「私が頑張らなければ……」の落とし穴 Hさんは25年間、幾つかの病院で内視鏡の経験を積んできた看護師です。ハキハキとした口調で、責任感の強そうな方でした。最近、引っ越しをされ、内視鏡看護の経験を生かせる病院を探しているということでご相談に来られました。… 2019/10/18 看護師
気管支鏡前のリドカイン局所麻酔法、最善手は? CHEST誌から 呼吸器内科医の皆さん、気管支鏡前の局所麻酔をどのように行っていますか? 恐らくリドカイン(商品名キシロカイン他)を口腔咽頭にスプレーしている医師が大半でしょう。 2019/09/09 呼吸器
軟性気管支鏡を初めて作った日本人 気管支鏡は、1897年にドイツ・ベルリン大学のKillian教授らによって開発されました。当時は「硬性直達鏡」ですので、口腔から気管に向かってめちゃくちゃ硬い内視鏡を直線的に入れます。全身麻酔がなければほぼ拷問です。現在も、気管腫瘍に対する複雑な処置を行う際に硬性気管支鏡を用いることが… 2019/09/06 呼吸器
内視鏡前の梅毒・肝炎検査、要らなくないですか 皆さんの医療機関では、消化器内視鏡や呼吸器内視鏡による検査の前に、患者に対して梅毒、B型肝炎、C型肝炎検査をルーチンで行っていないだろうか。帝京大学医学部名誉教授で元・日本臨床検査医学会理事長の宮澤幸久氏は、「その慣習はやめるべき」と主張する。以下にその理由を記していく。… 2019/09/04 感染症
JAMA誌から 食道アカラシアの治療成功率が高いのはPOEM 内視鏡的筋層切開術とバルーン拡張術を比較したRCT オランダAmsterdam大学医療センターのFraukje A. Ponds氏らは、食道アカラシアの標準治療とされているバルーン拡張術と、経口内視鏡的筋層切開術(POEM)の有効性と安全性を比較するランダム化比較試験(RCT)を行い、治療後2年間の追跡で、成功率はPOEMの方が高かったと報告した。結果はJAMA誌20… 2019/07/26 消化器
気管支鏡後に胸部X線写真は全例撮影すべき? Academic Radiology誌から 呼吸器内科医の皆さんは、気管支鏡を挿入した後に胸部単純X線写真を撮影していますか? 気管支鏡処置の内容によりけりで、生検を行った症例には全例撮影し、観察や洗浄のみの場合には撮影しないという方が多いのではないでしょうか。… 2019/07/22 呼吸器
リポート◎特徴的な逆萎縮の内視鏡所見を探せ! “泥沼ピロリ除菌”の背景にA型胃炎あり まずはこちらの内視鏡写真をご覧いただきたい(写真1)。胃の前庭部(左)と胃体部(右)の写真を見て、違和感を覚えないだろうか。写真では、胃体部に血管透見像が著明で典型的な高度萎縮を認めるが、前庭部には萎縮を認めない。胃体下部前壁には過形成性ポリープが見える。… 2019/07/11 消化器
気管支鏡にファイティングポーズを取る声帯 気管支鏡を挿入するときは、ほぼ全例で声帯の観察を行います。「ほぼ」と書いたのは、永久気管孔がある場合など、一部の例外があるからです。永久気管孔がある場合、気管孔に直接、気管支鏡を入れることになります。… 2019/07/05 呼吸器
ヒアルロン酸に次いでアルギン酸が第2の選択肢に ESD・EMR用の粘膜下注入材に新成分登場 カイゲンファーマは6月1日、内視鏡用粘膜下注入材「リフタルK」を発売した。胃癌や大腸癌の内視鏡治療で行われる内視鏡的粘膜切除術(EMR)および内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の際に用いる医療機器で、粘膜下層に注入することで腫瘍部位を隆起させて切除しやすくする。… 2019/06/03 消化器
トレンド◎6万枚の画像から病変を自動で検出 AIの支援で小腸カプセル内視鏡診断が変わる! 暗黒大陸と呼ばれた小腸内の病変検出に有効と期待されたカプセル内視鏡だが、6万枚にも及ぶ撮影画像の読影の煩雑さが敬遠され、普及が進んでいなかった。最近、カプセル内視鏡画像を判別するAIが開発され、感度・特異度共におよそ9割の成績を出すことが示された。… 2019/02/05 消化器
【第22回】堀内 朗(昭和伊南総合病院内科診療部長・消化器病センター長) 2018年イグ・ノーベル賞を受賞し内視鏡医として自身を使い切る覚悟をもつ 2018年秋、この年のイグ・ノーベル賞医学教育賞を堀内朗医師が受賞した。座った姿勢で大腸内視鏡検査を受けると苦痛が少ないことを、身をもって実証したことが評価された。ユーモアあふれる授賞式から1か月半後、堀内氏を訪ね、日々の取り組みを聞くうちに、受賞の意味合いがより鮮明になってきた… 2019/01/30 事件・話題 医師・医学生限定コンテンツ
胸腔鏡下手術時の胸膜癒着剤:ポビドンヨード vs ミノサイクリン Journal of Thoracic Diseaseより 胸腔鏡下手術における胸膜癒着剤散布に関するエビデンスが増えてきました。日本からは50%ブドウ糖液の有用性1)が報告されており(過去記事:気胸手術時の50%ブドウ糖液注入による再発予防策)、いずれ海外で主流になっているミノサイクリンやタルクなどの胸膜癒着剤とガチンコ比較されると予想… 2019/01/14 呼吸器
