リポート◎伊那市で実証中の新型移動診療車「INAヘルスモビリティ」 「医師が乗らない診療車」で訪問診療を効率化! 中央アルプスと南アルプスの合間に位置する長野県伊那市では、医師が乗車しない移動診療車「INAヘルスモビリティ」の実証実験が進んでいる。医療機器を搭載した車両に看護師が乗り込み、患者宅を訪問。医師は診療所からオンラインで診察を行う。新たなコンセプトの移動診療車の活用により、中山間… 2021/02/25 医療提供体制
Psychiatr Serv誌より 精神科医、コロナ禍でバーチャルドクターになる 皆さま、はじめまして。精神医学と社会の間に横たわる領域をフィールドにしている精神科医の今村弥生です。プライマリ・ケア領域に携わる医療者と長年協働してきた経験も生かし、定石とはちょっと異なる視点から、読者の先生方の日常診療に役立ちそうな論文を吟味して紹介していきます。 さて、… 2021/01/07 精神・神経
インタビュー◎LINEヘルスケア代表取締役社長・室山真一郎氏 LINEドクターがオンライン診療で目指すもの LINEヘルスケアは2020年12月17日、オンライン診療サービス「LINEドクター」の先行提供を首都圏の一部医療機関で開始したことを発表した(同社のプレスリリース)。対話アプリ「LINE(ライン)」上で医療機関の検索・予約からビデオ通話による診療、決済まで行えるシステムで、対話アプリとして既… 2020/12/23 医療情報
特例措置で分かった、オンライン診療の良い適応 現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を踏まえ、感染防止のため初診を含む電話・オンライン診療が時限的・特例的対応として認められている(関連記事:オンラインによる初診が時限的に解禁)。厚生労働省によると、電話・オンライン診療を実施できるとして都道府県に登録した医療機… 2020/12/02 医療情報
一定期間内に対面での受診歴がある患者などに限り認められる方向 初診のオンライン診療の対象、ルールなど検討 厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が2020年11月13日に開かれ、初診のオンライン診療を適切に実施するために必要なルールなどについて議論した。安全性や信頼性を担保するため、一定期間内に同一医療機関を受診していたり、予防接種や健康診断を受け… 2020/11/17 医療情報
オンライン診療の恒久化と「ギガが減る」問題 2020年10月、田村憲久厚生労働大臣、河野太郎行政改革担当大臣、平井卓也デジタル改革担当大臣の3大臣がオンライン診療恒久化に関する合意を行い、「初診も含めてオンライン診療を原則解禁」「オンライン診療は、電話ではなく映像があることを原則とする」という2つの大方針が決定されました。厚… 2020/11/11 医療情報
現在の電話・オンライン診療の時限的・特例的対応は当面継続へ コロナ収束後のオンライン診療のあり方を検討 厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が2020年11月2日に開かれ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が収束した後のオンライン診療のあり方に関して検討を開始した。映像を伴うオンライン診療については、安全性と信頼性を担保しながら初診を含めて認… 2020/11/04 医療情報
「相互理解」で進むオンライン診療・服薬指導 「日経クロスヘルス EXPO 2020」で医師や薬局経営者、厚労省担当者が活発に意見交換 「オンライン診療については、時限的・特例的な対応で蓄積された事例を分析し、エビデンスを示しながら議論を深めていく必要がある」――。オンラインで開催中の「クロスヘルスEXPO 2020」(主催:日経BP、会期:10月14~16日)に厚生労働省医政局医事課医師養成等企画調整室室長の加藤琢真氏が登… 2020/10/15 医療情報
「日経クロスヘルス EXPO」がオンラインで開幕! 経産省のヘルスケアビジコンをLIVE配信、当日申し込み可能なセッションも多数 10月14日午前10時、日経BPが主催する「日経クロスヘルス EXPO 2020」が開幕した。16日まで3日間にわたり開催する。医療・介護の担い手と周辺産業の関係者の「クロス」を目的に昨年、初開催されたイベントだが、今年は新型コロナウイルス感染症防止のため、オンラインセミナーを軸に展開する。… 2020/10/14 感染症
オンライン服薬指導を実践して見えてきた課題 メディカルグリーン代表取締役社長の大澤光司氏に聞く 処方箋に基づく調剤時(薬剤交付時)のオンライン服薬指導が、医薬品医療機器等法(薬機法)の改正により、2020年9月に解禁となりました。一方で、新型コロナウイルス感染症を受けて、2020年4月から、いわゆる「0410対応」として時限的・特例的な措置でオンラインでの服薬指導の実施が可能になっ… 2020/10/08 薬剤師
「オンライン診療は『第4の診療概念』になる」 医療法人嗣業の会理事長 黒木 春郎氏 日経BPは2020年10月14~16日の3日間、オンラインで「日経クロスヘルス EXPO 2020」を開催する。このEXPOは、医療・介護・健康といったヘルスケア分野の行政動向や、様々な製品・サービスに関する最新情報を得られる場だ。昨年は東京ビッグサイトで開催したが、今年は新型コロナウイルス感染防止の… 2020/10/01 感染症
日医会見「初診オンライン診療は緊急の対応」 菅内閣のオンライン診療の時限的・特例的措置「恒久化」表明受け 日本医師会は2020年9月24日に会見を開き、会長の中川俊男氏はオンライン診療の時限的・特例的措置について「初診オンライン診療は有事における緊急の対応だ。今後については検証結果を踏まえて改めて安全性、有効性について検討すべきだ」との見解を表明し、緩和の取り扱いに対して慎重な姿勢を見… 2020/09/25 組織
