線維筋痛症に効く漢方(1) 線維筋痛症の考え方と漢方処方 線維筋痛症は、全身に激しい痛みが生じる疾患です。漢方では、気・血・津液の流れや量をととのえることにより、線維筋痛症の治療を進めます。 2021/03/03 東洋医学
痛風・高尿酸血症に効く漢方(1) 痛風・高尿酸血症の考え方と漢方処方 高尿酸血症は、血液中の尿酸濃度が高まった状態を指します。痛風は、高尿酸血症により、過剰になった尿酸が結晶化して関節腔内に沈着し、炎症を引き起こして腫れや痛みを生じる疾患です。漢方では、漢方薬で痰飲を除去したり、痰飲が生じた原因を治療したりして、痛風や高尿酸血症を治療していき… 2021/01/21 東洋医学
押さえておきたい漢方薬と西洋薬との相互作用・相乗効果 ニューキノロン系抗菌薬と併用NGな漢方薬は? 間質性肺炎による死亡者まで出てしまった小柴胡湯とインターフェロンの併用。相互作用のリスクなども分からない状態で、慢性肝炎患者に対して小柴胡湯が多用されたことが原因の1つとする意見もある。このような過去を繰り返さないためにも、漢方薬を用いる際には西洋薬との相互作用にもしっかりと… 2021/01/13 東洋医学
インタビュー◎飯塚病院東洋医学センター漢方診療科診療部長の吉永亮氏に聞く 副作用に注意すべき“イエロー”の生薬 漫然とした処方にはご用心! 新型コロナウイルス感染症の流行により長引く自粛生活。受診を控える傾向は続き、代わりにセルフメディケーションへの関心が高まっている。特に「副作用が少ない」とされている漢方薬はドラッグストアでも手に入り、セルフメディケーションとして取り入れやすい。しかし、漢方薬にももちろん副作… 2021/01/07 東洋医学
夜尿症に効く漢方(1) 夜尿症(おねしょ)の考え方と漢方処方 夜尿症(おねしょ)は、女児に比べて男児に多く、成長に伴い頻度は減りますが、10歳児の5〜10%、15歳の1〜2%に見られるとの報告もあります。漢方では、成長・発育や排尿に関係が深い臓腑である腎や膀胱の機能を調えることにより、夜尿症の治療をします。… 2020/12/25 東洋医学
摂食障害に効く漢方(1) 摂食障害の考え方と漢方処方 摂食障害には、拒食症や過食症があります。漢方では、摂食障害と関係が深い五臓の心、脾、肝の機能などを調えることにより、摂食障害の治療を進めます。 2020/11/17 東洋医学
口渇(ドライマウス)に効く漢方(1) 口渇の考え方と漢方処方 口渇(ドライマウス)は、唾液の分泌量が減り、口の中が渇いて乾燥している状態です。漢方では、津液の量を増やしたり、津液の流れをよくしたりして、口渇の根本治療を進めます。 2020/10/02 東洋医学
第2回 その下痢、CMでおなじみのOTC薬が原因かも? 様々な消化器系のテーマを取り上げ、総合診療医が消化器内科医と総合診療科から消化器内科に転身した医師に疑問をぶつける本連載。今回は、漢方専門医 をゲストとして招き、意外と知られていない漢方薬の副作用について議論を深めます。松口崇央(九州労災病院消化器内科)2010年長崎大卒。麻生飯… 2020/08/27 消化器
ふくらはぎの痛み・こむら返りに効く漢方(2) ふくらはぎの痛み・こむら返りによくみられる証と漢方処方 前回の症例1に引き続き、ふくらはぎの痛み・こむら返りによくみられる証と漢方処方について解説します。 2020/08/20 東洋医学
ふくらはぎの痛み・こむら返りに効く漢方(1) ふくらはぎの痛み・こむら返りの考え方と漢方処方 ふくらはぎの痛みやこむら返りは、筋肉疲労だけでなく、血行不良や冷え、脱水状態などが関係しています。漢方では、血や津液の流れ、量をととのえることにより、慢性的に繰り返すこむら返りやふくらはぎの痛みの治療をすすめます。… 2020/08/19 東洋医学
微熱に効く漢方(1) 微熱の考え方と漢方処方 微熱は、ウイルスなどによる感染症や、膠原病などの慢性疾患、あるいは疲れたときや、ストレスがかかったとき、月経の高温期などに生じます。漢方では、主に虚熱が発生しやすい陰液不足の状態である陰虚証を治療することにより、微熱を治していきます。… 2020/07/10 東洋医学
