反射的に「とろみ水」を使っていませんか? 寒さも本格的になってきました。皆様の現場でも、インフルエンザなどで体調を崩されたのをきっかけに、誤嚥性肺炎を発症する方が増えてくる時期です。誤嚥性肺炎の患者さんに水を飲みたいと言われたら、反射的に「とろみ水」を使っているかもしれません。では、なぜそうしているのでしょうか?… 2019/12/12 老年医学・介護
学会トピック◎第14回医療の質・安全学会学術集会 ビタミンB1非含有栄養食品の長期摂取に脚気衝心リスク 「ビタミンB1を含んでいないことの危険性」の明記を ビタミンB1を含まない栄養補助食品を長期にわたって摂取していた高齢患者で、死亡リスクの高い「脚気衝心」を発症した症例が報告されました。 2019/12/03 循環器
アルフレッサとヤマトが在宅支援サービス開始 アルフレッサ ホールディングス(HD)の子会社であるアルフレッサ(東京都千代田区)は、2019年9月26日、ヤマトHD傘下のヤマト運輸(東京都中央区)と共同で、薬局向けの在宅医療支援サービスを開始すると発表した。アルフレッサが今後、全国の薬局に対して順次案内していく。… 2019/10/04 サプリ・食品
経口鉄剤◇第3回調査 経口鉄剤:フェロミア断トツ、シェア7割を維持 2位がフェロ・グラデュメット、3位がフェルム 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、経口鉄剤のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、76.6%の医師がクエン酸第一鉄ナトリウム(商品名:フェロミア他)と回答した。 第2位の乾燥硫酸鉄(フェロ・グラデュメット)は11.1%、第3位のフマル酸第一鉄(フェルム)は8.4%、第4位の溶性… 2019/09/16 血液内科
「胃腸のお茶」に欠かせないアニス こんにちは、酒井美佐子です。前回に引き続き、ドイツ国内の薬局やドラッグストアで購入してきた商品を紹介したいと思います。 今回は「胃と腸のお茶」です。日本では医薬品医療機器等法により、このような表記のお茶は見かけることはありませんが、ドイツの薬局やドラッグストアでは、色々なメ… 2019/08/13 サプリ・食品
ビールだけじゃない、ホップ配合のハーブティー こんにちは、酒井美佐子です。前回に続き、ドイツの薬局やドラッグストアで購入してきた商品を紹介したいと思います。 今回は、その名も「アンチストレスティー」。抗ストレスのお茶という名前に強く引き付けられ、手に取りました。… 2019/07/05 サプリ・食品
睡眠サポートにはやっぱり「バレリアン」 こんにちは、酒井美佐子です。今回は、ドイツの薬局やドラッグストアで購入してきた「睡眠サポート」商品を紹介したいと思います。 5月から初夏にかけては、外界が活気にあふれる一方、心が揺らぎやすく、不安やイライラ、うつなど、不快な症状に悩む人が案外増える季節です。… 2019/06/11 コメディカル
学会トピック◎第79回米国糖尿病学会学術集会(ADA2019) ビタミンD補充で2型糖尿病の発症予防はできず 登録者の8割が欠乏状態になかったことが要因か、D2d試験 ビタミンDの補充によって2型糖尿病の発症予防が可能かを検証したD2d試験の結果が、第79回米国糖尿病学会学術集会(ADA2019、6月7~11日、開催地:サンフランシスコ)で米タフツ大学のAnastassios G. Pittas氏を代表とする研究グループにより発表された。2型糖尿病の発症リスクはビタミンD投与群で… 2019/06/10 代謝・内分泌
液体ミルクの特徴を知りたい 最近、母乳の代わりとなる液体ミルクが発売されたというニュースを見ました。薬局薬剤師として知っておくべきポイントを教えてください。 (匿名) 2019/05/29 コメディカル
リポート◎「授乳・離乳の支援ガイド」が12年ぶりに改定 離乳とアレルギーの関係は? 気になる改定「ガイド」の中身 食物アレルギーの最新知見を基に新たな見解示す 2007年に作成された「授乳・離乳の支援ガイド」が12年ぶりに改定された。主な変更点は、食物アレルギーの発症予防に関するエビデンスの蓄積を基に、従来の離乳の進め方に新たな見解を加えたこと。また母乳栄養の利点などについても見直しを行い、授乳では必要に応じて育児用ミルクを使うなど、柔軟… 2019/05/23 アレルギー・免疫
液体ミルクと新しい「授乳・離乳支援ガイド」 母乳にアレルギー疾患や肥満の予防効果なしと明記 授乳・離乳の支援ガイドが12年ぶりに改訂されました。今回、前回強調されすぎた母乳育児をちょっとソフトになり、母乳のアレルギー疾患や肥満の予防効果についての記載が変更されました。 2019/05/21 小児科
よく分かる「民間療法に頼ろうとする心理」 この間、自分の部屋の整理をしていたら、サメの軟骨エキス配合の粉末が20袋出てきました。おおっ、これは私が医学生の頃、飲んでいたヤツではないか! さて、なぜ私がサメの軟骨を飲んでいたのでしょう──。… 2019/05/17 サプリ・食品
