JAMA Network Open誌から COVID-19治療薬では薬物間相互作用に注意を 最も注意すべきはロピナビル・リトナビル イタリアSalerno大学のValeria Conti氏らは、COVID-19の治療に用いられた様々な薬の薬剤間相互作用(DDIs)がもたらす有害な影響を調べる系統的レビューを行い、現時点で利用が可能なDDIsチェッカーを用いれば、全てではないもの、実際に生じたDDIsによる有害事象や薬物有害反応(ADRs)を予測で… 2022/05/16 感染症
リベルサスは朝食前の薬と一緒に飲めるか 2型糖尿病のため、内科クリニックに通院している54歳の男性Wさんが、受診後に処方箋を持って薬局を訪れました。服薬指導後、Wさんは交付された薬剤を手にしながら、次のように質問しました。検査の結果が良くなくて、注射を勧められたけど、注射は嫌だと話したら、別の飲み薬になったんだ。朝起きた… 2022/02/16 医薬品
BMJ誌から 抗凝固薬使用者が呼吸器感染症を起こすと出血リスクが増える 抗菌薬と抗凝固薬の相互作用では説明できないリスク増加を観察 英国Cardiff大学のHaroon Ahmed氏らは、ワルファリンや直接経口抗凝固薬(DOAC)を用いた抗凝固療法を受けている人を調べる自己対照ケースシリーズ研究を行い、市中感染により抗菌薬を必要としない軽度の呼吸器感染症で受診してから14日以内の期間は、それ以外の時期よりも出血リスクが増加する現… 2022/01/19 循環器
薬局ヒヤリ・ハット、軟膏の配合変化や相互作用など3事例を公表 軟膏の混合による含量低下に注意喚起 日本医療機能評価機構は2021年5月6日、薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業の共有すべき事例「2021年No.4」を公表した。2種類の軟膏が混合の指示で処方されたものの、薬剤師が、両剤の混合により含量が低下する可能性が高いことに気づき処方変更に至ったケースや、併用薬の有無を確認したことで… 2021/05/17 医薬品
JAMA Intern Med誌から DOACの出血リスクを増加させる抗菌薬の併用 クラリスロマイシンはアジスロマイシンに比べ大出血による入院が増える カナダOttawa大学のKevin Hill氏らは、直接経口抗凝固薬(DOAC)を使用している高齢者にクラリスロマイシンを処方すると、アジスロマイシンを処方した場合に比べ、大出血リスクが有意に増加するというコホート研究の結果を報告した。論文はJAMA Intern Med誌電子版に2020年6月8日に掲載された。… 2020/06/26 循環器
高齢者診療、お薬手帳が1冊とは限らない? 予約外で来院した理由が気になるところです。総合医療・家庭医療を実践する一条医師の場合、どのようなアプローチを行うのか、その診療現場をのぞいてみましょう。(患者は診察室へ独歩で入室、杖は不使用)一条医師:今日はどうされましたか?藤原:最近、歳のせいかなんだかふらつくんだよ。次… 2020/05/25 老年医学・介護
高齢者の“禁断の果実”、グレープフルーツ 中国の友人から「コロナ大丈夫ですか?とても心配しています」というメールを何回かもらいました。気遣いはとてもありがたいのですが、そもそも発生源である中国で、日本人に同情するような気持ちを起こさせるどんな報道がなされているのか……と思う今日この頃です。色々な活動自粛の中で、stay ho… 2020/04/16 医薬品
薬の相互作用としくみ(3) 抗結核薬により肝障害を来した90代女性 松田 宏則、杉山 正康 有限会社杉山薬局(山口県下関市) 介護施設に入所中のAさんは、内科クリニックで処方された処方箋Aの薬剤を長期服用中だったが、エピナスチン塩酸塩(商品名アレジオン他)、ニフェジピン(アダラートCR他)によるDILIは認められてなかった。しかし、結核に感染し、結核専門病院に2カ月間入院後、担当の介護士と一緒に内科クリニッ… 2020/03/11 医薬品
2020年2月21日~3月3日 HCV治療薬の基本的注意に併用薬の用量調節 ネイリンの重大な副作用に多形紅斑が追加 C型肝炎直接型抗ウイルス薬の重要な基本的注意に「C型肝炎直接型抗ウイルス薬を投与開始後、ワルファリンやタクロリムスの増量、低血糖によりインスリン等の糖尿病治療薬の減量が必要となった症例が報告されており、本剤による抗ウイルス治療に伴い、使用中の併用薬の用量調節が必要になる可能性… 2020/03/10 医薬品
薬の相互作用と仕組み(2) 薬剤性肝障害を誘発する薬剤は? 松田 宏則、杉山 正康 有限会社杉山薬局(山口県下関市) 臨床型には、肝損傷の組織像により、「肝細胞障害型(肝炎型)」、「胆汁うっ滞型」、「混合型」に分けられる。本邦では肝細胞障害型の症例が最も多い。一般に、胆汁うっ滞型と混合型では、眼球黄疸などの黄疸症状および皮膚掻痒感がみられるが、肝細胞障害型では特徴的な症状はないため定期的な… 2020/03/02 医薬品