緑内障に効く漢方(1) 緑内障の考え方と漢方処方 緑内障は、眼圧が上昇し、徐々に視野が狭くなる病気です。進行が遅いためかなり悪化するまで気づくの難しいのですが、治療が遅れると失明に至ることもあり、注意が必要です。緑内障の患者数は年齢とともに増加し、日本人では40歳以上の5%が発症するといわれています。中途失明の原因疾患の第一位… 2020/05/19 東洋医学
第10回 新型コロナウイルスへの漢方【後編】 「総合COVID-19漢方薬」はどうコロナと闘うか 前回、漢方による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染予防、そして軽症者の重症化予防として、悪寒、胃腸の不調、倦怠感などがある場合に用いる漢方についてそれぞれ取り上げました。今回は、重症化の徴候が見られた場合、コロナウイルスに対処するための「総合COVID-19漢方薬」について… 2020/05/13 東洋医学
第9回 新型コロナウイルスへの漢方【前編】 コロナへの「治る力」に作用する漢方薬の選び方 日本での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が止まりません。著名人の訃報も伝えられる中、4月7日に7都府県を対象に、4月16日には全国を対象に、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく初の「緊急事態宣言」が発出(発令)されました。感染爆発を回避し緊急事態を終息させるた… 2020/05/08 東洋医学
顎関節症に効く漢方(1) 顎関節症の考え方と漢方処方 顎関節症は、顎(あご)の関節やその周囲に不具合が生じ、顎が動かしにくい、顎関節が痛むなどの不快な症状が表れる病気です。漢方では、主に五臓の肝と心の機能を調えることにより、顎関節症の治療を進めます。… 2020/04/08 東洋医学
脂肪肝に効く漢方(1) 脂肪肝の考え方と漢方処方 脂肪肝は、肝臓に中性脂肪(トリグリセリド)が過剰にたまった状態です。肝細胞のおよそ3割以上に中性脂肪がたまっているとき、脂肪肝と診断されます。脂肪肝には、アルコールの過剰摂取が原因のアルコール性脂肪肝と、アルコールでなく肥満などが原因の非アルコール性脂肪肝があります。 脂肪肝… 2020/03/25 東洋医学
第8回 コロナに負けない!氣晴らしの漢方「柴胡剤」 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行が止まりません。3月11日には世界保健機関(WHO)が、新型コロナウイルスについて「パンデミック(世界的流行)と見なせる」と発表しました。日本では、マスク、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、アルコール消毒液が不足し、時差通勤… 2020/03/24 東洋医学
咳喘息に効く漢方(1) 咳喘息の考え方と漢方処方 咳喘息は、慢性的に咳が長引き続く病気です。多くの場合、痰を伴わない空咳です。1カ月以上、長ければ1年以上繰り返し続くこともあります。 主な症状は激しい咳で、気管支喘息のような、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音(喘鳴)や、息苦しさ(呼吸困難)を伴わないのが特徴です。かぜを… 2020/02/19 東洋医学
第26回 低気圧で悪化する頭痛にはあの漢方が効く 低気圧の接近に伴う頭痛に悩まされる人は少なくない。今回は頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、低気圧に伴う頭痛の病態と治療薬について解説する。 2020/01/21 精神・神経
