シリーズ◎2022診療報酬改定 看護職員等の処遇改善に向け特別調査を実施へ 部門別の看護職員数等については2022年5月1日時点のデータを聴取 厚生労働省の中央社会保険医療協議会は2022年4月27日の総会で、看護職員等の処遇改善に向けた診療報酬上の対応を議論するため、特別調査を実施することを了承した。 看護職員等の処遇については、2022年度診療報酬改定において、地域で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応等で一定の役割を… 2022/04/28 行政・制度
新薬8成分11品目の薬価収載を承認 片頭痛治療薬のラスミジタン、慢性咳嗽に用いるゲーファピキサントなどが収載に 2022年4月13日に開催された厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、新薬8成分11品目の薬価収載が了承された(表)。4月20日に収載される。 2022/04/18 医薬品
医師の働き方改革推進検討会、2024年度への準備整う C-2水準の審査組織の大枠固まる 医療機関内での意見交換会を推進、ガイドラインに明示 厚生労働省は2022年3月23日、医師の働き方改革の推進に関する検討会を開催した。専門医等としての高度な技能を身に付ける医師が対象となるC-2水準に関する審査組織の大枠の方針を示したほか、2022年度運用開始の「医師労働時間短縮計画作成ガイドライン」「医療機関の医師の労働時間短縮の取組の… 2022/03/31 行政・制度
緊急避妊薬、備蓄の見直しや対応薬局の整備を 日薬が「オンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤の事例調査」を報告 日本薬剤師会は2022年3月10日、厚生労働省が開催した第19回「医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議」において、オンライン診療に伴う緊急避妊薬の調剤の事例調査の結果を公表した。緊急避妊薬の研修修了者名簿の整備や、備蓄などの体制構築の必要性が明らかとなった。… 2022/03/18 行政・制度
薬剤師が自宅から行うオンライン服薬指導 日薬が実施可能例を提案、薬局での服薬指導の補完的業務と位置付け 2022年3月10日に開催された、厚生労働省の「薬局薬剤師の業務及び薬局の機能に関するワーキンググループ」の第2回会合で、日本薬剤師会が、薬剤師が自宅から行うオンライン服薬指導についての基本的な考え方を示した。 患者のかかりつけ薬剤師が、やむを得ず自宅を離れることができない場合に、… 2022/03/15 行政・制度
LIFE関連加算、介護施設では半数前後が算定 厚労省がLIFEの活用状況等の調査結果案、職員の負担増への懸念も 厚生労働省は2022年3月7日、社会保障審議会介護給付費分科会介護報酬改定検証・研究委員会を開催して、科学的介護システム(LIFE)の活用状況等に関する調査の結果案を公表し、委員からおおむね了承を得た。LIFE関連の算定要件が設けられた加算が多くある介護保険施設で特に活用が進んでいること… 2022/03/11 行政・制度
22、23年度の対応方針の策定と検証 厚労省が3月中に通知 地域医療構想の対応方針、民間医療機関も対象に 厚生労働省は2022年3月2日に開いた「地域医療構想及び医師確保計画に関するワーキンググループ」(以下、WG)で、地域医療構想の対応方針の策定や検証について、公立・公的医療機関に加え、民間医療機関も含めて2022、2023年度に実施するよう都道府県に求める通知を発出する方針を示した。3月中に… 2022/03/10 行政・制度
第2回薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会を開催 改訂コアカリ素案、公衆衛生薬学の項目が追加 医薬品規制やデジタル技術関連の内容などが盛り込まれる 文部科学省は2022年3月7日、第2回「薬学教育モデル・コア・カリキュラム改訂に関する専門研究委員会」を開催し、2024年度入学生より適用される予定の改訂コアカリの素案を提示した。現行のコアカリから「薬学基礎」が「科学的根幹としての基礎薬学」に、「医療薬学」が「臨床に繋がる医療薬学」… 2022/03/10 薬剤師
介護医療院への移行、4割弱が「経営にプラス」 厚労省がサービス提供実態等の調査結果案、看取りの課題が浮き彫りに 厚生労働省は2022年3月7日、社会保障審議会介護給付費分科会介護報酬改定検証・研究委員会を開催し、介護医療院におけるサービス提供実態等に関する調査の結果案を公表、委員からおおむね了承を得た。介護医療院に移行して良かった点として、「経営面でプラスとなった」との回答が4割弱に上り最も… 2022/03/09 行政・制度
第21回新薬剤師養成問題懇談会(六者懇)を開催 薬学部定員「抑制以外に手はないのでは」 厚生労働省は2022年2月14日、第21回新薬剤師養成問題懇談会(六者懇)を開催し、日本薬剤師会と日本病院薬剤師会からは、薬学部の定員抑制についての施策を早急に行うよう行政に求める声が相次いだ。 2022/02/25 行政・制度
調剤報酬改定2022 集中率85%以下の大規模チェーンは基本料ダウン 敷地内薬局は9点から7点に 中央社会保険医療協議会(中医協)総会が2022年2月9日に開催され、2022年度調剤報酬改定の個別項目と点数について、厚生労働相に答申した。 このうち、調剤基本料は医療経済実態実態調査の結果を踏まえ、大規模チェーンにとって影響の大きい改定となる。具体的には調剤基本料3に、ハ(処方箋受付… 2022/02/10 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 【軽症急性期・急性期後入院】地ケア病棟の要件・基準は厳格化が“目白押し” 入院料2・4にも実績評価、満たせない場合の減算も新設相次ぐ 2022年2月9日に答申された2022年度診療報酬改定。注目された地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料の見直しは、8区分の点数が全て据え置きとなった一方、施設基準が新設されたり基準値がより厳しく設定されるなど現場に大きな影響を与える内容となった。原則として半年間の経過措置が設けられて… 2022/02/10 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 「心電図モニター」削除で患者状態評価が適切に 答申受けて支払い側委員が会見、オンライン診療の推進も評価 厚生労働省の中央社会保険医療協議会が2022年2月9日に2022年度診療報酬改定案を了承して答申したことを受け、保険者などの支払い側委員が同日、都内で合同記者会見を開いた。健康保険組合連合会理事の松本真人氏は、患者に行われたモニタリングおよび処置等を評価する一般病棟用重症度、医療・看… 2022/02/10 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 【慢性期入院】療養の経過措置病棟は2年延長も減算幅は25%に 中心静脈栄養については体制に応じて評価厳格化 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2月9日の総会で2022年度診療報酬改定案を了承し、後藤茂之厚生労働相に答申した。慢性期入院では療養病棟入院基本料の経過措置の評価等が見直される。 