NEWS◎CureApp HT 高血圧治療補助アプリの保険適用が中医協で了承 高血圧治療用アプリ、「初回140点+月830点」で保険適用へ 厚生労働省中央社会保険医療協議会(中医協)は2022年8月3日の総会で、CureApp(東京都中央区)が開発した高血圧治療用アプリ「CureApp HT 高血圧治療補助アプリ」の保険適用を了承した。アプリによる高血圧治療開始時に140点を算定するとともに、アプリを使用した高血圧に関する指導および治療管… 2022/08/05 医療機器
第4章 EUS関連手技のコツ 超音波内視鏡下胆管胃吻合術の基本とコツ EUS-HGSは黄金比がすべて! EUS—HGSはEUS下で胃からの肝内胆管穿刺により吻合するドレナージ術ですが,日本消化器内視鏡学会からの「超音波内視鏡下瘻孔形成術による閉塞性黄疸治療に関する提言」にあるように,敷居の高い手技と思われている先生が多いように思います.確かに見様見真似ですることは推奨しませんし,初回はエ… 2022/08/05 消化器
汎用性の高い基本手技 消化器内視鏡:局注の極意 局注を制するものは内視鏡治療を制す! 最近では新しい局注液も登場してきていますが,主には0.9%生理食塩水,グリセオール,ヒアルロン酸ナトリウム溶液があります. グリセオールなど粘稠度が高い局注液を用いてもよいですが,病変の適切な挙上ができなかった場合は,病変がなかなか元に戻らずに逆に切除しにくくなる場合があるので… 2022/07/29 消化器
第3章 ERCP(各治療手技のコツ) プラスチックステントの選択,留置の基本 自施設の特徴を“すべて” 言えますか? 症例に合わせて選ぶ! 胆道閉塞にプラスチックステント(plastic stent:PS)をドレナージ目的に挿入するコンセプトはSohendraらによって1980年にはじめて報告されました.その際に報告されたPSは驚くべきことにすでに先端がpig tail型をしており,約40年が経過した現在でもPSの形態はpig tail型とstraight型の主に2つ… 2022/07/22 消化器
もう手放せない「自動運転」型インスリンポンプ 私が診ている糖尿病患者の恐らく8~9割が1型糖尿病(もしくは膵臓除去による糖尿病)で、インスリンに完全に依存している2型糖尿病の患者さんたちも多少いる。私は成人の患者さんのみを診ており、年齢としては18歳から89歳までと幅広い。何十年も1型糖尿病とともに生きてきた人も多い。… 2022/07/20 代謝・内分泌
下部消化管内視鏡検査 下部消化管内視鏡 挿入の極意(6):用手圧迫part2 力が伝わらない? 壁をつくってスコープを進めよう 下行結腸から横行結腸にスコープを進める際に,右手でスコープを押してもスコープに力が伝わらないことがあります.手前のS状結腸がたわんでしまっていることが多いですが,太った人などの場合には下行結腸が左側腹部にたわんでしまっていることもあります.… 2022/07/15 消化器
整形外科Q&Aシリーズ《26》 エコー下穿刺、交差法が望ましい場面は? <総合診療医>エコー下穿刺で、交差法が望ましい場面エコー下でのいわゆる筋膜リリース(ハイドロリリース)をよく行っている総合診療医です。最近、エコー下穿刺における平行法と交差法の使い分けについて勉強し直していたのですが、「初心者は難易度の低い平行法の方が望ましい」という記載は教… 2022/07/13 骨・関節・筋 医師限定コンテンツ
第2章 ERCP(胆管挿管をきわめる) スコープポジションが胆管挿管に与える影響 「への字」と「しの字」,どっち? ERCPにおいてあまり気にかけられない傾向がありますが,対峙した乳頭に対してどのようなスコープポジションをとれるか,あるいはどのようなスコープポジションしかとれないか,は胆管挿管に大きな影響を及ぼします.… 2022/07/08 消化器