薬の相互作用としくみ(1) 早期発見・予防が重要な薬剤性肝障害 松田 宏則、杉山 正康 有限会社杉山薬局(山口県下関市) 薬物の大多数は肝臓で代謝されるため、薬物による副作用である薬剤性肝障害(drug-induced liver injury; DILI)は避けられない問題である。その発症頻度は非常に低く、原因薬剤の中止により速やかに治癒するが、放置すると致死率の高い劇症肝炎となる危険性がある。… 2020/02/28 医薬品
厚労省で「薬局の連携体制整備のための検討モデル事業」の報告 長崎県内全域の薬局で調剤情報共有へ 。長崎県薬剤師会では、2019年度から患者の服薬情報を一元的に管理して閲覧できる調剤情報共有システム「おくすりネット長崎」の県下全域での稼働を始めている。2020年1月中旬時点で、参加薬局数は156店舗で登録患者は301人。調剤情報を入力すると、必要に応じて重複投薬や相互作用などに関する注意… 2020/02/17 薬剤師
DI Onlineリニューアル記念ボーナスクイズ 混合を避けるべき軟膏製剤 疑義照会 熱傷(やけど)は、傷害の深さに応じてⅠ度(表皮まで)、Ⅱ度(真皮まで)、Ⅲ度(皮下組織まで)の3段階に分けられ、さらにⅡ度熱傷については浅達性と深達性に分類される。 Ⅱ度熱傷の初期治療においては、創面の湿潤環境を保持することが重要と考えられ、日本皮膚科学会の「熱傷診療ガイドラ… 2019/12/06 皮膚科
第52回日本薬剤師会学術大会より 病院薬剤師の提案で処方はどこまで変わるか 病院薬剤師が患者の処方見直しについて積極的に提案することで、実際の処方変更率は80~100%に上り、ポリファーマシーの改善につながっている――。昭和病院(山口県下関市)薬剤課薬局長の川崎美紀氏が、同病院で実践しているポリファーマシー解消策について、2019年10月13~14日に山口県下関市で… 2019/10/24 医薬品
エキスパートカンファレンス ◇ 医師と考えるポリファーマシー vol.2 食欲不振や悪心の原因は薬?それとも……。 食欲不振や悪心は、胃潰瘍や胃癌など内因性疾患が原因のことも多いので、薬剤性以外の可能性も考える必要があります。 2019/05/13 コメディカル
学会トピック◎第59回日本呼吸器学会学術講演会 NHCAP患者の退院時に処方薬整理は積極的に 医療・介護関連肺炎(NHCAP)患者の多剤服用状態に対して介入しても予後を悪化させない。だから積極的に処方薬を見直すべきではないか──。千葉大学医学部附属病院呼吸器内科の佐々木篤志氏らは、第59回日本呼吸器学会学術講演会(4月12~14日、開催地:東京・千代田区)で、医療経済やポリファー… 2019/04/19 呼吸器
クロピドグレルと併用するならどのPPIがいい? 「ユウさん、ちょっとこれ見てもらっていいっスか」。ケンシロウは手にしていたトレーシングレポートを差し出す。「あゆみさんが書いたやつなんスけど……、このまま出してもいいっスかね?」 どれどれ。クロピドグレル硫酸塩錠50mgとファモチジン錠20mgを1日1回、イフェンプロジル酒石酸塩錠1… 2018/11/20 コメディカル
腎機能低下患者でも両剤の併用可能に スタチンとフィブラート併用の原則禁忌が解除 厚生労働省は2018年10月16日、腎機能低下患者に対するスタチンとフィブラートの併用について、添付文書上の「原則禁忌」から削除するよう関係企業に指示する通知を発出した。則禁忌からの削除と同時に、「基本的な注意事項」に「腎機能に異常を持つ場合、両剤の併用は治療上やむを得ないと判断する… 2018/10/18 代謝・内分泌
トラマールの併用禁忌にアジレクト追加 フェノバルビタール製剤の併用禁忌にジメンシーなど追加に トラマールOD錠およびトラマール注(一般名トラマドール塩酸塩)の併用禁忌にアジレクト(ラサギリンメシル酸塩)が追加になりました。これによってアジレクト錠の添付文書との整合性が図られました。… 2018/10/09 コメディカル
抗精神病薬服用中はアドレナリンが使えない!? みなさん、夏も終わりですね。うちの子どもたちも夏休みを終えて、それぞれの教育機関に通い始めました。思い返せば夏休みらしいことをあまりできなかったなと、少し寂しい気持ちになったので、今回は今更ですが夏休み特別企画です。 夏休みといえば、NHKラジオでは毎年おなじみ「夏休み子ども科… 2018/09/06 救急医療・集中治療
銀杏の食べ過ぎで小児が痙攣を起こす理由とは 銀杏を子どもが食べ過ぎると、「銀杏中毒」になるというのは、中毒の専門家などの間ではよく知られたことのようです。実際に、日本中毒情報センターの中毒情報ファイルにも、「銀杏は古くから薬用、食用にされてきたが、食べ過ぎると中毒を起こす、戦後の食糧難の時代に事故が多発したが、最近で… 2018/07/30 小児科
2018年7月4日~7月24日 タクロリムス、シクロスポリン、アザチオプリンの禁忌改訂 ヒアレインのベンザルコニウムがクロルヘキシジンに変更 タクロリムス水和物(商品名プログラフ他)、シクロスポリン(サンディミュン、ネオーラル他)、アザチオプリン(アザニン錠、イムラン錠)の禁忌から「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人」が削除になりました。これは、厚生労働省の事業として設置された「妊娠と薬情報センター情報提供ワー… 2018/07/27 コメディカル
