傷口に塩を塗ると治る! イベルメクチンはコロナ重症化を防ぐ!(んなわけない!!!) 最近Twitterで、「塩」をオススメする謎の管理栄養士アカウントが話題になっていました。いわく、「塩には自然塩と精製塩があり、精製塩は塩化ナトリウム99%でミネラルがないため、それが様々な病気の原因になっていたり、精製塩の摂り過ぎが高血圧の原因になっていたりする」と※注。塩は万能で… 2022/03/03 サプリ・食品
冬のセルフケアに、体を温めるハーブボール こんにちは、酒井美佐子です。 年始から、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の第6波の感染拡大が続いています。海外への渡航はまだ先の見えない話のようです。 海外へ行けませんので、今年は日本でも手に入れやすいハーブ製品などを本コラムで紹介していこうと思っています。どうぞよ… 2022/02/01 薬剤師
Circulation誌から オメガ3脂肪酸で心房細動リスクが上昇 心血管アウトカムを評価した7RCTによる新たなメタアナリシス ランダム化比較試験(RCT)の新たなメタアナリシスから、オメガ3系多価不飽和脂肪酸(以下、オメガ3脂肪酸)の投与は投与量依存的に心房細動(AF)のリスクを高める可能性が示唆された。結果はCirculation誌ウェブサイトで2021年10月6日に公開され、12月21日号に掲載された。… 2022/01/12 循環器
健康食品の「広告」掲示、薬局での注意点は 【相談】最近、医薬品の広告規制に関する法律が改正され、違反すると罰金を取られるようになったと聞きました。健康食品も対象でしょうか。店舗でPOPを作る機会が多いので、これらも含まれるのか心配です。(30代、ドラッグストア勤務)【回答】健康食品も薬機法の規制対象になり得る「医薬品」と見… 2021/12/16 医薬品
Clinical Gastroenterology and Hepatology誌から グルテンフリー有効なIBS患者のマーカー同定? 低グルテン食でも症状改善に有効な可能性あり 過敏性腸症候群(IBS)患者の多くにグルテンフリー食(GFD)が有益であり、GFDで症状が改善する可能性の高いIBS患者を特定するバイオマーカーとして、血清中の抗グリアジン抗体(AGA)を利用できることが示された。結果はClinical Gastroenterology and Hepatology誌11月号に掲載された。 最近の… 2021/11/18 消化器
日本人らしさが生かせる「再生医療」と「培養肉」の共通点 再生医療研究者が続々と培養肉開発に参戦、組織化が共通項 動物細胞を培養して作る「培養肉」の開発競争が、世界で激化している。国内外で多数の大学やスタートアップがしのぎを削り、一部外国では商用化もかなった。一見すると食品生産の分野だが、培養肉の研究者は再生医療の研究者でもあることが多い。特に日本では、細胞工学に基づく再生医療製品の開… 2021/11/15 先端医学
医師7303人に聞いた「ゲノム編集食品を食べますか?」 3割はゲノム編集食品を「特に意識しないで食べる」 できれば食べたくないも3割、積極的に摂取したいは1割弱 2020年にノーベル賞を受賞したゲノム編集技術CRISPR/Cas9を使って、血圧上昇を抑えるGABAの含有量を増やしたトマトの販売・流通の届け出が昨年12月に行われ、今年5月にはまず希望者5000人に苗が無償で配布された(関連記事)。初のゲノム編集食品の普及に向けて、欲しいと思う人にまず配り、理解… 2021/05/27 生活習慣
コロナ禍でのサプリメント服用にご用心!? 思えば、2019年年末、中国・武漢(Wuhan)で新型コロナウイルスが発生し、中国国内では大騒ぎしていたにもかかわらず、翌年の1月末から始まった春節では、中国人観光客が大挙して日本に押し寄せてきました。2002年の重症急性呼吸器症候群(SARS)や12年の中東呼吸器症候群(MARS)が感染拡大してい… 2021/05/11 薬剤師
アンチエイジング食がHFpEFを予防する? ビタミン薬ニコチンアミド(NAM)による心不全予防効果 高齢化の進展とともに、左室駆出率(Ejection Fraction; EF)が正常であるにもかかわらず心不全となる「HFpEF(Heart Failure with preserved EF)」が大きな課題となっています。我が国では、60歳以上の人の20%強がHFpEFだとされています。実臨床ではEFが低下したHFrEF(Heart Failure with red… 2021/04/15 循環器
NEWS◎腸内細菌由来ポリアミンが大腸粘膜の健全性を維持 大腸炎改善のカギは腸内細菌と宿主細胞の「協働作業」 腸内細菌叢が大腸粘膜の健全性を維持するメカニズムが解明された。腸内細菌が産生するポリアミンが、大腸上皮細胞や大腸粘膜の抗炎症性マクロファージの増殖に寄与するというものだ。 ポリアミンとは、分子内に複数の第1級アミンを含む低分子の塩基性物質の総称で、全ての生物の細胞内に含まれる… 2021/04/09 消化器
ゲノム編集で育種した健康トマトがこの春に登場 SDGsやカーボンゼロに向けて不可欠の技術革新 3月11日で東日本大震災から10年が経過しましたが、コロナ禍は続いています。医療関係者への新型コロナウイルスワクチンの接種が始まりました。米Pfizer社のワクチンを、1瓶当たり7回接種できる注射器の日本国内生産が3月中にも始まるようですね。首都圏の1都3県の緊急事態宣言は、2週間延長になり… 2021/03/15 サプリ・食品