患者の生活リズムと食事内容確認の重要性 ニフェジピンCR錠は本当に2峰性? 薬歴への記載義務がないからか、起床時刻、食事の回数や時刻、就寝時刻など患者の生活リズムの情報が詳細に聴取できていないことが多いのではないでしょうか。生活リズムは個人的な事柄なので、不要であれば聞く必要はありませんが、時には服薬と食事のタイミングとその内容が重要な意味を持つこと… 2019/05/14 コメディカル
Ann Intern Med誌から サプリメントに死亡率減少効果はない 米国の国民健康栄養調査NHANESのデータを分析 サプリメントの使用が健康に及ぼす利益とリスクについては議論がある。米国Tufts大学のFan Chen氏らは、米国のNational Health and Nutrition Examination Survey(NHANES)のデータを分析して、食事から摂取した適量の栄養素は死亡リスクの減少につながるが、サプリメントの使用は死亡率に影響を… 2019/05/09 サプリ・食品
こんなに多くの薬やサプリが本当に必要? 69歳男性。「患者の『かかりつけ医』として、もう20年近く降圧薬、脂質低下薬、尿酸降下薬を処方している。患者は5年ほど前から腰痛のため隣町の整形外科クリニックに通っており、2カ月ほど前からは不眠のため駅前の心療内科クリニックにも通い始めた。改めてお薬手帳を見せてもらうと、処方されて… 2019/02/06 医薬品
第14回 コーヒーは片頭痛を悪化させる? 片頭痛をはじめ慢性頭痛の発症・増悪には遺伝や食生活、ストレスなど様々な因子が関与する。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、片頭痛に対する生活指導のポイントについて解説する。… 2019/01/24 精神・神経
管理栄養士が活躍するスゴい薬局 先日、あるドラッグストアを見学させてもらった。そこの社長とは旧知の仲で、10年前にも見学していたが、最近、別の友人から「とにかくすごいから、もう1回見た方がいいよ」と言われたからだ。 2019/01/24 コメディカル
リポート◎1日4gの高純度EPAで心血管リスク25%減少 「残余リスク」への切り札として見直されるEPA 魚油に多く含まれるオメガ3系多価不飽和脂肪酸(以下、オメガ3脂肪酸)である、エイコサペンタエン酸(EPA)。2018年秋に発表されたREDUCE-IT試験では、1日4gの高純度EPA製剤によって25%もの心血管イベント減少を認めた。多くの研究から心血管疾患予防効果が期待されてきたが、これまでの介入試… 2019/01/24 循環器
下痢に乳酸菌は意味がない!? インフルエンザ関連で受診される患者さんがとても多くなりました。流行っています。インフルエンザにかかっていないかどうかが心配で、特に発熱などがあるわけではないけれど救急受診してしまう人もいます。「それはうちの仕事じゃない」という類の言葉はなるべく使いたくないのですが、それはさ… 2019/01/10 消化器
牛乳アレルギーで注意すべき乳化剤がある? 2018年9月号「薬局なんでも相談室」の記事で、牛乳アレルギーで注意すべき成分として、「乳化剤は問題ない」と紹介されていましたが、最近、原材料表示に「乳化剤(乳由来)」と書かれている食品を見かけました。これは避けた方がいいのでしょうか。(匿名)… 2018/12/14 コメディカル
母乳育児に必要なサプリメントとは 最近、小児科の調剤では、アルファカルシドール(商品名アルファロール他)を処方される子どもが散見されるようになりました。原因の1つが母乳育児の推進です。 2018/12/10 サプリ・食品
地域で存在感高まる 健康サポート薬局 大阪府で健康サポート薬局が多い理由 大阪府薬剤師会副会長 道明雅代氏 大阪府では、大阪府薬剤師会が旗振り役になって健康サポート薬局の届出を積極的に進めている。2018年10月31日時点での届出軒数は117軒で、全国の1147軒の約1割を占め、全都道府県で最多。なぜ大阪府で健康サポート薬局が多いのか。大阪府薬剤師会副会長で、健康サポート薬局を担当する、道明雅代… 2018/12/05 コメディカル
学会トピック◎米国心臓協会学術集会(AHA2018) 1日4gの高用量EPAで心血管リスク25%減 イコサペント酸エチルを投与したREDUCE-IT試験の結果 1日4gという従来よりも高用量のイコサペント酸エチル(EPA)を投与すれば、スタチンでは制御しきれない中性脂肪(TG)高値という「残余リスク」を効果的に抑制できる可能性が示された。REDUCE-IT試験の結果で、米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のディーパック・バット(Deepak L. Bhatt)氏ら… 2018/11/21 循環器
インスリン経口摂取で「殺害」はできません 先日、甘酒にインスリンを混ぜて糖尿病を患う父親を殺害したというニュースが流れていました。正直に申し上げて、誤解を生む表現です。記者さん勘弁してくれよという感じです。インスリンを混ぜた甘酒を血中に投与したなら分からんでもないですが……。タイトルが「甘酒にインスリン」となってい… 2018/10/25 代謝・内分泌