チラーヂンS錠と相性の悪い医薬品とは 50 歳代男性。患者はこれまで原発性甲状腺機能低下症のために処方1の薬剤を継続して服用している。今回、慢性複雑性膀胱炎(急性増悪期)のために当院を受診。新たに処方2の処方を企図した。<処方1>病院の内分泌内科 (6 月 10 日)チラーヂンS錠50(50 μg) 2 錠 1 日 1 回 朝食後 28 日分<処… 2018/06/09 代謝・内分泌
パルモディアの添付文書を縛るもの 「ユウさん、このパルモディアってどう思います?」 ケンシロウはパルモディアの添付文書を開いているiPadを僕に差し出す。「なんか胆汁排泄型で、今までのフィブラートとは全く違うって聞いたんですけど、添付文書を見る限り、腎臓の禁忌もやっぱりあるし、いままでのフィブラートとあんま変わ… 2018/06/08 コメディカル
ARB利尿薬配合剤と併用しない方がよい薬 70 歳代の男性。患者は高血圧症で、ARB と利尿薬の配合剤(エカード配合錠 HD<カンデサルタン シレキセチル/ヒドロクロロチアジド>)を処方していた(<処方 1>)。<処方1>病院 内科エカード配合錠 HD1錠1日1回朝食後28日分他、処方薬数種類 急性腎障害のリスクが高まる恐れがあるため、ARB/… 2018/05/21 医薬品
オイグルコンとリスモダンの併用はなぜ危ない? 55歳の女性。患者は糖尿病のため<処方1>の薬剤を服用しているが、今回、頻脈性不整脈のために<処方2>の薬剤を処方した。<処方1>内科クリニック オイグルコン錠 1錠1日 1回 朝食後 14日分 <処方2>病院の循環器内科 リスモダンR錠 150mg 2錠 1日2回 朝夕食後 14日分… 2018/04/26 医薬品
化ける頓服薬は「コクっテ」 ポカポカ陽気の土曜日の午後、新年度を迎えたこともあり、僕らはたまりにたまった雑誌類の整理をしていた。「あ~これ! 懐かしいですね。ユウさんが出てるやつですよ~」。あゆみさんが手にしているのは、日経DIプレミアム版の2016年8月号だ。「ほら、『特集 この相互作用を見落とすな』のPart2… 2018/04/10 医薬品
併用するとロゼレムのCmaxが27倍になる薬 処方とエピソード 40歳代の女性。患者は不眠症でロゼレム錠<ラメルテオン>を処方していた(処方1)。今回、うつ病のため、選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)を開始しようと考えた。 2018/03/03 精神・神経
バルプロ酸服用中のキトサン摂取は極めて危険! 処方とエピソード35 歳の女性。診察時に、患者から「最近体重が増えてきたので、この頃良く宣伝しているキトサン含有のダイエットサプリメントを服用したいと思っています。一緒に服用しても良いですか?」と聞かれました。<処方>病院の神経内科デパケン錠2004錠1日2回朝夕食後28日分nbsp… 2018/02/13 精神・神経
ボリコナゾールとリファンピシンの併用は絶対にダメ? リファンピシン服用患者の真菌感染症に抗真菌薬ボリコナゾール(販売名:ブイフェンド)を使用したい。 リファンピシンの代謝酵素誘導作用により、ボリコナゾールの血中濃度が低くなる可能性があるが、 ボリコナゾールの投与量を増やせば併用可能か?… 2018/01/05 感染症
JAMA誌から NOACの出血リスクを増大する併用薬とは 代謝経路を共有する薬でリスクを減少する組み合わせも 日常診療においては、非ビタミンK拮抗経口抗凝固薬(NOAC)と他の薬剤を併用している非弁膜症性心房細動患者が少なくない。台湾長庚紀念病院のShang-Hung Chang氏らは、NOACと代謝経路を共有する他の薬剤を併用した場合に、大出血のリスクに及ぶ影響を調べるための後ろ向き研究を行い、アミオダロ… 2017/10/26 循環器
薬物相互作用クイズ リザトリプタンと相互作用するβ遮断薬はどれ? 50歳代の女性。トリプタン系薬剤のリザトリプタン安息香酸塩(商品名:マクサルト錠10mg/RPD錠10mg)による片頭痛の治療中の患者であった。本態性高血圧症の治療で、β遮断薬の処方開始を検討している。 2017/10/13 医薬品
便秘患者のジゴキシンにご用心! さてさて、前回まで3回にわたって桜井クンの薬局での処方箋のチェックを紹介してきましたが、今回がいよいよクライマックスです。「この患者さんでは、ラベプラゾールの用量・期間の確認と、心不全の有無を処方医の先生に確認することが必要だ、という話をしたよね。でもその他に、この処方の中で、… 2017/10/03 医薬品
日経メディカル 書籍紹介 日常診療に潜むクスリのリスク 臨床医の処方頻度が高い薬を中心にその有害事象を解説する。薬剤性の浮腫や高カルシウム血症、消化管出血に加え、薬疹や薬剤熱、薬剤性肺炎、ジギタリス中毒、テオフィリン中毒など、日常診療でよく遭遇する有害事象の発生頻度や対処法を説明する。… 2017/09/06 プライマリケア