関節リウマチに効く漢方(2) 関節リウマチによくみられる証と漢方処方 前回の症例1に引き続き、関節リウマチによくみられる証と漢方処方について、症例とともに解説します。 2020/01/16 骨・関節・筋
関節リウマチに効く漢方(1) 関節リウマチの考え方と漢方処方 関節リウマチは膠原病の一種で、免疫機能が異常を来して関節に炎症を引き起こす疾患です。漢方では、風寒湿邪や熱邪を漢方薬で除去することにより、関節リウマチの治療にあたります。 2020/01/08 骨・関節・筋
慢性疲労症候群に効く漢方(2) 慢性疲労症候群によくみられる証と漢方処方 前回の症例1に引き続き、慢性疲労症候群によくみられる証と漢方処方について、症例とともに解説します。 2019/12/26 東洋医学
【第7問】 加味逍遙散とベタヒスチンが処方された52歳女性 医療の体制がどんどん変わっていっているのを感じていますか?医療人を目指す薬学生の皆さんですから、日ごろから医療に関わるニュースを新聞、ネット、テレビなどで見聞きしていますよね。えっ?医療系の話題は面白くない? でも、ふと目にしたニュースから知識が広がることは多々ありますよ。… 2019/12/19 薬剤師
慢性疲労症候群に効く漢方(1) 慢性疲労症候群の考え方と漢方処方 慢性疲労症候群(chronic fatigue syndrome :CFS)は、身体と精神の両方に激しい疲労感が長期間続く疾患です。五臓の腎、心、肝などが関与しているケースがよくみられます。 2019/12/17 東洋医学
第7回 葛根湯だけじゃない!引き始めのかぜにこの漢方 暦の上では立冬をとうに過ぎ、北海道では早くも吹雪が吹き荒れました。11月15日には、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと国立感染症研究所が発表しました。いよいよかぜを訴えて受診する患者さんが増えてくる季節の今回は、かぜの引き始めにおすすめの漢方薬をご紹介します。… 2019/11/26 東洋医学
漢方のエッセンス(3)柴苓湯 効能は「和解半表半裏、通用利水」 漢方処方は一般に複数の生薬が組み合わされており、それぞれに役割がある。 まず処方の中で中心となる生薬を君薬(くんやく)という。君薬に次いで重要な生薬を臣薬(しんやく)と呼ぶ。臣薬は君薬の働きを補佐し、強める。君臣薬(君薬と臣薬)を助けつつ、癖を取り、処方としての薬効へとまと… 2019/11/25 東洋医学
後鼻漏に効く漢方(1) 後鼻漏の考え方と漢方処方 後鼻漏は、鼻水が喉の方へ流れ落ちる症状です。漢方では、痰飲(たんいん)を除去するなどの方法で、後鼻漏そのものを治療しています。 2019/11/18 東洋医学
漢方のエッセンス(2)柴苓湯 水分代謝障害を伴う各種炎症に使用 第1回で述べたように柴苓湯は、半表半裏証などの小柴胡湯の適応症に加え、五苓散の作用する口渇、尿量減少、嘔吐、下痢、浮腫など、水分の吸収排泄障害による水湿の症候を伴う状態に適応する。免疫機能を調整し、炎症を和らげ、水分の循環を調える。… 2019/11/05 医薬品
片頭痛に効く漢方(1) 片頭痛の考え方と漢方処方 片頭痛とは、頭の片側が拍動に合わせてズキズキと痛むタイプの頭痛です。両側や後頭部が痛むこともあります。漢方薬は、痛みが生じたときに西洋薬で痛みを抑えるのとは別に、片頭痛そのものを根本的に治療したい場合に活用されています。鎮痛薬やトリプタン系薬の服用量を減らすのを目的に漢方薬… 2019/10/24 精神・神経
漢方のエッセンス(1)柴苓湯 「半表半裏、水湿」証に有効 柴苓湯(さいれいとう)は、小柴胡湯(しょうさいことう)と五苓散を合わせた処方である(小柴胡湯合五苓散)。組成の通り、両処方の薬効を併せ持ち、小柴胡湯の適応である半表半裏(はんぴょうはんり)と、五苓散の適応である水湿の両方の症候を呈する各種炎症などに用いられる。… 2019/10/17 医薬品