中医協における改定議論では、療養病棟入院基本料に関して、看護職員・看護補助者配置基準が2… 2022/02/09 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 【回復期入院】重症患者割合の基準値が厳格化 算定期限2年間の入院料5を新設、心大血管疾患が回復期リハビリの対象に 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2022年2月9日の総会で、2022年度診療報酬改定案を了承し、後藤茂之厚生労働相に答申した。回復期リハビリテーション病棟入院料に関しては、現行の6区分を5区分に再編する他、上位4区分の基準である重症患者割合の数値を引き上げる。また、急性心筋… 2022/02/09 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 【高度急性期入院】ECMO 3万150点で新設等、重症患者対応や早期回復の取り組みを手厚く評価 ICU用看護必要度は該当患者割合を引き下げ、看護必要度IIに完全移行へ 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2022年2月9日の総会で、2022年度診療報酬改定案を了承し、後藤茂之厚生労働相に答申した。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応で重要な役割を果たしている集中治療室(ICU)等を評価する。ICU等で専門性の高い看護師および臨床工学技士を… 2022/02/09 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 【精神医療】急性期救急入院料の評価体系が再編 かかりつけ医と精神科医が連携する「こころの連携指導料」新設 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2月9日の総会で2022年度診療報酬改定案を了承し、後藤茂之厚生労働相に答申した。精神科医療では、救急入院料の評価体系が変更されるほか、在宅や外来における多職種での患者支援や、孤立の恐れがある患者への連携した対応などを評価する加算等が… 2022/02/09 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 【速報】2022年度診療報酬改定の詳細が決定 感染症対応と医療機能の分化・連携を両立、地ケア・回リハ等は厳しい内容 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が収束していない中で、評価を厳格化すべきではない」──。「COVID-19に対応する一方で、従来進めてきた医療機能の分化と連携を推進すべきだ」──。 2022年度診療報酬改定を議論してきた厚生労働省の中央社会保険医療協議会では、診療側委員と支払い側… 2022/02/09 行政・制度
調剤報酬改定2022 地域支援体制加算は17~47点の4区分 算定する薬局には連携強化加算2点が新設 中央社会保険医療協議会(中医協)総会が2022年2月9日に開催され、2022年度調剤報酬改定の個別項目と点数について、厚生労働相に答申した。 このうち、地域支援体制加算については、現行の一律38点から、以下に示す表1の基準で区分し、イ39点(地域支援体制加算1)、ロ47点(同加算2)、ハ17点(… 2022/02/09 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 【働き方改革】地域医療体制確保加算を620点へ引き上げ 医療現場の働き方改革をさらに推進 中央社会保険医療協議会・総会は2022年2月9日、2022年度診療報酬改定案を了承し、後藤茂之厚生労働相に答申した。医療現場の働き方改革を推進する改定項目では、2024年度から導入する医師の時間外労働規制に対応するため、タスクシフティングなどの医療現場の負担軽減に関する評価を見直す。… 2022/02/09 行政・制度
介護人材不足への対応でICT導入を条件に特養、老健施設などで検証へ 人員配置基準緩和の実証事業、4月から開始 厚生労働省は2022年2月7日、慢性的な介護人材不足に対応するため、特別養護老人ホームや介護老人保健施設、特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホーム)、認知症高齢者グループホームなどの介護施設等で見守りセンサーや介護ロボットを活用することを前提に、現行の入所者・入居者3人に対す… 2022/02/09 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 感染症への対応を地域医療指数に追加 機能評価係数I・IIの評価項目は現状維持 厚生労働省・中央社会保険医療協議会(中医協)総会は2022年1月26日、2022年度診療報酬改定の個別改定項目を示した短冊(具体的な点数を除いた改定案)を公表した。DPC/PDPS(診断群分類別包括評価支払制度)では、医療機関が担うべき役割や機能を評価した機能評価係数IIの地域医療指数に「感染症… 2022/02/01 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 管理栄養士や公認心理師等の活用広がる 救急医療管理加算は疾患追加や指標の活用で患者状態を明確化へ 厚生労働省・中央社会保険医療協議会(中医協)総会は2022年1月26日、2022年度診療報酬改定の個別改定項目を示した短冊(具体的な点数を除いた改定案)を公表した。ここでは、主な加算の見直しについて紹介する。救急医療管理加算では、救急患者像の明確化を促進する。栄養、疼痛、褥瘡管理等では… 2022/02/01 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 地ケア入院料見直しは要件・基準の変更で 回復期リハビリ入院料の下位2区分を統合、療養病棟入院料は“ペナルティー”拡大 2022年1月26日に開催された中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、厚生労働省は2022年度診療報酬改定の個別改定項目をまとめた500ページに上る短冊(具体的な点数を除いた改定案)を示した。それによると、大幅見直しが予想される項目の1つである地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料は、地… 2022/01/28 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 サイバー攻撃に備え診療録管理体制加算を強化 400床以上で専任の医療情報システム安全管理責任者の配置等の要件を新設 厚生労働省・中央社会保険医療協議会(中医協)総会は2022年1月26日、2022年度診療報酬改定の個別改定項目を示した短冊(具体的な点数を除いた改定案)を公表した。医療機関へのサイバー攻撃が増加していることから、診療録管理体制加算の要件を見直し、医療情報システムの体制構築を充実させて非… 2022/01/28 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 高度かつ専門的な急性期入院を評価する「急性期充実体制加算」を新設 高度急性期は「重症患者対応体制強化加算」「重症患者初期支援充実加算」で評価 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会は2022年1月26日、2022年度診療報酬改定の個別改定項目を示した短冊(具体的な点数を除いた改定案)を公表した。急性期・高度急性期では、医療提供体制が充実している医療機関を手厚く評価する内容となる。ここでは、主な内容を紹介する。… 2022/01/27 行政・制度
