の依頼を受けるようになりました。私はこれまでど… 2019/12/04 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 地域包括ケア病棟、自院内転棟に一定の制限か 「地域包括ケアにかかる実績」の要件は見直しへ 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2019年11月29日の総会で、地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料や回復期リハビリテーション病棟入院料について議論した。地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料(以下、地域包括ケア病棟入院料)では、自院の一般病床からの転棟が多い実態に… 2019/12/03 行政・制度
健康講座の運営術(前編) 参加者が食い入るように見つめる「健康講座」のコンテンツ 小倉記念病院広報の松本です。今回から2回に分けて、院内外で実施する健康講座の工夫をご紹介します。各種の医療機関のPR手段のうち、健康講座は、生活者とのエンゲージメント(関係性)を最も深められる手段です。なぜか!? それは医師と生活者のFace to Faceのコミュニケーションが取れる施策だ… 2019/12/03 医療経営
院内調剤の後発品使用、進まぬ現状に異議あり 前回の当コラムで、後発医薬品の使用促進に関して、目標である80%達成のためには、処方箋の「変更不可欄」と「患者希望」がキーになるのではないかと話題にしました。 2019/11/29 医薬品
虎、清正公の故郷、名古屋で病院経営を語る 「熊本城の再建はいつになるのですか」ーー。県外に行くと必ず聞かれる質問がこれだ。一応、オフィシャルには、2030年に修復が終わる予定になっている。熊本城は、豊臣秀頼を迎い入れるため、加藤清正によって頑強に築城されたと言われてる名城である。西南戦争の際も、弱小な新政府軍4000人が籠… 2019/11/29 医療経営
真面目に働いているのに「怖い」と思われる理由 今回は、地方にある大規模な内科クリニックの事例です。「受付の対応が悪い」「きつい人がいる」「怖い」といった苦情がご意見箱に度々入っているのですが、院長は職員の様子を見ることができません。そのため、今のところ具体的な注意ができていないとのことです。院長は「受付スタッフは真面目… 2019/11/26 医療経営
シリーズ◎2020診療報酬改定 認知症ケア加算1は専任常勤医の要件緩和へ 加算2には専門看護師の配置要件が追加か 厚生労働省は2019年11月20日に中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催し、2020年度診療報酬改定に向けて認知症ケア加算やせん妄予防に関して議論した。 厚労省は、認知症ケア加算1の算定要件である「精神科・精神内科5年以上など要件を満たす専任の常勤医師の配置」の緩和を提案。加えて、… 2019/11/25 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 タスクシフトの推進や人員配置の合理化を検討 総合入院体制加算の要件に「特定行為研修修了者の配置」など追加か 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会が2019年11月8日に開かれ、医療従事者の働き方改革の推進に向けた対応について議論した。(1)タスクシェア/シフト、チーム医療、(2)人員配置の合理化、(3)会議の合理化──の推進に向けて、現状と課題、論点が厚労省から提示された。タス… 2019/11/22 行政・制度
預かった保険証を紛失! 心当たりをたどると… あってはならないことが起きた。診療を終えた高齢の患者Aさんから会計時に、「保険証を返してもらっていない」と指摘があったのだ。受付したのは5年目の若手スタッフ。どこを探しても保険証はなく、深く陳謝してとりあえず帰宅してもらった。… 2019/11/21 医療経営
シリーズ◎2020診療報酬改定 機能強化型訪問看護管理療養費の要件に「看護職員割合」追加を検討 リハビリ職の多いステーションに対する評価を適正化する方向 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2019年11月20日の総会で、訪問看護について議論した。機能強化型訪問看護管理療養費に「看護職員の割合」の要件を追加したり、理学療法士等による週4日目以降の訪問看護の評価の適正化、訪問看護計画書や報告書に訪問する職種の記載を求めるといっ… 2019/11/21 行政・制度