妊婦さん悶絶!? そんなときはあの漢方! 救急医療では、産婦人科との連携が欠かせません。腹痛で訪れた女性が、実はもう産まれます状態でそのまま分娩に……とか、交通外傷で搬送された女性が妊娠されており、事故後からお腹が張っています……とか、下腹部痛で訪れた女性に超音波をしてみたら、腹水が出ていて卵巣が大きかった……とか… 2019/09/12 産婦人科
第6回 お酒と上手に付き合うための漢方薬4選 いつの間にか立秋を過ぎ、暦の上ではもう秋ですが、相変わらず毎日厳しい残暑が続いていますね。熱帯夜にはビールがついつい進んでしまいます。そして、暑い夏の後には「食欲の秋」が待っています。今回は、お酒と上手に付き合うための漢方をご紹介します。… 2019/08/26 医薬品
第19回 特効薬がない緊張型頭痛こそ漢方の活用を 緊張型頭痛は一次性頭痛の中で最も多いとされているが、特効薬が存在せず、有効性が認められている鎮痛薬も薬物乱用頭痛のリスクが懸念されている。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、緊張型頭痛に対する漢方薬の使い方について解説する。… 2019/06/24 プライマリケア
第18回 片頭痛に効く漢方「呉茱萸湯」はどう使う? 西洋薬が無効な頭痛に対し、漢方薬が効くことがある。今回は、頭痛外来での指導医(柴田)と研修医(石山すみれ、イラストも)との対話を通して、頭痛に対する漢方薬の考え方、使い方について解説する。… 2019/05/31 プライマリケア
第5回 食欲の有無で使い分ける「五月病に効く漢方薬」 時代は令和(PCでなかなか変換できませんね)を迎え、史上初の10連休となったゴールデンウイークが明けました。私の勤務先は4月30日と5月2日が営業日(結構な数の予定手術に加えて、緊急手術も立て込んだとてもタフな2日間……トホホ)でしたので、生活リズムをさほど狂わせることはありませんで… 2019/05/10 東洋医学
第3回 かぜやインフル予防に「補中益氣湯」がおススメ 2019年1月、新しい年を迎えて、今シーズンもインフルエンザが猛威をふるっています。当院でも、休日には200人近い救急患者が救命救急センターに来院します。 救急医療の最前線で、研修医たちはカフェインたっぷりのレ○ド○ルやバ○ンといったエナジードリンクを飲みながら頑張っていますが、中… 2019/01/28 感染症
クオールが漢方の薬店1号店をオープン テイクアウトの漢方煎薬が早くも人気 クオール(東京都港区)は、2018年12月25日、漢方の薬店をオープンした。店舗名は「QOLサポート美健漢方クオール神田店」。JR神田駅から徒歩3分ほどの大通りに面している。 2019/01/15 コメディカル
免疫力の低下に効く漢方(1) 免疫力の低下の考え方と漢方処方 人は免疫力がたっぷりあれば病気になりませんが、免疫力が低下していると容易に病気になったり体調を崩したりします。漢方では五臓六腑のバランスを調えるなどして正気(せいき)を強めていくことにより免疫力を高め、病気の治療や予防をしています。… 2018/12/20 コメディカル
第2回 からだとこころのリラックス薬「芍薬甘草湯」 今回は、からだとこころの緊張をほぐす芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)のお話です。芍薬甘草湯は芍薬(しゃくやく)と甘草(かんぞう)の2種類の生薬から構成される非常にシンプルな漢方薬です。 芍薬甘草湯は昔からこむら返りの薬として有名です。他にも胃痛、胆石や尿路結石の疝痛、月経… 2018/12/17 東洋医学
第1回 西洋医学と漢方の二刀流、始めてみませんか? 皆さん、こんにちは。北九州総合病院の竹田貴雄と申します。気管挿管より漢方講演の方が得意な麻酔科医です。 漢方好きが高じて、「からだとこころと人間関係に効く漢方」をテーマにした講演会で全国を回っています。このたび日経メディカルの編集者の目に止まり、連載を始めることになりました… 2018/11/01 医薬品