調剤報酬改定2022 個別改定項目《その2》 調剤料は「薬剤調製料」、内服薬点数は一本化 チェーンの店舗数も調剤基本料の要件に 中央社会保険医療協議会(中医協)総会が2022年1月26日に開催され、2022年度調剤報酬改定に向けた具体的な個別項目の議論(いわゆる「短冊の議論」)が始まった。既報の《その1》に引き続き、中医協で公表された「個別改定項目について」のうち、薬局・薬剤師に関する項目について、抜粋して公開… 2022/01/26 医薬品
シリーズ◎2022診療報酬改定 一般看護必要度、A項目「心電図モニター」削除 点滴同時3本は「注射薬剤3種類以上」、輸血や血液製剤の管理の点数は1点から2点へ 厚生労働省・中央社会保険医療協議会(中医協)総会は2022年1月26日、2022年度診療報酬改定の個別改定項目を示した短冊(具体的な点数を除いた改定案)を公表した。急性期入院の最大の目玉である一般病棟用の重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)の見直しでは、新型コロナウイルス感染症… 2022/01/26 行政・制度
第11回「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」開催 薬学部の入学定員抑制、検討でなく早急に対応を 文科省の報告に不満の声相次ぐ 厚生労働省は2022年1月20日、第11回「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」を開催し、文部科学省が21年12月に公表した薬学部の質確保に向けた調査の取りまとめ案について報告した。 2022/01/26 薬剤師
公聴会でかかりつけ医の制度化に危惧の声も コロナ後のオンライン診療の是非等を意見表明 厚生労働省は1月21日、中央社会保険医療協議会・総会で2022年度診療報酬改定に向けて、医療保険者や病院、診療所などの代表者が意見表明する公聴会を開催した。急性期入院医療の評価項目の見直しや初診からのオンライン診療の恒久化の是非などの様々な意見が出された。… 2022/01/24 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 初診からのオンライン診療の評価項目を新設へ 看護職員の収入引き上げへの対応は診療報酬本体とは別に諮問・答申 厚生労働省は2022年1月12日に中央社会保険医療協議会総会を開催し、2022年度診療報酬改定に関する議論の整理(案)を示した。ICTの利活用・デジタル化の対応については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のため特例として認めている初診からのオンライン診療等の恒久化に向けた見直し… 2022/01/17 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 在宅医療は質を高め、裾野広げる方向へ 在支診・在支病の要件に地域支援事業等への参加・ACPの指針作成追加へ 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会は2022年1月14日、厚労省が示した2022年度診療報酬改定に関する「議論の整理(案)」を了承した。今後、厚労省は1月14日から21日までパブリックコメントを募集する。その後、21日に予定される公聴会で国民の意見を確認し、個別改定項目の議論に… 2022/01/14 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 外来の機能分化・かかりつけ医機能の強化進める 紹介受診重点医療機関の入院医療の評価は意見分かれたまま 厚生労働省は2022年1月12日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、2022年度診療報酬改定に関する「議論の整理(案)」を示した。整理(案)は、基本方針の4つの柱を基本に改定に向けたこれまでの議論をまとめたもの。 外来医療においては、2022年度から外来機能報告制度が始まることを踏ま… 2022/01/14 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 看護必要度の見直し、診療側と支払い側で意見が激しく対立 COVID-19対応下における急性期医療のさらなる厳格化で意見分かれる 厚生労働省は2022年1月12日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催して2022年度診療報酬改定に向け、「入院(その9)」として重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)の見直し案とその影響をまとめたシミュレーション結果を提示した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が収束し… 2022/01/14 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 「議論の整理」で改定項目、出そろう 集中的・効率的に急性期・高度急性期医療を提供する体制確保へ 厚生労働省は2022年1月12日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会で2022年度診療報酬改定に関する「議論の整理(案)」を示した。整理(案)は、昨年12月10日に取りまとめられた基本方針の4つの柱に沿ってこれまでの議論をまとめたもの。1月14日に開かれる中医協で議論の整理を固めてパブリック… 2022/01/13 行政・制度
NEWS◎第5次中間取りまとめ案を検討 医師需給分科会、6年経ても「医学部定員の適正化実現できず」 厚生労働省は2022年1月12日、「医療従事者の需給に関する検討会」およびその下部組織である「医師需給分科会」を合同で開催。医師需給分科会の「第5次中間取りまとめ(案)」に関しておおむね合意を得た。取りまとめ案は、2021年8月27日の医師需給分科会でも議論されており、今回は前回出た意見を… 2022/01/13 医師のキャリア
シリーズ◎2022診療報酬改定 初診からのオンライン診療の評価について議論 対面診療を原則としつつ、拡大の程度について診療側と支払い側で意見割れる 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・総会は2021年12月22日、2022年度診療報酬改定に向けてオンライン診療の評価の在り方について議論した。今年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2021」では、かかりつけ医による初診からのオンライン診療を恒久化する方針を提示。11月には厚労… 2021/12/27 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 施設基準の届け出の効率化策などを議論 研修修了証の添付など簡略化、2022年度以降オンラインでの届け出も一部容認へ 中央社会保険医療協議会・総会が2021年12月24日に開かれ、施設基準の届け出業務について効率化を図る方針などが確認された。その他、家族性腺腫性ポリポーシス(FAP)の内視鏡治療の評価などについて議論がなされた。これまでの改定において、施設基準を満たしていれば届け出を不要とするなど、届… 2021/12/27 行政・制度