地域包括ケア病棟 地域包括ケア病棟とは、急性期後の患者や急性増悪した在宅患者などを受け入れ、早期の在宅・生活復帰を支援する病棟。地域包括ケアシステムを支える病棟として、2014年度診療報酬改定(地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料)で創設された。… 2019/11/21 行政・制度
日経ヘルスケア 掲示板 【12月開催】医療・介護経営セミナー情報 中小病院の経営改善成功事例[内容]「なぜ、赤字にあえぐ中小病院が、年間2億円以上の増収を実現できたのか?」「外来・入院医療中心へ転換した、くろさわ病院の経営改善事例」ほか[講師]杉浦鉄平氏(メディテイメント(株)代表取締役)、土井章弘氏(一般財団法人操風会岡山旭東病院病院長)、… 2019/11/20 医療経営
日経ヘルスケア11月号特集「働き方改革の本丸? 『同一労働同一賃金』に備える」より 離職率が半減! 中小病院の人事考課の工夫とは 働き方改革がスタートして、年休取得や残業時間の管理に追われる事業者は少なくありません。さらに、2020年4月からは「雇用形態に関わらない公正な待遇の確保」が始まり、いわゆる「同一労働同一賃金」の順守が強く求められます。正規職員と非正規職員の待遇に不合理な差はないか、早急なチェック… 2019/11/20 医療経営
シリーズ◎2020診療報酬改定 看護必要度の評価項目は影響試算し見直しへ 段階的に看護必要度IIでの届け出進める方向に 厚生労働省は2019年11月15日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会で2020年度診療報酬改定に向けて、急性期一般入院基本料など急性期における入院医療の評価の在り方について議論した。 実態を踏まえて重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)の評価項目を「見直すべき」とする意見が示… 2019/11/19 行政・制度
ここまでできる! 診療所の職員採用サイト 『日経ヘルスケア』2019年11月号より 【質問】人材確保を促進する一策として、求職者が情報収集の際によく参考にするウェブサイトを充実させたいと思っています。できるだけ当院が求める人材に応募してもらえればと考えているのですが、ウェブサイトではどんな点をアピールすればよいでしょうか。(59歳、内科)… 2019/11/19 医療経営
日経ヘルスケア 新製品紹介 パスポート・書類の電子化が可能なスキャナー fi-800R 書類に加え、運転免許証などのプラスチックカードやパスポートの読み取りができる業務用イメージスキャナー。限られたスペースでの多様な原稿の読み取りを可能にした。スキャナーの手前から挿入した原稿が手元に戻る「リターンスキャン」や、給紙口に原稿をセットして連続読み取りができる「Uター… 2019/11/15 医療経営
「前回ほどのプラス改定は期待できない…」の声も いち早く大胆予測! 2020診療報酬改定の中味 2020年度診療報酬改定に向けた議論が本格化してきました。前回改定で入院料の報酬体系が抜本的に再編され、基本的にはこの方向性を踏襲しそうです。ただ、急性期病床は絞り込みが進み、厚遇が続いた地域包括ケア病床にメスが入る可能性も出ています。医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』は、11… 2019/11/15 医療経営
特集◎「新型」医療訴訟がやって来た《1》変容する医療訴訟の相手方 増加中の「新顔」弁護士は手強い?それとも… 患者側協力医にも変化、過失を特定できず訴訟が長引くケースも 近年、医療訴訟において医療機関側が相対することになる、患者側弁護士やその協力医の顔ぶれが大きく変化している。手強い「新顔」弁護士や協力医の意見書に苦戦を強いられることもあれば、逆に無理筋ともいえる提訴で患者側が過失を絞り込めず、訴訟がずるずると長期化してしまうケースも。以前… 2019/11/14 医療安全
シリーズ◎2020診療報酬改定 一般病院の2018年度損益率は-2.7%、赤字続く 厚労省が医療経済実態調査の結果を報告、民間病院は黒字幅拡大 一般病院の2018年度の損益率は、前年度比0.3ポイント高い-2.7%だったことが、第22回医療経済実態調査で明らかになった(表1)。厚生労働省が2019年11月13日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会に報告した。2018年度診療報酬改定は本体0.55%のプラス改定で、医業収益は2017年度から2018年度… 2019/11/14 行政・制度
