学会トピック◎第22回日本病院総合診療医学会学術総会 【動画】症例検討から学ぶ診断推論戦略 第22回日本病院総合診療医学会学術総会でセッション「症例検討から学ぶ診断推論戦略 by JUGLER」が開催されました。佐賀大の多胡雅毅先生が座長を務め、獨協医大の志水太郎先生、東邦大の佐々木陽典先生、千葉大の鋪野紀好先生、島根大の和足孝之先生、順天堂大の高橋宏瑞先生の5人がパネリストとし… 2021/04/02 医師のキャリア
学会トピック◎第22回日本病院総合診療医学会学術総会 【動画】診断エラー学のトップランナーの決意 2月にオンラインで開催された第22回日本病院総合診療医学会学術総会で、『日本の診断エラー学トップランナーたちの座談会』が開かれました。登壇者は、獨協医科大学総合診療医学の志水太郎氏、東京都立多摩総合医療センター 救急・総合診療センター の綿貫聡氏、島根大学卒後臨床研修センターの和足… 2021/03/26 医療の質
学会トピック◎第22回日本病院総合診療医学会学術総会 【動画】あなたも診断エラー症例を報告しよう! 第22回日本病院総合診療医学会学術総会の若手部会セッションで2つのワークショップが開催されました。どちらもテーマは「診断エラー学」です。本日は同学会のご協力のもと、ワークショップ「あなたも診断エラー症例を報告しよう!」(動画)を紹介します。… 2021/03/25 医師のキャリア
CGMを用いてHbA1cとGAの個人差を定量する 糖尿病患者の血糖コントロールを判定する最善の指標はHbA1cとされています。DCCTを初めとする過去の主要な臨床試験は全てHbA1cをマーカーとして、糖尿病の病態や治療法の有効性を判定してきました。しかし、研究が進むとともに、HbA1cは誰でも同じように平均血糖に比例するわけではなく、合併疾患や… 2021/03/22 代謝・内分泌
独立系産業医の未来(3) 【動画】産業医制度に潜む質の問題 基本的に1人で働く産業医では教育の場が限られます。今回は産業医の質をどのように上げていくべきかなど、今後の産業医のあり方について議論します。(11分31秒) 2021/03/11 医師のキャリア
第3回 病棟行脚で目からウロコ。見えてきた病棟別課題 「1年分の各病棟の発生事例のまとめ」と「病棟別の年間発生件数」を取りまとめ、私の中では転倒転落のデータと格闘し、病棟ごとに何とかきれいな形にしたという、ある種の達成感がありました。作成したデータは看護長会議でお伝えし、看護長全員にメールで送付しました。思い入れもあるデータたちで… 2021/03/10 医療安全
どこかで起きていてもおかしくないエラー症例(Case No.14) 手術して退院するだけだったはずなのに…… 感染性心内膜炎の恐怖 ある日、救急科所属のA医師(卒後9年目)はB総合病院の救急外来にいました。同院には毎日何人もの救急患者が搬送され、救急外来から入院した患者は基本的には救急科(研修医、専攻医および2名の指導医の4名からなるチーム制)が担当します。そんな中、いつものように、1人の交通外傷患者が救急搬送… 2021/01/12 医療の質
透析を頑なに拒否する患者が一晩で翻意したワケ 総合診療・家庭医療の臨床スキルの根幹である「患者中心の医療の方法」(本連載「血糖コントロールを改善する魔法の質問」参照)について全4回にわたって取り上げています。今回は3回目として、第三の要素である「共通の理解基盤を見出す」について解説します。第一の要素、第二の要素の内容を統… 2020/11/24 医師・患者関係
どこかで起きていてもおかしくないエラー症例(Case No.12) 炎症反応陰性のリウマチ性多発筋痛症とみたが… まれな疾患を何度も経験している医師は少ない あなたは、まれな疾患が目の前に現れた時にきちんと認識できているでしょうか? 今回は、誤った診断のもとで不要な治療介入をした後に診断がついた症例です。まれな疾患を診断するのは容易ではないですが、どのようにアプローチをしていくのがよいのかも含めて、診断エラーの観点から振り返ってみ… 2020/11/06 骨・関節・筋
BMJ誌から 限局性前立腺癌患者のQOLを15年後まで追跡 対照群の一般男性と比較した治療法別のQOLの変化 オーストラリアCancer Council New South WalesのCarolyn G Mazariego氏らは、限局性前立腺癌と診断された患者の15年後までのQOLの変化を、適用された治療法別に評価し、年齢がマッチする前立腺癌ではない人と比較して、全般的に積極的な治療を受けた患者のQOLは対照群に比べて悪化しやすかったと… 2020/10/23 癌
第1回 今なぜビッグデータ研究か? 「ビッグデータ」という言葉は今や医療界のみならず一般社会でも頻繁に耳にするようになりました。医学においてもビッグデータを用いた研究は、不可欠なものとなっています。そして、私が専門とする循環器領域においても、近年ではビッグデータを用いた数多くの研究が行われ、実臨床に大きな影響… 2020/09/10 医療の質