2022年度の外来機能報告制度の創設に向け「紹介受診重点病院」の基準が決定 外来機能報告等に関するWGが報告書を大筋合意 2021年12月17日に開催された厚生労働省の「外来機能報告等に関するワーキンググループ」は、厚労省が提示した「外来機能報告等に関する報告書(案)」を大筋で合意した。2022年度から始まる外来機能報告制度では、「医療資源を重点的に活用する外来」をどの程度実施しているかの基準を設けて、紹… 2021/12/23 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 「心電図モニター」削除は該当患者割合に影響大 厚労省が看護必要度のデータを提示、シミュレーション案も 厚生労働省は2021年12月17日の中央社会保険医療協議会・総会に、一般病棟用・治療室用の重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)について評価項目を変更した場合の該当患者割合の変化をまとめたデータを提出した。一般病棟用では、「心電図モニターの管理」を削除した場合に、治療室用では… 2021/12/20 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 機能強化加算はかかりつけ医機能の評価として認知されているのか 重複する報酬の再整理を求める支払い側委員、慎重姿勢の診療側委員 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・総会は2021年12月17日、2022年度診療報酬改定に向けて外来機能の評価の在り方について議論した。支払い側は機能強化加算等のかかりつけ医機能を評価した診療報酬の再整理を求めたのに対し、診療側は慎重な姿勢を示した。 中医協総会で外来機能の評価について… 2021/12/20 行政・制度
看護職等の賃金改善で思わぬ余波? 2022改定は楽観できず、一層の業務改善が必要 2022年度診療報酬改定の議論が大詰めを迎えています。中央社会保険医療協議会(中医協)の議論の動向など最新のニュースに関してはシリーズ◎ウォッチ診療報酬改定でも詳しくお伝えしています。 全体の情勢として、決して楽観はできない改定になりそうです。次期改定を巡っては、岸田政権が目玉… 2021/12/17 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 機能が偏った地ケア病床の見直しで診療側と支払い側で意見対立 一般病棟からの転棟割合の高い地ケア病床の評価見直し等が焦点に 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・総会は2021年12月10日、2022年度診療報酬改定に向けて地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料の在り方について議論した。同入院料・入院医療管理料については、(1)サブアキュート(軽度急性期の受け入れ)、(2)ポストアキュート(急性期後の受け入れ)、… 2021/12/16 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 医療部会・医療保険部会が診療報酬改定の基本方針を了承 重点課題は「コロナ対応可能な医療提供体制の構築」と「医師の働き方改革」 厚生労働省の社会保障審議会・医療保険部会と医療部会は2021年12月9日、2022年度診療報酬改定の基本方針案を了承した(厚生労働省のウェブサイト)。基本方針では、(1)新型コロナウイルス感染症等(COVID-19)にも対応できる効率的・効果的で質の高い医療提供体制の構築(重点課題)、(2)安心… 2021/12/14 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 看護師の処遇改善、基本診療料等での対応を巡り意見が対立 確実に看護職員の処遇改善に結び付く仕組みの構築が課題に 厚生労働省は2021年12月8日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催して2022年度診療報酬改定に向け、「個別事項(その8)」として働き方改革の推進について議論した。2024年4月から時間外労働の上限規制が適用される医師だけでなく、その他の職種の働き方に資する診療報酬上での評価につい… 2021/12/13 行政・制度
規制改革推進会議医療・介護WGが開催 オンライン服薬指導、厚労省の見直し案に集中砲火 パブコメ募集中だが批判続出で暗礁に乗り上げ? 内閣府の規制改革推進会議医療・介護ワーキング・グループ(WG)が2021年12月6日に開催され、オンライン服薬指導の規制緩和について議論された。出席した委員からは先ごろ厚生労働省が示した運用の見直し案に対して批判が相次いだ。… 2021/12/07 薬剤師
シリーズ◎2022診療報酬改定 データ提出を外来、在宅、リハビリにも拡大か 診療側は医療現場の負担、電子カルテの導入等を考慮した慎重な議論を要望 厚生労働省は2021年11月26日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催して2022年度診療報酬改定に向け、「個別事項(その6)」としてデータ提出加算、診療報酬明細書、自殺対策について議論した。厚労省が提示した論点は、(1)外来、在宅、リハビリテーションに関するデータ提出、(2)医薬… 2021/12/07 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 コロナ関連の特例的な対応の診療報酬は来年4月以降も継続か 平時からの対応、感染防止対策加算を評価も、施設基準の緩和で意見分かれる 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・総会は2021年12月3日、2022年度診療報酬改定に向けて新型コロナウイルス感染症(COVID-19)や新興感染症への対応について議論した。現在、COVID-19関連の特例的な対応に係る診療報酬が時限的に設けられている。これについて来年4月以降、診療報酬制度の本則に盛… 2021/12/06 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 画像診断等の見落とし防止の取り組みを評価か 慢性維持透析における有床診療所の役割の評価は意見分かれる 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・総会は2021年12月3日、2022年度診療報酬改定に向けて医療安全対策や慢性維持透析の評価に関する議論を行った。医療安全対策については画像診断・病理診断レポートの確認不足の是正、慢性維持透析では有床診療所の役割の評価等が焦点となった。 近年、画像診断… 2021/12/06 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 消費税負担の補填、全体では「不足なし」 新型コロナで厳密な検証は困難、上乗せ点数の見直しは見送りへ 中央社会保険医療協議会は、2021年12月2日に診療報酬調査専門組織「医療機関等における消費税負担に関する分科会」を開催した。この日の会議に、厚生労働省は消費税10%への引き上げに伴う診療報酬による補填状況の把握結果(2020年度)を提示、病院、診療所(一般・歯科)、保険薬局全体の補填率… 2021/12/06 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 地域包括診療料の未届け理由、「24時間対応薬局の連携が困難」 生活習慣病管理料の算定、患者の自己負担増の理解を得にくい点がネックに 厚生労働省は2021年12月1日に中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬改定結果検証部会を開催し、2020年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査の結果を公表した。同調査は前回改定の影響等を把握するため改定年度と次年度に実施し、次回改定に関する議論の基礎資料とする。今回公表したのは… 2021/12/03 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 看護職賃上げの実効性求める意見相次ぐ 2022診療報酬改定基本方針の骨子案を提示 厚生労働省の社会保障審議会・医療保険部会が2021年12月1日に開かれ、2022年度診療報酬改定の基本方針の骨子案を示した。重点項目の1つである働き方改革に関連して、岸田文雄首相が推進する看護職などの賃金の引き上げ策を受けた診療報酬上での対応が論点として提示され、委員からは賃上げの実効… 2021/12/02 行政・制度