心不全に伴う症状の緩和に有用 心不全緩和ケアに漢方を生かすには 私は西洋医学(主に循環器内科)と漢方医学を、ほぼ同じ期間、学んできました。そこで感じたことは、「どちらの医学も必要であり、お互いの利点を活かすことが患者の利益になる」です。例えば、冷え性、風邪、胃腸疾患、月経関連疾患、気候の変化で悪化する頭痛、めまいなどは、漢方薬の使用頻度が… 2018/06/13 循環器
コウノトリが漢方のエビデンスを運ぶ? エビデンスの不備をとかく指摘されがちな漢方製剤だが、大建中湯の消化管運動改善、高齢者の虚弱に対する六君子湯など、注目を集めるエビデンスが近年増えてきている。日本東洋医学会EBM委員会でも漢方治療に関する国内のランダム化比較試験(RCT)をまとめて、2007年からEKAT (Evidence Reports… 2017/07/24 東洋医学
高齢者への漢方薬処方にはエビデンスがあるか 最近、近くの診療所の先生が高齢患者に漢方薬を処方するようになりました。どの漢方薬にどのようなエビデンスがあるのでしょうか。注意すべき点も一緒に教えてください。(40代男性) 2017/04/27 コメディカル
子宮筋腫に効く漢方(2) 多発性子宮筋腫や不妊の原因となる子宮筋腫への漢方処方 多発性子宮筋腫でお悩みの人は少なくありません。また子宮筋腫の影響で不妊の人もいます。そのような場合は、どのような漢方薬が適しているのでしょうか。 2017/03/23 コメディカル
子宮筋腫に効く漢方(1) 子宮筋腫の考え方と漢方処方 子宮筋腫は、子宮にできる良性の腫瘍です。「子宮筋腫ができやすい体質」には、気、血(けつ)、津液(しんえき)の流れの停滞が深く関係しています。漢方薬でそれらを改善し、子宮筋腫の治療を進めます。… 2017/03/10 コメディカル
情報発信から1歩踏み出し、漢方医学教育の研究を支援 「日本漢方医学教育振興財団」が発足 2月4日、東京・新宿にて漢方医学教育の普及、定着、発展を目的とした「一般財団法人日本漢方医学教育振興財団」の設立が発表された。 2017/02/07 組織
ホイミって何? やくそうって何? みなさま、明けましておめでとうございます。年末年始は仕事から少し離れ、ゆっくり過ごした方も多いかと思います。僕は1カ月前に発売されたゲーム、ファイナルファンタジー(以下FF)の最新作「FF15」をやり込んでおりました。今年はドラゴンクエスト(以下DQ)の最新作も発売されるということで… 2017/01/05 救急医療・集中治療
”愛のムチ”は漢方にだって容赦なし さてさて、前回のコラムでは、無事に(?)自家調剤による指導を免れたのですが、実は、この処方、と~ってもいろんな指導を受けていたんですよ~(グスン)指導官「さて、芍薬甘草湯ですが、副作用の確認はどうされていますか?」僕「カンゾウが入っていますので、偽アルドステロン症の注意をし… 2016/09/29 行政・制度
長引くしゃっくりには要注意 僕が医学生だった頃、医師としてしゃっくりを治療する日が来るなんて思っていませんでした。しかし、しゃっくりがしんどくてERを受診される人は意外と大勢いらっしゃいます。しゃっくりは、医学用語では「吃逆」と書きます。吃逆は横隔膜が不随意的に痙攣を起こすことで生じるので、中枢から横隔… 2016/08/11 救急医療・集中治療
医師3248人に聞く 発熱でも38℃未満ならば、9割の医師は出勤 「かぜ」で医師が飲むのは葛根湯、ロキソニン 空気が乾燥し、気温が下がるこの季節。かぜ(感冒)を引くのは患者に限らない。医師は自身が発熱や咽頭痛、咳といったかぜ症状(ウイルス性上気道炎)を発症した場合、どう対処しているのか――。 日経メディカルOnlineの医師会員3248人に、かぜ症状を発症した場合の対処法に関する調査を実施。… 2016/01/25 感染症