電子署名が電子処方箋の運用の妨げにならないか 「電子処方箋という言葉を使うからPDFにしようといった話が出てくる。電子処方箋という言葉は使いたくない」。9月から、オンライン服薬指導、処方箋のネット受付などを行える調剤薬局窓口支援システム「Pharms」の提供を開始したメドレーの代表取締役である豊田剛一郎氏はこのように口にした。 … 2020/09/23 医療情報
HoloLensに遠く離れた患者を3次元で投映 順天堂大が3次元オンライン診療システムを開発 順天堂大学医学部附属順天堂医院脳神経内科教授の服部信孝氏、准教授の大山彦光氏、非常勤助教の関本智子氏らのグループがこのほど、世界初となる3次元オンライン診療システム「Holomedicine」を開発した。遠隔地にいる患者の3次元動作情報を、離れた場所にいる医師のヘッドマウントディスプレー… 2020/09/21 精神・神経
【動画】在宅分野のICT化の課題は? 鉄祐会理事長の武藤真祐氏をお迎えして2020年9月2日に開催したウェビナーを動画でお届けします。「(新型コロナウイルスへの対応の過程で)医療分野のICT化の遅れがはっきりと分かり、今後の大きな課題として残った」と主張する武藤氏。在宅医療の分野でICT化の効果が期待できる項目としてデータ… 2020/09/17 在宅医療
医療機関・利用者ともに無料で利用可能な「LINEドクター」を提供 LINE、11月からオンライン診療サービス開始 2020年9月10日、LINE(株)(東京都新宿区)は「LINE DAY 2020」を開催し、LINEヘルスケア(株)(東京都新宿区)代表取締役社長の室山真一郎氏がオンライン診療への参入を正式に発表した。同社が提供するサービスの名称は「LINEドクター」。医療機関の検索、予約、診察、決済までを全てLINEアプ… 2020/09/11 医療情報
フィリップス、ICU遠隔管理システムを販売開始 フィリップス・ジャパンは2020年9月1日、複数の医療機関にある集中治療室(ICU)の患者情報を支援センターに集約し、遠隔でサポートするシステム「遠隔集中治療患者管理プログラム (eICU)」を、9月から日本市場で販売開始することを発表した。本システムの販売は、アジアでは初めて。適切な早期治… 2020/09/08 救急医療・集中治療
厚労省、電話や情報通信機器を用いた診療の事務連絡を発出 オンライン初診、薬処方の要件守らない医療機関を指導へ 厚生労働省医政局医事課は2020年8月26日、「電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取り扱い」に関する留意事項の事務連絡を発出した。6日に開催された「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」で報告された問題点などを受けたもの。 同検討会では、新型… 2020/09/03 医療情報
日本アルトマークが施設基準の届け出状況の調査結果を公表 オンライン診療料の届け出、3カ月で3.4倍に 医療データベース事業を手がける(株)日本アルトマーク(東京都港区)は2020年8月13日、オンライン診療料にかかる施設基準の届け出状況を調査した結果を公表した。オンライン診療料の届け出は2020年3月から6月にかけて、1418施設から4830施設(3.4倍)と急速に増えた(図1)。病院は84施設から40… 2020/08/21 行政・制度
オンライン診療の特例措置は当面継続へ 「おおむね2次医療圏の患者に」など指導は強化 2020年8月6日、厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」が開催され、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行下で特例・時限的に認められている電話・オンライン診療に関する議論が行われた。現在、行われている特例・時限的な対応は「感染が収束する… 2020/08/07 行政・制度
オンライン診療から見える政策と報酬の違和感 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染拡大により注目されているオンライン診療の取材を始めて1カ月。いよいよ実際にオンライン診療を行っている医療機関の声を聞こうと、取材先選定のために厚生労働省のウェブページに公開されている対応医療機関リストを見た瞬間、頭の中は「?」でいっぱい… 2020/07/29 医療情報
【番外編】 Zoom でオンライン皮膚科診療に挑戦してみた WHOによりパンデミックが宣言された新型コロナウィルス(以下、コロナ)は、いまだに世界中で終息の兆しが見られていません。著者の生涯で初となる緊急事態宣言を経験する中、手探りで日々の診療を続けてきました。その間、電話のみでの処方を希望する患者からの問い合わせが連日ありました。著者… 2020/07/28 皮膚科
旭川市でドローンによる医薬品配送の実証実験 アインHDほか、オンライン診療した旭川医大と患者のいる特養間を空輸 2020年7月18日および19日、アインホールディングス(札幌市白石区)、経済産業省北海道経済産業局、旭川医科大学、ANAホールディングスは、北海道旭川市、エアロセンス、トッパン・フォームズ、特別養護老人ホーム緑が丘あさひ園、日通総合研究所の協力の下、オンライン診療・オンライン服薬指導… 2020/07/22 医薬品
NEWS◎ICTを活用し在宅での運動療法を遠隔モニタリング 国内初、遠隔心臓リハビリシステムの治験を開始 大阪大学大学院医学系研究科循環器内科学のグループは、自宅で運動療法を行う心不全患者に対して、医師が遠隔でモニタリングや指導を行う「遠隔心臓リハビリテーションシステム」の医師主導治験を開始する。7月10日に大阪大学およびオンラインで開催された記者会見で、同教授の坂田泰史氏とリモハ… 2020/07/13 循環器
オンライン診療、時限措置の見直しまもなく 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が一旦、ピークアウトしている中、時限・特例措置で解禁された電話・オンライン診療をめぐる議論が活発化してきた。 6月22日に行われた内閣府の規制改革推進会議では、「デジタル時代の規制・制度について」と題した意見書をまとめ、その中で、医療・介護サ… 2020/06/26 医療情報