オンライン診療指針案、初診で処方NGの薬剤提示 2021年11月29日、厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が開催され、同指針の改定案を基に議論が交わされた。薬剤処方・管理を巡っては、初診からのオンライン診療や新たな疾患に対して医薬品の処方を行う場合は、日本医学会連合が作成した「オンライン診… 2021/12/02 薬剤師
シリーズ◎2022診療報酬改定 より充実した急性期入院を担う病院を評価へ 診療側・支払い側共に同意、手術や救急搬送受け入れ等の基準設定か 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会は2021年12月1日、2022年度診療報酬改定に向けて高度急性期・急性期入院医療の評価の在り方について議論した。厚労省が提示した論点は以下の表1の通り。 (1)急性期一般入院料1の中でもより充実した急性期入院医療を提供している医療機関につ… 2021/12/02 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 退院当日の訪問看護を認め不合理是正へ 訪問看護ステーションの24時間対応体制加算、要件緩和に反対論も 厚生労働省の中央社会保険医療協議会は2021年11月26日に総会を開催し、2022年度診療報酬改定に向けて訪問看護の評価の在り方について議論した。厚労省は、「有事に備えた提供体制の整備」「在宅での看取りを支える提供体制の整備」「機能強化型訪問看護ステーションにおける役割の強化」「利用者… 2021/11/30 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 COVID-19関連の補助金で一般病院は黒字に 補助金の恩恵が少ない診療所も黒字、受診控えは鎮静化 厚生労働省は、2021年11月24日に開催した中央社会保険医療協議会・調査実施小委員会に、「第23回医療経済実態調査」の結果を報告した。今回の調査結果は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大が医療機関の経営にどの程度影響を与えたかも示すデータとして注目された。結果は、一般病… 2021/11/29 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 療養病棟の経過措置、延長の是非割れる 中心静脈栄養患者への嚥下リハ促進で診療側・支払い側の意見一致 厚生労働省の中央社会保険医療協議会が2021年11月19日に開かれ、2022年度診療報酬改定に向けて慢性期入院医療や有床診療所、小児医療等に関して議論が行われた。療養病棟入院基本料については、2022年3月末で期日を迎える経過措置の延長の是非を巡り診療側、支払い側双方から異なる意見が出された… 2021/11/26 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 地ケア病棟、機能に応じた評価の在り方が課題 回リハへの第三者評価導入、診療側「要件化ではなく実態に合った利活用が望ましい」 厚生労働省の中央社会保険医療協議会が2021年11月12日に開かれ、地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟、特定機能病院におけるリハビリテーションといった回復期入院医療について、専門組織「入院医療等の調査・評価分科会(入院医療等分科会)」で出た意見などを基に議論がなされた。… 2021/11/19 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 摂食嚥下支援加算の推進、質の担保で意見割れる 看護師の研修要件緩和を求める診療側に対し、支払い側は「安易な要件緩和は反対」 厚生労働省は2021年11月17日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催して2022年度診療報酬改定に向け、「個別事項(その4)」としてリハビリテーションについて議論した。厚労省が提示した論点は、(1)摂食嚥下支援加算の見直し、(2)リハビリテーション実施計画書等の見直し、(3)慢性… 2021/11/19 行政・制度
見えてきた2022年度診療報酬改定 看護必要度の評価、「点数稼ぎ」に厳しい目? 医療・介護の経営情報誌『日経ヘルスケア』の2022年11月号の特集記事は「徹底予測 2022診療報酬改定」です。中央社会保険医療協議会(中医協)で議論が進んでいる2022年度診療報酬改定。コロナ対応と2025年以降に向けた医療提供体制の構築という現在の状況と未来の双方への備えを求められる次期改… 2021/11/19 行政・制度
第8次医療計画、感染症対応時の医療提供体制の議論に向け事例報告 病院間の役割分担や人材確保がコロナ対応の鍵 厚生労働省は2021年11月11日、「第8次医療計画等に関する検討会」を開催し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応についてCOVID-19陽性者の受け入れを担う医療機関等の参考人からヒアリングを実施した。人材確保や組織間連携など、COVID-19対応を巡る課題に関して意見交換がされた。 2024~… 2021/11/17 医療提供体制
シリーズ◎2022診療報酬改定 電子カルテ等へのサイバー攻撃のセキュリティー体制の強化が急務 診療報酬ではなくインフラ整備として「補助金」の活用を提言する意見相次ぐ 厚生労働省は2021年11月12日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催して2022年度診療報酬改定に向け、「入院(その3)」として横断的個別事項について議論した。10月27日に中医協・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(以下、入院医療等分科会)で取りまとめられた報告… 2021/11/17 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 ICU用看護必要度のB項目削除、意見分かれる 支払い側は削除を含めた見直しを要求、診療側は「安易な削除はあってはならない」 厚生労働省は2021年11月10日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催して2022年度診療報酬改定に向け、「入院(その2)」として高度急性期入院医療について議論した。