-
サブスペシャルティ候補は90領域、審査は4月から
第2期専攻医は8500人を超える見込み
2019/ 2/22
日本専門医機構は2月18日に定例記者会見を開催。新専門医制度におけるサブスペシャルティ領域の候補が90領域となったこと、2019年4月に専門研修を始める専攻医数が8500人を超え、昨年を少し上回る人数となる見込みである旨を報告した。サブスペシャルティ領域について日本専門医機構は、「基幹病…
-
特集◎新専門医制度時代の学会と専門医《3》
ランチョン廃止で900万円を失った学会の運営術
2019/ 2/13
2015年に学術大会のランチョンセミナーを廃止した日本プライマリ・ケア連合学会。スポンサーからの収入に頼らずにやりたいことができる学会づくりを目指し、運営面を徹底的に見直してきた。 2015年6月に茨城県つくば市で行われた第6回「日本プライマリ・ケア連合学会学術大会」。この大会以降、…
-
特集◎新専門医制度時代の学会と専門医《2》
製薬マネーの減少が学会を窮地に追い込む
2019/ 2/ 7
新専門医制度が始まり、医師のキャリア形成の仕組みが変わる中、学びの場を提供してきた医学会の足元が揺らいでいる。製薬会社からのスポンサー費用が減っていることがその背景にある。 2017年、九州地方のある研究会。世話人の医師らが集まる場で、製薬会社の担当者はこう告げた。「来年の研究…
-
特集◎新専門医制度時代の学会と専門医《1》
群馬県が“外科専攻医が1人”から脱却できたワケ
2019/ 2/ 5
2018年4月の新専門医制度開始から約1年。従来各学会が独自に行っていた専門医の認定や研修施設の指定を、第三者機関である日本専門医機構が行うことになった。中立的な評価によって質の高い専門医を養成するための制度だが、当初より都市部が有利になるのではないかとの懸念が示されていた。実際…
-
日本専門医機構が専門医の研修プログラムを定義
選択できる医師は地域枠医師や出産・育児中の医師などに限定
2019/ 1/22
日本専門医機構は2019年1月21日、定例の記者会見を開催した。新専門医制度の研修カリキュラムについて、改めて「プログラム制」を定義。プログラム制を選択するための要件などを決めたことを明らかにした。 2018年4月より始まった新しい専門医制度では、原則として一定の年限でアウトカムを随時…
-
サブスペシャルティ領域の専門医認定は2019年夏に
改めて申請を受けた全学会の認定については否定
2018/12/26
日本専門医機構は2018年12月25日、定例の記者会見を実施。サブスペシャルティ領域について認定要件を決定した旨を明らかにした。今後、専門医の認定を希望する各学会にレビューシートを送付し、審査を経て2019年9月にも認定したサブスペシャルティ領域の専攻医の研修を開始する。…
-
東京医大で露呈した不平等入試に対する処方箋
2018/10/31
今回は、東京医科大学が文部科学省幹部の子息を不正に入学させていた贈賄・汚職事件に端を発した、一連の医学部入試問題を取り上げたい。といっても、文科省幹部が大学への助成金の見返りに、子息を入学させていた贈賄・汚職事件と、その後、複数の大学医学部に浮上した、不適切な点数操作などの…
-
新専門医制度2年目の研修プログラム
2019年度の専攻医登録が開始
サブスペシャルティ領域の専攻医登録は来春を予定
2018/10/22
日本専門医機構は2018年10月22日、定例記者会見を開催、2019年の専攻医登録開始と、サブスペシャルティ領域に関する専攻医の登録スケジュールの現状について明らかにした。
-
学会トピック◎第50回日本医学教育学会大会
労働時間、収入、やりがいと診療科選択の関係は
医学部1年生を対象に調査、「やりがい」重視の学生が多数
2018/ 8/31
医師の労働時間や収入、やりがいは、医学生の診療科選択にどのような影響を与えるのか――。医学生を対象に、診療科別の実態を示すデータを提示するという介入試験を行った結果、介入前後で希望する診療科の選択に有意な変化を認めなかったことが示された。浜松医科大学医学部の上田梨沙氏らが、…
-
2019年度の東京の専攻医定員はさらに5%減へ
内部資料の流出については第三者委員会で検討
2018/ 8/28
日本専門医機構は2018年8月27日、定例の記者会見を実施。2019年度の専攻医(後期研修医)定員数について、5都府県で引き続きシーリングを設けること、内部資料が流出した問題に関して第三者委員会を設置することなどを示した。…
-
必要なのは総合診療の視点と救急スキルを兼ね備えた指導医
総合診療医に求められる救急スキルとは
第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会での議論を踏まえて
2018/ 8/27
新専門医制度の総合診療専門医プログラムでは救急研修が必須であるが、専攻医が習得すべきスキルについて明確な規定はない。そこで実態を踏まえた議論を展開するために、2018年6月に開催された第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で、佐賀、東邦、獨協医科、富山、広島の5大学の総合診療部…
-
いざ本番!失敗しない「試験直前の過ごし方」
2018/ 8/16
総合内科専門医試験を受験する先生方は、来月に迫った試験の追い込みにかかっていることと思います。今回は、試験直前から終了後の過ごし方を自分の経験を基に書いていきます。■試験1週間前~2日前 この時期は、病院のデューティーをできるだけ免除してもらうことが非常に大切です。外来は仕方…
-
東京都の専攻医定員上限、5%めどに削減の方針
2019年度の専攻医募集開始は10月半ばごろに
2018/ 8/ 7
日本専門医機構は8月3日、今期の第2回理事会を開催し、2019年度の東京都の専攻医定員上限を5%をめどに削減する方針を打ち出した。東京都への1極集中との批判に応えるものだが、専攻医の少ない診療科もあり、何パーセントにするかも含め詳細は今後、詰めるという。また、当初、9月1日からとしてい…
-
ニュース追跡◎「会議後回収」と書かれた資料や個人や団体からの要望書も
内部文書流出で揺れる専門医機構のガバナンス
2018/ 8/ 7
今年5月半ばに、日本専門医機構の内部資料とみられる大量の文書が流出した。告発文とともに関係者に送付されたもので、「会議後回収」と記された資料のほかに、様々な団体や個人などからの要望書も含まれていた。 7月末時点で、日本専門医機構は正式な見解を発表していないが、関係者によると専門…
-
麻酔科専門医の更新要件変更で広がったある憶測
2018/ 8/ 6
最近書いた記事の中で、読者から大きな反響があったものの1つが、「麻酔科専門医の要件『単一施設に週3日以上勤務』へ」だ。このニュースでは、日本麻酔科学会が7月10日付けで、2019年度から開始する麻酔科専門医の更新要件を「申請時点で単一の医育機関病院や病院施設に週3日以上勤務し、麻酔科…