無月経に効く漢方(2) 長引く無月経への漢方処方 適齢期なのに生理がほとんど来ない、あるいは全然来ないという方もいます。そのような場合は、どのような漢方処方を使うのでしょうか。 2015/12/25 コメディカル
不正性器出血に効く漢方(1) 不正性器出血の考え方と漢方処方 不正性器出血は、衝脈(しょうみゃく)と任脈(にんみゃく)という経絡(けいらく)の機能失調によって生じます。漢方では、その失調を引き起こした原因を解消させることにより、不正性器出血の根本的な解消を進めます。… 2015/05/13 プライマリケア
一般用漢方処方の安全な使い分けを指南する 国立衛研が鑑別シートと確認票をウェブ公開 国立医薬品食品衛生研究所は、このほど、一般用漢方処方39種類の使い分けを指南する「鑑別シート」と「確認票」を、同研究所のウェブサイト(http://www.nihs.go.jp/dpp/kampo-anzen/index.html)に公開した。 2015/04/23 東洋医学
腹部膨満感に効く漢方(2) 慢性的な腹部膨満感への漢方処方 飲食の不摂生など、直接の原因があるわけではないのに、慢性的あるいは繰り返し腹部膨満感が生じる場合もあります。そのような場合は、どのような漢方処方を使うのでしょうか。 2015/04/10 プライマリケア
腹部膨満感に効く漢方(1) 腹部膨満感の考え方と漢方処方 腹部膨満感は、五臓六腑の脾胃の機能失調により生じることが多い症状です。他の臓腑の機能失調が関連している場合もあります。漢方では、それらの機能を調えることにより、腹部膨満感の根本的な解消を進めます。… 2015/04/06 プライマリケア
鼻づまりに効く漢方(1) 鼻づまりの考え方と漢方処方 鼻づまりは、五臓の肺の機能の失調により生じることが多い症状で、肝(かん)や腎の機能も関連しています。漢方では、肺や肝、腎などの機能を調えることにより、鼻づまりの根本的な解消を進めます。 2015/03/09 プライマリケア
のぼせ・ほてり(熱感)に効く漢方(2) 慢性的なのぼせ・ほてり(熱感)への漢方処方 不快なのぼせやほてりが長期にわたって続いている場合は、どのような漢方処方を使うのでしょうか。 2015/02/24 プライマリケア
のぼせ・ほてり(熱感)に効く漢方(1) のぼせ・ほてり(熱感)の考え方と漢方処方 のぼせ、ほてりなどの熱感は、病邪の一つである熱邪の影響で生じます。漢方では、熱を冷やして一時的に熱感を解消するのではなく、その熱邪が発生した元の原因を解明することにより、根本的な熱感の解消、ひいては体質の改善を進めます。… 2015/02/06 プライマリケア
頻尿に効く漢方(1) 頻尿の考え方と漢方処方 頻尿には、五臓六腑の腎や膀胱、それに肝(かん)や肺の機能失調が関与しています。漢方では、それらの機能を調えることにより、頻尿を治療していきます。 2015/01/05 東洋医学
生理不順(量の異常)に効く漢方(1) 生理不順(量の異常)の考え方と漢方処方 生理不順のうち、前回は周期の異常についてまとめました。今回は、量の異常についてみていきましょう。 2014/12/12 東洋医学
医師880人に聞く、二日酔い対策 二日酔い対策には医師もウコン 二日酔いになったら、やはり「水分補給」 年末年始シーズン。患者に飲み過ぎを注意する機会は増えるだろう。では当の医師たちは飲み会の前にどんな対策を講じ、二日酔いになったらどう対処しているだろうか。医師879人に聞いた結果、一般人と同様に薬局などで買える市販薬や食品を愛用する医師が1割程度。二日酔いの場合は、半数が水分補… 2014/12/08 ライフスタイル
日経ドラッグインフォメーション 書籍紹介 生薬の働きから読み解く図解 漢方処方のトリセツ 漢方薬が苦手な薬剤師を意識して作られた易しい解説書。148種類の方剤について、各生薬がどんな働きをし、どの症状を改善するかを図に示しているのが特徴的。方剤の全体像や服薬指導の要点が分かる 2014/11/26 東洋医学