10月27日に中医協・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(以下、入院医療等分科会)で取りまとめられた… 2021/11/15 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 看護必要度、一般病棟用「心電図モニター」等の除外を巡り意見が対立 支払い側は賛成、診療側は「2022年度改定での削除はあり得ない」と猛反発 厚生労働省は2021年11月10日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催して2022年度診療報酬改定に向け、「入院(その2)」として急性期入院医療について議論した。10月21日に中医協・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(以下、入院医療等分科会)で取りまとめられた報告… 2021/11/12 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 小児在宅患者への緊急往診や癌診療を充実へ 新型コロナ禍で課題となったECMO装着患者の救急搬送も評価の方向 厚生労働省の中央社会保険医療協議会総会は2021年11月10日、在宅医療に関する2022年度診療報酬改定の議論を行った。成人とは異なる症状を呈する小児の在宅患者への診療の充実を図るため厚労省は、緊急往診加算や在宅がん医療総合診療料の見直しを提案。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19… 2021/11/11 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 公認心理師等の活用で療養と就労の両立支援を促進へ 認知症専門診断管理料2では「連携型」も評価拡大か 厚生労働省は2021年11月5日、中央社会保険医療協議会総会を開催して2022年度診療報酬改定に向け、「個別事項(その3)」として療養・就労両立支援等と精神医療について議論した。療養・就労両立支援等では、療養・就労両立支援指導料(初回800点、2回目以降400点)の対象疾患の拡大、相談支援加算… 2021/11/11 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 アウトカム評価、第三者評価の導入で信頼向上を 回復期リハビリテーション病棟協会副会長の宮井一郎氏に聞く ――貴協会も参加する全国リハビリテーション医療関連団体協議会は、2022年度診療報酬改定に向けた要望書を厚生労働省に提出しました。回復期リハビリ病棟関係では、「第三者評価によるプロセス評価の導入」を求めています。宮井 6区分ある回復期リハビリ病棟の入院料のうち、入院料1・3・5にはリ… 2021/11/09 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 「医療従事者の働き方に見合った処遇改善を」 診療報酬での対応で患者負担増に懸念も、社保審・医療部会が基本方針案を再検討 厚生労働省は2021年11月2日に社会保障審議会・医療部会を開催し、2022年度診療報酬改定の基本方針案を示した。同部会で基本方針案について検討するのは、10月4日に続いて2回目。委員からはおおむね賛同する意見が相次いだ。基本方針案は同部会と医療保険部会で検討が進んでおり、12月上旬にまとめ… 2021/11/04 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 専門性の高い看護師による訪問看護の評価拡大か リハビリ専門職による訪問看護の実態は介護保険と足並みそろえて明確化へ 厚生労働省は2021年10月27日、中央社会保険医療協議会の診療報酬基本問題小委員会と総会を開催し、下部組織の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」における議論を整理した取りまとめを了承した(参照記事:「入院医療の評価見直し、今後は中医協総会で議論」)。中医協総会は既に… 2021/10/28 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 2022改定の重点課題は「COVID-19対応」と「働き方改革」 厚労省が医療保険部会に基本方針を再提示、かかりつけ医の定義巡り意見対立 厚生労働省は2021年10月22日に社会保障審議会・医療保険部会を開催し、2022年度診療報酬改定の基本方針を提示した。改定の4つの基本的視点のうち、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)等にも対応できる効率的・効果的で質の高い医療提供体制の構築」と、「安心・安全で質の高い医療の実現のた… 2021/10/25 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 入院医療の評価見直し、今後は中医協総会で議論 厚労省・入院医療等分科会が最終取りまとめ、看護必要度等の課題を分析 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(以下、入院医療等分科会)は2021年10月21日、2022年度診療報酬改定に向けて議論してきた入院医療の課題等に関する最終取りまとめを行った。今後は上部組織の中央社会保険医療協議会総会に検討の場を移… 2021/10/25 行政・制度
医療・介護連携、医療的ケア児への対応などが論点 第8次医療計画に向け在宅医療WGがキックオフ 2024年度から始まる第8次医療計画の策定に向け、厚生労働省の「在宅医療及び医療・介護に関するワーキンググループ(WG)」の第1回会合が2021年10月13日に開かれた。座長として埼玉県立大学理事長の田中滋氏が選任され、在宅医療の基盤整備や医療的ケア児への対応、新型コロナウイルス感染症(COV… 2021/10/20 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 在支診・在支病の施設基準、継続診療加算の見直しを議論 在宅医療の裾野拡大・質向上に向けた連携強化が課題に 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)総会が2021年10月13日に開催され、2022年度診療報酬改定に向けて在宅医療に関する議論を行った。(1)継続診療加算(216点、月1回)、(2)在宅療養支援診療所(在支診)・在宅療養支援病院(在支病)、(3)外来と在宅との連携、(4)在宅ターミナ… 2021/10/18 在宅医療
COVID-19患者受け入れ病院、人材確保と一般医療との両立が課題に 第8次医療計画、6事業目「新興感染症への対応」の検討始まる 厚生労働省は2021年10月13日、「第8次医療計画等に関する検討会」を開催し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対応について医療機関や集中治療医学会等の参考人からヒアリングを実施した。今般のCOVID-19感染拡大を受け、2024~2029年度の第8次医療計画では現在の5事業に加え、「新興感染症等… 2021/10/18 感染症
シリーズ◎2022診療報酬改定 「有事に備え平時の医療提供体制に余裕を」 厚労省、社保審・医療部会に2022年度診療報酬改定の基本方針案を提示 厚生労働省の社会保障審議会医療部会が2021年10月4日に開催され、2022年度診療報酬改定の「基本方針」について議論した。厚労省は基本認識の例として、(1)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)をはじめとする新興感染症等に対応できる医療提供体制の構築、(2)健康寿命の延伸、人生100年時代… 2021/10/14 行政・制度