JAMA Network Open誌から オメガ-3多価不飽和脂肪酸は不安を軽減する EPAやDHA摂取と不安症状の系統的レビューとメタアナリシス 台湾の中国医薬大学のKuan-Pin Su氏らは、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)などの、オメガ-3系の多価不飽和脂肪酸(PUFA)の摂取と、不安症状の関係を調べた研究を抽出して、系統的レビューとメタアナリシスを行い、これらの脂肪酸の摂取が不安症状を軽減することが示唆さ… 2018/10/04 精神・神経
特集◎あなたの知らないドラッグストアの世界《5》 ドラッグストアはなぜ成長できたのか 日本にドラッグストアが増えてきたのは、1970年代といわれる。「ビジネスマインドの高い薬局経営者が、医薬品だけでなく、日用品や雑貨も店に置いて、顧客を増やそうと動き始めたのが、日本のドラッグストアの始まり」と、ドラッグストア業界でコンサルタントを務めるドムス・インターナショナル… 2018/10/01 コメディカル
特集◎あなたの知らないドラッグストアの世界《4》 ドラッグストアの勢いは今後も加速 ドラッグストアの勢いは、今後も加速していきそうだ。日本チェーンドラッグストア協会は、2025年に業界目標として総売上高10兆円、店舗数は2万5000~3万店を掲げている。 2018/09/28 コメディカル
Lancet Public Health誌から 炭水化物摂取率と死亡率の関係にU字カーブあり 米国で行われている観察研究ARICのコホートの解析とそれを加えた新たなメタアナリシスから、炭水化物摂取率と死亡率はU字カーブの関係にあり、摂取率が高くても低くても死亡率は上昇することが示された。結果は8月16日、Lancet Public Health誌オンライン版に掲載された。… 2018/09/25 循環器
ドラッグストアが市民権を得たのは、OTC薬を扱うことができたから ツルハホールディングス取締役常務執行役員 後藤 輝明氏 国内のドラッグストアとして初の2000店舗に到達したツルハホールディングス。業界を取り巻く環境をどう見ているのか、薬剤師の職能を発揮するためにどのような取り組みをしているのか。子会社を含めたグループ全体の調剤部門の責任者を務める後藤輝明氏に聞いた。… 2018/09/18 コメディカル
「脂肪消費UP」は違反、キリン堂に措置命令 2018年9月4日、消費者庁は、ドラッグストアを展開するキリン堂(大阪市)が景品表示法違反を行ったとし、再発防止を求める措置命令を出した。健康食品の広告で「脂肪の消費を大幅UP」などと、合理的な根拠なく表示したため。… 2018/09/07 サプリ・食品
牛乳アレルギーで注意すべき成分は? 発酵乳、乳糖、乳化剤、乳酸菌、乳酸カルシウム――避けるべきはどれ? 【相談】牛乳アレルギーがあるお子さんの保護者から、注意が必要な薬や食品について質問を受けました。乳糖、乳化剤、乳酸菌、乳酸カルシウムなどは、「乳」という字が付いていますが、これらは牛乳アレルギーの子どもが口にすると危険なのでしょうか。(匿名)… 2018/08/30 小児科
「◯◯を食べないで」は忘れないけれど… 先日、とある患者さん(Dさん、80歳男性)の服薬指導の際、その娘さん(48歳女性)と食生活の話になりました。Dさんは高血圧、糖尿病、心房細動などで受診中で、娘さんも、糖尿病と高血圧で治療中です。… 2018/08/29 サプリ・食品
日経DI創刊20周年を迎えて《2》 昔も今も「調剤過誤が薬局をつぶす」 ドリンク剤がコンビニで販売されたのはいつ? 日経ドラッグインフォメーションは2018年、創刊20周年を迎えました。そこで、現在の目線で日経DIのバックナンバーを読み解きながら、薬局業界の20年を振り返ります。◎「門前薬局で誤薬相次ぐ」――。1999年5月10日号のReport(現在の「特集」に相当)「調剤過誤が薬局をつぶす」の書き出しだ。薬… 2018/08/14 コメディカル
注目のOTC薬◆エンペシドLクリーム、ムヒHDm、NewマイティアCL、チオビタドリンクアイビタスゼロ エンペシドLクリームは、腟カンジダの再発による外陰部症状の治療薬で、要指導医薬品。同じ有効成分クロトリマゾールを配合する腟錠のエンペシドL(第1類)の剤形追加製剤となる。過去に医師の診断、治療を受けた患者に限り使用でき、3日間使っても症状が改善しないか、6日間使っても症状が消えな… 2018/08/09 コメディカル
正露丸がアニサキスに効く!? 先日、とんでもないニュースを見つけてしまいました。あの正露丸がアニサキスに効くというものです。正露丸を製造販売する大幸薬品が、2014年に「消化器アニサキス症用薬剤」の特許(第5614801号、2014年9月19日登録)を取っていたということで話題になりました。… 2018/08/01 消化器