日経ヘルスケア 掲示板 【11月開催】医療・介護経営セミナー情報 1日で分かる! 在宅医療の始め方・伸ばし方 ―短期集中経営講座[内容]「在宅医療に取り組む目的と意義」「在宅医療の診療スタイル」「在宅医療の診療報酬と施設基準の届け出」「在宅医療部門の収入の目安」「在宅医療部門の経営計画の作成」「在宅医療のオペレーション」「在宅医療を伸ばすための… 2019/11/14 医療経営
【第26回】柏木秀行(飯塚病院連携医療・緩和ケア科部長) 診療と並行しながら経営学修士を取得し、緩和医療専門医として診療科の運営にあたる 柏木秀行医師の医師としてのキャリアは今年で13年目になる。その間には、ビジネススクールでマネジメントも学んだ。そして、この経営学の大学院修士課程を修めた経験などもぞんぶんに活かし、目下、緩和医療専門医として、若手の常勤医が9人そろう連携医療・緩和ケア科の運営と指導に力を注いでい… 2019/11/13 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
シリーズ◎2020診療報酬改定 難病・へき地はオンライン診療の要件緩和か 生活習慣病の診療での活用には反対する意見が多数 厚生労働省は中央社会保険医療協議会(中医協)総会を2019年11月8日に開催。2020年度診療報酬改定に向けて、テレビ電話など情報通信機器を用いたオンライン診療料の算定要件を議題に挙げた。需要があるにもかかわらず医療を提供できない状況を改善する必要性から、へき地や離島、難病患者などに限… 2019/11/13 行政・制度
医療区分 医療区分とは、慢性期入院医療を担う療養病棟において、患者の医療の必要度を評価するための指標。1~3の3区分があり、区分3が最も重い。区分2・3に相当する「対象疾患」「対象となる状態」が規定されており、該当する項目がなければ区分1となる。例として、区分3では「スモン」「人工呼吸器を使… 2019/11/13 行政・制度
日経ヘルスケア 新製品紹介 声を聞きやすく変換する卓上型の対話支援機器 comuoon mobile Lite 雑音を除去し、話す側(話者)の声をクリアな音に変換してスピーカーから再生する卓上型対話支援システム。高周波の明瞭度と音圧を増幅させることで、一般的に音がこもって聞き取りにくいとされる子音の複雑な発音の違いも聞き分けやすくした。窓口などで難聴者に補聴器などの装着を求めずに聞こ… 2019/11/13 医療経営
食い違う職員の言い分、嘘を言っているのは誰? 開院当初は職員の色々なところに目を配ることができた診療所院長も、患者やスタッフが増えてくると、信頼できるリーダーに任せる機会が多くなったりして、個々の職員とのコミュニケーションが希薄になってしまうことが少なくない。それでも、医療安全に影響するような大きなトラブルがなければ、… 2019/11/12 医療経営
【動画】日本の病院経営の問題点は? 病院経営を経営学修士(MBA)的な思考で考えようという四国病院経営プログラム。2018年7月に開催された同プログラムの講義から、今回は「病院経営」がテーマです。日本の病院経営の現状を踏まえた上で、構造的な問題は何なのか、どのような解決策が考えられるのか、高知工科大学経済・マネジメン… 2019/11/08 医療経営
シリーズ◎2020診療報酬改定 在支病の往診医、自宅待機可能なことを明確化 主治医の求めによる訪問診療では情報共有に関する要件を追加か 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会が2019年11月6日に開かれ、2020年度診療報酬改定に向けて在宅医療について議論した。在宅療養支援病院(在支病)では、往診担当医が病院ではなく自宅で待機することも可能と明確化する方向に診療側・支払い側委員の双方が理解を示した。… 2019/11/08 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 機能強化加算、患者への事前説明の要件化が議題 「紹介状なし」の大病院受診時定額負担はさらに対象拡大か 厚生労働省は10月30日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催し、2020年度診療報酬改定に向けて外来診療の評価の在り方を議論した。2018年度診療報酬改定で、かかりつけ医機能を評価する目的で新設された「機能強化加算」については、支払い側の委員が算定要件に含まれる院内掲示の内容や… 2019/11/08 医療経営