厚労省が2020年度の医療介護総合確保基金の交付状況を公表 医師の労働時間短縮事業、29都道府県が未交付 介護人材の確保事業は都道府県間でばらつきも、人材不足を背景に交付額が増加 厚生労働省は2021年10月11日に医療介護総合確保促進会議を開催し、2020年度における地域医療介護総合確保基金の交付状況を公表した。医療分の基金規模は834.3億円(国費556.2億円)で、「医療従事者の確保・養成に関する事業」に429.8億円(同286.5億円)、「地域医療構想の達成に向けた医療機関… 2021/10/14 行政・制度
2024年度からの医療計画と介護保険事業(支援)計画のベース 総合確保指針、2022年末をめどに策定へ 医療・介護連携政策の推進、デジタル化による情報共有の強化等が論点に 厚生労働省は2021年10月11日に医療介護総合確保促進会議を開催し、総合確保方針の次期改定に向けた議論の進め方を示した。同方針は、各地域で医療や介護の提供体制を総合的に確保するための基本的な方向性を示すもの。2024年度から第8次医療計画と第9期介護保険事業(支援)計画が始まることを踏… 2021/10/13 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 看護必要度、一般病棟用「心電図モニター」「点滴ライン3本」の取り扱いが焦点に ICU用ではB項目評価の妥当性について検討 厚生労働省は2021年10月1日、中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」を開催し、2022年度診療報酬改定に向けた「診療情報・指標等作業グループ」からの最終報告を基に、重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)について議論を交わした。看護必要度につ… 2021/10/11 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 ICU等の設置、手術件数等は急性期医療の評価になり得るか? 救急の機能分化と実績要件をどのように整理するかが焦点の1つに 厚生労働省は2021年10月1日、中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」を開催し、2022年度診療報酬改定に向けて6月30日に続き、急性期医療の評価方法の在り方について議論を交わした(参照記事:「急性期医療の評価方法の在り方を議論」)。 急性期入院医療… 2021/10/08 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 救急医療管理加算、患者状態を表す指標の取り扱いが焦点に 救急現場で刻々と変化する患者状態をどのように評価するか 厚生労働省は2021年10月1日、中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」を開催し、2022年度診療報酬改定に向けて8月27日に続き、救急医療管理加算について議論を交わした(参照記事:「特定集中治療室管理料、救急医療管理加算の対象患者要件の明確化を検討へ… 2021/10/07 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 「DPC退出ルール」の設定は先送り濃厚か 厚労省、医療資源投入量に基づき診断群分類を分ける等の対応を検討か 厚生労働省は2021年10月1日、中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」を開催し、2022年度診療報酬改定に向けた「DPC/PDPS等作業グループ」からの最終報告を基に、DPC/PDPS(診断群分類別包括評価支払制度)について議論を交わした。DPC/PDPS については、「… 2021/10/07 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 慢性期入院、中心静脈栄養からの離脱促進が焦点 「嚥下機能障害あり」の患者の65%弱がリハビリ未実施 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」が2021年10月1日に開かれ、2022年度診療報酬改定に向けて慢性期入院医療の評価の在り方について議論が行われた。入院患者の中心静脈栄養からの離脱に関して意見が集中。嚥下リハビリテーションの促進等へ… 2021/10/04 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 短期滞在手術等基本料2、1泊2日での退院は僅少 基本料3の追加候補の出来高実績点数のばらつき、入院基本料等を差し引けば収れん 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」が2021年10月1日に開かれ、2022年度診療報酬改定に向けて8月6日に引き続き短期滞在手術等基本料参照記事:「短期滞在手術等基本料2、実態に即した見直しへ」について議論が行われた。前回の議論では、基… 2021/10/04 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 回復期リハビリで心疾患リハビリの追加巡り議論 自院の一般病棟から地ケア病棟・病室への転棟割合90%以上は400床未満で多く 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」が2021年10月1日に開かれ、9月8日に示された中間取りまとめに引き続き、2022年度診療報酬改定に向けて入院医療の診療報酬の在り方について議論した。急性期後・回復期入院では、回復期リハビリテーション… 2021/10/04 行政・制度
【漫画】オンライン資格確認体験記 先日薬局にオンライン資格確認ができる顔認証付きカードリーダーが導入され、私はマイナンバーカードを持っていたため、早速このオンライン資格確認を使ってみました。マイナンバーカードの本人確認は、マスクをしたままでもできるそうですが果たしてうまくいくのでしょうか……。… 2021/09/30 薬剤師
シリーズ◎2022診療報酬改定 COVID-19の影響を踏まえた医療提供体制の構築を基本方針に追加 厚労省の社保審・医療保険部会、2022改定の議論開始 厚生労働省の社会保障審議会・医療保険部会は2021年9月22日、2022年度診療報酬改定の基本方針の策定に向けて議論を開始した。厚労省は改定の基本的な視点として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)等の新興感染症に対応できる医療提供体制の構築を新たなテーマとして掲げた。その上で、働き方… 2021/09/27 行政・制度
4~5月の医療費、コロナ拡大前より依然低迷 5月の2020年同月比は10%以上のプラスも、2019年比は2%弱のマイナス 厚生労働省は2021年9月22日に開かれた社会保障審議会・医療保険部会で、今年4月と5月の医療費の動向を公表した。前年同月比では10%以上のプラスとなったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行前との比較となる前々年同月比では、依然として低迷していることが分かった。 今年4月の医… 2021/09/24 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 中医協総会、入院医療等分科会の中間まとめ了承 議論は第2ラウンドへ、新型コロナの影響の捉え方が焦点に 2021年9月22日に中央社会保険医療協議会の診療報酬基本問題小委員会と総会が開かれ、下部組織の診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(以下、入院医療等分科会)における議論を整理した中間取りまとめを了承した。中医協総会では前回開催の15日に、今年7月から検討してきた2022年… 2021/09/24 行政・制度