気管支鏡検査の鎮静に魅力的な新薬が登場!? Chest誌から 気管支鏡検査における鎮静は、多くの施設がベンゾジアゼピン系のミダゾラム(商品名ドルミカム他)を用いていると思います。 2018/12/24 呼吸器
ドレナージにかかる時間が大幅に短縮 急性膵炎後の嚢胞治療に新デバイス登場 2018年11月8日、ボストン・サイエンティフィック ジャパンは急性膵炎後の合併症治療に用いる「Hot AXIOSシステム」を発売した。急性膵炎の治療後に発生する膵仮性嚢胞、被包化壊死といった局所合併症を超音波内視鏡下で治療する際に、消化管壁の穿刺から瘻孔の形成までワンストップで行えるデバイ… 2018/11/30 消化器
300人超の大動脈内部を血管内視鏡で観察 大動脈プラーク自然破綻は日常的に起きている? 冠動脈疾患がある、または疑われる324例に対し、血流維持型血管内視鏡検査を施行し大動脈内部を観察したところ、8割の患者に自然破綻した大動脈プラークが見つかった。NPO法人日本血管映像化研究機構理事長の児玉和久氏(大阪警察病院[大阪市天王寺区]名誉院長)らのグループが、米国心臓病学会… 2018/07/31 循環器
JAMA誌から 内視鏡で腺腫が見つかった人の大腸癌発症率 径1cm以上の進行した腺腫では発症率と死亡率増加 米国Pittsburgh大学のBenjamin Click氏らは、ベースラインで大腸内視鏡検査を受けた集団を約13年間追跡し、腺腫性ポリープの有無とその後の大腸癌発症率を比較したところ、進行した腺腫が見つかった患者の大腸癌発症率は高かったが、進行していない腺腫の患者と、腺腫なしの患者の大腸癌リスクに… 2018/06/05 癌
リポート【動画付き】◎高精細な映像は手術をどう変える? 毛細血管まで鮮明、「8K腹腔鏡」手術の実力 「髪の毛1本分ほどの毛細血管まで鮮明に見ることができる」――。そんな高精細な映像を映し出せる「8K」(画素数横7680×縦4320ピクセル)技術を用いた大腸癌の腹腔鏡手術の臨床試験が、今まさに国立がん研究センターで行われている。高解像度の映像を用いた内視鏡手術の利点と、実用化までの課題を… 2018/04/24 医療機器
日本内視鏡外科学会が指針を発表 ダビンチ手術全例に術前症例登録を義務付け 日本内視鏡外科学会は3月28日、ロボット支援内視鏡下手術(ダビンチ手術)に関する学会指針を発表した。指針では2018年度の診療報酬改定で、新たに保険適用範囲が大幅に拡大された12術式については、術前に症例登録を行うことを必須条件と設定。保険診療でのダビンチ手術は、学会指針に基づいて行う… 2018/03/30 医療機器
学会トピック◎第14回日本消化管学会総会学術集会 薬剤抵抗性GERDに新たな内視鏡治療の可能性 胃食道逆流症(GERD)の治療は、プロトンポンプ阻害薬(PPI)を中心とした薬物治療が基本だが、内科的治療のみでコントロール不良の場合には、腹腔鏡下に噴門形成術が行われることもある。 2018/02/20 消化器
学会トピック◎第14回日本消化管学会総会学術集会 コールドポリペクトミーは抗凝固薬服用中の大腸ポリープへの標準治療となるか 2月9~10日に東京都新宿区で開催された第14回日本消化管学会総会学術集会では、学会の多施設研究助成で実施された研究の進捗状況が報告された。大阪国際がんセンター消化管内科副部長の竹内洋司氏は、抗凝固薬服用中の患者に対する大腸ポリープ摘除に、コールドポリペクトミーが有用かどうかを検… 2018/02/19 消化器
第31回 実践編 【動画クイズその3】夜間の胸部圧迫感と吐き気 皆さんこんにちは。前々回、前回に続き、実際の胃カメラ画像を提示して、みなさんに診断名を考えていただく「クイズ形式」で進めていきます。 2018/02/07 消化器
第30回 実践編 【動画クイズその2】除菌後の前胸部つかえ感 皆さんこんにちは。前回に続き、実際の胃カメラ画像を提示して、みなさんに診断名を考えていただく「クイズ形式」で進めていきます。 2018/01/17 消化器
第29回 実践編 【動画クイズその1】糖尿病患者の心窩部痛 皆さんこんにちは。今回から数回、実際の胃カメラ画像を提示して、みなさんに診断名を考えていただく「クイズ形式」で進めたいと思います。ではさっそく問題に入ります。以下のような背景を持つ患者さんの胃カメラ検査を依頼されました。まずは、患者さんの背景を以下に示します。… 2018/01/04 消化器
胃カメラをおいしく飲ませる方法を動画で学ぼう 皆さん、胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)を実施されたことはありますか。胃カメラを患者さんに入れたことがあるという先生は、その患者さんがオエッと嚥下反射が起こってつらそうにしている場面に遭遇したことはありますか。 実は、胃カメラ検査の際、患者さんにオエッと嚥下反射を起こさ… 2017/12/28 消化器
第28回 胃癌検診はどうあるべきか 「死ななきゃいい」胃癌検診はもう時代遅れだ 皆さんおひさしぶりです。今回は胃癌検診について、「現状」と「これから」について解説したいと思います。 2017/12/20 消化器