重症度、医療・看護必要度 重症度、医療・看護必要度とは、急性期入院医療を担う病棟において、患者の医療や看護の必要度を評価するための指標。一般病棟用や、特定集中治療室用の重症度、医療・看護必要度がある。 一般病棟用の重症度、医療・看護必要度は、「モニタリングおよび処置等」を評価するA項目、「患者の状態等… 2019/11/08 行政・制度
「格安開業」の話に乗った医師の失敗 大学病院に勤務するS医師(当時40歳代)は、数年前から診療所の開業を考えていましたが、資金もツテもありませんでした。そんな中、「格安開業」という言葉にひかれてネットの広告を見てみたところ、新しく開設される高齢者住宅の1階に、なんと自己資金ゼロで開業できると書いてありました。軽く… 2019/11/08 医療経営
DPC/PDPS DPC/PDPSとは、急性期入院医療を対象として2003年に導入された診断群分類別包括評価支払い制度のこと。診断群分類に基づいて、入院1日当たりの包括報酬が支払われる。診断群分類は、主な疾患(病名)を基本として手術・処置・副傷病名の有無などによって分類されている。DPC対象病院は2019年4月1… 2019/11/06 医療経営
患者も職員も集まる「モテる」病院作りのヒント 「顧客時間」の考え方を取り入れ新たな市場創造を目指す 10月9~11日に東京ビッグサイトで開催された「クロスヘルスEXPO 2019」(主催:日経BP)のパネルディスカッション「医療の外から次世代病院モデルを考える ― 病院という“場”の新たな可能性」では、気鋭の病院経営者のほか、マーケティングや町づくりのプロがパネリストとして登壇。患者にもス… 2019/11/06 医療経営
人材採用の鍵を握る「ペルソナ」って何? 人員構成が決まったら、理想とする職員像を書き出します。理想の架空人物のことを「ペルソナ」と言います。ペルソナを設定した上で、どうすればそうしたイメージの人が応募し、自院で貴重な人財として活躍してくれるのかを考えることが、採用を進める上での重要なポイントになります。… 2019/11/05 看護師
小さくても、イチゴのショートケーキ 「さて、問題です。2040年には、高齢者の人口はどのくらいになるでしょう?(1)今と変わらない、(2)今よりも2割増える、(3)今の1.5倍になる」 ある講演会のつかみで、エラ~イ演者がそんな質問を会場に投げ掛けた。400 ほどいる会場で、(1)はわずか3~4人、(2)は20~30人で、大半は(3)… 2019/11/01 医療経営
トレンド◎質の高い研修と労働時間の短縮を両立 研修医の夜勤制度「ナイトフロート」って何? 医師の働き方改革が議論され、長時間労働の是正に向けた検討が進む中、「ナイトフロート」と呼ばれる初期研修医の夜勤制度の導入が広がりつつある。労働時間を短縮しつつ、研修の質の向上が期待できると注目されている。… 2019/10/31 医師のキャリア
地域医療構想 地域医療構想とは、団塊世代が75歳以上となる2025年における入院・外来別・疾患別患者数などの医療需要を踏まえ、構想区域(二次医療圏と同じケースが大半)ごとに目指すべき医療提供体制を示したもの。高度急性期・急性期・回復期・慢性期の四つの機能ごとに入院医療の需要を推計し、それぞれの… 2019/10/30 行政・制度
診療報酬改定ニュース、専門用語解説…役立つ情報が盛りだくさん! 新サイト「医療・介護経営」がスタートしました このたび日経メディカル Onlineのデザインリニューアルに合わせて、サイト「医療経営」は「医療・介護経営」に生まれ変わりました。目玉の一つは、コンテンツの充実です。医療・介護経営の専門誌『日経ヘルスケア』の記者が診療報酬改定など医療経営に関する法制度の最新動向を今まで以上にタイム… 2019/10/28 行政・制度
内視鏡で穿孔、裁判所は過失をどう判断する? 今回は、手技により損傷が生じた場合の過失の考え方について検討したいと思います。手術や侵襲を伴う検査などにより悪い結果が生じた場合、患者側としては、いかなる時点でどのような手技が行われたのか当然分からないわけで、具体的な過失を主張することが困難な面があることは否定できません。… 2019/10/28 医療経営
日経ヘルスケア10月号REPORT「多職種・法人連携をICT活用で円滑に」より 転院受け入れまでの日数が大幅短縮したワケは? 地域包括ケアシステムの構築に向けて、多職種・法人連携が求められています。ただ、異なる法人・施設間での連携となると、なかなか進みにくいのが実情です。そこで近年、SNS型の情報共有ツールなどを活用し、地域全体での連携を図る動きが出てきています。医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』の… 2019/10/23 医療経営