「食と健康」情報の真偽を知るための好著 最近、何が本当で何が嘘か分からない話が、そこらじゅうに溢れている。アメリカの大統領は、都合の悪い報道がなされるたびに「フェイクニュースだ」とつぶやく。国内の政治や社会のニュースを見ても、いったいどこまでが真実なのかと考えさせられることが多い。フェイクの情報が横行する中、情報… 2018/07/27 サプリ・食品
経口補水液ソムリエ薬師寺「これは…リンゴ!」 最高気温が35℃以上となる猛暑日が続いています。猛暑日が予想される日に出される高温注意情報も、各地で発表されています。注意情報は、注意報や警報とはちょっと異なりますが、これが出された日は外出を控えたほうがいいですよという類のものです。熱中症の危険性が高まるのは、気温および湿度… 2018/07/26 救急医療・集中治療
頭痛の適応外処方を知って、患者に寄り添った服薬指導を 富永病院脳神経内科部長・頭痛センター長 竹島 多賀夫氏 つらい頭痛で医療機関を受診して処方箋を持参した患者、OTCの鎮痛薬を求める来局者に、薬剤師はどう対応すべきなのか。富永病院脳神経内科部長・頭痛センター長の竹島多賀夫氏に、薬局薬剤師に期待することを聞いた。… 2018/07/17 コメディカル
緊急寄稿◎西日本豪雨被災者への医療対応(肺炎・栄養編) 高齢者の避難所肺炎、予防のカギは「お粥」 西日本豪雨によりお亡くなりになられた方にお悔やみを申し上げます。避難所で生活する高齢者の肺炎予防について、愛知医科大学緩和ケアセンターの前田圭介氏が緊急寄稿してくださいました。前田氏は2016年、熊本県内の医療機関に勤務していたときに熊本地震を経験し、被災者のケアに尽力なさって… 2018/07/11 感染症
JAMA Pediatrics誌から 妊娠中のビタミンD補充は子の成長を支える 1日2000IU以下のサブグループでは死亡率の減少も カナダMontreal大学のWei Guang Bi氏らは、妊娠中のビタミンD補充が子どもの健康に与える影響を調べたランダム化対照試験(RCT)を抽出して系統的レビューとメタアナリシスを行い、ビタミンDは胎児や乳児の成長を促進し、2000IU/日以下の用量であれば、胎児死亡や新生児死亡のリスクも減少してい… 2018/06/20 産婦人科
注目のOTC薬◆カブナース、ヨクイノーゲンホワイト錠ほか カブナースは、大人の尿パッドやおむつなどによるかぶれを改善する外用薬。抗炎症、殺菌など5つの有効成分を含む。ヨクイノーゲンホワイト錠は、桂枝茯苓丸とヨクイニンエキスの合方「桂枝茯苓丸料加ヨク苡仁」のフィルムコート錠。しみ、手足の肌荒れを改善する。包装は瓶とパウチの2種類。スマ… 2018/04/26 コメディカル
祝連載100回! 酒井美佐子の「ハーブ&アロマの知恵袋」 水戸中央病院(茨城県水戸市)医療技術部長の酒井美佐子氏による連載「ハーブ&アロマの知恵袋」。2009年11月に連載がスタートして、18年4月16日のコラム「男性にもお薦めの『疲労回復アロマ』」で、記念すべき100回目を迎えました。… 2018/04/16 コメディカル
男性にもお薦めの「疲労回復アロマ」 こんにちは、酒井美佐子です。今月は、スイートマージョラムの精油を取り上げます。 スイートマージョラムは古代ギリシャ時代から利用されてきた香草です。“弔いと祝福の香草”と言われるマージョラムは、死んだ人の魂を安らかにするとして墓地に供えられる一方、愛の女神によってマージョラム… 2018/04/16 コメディカル
サプリメント、売るべきか売らざるべきか 「コンドロイチン」「グルコサミン」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」などの健康食品やサプリメント。僕の薬局に来局される患者さんの中にも「試してみたい」と話す方がかなりいます。先日、薬局に来たUさんからはこう聞かれました。… 2018/03/26 サプリ・食品
五輪でドーピング…主訴「薬を盛られた?」 世間は韓国・平昌(ピョンチャン)で開催されている冬季五輪で盛り上がっています。現地はとてつもなく寒いみたいですね。日本も大雪に見舞われたり、毎日寒い日が続いたりと、春の声が待ち遠しいところです。きっと日本が寒いのは松岡修造さんが平昌に応援に行っているからだと思ったのですが、… 2018/02/22 サプリ・食品
血糖値スパイクが発覚した意外な食事 前回のこの連載で、Flash Glucose Monitoring(FGM)を2週間使ってみたことを報告しました(関連記事:「最新の『血糖測定システム』を体験してみたら」)。ご存知ない方に説明しますと、FGMは、上腕の後ろに装着したセンサーから、皮下間質液中のブドウ糖を持続的に測定して、血糖値の変化を推定… 2018/02/21 コメディカル
【特集】変わる糖尿病患者の食事法 Part2 「時間生物学」という切り口から生まれた時計遺伝子を有効に利用する食事のタイミング 食事で摂取した炭水化物が消化により糖質に変わり、その後脂肪細胞に取り込まれて、中性脂肪として貯えられる代謝の流れを研究テーマの1つとしている日本大学薬学部健康衛生学研究室教授の榛葉繁紀氏。同氏の切り口は、1日周期で生物・細胞の状態が変化する「時間生物学」だ。「時計遺伝子」と呼… 2017/12/26 代謝・内分泌