そのCT画像、キレイすぎませんか? CTによるDNA損傷を考える 前回の記事で、CTの被曝による発がんリスクについて考えてみました。患者さんが診療行為で受ける被曝(医療被曝)には線量限度が適用されません(職業被曝や公衆被曝には法規により線量限度が設定されています)。… 2020/08/27 放射線科
NEWS◎永井良三氏が構造化したデータを活用 内科学会が診断支援システムを公開 日本内科学会は2020年8月11日、会員向けに新サービス「診断困難例ケースサーチ J-CaseMap」の提供を開始した。「頭痛」、「白血病」などのキーワードを入力すると、内科学会の地方会の症例報告のデータベースからキーワード同士の関係を判断。鑑別診断の候補を挙げる仕組み。昨年の内科学会総会で… 2020/08/13 医療の質
CTの被曝について考える──患者さんに説明していますか? 「念のためにCTをしましょう」、「とりあえずCTをしましょう」 こう言っている臨床医に遭遇することがあります。これは正しい診療行為なのでしょうか?正しいか否かはさておき、CT検査は患者さんにとって負の効果(被曝による発がんリスク、医療コスト、偶発所見、造影剤副作用など)をもたらす可… 2020/08/13 放射線科
NEWS◎サブスペシャルティ領域は「学会の研修を追認」に COVID-19の影響で専門医研修にも緩和措置 日本専門医機構は2020年5月18日、定例記者会見を実施。サブスペシャルティ領域の研修について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延によって整備が遅れていることから、2021年4月からも各学会が行っている研修を暫定的に認め、その後機構として追認していく方向性を示した。 2018年に… 2020/05/20 医療の質
緊急寄稿◎パンデミック下の学術情報のあり方とは? プレプリントの隆盛は悪貨が良貨を駆逐するか 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)及び同ウイルスが引き起こす感染症(COVID-19)が世界中で広がり続けている。日本でも緊急事態宣言が出され、医療者及び人々の生活に大きな影響を与えている。 そんな中、SARS-CoV-2に関する論文が毎日のように発表されている。非常事態ということもあり、論文… 2020/05/11 医療の質
どこかで起きていてもおかしくないエラー症例(Case No.6) 急速上向性の感覚障害、それってギラン・バレー症候群? 今回の症例は、他院で精査を受けたのち、診断不明ということで当院を紹介受診した外来患者になります。 2020/04/27 医療の質
【動画】Choosing Wiselyを広める工夫 第4回は、海外でChoosing Wiselyを広めるためにどのような取り組みが行われているかについて解説します。(11分1秒) 2020/04/22 医療の質
第12回医療における診断エラー会議(Diagnostic Error in Medicine:DEM)から 患者を巻き込むという患者安全の取り組みも 本稿は2019年11月に米国で催された、第12回医療における診断エラー会議(Diagnostic Error in Medicine:DEM)への参加報告です。ほぼ10年目の総合内科医が、本会議の内容とそれに対する感想を綴ります。 2020/04/21 医療安全
【動画】客が集まる診療所を紹介します 他の医療機関ではなかなか見られないオペレーションの工夫をしているみやはら耳鼻咽喉科(岡山市南区)。この連載では、その工夫について動画で紹介していきます。初回は院長の宮原孝和先生に自己紹介をしていただきました。(1分16秒)… 2020/03/30 医療の質
NEWS◎慢性疾患の定期受診患者では新規薬剤の“電話処方”も容認 軽症のCOVID-19、電話診療による処方を可能に 厚生労働省は3月19日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が爆発的に増えた際、COVID-19の軽症者に対し、電話や情報通信機器を用いた診療による処方を特例的に認める事務連絡を発出した。2月28日に出された事務連絡の適用範囲を広げるもので、経過観察などのための通院をなくすことによる感… 2020/03/26 プライマリケア
救急隊員に聞く「ここが問題、“下り”転院搬送」 花粉の舞う季節になりましたが、世間では相変わらず新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の話題一色ですね。様々な情報が飛び交っていますが、もはや新規の情報はあまりなく、いい加減この話題も収束してもいいような気がしています。あとは迅速検査キットと対症療法薬ができれば、インフルエン… 2020/03/18 救急医療・集中治療
【動画】人間ドックは本当に有用なのか 日本でChoosing wiselyの啓発を進めてこられた群星沖縄臨床研修センター長の徳田安春氏が、実例を交えながらChoosing wiselyの必要性について解説された講演会を収録したものをノーカットで、5回に分けてお届けします。(12分23秒)… 2020/03/18 医療の質