スマートインスリンペンのジレンマ 2022年2月に発売された「スマートインスリンペン」(商品名ノボペン6、ノボペンエコープラス)(関連記事:スマホと連携できるインスリンペンが登場)。前回投与からの経過時間と投与単位数が本体に表示されるほか、投与履歴をスマートフォンに無線転送することで、複数の糖尿病管理アプリと連携… 2022/07/04 代謝・内分泌
下部消化管内視鏡検査 下部消化管内視鏡 挿入の極意(5):用手圧迫part1 あと一歩届かない? じゃあ近くにきてもらおうよ 用手圧迫は軸保持短縮法で挿入するうえで,重要な挿入補助手段であるため,その理屈や圧迫の方法を理解する必要があります.用手圧迫には,①直線化の維持,②自由腸管がたわむことを防ぐ,という2つの意味合いがあり,当院でも必要に応じて積極的に用いています.… 2022/07/01 消化器
オタワ? オワタ? おわてない!!! 「頭部CTを撮るべきか否か」「胸部X線画像を撮るべきか否か」、検査するかどうかで悩む場面は多々あります。「写真の一枚くらい悩まず撮りゃいいじゃん」と思うかもしれませんが、それは日本がどこでもX線画像が撮れ、CTも撮れてしまう幸せな国だからです。検査へのアクセスが困難だったり、高額… 2022/06/30 救急医療・集中治療
6月13~19日の話題になった論文 オミクロン株に対するワクチン効果は小児でも減衰が速い 心臓MRI画像を学習したAIの自動測定は侵襲的検査と相関が高い 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 2022/06/28 感染症
第3章 ERCP(各治療手技のコツ) 内視鏡的乳頭切開術(EST)の基本とコツ ESTはグーチョキパー! 内視鏡的乳頭切開術(EST)の手技について多くの書籍で解説されていますが,決まった1つの方法というものはなく,トレイニーの先生から「うまく切れない」「どうやって切ればいいのかわからない」という声をよく聞きます.ESTの上手な先生,歴代のレジェンドとよばれる先生たちも,微妙にESTの手… 2022/06/24 消化器
アインが心電計付き血圧計を活用 関東15店舗で心房細動のリスクを確認し受診勧奨 アインホールディングス(HD、札幌市白石区)は、2022年6月6日、オムロンヘルスケア(京都府向日市)が提供する心電計付き上腕式血圧計(以下、心電計付き血圧計)を用いた「心房細動の早期発見」への取り組みを、関東の薬局15店舗にて、2022年 7月から開始すると発表した。これにより、心房細動… 2022/06/21 医療機器
下部消化管内視鏡検査 下部消化管内視鏡 挿入の極意(1):軸保持短縮法とPush法 今押しているの? 引いているの? 挿入法を確認しよう 大腸内視鏡挿入法の基本は「安全かつ苦痛の少ない短時間の挿入」です.たとえ短時間で挿入できたとしても,苦痛が強ければ患者にとって不利益です. 挿入法は,大きく分けて軸保持短縮法とPush法(ループ形成法)にわかれますが,当院では軸保持短縮法による挿入を行っています.… 2022/06/17 消化器
えっ! 入れ墨もないのにMRIでやけど!? MRIは、磁気を利用した基本的には安全な検査です。とてつもなく強力な磁場の中に置いた身体に外から電磁波を与えると、体内の水素原子が共鳴・振動します。MRIは、この振動した水素原子が発する電磁波を受信し、電気信号に変換して画像を得ています。とてつもなく強力な磁場がどれほど「とてつも… 2022/06/16 救急医療・集中治療
〔第23回〕株式会社 日本義眼研究所 お客さまが安心できる場所をめざして 眼に障がいがある人にとって、義眼はからだの一部であり、生活上の支えとなるものである。日本義眼研究所は創業から70年以上、訪れるお客さま一人ひとりに義眼を作り続けている。その仕事は信頼できる品質もさることながら、装着する人の心のケアにも直接つながっている。文・山崎隆一 写真・中村… 2022/06/15 眼科 医師限定コンテンツ