Am J Gastroenterol誌から アルコール性肝硬変予防にはコーヒーが有効? ワインによる予防効果は確認できず 欧米の複数の国で行われたアルコール性肝硬変患者の症例対照研究から、糖尿病、肥満、コーヒーの摂取が肝硬変リスクと有意に関連することが示された。結果はAm J Gastroenterol誌1月号に掲載された。 アルコールを大量に摂取すると肝硬変などのアルコール性肝疾患となる可能性があり、遺伝、環境… 2021/02/22 消化器
押さえておきたい漢方薬と西洋薬との相互作用・相乗効果 ニューキノロン系抗菌薬と併用NGな漢方薬は? 間質性肺炎による死亡者まで出てしまった小柴胡湯とインターフェロンの併用。相互作用のリスクなども分からない状態で、慢性肝炎患者に対して小柴胡湯が多用されたことが原因の1つとする意見もある。このような過去を繰り返さないためにも、漢方薬を用いる際には西洋薬との相互作用にもしっかりと… 2021/01/13 東洋医学
食事のアミノ酸代謝物が心血管イベントの因子に 腸内細菌と交感神経受容体が関与 「2型糖尿病が心血管イベントのリスク因子である」ことに異論がある人はいないでしょう。では、「血糖コントロールの改善は心血管イベントを減らす」という考え方に対してはどうでしょうか? 実は意外なことに、2型糖尿病患者における血糖コントロール状態(HbA1cなど)は心血管イベントと相関せず… 2021/01/07 循環器
インタビュー◎飯塚病院東洋医学センター漢方診療科診療部長の吉永亮氏に聞く 副作用に注意すべき“イエロー”の生薬 漫然とした処方にはご用心! 新型コロナウイルス感染症の流行により長引く自粛生活。受診を控える傾向は続き、代わりにセルフメディケーションへの関心が高まっている。特に「副作用が少ない」とされている漢方薬はドラッグストアでも手に入り、セルフメディケーションとして取り入れやすい。しかし、漢方薬にももちろん副作… 2021/01/07 東洋医学
サプリ業界が剤形に力を入れだした理由 最近、サプリメントのことを調べていると、妙なものを見つけました。「食べるカプセル」といううたい文句のサプリメント用カプセルです。かまずに飲み込むことを前提にしているはずのカプセルを「食べる」とは、どういうことでしょうか。 そのカプセルは「X-ジェル」という製品で、サプリメント… 2020/12/23 サプリ・食品
雑草だけど重宝されてきた「浄化のハーブ」 こんにちは、酒井美佐子です。 今回は、「浄化のハーブ」として知られるネトル(イラクサ)を取り上げたいと思います。 ヨーロッパなどでは、ネトルは雑草として生えていることが多く、大抵すぐに見つかります。ドイツを訪れた際も、川沿いでも原っぱでも簡単に見つかりました。 葉に細かい棘… 2020/11/25 薬剤師
強い偏食傾向のある鍼灸師が陥ったあの疾患 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴い、今年度のプロ野球の開幕は6月中旬まで延期され、120試合が実施されました。非常に変則的なシーズンでしたが、我らが中日ドラゴンズは8年ぶりにAクラスとなりました。来年度の「V奪回」を期待したいと思います。 さて今回の「撮っておきClinic… 2020/11/18 公衆衛生・予防医学 医師・医学生限定コンテンツ
解説◎「保険適用に向けて検討を」首相の指示で注目される不妊治療 不妊治療はどこまで進んでいるのか 菅義偉・内閣総理大臣が就任翌日の9月17日に、保険適応に向けた早急な検討を指示したことで注目されている不妊治療。子宮卵管造影や一般的な精液検査は保険適応になっているものの、生殖補助医療(人工授精、体外受精、顕微受精、いわゆるART)は自由診療で、全額自己負担だ(一部を助成する特定不… 2020/11/06 産婦人科
抗炎症作用で湿布などに使われるハーブとは こんにちは、酒井美佐子です。 今年の夏は大変な猛暑でしたね。コロナ禍で、運動不足になりがちな今日この頃。私もすっかり運動不足になり、週末に少し頑張って散歩したり、自宅ヨガをしたりフィットネスバイクをこいだりすると、すぐに筋肉痛になります。… 2020/10/06 薬剤師
月経前のつらい症状に「チェストベリー」 こんにちは、酒井美佐子です。 今回のコラムでは、母校の東邦大学薬学部の薬草園で撮影した写真、夏に愛らしい花が満開となるチェストツリー(チェストベリー)を紹介します。 チェストツリーは、その果実が薬用に優れているため、ハーブ療法で使用する場合は「チェストベリー」と呼称されてい… 2020/08/14 サプリ・食品
ニンニク代わりにスイセンは推薦できません! 先日、岡山県下でスイセン中毒が起きたというニュースがありました。スイセンの球根をニンニクと間違えて食べたということです。葉っぱがニラに似ているので、ニラと間違えて食べたという話はよく聞いていたのですが、球根を食べて中毒になることもあるんですね。調べてみると、葉よりも球根の方… 2020/07/23 救急医療・集中治療
緊張を和らげる「受難の花」 こんにちは、酒井美佐子です。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴い、私の勤務する病院でも対策に奔走しています。感染症指定医療機関ではありませんので、感染対策の基本は「院内に新型コロナウイルスを持ち込まない」こと。当院は透析患者、癌患者、高齢の患者が大半を占めてい… 2020/06/03 薬剤師