精神科医が考える「いい精神科医」の選び方 多剤併用処方を中心に、精神科医療の問題点が多く指摘される中、「どうすればいい精神科医を見つけられるか」「今かかっている精神科医は大丈夫か」と質問される機会が増えた。 2020/03/12 精神・神経
多国籍の診療環境で「ガイドライン」を使い倒す さて、今回のテーマは「ガイドライン」です。ガイドラインはEBMを推進する上で極めて重要であることは言うまでもありません。日本では医師も患者さんもほとんどが日本人ですし、国民皆保険制度が敷かれていることもあり、日本の学会や厚生労働省が示すガイドラインに従って診療することに異論は少な… 2020/02/24 行政・制度
Circulation誌から MitraClipを用いた経カテーテル僧房弁修復術の費用対効果は薬物治療のみよりも良好 COAPT試験の医療経済学的分析 二次性僧房弁閉鎖不全症を有する症候性心不全患者を対象に、開胸手術を行わずにMitraClipを直接的に僧帽弁に取り付ける経カテーテル僧帽弁修復術の有効性を示したCOAPT試験を対象に、この治療法の費用対効果を検討する医療経済学的分析が行われた。… 2020/01/06 循環器
どこかで起きていてもおかしくないエラー症例(Case No.3) 学年が少し上の医師が患者として救急外来に 今回のケースは、学年が少し上の同僚医師が救急外来に患者としてやって来た、というなかなか厳しいシチュエーションでのエラーケースです。 2019/12/17 医療の質
BMJ誌から 製薬会社からのギフトは処方に影響するか? フランスではギフトを受け取ったGPのジェネリック処方率が低い フランスのプライマリケアを担当するgeneral practitioner(GP)に製薬会社が送った品物の金額を調べ、その医師の処方パターンとの関係を検討したフランスRennes大学のBruno Goupil氏らは、ギフトを全く受けとっていない医師と比べると、より高額のギフトを得ていた医師では、1回の診察で処方する… 2019/11/21 医の倫理
2020年4月からのサブスペ連動研修は困難に 議論の場は厚労省部会からワーキンググループへ 厚生労働省は2019年11月8日、医道審議会医師分科会医師専門研修部会を開催。日本専門医機構の整備指針を見直すと同時にサブスペシャルティ専門医のあり方を議論した。サブスペシャルティの領域の基準がはっきりしないとして、新たにワーキンググループで議論を行うことを決定。プログラムの承認の… 2019/11/12 行政・制度
第8回 【動画】舌圧子を使わない喉の診察 第7回に続き、かぜの診察を取り扱います。「喉を診るのになるべく舌圧子を使わないようにしている」という國松流を紹介します。では患者さんの舌圧子を使わずに喉を診るにはどうすればよいのでしょうか。(14分46秒)… 2019/10/30 感染症
【動画】30歳代女性。湿性咳嗽 日経メディクイズ 胸部X線について、解説だけでは十分に理解できないという方に向けて、出題者の先生に改めて解説していただくコラムです。 初回は湿性咳嗽を訴える30歳代女性のケースです(クイズはこちら:医師限定)。人気コラム「目指せ!肺癌検診の達人」 を連載中の山口哲生氏が解説します… 2019/10/28 医師のキャリア
第7回 【動画】かぜを引いた患者にどう対応する? 急に寒くなると、かぜを訴える患者は増えるもの。「かぜを引いてしまいました」という患者さんにどのように対応すればよいのでしょうか。 「とりあえず診てほしい」という患者さんの思いをどのように拾い上げればよいのか、南多摩病院の國松淳和氏が今回から、数回にわたってかぜ診療について解… 2019/10/23 医師・患者関係
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《6》フォーミュラリをどう思う? 頼れる指針としてフォーミュラリの活用を 日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会代表理事 武藤正樹氏に聞く 政府は2020年9月までに、後発品の数量ベースでのシェアを80%以上とする目標を掲げているが、それは、ほぼ確実に達成できそうだ。今の話題は「ポスト80%」、すなわち80%以上のシェアをどうやって達成するかに移行している。… 2019/10/16 医薬品
どこかで起きていてもおかしくないエラー症例(Case No.1) 寿司を食べた翌日の心窩部痛、正しい診断は? 今回から診断エラーの各論に入ります。症例を振り返りながら、診断エラーに陥らないためのノウハウを一緒に考えていきましょう。 2019/10/16 医療の質
誰がWATCHMANを“watch”するのか 古代ローマ時代の詩人ユウェナリスは、自身の風刺詩の中で「誰が見張りを見張るのか(Who watches the watchmen?)」との警句を残した(原文はラテン語で“Quis custodiet ipsos custodes?”)。時は巡り21世紀、心臓の左心耳の前に立ち塞がり脳梗塞を防ぐ「WATCHMAN」もまた、十分に“watch”さ… 2019/10/14 循環器