日本医療機能評価機構の医療安全情報 イムランとフェブリクなど併用禁忌に注意を ワーファリンとフロリードゲル併用も複数件報告 日本医療機能評価機構は2017年8月15日、添付文書上、併用禁忌として記載のある薬剤を併用した事例が2011年から9件報告されたとして、「医療安全情報No.129」を発行し、注意喚起した。 2017/08/24 医薬品
スインプロイクが真のOIC治療薬になり得た訳 「スインプロイク(一般名ナルデメジントシル酸塩)って覚えにくっ!」。あゆみさんは独りごちながら、スマホをスクロールしている。「オピオイド誘発性便秘症って、OIC(opioid-induced constipation)と略すんだ。いつか薬歴で使っちゃおうっと」。OICの問題は多岐にわたる。まずはオピオイドが… 2017/08/07 医薬品
ニュース追跡◎子どもに何度も針を刺すのはかわいそう。だけど… ワクチンの混合接種はなぜいけないのか 今年4月、東京都品川区の小児科クリニックが、小児への予防接種で数種類のワクチン製剤を混合接種していたことが判明した。同様のケースは昨年3月、東京都北区でも起きた。品川区の小児科医は、ワクチンの専門家だった。… 2017/07/10 感染症
インデラルで指導された意外な嗜好品とは? 今回の処方は、ずっと以前から頻脈性不整脈の治療でインデラル(一般名プロプラノロール塩酸塩)を服用している方への処方です。今回、個別指導の対象になったのは、かぜを引いてしまって、咳がひどくなってしまった時の処方でした。皆さんは、この処方箋を受け取ったらどうしますか?疑義照会、… 2017/05/17 コメディカル
ブロプレスの指導に改訂前のエビデンス!? 前回は、「疑義照会をしなくても良さそうな論文があっても、個別指導では、やっぱり添付文書が基本になってしまいます」というエピソードをご紹介しました。でも、そんな個別指導でも「エビデンス」が問われることがあったんですよね……。それだけ聞いたら「一体どっちなんだっ!?」と思ってし… 2017/04/26 循環器
学会トピック◎第57回日本呼吸器学会 医療・介護関連肺炎患者の8割がポリファーマシー ポリファーマシーが先か、医療・介護関連肺炎が先か?──。医療・介護関連肺炎(NHCAP)で入院した患者のカルテ情報の解析から、入院時処方薬剤数が5剤以上のポリファーマシー状態にある患者は8割に上ることが明らかとなった。ポリファーマシーがNHCAPの発症に関与したのか、NHCAPを発症しやすい… 2017/04/26 呼吸器
第10回 オピオイドの薬効に血中蛋白濃度は影響する? 一般的に、蛋白結合率が高い薬物(80%以上)の場合、血中蛋白濃度が変化すると、総血中薬物濃度と遊離型血中薬物濃度の動きは異なってくる。一方、蛋白結合率の低い薬物の場合、血中蛋白濃度が変化しても、総血中薬物濃度と遊離型血中薬物濃度の動きは同じとなるため、総血中薬物濃度の変動のみ… 2017/03/28 コメディカル
ビラノアとアレグラに共通する相互作用とは? 「っくしゅん!…おはようございます」駐車場でメガネ姿のあゆみさんと挨拶を交わす。気持ちの良い春の朝なのだが、花粉症の彼女にはつらい季節のようだ。「も~、今年は花粉ひどいです。今日、お昼休みに病院行ってきていいですか?」… 2017/03/21 コメディカル
第9回 オピオイドの薬効が減弱する相互作用は? 薬物間相互作用は、主に消化管などでの吸収、肝臓・腎臓での代謝・排泄の過程で起きる。また、オピオイドなどの中枢神経系に作用する薬物では、血液脳関門(BBB)におけるトランスポーターを介した相互作用も起きる。… 2017/02/14 コメディカル
ワーファリンとフロリードゲル、併用禁忌の裏側 「先日のDIオンラインの記事、読みました? ワーファリン(一般名ワルファリンカリウム)とフロリードゲル(ミコナゾール経口ゲル製剤)が併用禁忌になったみたいですよ」。 2016/11/07 医薬品
2016年10月5日~2016年10月21日 ワルファリンとミコナゾール(ゲル・注射)が併用禁忌に ラピアクタ、オプジーボに重大な副作用追加 ワルファリンカリウム(商品名ワーファリン他)と、アゾール系抗真菌薬のミコナゾールのゲル剤および注射剤(フロリードゲル経口用、フロリードF注)の組み合わせが、併用注意から併用禁忌になりました。その他のアゾール系抗真菌薬との組み合わせについては、併用注意のまま変更されていませんが… 2016/10/25 コメディカル
ミコナゾール以外のアゾール系抗真菌剤は慎重投与 ミコナゾールとワルファリンが併用禁忌に 厚生労働省は2016年10月18日、アゾール系抗真菌薬ミコナゾール(商品名フロリード)の経口薬と注射薬について、ワルファリンカリウム(ワーファリン他)を併用禁忌とするよう添付文書の改訂を指示したことを周知した。慎重投与とし頻回のモニタリングを実施しても、重篤な出血関連症例が2013年度… 2016/10/18 医薬品