ヒトミルクオリゴ糖の実用化、日本でも期待 都内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数がようやく1桁になってきました。東京都港区にある弊社(日経BP)には4月以降は数日程度しか通勤していませんでしたし、取材の多くはオンラインになっています。それでも、ようやく環境が整ってきました。最前線で頑張っている医療や介… 2020/05/25 感染症
高齢者の“禁断の果実”、グレープフルーツ 中国の友人から「コロナ大丈夫ですか?とても心配しています」というメールを何回かもらいました。気遣いはとてもありがたいのですが、そもそも発生源である中国で、日本人に同情するような気持ちを起こさせるどんな報道がなされているのか……と思う今日この頃です。色々な活動自粛の中で、stay ho… 2020/04/16 医薬品
服薬指導 アレグラがビラノアに変更された患者 花粉症で近隣の耳鼻咽喉科診療所に通院中の36歳の女性Nさんが、処方箋を持って来局しました。処方が変更されていたため、薬剤師が確認したところ、Nさんは次のように話しました。アレグラを飲んでも、鼻水が止まらなくて。便秘の薬を飲み始めてからのような気がして、先生に相談したら、薬が変更… 2020/03/24 薬剤師
第23回日本病態栄養学会より GLP1作動薬とSGLT2阻害薬は食欲にどう影響するか 強化インスリン療法にGLP-1受容体作動薬を併用した場合、食欲が抑えられ食嗜好も好転する傾向が見られる一方、SGLT2阻害薬では食欲が増進し食嗜好には変化がなかったことを、2020年1月24~26日に京都市左京区で開催された第23回日本病態栄養学会で、坂出市立病院(香川県坂出市)糖尿病センター糖… 2020/01/31 代謝・内分泌
敗血症性ショックにビタミンCが効く!? ちょうど僕が小学生の頃、CCレモンという商品が自販機を席巻しておりました。500mLにビタミンCが1000mg入っている清涼飲料水。可愛らしいCMソングと爽快感ある味で一世を風靡しました。同じ1000mgでも、タウリン1000mg配合をうたうあの商品とはちょっと世界観が違います。ところで、タウリン1000m… 2020/01/23 救急医療・集中治療
「かぜのお茶」に配合されたハーブの実力は? こんにちは、酒井美佐子です。 2020年も、患者が薬局で打ち明けるちょっとした悩みの解決に、ハーブやアロマを役立てるコツを伝授していけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 今回は「かぜのお茶」のブレンドについて取り上げたいと思います。… 2020/01/17 サプリ・食品
便秘で「水分を取りましょう」は迷信!? 便秘診療について、これまで3回連載してきた(1回目、2回目、3回目)。ここで1つ、箸休め的な話題を。機能性便秘の患者に生活指導を行う際、皆さんはどのように話をしているだろうか。 便秘改善のための生活指導については、医学書だけでなく一般向けの雑誌や書籍にも大体同じようなことが書かれ… 2020/01/16 消化器
第15回 睡眠リズムの調整にメラトニン・ラメルテオンを使いこなす 夜型体質による不眠や概日リズム睡眠-覚醒障害は睡眠薬が効きにくく、治療に難渋します。今回は、メラトニン(またはメラトニン受容体作動薬)をうまく使いこなして睡眠リズムを調整する方法をご紹介します。… 2019/12/26 精神・神経
トレンド◎経腸栄養剤に少量でも高カロリー・高蛋白の「新顔」 イノラス登場で選択肢広がる高齢者の栄養管理 患者ごとに病態や栄養剤の特徴を考慮し使い分けを 少量でも高カロリーで高蛋白の経腸栄養剤「イノラス」の登場によって、高齢者の栄養管理の選択肢が広がった。低栄養が問題となる高齢患者の増加に伴い、医療機関では病態に合わせた栄養剤の使い分けと、コンプライアンスを高める工夫が必要だ。… 2019/12/26 医薬品
反射的に「とろみ水」を使っていませんか? 寒さも本格的になってきました。皆様の現場でも、インフルエンザなどで体調を崩されたのをきっかけに、誤嚥性肺炎を発症する方が増えてくる時期です。誤嚥性肺炎の患者さんに水を飲みたいと言われたら、反射的に「とろみ水」を使っているかもしれません。では、なぜそうしているのでしょうか?… 2019/12/12 老年医学・介護
学会トピック◎第14回医療の質・安全学会学術集会 ビタミンB1非含有栄養食品の長期摂取に脚気衝心リスク 「ビタミンB1を含んでいないことの危険性」の明記を ビタミンB1を含まない栄養補助食品を長期にわたって摂取していた高齢患者で、死亡リスクの高い「脚気衝心」を発症した症例が報告されました。 2019/12/03 循環器
アルフレッサとヤマトが在宅支援サービス開始 アルフレッサ ホールディングス(HD)の子会社であるアルフレッサ(東京都千代田区)は、2019年9月26日、ヤマトHD傘下のヤマト運輸(東京都中央区)と共同で、薬局向けの在宅医療支援サービスを開始すると発表した。アルフレッサが今後、全国の薬局に対して順次案内していく。… 2019/10/04 サプリ・食品
経口鉄剤◇第3回調査 経口鉄剤:フェロミア断トツ、シェア7割を維持 2位がフェロ・グラデュメット、3位がフェルム 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、経口鉄剤のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、76.6%の医師がクエン酸第一鉄ナトリウム(商品名:フェロミア他)と回答した。 第2位の乾燥硫酸鉄(フェロ・グラデュメット)は11.1%、第3位のフマル酸第一鉄(フェルム)は8.4%、第4位の溶性… 2019/09/16 血液内科