生理不順(周期の異常)に効く漢方(2) 頻発月経、稀発月経、無月経への漢方処方 生理不順には、生理が早く来る場合(頻発月経)や、遅く来る場合(稀発月経)、無月経などがあります。そういう場合、どのような漢方処方を使うのでしょうか。 2014/11/17 プライマリケア
生理不順(周期の異常)に効く漢方(1) 生理不順(周期の異常)の考え方と漢方処方 生理不順には、周期の異常と量の異常があります。今回は周期の異常について解説していきます。生理周期の異常には、血(けつ)や気、五臓の肝(かん)、腎の不調が関係しています。漢方では、それらの状態を調えて体質改善を進め、生理不順の根本的な改善を図ります。… 2014/11/05 プライマリケア
妊婦に慎重投与の漢方薬一覧表を活用 漢方薬には、妊婦に対して慎重投与となる成分が含まれているものもある。調剤薬局amanoなどを展開するアマノ(名古屋市東区)の平野祐子氏らは、妊婦に対して慎重投与となる成分を含む漢方薬を一覧表にまとめ、それにより適切な服薬指導に結びつけた事例が複数あったことを、10月12日に開催された… 2014/10/14 東洋医学
私の処方◎室伏利久(帝京大学溝口病院耳鼻咽喉科教授) メニエール病の回復期は利尿薬から五苓散へ メニエール病は、内耳性めまいの代表疾患である。めまい診療はかつて、「診断はともかく、ビタミン剤、抗不安薬、循環改善薬を組み合わせて処方しておけばいい」といわれた時代もあったが、近年、病態に応じた適切な治療選択の重要性がうたわれている。… 2014/10/06 耳鼻咽喉科
腹痛に効く漢方(1) 腹痛の考え方と漢方処方 腹痛は、五臓六腑の脾胃や肝(かん)の機能失調と深い関係にあります。漢方では、それらの臓腑の機能を調えて体質改善を進め、腹痛の根本的な改善を図ります。 2014/09/29 東洋医学
リポート◎夜泣き、便秘、虚弱体質… 子どもに使いやすい漢方薬はコレだ! 健診で来院した6カ月の男児。元気そのものだが、ちょっとした物音で泣き始めてしまった。甲高い泣き声をあげる我が子をあやしつつ、保護者は疲れ果てた表情をしている――。 こんな「癇の強い」子どもが来院したら、外房こどもクリニック(千葉県いすみ市)院長の黒木春郎氏は、まず身体診察や問… 2014/02/27 小児科
証と病期に合わせた処方が基本 「インフルエンザ=麻黄湯」ではない 動悸や排尿障害が生じたら服薬中止の指導も インフルエンザ患者に漢方薬を処方する医師が増えている。特に、麻黄湯はインフルエンザの症状改善に一定の効果が確認されており、保険適応上も使用に問題がないため、使用する医師が少なくないようだ。ただし、「そもそも漢方薬は、患者の証に合わせて処方すべきもの。インフルエンザなら一律、… 2013/10/23 感染症
日経ドラッグインフォメーション 書籍紹介 Dr.浅岡の本当にわかる漢方薬 西洋医学を学んだ医師や薬剤師向けに、漢方薬を日常診療にどう生かすかを解説した書。第1章で漢方薬の起源や構造などの基本事項を述べた上で、第2章で東洋医学の考え方に基づいた診断と治療、第3 章で診察の手順と薬剤との関係、第4章で主な生薬と処方を解説。第5章では主な処方群(補気剤、補血剤… 2013/08/08 東洋医学
私の処方◎大和田 潔氏(秋葉原駅クリニック) 季節の変わり目に予防薬として活用 片頭痛に効く漢方薬 症例は、月経関連片頭痛で通院中の42歳女性である。月に2、3回、発作時にナラトリプタン(商品名アマージ)を服用していたが、6月に受診した際、「今月に入り、頭が膨張した感覚が続いていて、時折、月経とは関係なく激しい頭痛に襲われるようになった」と訴えた。… 2013/07/30 精神・神経
日経メディカル 書籍紹介 精神科・心療内科に用いられる漢方薬 精神科・心療内科における漢方薬の処方例や新しい臨床研究の内容を集約した。漢方薬と西洋薬の併用による治療経験を数多く提示し、患者の経過や漢方薬処方のコツをまとめた。抑肝散の治療効果やキノコのヤマブシタケに含まれるアミセノンの脳機能改善作用など、最新の知見も紹介している。… 2013/07/12 東洋医学