第2章 ERCP(胆管挿管をきわめる) 胆管挿管の重要知識 乳頭正面視とは face to faceをめざして 乳頭正面視の決まった定義というものは存在しません.私もたくさんの指導医に「正面視の定義ってなんですか?」と聞いてきましたが皆言うことが少しずつ違います.ただ,1つ確実なことは,「胆管挿管が成功しそうな視野」であることです. 皆さんが胆管挿管できず上級医に手を代え,上級医が乳頭… 2022/06/10 消化器
医療機器の使用に伴う事故、責任はメーカー・医療者のどちらに? 医療現場では多種多様な医療機器が用いられており、医療機器が関係した医療トラブルも多く見られます。内視鏡を用いた手術を行い、術後の画像検査で異物が写り、摘出してみたら内視鏡の部品の一部で、患者が摘出手術に伴う損害賠償を請求してきた──。仮にこうした事態になった場合、その責任を… 2022/06/08 医療安全
厚労省、医療機関のサイバーセキュリティー対策の方針を明示 医療機器のアップデートやデータバックアップ体制などを立ち入り検査で確認へ インシデント発生時の「サイバーセキュリティーお助け隊」の活用促進も 厚生労働省の健康・医療・介護情報利活用検討会「医療等情報利活用ワーキンググループ」は2022年5月27日、医療機関におけるサイバーセキュリティー対策の方針を明らかにした。「平時の予防対応」「インシデント発生後の初動対応」「日常診療を取り戻すための復旧対応」──の3つの視点で対策を進… 2022/06/03 医療情報
下部消化管内視鏡検査 検査前にやるべきこと 備えあれば憂いなし. 検査前に勝負は決まっている? 「備えあれば憂いなし」ということわざがあるように,物事を行う際には準備こそが大切です.患者側の準備(前処置・前投薬)だけではなく,症例に合わせた術者側の準備(スコープ・物品など)もより質の高い大腸内視鏡検査を提供するうえで,非常に重要になります.… 2022/06/03 消化器
学会トピック◎日本超音波医学会第95回学術集会 クローン病の再燃を予測する超音波スコアを開発 超音波検査によってクローン病の再燃を予測できる可能性が示された。5月20日から22日にかけて名古屋市で開催された日本超音波医学会第95回学術集会で、北海道大学病院消化器内科の福島新弥氏は、ワークショップ「消化管の炎症性疾患における超音波の役割」で、クローン病の予後予測における超音波… 2022/05/27 医療機器
学会トピック◎日本超音波医学会第95回学術集会 乳癌の超音波検査・読影を自動化するシステム 乳房に特化した自動超音波検査装置およびAIを用いた乳癌の自動判定システムについて、日本超音波医学会第95回学術集会(会期:5月20~22日、名古屋市)で、湘南記念病院乳がんセンターの井上謙一氏が発表した。 現在、乳癌検診では基本的にマンモグラフィーが実施されているが、乳癌の発見率は超… 2022/05/27 医療機器
学会トピック◎日本超音波医学会第95回学術集会 エコー画像を遠隔共有できる新システムに期待 日本超音波医学会第95回学術集会(会期:5月20~22日、名古屋市)において、ポケットエコーとZoomを利用した遠隔ハンズオンセミナーが開催された。用いられたのは、プローブを走査する手元や超音波検査画像をリアルタイムに共有できる新機能を搭載したGEヘルスケア・ジャパン(東京・日野市)のVs… 2022/05/26 医療機器
学会トピック◎日本超音波医学会第95回学術集会 エコー経験ない看護師でも医師のオンライン指導下で検査可能 遠隔超音波検査を用いることで、医師不足地域における医師不在時の患者対応の質を高められる可能性が示された。5月20日から22日にかけて名古屋市で開催された日本超音波医学会第95回学術集会で、北海道家庭医療学センター栄町ファミリークリニックの植村和平氏は、シンポジウム「運動器遠隔超音波… 2022/05/25 医療機器
消化器内視鏡 基本のき 3 内視鏡の基本操作を覚えよう 基礎なくして応用なし! ゴルフやテニスも正しい握り方ができていなければ上達しません.内視鏡の場合も同様です.治療内視鏡を見据えたグリップの正しい握り方を学びましょう. 2022/05/20 消化器