「胃腸のお茶」に欠かせないアニス こんにちは、酒井美佐子です。前回に引き続き、ドイツ国内の薬局やドラッグストアで購入してきた商品を紹介したいと思います。 今回は「胃と腸のお茶」です。日本では医薬品医療機器等法により、このような表記のお茶は見かけることはありませんが、ドイツの薬局やドラッグストアでは、色々なメ… 2019/08/13 サプリ・食品
ビールだけじゃない、ホップ配合のハーブティー こんにちは、酒井美佐子です。前回に続き、ドイツの薬局やドラッグストアで購入してきた商品を紹介したいと思います。 今回は、その名も「アンチストレスティー」。抗ストレスのお茶という名前に強く引き付けられ、手に取りました。… 2019/07/05 サプリ・食品
睡眠サポートにはやっぱり「バレリアン」 こんにちは、酒井美佐子です。今回は、ドイツの薬局やドラッグストアで購入してきた「睡眠サポート」商品を紹介したいと思います。 5月から初夏にかけては、外界が活気にあふれる一方、心が揺らぎやすく、不安やイライラ、うつなど、不快な症状に悩む人が案外増える季節です。… 2019/06/11 コメディカル
学会トピック◎第79回米国糖尿病学会学術集会(ADA2019) ビタミンD補充で2型糖尿病の発症予防はできず 登録者の8割が欠乏状態になかったことが要因か、D2d試験 ビタミンDの補充によって2型糖尿病の発症予防が可能かを検証したD2d試験の結果が、第79回米国糖尿病学会学術集会(ADA2019、6月7~11日、開催地:サンフランシスコ)で米タフツ大学のAnastassios G. Pittas氏を代表とする研究グループにより発表された。2型糖尿病の発症リスクはビタミンD投与群で… 2019/06/10 代謝・内分泌
液体ミルクの特徴を知りたい 最近、母乳の代わりとなる液体ミルクが発売されたというニュースを見ました。薬局薬剤師として知っておくべきポイントを教えてください。 (匿名) 2019/05/29 コメディカル
リポート◎「授乳・離乳の支援ガイド」が12年ぶりに改定 離乳とアレルギーの関係は? 気になる改定「ガイド」の中身 食物アレルギーの最新知見を基に新たな見解示す 2007年に作成された「授乳・離乳の支援ガイド」が12年ぶりに改定された。主な変更点は、食物アレルギーの発症予防に関するエビデンスの蓄積を基に、従来の離乳の進め方に新たな見解を加えたこと。また母乳栄養の利点などについても見直しを行い、授乳では必要に応じて育児用ミルクを使うなど、柔軟… 2019/05/23 アレルギー・免疫
液体ミルクと新しい「授乳・離乳支援ガイド」 母乳にアレルギー疾患や肥満の予防効果なしと明記 授乳・離乳の支援ガイドが12年ぶりに改訂されました。今回、前回強調されすぎた母乳育児をちょっとソフトになり、母乳のアレルギー疾患や肥満の予防効果についての記載が変更されました。 2019/05/21 小児科
よく分かる「民間療法に頼ろうとする心理」 この間、自分の部屋の整理をしていたら、サメの軟骨エキス配合の粉末が20袋出てきました。おおっ、これは私が医学生の頃、飲んでいたヤツではないか! さて、なぜ私がサメの軟骨を飲んでいたのでしょう──。… 2019/05/17 サプリ・食品
患者の生活リズムと食事内容確認の重要性 ニフェジピンCR錠は本当に2峰性? 薬歴への記載義務がないからか、起床時刻、食事の回数や時刻、就寝時刻など患者の生活リズムの情報が詳細に聴取できていないことが多いのではないでしょうか。生活リズムは個人的な事柄なので、不要であれば聞く必要はありませんが、時には服薬と食事のタイミングとその内容が重要な意味を持つこと… 2019/05/14 コメディカル
Ann Intern Med誌から サプリメントに死亡率減少効果はない 米国の国民健康栄養調査NHANESのデータを分析 サプリメントの使用が健康に及ぼす利益とリスクについては議論がある。米国Tufts大学のFan Chen氏らは、米国のNational Health and Nutrition Examination Survey(NHANES)のデータを分析して、食事から摂取した適量の栄養素は死亡リスクの減少につながるが、サプリメントの使用は死亡率に影響を… 2019/05/09 サプリ・食品
こんなに多くの薬やサプリが本当に必要? 69歳男性。「患者の『かかりつけ医』として、もう20年近く降圧薬、脂質低下薬、尿酸降下薬を処方している。患者は5年ほど前から腰痛のため隣町の整形外科クリニックに通っており、2カ月ほど前からは不眠のため駅前の心療内科クリニックにも通い始めた。改めてお薬手帳を見せてもらうと、処方されて… 2019/02/06 医薬品
管理栄養士が活躍するスゴい薬局 先日、あるドラッグストアを見学させてもらった。そこの社長とは旧知の仲で、10年前にも見学していたが、最近、別の友人から「とにかくすごいから、もう1回見た方がいいよ」と言われたからだ。 2019/01/24 コメディカル
第14回 コーヒーは片頭痛を悪化させる? 片頭痛をはじめ慢性頭痛の発症・増悪には遺伝や食生活、ストレスなど様々な因子が関与する。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、片頭痛に対する生活指導のポイントについて解説する。… 2019/01/24 精神・神経