特集◎医師が薬を自由に使えなくなる日《2》 話題の新薬が気軽に試せなくなる 院内フォーミュラリとは、薬剤費削減と薬物療法の適正化を目的に、医療機関内で取り決められた薬物療法に関する指針。推奨薬をリストで示す病院もあれば、医師の専門性とリンクさせたフローチャート形式を取る医療機関もある。… 2019/10/11 医薬品
「伝える情報」から「伝わる情報」への工夫 情報を伝えたつもりでも、うまく相手に伝わっていないという経験は誰にでもあると思います。その原因は、情報の送り手だけでなく、情報の受け手にもあります。 情報の送り手側の主な原因は、(1)伝えようとする情報内容がまとまっていない(整理されていない)ことと、(2)説明がダラダラと長… 2019/10/03 医療の質
模擬患者の養成者が認定制に? 医学生の医行為のためCBTとOSCEが法的な位置付けに 厚生労働省の医道審議会医師分科会は2019年9月27日、共用試験の公的化および、Student Doctorを法的に位置付けることで合意した。今後、報告書をまとめ、関係法に位置付けることを目指す。 2019/09/30 医療の質
学会トピック◎第19回日本病院総合診療医学会学術総会 日常的に10例中1例で診断エラー発生の可能性 医師の自己省察によると日常的に10例中1例に診断エラーが発生している可能性があり、認知バイアスが診断エラーを生み出す最大の因子であることが分かった。 2019/09/20 医療の質
学会トピック◎第19回日本病院総合診療医学会学術総会 診断困難例の陰にベンゾジアゼピン系薬のリスク 原因不明の疼痛や感覚異常を訴える未診断症例の検討から、短時間作用型ベンゾジアゼピン系薬のリスクの存在が浮かび上がりました。 2019/09/19 医療の質
第2回 【動画】待合室から診察は始まる(前編) 経験の豊富な医師でも、他の医師の外来の様子を見る機会はなかなかないはず。不明熱・不定愁訴の診療を得意とする南多摩病院の國松淳和氏が、自身の外来テクニックを動画で紹介します。 第2回は、國松氏が待合室の様子や問診票から何を読み取っているかを解説します。(2分26秒)… 2019/09/18 医師・患者関係
学会トピック◎第19回日本病院総合診療医学会学術総会 日本の医療訴訟、診断エラーが原因は39.3% 日本の医療訴訟において、診断エラーが原因となった事例は39.3%と高く、欧米の先行研究の結果と同程度であることが分かった。1800件もの判決を基にした調査で明らかになったもので、島根大学医学部医学科5年の大槻和也氏 (指導教官・島根大学医学部附属病院卒後臨床研修センターの和足孝之氏) ら… 2019/09/18 医療安全
その精神科診断は必要か ある会社の産業保健師から「精神科医はすぐ診断をつけますよね。うつ病で薬物治療を開始したという診断書がよく出てくる。患者の言うことを聞くだけでなく、会社の状況をもっとよく聞いてくれたら、会社の環境や本人の対応能力の問題も見えてきそうなのに。精神疾患の診断ってそんなに簡単につく… 2019/09/17 精神・神経
【特別寄稿】Tokyo GIM conference 81thでAI診断イベント 「志水太郎 vs AI診断」は志水氏の圧勝 AIを使った診断決定支援ツールの課題も浮き彫りに 診断エラーを減らすために、AIによる診断決定支援システムを活用する道が開かれようとしています。そこで、総合内科医を対象とするTokyo GIM conference(東京GIM)では、Special eventとして獨協医科大学病院総合診療科教授の志水太郎先生にご協力いただき、AI診断決定支援システムを実際に利用し… 2019/09/13 医師のキャリア
花火を観ながら「みんなで支える医療」を考えた 筆者が外国の大学院に行って初めて知ったことの一つにpublic goodというのがある。この場合のgoodは“良い”ということではない。goods and serviceのgood。つまり財である。したがって、public goodは公共財と訳すのが決まりらしい。… 2019/09/11 医療提供体制
製薬会社の弁当はNGか? ~個人的な意見~ 前回のコラムの続きです。製薬会社が医療従事者に提供する弁当(ネット界隈でいうところの「COI弁当」)について、次第に風当たりが厳しくなってきている現状をお伝えしました。さて今回は、私たち医師側がこの問題をどう受け止るべきか、個人的な意見を述べたいと思います。… 2019/08/23 医療の質
製薬会社の弁当はNGか? ~現状把握~ 厚生労働省が作成した「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」の運用が2019年4月から始まりました。製薬企業や医薬品卸業者が行うプロモーション活動に関するガイドラインで、委託先・提携先も含まれます。医療従事者に対してだけでなく、一般市民向けの疾患啓発にも適用され、規… 2019/08/09 組織
なぜ「患者にICする」が使われ続けるのか? 以前このブログで「今のインフォームド・コンセントはおかしい!」という投稿をしたことがありました。そこでも少し触れましたが、本来インフォームド・コンセント(IC)とは患者の主体的な行為を指しています。専門家から情報を受け取って(インフォームド)、その上で専門家と合意形成を図る(… 2019/07/24 医師・患者関係