シリーズ◎2020診療報酬改定 中医協・入院医療分科会が報告書案を提示 看護必要度のC項目の対象手術追加も検討 厚生労働省は10月16日に中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」を開き、2020年度診療報酬改定に向けたこれまでの検討結果の報告書案を提示した。報告案では、重症度、医療・看護必要度(看護必要度)の評価項目、地域包括ケア病棟入院料の実績要件、DPC/P… 2019/10/23 行政・制度
【動画】四国病院経営プログラムって何? 高知大学、香川大学、高知工科大学、高知県立大学の4大学が連携して立ち上げた「地域医療を支える四国病院経営プログラム」の講義を収録したものを紹介します。 初回は四国病院経営プログラムとは何なのか? プログラムの狙いと特長について、事業統括を務める高知大学医学部長の菅沼成文氏が解… 2019/10/21 医療経営
どうすれば企業は開発のハードルを乗り越えられる? 医師が欲しい「こんな商品、あんなサービス」 病医院を訪れる企業の営業スタッフなどが、つい見誤りがちな医療職特有の「常識」。何気ない発言や行動で、医師や看護師の価値観との間にギャップが生まれていませんか? 医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』の人気コラム「ドクターハイの医療職の心をつかむビジネスのお作法」。企業側がどうプ… 2019/10/18 医療経営
開業時の投資額の決定(後編) 開業前、看護師からの要求で思わぬ出費が! 前回に続き、開業投資額の設定の考え方と、抑制のためのポイントをご紹介します。今回取り上げるのは、機器・材料費と運転資金です。医療機器に関しては、「勤務医時代に使っていたから」ということで、慣れ親しんだ機器を導入する医師が少なくないのですが、診療所では使用頻度が少なかったり、… 2019/10/17 医療経営
「医療機関の働き方改革」テーマに病院・診療所経営者が討論 改革の第一歩は「現場へのヒアリング」 今年3月、厚生労働省の「医師の働き方改革に関する検討会」が2024年4月から導入する医師の時間外労働規制の枠組みを固めた。多くの医療機関は今後、医師の時間外労働が「年960時間以内、月100時間未満」に収まるよう体制を見直す必要がある。東京ビッグサイトで開催された「クロスヘルスEXPO 2019… 2019/10/17 医師の職場環境
クロスヘルスEXPOで狭間研至氏が特別講演 「薬剤師がフォローに専念できる環境を」 2019年10月9~11日、ヘルスケアに関わる多様な支え手が一堂に会し交流するイベント「クロスヘルスEXPO」(主催:日経BP)が東京ビッグサイトで開催された。医師で病院運営者、薬局経営者であるファルメディコ(大阪市北区)代表取締役社長の狭間研至氏は10日、「新たな薬剤師の役割とチーム医療… 2019/10/15 薬剤師
2診体制の導入でよくある失敗例 【質問】開業して8年目になりますが、ここ1、2年、年間の収入が対前年でほとんど伸びなくなってきました。地域の外来需要はまだあり、患者を取りこぼしている気がします。そこで、非常勤医師を採用して2診体制にしようと思うのですが、その際の注意点を教えてください。(50歳代、内科)… 2019/10/15 医療経営
「健康長寿」で社会保障のあり方は変わる 日医会長横倉氏ら5人が「社会保障改革の課題と限界」でシンポジウム 元気な高齢者が増える今、社会保障制度は「支える側」「支えられる側」の定義から見直さなければならない。医療は発症・重症化予防により力を入れる必要があり、ビッグデータ、AI(人工知能)などが効率化や質の向上に貢献する――。 日本医師会会長の横倉義武氏、厚生労働省医務技監の鈴木康裕… 2019/10/15 行政・制度
「クロスヘルスEXPO 2019」リポート 2040年に向け医療・介護の生産性向上と地域で集住求める取り組みを 迫る「85歳以上高齢者の急増」と「生産年齢人口の急減」 日本の社会保障政策は2040年に向けて2つの大きな問題「85歳以上高齢者の急増」と「生産年齢人口の急減」に直面する。医療提供体制を維持するには、医療・介護領域の生産性を向上させ、人口構造・住民に寄り添った地域づくりを進める必要がある――。10月10日、東京ビッグサイトで開催されている「… 2019/10/11 医療経営