『日経メディカル』6月号特集から 第2波に備えよ! オンライン診療システム比較 医療機関収入や患者負担はどう変わる? 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によって、電話や情報通信機器を用いた診療が時限的に解禁されている。近いうちに国はこの時限措置を整理して、再流行に備える見通しだ。今からオンライン診療を導入する場合、どのような選択肢があるのか。まずは、主なオンライン診療システムの特徴… 2020/06/17 医療情報
医師3900人に聞いた「電話・オンライン診療を実施しましたか?」 非対面診療の9割が電話、経験した医師の感想は 「途中でキャンセル」など、対面ではあり得ないトラブルも 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受け、時限的に解禁された電話やオンライン機器による診療。日経メディカル Onlineでは、医師会員3900人を対象に2020年5月14日~21日にかけてウェブアンケートを実施した。その結果によると、今年に入って46.0%の医師が視覚情報のない電話による診… 2020/06/05 医療情報
NEWS◎厚労省が疑義解釈、機能強化加算や地域包括診療加算は対象外 特例措置の電話診療、時間外加算は算定可に 厚生労働省保険局医療課は6月1日、「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その20)」を発出。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴って特例措置として認めている電話や情報通信機器を用いた診療で算定できる診療報酬について、事務連絡で明確化した。… 2020/06/03 行政・制度
レポート◎遠隔ICUサービスは日本でも普及するか? 遠隔アドバイスでICUの治療成績向上を目指す 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行で注目を浴びた問題の1つが、重症患者を治療する集中治療室(ICU)のあり方だ。国内のICUは2018年7月時点で5211床。ハイケアユニット(HCU)などICUに準じた病床を含めると1万7034床ある。どのようにすればこれらの高度治療室をパンクさせることなく、… 2020/05/27 救急医療・集中治療
日本プライマリ・ケア連合学会がオンライン診療に適さない症状などをリストアップ かかりつけ医向け「オンライン診療ガイド」公開 日本プライマリ・ケア連合学会は5月20日、「プライマリ・ケアにおけるオンライン診療ガイド」を公表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に対する臨時的な対応として電話・オンライン診療の対象が拡大されたことを契機に、外房こどもクリニック理事長・院長の黒木春郎氏など日本プラ… 2020/05/21 医療情報
緊急座談会◎今こそ語るオンライン診療の未来(後編) Withコロナ時代は来院させない医療にも価値を 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大に対応する目的で段階的に解禁されてきた、電話や情報通信機器を用いた診療。「遠隔で診療できるメリット」をCOVID-19診療にどう生かすべきか。さらには今後の「Withコロナ時代」に向け、どう発展させていくべきなのか。オンライン診療の健全な普… 2020/05/13 医療情報
寄稿◎写真で見る遠隔診療・モニタリング スタッフの接触を極小に! コロナ入院患者への遠隔診療の実際 感染力の非常に強い新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に拡大を続けています。本邦も例外ではなく、2020年4月16日、全国を対象に特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されました。地域中核病院である当院も、緊急事態宣言発令前の4月1日には患者対応の準備を整え、感染予防策(standa… 2020/05/11 感染症
緊急座談会◎今こそ語るオンライン診療の未来(前編) 電話診療とオンライン診療を混同した議論は危険 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大に対応する目的で段階的に解禁されてきた、電話や情報通信機器を用いた診療。4月27日時点の厚生労働省の発表では、この「電話診療」に1万施設以上の医療機関が対応している(関連記事:電話等診療が可能な医療機関のリストが公開)。これまで「オ… 2020/05/08 医療情報
NEWS◎約1万施設が掲載、対応率は都道府県によってバラツキも 電話等診療が可能な医療機関のリストが公開 厚生労働省は4月24日、ウェブサイト上に電話やオンラインによる診療に対応している医療機関のリストを公開した。全国の約1万施設の医療機関が掲載されており、これは全国の医療機関数のおよそ1割に相当する。 現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大を受け、電話やオンライン診療… 2020/04/27 感染症
特別寄稿◎お茶の水循環器内科流、電話診療の始め方 電話と対面の患者はこう見極める 私は東京都千代田区で循環器内科に特化した診療所を開業しています。2015年8月、厚生労働省が遠隔診療に関する解釈を打ち出したことを受け、いち早くオンライン診療を行ってきました。血圧の管理が目的の患者さんなど、本当に毎回通院する必要があるのか疑問を感じていたからです。オンライン診療… 2020/04/23 医療情報