【特集】変わる糖尿病患者の食事法 Part1 筋肉を作る蛋白質から食べてインスリンの分泌を促す 糖尿病患者の高齢化が進むにつれ、治療においては血糖値の改善、低血糖の回避に加えて、単なる減量ではなく適正体重の維持が予後の改善に重要となってきた。摂取カロリー重視の“量”の食事療法は過去のものとなり、インスリンの分泌メカニズムを利用する食べる“順番”、時計遺伝子の作用を有効に… 2017/12/26 代謝・内分泌
カフェイン中毒――侮ってはいけない市販薬 救急外来の「コンビニ受診」が問題になって久しいですが、最近は本物の「コンビニ」にも薬局が併設されていたり、深夜までやっているドラッグストアがあり、比較的簡単に薬を手に入れることができます。とても便利ですが、一方で弊害も気になります。例えばいわゆる「感冒薬」のうち、「アセトア… 2017/12/14 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
日経メディクイズ●神経内科 62歳男性。口唇のしびれと呼吸困難 会社へ行く車中で口唇のしびれ、呼吸困難が出現し、同僚に付き添われて来院した。救急外来にて嘔吐、その後急速に呼吸困難となり、挿管後にICUへ入院した。既往歴は糖尿病、高血圧、高脂血症。 2017/12/14 精神・神経 医師限定コンテンツ
学会トピック◎第36回日本認知症学会学術集会 ロスマリン酸の認知症発症予防効果を大規模試験で検証中です 金沢大学神経内科教授・山田正仁氏の会長講演より 11月24日から金沢市で開催された第36回日本認知症学会学術集会の会長講演では、会長を務めた金沢大学脳老化・神経病態学(神経内科学)教授の山田正仁氏が、現在同グループで取り組んでいる認知症予防に資する生活習慣の解明研究や北陸地域で取り組んでいる認知症プロフェッショナル医養成プログ… 2017/12/04 精神・神経
ゲノム解読技術の進歩が目覚ましい 日ごろはバイオテクノロジーの専門誌『日経バイオテク』(1981年創刊)の編集などに携わっている河田孝雄と申します。今回は、日経バイオテク2017年11月6日号で特集した次世代シーケンサー(NGS)の話題をお届けします。NGSを利用したゲノム解読が「育種」に革命を起こすという内容の記事です。… 2017/11/15 先端医学
走る前にロキソニン? 何でそこまで… 断言しよう。マラソンは体に悪い。 ハーフマラソンを走ってみた。生まれてこの方、歯を食いしばって運動をした経験はほとんどない。それなのに、ネットで見つけたハーフマラソン大会にうっかり申し込んでしまった。参加費5000円。都内で開催されたチャリティマラソンだ。… 2017/11/06 ライフスタイル
BMJ誌から 妊婦のマルチビタミン使用と子のASD有病率 スウェーデンのコホート研究で有病率減少を示唆 妊婦のマルチビタミン、鉄、葉酸の摂取と、子供の自閉症スペクトラム障害(ASD)の関係を調べる前向きコホート研究を実施した米国Drexel大学のElizabeth A DeVilbiss氏らは、マルチビタミンの摂取が、知的障害を伴うASDの有病率を減少する可能性を示唆する結果を得て、BMJ誌電子版に2017年10月4日… 2017/10/31 精神・神経
学会トピック◎第40回日本高血圧学会総会 ダークチョコレートによる降圧効果は限定的 日本人を対象としたクロスオーバー試験の結果 カカオ含有率が高いダークチョコレート、またはカカオポリフェノール成分の摂取による降圧や血管機能の改善効果は、かなり限定的である可能性が示された。第40回日本高血圧学会(10月20日~22日、開催地:松山市)で東京医科大学循環器内科学の椎名一紀氏らが、日本人を対象に行った2つのクロスオ… 2017/10/24 循環器
辛い食事で下痢するのは機能性腸疾患の証!? FDやIBSなどの機能性消化管疾患は、症状の増強や減弱を数カ月、ときに年単位で繰り返す場合もよくあります。Rome基準では数カ月にわたって同症状の継続があるか否かが、前提として重要です。これは、一過性の感染症による疾患を除外するためです。また、悪化の一途を辿っていれば、腫瘍などの他疾… 2017/10/18 消化器
クララが立った!のは何で? 『アルプスの少女ハイジ』の名場面といえば、個人的にはペーターがフルチン状態から下着を着けずにいきなりズボンをはいたあの驚きのシーンが蘇るわけですが、一般的には50話でクララが立ったシーンが有名ですね。物語のクライマックス、クララは本当のところ立てるはずだと信じるハイジに罵られ… 2017/09/28 救急医療・集中治療
頭をすっきりさせるローズマリー こんにちは、酒井美佐子です。 先日、コメント欄で「昼休みの後、眠くて調子が乗らないときにシャキーンとするような精油」のご質問がありましたので、今月は頭をすっきりさせる精油を取り上げたいと思います。 精油というと、「鎮静」「リラックス」などのイメージがありますが、そればかりで… 2017/09/20 コメディカル