リポート◎1日4gの高純度EPAで心血管リスク25%減少 「残余リスク」への切り札として見直されるEPA 魚油に多く含まれるオメガ3系多価不飽和脂肪酸(以下、オメガ3脂肪酸)である、エイコサペンタエン酸(EPA)。2018年秋に発表されたREDUCE-IT試験では、1日4gの高純度EPA製剤によって25%もの心血管イベント減少を認めた。多くの研究から心血管疾患予防効果が期待されてきたが、これまでの介入試… 2019/01/24 循環器
下痢に乳酸菌は意味がない!? インフルエンザ関連で受診される患者さんがとても多くなりました。流行っています。インフルエンザにかかっていないかどうかが心配で、特に発熱などがあるわけではないけれど救急受診してしまう人もいます。「それはうちの仕事じゃない」という類の言葉はなるべく使いたくないのですが、それはさ… 2019/01/10 消化器
牛乳アレルギーで注意すべき乳化剤がある? 2018年9月号「薬局なんでも相談室」の記事で、牛乳アレルギーで注意すべき成分として、「乳化剤は問題ない」と紹介されていましたが、最近、原材料表示に「乳化剤(乳由来)」と書かれている食品を見かけました。これは避けた方がいいのでしょうか。(匿名)… 2018/12/14 コメディカル
母乳育児に必要なサプリメントとは 最近、小児科の調剤では、アルファカルシドール(商品名アルファロール他)を処方される子どもが散見されるようになりました。原因の1つが母乳育児の推進です。 2018/12/10 サプリ・食品
地域で存在感高まる 健康サポート薬局 大阪府で健康サポート薬局が多い理由 大阪府薬剤師会副会長 道明雅代氏 大阪府では、大阪府薬剤師会が旗振り役になって健康サポート薬局の届出を積極的に進めている。2018年10月31日時点での届出軒数は117軒で、全国の1147軒の約1割を占め、全都道府県で最多。なぜ大阪府で健康サポート薬局が多いのか。大阪府薬剤師会副会長で、健康サポート薬局を担当する、道明雅代… 2018/12/05 コメディカル
学会トピック◎米国心臓協会学術集会(AHA2018) 1日4gの高用量EPAで心血管リスク25%減 イコサペント酸エチルを投与したREDUCE-IT試験の結果 1日4gという従来よりも高用量のイコサペント酸エチル(EPA)を投与すれば、スタチンでは制御しきれない中性脂肪(TG)高値という「残余リスク」を効果的に抑制できる可能性が示された。REDUCE-IT試験の結果で、米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のディーパック・バット(Deepak L. Bhatt)氏ら… 2018/11/21 循環器
インスリン経口摂取で「殺害」はできません 先日、甘酒にインスリンを混ぜて糖尿病を患う父親を殺害したというニュースが流れていました。正直に申し上げて、誤解を生む表現です。記者さん勘弁してくれよという感じです。インスリンを混ぜた甘酒を血中に投与したなら分からんでもないですが……。タイトルが「甘酒にインスリン」となってい… 2018/10/25 代謝・内分泌
JAMA Network Open誌から オメガ-3多価不飽和脂肪酸は不安を軽減する EPAやDHA摂取と不安症状の系統的レビューとメタアナリシス 台湾の中国医薬大学のKuan-Pin Su氏らは、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などの、オメガ-3系の多価不飽和脂肪酸(PUFA)の摂取と、不安症状の関係を調べた研究を抽出して、系統的レビューとメタアナリシスを行い、これらの脂肪酸の摂取が不安症状を軽減することが示唆さ… 2018/10/04 精神・神経
特集◎あなたの知らないドラッグストアの世界《5》 ドラッグストアはなぜ成長できたのか 日本にドラッグストアが増えてきたのは、1970年代といわれる。「ビジネスマインドの高い薬局経営者が、医薬品だけでなく、日用品や雑貨も店に置いて、顧客を増やそうと動き始めたのが、日本のドラッグストアの始まり」と、ドラッグストア業界でコンサルタントを務めるドムス・インターナショナル… 2018/10/01 コメディカル
特集◎あなたの知らないドラッグストアの世界《4》 ドラッグストアの勢いは今後も加速 ドラッグストアの勢いは、今後も加速していきそうだ。日本チェーンドラッグストア協会は、2025年に業界目標として総売上高10兆円、店舗数は2万5000~3万店を掲げている。 2018/09/28 コメディカル
Lancet Public Health誌から 炭水化物摂取率と死亡率の関係にU字カーブあり 米国で行われている観察研究ARICのコホートの解析とそれを加えた新たなメタアナリシスから、炭水化物摂取率と死亡率はU字カーブの関係にあり、摂取率が高くても低くても死亡率は上昇することが示された。結果は8月16日、Lancet Public Health誌オンライン版に掲載された。… 2018/09/25 循環器
ドラッグストアが市民権を得たのは、OTC薬を扱うことができたから ツルハホールディングス取締役常務執行役員 後藤 輝明氏 国内のドラッグストアとして初の2000店舗に到達したツルハホールディングス。業界を取り巻く環境をどう見ているのか、薬剤師の職能を発揮するためにどのような取り組みをしているのか。子会社を含めたグループ全体の調剤部門の責任者を務める後藤輝明氏に聞いた。… 2018/09/18 コメディカル