学会トピック◎JDDW2017 内視鏡検査後のフォロー見逃さない疑義照会システムを構築 内視鏡下生検を実施した患者がその後に予約した外来を受診したか、さらには医師による説明を受けたか――について、クラーク2人と看護師が診療録を確認し、医師に疑義紹介するという追跡システムを検討したことを山形大附属病院光学医療診療部の矢尾板孝夫氏が報告した。10月15日まで福岡県福岡市… 2017/10/23 消化器
学会トピック◎JDDW2017 20%ポビドンヨードで大腸ESD後の遊離細胞が減少 大腸の内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を施行後、腸管内洗浄液中に存在する遊離細胞の生存率は30%ほどで12時間が経過しても生存していることや、腸管内洗浄液中に存在する遊離細胞を20%ポビドンヨード液で処理することで、有意に遊離細胞の生存率を減らせたことが報告された。10月15日まで福岡県… 2017/10/20 消化器
学会トピック◎JDDW2017 超音波内視鏡による浸潤距離予測で深部浸潤大腸癌も内視鏡切除可能に 大腸癌に対する内視鏡治療ではこれまで、粘膜下層の浸潤距離が1000μm以上と判断された場合などには、追加で外科手術を行うことが推奨されてきた。しかし近年、リンパ節転移の危険因子を伴わない場合には浸潤距離によらずリンパ節転移の可能性は低いことが明らかになり、また負担の大きい外科手術… 2017/10/20 消化器
学会トピック◎JDDW2017 超拡大内視鏡とAIの活用で大腸癌リンパ節転移の予測精度が上がる 現在の「大腸癌治療ガイドライン2016年版」には、大腸癌に対する内視鏡治療後、粘膜下層への浸潤距離が1000μm以上、脈管侵襲陽性、低分化腺癌などの危険因子が1つでもあれば、外科手術を考慮するよう記載されている。しかし、浸潤距離1000μmを基準とした場合、外科手術で実際にリンパ節転移が確… 2017/10/19 消化器
知ってた? 一円玉はX線画像に写らない! 先日、東京ベイ・浦安市川医療センター(千葉県浦安市)から、実に日本らしい(?)論文がInternational Journal of Emergency Medicineに投稿されていました。コインを誤飲したはずなのに、X線画像に写らなかったというものです。… 2017/09/21 救急医療・集中治療
上部内視鏡検査をトラウマにしないためには? FDの患者さんで上部消化管内視鏡のときに「空気が入ると胃が痛くてつらい」と言う人が時々います。そのような人に内視鏡検査を行う際は、痛みを感じたら手を挙げるよう事前にお声掛けすることがあります。また、内視鏡検査中に送気した際に苦しそうにしたり、ゲップをして胃内の空気を抜こうとす… 2017/08/31 消化器
リポート◎血管内腔を肉眼的に観察できる![動画付き] 血管内視鏡で大動脈プラークを見てみたら 日本で開発され、1990年代から冠動脈病変の評価などに用いられてきた血管内視鏡が、近年注目を集めている。新技術の開発により、冠動脈だけでなく大動脈の観察も可能になったからだ。脳梗塞や腎梗塞など全身の塞栓症の中には、塞栓子の発生源を特定しきれないものが多い。しかし血管内視鏡による… 2017/07/03 循環器
第26回 自験例その2 バリウム検診で「要精検」と言われる患者 この連載はあくまでもビギナー向けに企画したモノですが、前回に続いて今回も、私自身が経験したまれな患者さんをご紹介します。 2017/04/26 消化器
第25回 自験例その1 胃カメラが入らなかった患者 この連載はあくまでもビギナー向けに企画したモノですが、今回ばかりは、皆さんの周りの達人ドクターにご指南いただきたい症例です。今回は、私自身が経験したとても難しかった患者さんを紹介します。今もって、どうしたら良かったのか答えを出せていません。… 2017/04/12 消化器
第24回 内視鏡を抜く際にしておきたいこと 胃カメラを抜く際の5つのこだわり 胃カメラのおいしい入れ方も24回目の連載となりました。いよいよ「抜き」にかかります。「入れ方」という表題から外れますが、私は「抜き方」にもこだわりを少々持っています。 2017/03/15 消化器
第23回 微小病変を見逃さない 胃カメラの「死角」を見える化するには 胃カメラのおいしい入れ方も23回目となりました。毎度のことで恐縮ですが、この連載はあくまでもビギナー向けです。達人医師には参考となりません。様々な消化器疾患に関するうんちくは、今回も一切述べません。ご容赦願います。… 2017/03/01 消化器
学会トピック◎第13回日本消化管学会総会学術集会 病変が見つからない原因不明の消化管出血の再検査はカプセル内視鏡で 原因不明の消化管出血に対してカプセル内視鏡検査を行って責任病変が確認できなかった場合、ダブルバルーン内視鏡検査よりもカプセル内視鏡の再検査を行う方が、病変検出率が高いことが示された。2月17日から名古屋市で開催された第13回日本消化管学会総会学術集会で大阪市立大学消化器内科学の大… 2017/02/24 消化器