診断の質を高める3つのReflectionを 獨協総診では「診断戦略カンファレンス」を実施中 診断は臨床医が日常的に行っている行為であり、臨床医の能力の柱の1つをなしている。厚生経済的観点で診断エラーが医療エラーの重要な割合を占めていることからも、医療の質においても診断の質は大きな意味を持つ。… 2019/07/18 医療の質
特集◎医師人生「後半戦」の落とし穴《10》日常診療 万年研修医の覚悟がないと時代に取り残される 中西 重清 氏(中西内科、中西道場主宰) 長年、診療所開業医として1人で診療をしていると、新しい医学的知見や最新の治療法などに触れる機会が減り、独りよがりの診療に陥ってしまう場合がある。そんな事態を招かないために何をすべきか。中西道場という勉強会を主宰し、自身も「万年研修医」の心持ちで知識をアップデートし続けていると… 2019/06/27 医師のキャリア
第48回 薬局の働き方改革には患者の協力が必須 「ねぇ、じいさん。世間では働き方改革が話題になってますよね。うちでもこの間、薬局長会議の議題に上ったんですけど……」 青木は、いつものように待合のソファでくつろぐ老人に話しかけた。「でも、医療従事者の働き方って、簡単に変えられなくないですか?フリーアクセスのこともあるし、医療… 2019/06/06 コメディカル
学会トピック◎第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 病院総合医に求められる能力、技能、資質とは 臨床、研究、教育、ソーシャルの4分野でコア・モジュール案を発表 アイデンティティ・クライシスに加え、その不要論まで議論されるようになっている病院総合診療医。この危機を打開するため、理想の病院総合診療医像を明確にした育成コア・モジュール案が、第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会の教育講演で発表された。… 2019/06/06 医師のキャリア
JAMA Network Open誌から 日本の研究者の利益相反開示は不十分 癌診療ガイドラインの執筆者を対象にした分析 医師と製薬会社の金銭的な関係に関する透明性を求める声が世界的に高まっている。仙台厚生病院の齋藤宏章氏らは、日本で使用されている6つの癌診療ガイドラインの執筆者に対して製薬会社から支払われた金額の公開データを集めて分析し、利益相反開示が曖昧で不十分だったと報告した。結果はJAMA N… 2019/05/27 癌
診断エラーに立ち向かうために必要なこと 診断エラー・カンファレンスの秘訣 とがめるのではなく、前向きに考えるための場づくりを 我々アラフォーの永遠のヒーローであるイチロー選手は、「4000本安打には、僕の場合、8000回以上悔しい思いをしている。その悔しさと常に向き合ってきた事実がある」と述べています。むしろプロ中のプロであるからこそ、できなかったことから学ぶ姿勢が重要であるように感じます。診断エラー学は本… 2019/05/24 医療安全
シリーズ◎しまね初期研修医合同研修会で語られたこと《3》 「島レジプロジェクト」の潜在力に期待大 初期研修医の初期研修医による初期研修医のためのオンライン研修 今回は、初期研修医の提案で生まれた「島レジプロジェクト」についてです。研修医らが自主的に立ち上げたもので、研修医のスキルアップのためのオンライン研修が柱です。合同研修会の最中、プロジェクトのこれまでと今後について、幹部の皆さんにお話をうかがいました。… 2019/05/15 医師のキャリア
製薬企業から“離れた”学術講演会目指す 神奈川県内科医学会が新たな試みを開始 神奈川県医師会下にある神奈川県内科医学会は2019年4月18日、「知の羅針盤」と題した新たな講演会に関する記者会見を実施した。これは、製薬企業のプロモーション規制から独立した講演会の実施を目指す試み。3月25日に第1回目の講演会を行い、製薬企業の協賛なしで講演会を行うノウハウを蓄積して… 2019/04/19 医療の質
システムエラーに立ち向かうには? 陰性感情をコントロールするスキルを獲得しよう 患者に陰性感情を抱くと診断エラーに陥りやすく 今回は診断エラーの中でも、システムエラーについてご紹介したいと思います。 2019/04/17 医師・患者関係
医師4063人に聞いた「平成の30年間で医療は進んだ?」 9割の医師が「平成時代に医療は進歩した」 日経メディカル Onlineの医師会員を対象とした本誌調査で、平成の時代に「医療はかなり進歩した」と回答した医師の割合は54.0%。「まあまあ進歩した」(35.4%)との回答者と合わせ、約9割の医師が「平成時代に医療は進歩した」と考えていることが明らかになった。… 2019/04/08 事件・話題