患者数減少を食い止める切り札になるか オンライン初診解禁、参入に悩む医師のホンネ かかりつけ患者のオンライン再診は「メリット大」 厚生労働省は4月10日、電話やオンライン診療システムなどの情報通信機器を用いた初診を、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防ぐための時限的・特例的な対応として解禁した。これまでも段階的に電話などを用いた再診や薬剤変更を解禁してきており、“自粛ムード”で外来患者が減る中、… 2020/04/22 感染症
シリーズ◎新興感染症 オンラインによる初診が時限的に解禁 電話などで初診を行う際のルールも事務連絡 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は4月10日に総会を開催し、電話やスマートフォンなどを用いたテレビ電話システムなどの情報通信機器を用いて初診を行う際の保険診療の仕組みについて協議した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防ぐための時限的・特例的な対応として、… 2020/04/11 医療情報
BMJ誌から 英国のCOVID-19遠隔診療ガイド プライマリーケア医が遠隔診療を行うためのポイント 英国では、COVID-19患者のほとんどは、電話で状態を確認し、症状を管理する方法と自己隔離に関するアドバイスを与えることによって、遠隔管理が可能だと考えられるようになった。Oxford大学のTrisha Greenhalgh氏らは、COVID-19遠隔診療のための幅広いオリエンテーションとなることを意図して、プ… 2020/04/09 感染症
アルムがCOVID-19患者のCT画像の無償提供開始 アルム(東京・港)は2020年4月7日、同社が提供する「Join」で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症例集を無償で提供すると発表した。Joinは複数の医療関係者間でコミュニケーションをとるためのアプリ。アルムは国内のJoinユーザーから胸部CT画像症例の提供を受け、CT画像をDICOMデータとし… 2020/04/07 医療情報
シリーズ◎2020診療報酬改定 【オンライン診療】禁煙治療2~4回目をテレビ電話で可能に 対象に慢性頭痛を追加、管理栄養士の栄養指導も遠隔で 2月7日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、2020年度診療報酬改定の答申が行われ、詳細項目が明らかになった。算定要件が厳しく、対象疾患が限られていたために利用がそれほど広がらなかったオンライン診療、遠隔モニタリングに関しては、医療におけるICTの利活用を図る観点から、軒並み規… 2020/02/10 行政・制度
シリーズ◎2020診療報酬改定 禁煙治療、慢性頭痛がオンライン診療の対象に COPD、SASの遠隔モニタリングは、状況に応じて毎回の指導をパスできるように 1月29日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会で、2020年度診療報酬改定の個別改定項目の概要が示された。前回の2018年度診療報酬改定で制度が確立したものの、算定要件が厳しく疾患も限られていることで利用がそれほど広がらなかったオンライン診療、遠隔モニタリングに関しては、医療における… 2020/01/29 医療情報
ソフトバンクが健康医療相談事業に参入 目指すは遠隔医療時代のプラットフォーマー? スマートフォンのアプリなどを使って健康医療相談を行う事業にソフトバンクが乗り出す。手を組むのは、AI(人工知能)も使ってオンライン医療サービスで実績を積む中国企業だ。将来の遠隔医療につなげられそうな取り組みだが、日本では規制緩和の動向を見ながらとなりそうだ。 オンライン健康医… 2019/12/13 医療情報
オンライン診療 オンライン診療とは、テレビ電話などリアルタイムでのコミュニケーションが可能な情報通信技術を用いて、医師・患者間でやり取りし、診察や診断、診断結果の伝達、処方などの診療行為を行うこと。 当初は医療が不足する過疎地などでの活用が進められたが、対面診療と適切に組み合わせることで慢… 2019/12/03 医療情報
オンライン診療後に「薬剤師の目の前で服用」のナゾ 「オンライン診療の適切な実施に関する指針」が、2019年7月末に改訂された。同指針は、初診でのオンライン診療は原則、認めていないが、今回の改訂で、緊急避妊薬が必要な女性の受診については、例外的に条件付きで認めた。… 2019/10/01 薬剤師
パブコメのうち1528件は緊急避妊薬の処方に対する意見 オンライン診療の新指針案に1652件の意見 厚生労働省は2019年6月28日、第7回オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会を開催した。指針の見直しに当たって実施したパブコメでは、1652件の意見が集まり、うち1528件が緊急避妊薬に関する内容だった。… 2019/06/28 医療情報
オンライン診療による緊急避妊薬処方、救急医の視点 ER診療と産婦人科は切り離しては語れません。子宮外妊娠や、その他気づかれていない妊娠(時には墜落分娩)。妊婦の交通事故、膣裂傷、過多月経に伴う貧血。卵巣出血に卵巣捻転、珍しいところだと卵巣奇形腫に合併した辺縁系脳炎(抗NMDA受容体抗体脳炎)など、夜間帯に何らかの症状を呈したり、… 2019/06/20 救急医療・集中治療
「月額定額制オンライン診療」は医療を変えるか 最近では、音楽CDを購入したり個別にダウンロードすることなく、「月額定額制」の音楽配信サービスを利用しているという人は少なくないだろう。他にも、映画やドラマなど様々なコンテンツが見放題になる動画配信サービスや、車検や税金に煩わされずに定額で新車に乗れるカーリースも普及が進んで… 2019/06/03 循環器
好みのバーチャル医師が診察? 医師側にも意外な利点 医療機関で、担当医師に呼ばれて診察室に入る。目の前に座っている医師は年配で、こちらをちらりとも見ずに画面を見ている。どうやら不機嫌そうだ。 2019/05/20 医師・患者関係