第22回 機能性消化管障害の診療を考える(2) 機能性消化管障害を診断するための問診のコツ 胃カメラのおいしい入れ方も22回目の連載となりました。様々な消化器疾患に関するうんちくは、今回も一切述べません。ご容赦願います。 2017/02/17 消化器
第21回 機能性消化管障害の診療を考える(1) 機能性消化管障害も胃カメラで検討できる! 胃カメラのおいしい入れ方も21回目の連載となりました。様々な消化器疾患に関するうんちくは、今回も一切述べません。ご容赦願います。 2017/02/01 消化器
BMJ誌から 上部消化管出血の予測にはGBSスコアが有用 5種類のリスクスコアを国際比較した研究 上部消化管出血患者用の5種類のリスク評価指標の精度と臨床的な有用性を比較する国際比較研究を行った英Glasgow Royal InfirmaryのAdrian J Stanley氏らは、入院治療の必要性または死亡の予測精度が最も高いのは、Glasgow Blatchford スコア(GBS)だったと報告した。結果はBMJ誌電子版に2017年1… 2017/01/31 消化器
第20回 経鼻内視鏡の画質の低さを補う一工夫 三杯酢で超早期胃癌の発見ができる! 前回は、経鼻内視鏡(細径内視鏡)について触れましたが、細径内視鏡の最大のデメリットは「画質が劣る」ということです。今回は、画質が劣る経鼻内視鏡でも、「超早期胃癌」を発見しやすくする一工夫をお話しします。もちろん、通常内視鏡観察、拡大内視鏡観察でも使える工夫です。… 2017/01/18 消化器
第18回 「以前の検査が大変だった!」という患者への対処法(1) 「鎮静薬を使ってください!」と言われたら くどいようですが、この連載はあくまでもビギナー向けです。達人医師には参考となりません。今回もご容赦願います。今回と次回の2回に分けて、「以前の検査が大変だった!」という患者さんの場合の対処法を紹介します。… 2016/12/28 消化器
第17回 私の“裏技” 胃カメラ中の止まらないゲップを押さえる方法 胃カメラのおいしい入れ方も17回目となりました。様々な消化器疾患に関するうんちくは、今回も一切述べません、ご容赦願います。 2016/12/14 消化器
「教えるプロ」に学ぶ、下部消化管内視鏡検査 実は今月から福岡徳州会病院に来ています。以前ここのERで働いていたので出戻りみたいになってしまいましたが、今回福岡に来た目的は内視鏡検査の修行です。今月いっぱいこちらで下部消化管内視鏡を中心に勉強をさせていただきます(もちろんERでも働かせていただきます)。徳州会グループ内で病… 2016/12/08 消化器
Lancet誌から 光干渉断層法ガイド下PCIの優位性示せず 血管内超音波、血管造影と比較したランダム化試験 より新しい血管内イメージング法である光干渉断層法(OCT)が提供する画像は血管内超音波法(IVUS)より解像度が高く、画像化に要する時間は短い。米Columbia大学のZiad A Ali氏らは、OCTガイド下の経皮的冠動脈インターベンション(PCI)とIVUSガイド下のPCI、通常の冠動脈造影法でのPCIを比較す… 2016/12/01 循環器
第16回 私の“裏技” 胃カメラでメントールを愛用しています 「胃カメラのおいしい入れ方」も16回目の連載となりました。様々な消化器疾患に関するうんちくは、今回も一切述べません、ご容赦願います。 2016/11/30 消化器
第14回 十二指腸編その3 私のこだわり! 水平脚に入れる! 胃カメラのおいしい入れ方も14回目の連載となりました。様々な胃の疾患に関するうんちくは、今回も一切述べません。今回も十二指腸編です。ただし今回は、「そこまでしなくても良いんじゃないの?」とよく言われる「十二指腸水平脚への入れ方」を解説します。… 2016/10/19 消化器
第13回 十二指腸編その2 上十二指腸角は検者の体を捻って越える くどいようですが、この連載はあくまでもビギナー向けです。達人医師には参考となりません。今回もご容赦願います。 2016/10/05 消化器
トレンド◎「H.pylori感染の診断と治療のガイドライン」改訂のポイント ピロリ除菌の要不要を内視鏡所見で絞り込む 日本ヘリコバクター学会は2016年8月、「H.pylori感染の診断と治療のガイドライン」を7年ぶりに改訂した。改訂では、除菌療法のレジメンにカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)が加わったほか、抗体測定法ではプロトンポンプ阻害薬(PPI)の休薬が不要であることや、陰性高値例への対… 2016/09/29 消化器
REPORT◎オールジャパンの技術を結集した次世代内視鏡 8Kカメラの「高精細」は臨床に役立つか? 現行のフルハイビジョン硬性内視鏡の16倍高い解像度を持つ超高精細硬性内視鏡(8K内視鏡)の開発が進んでいる。実用化すれば内視鏡手術で起こる神経損傷、出血などの術後合併症、癌組織の取り残しなどを低減できると期待されている。8K内視鏡を用いた手術は既に試験的に行われており、普及には有… 2016/09/23 医療機器