第49回日本薬剤師会学術大会より 日曜や医療機関の休日にOTC薬を購入する傾向 医療用医薬品とOTC薬を併用する患者の状況を分析 OTC薬を購入するために薬局を訪れた人のうち、医療用医薬品を服用している患者の使用薬剤や来局日時、薬剤師への相談内容などを1年間分析したところ、来局時期は日曜や周辺薬局の休日が多く、医療用医薬品では降圧薬を服用している患者が多かった。こうした調査結果を、サンドラッグファーマシー… 2016/10/17 コメディカル
リファンピシンとSJWの類似と相違 「ケンシロウさんのこのノート、すっごいまとまってますね~」。あゆみさんが感嘆の声を上げる。ケンシロウは鼻高々といった様子だ。確かにあの内容、ジゴキシンとP糖蛋白(P-gp)阻害薬の併用注意はよくまとまっていた。… 2016/09/13 コメディカル
ジゴキシンとの併用、このP-gp阻害薬に注意! 「甲子園、秀岳館惜しかったッスね~」。土曜日の午後、ケンシロウは待合室に誰もいないのをいいことに、テレビの前で興奮していた。「おまけにこの暑さ、36℃ですよ。これは患者さんも当分来ませんね」。ケンシロウは投薬ブースに戻ってくるなり、一転、真剣な表情で、ノート広げてこちらに向け… 2016/08/30 コメディカル
トランスポーターが関わる併用禁忌を押さえよ! 気温35℃、湿度55%、風速3m/s、晴れ。連日の猛暑にフル稼働の冷房。食べたい物すら思い浮かばない僕は、補中益気湯を胃に流し込み、コーヒーをカップに注ぐ。 2016/08/09 コメディカル
ソクラテス流・相互作用の勉強法 「ジャ~ン、買いました」。あゆみさんが手にしているのは、先月発売された『新版 薬の相互作用としくみ』。中身だけではなく、外見も実に厚い。なんと3cmを超える!「通勤中に読もうかな~と思ってたんですけど、若い女性が電車の中でこんな厚い本を広げるのはちょっと抵抗があるんで、さすがに… 2016/08/02 コメディカル
千葉大学大学院薬学研究院教授・樋坂章博氏に聞く 「薬物相互作用ガイドラインを現場で活用して」 2014年7月、「医薬品開発と適正な情報提供のための薬物相互作用ガイドライン(最終案)」が公表された。検討班の幹事を務める千葉大学大学院薬学研究院教授の樋坂章博氏に、現場の薬剤師が知っておく同べきガイドラインのポイントや、薬物相互作用のマネジメントの考え方について話を聞いた。(イン… 2016/08/02 医薬品
シメチジンの相互作用について思索した夏の初め ギラギラという形容がふさわしい陽射しと肌が焼ける感覚。汗が一気に噴き出す。近くのコンビニで弁当を買ってきただけでこのさまだ。僕は薬局に戻ると、クーラーの効いた休憩室で、コーヒーメーカーのスイッチを入れる。… 2016/07/25 コメディカル
メトホルミンの体内での動きをトレースしてみる 梅雨の合間、いや梅雨はもう明けたのかもしれない。青い空やそこに浮かぶ立体感のある雲は、夏の訪れを告げている。この暑さでは、しばらく患者もやってこないだろう。こういうときは資料を整理するに限る。… 2016/07/13 コメディカル
薬物トランスポーターが取っつきにくい理由 薬局の大きな薄い窓を大粒の雨が打ちつけ、そこから見えているぼやけた景色が一瞬光る。数える間もなく轟音が鳴り響いた。閉店間際の薬局は開店休業状態を維持している。僕はといえば、本気を出した梅雨前線がもたらす気圧の変化のせいか、はたまた雷鳴にも動じないこの男の存在がそうさせるのか… 2016/07/01 コメディカル
CYP阻害薬の“強さ”はどうやって決まる? 「さてさて、症例検討会、始めますよ~」。あゆみさんがテキパキと薬局の店じまいを始める。外は19時を回っているとは思えないほど、日中の明るさを残している。「例のKさんの件も私が紹介しますよ。もうバッチリですから」… 2016/06/10 コメディカル
薬物相互作用の全てが詰まった書籍の最新版を発行 薬の相互作用は“しくみ”から類推せよ! 日経ドラッグインフォメーションはこのほど、『新版 薬の相互作用としくみ』を発行しました。著者は、本誌プレミアム版の連載や書籍『服薬指導のツボ 虎の巻』でおなじみの杉山薬局(福岡県嘉麻市)杉山正康氏です。… 2016/06/06 コメディカル
ノルバデックス+ベタニス=薬効増強?減弱? 「CYPの相互作用って、阻害薬+基質薬で、基質薬の血中濃度が上がって、基質薬を過量服用したような副作用が出るじゃないですか」。あゆみさんが唐突に話し始める。「その意味でも、阻害薬だけじゃなくて、基質薬の、特に感じやすい基質薬の方も覚えておかないといけないと思うんですよね」… 2016/05/18 コメディカル
特集◎その症状、薬が原因では?《エピローグ》 とはいえ「減薬ありき」には落とし穴も これまで紹介したように、様々な症状に薬剤性の有害事象が隠れているが、「他科の処方内容を正確に把握しにくいため、ポリファーマシー対策は難しい」と国立病院機構栃木医療センターの矢吹氏は指摘する。… 2016/04/20 医薬品