診断エラーにどのように向き合っていくべきか エラーに対する懲罰は新たなエラーを増やすだけ 日常診療をともにする仲間と診断エラーの振り返りを AIと私たち人間の違いは何だろうか。1999年に米国のIOM(Institute of Medicine)が発表したレポート「To Err is Human」によると、「人は必ず間違える生き物である」ということである。そして、日常診療におけるエラーの中でも「診断エラー」は大きな部分を占めており、世界的にも問題となっている… 2019/04/08 医療の質
シリーズ◎何でもPros Cons【タスクシェア/シフト、どれだけできる?】 タスクシフトするなら責任も一緒にシフトして! 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/27 医療の質
シリーズ◎何でもPros Cons【慢性疾患の薬物治療、やめどきはある?】 患者には医療を受けない権利がある 名郷直樹氏(武蔵国分寺公園クリニック[東京都国分寺市]院長)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/27 循環器
シリーズ◎何でもPros Cons【主治医制、堅持すべき?】 働き方改革を無理なく進めるコツ、教えます 裵英洙氏(ハイズ(株)代表・医療経営コンサルタント・医師)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/27 医師のキャリア
シリーズ◎何でもPros Cons【慢性疾患の薬物治療、やめどきはある?】 薬の価値は相対的であることを自覚すべき 尾藤誠司氏(国立病院機構東京医療センター臨床研修科医長)に聞く 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/27 循環器
シリーズ◎何でもPros Cons【慢性疾患の薬物治療、やめどきはある?】 慢性疾患の薬物治療、「やめどきアリ」は75% 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/26 医薬品
「治療を受けなければよかった」と言われたとき 日本医療評価機構が行っている我が国の診療ガイドラインの公開ライブラリである「Minds」の存在は、医療者の皆様には広く認識されていると思います。 2019/03/25 医師・患者関係
シリーズ◎何でもPros Cons【専門医資格、どれくらい取得する?】 外科医の自分を支える三階部分の認定医資格 40歳代・病院勤務医、消化器外科 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/22 外科
シリーズ◎何でもPros Cons【特定の医療行為への報酬加算、賛成?】 スキルの評価や手間への加算に多くの医師が賛成 医療には様々な疑問が山積している。医学的な判断はもちろん、より良い医療を提供するための制度・仕組み、医師本人のキャリアプランなど。しかしこうした疑問には正解がないのが普通だ。だからPros Cons。他の医師はどう考えているのか? 自分にない考え方を知り、新しい視点を持つことで、明日か… 2019/03/20 行政・制度
薬剤師のプロフェッショナル・ジャッジメント 深夜勤務中の暇な時間に、薬剤師会雑誌をパラパラめくっていました。この定期誌には驚くことに、患者から薬剤師へのクレームの内容と、クレームを受けた薬剤師に対する薬剤師会による懲罰の詳細を公開しています。… 2019/03/11 コメディカル
特集◎新専門医制度時代の学会と専門医《9》 なぜ人気? 会費がバカ高い米国の学会 医師からは学会に対して、「学術集会の参加費や会費が高い」「学会に入っている意味がない」との愚痴も多く聞こえてくる。だが、少なくとも年会費や参加費の面では、「日本は高い」とは言えないようだ。… 2019/03/11 医療の質
Plenary Lecture◎国際的な診断エラー学の展開と日本の歩み オスラー式フィードバックで診断エラーを減らす 「たゆまぬ監視の眼」を自分自身の内的世界に向けよう 最近になり、患者安全における診断エラー予防の重要性が強調されてきている。実際、患者診療で発生する診断エラーは、担当する個々の医師の認知的判断に依拠する部分が大きい。誤診や診断の遅れやそれに伴う治療介入の遅れは、しばしば致死的な結果となることがある。しかも、診断エラーの頻度は、… 2019/03/05 医療安全
特集◎新専門医制度時代の学会と専門医《6》 現場から見る新専門医制度1年目の問題点 2018年4月の新専門医制度開始から1年。症例数の確保や院内外の連携体制確立など新制度の研修への対応に追われ、思うように専攻医を確保できなかった医療機関も少なくない。そんな中、13領域で38人の専攻医を確保した倉敷中央病院(岡山県倉敷市、1166床)は、新専門医制度でも順調な滑り出しを見… 2019/02/26 医師のキャリア
特集◎新専門医制度時代の学会と専門医《5》 「サブスペシャルティの専門医数は制限したい」 日本専門医機構の寺本民生理事長に聞く 学会の大きな機能の1つが専門医を育てること。だが、多くの学会が専門医資格を乱立してきたことから、各学会が社員として参加する日本専門医機構が枠組みを作成して専門医を評価・認定する制度が作られた。2018年4月から実際に19の基本領域について研修プログラムが動き始め、来年からはサブスペ… 2019/02/25 医療の質