学会トピック◎第27回日本外来小児科学会より 母乳だけで育つ乳児の75%がビタミンD不足 48カ月齢以下の乳幼児全体では21% 国内の乳幼児におけるビタミンDの体内蓄積状況を調査したところ、0~6カ月齢の乳児の3割以上がビタミンD欠乏状態にあり、およそ半数が不足状態にあることが分かった。また、母乳栄養が中心の0~6カ月齢児では、50%がビタミンD欠乏状態で、75%が不足状態だった。9月2~3日に開催された第27回日本… 2017/09/06 骨・関節・筋
第10回 カリウム足りてる? 学会のついでに、博多の従姉の家に立ち寄る。ところが、いける口なのに従姉は水を飲んでいる。「何で?」「水素水」。人様の好みをとやかく言えないが、「ふーん?」と、いぶかしい。「水素イオンとかミネラルとかは身体にいいのよ」。否定はできないが、肯定も難しい……。「水素水」とは何だろう。東京… 2017/09/01 循環器
医師が思い浮かべる「ニセ医学」が規制強化へ 以前、日経メディカル Onlineのアンケートで医師3322人に「『ニセ医学』と聞いて思い浮かぶもの」を聞いたところ、最も多かったのは「広告過剰なサプリ/健康食品」だった(「ニセ医学」と聞いて思い浮かぶのはアレ)。患者が持参したサプリメントや健康食品を外来で見た経験のある医師は少なくな… 2017/08/28 サプリ・食品
Ann Rhem Dis誌から 経口グルコサミンは変形性関節症に効かない IPDメタアナリシスでプラセボと有意差なし オランダErasmus大学医療センターのJos Runhaar氏らは、変形性股関節症または膝関節症患者に対する経口グルコサミン投与とプラセボを比較した、ランダム化対照試験(RCT)を抽出して系統的レビューとIPD(Individual patient data)メタアナリシスを行い、疼痛の重症度、BMI、性別、構造的な異常… 2017/08/25 骨・関節・筋
早稲田大学理工学研究所研究院教授 福岡 秀興氏に聞く 「小さく産んで大きく育てる」は誤り 痩せ過ぎの女性に栄養指導を 栄養指導に取り組む薬局が増えている。栄養指導の対象は、生活習慣病の患者が多いものの、「妊娠可能な若い女性にこそ、栄養指導が必要」と早稲田大学理工学研究所研究院教授の福岡秀興氏は訴える。なぜ今、若い女性への栄養指導が重要なのか、福岡氏に聞いた。… 2017/08/25 コメディカル
トレンド◎「糖質制限」で知っておくべき3つのポイント 話題の糖質制限、糖尿病患者に使う?使わない? ダイエットを目的とした糖質制限食の一般化に伴い、糖尿病患者の中にも糖質制限食を始めたり、医師に相談なく糖質の摂取を控えたりする患者が表れはじめている。糖尿病患者における糖質制限はどうあるべきか、そのポイントを紹介する。… 2017/08/09 代謝・内分泌
癌患者さんに民間療法を受けたいと言われたら 癌の医者をやっていると、患者さんからかなりの頻度で次のように質問をされます。「先生、あの○○ってやつを通販で買ったんだけど、免疫にいいらしいから退院したら飲んでもいいかね」「抗癌剤をやりながら、民間療法を受けたいんだけどどうですか」。結論から言います。私は、次のように答えてい… 2017/07/14 癌
OTC薬を活用した軽医療の指導管理料の創設を 昭和薬科大学 地域連携薬局イノベーション講座特任教授 串田 一樹氏 薬局にセルフメディケーションを支援する機能が求められるようになり、OTC薬を扱う薬局が増えている。薬局薬剤師はOTC薬をどう捉え、どのように活用すべきか、同時に薬局は将来に向けてどのような戦略を描くべきか。昭和薬科大学の串田一樹氏に聞いた。(聞き手は本誌編集長、佐原加奈子)… 2017/07/13 薬剤師
7月にカイロを購入できるのはどこ? 九州方面での大雨が被害をもたらしました。線状降水帯という言葉を初めて聞きましたし、「これまでに経験したことのない大雨」という表現にも、大きな不安と驚きを覚えました。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。… 2017/07/12 薬剤師
経腸栄養剤:エンシュア・リキッドが1位を維持 第2位はエンシュア・H、第3位はエレンタール 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、経腸栄養剤のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はエンシュア・リキッドだった。医師の45.7%がエンシュア・リキッドを挙げ、最も人気のある経腸栄養剤であることが分かった。… 2017/04/20 医薬品
特集◎食事にまつわるウソ・ホント《脂質異常症》 脂質異常症でも卵を好きなだけ食べていいの? 2015年に、「日本人の食事摂取基準」が改訂され、従来定められていたコレステロールの食事摂取基準(1日当たり男性750mg未満、女性600mg未満)が撤廃された。これは、食事によるコレステロール摂取量と血中コレステロールの相関を示すエビデンスが十分でない、つまり、コレステロール摂取量を制限… 2017/04/20 コメディカル