「脂肪消費UP」は違反、キリン堂に措置命令 2018年9月4日、消費者庁は、ドラッグストアを展開するキリン堂(大阪市)が景品表示法違反を行ったとし、再発防止を求める措置命令を出した。健康食品の広告で「脂肪の消費を大幅UP」などと、合理的な根拠なく表示したため。… 2018/09/07 サプリ・食品
牛乳アレルギーで注意すべき成分は? 発酵乳、乳糖、乳化剤、乳酸菌、乳酸カルシウム――避けるべきはどれ? 【相談】牛乳アレルギーがあるお子さんの保護者から、注意が必要な薬や食品について質問を受けました。乳糖、乳化剤、乳酸菌、乳酸カルシウムなどは、「乳」という字が付いていますが、これらは牛乳アレルギーの子どもが口にすると危険なのでしょうか。(匿名)… 2018/08/30 小児科
「◯◯を食べないで」は忘れないけれど… 先日、とある患者さん(Dさん、80歳男性)の服薬指導の際、その娘さん(48歳女性)と食生活の話になりました。Dさんは高血圧、糖尿病、心房細動などで受診中で、娘さんも、糖尿病と高血圧で治療中です。… 2018/08/29 サプリ・食品
日経DI創刊20周年を迎えて《2》 昔も今も「調剤過誤が薬局をつぶす」 ドリンク剤がコンビニで販売されたのはいつ? 日経ドラッグインフォメーションは2018年、創刊20周年を迎えました。そこで、現在の目線で日経DIのバックナンバーを読み解きながら、薬局業界の20年を振り返ります。◎「門前薬局で誤薬相次ぐ」――。1999年5月10日号のReport(現在の「特集」に相当)「調剤過誤が薬局をつぶす」の書き出しだ。薬… 2018/08/14 コメディカル
注目のOTC薬◆エンペシドLクリーム、ムヒHDm、NewマイティアCL、チオビタドリンクアイビタスゼロ エンペシドLクリームは、腟カンジダの再発による外陰部症状の治療薬で、要指導医薬品。同じ有効成分クロトリマゾールを配合する腟錠のエンペシドL(第1類)の剤形追加製剤となる。過去に医師の診断、治療を受けた患者に限り使用でき、3日間使っても症状が改善しないか、6日間使っても症状が消えな… 2018/08/09 コメディカル
正露丸がアニサキスに効く!? 先日、とんでもないニュースを見つけてしまいました。あの正露丸がアニサキスに効くというものです。正露丸を製造販売する大幸薬品が、2014年に「消化器アニサキス症用薬剤」の特許(第5614801号、2014年9月19日登録)を取っていたということで話題になりました。… 2018/08/01 消化器
「食と健康」情報の真偽を知るための好著 最近、何が本当で何が嘘か分からない話が、そこらじゅうに溢れている。アメリカの大統領は、都合の悪い報道がなされるたびに「フェイクニュースだ」とつぶやく。国内の政治や社会のニュースを見ても、いったいどこまでが真実なのかと考えさせられることが多い。フェイクの情報が横行する中、情報… 2018/07/27 サプリ・食品
経口補水液ソムリエ薬師寺「これは…リンゴ!」 最高気温が35℃以上となる猛暑日が続いています。猛暑日が予想される日に出される高温注意情報も、各地で発表されています。注意情報は、注意報や警報とはちょっと異なりますが、これが出された日は外出を控えたほうがいいですよという類のものです。熱中症の危険性が高まるのは、気温および湿度… 2018/07/26 救急医療・集中治療
頭痛の適応外処方を知って、患者に寄り添った服薬指導を 富永病院脳神経内科部長・頭痛センター長 竹島 多賀夫氏 つらい頭痛で医療機関を受診して処方箋を持参した患者、OTCの鎮痛薬を求める来局者に、薬剤師はどう対応すべきなのか。富永病院脳神経内科部長・頭痛センター長の竹島多賀夫氏に、薬局薬剤師に期待することを聞いた。… 2018/07/17 コメディカル
緊急寄稿◎西日本豪雨被災者への医療対応(肺炎・栄養編) 高齢者の避難所肺炎、予防のカギは「お粥」 西日本豪雨によりお亡くなりになられた方にお悔やみを申し上げます。避難所で生活する高齢者の肺炎予防について、愛知医科大学緩和ケアセンターの前田圭介氏が緊急寄稿してくださいました。前田氏は2016年、熊本県内の医療機関に勤務していたときに熊本地震を経験し、被災者のケアに尽力なさって… 2018/07/11 感染症
JAMA Pediatrics誌から 妊娠中のビタミンD補充は子の成長を支える 1日2000IU以下のサブグループでは死亡率の減少も カナダMontreal大学のWei Guang Bi氏らは、妊娠中のビタミンD補充が子どもの健康に与える影響を調べたランダム化対照試験(RCT)を抽出して系統的レビューとメタアナリシスを行い、ビタミンDは胎児や乳児の成長を促進し、2000IU/日以下の用量であれば、胎児死亡や新生児死亡のリスクも減少してい… 2018/06/20 産婦人科
注目のOTC薬◆カブナース、ヨクイノーゲンホワイト錠ほか カブナースは、大人の尿パッドやおむつなどによるかぶれを改善する外用薬。抗炎症、殺菌など5つの有効成分を含む。ヨクイノーゲンホワイト錠は、桂枝茯苓丸とヨクイニンエキスの合方「桂枝茯苓丸料加ヨク苡仁」のフィルムコート錠。しみ、手足の肌荒れを改善する。包装は瓶とパウチの2種類。スマ… 2018/04/26 コメディカル
祝連載100回! 酒井美佐子の「ハーブ&アロマの知恵袋」 水戸中央病院(茨城県水戸市)医療技術部長の酒井美佐子氏による連載「ハーブ&アロマの知恵袋」。2009年11月に連載がスタートして、18年4月16日のコラム「男性にもお薦めの『疲労回復アロマ』」で、記念すべき100回目を迎えました。… 2018/04/16 コメディカル