学会トピック◎第59回日本呼吸器学会学術講演会 CPAPに遠隔モニタリング導入で脱落率低下 睡眠時無呼吸症候群に対する持続陽圧呼吸療法(CPAP)の開始1週間後に、遠隔モニタリングによるフォローアップを行ったところ、6カ月後のCPAP脱落率を有意に低減できた――。日常診療における遠隔モニタリング導入後の追跡結果を、KKR高松病院(香川県高松市)睡眠・呼吸センターの荒川裕佳子氏ら… 2019/04/18 呼吸器
トレンド◎「人工膵臓」の実現へ開発加速 インスリンポンプは“自動運転”の時代へ 1型糖尿病の治療に使用されるインスリンポンプは、近年では低血糖を予測してインスリン注入を止める機能を備えた製品が登場し、血糖コントロールが飛躍的に改善する患者が増えつつある。さらに、血糖値を基に自動でインスリン注入量を増減する「人工膵臓」が使用できる時代が近々到来しそうだ。… 2019/04/02 代謝・内分泌
5月をめどに「診療指針」を見直し オンライン診療を行う医師は研修が必須に 厚生労働省は1月23日、オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会を開催し、今年5月までに予定されている指針の見直しに向けた検討項目案を示した。検討会の冒頭で、厚労省医政局長の吉田学氏は「オンライン診療で既に発生している不適切事例を受けた対応と、指針の記述で不… 2019/01/24 医療情報
米国糖尿病学会の「標準治療2019」、IT関連の章を新設 ガイドラインが変わり過ぎる米、変わらない日本 2018年も暮れが押し迫った12月17日、米国糖尿病学会(ADA)は「糖尿病の標準治療2019」(Standards of Medical Care in Diabetes - 2019)を公開した。毎年改訂されるこの文書は米国における実質的な糖尿病診療ガイドラインであり、冒頭では「ADAの公式見解を示すもの」ともうたっている。2019年… 2019/01/21 代謝・内分泌
年末スペシャル◎あのニュース、どうなった?2018 厚労省、オンライン診療の不適切事例への指導を強化 2018年度診療報酬改定で、ついにオンライン診療料などが新設された。医療現場における課題解決につながるとの期待がある一方で、現場からは算定条件に対する不満の声もあがっている。さらなる普及のためには、オンライン診療の有効性を現場から示していく必要がありそうだ。… 2018/12/27 医療情報
遠隔服薬指導時代に求められる薬剤師とは 今、薬剤師を取り巻く環境は、まさに激動の時代と言えるのではないでしょうか。超高齢社会への突入、地域包括ケアシステム実現に向けた社会保障システムの変化に加え、現実的な問題として調剤報酬改定の先行きなどを合わせると、なかなか明るい展望を持ちづらい状況が続いています。そこに、昨今… 2018/12/04 コメディカル
オンライン服薬指導、私はこう考える《6》 早く始めた薬局に処方箋が集中すると思います 木田らいふ薬局在宅担当薬剤師・北陸在宅部門マネージャー 川崎博行氏 オンライン服薬指導に対して、業界関係者はどうみているのか。オンライン薬指導への可能性を感じ、特区以外で可能になったときにはいち早く取り組めるよう、情報収集を始めているという木田らいふ薬局(福井市)在宅担当薬剤師・北陸在宅部門マネージャーの川崎博行氏に聞いた。… 2018/08/31 コメディカル
オンライン服薬指導、私はこう考える《5》 物理的な距離より大事なものがある カケハシ(東京都中央区)代表取締役CEO 中尾豊氏 オンライン服薬指導に対して、業界関係者はどうみているのか。自社製品の電子薬歴の開発に当たり、300店以上の薬局を回り、薬局で必要となる患者情報、薬歴情報や、薬剤師と患者の関係性などについてヒアリングしてきたカケハシ(東京都中央区)代表取締役の中尾豊氏に、オンライン服薬指導の可能性… 2018/08/30 医療情報
オンライン服薬指導、私はこう考える《3》 当社含め興味を持つチェーンが多いでしょう 日本調剤専務取締役 三津原庸介氏 オンライン服薬指導に対して、業界関係者はどうみているのか。日本調剤(東京都千代田区)で電子版お薬手帳、システム構築など新規事業の責任者として、グループ全般の戦略を立案する立場にある三津原庸介氏に、同社がオンライン服薬指導についてどのように考えているかを聞いた。… 2018/08/27 コメディカル
オンライン服薬指導、私はこう考える《2》 あくまで原則は対面、自らの手で届けたい 日本薬剤師会副会長 森昌平氏 オンライン服薬指導に対して、業界関係者はどうみているのか。2018年3月に開催された内閣府の規制改革推進会議の公開ディスカッション「オンライン医療の推進に向けて」に出席し、日本薬剤師会としての意見を述べた副会長の森昌平氏に、オンライン服薬指導について改めて意見を聞いた。… 2018/08/24 コメディカル
オンライン服薬指導、私はこう考える《1》 医科から20年の議論の遅れがあります ファルメディコ株式会社代表取締役、思温病院理事長 狭間研至氏 オンライン服薬指導に対して、業界関係者はどうみているのか。2018年7月に開催された第11回日本在宅薬学会学術大会で、オンライン診療システム「YaDoc」を提供するインテグリティ・ヘルスケア(東京都中央区)代表取締役会長の武藤真祐氏によるオンライン医療に関する基調講演を企画、座長を務めた… 2018/08/22 医療情報
特集◎いよいよ始動!オンライン服薬指導《5》 あなたならオンライン服薬指導をどう生かす? オンライン服薬指導がどのような場面で有用なのか。ここでは、取材で浮かび上がった、オンライン服薬指導の活用場面を紹介する。現状では、オンライン服薬指導は、特区以外では認められていない。しかし、対面による服薬指導が義務付けられているのは薬の交付時のみ。薬を渡した後にテレビ電話な… 2018/08/21 コメディカル
特集◎いよいよ始動!オンライン服薬指導《4》 オンライン服薬指導「対応したくない」が25% 現場の反応はどうだろうか。日経ドラッグインフォメーション Onlineの薬剤師会員を対象とした調査では、「必要があれば取り組みたい」とする人が半数を超える一方で、25%程度は「対応したくない」と答えている。… 2018/08/20 コメディカル