顔認証付きカードリーダー申し込み、病院80%弱、診療所45%弱 オンライン資格確認、10月20日から本格運用へ マイナンバーカード不持参など導入後の不測の事態への対応方法も提示 厚生労働省は2021年9月22日に開かれた社会保障審議会・医療保険部会で、10月20日から「オンライン資格確認等システム」を本格運用することを報告した。当初は今年3月下旬に開始する予定だったが、医療機関の導入の遅れ等により延期していた。行政手続きの検索や申請のできる個人専用用ウェブサイ… 2021/09/24 医療情報
シリーズ◎2022診療報酬改定 経過措置の延長、コロナ対応病院に限定 看護必要度やリハビリ実績指数など来年3月末まで、その他病院は10月から新基準に 厚生労働省は2021年9月15日に中央社会保険医療協議会総会を開き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴って延長されている2020年度診療報酬改定の経過措置に関する今後の取り扱いを示した。重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)や回復期リハビリテーション病棟入院料のリ… 2021/09/17 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 入院医療の見直しの主な検討項目を整理 厚労省・入院医療等分科会が中間まとめ、看護必要度や地ケア病棟の機能など多岐に 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」が2021年9月8日に開かれ、2022年度診療報酬改定に向けたこれまでの議論を整理した中間取りまとめが決定された。高度急性期から急性期、回復期、慢性期までの入院医療のほか、救急医療管理加算などの検討… 2021/09/14 行政・制度
全薬学部対象に薬学教育の質調査開始へ 文科省、問題のある薬学部は必要に応じ実地調査も 2021年8月27日、文部科学省は第1回「薬学系人材養成の在り方に関する検討会」を開催し、薬学部教育の質の確保に向け「薬学部教育の質保証専門小委員会」の設置を提案し、了承された。今後調査を実施し、課題のある薬科大学・薬学部に対して、ヒアリングや実地調査に乗り出す。… 2021/09/01 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 特定集中治療室管理料、救急医療管理加算の対象患者要件の明確化を検討へ 厚労省、算定実績に基づく患者状態のデータを提示 厚生労働省は2021年8月27日、中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」を開催し、2022年度診療報酬改定に向け、特定集中治療室管理料等、救急医療管理加算について議論を交わした。特定集中治療室管理料に関して厚労省は、重症度、医療・看護必要度(以下、看… 2021/08/30 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 COVID-19の影響巡り方向性の意見割れる 中医協で入院医療の議論、診療側は「手直し」、支払い側は「地域医療構想の後押し」 中央社会保険医療協議会(中医協)が2021年8月25日に開かれ、2022年度診療報酬改定に向け、入院医療全般について初回の議論が行われた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を踏まえた診療報酬改定の方向性について、診療側、支払い側双方から意見が出された。… 2021/08/28 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 平時と有事を区別した診療報酬体系を求める意見相次ぐ 厚労省の社保審・医療部会、改定の基本方針の議論を開始 厚生労働省の社会保障審議会・医療部会は2021年8月5日、2022年度診療報酬改定の基本方針の策定に向けた議論を開始した。例年通り12月ごろの取りまとめを目指す。委員からは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を受け、平時と非常時を区別した診療報酬体系を確立する必要があるとの声が… 2021/08/12 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 短期滞在手術等基本料2、実態に即した見直しへ 厚労省、短手3で下肢静脈瘤血管内焼灼術など新規4事例を提示 厚生労働省は2021年8月6日、中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」を開催し、2022年度診療報酬改定に向け、短期滞在手術等基本料、慢性期入院医療、認知症ケア等の横断的事項について議論を交わした。… 2021/08/11 行政・制度
地域医療構想と医師確保計画を一体化して議論スタート 地域医療構想、調整会議等の実態把握へ 厚生労働省は2021年7月29日、第1回「地域医療構想および医師確保計画に関するワーキンググループ」を開催した。地域医療構想については、公表された再検証対象の公立・公的医療機関だけではなく民間病院も含めて、各地域における地域医療構想調整会議(以下、調整会議)の取り組み状況等を把握し… 2021/08/03 医療提供体制
シリーズ◎2022診療報酬改定 働き方改革推進で地域医療確保加算の要件緩和が争点に 要件緩和を求める診療側に対し、支払い側は算定実態の検証を要望 厚生労働省は2021年7月21日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会を開催し、2022年度診療報酬に向けて働き方改革の推進について議論を開始した。診療側委員はさらなる推進のため、2020年度改定で新設された「地域医療体制確保加算(入院初日520点)」の要件緩和などを求めた。これに対して支払… 2021/07/28 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 地ケア病棟、自院急性期からの転棟6割超が半数 厚労省・入院医療分科会、回復期リハの対象に心疾患リハの追加検討 厚生労働省の中央社会保険医療協議会・診療報酬調査専門組織「入院医療等の調査・評価分科会」(会長:九州大学名誉教授の尾形裕也氏)が2021年7月8日に開かれ、2022年度診療報酬改定に向け、地域包括ケア病棟入院料・医学管理料や回復期リハビリテーション病棟入院料などの回復期医療について議論が… 2021/07/14 行政・制度
シリーズ◎2022診療報酬改定 感染症対応への評価の恒久化が焦点に 診療側から基本診療料への包括化などの意見出るも支払い側は難色 厚生労働省の中央社会保険医療協議会総会(会長:一橋大学経済研究所教授の小塩隆士氏)が2021年7月7日に開かれ、2022年4月の診療報酬改定に向けて本格的な議論が開始された。「コロナ・感染症対応」については、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大に伴って負担が増している感染症対… 2021/07/12 行政・制度