男性にもお薦めの「疲労回復アロマ」 こんにちは、酒井美佐子です。今月は、スイートマージョラムの精油を取り上げます。 スイートマージョラムは古代ギリシャ時代から利用されてきた香草です。“弔いと祝福の香草”と言われるマージョラムは、死んだ人の魂を安らかにするとして墓地に供えられる一方、愛の女神によってマージョラム… 2018/04/16 コメディカル
サプリメント、売るべきか売らざるべきか 「コンドロイチン」「グルコサミン」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」などの健康食品やサプリメント。僕の薬局に来局される患者さんの中にも「試してみたい」と話す方がかなりいます。先日、薬局に来たUさんからはこう聞かれました。… 2018/03/26 サプリ・食品
五輪でドーピング…主訴「薬を盛られた?」 世間は韓国・平昌(ピョンチャン)で開催されている冬季五輪で盛り上がっています。現地はとてつもなく寒いみたいですね。日本も大雪に見舞われたり、毎日寒い日が続いたりと、春の声が待ち遠しいところです。きっと日本が寒いのは松岡修造さんが平昌に応援に行っているからだと思ったのですが、… 2018/02/22 サプリ・食品
血糖値スパイクが発覚した意外な食事 前回のこの連載で、Flash Glucose Monitoring(FGM)を2週間使ってみたことを報告しました(関連記事:「最新の『血糖測定システム』を体験してみたら」)。ご存知ない方に説明しますと、FGMは、上腕の後ろに装着したセンサーから、皮下間質液中のブドウ糖を持続的に測定して、血糖値の変化を推定… 2018/02/21 コメディカル
【特集】変わる糖尿病患者の食事法 Part2 「時間生物学」という切り口から生まれた時計遺伝子を有効に利用する食事のタイミング 食事で摂取した炭水化物が消化により糖質に変わり、その後脂肪細胞に取り込まれて、中性脂肪として貯えられる代謝の流れを研究テーマの1つとしている日本大学薬学部健康衛生学研究室教授の榛葉繁紀氏。同氏の切り口は、1日周期で生物・細胞の状態が変化する「時間生物学」だ。「時計遺伝子」と呼… 2017/12/26 代謝・内分泌
【特集】変わる糖尿病患者の食事法 Part1 筋肉を作る蛋白質から食べてインスリンの分泌を促す 糖尿病患者の高齢化が進むにつれ、治療においては血糖値の改善、低血糖の回避に加えて、単なる減量ではなく適正体重の維持が予後の改善に重要となってきた。摂取カロリー重視の“量”の食事療法は過去のものとなり、インスリンの分泌メカニズムを利用する食べる“順番”、時計遺伝子の作用を有効に… 2017/12/26 代謝・内分泌
カフェイン中毒――侮ってはいけない市販薬 救急外来の「コンビニ受診」が問題になって久しいですが、最近は本物の「コンビニ」にも薬局が併設されていたり、深夜までやっているドラッグストアがあり、比較的簡単に薬を手に入れることができます。とても便利ですが、一方で弊害も気になります。例えばいわゆる「感冒薬」のうち、「アセトア… 2017/12/14 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
日経メディクイズ●神経内科 62歳男性。口唇のしびれと呼吸困難 会社へ行く車中で口唇のしびれ、呼吸困難が出現し、同僚に付き添われて来院した。救急外来にて嘔吐、その後急速に呼吸困難となり、挿管後にICUへ入院した。既往歴は糖尿病、高血圧、高脂血症。 2017/12/14 精神・神経 医師限定コンテンツ
学会トピック◎第36回日本認知症学会学術集会 ロスマリン酸の認知症発症予防効果を大規模試験で検証中です 金沢大学神経内科教授・山田正仁氏の会長講演より 11月24日から金沢市で開催された第36回日本認知症学会学術集会の会長講演では、会長を務めた金沢大学脳老化・神経病態学(神経内科学)教授の山田正仁氏が、現在同グループで取り組んでいる認知症予防に資する生活習慣の解明研究や北陸地域で取り組んでいる認知症プロフェッショナル医養成プログ… 2017/12/04 精神・神経
ゲノム解読技術の進歩が目覚ましい 日ごろはバイオテクノロジーの専門誌『日経バイオテク』(1981年創刊)の編集などに携わっている河田孝雄と申します。今回は、日経バイオテク2017年11月6日号で特集した次世代シーケンサー(NGS)の話題をお届けします。NGSを利用したゲノム解読が「育種」に革命を起こすという内容の記事です。… 2017/11/15 先端医学
走る前にロキソニン? 何でそこまで… 断言しよう。マラソンは体に悪い。 ハーフマラソンを走ってみた。生まれてこの方、歯を食いしばって運動をした経験はほとんどない。それなのに、ネットで見つけたハーフマラソン大会にうっかり申し込んでしまった。参加費5000円。都内で開催されたチャリティマラソンだ。… 2017/11/06 ライフスタイル
BMJ誌から 妊婦のマルチビタミン使用と子のASD有病率 スウェーデンのコホート研究で有病率減少を示唆 妊婦のマルチビタミン、鉄、葉酸の摂取と、子供の自閉症スペクトラム障害(ASD)の関係を調べる前向きコホート研究を実施した米国Drexel大学のElizabeth A DeVilbiss氏らは、マルチビタミンの摂取が、知的障害を伴うASDの有病率を減少する可能性を示唆する結果を得て、BMJ誌電子版に2017年10月4日… 2017/10/31 精神・神経