特集◎いよいよ始動!オンライン服薬指導《3》 オンライン服薬指導の全国“解禁”はいつ? 愛知県、福岡市でオンライン服薬指導が始まり、特区での動きばかりに目が向きがちだ。しかし、オンライン服薬指導は、内閣府の規制改革推進会議などでも議論され、全国的な規制緩和に向けて着々と歩が進められている。… 2018/08/17 コメディカル
特集◎いよいよ始動!オンライン服薬指導《2》 気になるオンライン服薬指導の報酬 愛知県でもアインホールディングス(札幌市白石区)傘下のアイン薬局稲沢店(愛知県稲沢市)によるオンライン服薬指導が始まっている。 2018/08/16 コメディカル
特集◎いよいよ始動!オンライン服薬指導《1》 特区現場に見るオンライン服薬指導のリアル 「お通じの具合はどうですか」「前回、痛み止めが出ていますが、痛みはどうですか。かぶれたりしていませんか」──。どこの薬局でも行われていそうな服薬指導のワンシーンだが、薬剤師が語り掛けているのはカウンターの先ではない。パソコンに映し出された、画面の向こうにいる遠方の患者だ。… 2018/08/15 コメディカル
遠隔服薬指導の解禁で立地から実力で選ばれる時代へ 遠隔服薬指導の実現に向けた動きが着々と進んでいる。6月14日に開かれた国家戦略特別区域(特区)諮問会議で愛知県、兵庫県養父市、福岡市において遠隔服薬指導事業が了承され、実証が進められている。… 2018/08/15 コメディカル
スペシャル対談《後編》 見えてきたオンライン医療のメリットと課題 Hyuga Pharmacy代表取締役 黒木哲史氏×たろうクリニック院長 内田直樹氏 ──オンラインでの診療、服薬指導にはどのようなメリットがありますか。【内田】オンライン診療の最大のメリットは、医師や、患者さんやご家族の「移動の負担」を減らせることです。【黒木】時間に縛られないのもメリットです。訪問服薬指導の際には、移動ルートを考えてスケジュールを組むため、… 2018/08/14 コメディカル
スペシャル対談《前編》 オンライン服薬指導はかかりつけ機能強化の手段 Hyuga Pharmacy代表取締役 黒木哲史氏×たろうクリニック院長 内田直樹氏 オンライン服薬指導には、オンライン診療を実施する医師との連携が欠かせない。国家戦略特区に指定された福岡市で遠隔服薬指導を開始した、きらり薬局を運営するHyuga Pharmacy代表取締役の黒木哲史氏と、オンライン診療を積極的に取り入れている、たろうクリニック院長の内田直樹氏に、オンライン… 2018/08/10 コメディカル
宇宙飛行士にリハビリ科医ができること JAXA宇宙飛行士健康管理グループ・生理的対策担当の山田深氏寄稿 宇宙飛行士は微小重力下の国際宇宙ステーションで長期にわたって過ごすため、筋力や骨量が低下する。地球帰還後は日常生活に戻るために、綿密にプログラムされたリハビリテーション(リハビリ)を行う。大学教員を続けながら、リハビリ科専門医として宇宙航空研究開発機構(JAXA)で日本人宇宙飛… 2018/07/27 精神・神経
リポート◎遠隔集中治療支援プログラムが昭和大で稼動 集中治療の在り方を一変させる「eICU」 熟練医の第六感を数値化、ICU滞在日数を適正化へ 昭和大学は今春、昭和大学病院と、付属病院の1つである江東豊洲病院の集中治療室に「eICU」と呼ばれるプログラムを導入し、現場の診療をサポートする試みを開始した。ビッグデータを基にしたソフトウェアを用いてICUで優先的に診るべき患者を見極めることで、ICU在室日数を適正化。ICU専門医が限ら… 2018/07/26 救急医療・集中治療
学会トピック◎第68回日本病院学会 オンライン診療の診療報酬化を誤解してませんか? 2018年度診療報酬改定でオンライン診療(=遠隔医療)項目が新設された。しかし、「その受け止め方には誤解があるのではないか」と日本遠隔医療協会の長谷川高志氏は、6月28日から石川県金沢市で開催された第68回日本病院学会シンポジウム「動き始めたオンライン診療」に登壇し、今後の展望につい… 2018/07/04 医療情報
オンライン服薬指導、福岡市で実施へ 福岡市は2018年6月21日、「福岡市国家戦略特別区域法を活用した遠隔服薬指導事業」の登録事業者として、きらり薬局を運営するHyuga Pharmacy(福岡県春日市)を認可した。これにより同社が運営する福岡市内の薬局は今後、オンライン服薬指導を行うことが可能になる。… 2018/06/26 医療情報
アイン、特区でのオンライン服薬指導を開始へ 愛知県でオンライン診療手掛ける診療所と連携 大手薬局チェーンのアインホールディングス(札幌市白石区)は、2018年6月18日、国家戦略特区で薬剤遠隔指導を行うため、愛知県に事業登録の事前相談を開始したと発表した。 特区での薬剤遠隔指導を巡っては、5月30日に開催された国家戦略特区区域会議で、愛知県、兵庫県養父市、福岡市が、遠隔… 2018/06/19 コメディカル
遠隔画像診断を導入! 弱点は意外なところに 近年、画像診断の技術は向上し、短時間に高密度の情報が得られるようになりました。一方で、その高密度な情報をしっかりと吟味できる知識がなければ、意味をなしません。検査の絨毯爆撃と表現されることもあるように、全身のCT画像を撮っても、その情報を処理しきれないのであればただ爆撃して終… 2018/05/24 救急医療・集中治療
トレンド◎オンライン診療が点数化 「オンライン診療料」新設も算定には厳しい条件 運用の柔軟性が失われることへの懸念も オンライン診療に対する報酬の新設は、2018年度診療報酬改定の目玉の一つとなった。インターネットやスマートフォンなどのICT(情報通信技術)を活用した診療という、医療の新ジャンルを保険医療にどう位置付けるかに注目が集まった。 オンライン診療とは、スマートフォンのビデオ通話機能などを… 2018/03/29 医療情報