第12回 十二指腸編その1 十二指腸を見たいのに幽門輪が開かない! 胃カメラのおいしい入れ方も12回目の連載となりました。今回からは十二指腸編です。皆さんは「幽門輪が開かない!」なんて経験をしたことはありませんか。今回は、幽門輪の開け方のコツを3つほどご紹介いたします。… 2016/09/22 消化器
第11回 胃カメラが胃に入ったらチェックしたい3つのポイント―その3― 胃を先に見るか、それとも十二指腸を先に見るか くどいようですが、この連載はあくまでもビギナー向けです。達人医師には参考となりません。今回もご容赦願います。 2016/09/07 消化器
リポート◎大腸の小さな良性腫瘍は通電せずに摘除 国内で普及進むコールドポリペクトミー 小さいポリープも全て取る「クリーンコロン化」の時代へ 通電せずに大腸ポリープを摘除する「コールドポリペクトミー」が国内で徐々に広がっている。従来法と比べて術後の出血や穿孔のリスクを軽減できるのが特徴。導入施設では、これまでであれば出血、穿孔リスクを懸念して取らなかったような小さなポリープも残さずに摘除している。… 2016/08/30 消化器
第10回 胃カメラが胃に入ったらチェックしたい3つのポイント―その2― 「瀑状胃」ってご存知ですか? くどいようですが、この連載はあくまでもビギナー向けです。達人医師には参考となりませんので、今回もご容赦願います。胃カメラのおいしい入れ方も10回目となりました。様々な胃の疾患に関するうんちくは、今回も一切述べません。胃に入ったら、忘れずにチェックしていただきたいポイントが3つあ… 2016/08/18 消化器
第9回 胃カメラが胃に入ったらチェックしたい3つのポイント―その1― 胃に到達したらまずチェックするのは何? くどいようですが、この連載はあくまでもビギナー向けです。達人医師には参考となりません。今回もご容赦願います。 2016/08/03 消化器
【新薬】ピコスルファート・酸化マグネシウム・無水クエン酸配合剤(ピコプレップ) 2つの作用を持つ経口腸管洗浄薬 2016年7月4日、経口腸管洗浄薬ピコスルファート・酸化マグネシウム・無水クエン酸配合剤(商品名ピコプレップ配合内用剤)の製造販売が承認された。適応は大腸内視鏡検査および大腸手術時の前処置における腸管内容物の排除。1回1包を150mLの水に溶解し、検査または手術前に2回経口投与する。… 2016/08/01 医薬品
第7回 知っておきたい前処置のこと 前処置は不要!ありのままの蠕動状態を観察 くどいようですが、この連載はあくまでもビギナー向けです。達人医師には参考となりません。今回もご容赦願います。 2016/07/06 消化器
第6回 知っておきたい画像強調イメージングのこと NBI撮影は抜きながら?入れながら? 胃カメラのおいしい入れ方も、第6回目となりました。前回は、咽喉頭の通過方法を説明しました。食道編に入る前に、今回は「画像強調イメージング」(image-enhanced endoscopy)について解説します。 2016/06/22 消化器
第3回 咽喉頭通過編(1) 「アイーン」で地雷ポイントを通過する ビギナーにとって一番の難関となるのは、「ゲーッ!」「オエッ!」という咽喉頭反射です。前回は、この咽喉頭反射を誘発させないための工夫として、胃カメラを挿入する前に患者さんに下顎を前に突き出す姿勢を保つことが大切なことをお伝えしました。今回も引き続き、患者さんの「型」の整え方に… 2016/05/11 消化器
第2回 なぜ胃カメラをおいしく入れる必要があるのか 「胃カメラのおいしい入れ方」連載第2回目です。前回も記しましたが、この連載はビギナーの先生方を対象としています。達人の先生方には何のお役にも立たないかと思いますので、ご容赦願います。 2016/04/20 医療機器
第1回 「胃カメラのおいしい入れ方」教えます 皆さま、はじめまして。信州で「胃腸屋稼業」を専らとしている中島恒夫と申します。医療系メディアでは、私の副業(一般社団法人 全国医師連盟 代表理事)で見覚えのある名前かもしれません。私の本業は、消化管内視鏡検査をベースに内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)に快感を覚えている「切開剥離屋… 2016/04/13 医療機器
リポート◎搬送困難事例を減らせ! 24時間腹腔鏡手術に対応する「急性腹症科」 ホットラインで近隣施設の転送依頼にも迅速対応 院内に設けた「急性腹症科」で、救急受け入れが敬遠されがちな重い急性腹症の症例にも24時間365日体制で対応する――。大阪市の多根総合病院では数年前から、こんな取り組みを続けてきた。夜間・休日でも腹腔鏡手術を行える態勢を整え、迅速な診断・治療につなげている。… 2016/04/07 消化器