日本病院総合診療医学会に診断エラー部門発足 診療に熱い皆さん、診断エラーをご存知ですか? 日頃から診療に熱く取り組んでいる皆さん、「診断エラー」をご存知でしょうか? 実際は、聞きなれない言葉だと思われる方が多いのではないでしょうか。私たちも、以前から言葉自体は聞いたことあったものの、当初はなんか分からないけれどネガティブなイメージを抱いていたのが正直なところです… 2019/02/08 医療の質
日本専門医機構が専門医の研修プログラムを定義 選択できる医師は地域枠医師や出産・育児中の医師などに限定 日本専門医機構は2019年1月21日、定例の記者会見を開催した。新専門医制度の研修カリキュラムについて、改めて「プログラム制」を定義。プログラム制を選択するための要件などを決めたことを明らかにした。 2018年4月より始まった新しい専門医制度では、原則として一定の年限でアウトカムを随時… 2019/01/22 医療の質
知識と行動の間を埋める「手指衛生のナッジ」 道を歩いていて「通りぬけ禁止」という立て札があったとする。もしその道を通れば、今向かおうとしている駅前のスーパーまで1分もかからない。ただし、立て札の示すままにその道を通ることを諦めて迂回すれば10分は余計に歩かなければならない。… 2019/01/15 感染症
朝令暮改に陥った「妊婦加算」 問われる診療報酬改定の論拠と妥当性 根本匠厚生労働相は、2018年12月14日の閣議後の記者会見で、「妊婦加算」制度の運用凍結を正式に表明した。「妊婦加算」とは耳慣れない制度だが、妊娠中の女性が医療機関を外来受診した際に初診料などに料金が上乗せされる仕組みである。… 2018/12/27 産婦人科
年末スペシャル◎あのニュース、どうなった?2018 皮膚科医も有用性を実感する帯状疱疹の迅速診断 今年1月、「水痘・帯状疱疹ウイルス抗原検出キット(商品名デルマクイックVZV、以下「VZV抗原検査薬」)」が発売された。このキットは皮膚科専門医でも診断に悩むケースがある帯状疱疹に有用とされ、日経メディカルは3月にキットの使い方をまとめて紹介した。… 2018/12/27 感染症
サブスペシャルティ領域の専門医認定は2019年夏に 改めて申請を受けた全学会の認定については否定 日本専門医機構は2018年12月25日、定例の記者会見を実施。サブスペシャルティ領域について認定要件を決定した旨を明らかにした。今後、専門医の認定を希望する各学会にレビューシートを送付し、審査を経て2019年9月にも認定したサブスペシャルティ領域の専攻医の研修を開始する。… 2018/12/26 医療の質
第28回日本医療薬学会より 医薬品情報業務にAIはどこまで入っている? 医薬品情報業務における人工知能(AI)の導入は、今まで気づかなかった事に気づくことができるようになる上に、情報収集する時間が短縮でき効率性が良くなるので、情報リテラシーは上がるのではないか――。特別企画シンポジウム「AIは薬剤師にとって、魔法の杖なのか?」では、医療現場やAI関連… 2018/12/17 コメディカル
日本医学教育評価機構、東京医大の評価取り消し 日本医学教育評価機構(JACME)は2018年11月22日、理事会を開催し、東京医科大学の国際基準に基づく医学教育分野別評価の取り消しを決定した。これは、医学部入試に際して、特定の受験生に便益を図っていたことや、女性・多浪生に対する得点調整を行っていたことに対する措置。… 2018/11/26 医療の質
リポート◎倉敷中央病院が目指すブリリアントホスピタルとは? AIやIoTを駆使し医療の質や患者満足度を上げる 倉敷中央病院(岡山県倉敷市)とGEヘルスケア・ジャパンは2018年11月2日、器械に通信機能を持たせた製品(IoT)や人工知能(AI)を駆使した「ブリリアントホスピタル」の構想を実現するための包括契約を締結したと発表した。… 2018/11/20 医療の質
医師3846人に聞いた「誤診したことありますか?」 どんな誤診? なんで誤診? 経験を共有しよう! 日経メディカル2018年11月号の特集「忘れられないカルテ」では、医師ならば誰にでもある“記憶に残る症例”を取り上げている。この特集と連動し、忘れがたい症例ともなり得る「誤診」の経験を尋ねたところ、60.9%の医師が「ある」と回答。原因は「経験・知識不足」が最多(64.6%)で、「画像や… 2018/11/09 医療の質
新専門医制度2年目の研修プログラム 2019年度の専攻医登録が開始 サブスペシャルティ領域の専攻医登録は来春を予定 日本専門医機構は2018年10月22日、定例記者会見を開催、2019年の専攻医登録開始と、サブスペシャルティ領域に関する専攻医の登録スケジュールの現状について明らかにした。 2018/10/22 医療の質
リポート◎テクノロジーは医師の働き方を変えるか 政府が中村祐輔氏に委ねたAIホスピタル計画とは 政府はこのほど、診断や治療にAI(人工知能)を活用する「AIホスピタル」の実現に向けた研究開発計画を発表した。AIが臨床にどのように役立ち、医師の働き方はどう変わるのか。プロジェクトディレクターを務める、がんプレシジョン医療研究センター所長の中村祐輔氏にその未来像を聞いた。… 2018/10/18 先端医学