C型肝炎の薬に抗HIV薬が配合されているワケ 「ついに来ちゃいましたね」。ハーボニー配合錠(一般名レジパスビルアセトン付加物・ソホスブビル)を初めて投薬したケンシロウは興奮気味に話す。「薬価が下がったとはいえ、1錠5万5000円くらいしますからね。ということは、さっき渡した28錠入りボトル1本で、えーっと……150万円超えますね」… 2016/04/18 医薬品
特集◎その症状、薬が原因では?《排尿障害》 尿閉を起こす抗うつ薬、抗認知症薬で頻尿も 抗コリン作用を有する薬剤は、膀胱排尿筋の収縮能を低下させ、かつ尿道括約筋の収縮能を高めることから、尿閉リスクがある 2016/04/18 医薬品
特集◎その症状、薬が原因では?《食欲低下》 骨粗鬆症薬で高Ca血症、スルピリドに落とし穴 「食事が取れないという高齢者では、服用薬がその原因となっていることがある」。こう語る国立病院機構栃木医療センターの矢吹拓氏は、これまでに何度か、骨粗鬆症治療薬の影響で高カルシウム血症を生じた結果、食欲低下を来した患者を経験している。… 2016/04/15 医薬品
特集◎その症状、薬が原因では?《せん妄・認知機能低下》 便秘薬で見当識障害、鎮痛薬も要注意 65歳以上の5人に1人が罹患するといわれるほど身近な認知症。高齢者に多いからといって、認知機能低下を安易に認知症と診断していないだろうか。「薬剤性が見落とされたまま、認知症と診断されている患者がいる。… 2016/04/14 医薬品
医師3472人に聞く ポリファーマシー、15剤以上は当たり前? 高齢患者の多剤併用(ポリファーマシー)が話題になる昨今、患者の服用薬剤数の最多記録を聞いてみると、59%の医師が「15種類以上」。多くの医師が、多剤を服用する患者を経験しているようだ。 2016/04/13 医薬品
特集◎その症状、薬が原因では?《プロローグ》 処方カスケードの罠を回避せよ ある症状が生じると薬の副作用の可能性は精査せず、薬の追加で対応。処方を開始した薬は症状や検査値が改善してもdo処方─。それが、特に併存疾患の多い高齢者では多剤併用(ポリファーマシー)につながる。薬剤性の有害事象を早期に見抜き、「薬の引き算」も得意な医師が求められている。… 2016/04/13 医薬品
デプロメールと“頭痛薬”の危険な飲み合わせ 「デプロメールと頭痛薬って、何か相互作用ある?」Qちゃんからの問い合わせの電話は、単刀直入なのだが、答えにくいタイプのものだった。非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)なら問題はないのだが、“頭痛薬”と表現されているものが、必ずしもNSAIDsであるとは限らない。… 2016/03/18 精神・神経
シュアポストとプラビックス、併用注意のなぜ 「おっ、シュアポストの添付文書が改訂になってますよ」。ケンシロウが、シュアポスト(一般名レパグリニド)の「使用上の注意改訂のお知らせ」を手にして近づいてきた。「ユウさんがこの相互作用を教えてくれたのって、去年の夏でしたっけ?」… 2016/02/24 医薬品
【ケース003】70歳代女性。高血圧、不安症、睡眠障害、過活動膀胱 1カ月前から続く認知機能低下の原因は? 新シリーズの第3弾です。このシリーズのテーマは薬剤。薬剤の副作用、ポリファーマシー(多剤併用)、不適切処方、相互作用、処方カスケードなどについてクイズで実践力を身に付けていきます。では、今回のケースを見てみましょう。… 2016/02/16 精神・神経
ネオーラルと併用できるスタチンはどれ? 「ユウさん、ちょっといいッスか。昨日の患者さんで、調剤の段階でユウさんが疑義照会してくれてた症例なんスけど……」立春を過ぎたというのに、2~3日周期でジェットコースターのように気温が変動するこの頃。今日は小雪がちらつき、薬局のエアコンはフル稼働。そして、僕の肩はカチコチだ。な… 2016/02/09 コメディカル
ラモトリギンの使用で3学会が声明 用法・用量や処方間隔の厳守を要望 抗てんかん薬のラモトリギンの使用に関して、2016年1月末、日本うつ病学会、日本神経精神薬理学会、日本臨床精神神経薬理学会が連名で声明を発表した。 2016/02/04 コメディカル
ソクラテス×EBM ◎ コラボ企画 「ニフェジピン+CAM高用量」のインパクト 「ニフェジピンとクラリスロマイシンの併用で、実際に併用したときに血圧がどうだったか、個人データを薬歴に落としているんです。意外と影響がなくて、ちょっぴり安心しました。それで、他の人の薬歴もいろいろ見ていて、ちょっと気になることがあって……」… 2016/01/25 医薬品
悩ましい「併用注意」の注意レベル 「ユウさんは、アダラートCRとクラリスロマイシンの併用のときって、疑義照会していますか? 私、今までこの組み合わせで何人もの患者さんにお渡ししてきたと思うんですけど、考えてみたら一度も疑義照会したことなくて。でも……」… 2016/01/13 医薬品
これが「持ち歩きたくなる」お薬手帳だ! 最近、週刊誌などで「お薬手帳不要論」なる主張が展開され話題を呼んでいる。しかし、筆者は「お薬手帳は必要」と考えている1人である。患者の基礎疾患が何か、普段服用している薬が何かを医師をはじめ医療者が一目で把握でき、同種同効薬が重複していないか、併用禁忌の薬が含まれていないかなどを… 2015/11/11 医薬品