特集◎食事にまつわるウソ・ホント《糖尿病2》 糖尿病患者が糖質制限する際の注意点は? 日本糖尿病学会は13年の提言で、炭水化物のエネルギー比率として50~60%を推奨している。しかし、これまでに発表された研究報告などを踏まえ、糖尿病の専門家の間でも糖質制限に対して一定の理解を示す声が聞かれるようになってきた。… 2017/04/19 コメディカル
特集◎食事にまつわるウソ・ホント《糖尿病1》 ロカボ食は糖尿病患者によくないの? 日本糖尿病学会は2013年に、「炭水化物のみを制限する糖質制限食は勧められない」との声明を出した。その理由として、効果だけでなく、長期的な食事療法としての遵守性や安全性などでエビデンスが不足していることを挙げている。… 2017/04/17 コメディカル
特集◎食事にまつわるウソ・ホント《高血圧2》 食塩はどこまで減らしてもいいの? 食塩摂取量は国内外を問わず、摂取基準は健康な人と高血圧患者で異なる。日本の場合、一般成人は厚生労働省の食事摂取基準で男性1日8g未満、女性1日7g未満、高血圧患者は日本高血圧学会が1日6g未満を達成目標としている。ところが、「2015年国民健康・栄養調査報告」によれば、日本人の成人におけ… 2017/04/14 コメディカル
特集◎食事にまつわるウソ・ホント《高血圧1》 食塩の減らし過ぎは高血圧患者に悪い? テレビや週刊誌などで取り上げられる食事に関する話題は、刺激的であったり、誇張されていたり、時には医学の常識に反するような内容もある。患者からそれらについて質問されたとき、どのように答えればよいのだろうか。専門家の見解をまとめた。… 2017/04/13 薬剤師
カフェインで人が死んじゃう!? 現代社会では、カフェイン(caffeine)はあまりに身近な薬物です。OTC薬を扱っていると、眠気覚ましのドリンクやカフェインの錠剤を買うお客さんが多いことを実感します。最近では、コンビニエンスストアで取り扱われている、欧米から上陸したエナジードリンク(energy drink)が、あっという間に… 2017/03/31 コメディカル
学会トピック◎第81回日本循環器学会学術集会 血中トランス脂肪酸高値は日本人でもCVリスク トランス脂肪酸(TFA)の血中濃度が高い冠動脈疾患(CAD)患者は、心筋梗塞や血行再建術施行といった心血管(CV)イベントのリスクが高いことが、我が国の前向きコホート研究から明らかとなった。神戸大学循環器内科学分野の尾下寿彦氏らが、第81回日本循環器学会学術集会(3月17~19日、開催地:… 2017/03/24 循環器
食物アレルギーにどう対応? 【相談】「食物アレルギーの原因となる食べ物でも、少しであれば食べていいと、先生から言われた」と、ある患児の母親から聞きました。最近は食べてもいいことになったのでしょうか。(40代女性) 2017/03/15 コメディカル
リポート◎原因不明の心不全、ビタミンB1欠乏かも 脚気は過去の病ではない イオン飲料多飲で肺高血圧症を起こす幼児も 白米ばかり食べていた江戸時代の大名の多くがかかり、昭和20年代まで国民病といわれた「脚気」。豊かな食生活を送る現代人には無縁と思われているが、偏った食生活を背景にビタミンB1欠乏を来すケースは少なくない。離乳期を中心とした乳幼児がイオン飲料を多飲し、脚気衝心(ビタミンB1欠乏による… 2017/03/06 循環器
のど飴でドーピング違反に? サプリメントやOTC薬に注意を 先日、一部ののど飴にドーピング禁止物質が含まれるとして話題になりました。新たに指定された禁止物質が入っているのでしょうか。最新の禁止表国際基準について教えてください。(30代男性) 2017/02/27 医薬品
経口鉄剤:7割以上がフェロミアを支持 第2位はフェロ・グラデュメット、第3位はフェルム 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、経口鉄剤のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はクエン酸第一鉄ナトリウム(商品名フェロミア他)だった。医師の72.7%が同薬を挙げ、最も人気のある経口鉄剤であることが分かった。… 2017/02/17 医薬品
先生、ドーピングに引っ掛からない薬を下さい このところスポーツニュースを見ていると10代の活躍が目覚ましい。水泳、卓球などメジャーな競技はもちろんのこと、2020年東京オリンピックで追加種目になったスポーツクライミングなども加わって、続々とヒーロー、ヒロインが誕生している。自国開催のオリンピックでのメダル獲得への期待で、今… 2017/02/13 プライマリケア
免疫力を高めるニアウリ こんにちは、酒井美佐子です。2016年の冬から今年にかけて、インフルエンザ、ノロウイルスによる感染性胃腸炎などが大流行していますね。このようなウイルスと戦うために、免疫力を少しでも高められればと思います。… 2017/01/20 コメディカル