JAMA Network Open誌から アミロイドPETの結果を血漿マーカーで予想できるか Aβ42:40、ApoE遺伝子型、年齢を組み入れたアルゴリズム 米国C2N Diagnostics社のYan Hu氏らは、血液検査の結果を利用して、アミロイドPET検査によるアミロイド陽性/陰性判定を予測するアルゴリズムを構築して、その検査精度を検討し、アルツハイマー病(AD)の早期診断に寄与できる可能性があると報告した。結果は2022年4月21日のJAMA Network Open誌電… 2022/05/18 精神・神経
NEWS◎変更計画の事前確認で機能向上をタイムリーに 大腸内視鏡AI「EndoBRAIN-EYE」がIDATEN制度の適用に サイバネットシステム(東京都千代田区)は2022年5月12日、同社の大腸内視鏡画像診断支援プログラム「EndoBRAIN-EYE」が「医療機器等の変更計画の確認及び計画に従った変更に係る事前届出制度」(通称、IDATEN[Improvement Design within Approval for Timely Evaluation and Notice]制度」を利… 2022/05/12 消化器
4月25日~5月1日の話題になった論文 日本の出生数減少を検討した論文が話題に 小型の偶発的膵嚢胞は膵癌の危険因子ではない 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 2022/05/11 公衆衛生・予防医学
リポート◎2022年度診療報酬改定で格段に使いやすく FreeStyleリブレ、適応拡大で爆発的に普及か 患者の生活が“見え過ぎる”からこそ、気を付けたいことも 連続的かつ非観血的に血糖を測定・記録する間歇スキャン式持続血糖測定器(isCGM、以前はフラッシュグルコースモニタリングシステム[FGM]と呼ばれていた)の「FreeStyleリブレ」。2022年度の診療報酬改定で算定基準が見直され、インスリン自己注射を1日1回以上行っている入院中以外の患者に適応… 2022/05/10 代謝・内分泌
NEWS◎CureAppの高血圧治療用アプリが薬事承認取得 治療用アプリ、ソフトウエア単体として初承認 CureApp(東京都中央区)が開発した高血圧治療用アプリ「CureApp HT 高血圧治療補助アプリ」が、2022年4月26日に薬事承認を取得した。適応は「成人の本態性高血圧症の治療補助」、一般的名称は「高血圧症治療補助プログラム」で、治療用アプリとしてソフトウエア単体で薬事承認を取得した国内初の… 2022/04/28 医療機器
NEWS◎カルディオインテリジェンスのSmartRobinが進化 心電図解析ソフトにAI搭載、期外収縮との判別も見やすく表示 カルディオインテリジェンス(東京・港区)は2022年4月26日、人工知能(AI)によって心電図データを自動解析し、心房細動を起こしている波形を検出するソフトウエア「SmartRobin AIシリーズ」のサービス提供を開始した。… 2022/04/26 循環器
トレンド◎他疾患の検査ついでに初期病変をスクリーニング 治せる膵癌を単純CTで見つけるAI、数年後にも 総合南東北病院と富士通が共同研究を開始 肺疾患の精査目的で胸部単純CTを撮影。呼吸器科医が肺の所見に注目している間に、人工知能(AI)を備えた画像解析ソフトウエアが足側のスライスにわずかに写っている膵癌の初期病変を検出し、アラートを出した。消化器科に紹介し、超音波内視鏡で検査したところ、1cmの小さな膵癌が見つかり、外科… 2022/04/26 消化器
インタビュー◎2022年度診療報酬改定でさらに適応広がるロボット支援手術 ロボット手術は「優越性」が認められる時代に 藤田医科大学医学部先端ロボット・内視鏡手術学講座主任教授の宇山一朗氏に聞く 2022年度診療報酬改定では、ロボット支援手術の保険適用術式が拡大されるとともに、胃癌手術において手術支援ロボットを使用した場合の診療報酬点数が、ロボットを用いない腹腔鏡下手術の場合よりも上乗せされた(関連記事:胃癌手術でのロボット使用で初の点数上乗せ)。消化器外科領域における… 2022/04/20 外科