BMJ誌から 医療費や死亡率に出身大学による差はない メディケアの医療費や治療成績を担当医の出身大学ランキングで比較 大学医学部や医科大学の評判は、出身医師の医療の質やコストに関係するのか? 米California大学Los Angeles校の津川友介氏らは、メディケア患者の診療データを用いて、US News and World Report(USNWR)誌の大学医学部/医科大学ランキングの順位と、それらの大学を卒業した医師が担当した患者の… 2018/10/15 公衆衛生・予防医学
セカンド・オピニオンについて誤解していました 医師になってもう28年以上たっているのですが、なんだか基本的なことについて全然わかっていなかったと愕然することがしばしばあります。 2018/10/04 医師のキャリア
自らの「診断エラー」に真正面から対峙せよ 診断の遅れ・誤り・見逃しを克服しよう 今回は、これまで本邦で脚光を浴びることがなかった診断エラー学について解説し、日々の臨床でどのように活用すれば、様々な課題を乗り越えていけるかについてお話しします。 2018/09/19 医療の質
君は、うまくいかなった症例から学んでいるか ベテラン医師にも役に立つ診断学のウラ側の話 研修医の先生方はもう半年以上は医療の激流にのまれて、映画コードブルーも「真っ青」のいろいろなリアルなドラマを経験されたと思います。良くも悪くも自分もそうでした。前回の「ヤバイ指導医に出会ったら」では研修医に対してメッセージを書いたつもりだったのですが、意外や意外! このコー… 2018/09/10 医師のキャリア
臨床研究法施行で何が変わるのか? 討議は2018年7月31日午後8時から開催されました。 座長は、東京医科歯科大学統合外科学教授の植竹宏之氏です。コンセンサスに至るまでの討議の詳細はこちら(PDFウインドウで開きます) 2018/08/27 医療の質 医師限定コンテンツ
トレンド◎8年ぶり改訂の『てんかん診療ガイドライン2018』詳報 その薬剤抵抗性てんかん、「見せかけ」かも 今春、8年ぶりに改訂された日本神経学会監修『てんかん診療ガイドライン2018』。新規抗てんかん薬の位置付けが示されたほか、手術適応をより早期から検討できるようにした。薬物療法を行っても発作を抑制できない患者の場合、原因の再検討を行って「見せかけの薬剤抵抗性てんかん」を除外し、治療… 2018/08/23 精神・神経
J Am Coll Cardiol誌から HFrEF外来診療にガイドラインとの乖離あり 米国内の実態は薬剤数と用量が過小傾向 左室駆出率が低下した心不全(HFrEF)患者に対する外来診療の実態について、米国で大規模な調査が行われた。その結果、ACE阻害薬(ACEI)/アンギオテンシンII受容体阻害薬(ARB)/アンギオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)、βブロッカー、鉱質コルチコイド受容体拮抗薬(MRA)の全… 2018/08/06 循環器
研修医の“忖度”オーダーは、アリ? 40歳男性。自営業。足の強い痛みを訴え救急外来を受診。「研修医Aが問診したところ、骨折を疑わせるような病歴や既往歴は聴取できなかったが、患者があまりに痛がるので、研修医Aは指導医にコンサルトしようと電話をかけた。ところが指導医から「どうして画像も撮ってないのにコンサルトしてくるの… 2018/08/06 医師のキャリア
「矛盾点」を突いて真の既往歴を明らかに History! History! History! 病歴の重要性はよく言われます。ゆっくり話を聞いている時間がないような忙しいERでも、ポイントを押さえた「正しい」病歴聴取は、素早い診断を導いてくれます。さらに、高齢者や認知症患者さんでは病歴の信憑性が低いと思われるかもしれませんが、むしろそのよう… 2018/07/27 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
総合的な診療能力持った病院勤務医の養成を 全日病が総合医育成事業をスタート 約60人の医師が長期のプログラムに参加 全日本病院協会は7月14日、同協会会員施設の医師を対象に、総合的な診療能力を身に付けるための研修「全日病総合医育成プログラム」を開始した。受講期間は2年(希望により1~5年)と長期のプログラムだが、全国から約60人の医師が集まった(関連記事:病院勤務医も「総合的な診療能力」の研修を… 2018/07/19 プライマリケア
リポート【動画付き】◎血管可視化装置の使い勝手は? 見えにくい静脈への穿刺を助ける新兵器 近赤外光を皮膚に照射することで非侵襲的に血管走行を可視化する「血管可視化装置」。2018年4月に医療機器大手のテルモが、5月には高知大発ベンチャーのプラス・メッドがそれぞれ血管可視化装置の新製品を発売し、にわかに注目を集めている。血管が見えにくい患者の穿刺時に便利とされるが、実際… 2018/07/17 医療の質