不眠に効く漢方(2) 慢性的な不眠への漢方処方 はっきりとした悩みやストレスがないのに不眠が続く、あるいは不眠を繰り返す場合、体の中で五臓六腑や気血のバランスが失調しているのが不眠の原因と考えられます。漢方薬でバランスを調えて不眠体質を改善します。… 2013/05/30 医薬品
不眠に効く漢方薬(1) 不眠の考え方と漢方処方 意識が安らかに静まるはずの夜間に意識が乱されると、不眠が生じます。漢方では、不眠は主に意識をつかさどる五臓の心(しん)の機能失調により不眠が生じると捉えます。 2013/05/01 DI
日経メディカル 書籍紹介 循環器医が知っておくべき漢方薬 循環器疾患を中心に、一般的な治療に抵抗性を示す病態に対する漢方処方を紹介する書。取り上げている疾患は「高血圧」「低血圧」「めまい・ふらつき」「不整脈・動悸」「浮腫」「心不全」「虚血性心疾患」「肥満」など。ほかに「侵襲的治療による合併症対策」「様々な症状・病態に使える漢方薬」の… 2013/04/19 循環器
むくみに効く漢方(2) 慢性的なむくみ、下半身太りへの漢方処方 五臓の機能が乱れると、体内での水分の流れが停滞し、慢性的にむくみが続くようになります。下半身太りの体型になる人もいます。今回は、そのような慢性的なむくみに使う漢方処方などについて解説します。… 2013/04/19 DI
むくみに効く漢方(1) むくみの考え方と漢方処方 むくみは体内にたまった過剰な水分です。漢方でいう湿邪(しつじゃ)と深い関係にあります。アレルギーなどによる突発的なむくみもありますが、悩みの多くは慢性的なむくみです。 2013/03/25 DI
口臭に効く漢方薬(2) 慢性的な口臭への漢方処方 にんにくなどの刺激物を食べたわけではないのに、慢性的に口臭が気になる場合があります。今回は、こういう場合に使う漢方処方などについて解説します。 2013/02/27 DI
口臭に効く漢方薬(1) 口臭の考え方と漢方処方 口臭は口腔内を含め、消化器系にたまる過剰な熱が主な原因と漢方では捉えています。消化器系の機能不調やストレスの影響で口臭が強くなったり、また自分の口臭に敏感になったりする場合もあります。 2013/02/13 DI
漢方理論を学ぶための「最初の一歩」 30年近く昔、僕はプログラミングの話ばかりのコンピューターの授業に全く興味が湧きませんでした。ですが医師になり、基礎の研究室で出会ったマッキントッシュには、はまってしまいました。プログラミングは全く知らないままですが、コンピューターは今や日常生活にはなくてはならないものとなっ… 2012/04/27 東洋医学
二重盲検ランダム化比較試験でエビデンスを強固に 認知症のBPSDから広がる抑肝散の有用性 抑肝散は、認知症の周辺症状(BPSD:Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)であるせん妄、衝動性(攻撃性、興奮)、不眠を改善する治療効果で、老年精神医学の専門家などから注目されている漢方薬だ。島根大学医学部精神医学講座教授の堀口淳氏は、抗精神病薬による治療に抵抗性を… 2012/02/24 東洋医学
インフルエンザ治療のための麻黄湯の使い方 インフルエンザの流行が続いています。国立感染症研究所感染症情報センターによると、昨年の10月からインフルエンザの報告数は増え続け、2月第1週には47都道府県全てがインフルエンザの流行が「警報レベル」となっているようです。迅速診断キットの普及や抗ウイルス薬の上市により、インフルエンザ… 2012/02/21 感染症
【第11回】 高価なトリプタン製剤を使う前に「呉茱萸湯」 トリプタン製剤の登場以降、片頭痛の治療は劇的に進歩しました。それまで使用されてきたエルゴタミンは有効性に疑問があったり、逆に頭痛の誘因となることもありましたが、トリプタンは切れ味がよく、症状も軽く治まります。… 2011/11/01 東洋医学