Lancet誌から 心房シャントデバイスで心不全イベント減らず 第3相試験REDUCE LAP HF IIの結果 左室駆出率(EF)が保持されているか軽度低下した心不全患者に対する、心房シャントデバイス治療の有効性を検討した第3相試験REDUCE LAP HF IIの結果が、Lancet誌3月19日号に掲載された。主要評価項目である複合心血管イベントは両群で同等であり、有意差は認められなかった。… 2022/04/15 循環器
JAMA Network Open誌から トモシンセシスは乳癌検診の偽陽性を減らす 米国で検査を受けた女性90万人を対象にデジタルマンモグラフィーと比較 米国California大学Davis校のThao-Quyen H. Ho氏らは、乳癌スクリーニングに利用するデジタルトモシンセシスとデジタルマンモグラフィーの偽陽性率を比較する大規模観察研究を行い、前者の方が偽陽性を減らすことができ、どちらの画像検査を使用する場合も年1回より隔年で検査を行った方が偽陽性… 2022/04/14 癌
インタビュー◎第86回日本循環器学会学術集会長の伊藤浩氏に聞く 医師が知らない循環器を見せてもらいました 3月11日から開催された第86回日本循環器学会学術集会では、同学会と日本機械学会が共同して「イノベーションを実現しよう:工学系とのマッチングプラザ」というセッションを開催した。全く異なる専門家集団である2つの学会がコラボレーションしたこの企画が実現した経緯とその意図を、学術集会長… 2022/04/08 循環器
アプリを処方する時代が到来、現場の反応は? 医師がアプリを処方できるようになって、1年が経過しました。国内初の治療用アプリが発売されたのは2020年12月です。そこで、実際に患者の治療に治療用アプリを使っている医師へのインタビューを通じて、医師から見た治療用アプリのメリットとデメリットを考えました。 iPhone(アイフォン)など… 2022/04/08 呼吸器
NEWS◎初号機は東海大学医学部付属病院に 25年ぶりに検出器が進化、フォトンカウンティングCTが6月導入 シーメンスヘルスケアは3月29日、フォトンカウンティングCT「NAEOTOM Alpha(ネオトム アルファ)」の初号機を東海大学医学部付属病院に導入することを発表した。従来のCTとは異なるフォトンカウンティング検出器を搭載する次世代CTで、高精細かつ低被曝、また、物質選択的なイメージングを可能に… 2022/03/31 医療機器
心不全スクリーニングが可能な心電図対応聴診器とそのデータを分析するAI 今回は、心不全スクリーニング可能なスマート聴診器と人工知能(AI)の開発に関する研究論文を紹介します 2022/03/23 医療情報 医師・医学生限定コンテンツ
2022年3月18日号 心房細動が「見つかる」時代に必要なこと ウエアラブルデバイスや人工知能(AI)の進歩により、心房細動診療が大きく変わりつつある。従来、発見自体が難しかった発作性心房細動は、患者が常に身に着けるスマートウオッチや、AIの助けによって検出が容易に。一方で「何を治療すべきか」との新たな問題が顕在化しつつある。… 2022/03/18 医療情報
〔第22回〕帝人ナカシマメディカル株式会社 「最適創造」の思想が支えるカスタムメイドの人工関節 現在、年間約26万人が人工関節の手術をしているという。帝人ナカシマメディカルは、手、指、足分野を中心に、日本人の体格や生活様式に適した人工関節を、国内で一貫して製造しているメーカーだ。得意とする金属の3次元曲面加工技術に加え、一人ひとりに適応する人工関節や矯正プレートを個々に作る… 2022/03/18 骨・関節・筋 医師・医学生限定コンテンツ