トレンド◎医師の教育や連携を一変させる遠隔病理診断 実用段階に入ったデジタルパソロジー 2018年改定で鏡検しなくても診断料が算定可能に 2018年度の診療報酬改定でデジタル画像を用いた病理診断料の算定が認められることになった。これにより病理医のいる医療機関との連携が飛躍的に効率化される。遠隔病理診断のシステムは病理医の育成や1人病理医の支援にも効果的で、今後はより多くの医療機関に普及していくことになるだろう。… 2018/03/20 検査
第1回「情報通信機器を用いた診療に関するガイドライン作成検討会」開催 遠隔診療のガイドライン作成に向け論点提示 呼称は「オンライン診療」に統一、診療と相談の線引きも検討 厚生労働省は2月8日、リアルタイムでのコミュニケーションが可能な情報通信技術を用いた診療に関するルール整備を行うため、第1回情報通信機器を用いた診療に関するガイドライン作成検討会(座長:山本隆一=一般財団法人医療情報システム開発センター理事長)を開催した。情報通信技術を用いて医… 2018/02/11 医療情報
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 再診患者に対するオンライン診察の評価を新設 対面診療とオンライン診察を組み合わせた場合の医学管理料も新たに設定 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は12月1日の総会で、2018年度診療報酬改定における遠隔診療の評価のあり方について議論した。オンライン診察を評価する場合の要件や、対面診療とオンライン診察を組み合わせた医学管理に現行の医学管理料より低い水準の報酬を設定すること、月1回の… 2017/12/01 医療情報
シリーズ◎2018診療・介護報酬同時改定 遠隔診療への報酬上の評価のあり方めぐり議論 診療側は「科学的根拠なく安易に評価することは認められない」と強調 厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)は11月1日の総会で、2018年度診療報酬改定に向けて外来医療について議論した。外来診療や訪問診療とスマートフォンを使ったオンライン診察を組み合わせた事例が紹介され、遠隔診療の対象患者や実施条件などが論点として示されたが、診療側委員からは… 2017/11/06 医療情報
学会トピック◎第40回日本高血圧学会総会 震災被災者の高血圧管理にICTが威力を発揮 南三陸病院の西澤匡史氏は第40回日本高血圧学会総会(10月20~22日、開催地:松山市)のシンポジウム「ICTによる高血圧診療の現在~未来へ」で、「災害時循環器疾患予防支援ネットワークシステム」が東日本大震災に被災した住民の血圧管理や循環器疾患の発症予防に大きく貢献したと報告した。… 2017/10/26 循環器
学会トピック◎第21回日本遠隔医療学会学術大会(JTTA 2017) 遠隔診療、保険点数はどのように付くのか? 「管理料か遠隔モニタリング加算か」、識者達が見解示す 「第21回 日本遠隔医療学会学術大会(JTTA 2017)」(2017年9月30日~10月1日、宇都宮市)では、2018年度診療報酬改定における遠隔診療の扱いが話題の一つとなった。2017年6月に閣議決定された「未来投資戦略2017」では、遠隔診療を次期診療報酬改定で評価すると明記(関連記事)。これを受けて今… 2017/10/06 医療情報
厚労省医政局が遠隔診療で新たな通知を発出 保険者実施の禁煙外来は遠隔診療で完結可能に 電子メールやSNSも利用可 厚生労働省は「情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」について)」と題する2017年7月14日付の通知(医政発0714第4号)を、医政局長名で各都道府県知事宛に発出した。遠隔診療だけで完結する禁煙外来や、遠隔診療における電子メールやソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の利用が… 2017/07/19 医療情報
ケーススタディ◎福岡市でオンライン診療の実証事業がスタート 遠隔診療でかかりつけ医機能は強化できるのか 地方自治体と地元医師会、医療機関、企業がタッグを組み、ICT(情報通信技術)を活用した新しい医療のカタチを探る試みが、福岡市を舞台に始まった。オンラインでの問診や診察、モニタリングを組み合わせ、診療の質を高めることを目指す。2018年度診療報酬改定をにらみ、オンライン診療(遠隔診療、… 2017/07/11 医療情報
インタビュー◎武藤真祐氏(医療法人社団鉄祐会理事長) 遠隔診療は外来や在宅の弱点を補う手段になる 「対面診療とオンラインでの遠隔診療を組み合わせた新しい医療を、次の診療報酬改定でしっかり評価する」。安倍首相がそう発言して話題を呼んだ、2017年4月14日の第7回未来投資会議。この場で、ICTを活用した次世代医療のあり方を提言し、次期診療報酬改定での遠隔診療の評価に向けた大きな流れをつ… 2017/07/07 医療情報
動き出す遠隔診療(下) 女子医大や福岡市が実証実験スタート ネット診療をオンして日常診療をより“濃密”に 遠隔診療がこの先、医療提供の一形態として定着するかどうかは、その安全性や有効性に関するエビデンスを医療現場でどれだけ蓄積していけるかにかかっている。2018年度およびそれ以降の診療報酬改定に向けても、エビデンスの蓄積は重要なポイントになる。… 2017/07/06 医療情報
動き出す遠隔診療(上) 今夏にも新たな事務連絡で解釈の明確化へ ネット診療、診療報酬上の評価は来春改定から2段階で 「対面診療とオンラインでの遠隔診療を組み合わせた新しい医療を、次の診療報酬改定でしっかり評価する」――。2017年4月14日に開催された、第7回未来投資会議。安倍晋三首相のこの発言は、インターネットを介したオンライン診療、いわゆる遠隔診療の普及に向けた新たな段階の幕開けを告げた。次の… 2017/07/05 医療情報
医師偏在も解消する遠隔診療の整備を急げ 今後の日本医療を発展させる原動力として、遠隔診療の進展への期待は日々高まっている。これまでになかった診療形態モデルを生み出すばかりか、医師不足・偏在という待ったなしの課題を解決する手段としても急浮上しているからだ。… 2017/05/22 医師の職場環境