第100回薬剤師国家試験に異議あり! 午前最後の患者さんを見送ったあと、薬局の大きな窓から高く澄み渡った青空を眺める。患者さんが少なく、何事もないのは良いことなのだが、そんな時ほど、この薬局という狭い箱から飛び出したくなる。そんな感傷に浸っていると、休憩室から楽しそうな話し声が聞こえてきた。どうやら、かこちゃん… 2015/10/19 コメディカル
BMJ誌から 抗うつ薬とNSAIDsの併用で頭蓋内出血が増加 併用開始から30日以内の出血リスクは1.6倍、韓国の後ろ向きコホート研究が示唆 抗うつ薬と非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)を併用している患者の頭蓋内出血リスクを、抗うつ薬のみを使用している患者と比較する後ろ向きコホート研究で、併用開始から30日以内の頭蓋内出血リスクはNSAIDsを併用しない場合の1.6倍になることが分かった。… 2015/07/30 循環器
身近な薬剤の基礎を知る、薬理学の面白さ 聞いただけで難しそうと拒否反応を示してしまいそうな薬理学のシラバスを、授業の前に読んでみました。科目概要には「薬物に対する生体の相互反応を、薬力学および薬物動態の両面から捉え、現代臨床で用いられる薬物の分類、作用、相互作用などを学習する」とあり、到達目標には「個体・細胞・分… 2015/04/16 看護師
第9回 臨床スクリプトの形成を通じて薬学的判断力を鍛える スタチンと抗菌薬の相互作用をアセスメントする ケース:保険薬局に勤める薬剤師のYさんは、ある日、近隣の内科診療所の医師から電話で問い合わせを受けました。問い合わせ内容は次の通りです。「コレステロールが高い患者さんがいて、スタチン系薬を投与したいのだけど、この患者さん、耳鼻科でクラリスロマイシンが長期投与されているんです。ス… 2015/03/24 コメディカル
「グレープフルーツはいけません」だけでいいのですか? 昨年、私の薬局に遊びにきた6年生のF君。薬科大学で学術サークルに所属し、とても勉強熱心な学生です。彼が5年生のとき、私が担当した集合研修や薬剤師会の研修会で何度も顔を合わせましたが、少々恥ずかしがり屋さんのようで、口数が少なくおとなしい印象でした。… 2015/02/05 医薬品
Ann Intern Med誌から 心房細動患者へのNSAIDs投与は要注意 抗血栓薬とNSAIDs併用に重篤な出血と血栓塞栓症のリスク デンマークにおける心房細動(AF)患者を対象とする観察研究の結果、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)投与が重篤な出血と血栓塞栓症の独立した危険因子であることが示された。デンマークGentofte大学病院のMorten Lamberts氏らが、Annals of Internal Medicine誌の2014年11月18日号に報告した。… 2014/12/15 循環器
BMJ誌から ST合剤の併用で突然死のリスクが上昇 ACE阻害薬やARB服用中高齢者での調査結果、高カリウム血症が原因か ACE阻害薬またはアンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)服用中の高齢者に、ST合剤(トリメトプリムとスルファメトキサゾールの合剤)を処方すると、他の抗菌薬を処方した場合に比べて短期的な突然死リスクが有意に上昇することが、住民ベースのネステッドケースコントロール研究の結果として示さ… 2014/11/26 感染症
メトグルコへのありがちな誤解と真の実力 僕とあゆみさんは、お昼の休憩時間をいつものように過ごしていた。僕は最近お気に入りの堀江敏幸の文庫本を手にし、あゆみさんは食後のスイーツを楽しんでいた。 2014/11/11 コメディカル
在宅ではちょっとお節介くらいがちょうどいい 在宅医療に関わる薬局薬剤師が増えている。医師や看護師の読者の中には、「薬剤師が患者宅を訪問して何ができるのか」と思っている人もいるかもしれない。実は私も、在宅医療の現場を取材するまで、心のどこかでそう思っていた一人だった。だが今では、もっと多くの医師や看護師に、薬局薬剤師の… 2014/09/08 在宅医療
大トロを食べて頭痛が出現!? 数年前、魚を扱う仕事をしている結核患者さんを受け持ったことがあります。40歳くらいのガッシリした男性で、「魚のことなら何でも聞いてくれ!」というのが口癖なくらい、魚が大好きな方でした。 2014/08/22 呼吸器
医師1823人に聞いた「お薬手帳」の利用度 84%がお薬手帳をチェックして良かった経験「あり」 2014年度診療報酬改定で薬剤服用歴管理指導料(41点)が見直され、お薬手帳に関する算定要件を満たさない場合の点数(34点)が新設されることになった。患者にしてみれば、お薬手帳を持たなければ医療費がわずかだが節約できることになるため、4月以降、お薬手帳の利用がどう変化するか、気になる… 2014/03/19 医薬品