学会トピック◎第40回日本高血圧学会総会 ダークチョコレートによる降圧効果は限定的 日本人を対象としたクロスオーバー試験の結果 カカオ含有率が高いダークチョコレート、またはカカオポリフェノール成分の摂取による降圧や血管機能の改善効果は、かなり限定的である可能性が示された。第40回日本高血圧学会(10月20日~22日、開催地:松山市)で東京医科大学循環器内科学の椎名一紀氏らが、日本人を対象に行った2つのクロスオ… 2017/10/24 循環器
辛い食事で下痢するのは機能性腸疾患の証!? FDやIBSなどの機能性消化管疾患は、症状の増強や減弱を数カ月、ときに年単位で繰り返す場合もよくあります。Rome基準では数カ月にわたって同症状の継続があるか否かが、前提として重要です。これは、一過性の感染症による疾患を除外するためです。また、悪化の一途を辿っていれば、腫瘍などの他疾… 2017/10/18 消化器
クララが立った!のは何で? 『アルプスの少女ハイジ』の名場面といえば、個人的にはペーターがフルチン状態から下着を着けずにいきなりズボンをはいたあの驚きのシーンが蘇るわけですが、一般的には50話でクララが立ったシーンが有名ですね。物語のクライマックス、クララは本当のところ立てるはずだと信じるハイジに罵られ… 2017/09/28 救急医療・集中治療
頭をすっきりさせるローズマリー こんにちは、酒井美佐子です。 先日、コメント欄で「昼休みの後、眠くて調子が乗らないときにシャキーンとするような精油」のご質問がありましたので、今月は頭をすっきりさせる精油を取り上げたいと思います。 精油というと、「鎮静」「リラックス」などのイメージがありますが、そればかりで… 2017/09/20 コメディカル
学会トピック◎第27回日本外来小児科学会より 母乳だけで育つ乳児の75%がビタミンD不足 48カ月齢以下の乳幼児全体では21% 国内の乳幼児におけるビタミンDの体内蓄積状況を調査したところ、0~6カ月齢の乳児の3割以上がビタミンD欠乏状態にあり、およそ半数が不足状態にあることが分かった。また、母乳栄養が中心の0~6カ月齢児では、50%がビタミンD欠乏状態で、75%が不足状態だった。9月2~3日に開催された第27回日本… 2017/09/06 骨・関節・筋
第10回 カリウム足りてる? 学会のついでに、博多の従姉の家に立ち寄る。ところが、いける口なのに従姉は水を飲んでいる。「何で?」「水素水」。人様の好みをとやかく言えないが、「ふーん?」と、いぶかしい。「水素イオンとかミネラルとかは身体にいいのよ」。否定はできないが、肯定も難しい……。「水素水」とは何だろう。東京… 2017/09/01 循環器
医師が思い浮かべる「ニセ医学」が規制強化へ 以前、日経メディカル Onlineのアンケートで医師3322人に「『ニセ医学』と聞いて思い浮かぶもの」を聞いたところ、最も多かったのは「広告過剰なサプリ/健康食品」だった(「ニセ医学」と聞いて思い浮かぶのはアレ)。患者が持参したサプリメントや健康食品を外来で見た経験のある医師は少なくな… 2017/08/28 サプリ・食品
Ann Rhem Dis誌から 経口グルコサミンは変形性関節症に効かない IPDメタアナリシスでプラセボと有意差なし オランダErasmus大学医療センターのJos Runhaar氏らは、変形性股関節症または膝関節症患者に対する経口グルコサミン投与とプラセボを比較した、ランダム化対照試験(RCT)を抽出して系統的レビューとIPD(Individual patient data)メタアナリシスを行い、疼痛の重症度、BMI、性別、構造的な異常… 2017/08/25 骨・関節・筋
早稲田大学理工学研究所研究院教授 福岡 秀興氏に聞く 「小さく産んで大きく育てる」は誤り 痩せ過ぎの女性に栄養指導を 栄養指導に取り組む薬局が増えている。栄養指導の対象は、生活習慣病の患者が多いものの、「妊娠可能な若い女性にこそ、栄養指導が必要」と早稲田大学理工学研究所研究院教授の福岡秀興氏は訴える。なぜ今、若い女性への栄養指導が重要なのか、福岡氏に聞いた。… 2017/08/25 コメディカル
トレンド◎「糖質制限」で知っておくべき3つのポイント 話題の糖質制限、糖尿病患者に使う?使わない? ダイエットを目的とした糖質制限食の一般化に伴い、糖尿病患者の中にも糖質制限食を始めたり、医師に相談なく糖質の摂取を控えたりする患者が表れはじめている。糖尿病患者における糖質制限はどうあるべきか、そのポイントを紹介する。… 2017/08/09 代謝・内分泌
癌患者さんに民間療法を受けたいと言われたら 癌の医者をやっていると、患者さんからかなりの頻度で次のように質問をされます。「先生、あの○○ってやつを通販で買ったんだけど、免疫にいいらしいから退院したら飲んでもいいかね」「抗癌剤をやりながら、民間療法を受けたいんだけどどうですか」。結論から言います。私は、次のように答えてい… 2017/07/14 癌
OTC薬を活用した軽医療の指導管理料の創設を 昭和薬科大学 地域連携薬局イノベーション講座特任教授 串田 一樹氏 薬局にセルフメディケーションを支援する機能が求められるようになり、OTC薬を扱う薬局が増えている。薬局薬剤師はOTC薬をどう捉え、どのように活用すべきか、同時に薬局は将来に向けてどのような戦略を描くべきか。昭和薬科大学の串田一樹氏に聞いた。(聞き手は本誌編集長、佐原加奈子)… 2017/07/13 薬剤師