トレンド◎安さと使い勝手が魅力、東京都医師会も積極活用に乗り出す クラウド電子カルテ、診療所にじわり浸透 電子カルテの選択肢として、「クラウド型」が存在感を高めている。従来の電子カルテと比べて導入費用は数分の一。インターネット接続環境さえあれば、Webブラウザーを使う感覚で、いつでもどこでもパソコンやタブレット端末でカルテを作成したり閲覧したりできる。診療所を中心に、ここ1~2年で採用… 2017/05/11 医療情報
未来投資会議でデータヘルスや遠隔診療に期待 首相、遠隔診療は「次の診療報酬改定で評価」 政府は4月14日、総理大臣官邸で第7回未来投資会議を開催した。未来投資会議は、今年6月に取りまとめが予定されている新たな成長戦略の具体策を練るために昨年9月に設置されたもので、内閣総理大臣が議長を務める。 今回は、新たな医療・介護・予防システムの構築について検討。会議後、安倍晋三首… 2017/04/17 行政・制度
80歳の経営トップが強硬に反対、若手医師が疲弊… 「ネットは仕事に悪影響」と電カル未導入の病院 医療機関にとって電子カルテシステムは今や欠かせないツールです。導入や更新が遅れれば、診療や事務作業の効率化や他院との連携などに支障を来し、経営面への打撃も小さくありません。医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』の人気コラム「コンサルタント工藤高の病院経営最前線」。1月号の記事で… 2017/01/20 医療情報
デジタル・ウェアラブル・AI・ヘルツ その2 遠隔医療、ネット診療って儲かるの? テレヘルス、テレメディシンという単語は、「遠隔医療」と訳される。なので、「離島にいる患者さんをテレビ電話で診療する」くらいのイメージで捉えていた。ところが研究論文に当たってみると、定義は研究者によってまちまちで、離島とかテレビ電話とも違う内容がテレメディシンとして報告されて… 2017/01/17 循環器
特集◎人工知能は敵か味方か《AI実用篇 その5》 ウェアラブル端末で常時遠隔モニタリング 「患者が診察に来た時に得られるデータだけでは分からないことがある」。慶應義塾大学循環器内科特任助教の木村雄弘氏は日々、患者と向き合う中でそう実感している。診察日と診察日の間、患者の日常生活時のバイタルサインや自覚症状はどう変化しているのか。そこにこそ、循環器疾患を適切に診療… 2017/01/13 先端医学
特集◎人工知能は敵か味方か《プロローグ》 202X年、医療現場に人工知能がやって来た コンピューター技術の急速な進歩により、医師の業務を人工知能(artificial intelligence:AI)に支援させようという研究が世界中で進んでいる。自ら学習し、成長し続ける能力を持ったAIは、多忙を極める医師を助ける存在として歓迎されるだろう。しかし、やがて医師がAIに取って代わられる日が来な… 2017/01/10 医療情報
2018年度の診療報酬改定見据え留意点を明示 日本病理学会が遠隔病理診断の手引きを作成 日本病理学会は12月1日、「デジタル病理画像を用いた病理診断のための手引き」を学会ウェブサイトで公開した。デジタル病理画像を用いて遠隔から画像診断を行うことが、保険診療の枠組みで今後実施されることを想定し、画像作成における使用機器の基準や病理標本作製方法、画像の取り込みや転送の… 2016/12/14 検査
リポート◎遠隔診療の新潮流の今(後編) ネット診療の適正範囲、官と民の探り合い続く 昨年8月の“解禁”通知以降、インターネットを用いた遠隔診療サービス、いわゆる「ネット診療」が相次いで登場している(前編参照)。その利便性に注目が集まる一方で、厚生労働省は今年3月、「文字や写真のみによって得られる情報により、対面診療を行わず遠隔診療だけで診療を完結させることを… 2016/08/10 医療情報
リポート◎遠隔診療の新潮流は今(前編) 都市部で続々立ち上がる「ネット診療」 仕事や育児が忙しく、通院時間を確保できない――。こうした患者のニーズに応えるべく、インターネットを用いた「ネット診療」を手掛ける事業者が、今年に入り相次いで登場している。当初は生活習慣病など病態が安定した慢性疾患患者に利用するケースが目立ったが、現在は難病や在宅医療など、さ… 2016/08/09 プライマリケア
製薬企業がデジタルヘルス分野に乗り出す理由 デジタル技術を活用して医療・健康・介護分野に対して新しい価値を提供しようという、デジタルヘルス分野の研究開発や事業化の動向が面白い。日ごろは日経バイオテクの編集長として、主に医薬品や機能性食品、バイオ関連製品の研究開発について取材しているが、隣接分野であるデジタルヘルス分野に… 2016/07/11 医療機器
厚労省が疑義解釈通知で明言 ネットで遠隔診療、対面診察なしは医師法違反 厚生労働省はこのほど、東京都からの疑義照会に回答する形で、対面診療を行わずに遠隔診療だけで診療を完結させる事業についての考え方を示した。3月18日に厚生労働省医政局医事課長名で各都道府県宛に通知した(医政医発0318第6号)。… 2016/04/14 医療情報
医師3484人に聞く「遠隔診療、どう思いますか?」 自ら行う気はないが患者の利便性には期待 遠隔診療はへき地、離島に住む住民向けのサービスが中心だったが、2015年8月に厚生労働省から出された事務連絡通知「情報通信機器を用いた診療(いわゆる「遠隔診療」)について」を受けて、最近、様々な企業が遠隔診療をサポートするサービスを始めた関連記事)。… 2016/04/08 医療機器
オンライン上で予約受付からテレビ電話での診察、処方、決済まで メドレー、オンライン診療システム「CLINICS」を発表 メドレーは2月8日、オンライン上で予約から診察、会計までを行えるシステム「CLINICS」の運用を開始したことを発表し、同時に導入を希望する医療機関の募集も開始した。CLINICSを導入すると、診察前に患者がオンライン上で問診票に記入したり、テレビ電話を用いた診察、クレジットカードを用いた… 2016/02/09 プライマリケア