JAMA誌から Ca拮抗薬と抗菌薬CAM併用は腎障害のリスク 高齢者を対象とする住民ベースの後ろ向き研究の結果 Ca拮抗薬を使用中の高齢者にチトクロームP(CYP)3A4を阻害するクラリスロマイシン(CAM)を投与すると、併用開始から30日以内の急性腎障害による入院リスクが上昇することが、住民ベースの後ろ向き研究の結果として示された。カナダWestern Ontario大のSonja Gandhi氏らが、JAMA誌2013年12月18日… 2013/12/26 感染症
日経メディカル2013年4月号「特集 知らないと怖い薬の相互作用」転載 Vol.5 新規抗凝固薬も相互作用を熟知して使うべき 【抗血栓薬】P糖蛋白質、アルブミン結合が関与する相互作用も 作用が増強すれば大出血、減弱すれば塞栓症─。抗血栓薬は相互作用によるインパクトが非常に大きい。抗トロンビン薬のダビガトラン(プラザキサ)や抗Xa薬のリバーロキサバン(イグザレルト)、アピキサバン(エリキュース)といった新規抗凝固薬は、使いやすさで臨床使用が広がっている。だが、… 2013/05/08 循環器
フルオロキノロンとアゾールの併用ではQT間隔のモニタリングが必要 【原題】Combined Fluoroquinolone/Azole Use Requires QT-Interval Monitoring Twenty-two percent of hematology patients receiving this combination experienced QT-interval prolongation and thus were at risk for developing torsades de pointes. 2013/05/04 医薬品
日経メディカル2013年4月号「特集 知らないと怖い薬の相互作用」転載 Vol.4 向精神薬はCYPが関与する相互作用に注意 【向精神薬】併用によるCYP代謝阻害で副作用の恐れ 非定型抗精神病薬やSSRIなどの新規抗うつ薬は、多くがCYPで代謝される。CYPを阻害する薬を併用すると、相互作用が起こる恐れがある(表6)。 2013/04/30 精神・神経
日経メディカル2013年4月号「特集 知らないと怖い薬の相互作用」転載 Vol.3 添付文書に載っていない相互作用を予測する 東大病院薬剤部助教の大野能之氏は、肝薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP)に起因する相互作用の予測システムを構築し、成果を院内で生かしている。 2013/04/24 医薬品
日経メディカル2013年4月号「特集 知らないと怖い薬の相互作用」転載 Vol.2 増えるDPP4阻害薬併用、SU薬減量基準内も要注意 【糖尿病治療薬】勧告後も目立つ重症低血糖の発生 2009年12月のシタグリプチン(ジャヌビア、グラクティブ)発売を皮切りに、DPP4阻害薬は6種類に増え、急速に処方数を伸ばしている。 2013/04/16 医薬品
日経メディカル2013年4月号「特集 知らないと怖い薬の相互作用」転載 Vol.1 一向に減らない多剤併用、新薬で新たな相互作用も 【プロローグ】他科受診が多剤併用の大きな要因に 薬を併用すると、思わぬ作用の増強が起きる場合がある。以前から指摘されてきた相互作用に加え、新薬が広く使われている領域では、これまで多くの医師が経験していない、新たな組み合わせによる有害事象も発生している。今知っておくべき薬の相互作用をまとめた。… 2013/04/15 医薬品
トレンドビュー◎日本脳炎ワクチン接種後の死亡例 男児はなぜ併用禁忌薬を服用していたのか 背景に広汎性発達障害の治療の難しさ 「日本脳炎ワクチン接種後に死亡例」──。昨年、小児2例が日本脳炎ワクチン接種後に死亡していたことが明らかになり、新聞やテレビで大々的に報じられたことは記憶に新しい。中でも10月17日、10歳男児がワクチン接種から約5分後に心肺停止を起こして約2時間半後に死亡したケースは、その急激な経… 2013/03/08 小児科
BMJ誌から 利尿薬+RA系阻害薬にNSAIDsを追加すると、急性腎障害リスクが上昇 カナダでの大規模コホート研究の結果 降圧薬を使用している患者に、一定期間、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が追加投与されることは少なくない。このほどカナダJewish General HospitalのFrancesco Lapi氏らが行った大規模コホート研究で、利尿薬とレニン・アンジオテンシン(RA)系阻害薬(ACE阻害薬またはアンジオテンシン受容… 2013/01/22 循環器
口腔内塗布の薬とワルファリンの相互作用* http://iphiss.jp/imediss/DI41.html 医師会員限定コンテンツです。この記事は、NPO法人医薬品ライフタイムマネジメントセンターが提供している「医師のための薬の時間」(http://iphiss.jp/dr/index.html)から提供を受けています。 2012/07/31 医薬品 医師限定コンテンツ