地域医療構想の「邪魔をしない」診療報酬改定に 厚生労働省保険局医療課長の森光敬子課長が登壇 「全国一律の診療報酬で地域医療構想を無理に推し進めれば、地域の実情に合った議論が進まなくなる危険性がある。診療報酬の要件が医療機関の機能転換を阻んでいるようなら見直すなど、地域医療構想の『邪魔をしない』改定にしたい」――。東京ビッグサイトで開催中の「クロスヘルスEXPO 2019」(… 2019/10/11 行政・制度
「地域包括ケア」は各地で実装の段階へ 厚生労働省医政局長吉田学氏が登壇 団塊の世代が全て後期高齢者に達する2025年に向けて政策ツールはある程度揃ってきた。これからは地域包括ケアシステムを各地で実装する段階に入る――。厚生労働省医政局長の吉田学氏は10月9日、東京ビッグサイトで開催されている「クロスヘルスEXPO 2019」(主催:日経BP)に登壇し、こう述べた… 2019/10/09 行政・制度
過重労働の是正が1病院で困難なら地域で協議を 厚生労働省医政局医事課長の佐々木健氏が登壇 救急医療などを担う病院において、当該病院の努力だけでは医師の長時間労働短縮に限界がある場合、病院間の役割分担や連携、医師派遣などを含めて地域で協議し、地域全体で課題を解決していく必要がある――。厚生労働省医政局医事課長の佐々木健氏は10月9日、東京ビッグサイトで開催されている「… 2019/10/09 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 DPC病院、標準からの外れ値把握し通知の方針 指標は資源投入量、在院日数、転倒、手術の有無 厚生労働省は10月3日、中央社会保険医療協議会入院医療等の調査・評価分科会を開催。2020年度以降の診療報酬改定を見据え、DPC/PDPS(診断群分類別包括評価支払い制度)に関する作業グループから、DPC病院における医療資源投入量や在院日数の分布、診療状況の分析結果、今後の作業の方向性につい… 2019/10/09 医療経営
日病協が要望書を厚労省に提出 連携によるポリファーマシー対策への評価を 病棟内多職種チーム、薬局と病院薬剤師との連携 15の病院団体からなる日本病院団体協議会(日病協)は、2019年10月4日、2020年度診療報酬改定に係る要望書(第2報)を、厚生労働省に提出した。 2019/10/09 薬剤師
地域医療構想がこれまで“低調”だった理由とは 厚生労働省の「地域医療構想に関するワーキンググループ」が9月26日、公立・公的病院のうち再編統合(病床機能の変更や病床削減も含む)の再検証を要請する病院の名称や実績の分析結果を公表した。これを受け、一部の地域で住民や関係者に大きな戸惑いや不安が生じ、10月4日に国と地方による協議… 2019/10/09 行政・制度
50代パート職員の「無期契約」依頼に院長は… A内科クリニックは、関東地方の北部で開業しておよそ15年になる。開業してからの数年間はスタッフの定着が悪く、全てのスタッフが入れ替わったりしたこともあったが、ここ数年は、ベテランの看護師B子が、院長と職員の間の小さなすれ違いや、いざこざをうまく収めてくれている。そんなある日のこ… 2019/10/09 医療経営
医師4512人に聞いた「同種同効薬、どう選んでる?」 「薬価」が同効薬選択で考慮する情報の2位に 1位の「MRからの情報」とほぼ同票を集める 複数の同効薬から処方薬を選択する時、医師はどんな情報を参考にするのか──。「フォーミュラリ」「周囲の医師からの情報」など9つの選択肢を示して意向を尋ねたところ、昨今の経済情勢を反映してか、「薬価」が「MRからの情報」とほぼ同程度に重視されていることが分かった。医師の処方選択に影響… 2019/10/09 医薬品
シリーズ◎2020診療報酬改定 地ケア病棟、大病院ほど自院内転棟が多い傾向 一般病棟を有する病院では自院の一般病床からの転棟が多い 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:九州大学名誉教授の尾形裕也氏)が10月3日に開かれ、地域包括ケア病棟患者の入棟元・退棟先の分析結果が示された。病床規模別の分析では、400床以上の大病院ほど自院の一般病床から入棟する自… 2019/10/08 行政・制度
開業時の投資額の決定(前編) 開業が1カ月遅れる誤算、背景に業者選定の問題 診療所の開業で、投資額をどの程度に設定するかは、医師の経営理念(地域医療にどのように関わっていくのか)や診療方針(理念を実現するために、どのような患者属性をターゲットとして何をするのか)によって変わってきます。資金計画表を作成してみて、投資額が調達可能額を上回るようであれば… 2019/10/08 医療経営