トレンド◎Apple WatchによるAF検出率を高めるAIモデルが開発中 Apple Watchでの心電図記録、最適なタイミングは? 心拍変動を通知したり、心電図情報を記録したりする機能が、家庭用医療機器としての承認を得て話題となった腕時計型端末「Apple Watch」。このApple Watchを用いて心房細動をより効率的に検出するためには、心電図情報を記録するタイミングが非常に重要だ。身体活動が活発なとき、睡眠不足のとき… 2022/03/18 循環器
トレンド◎静岡で始まった次世代型心房細動診療 地域の「隠れ心房細動」を見逃さない 健診会場で活躍するAI 健康診断で人工知能(AI)とウエアラブルデバイスを駆使し、地域の「隠れ心房細動」患者を見つけ出す──。少し前ならば未来予想図に書かれていたような取り組みが、静岡市清水区で始まった。地域の健康診断で測定する心電図をAIで解析して高リスク者を拾い上げ、ウエアラブルデバイスを用いた心… 2022/03/17 循環器
インタビュー◎歴史からひもとく心房細動診療の今 脈の乱れの検出が容易になった今こそ慎重な治療選択を 慶應義塾大学名誉教授・国際医療福祉大学三田病院名誉院長の小川聡氏に聞く 半世紀にわたって心房細動診療に携わってきた第一人者は、ウエアラブルデバイスや人工知能(AI)といった最新のテクノロジーが導入され、大きく変わろうとしている心房細動診療をどう見ているのか──。長らく慶應義塾大学医学部呼吸循環器内科教授を務め、日本心電学会(現・日本不整脈心電学会… 2022/03/16 循環器
インタビュー◎保険適用から2年たつ反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)の現状 rTMSはなぜうつ症状の緩和に効くのか? 2019年6月に保険適用され、薬物療法や認知行動療法などの精神療法に次ぐ、“第3”のうつ病治療法として期待されている反復性経頭蓋磁気刺激(rTMS)。現在国内では、20強の医療施設が導入し、薬物抵抗性のうつ病の治療に用いている。そもそも、rTMSはなぜうつ症状の緩和に有効なのだろうか。その… 2022/03/16 精神・神経
トレンド◎子宮頸部の観察・撮影可能なカメラ発売 コルポスコピーはこれで簡便に 2021年11月に厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会と薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会で「『積極的勧奨差し控え』の中止」が了承されたHPVワクチン(関連記事「HPVワクチン、積極的勧奨差し控えの中止を了承」)。一方、子宮頸癌の予防や早… 2022/03/15 産婦人科
リポート◎テクノロジーが変える心房細動診療 次々「見つかる」心房細動、本当に治療すべき? ウエアラブルデバイスや人工知能(AI)の進歩により、心房細動診療が大きく変わりつつある。従来は「見つける」ことそのものが難しかった発作性心房細動は、患者が常に身に着けるスマートウオッチによって検出が容易となり、さらには心電図波形から将来の心房細動発症を予測するAIの実現へと到達… 2022/03/15 循環器
NEWS◎CureAppの治療用アプリ、2例目の薬事承認が了承 世界初の高血圧治療用アプリが承認へ 2022年3月9日に開催された厚生労働省薬事・食品衛生審議会プログラム医療機器調査会において、CureApp(東京都中央区)が開発した高血圧治療用アプリ「CureApp HT高血圧治療アプリ」の薬事承認が了承された。今後、「成人の本態性高血圧症の治療補助」を適応として、正式に薬事承認される見通し。… 2022/03/14 医療機器
Oriented Endoscopyのススメ(その3) 「経口内視鏡の方がつらい」という誤解を解く 内視鏡は経鼻がよいか、経口がよいか──。2000年代の半ばくらいに、経鼻内視鏡が普及し始めた頃は、こうした議論がよく繰り広げられていました。最近はあまり話題になりませんが、僕は「どちらでもよい」、つまり「どちらでも対応できるようにしておくべきだ」と考えています。ただ、経鼻内視鏡… 2022/03/09 消化器