「ニセ医学」に勝てませんでした 先日、IT企業のDeNAが運営する医療・健康情報サイト「WELQ」に関して、ネット界隈が賑わっていました。WELQは、医療の専門家の監修などがないまま医学的に誤った情報が含まれる記事を掲載。さらに、Googleなどのウェブブラウザで検索した際にかなり上位に表示されるような対策を行っていたことか… 2016/12/15 サプリ・食品 医師・医学生限定コンテンツ
主婦の味方、ユーカリプス こんにちは、酒井美佐子です。オーストラリアの薬局やオーガニックショップに売っているユーカリプスオイル。現地に滞在した際、50mLで約700円という安さで購入しました。 2016/11/30 コメディカル
コラーゲンのサプリメントは必要? 健康食品は今も昔も根強い人気があります。1991年には特定保健用食品(トクホ)制度、2001年には栄養機能食品制度が策定され、いわゆる健康食品の中でもこの2つのみが機能性の表示を認められていました。… 2016/11/21 コメディカル
ズッキーニを食べて消化管出血!? 救急にバイタルサインが崩れている人がいたら、目の色を変えて職務に勤しむのが救急医です。そんな僕は、とりわけ目の色について他人から指摘されることが多い救急医です。僕の目は虹彩が結構薄い色をしておりまして、それに気付いた人がよく質問してきます。… 2016/11/10 消化器
サプリメントで子どもの身長は伸びるか 小児科で最も忙しい朝の時間が過ぎた頃に、お父さんと子どもが処方箋を持って来局しました。投薬が済んだ時に、お父さんが、「子どもの身長を伸ばすサプリメントがあるけど、あれを飲むと本当に身長が伸びるのかな?」と質問されました。があるが、これ飲むと本当に身長が伸びるのかな?」と質問… 2016/11/04 コメディカル
J Am Coll Cardiol誌から ナトリウム摂取量が低い人の死亡リスク上昇は見られず TOHP追跡研究の結果 ナトリウム摂取量と総死亡との関係は線形関係であり、ナトリウム摂取量が多い場合に加え、少ない場合も死亡率が上昇するというU型やJ型の関係は見られなかった。また、ナトリウム摂取量を減らすと死亡リスクが約15%低下すると推定された。これはTOHP(Trials of Hypertension Prevention)の追跡… 2016/10/20 循環器
私の戦闘力は100万スコヴィルです The Journal of Emergency Medicineに面白い(と言ったら失礼か)症例報告が載っていました。「ゴーストペッパー摂取後の食道破裂」ということです。「ゴーストペッパー」って名前からしてヤバそうな雰囲気を醸し出しておりますが、その名の通り、ヤバい調味料です。ゴーストペッパーは、ブート・… 2016/10/20 消化器
リファンピシンとSJWの類似と相違 「ケンシロウさんのこのノート、すっごいまとまってますね~」。あゆみさんが感嘆の声を上げる。ケンシロウは鼻高々といった様子だ。確かにあの内容、ジゴキシンとP糖蛋白(P-gp)阻害薬の併用注意はよくまとまっていた。… 2016/09/13 コメディカル
食品成分表は何が変わった? 【相談】「日本食品標準成分表」が15年ぶりに大幅改訂されたと聞きましたが、何が変わったのでしょうか。また、栄養指導する際に留意すべき点や活用法を教えてください。(40代女性) 2016/07/04 生活習慣
日本ヘルスケア協会が活動方針発表会を開催 ヘルスケア産業活性化に向け民間事業者が結束 「民間の、民間による、民間のためのヘルスケアを実現しよう」――。ヘルスケア関連企業や有識者による一般財団法人日本ヘルスケア協会は2016年6月30日、都内で活動方針発表会を開催。集まった600人弱の参加者に対し、同協会の目的や活動内容を説明した。… 2016/07/01 コメディカル
メイアクトによる低血糖と粉ミルク 土曜日の夕方、仕事が終わって薬歴を書いていると、お父さんと思しき人が処方箋を手に薬局に入って来て、「先日、薬を飲んで低血糖になった。心配だからあんたのところで調剤してくれないか」と不安そうに話されました。 早速、お薬手帳を見せてもらい、低血糖を起こしたときの処方を確認すると… 2016/06/21 コメディカル
BMJ誌から 40年前の研究を蘇らせたレヴェナントな少佐 リノール酸によるイベント抑制効果を検証した1960年代のRCTを再解析 古くはキリストやラゾロの復活、最近ではゾンビ。西欧文明では、「復活」はごく自然で違和感のない概念なのかもしれない。「40年前に当時としては空前の規模と精度で実施された心血管リスクに対する食事介入の臨床試験は、当時の常識を覆す成績を出してしまった。そのため学術誌には報告されず、… 2016/05/20 循環器
学会トピック◎第5回臨床高血圧フォーラム 「紅たで」の新芽にヒトキマーゼ抑制作用を介する降圧効果 刺身のつまや薬味として食されてきた「紅たで」の新芽(スプラウト)に、ヒトキマーゼ抑制作用を介する降圧効果があることが報告された。降圧食品の開発を目指している福岡大学筑紫病院(福岡県筑紫野市)教授の浦田秀則氏らの検討結果で、同病院循環器内科の岡村圭祐氏が第5回臨床高血圧フォーラ… 2016/05/17 循環器