学会トピック◎第12回日本消化管学会総会学術集会 除菌後胃癌の7割は除菌治療後5年以内に発見 Helicobacter pylori(H. pylori)除菌後に発見される早期胃癌のおよそ7割は、除菌治療から5年以内に見つかっていたほか、組織型は分化型優位で、肉眼型は平坦・陥凹型が多かったことが報告された。2月26日から27日にかけて東京都内で開催された第12回日本消化管学会総会学術集会で、長崎大学病院… 2016/03/02 癌
学会トピック◎第12回日本消化管学会総会学術集会 消化器内視鏡検査前の抗血栓薬休薬期間の決定にExcelを活用 内視鏡的粘膜切除術(EMR)や内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)など、侵襲的な治療を伴う消化器内視鏡検査前には、患者が抗血栓薬を服用しているかどうかをチェックする必要がある。特に複数の抗血栓薬が使用されている場合には休薬期間の判断が難しい。そこで、Microsoft社の表計算ソフトであるExce… 2016/03/01 消化器
学会トピック◎第12回日本消化管学会総会学術集会 コールドポリペクトミーで術後出血を有意に抑制 高周波を用いた従来のデバイスによる内視鏡治療よりも術後の出血や穿孔リスクが少ない手法として、通電しないコールドポリペクトミーが注目されている。コールドポリペクトミーを用いた大腸ポリープの治療では、従来の治療と比べ3mm以下症例の一括切除率が高かったほか、術後の出血が有意に少なか… 2016/03/01 癌
第19回 「以前の検査が大変だった!」という患者への対処法(2) 「経鼻内視鏡でお願いします」と言われたら 本連載「胃カメラのおいしい入れ方」も19回目となりました。様々な消化器疾患に関するうんちくは、今回も一切述べません、ご容赦願います。 2016/01/04 消化器
デジタルヘルス事例:外科手術用4K内視鏡システム「VISERA 4K UHD」 4K内視鏡に“粋”を集めたソニーとオリンパス イメージング技術のソニーと、光学技術・医療事業のオリンパス。それぞれの“粋”を集めた製品を、2015年9月16日に両社が発表した。「2社のうち、どちらが欠けてもこの製品は完成しなかった」。9月16日の製品発表会に登壇したソニー・オリンパスメディカルソリューションズ 代表取締役社長の勝本… 2015/09/22 医療機器
合弁による第1弾製品がいよいよ市場へ ソニーとオリンパス、「4K内視鏡」を10月発売 ソニー、オリンパス、ソニー・オリンパスメディカルソリューションズの3社は2015年9月16日、共同開発を進めてきた外科手術用の4K(4000×2000画素級)内視鏡システムを製品化したと発表した。「VISERA 4K UHD」のブランド名で、2015年10月上旬からオリンパスが日本と欧州で順次発売する。… 2015/09/21 消化器
BMJ誌から 胃粘膜の萎縮度と胃癌の発症率、やはり相関 非萎縮性胃炎から異形成へと粘膜変化が進むほど胃癌発症率は上昇、スウェーデンのコホート研究で確認 スウェーデンKarolinska研究所のHuan Song氏らは、1979年以降に癌以外の疾患で胃の内視鏡検査と生検を受けた住民ベースのコホート研究を実施。胃粘膜の変化が進むほど胃癌罹患リスクが上昇することを確認した。… 2015/08/19 消化器
大学発ベンチャーが開発した「EMARO」の実力は? 国産ロボットが「ダビンチ」を超える日 東京工業大学と東京医科歯科大学による大学発ベンチャー、リバーフィールドは2015年7月31日、内視鏡手術支援ロボット「EMARO(エマロ):Endoscope MAnipulator RObot」を同年8月に発売すると発表した。執刀医が頭部の動作によって内視鏡を自ら操作できるようにしたシステムで、スコピスト(内視… 2015/08/13 医療機器
東工大・東京医科歯科大のベンチャー、リバーフィールドが記者会見 ついに8月発売、内視鏡手術支援ロボ 執刀医の頭の動きに連動して内視鏡保持アームが動く、内視鏡ホルダーロボット「EMARO」 東京工業大学と東京医科歯科大学による大学発ベンチャー、リバーフィールドは2015年7月31日、東京工業大学内で記者会見を開催し、内視鏡ホルダーロボット「EMARO(エマロ):Endoscope MAnipulator RObot」の販売を同年8月に開始すると発表した。医療関連製品メーカーであるホギメディカルを通じ… 2015/08/07 消化器
体重をひざで受け止め、手術中の腰の負担を軽減 外科医の腰痛を防ぐ「サージカルニーレスト」 千葉大学フロンティア医工学センター准教授の川平 洋氏は2015年7月10日、医師、医療機器メーカー、ものづくり企業の交流イベント「C-square EXPO 2015」(会場:東葛テクノプラザ、主催:千葉県、国立がん研究センター東病院ほか)において、内視鏡外科医の身体的ストレス対策のために開発に取り… 2015/07/19 外科
トレンドビュー◎広がる内視鏡的バンド結紮(EBL) 大腸憩室出血は「輪ゴム」で止める クリップ法より高い止血効果、専用デバイスの発売で普及にはずみ 大腸憩室出血の新しい止血法である内視鏡的バンド結紮(endoscopic band ligation:EBL)を取り入れる医療機関が増えている。高い止血効果と手技の簡便さがウリの治療法で、今年5月の日本消化器内視鏡学会総会でも複数の施設がその有用性を報告し、関心を集めた。一方で穿孔例も国内で初めて報告… 2015/06/23 消化器