第29回 AI時代の医師に求められる姿勢 AIの導き出した結果をどう患者に伝えるか 医療分野で人工知能(AI)の活用が加速しています。検査画像から癌などの疾患を見つけるAIが使用され始め、さらには疾患の発症リスク予測においてもAIの開発が進んでいます。 ただAIといっても、その判断や予測はそもそも、正確無比のものではありません。現時点ではまだまだ精度には限界があり… 2022/03/08 医師・患者関係
医療現場、契約書管理の不備で無駄な出費も (株)LegalForceが実態を調査、医療機器の保守・リース契約の見落とし多く 雇用契約やリース契約、業務委託契約等、様々な契約を交わしている医療機関は多い。ただ更新時期がバラバラで把握しきれず、いつの間にか契約が切れて業務に支障を来したり、知らないうちに自動更新されて無駄な契約が継続されているケースも見受けられる。 AI(人工知能)を活用した契約書管理… 2022/03/07 医療経営
Oriented Endoscopyのススメ(その2) 患者の錯覚を誘導して内視鏡時のゲップを防ぐ 前回から引き続き「Oriented Endoscopy ─苦痛のない内視鏡─」について紹介しています。前回は、内視鏡医としての心構えに加えて、患者さんが楽に内視鏡検査を受けられるようにすることで感染防止にもつながるという話や、検査前に2~3分かけて行うオリエンテーション(Orientation:説明)の内… 2022/03/02 消化器
記者が体験!ダビンチはどう「直感的」なのか 2022年度診療報酬改定では、新たに8術式のロボット支援手術が保険適用される。ロボット支援手術は2012年に泌尿器科の前立腺癌手術が保険適用されて以降、2018年には消化器外科や婦人科などの計12術式が一気に保険適用され、2020年にも7術式が追加。今改定では新たに耳鼻咽喉科の術式も保険適用さ… 2022/03/02 外科
コロナ禍こそ有用な「苦痛のない内視鏡」 皆さん、お久しぶりです。今回から数回に分けて内視鏡検査についてご紹介させていただきます。 内視鏡はローテクではないと思われるかもしれませんが、今回の内容は内視鏡の画像や診断技術ではなく、内視鏡医としての心構え、内視鏡の基本的な検査手順がテーマです。研修医・専攻医からベテラン… 2022/02/22 消化器
NEWS◎2022年度診療報酬改定 胃癌手術でのロボット使用で初の点数上乗せ ロボット支援手術の保険適用術式も拡大 2022年2月9日に答申された2022年度診療報酬改定では、胃癌手術において手術支援ロボットを使用した場合の診療報酬点数が、ロボットを用いない腹腔鏡下手術の場合よりも上乗せされる。泌尿器科領域以外の手術について、手術支援ロボットの使用による点数の上乗せが定められるのは初となる。また、… 2022/02/17 外科
NEWS◎2022年度診療報酬改定 プログラム医療機器を評価する診療報酬項目新設 既承認の禁煙治療用アプリは2540点の加算 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は2022年2月9日、2022年度診療報酬改定案を了承し、後藤茂之厚生労働相に答申した。この中で、治療用アプリなどのプログラム医療機器を使用した診療を評価する項目が新設される。現在、国内で承認されている唯一の治療用アプリである禁煙治療用アプ… 2022/02/10 医療機器
トレンド◎中規模病院でもアルツハイマー病の診断が可能に 頭部専用の“ヘルメット型PET”が登場 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(理事長:平野俊夫、以下「量研」)とアトックス(東京都港区、代表取締役社長:矢口敏和)が、半球状の検出器配置を採用した小型・高性能なヘルメット型の陽電子放射断層撮影(PET)装置を開発、製品化した。脳腫瘍やてんかんの検査やアルツハイマー病な… 2022/01/28 医療機器