特集◎腹腔鏡下手術事故 放任の大罪(4)手術事故を防ぐ仕組みとは 技量や出血量の「見える化」で危機を回避 病院や診療科のリスクコントロール体制が、群馬大病院や千葉県がんセンターで見られたような腹腔鏡下手術事故を未然に防ぐ。ここでは、手術リスクをコントロールし、事故を未然に防ぐ有効な体制を構築しているケースを紹介する。… 2015/06/11 医療安全
「非静脈瘤性上部消化管出血の内視鏡診療ガイドライン」がパブコメ募集 上部消化管出血の内視鏡治療ガイドライン案公開 リスク層別化スコアや止血法の推奨度を記載 日本消化器内視鏡学会は6月4日、「非静脈瘤性上部消化管出血の内視鏡診療ガイドライン」の草案を公開した。消化管出血に対する内視鏡の治療ガイドラインとしては国内初。6月30日までパブリックコメントを募集する。… 2015/06/11 消化器
特集◎腹腔鏡下手術事故 放任の大罪(3)腹腔鏡下肝切除のメリットは? 「腹腔鏡下肝切除術の全てを否定されたくない」 金子弘真氏(東邦大学教授・肝臓内視鏡外科研究会代表世話人)に聞く 群馬大病院のケースは、事故報告書を読む限り、死亡率があまりに高い。ほとんどの施設では死亡率に若干差はあるものの低いと考えている。私の診療科では腹腔鏡下肝切除術の死亡率はゼロである。 2015/06/10 医療安全
消化器内視鏡治療支援システムと電動多自由度腹腔鏡を開発 オリンパスが手術支援ロボットを初披露 「早く上市し患者の役に立ちたい」 「早く上市し、患者の役に立ちたい」(オリンパス代表取締役社長の笹宏行氏)――。オリンパスは、ロボット技術を使った手術支援機器2品種を開発。2015年6月3日に福島県郡山市で開催した「手術支援ロボティックシステムの開発成果発表会」で試作機を披露した(pdf形式の関連リリース1)。製品化を前… 2015/06/10 医療機器
特集◎腹腔鏡下手術事故 放任の大罪(2)なぜ止められなかった? 群馬大、千葉がんに欠けていた「4つの手続き」 群馬大病院や千葉県がんセンターでは、リスクが高い腹腔鏡下手術の実施を、倫理委員会に諮ることなく決めていた。安全性や有効性が確立していない新しい術式は適応、技量、チーム体制などを十分審議し、倫理的な手続きを踏み、第三者が結果を評価する仕組みが欠かせない。… 2015/06/09 消化器
特集◎腹腔鏡下手術事故 放任の大罪(1)腹腔鏡の選択に疑義 群馬大、千葉がんの連続死亡はなぜ起こった? 群馬大病院と千葉県がんセンターの腹腔鏡下手術事故では、死亡患者の多くが肝胆膵領域の高難度手術を受けていた。腹腔鏡下では適応の評価が定まらない新術式の実施が倫理的手続きを経ず、実質的に少人数の医師で決められていた。… 2015/06/08 消化器
造影画像の表示、臓器の硬さ分布のカラー表示が可能 高精細画像が得られる超音波内視鏡用観測装置 上部消化管用超音波スコープ2機種も同時発売 富士フイルムは、新開発の画像処理マイクロプロセッサー(MPU)を搭載した超音波内視鏡用観測装置「SU-1」と、上部消化管用超音波スコープ「EG-580UR」「EG-580UT」で構成する超音波内視鏡用観測システムを発表した。2015年6月25日に発売する。… 2015/05/28 医療機器
European Respiratory Journalから 肺に充填剤を流し込む「ELS」は有効か!? COPDが重症の場合、肺容量減量術という手術を行うことがあります。これは、気腫化した肺の一部を切除することで、肺容量を減少させるもの。最大吸気位でがんじがらめになった呼吸筋の運動を回復させることが目的です。… 2015/05/15 呼吸器
視野角は170度でNBI(狭帯域光観察)に対応 3D表示可能な大腸内視鏡、HD解像度・細径で初 オリンパスが4月から販売 オリンパスは2015年4月9日、消化器内視鏡の新製品「PCF-H290DL/I」を発売した。HD(high definition)解像度の細径タイプでは初めて、大腸内での内視鏡の形状や位置をモニタリングできる機能を搭載した(リリース)。… 2015/04/11 医療機器
せのびぃ、当直で「引く」医師に変身して限界に気付く せのびぃをよく知る人は、よく言います。「昔はホントに静かな当直ばっかりだったのに、最近引き過ぎじゃない?」 確かに、年間数件しかないはずだった土日緊急入院を、春、夏、年度末に3件引き受けています…。… 2015/04/08 精神・神経 医師・医学生限定コンテンツ
Lancet誌より 肺癌の鑑別に使うのは気管支鏡かEBUS-TBNAか 気管支鏡検査は日々進歩しつつあります。最近では、「超音波ガイド下経気管支針生検(endobronchial ultrasound-guided transbronchial needle aspiration:EBUS-TBNA)」や「ガイドシース併用気管支内腔超音波診断(endobronchial ultrasonography with a guide sheath:EBUS-GS)」といった超音… 2015/04/03 呼吸器
FDAの安全性通信発表を受け厚労省も医療機関に注意喚起 十二指腸内視鏡に多剤耐性菌の伝播リスク 厚生労働省は3月20日、十二指腸内視鏡による多剤耐性菌の伝播リスクに関して、医療機関に対し5つの留意点を提示し注意喚起を行った。米食品医薬品局(FDA)が安全性通信を発表したのを機に、国内での感染リスクについて検討していた。… 2015/03/21 消化器
学会トピック◎第8回日本カプセル内視鏡学会学術集会 大腸カプセル内視鏡と生体情報モニターの電波干渉に注意 ペースメーカー用電磁波防護服で電波干渉を軽減できる可能性 大腸カプセル内視鏡と生体情報モニターの間で電波干渉を生じ得ることと、十分な対策により電波干渉は防げる可能性が示された。虹が丘病院(長崎市)消化器内科部長の増田淳一氏が第8回日本カプセル内視鏡学会学術集会(2月15日、東京開催)で発表した。カプセル内視鏡検査で生じる画像記録障害の… 2015/03/20 消化器
学会トピック◎第47回日本胃病態機能研究会 PGAシートとフィブリン糊でESD後出血を防ぐ 抗血栓薬使用者でも後出血率は非服用者と同等に 内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)実施後、切除部をポリグリコール酸(PGA)シートとフィブリン糊で被覆することで、後出血リスクを低減できる可能性が示された。長崎大学消化器内科の福田浩子氏が第47回日本胃病態機能研究会(2月14~15日、東京開催)で発表した。抗血栓薬継続下でより安全にESDを… 2015/03/19 消化器
気管支鏡時の大事な意思疎通ツール「パフパフ」 気管支鏡は声門を通過する検査なので、検査中は声が出せません。たまに、声門がうまく閉じて声が出せるツワモノもいらっしゃるのですが(笑)。 2015/03/13 呼吸器
学会速報◎第11回日本消化管学会学術集会 小腸病変の観察にスパイラル内視鏡が有用 ダブルバルーン内視鏡と同等の診断能で挿入時間は短い 初学者が行ったスパイラル内視鏡検査とダブルバルーン内視鏡検査の前向きクロスオーバ―比較試験で、両者の病変診断率には差がなく、スパイラル内視鏡の方が鎮静薬使用量が多いものの、挿入時間が短いことが報告された。広島大学病院内視鏡診療科の青山大輝氏が第11回日本消化管学会学術集会(2月… 2015/02/20 消化器
学会速報◎第11回日本消化管学会学術集会 内視鏡的バンド結紮術で憩室出血の再発が低下 クリップ法と比べ再出血率が有意に低下、入院期間短縮効果も 大腸憩室出血の内視鏡的止血術である、クリップ法と内視鏡的バンド結紮術(endscopic band ligation;EBL法)を比較した結果、EBL法では30日以内再出血率が有意に低下し止血後在院日数も短縮したことが示された。亀田総合病院(千葉県鴨川市)消化器内科の山内健司氏らが第11回日本消化管学会学術… 2015/02/19 医療機器
学会速報◎第11回日本消化管学会学術集会 消化管の開通性評価はピコスルファート前日投与でより確実に 前日投与群で原形排出率は高く、画像による確認の頻度は低い 消化管の開通性評価のためにテスト用カプセルを投与する前日にピコスルファートを投与すると、投与しない場合に比べてカプセルの原形排出率が高いことが分かった。富山大学第三内科の三原弘氏が第11回日本消化管学会学術集会(2月13~14日、東京開催)で発表した。… 2015/02/17 消化器
学会速報◎第11回日本消化管学会学術集会 小児の小腸カプセル内視鏡、滞留発生率は1.6% 有所見率は68%、安全性と有用性を確認 18歳以下の小児に対して行われた小腸カプセル内視鏡検査で、全小腸観察率は95%、有所見率は68%で、35%が診断や治療方針に影響していた一方、偶発症である滞留の発生率は1.6%だったことが分かった。済生会横浜市東部病院(横浜市鶴見区)こどもセンターの及川愛里氏が第11回日本消化管学会学術… 2015/02/17 消化器
学会速報◎第11回日本消化管学会学術集会 初の「GI Week」に過去最多の2500人が参加 国際シンポジウムで早期胃癌の拡大内視鏡分類を発表、世界への発信目指す 日本消化管学会は2015年2月13~14日、東京都新宿区の京王プラザホテルで、第11回学術集会を開催した。2月15日までの3日間を「GI Week」と定め、15日には同じ会場で日本カプセル内視鏡学会と胃病態機能研究会を同時開催。参加者は過去最多の2500人となった。… 2015/02/16 消化器
学会速報◎第11回日本消化管学会学術集会 大腸内視鏡検査前の洗浄剤、半量でも実施可能 半量でも最終排便の性状、腸管内洗浄効果に差なし 大腸内視鏡検査を行う際、前日に検査食を摂取させた上で前処置に使う洗浄剤を半量にすると服用時間を短くでき、腸管内洗浄効果にはほとんど差がないことが示された。大阪医科大学第二内科の柿本一城氏が第11回日本消化管学会学術集会(2月13~14日、東京開催)で発表した。… 2015/02/15 消化器