胸腔チューブ挿入のコツは「左手」にあり! 皆さん、胸腔チューブ挿入は得意ですか? 時間がかかってしまったり、患者が痛がったりして、焦ってしまったことはないでしょうか? また、想定以上に鉗子が胸腔へ刺さってしまった、チューブが胸腔以外(皮下や肺実質内や腹腔内など)に迷入してしまったなど、ヒヤッとした場面があったかもしれ… 2021/04/19 救急医療・集中治療
新型コロナワクチンのアナフィラキシーの治療法は? ようやく新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンが医療従事者に届き始め、高齢者向けの接種も始まります。アナフィラキシー対策を主眼に、接種会場に準備すべき薬剤や物品の検討など、着々と準備を進めているところだと思います。僕が所属する地域の医師会メンバーからは、「アナフィラキシー… 2021/04/15 感染症
国際医療福祉大学成田病院症例カンファレンス 食思不振を伴う高齢者の背部痛、Ca高値なら? 菱沼 70歳代男性で、主訴は背部痛です。痛みは、胸椎から腰椎に及び、特に背骨付近が強く痛むとのことです。既往歴は痔。10年前に禁煙し、それ以前は1日40~60本を35年間、吸っていました。飲酒歴はありません。職業は警備員ですが、現在は休職中です。サプリメントや漢方薬を含めて、定期服薬なし… 2021/04/09 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
2回目のコロナワクチン、救急医は酔っ払ったか? 先日、2回目の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンの接種を終えました。3月18日のコラムで、米ファイザーが独ビオンテックと共同開発したワクチンの1回目を接種したところ、酒に酔っぱらったという話をしました。… 2021/04/08 感染症
自殺未遂の患者がやって来たときのTips 2020年、自殺者数が11年ぶりに増加 1年前の今日(4月7日)、国内でのCOVID-19の感染拡大を受け、1回目の緊急事態宣言が発令されました。発令当初、例年3~5月にピークに達する国内の自殺者数が大幅に減少したと話題になったのを覚えているでしょうか。2020年4月の自殺者数は1507人で、前年の1814人と比較すると17.0%減少し、SNSで… 2021/04/07 救急医療・集中治療
学会トピック◎第22回日本病院総合診療医学会学術総会 【動画】総合診療医のための臨床研究TIPS 第22回日本病院総合診療医学会学術総会でセッション「総合診療医のための臨床研究のTIPS by JUGLER」が開催されました。佐賀大の多胡雅毅先生が座長を務め、獨協医大の志水太郎先生、東邦大の佐々木陽典先生、千葉大の鋪野紀好先生、島根大の和足孝之先生、順天堂大の高橋宏瑞先生の5人がパネリスト… 2021/04/07 プライマリケア
日経メディクイズ●救急 61歳男性。右後頸部痛 来院当日の22時過ぎ、浴室内で座って歯磨きをしている際に、右後頸部痛を自覚。痛みは鈍痛で移動なし。20分ほど持続した後、一度は完全に消失したが、再燃したため来院。来院後に右上肢のしびれ、軽度の右上下肢麻痺、左上下肢の温痛覚障害が出現。顔面の症状はなかった。高血圧、脂質異常症の既往… 2021/04/07 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
【動画】CKDの緩和ケアを考える3つの視点 腎代替療法は最大にして最強の緩和 慢性腎臓病の緩和ケアは、現在注目されている非がん領域の緩和ケアの一部です。2020年に改定された「透析の開始と継続に関する意思決定プロセスについての提言」(以下、提言)でも緩和ケアの重要性が述べられており、注目度は高いのです。一方で、腎臓内科や透析に関わる医療者は緩和ケアになじみ… 2021/04/05 救急医療・集中治療
小児の意識レベル評価法は成人とどう違う? こんにちは。私は今まで、成人の脳神経外科領域で看護を提供してきましたが、小児の脳神経領域に興味を持ち、勉強を始めました。その後、多くの患児やその家族の力になりたいという希望がかない、念願の小児科病棟に配属されました。そこで先輩看護師たちが行っている意識レベルの確認方法は、私が… 2021/04/05 小児科
かゆいところに手が届く本が登場! 今から3年ほど前、このコラムの担当編集である増谷さんから、あるメールをもらいました。 「Cadetto(日経メディカルOnline内のCadetto.jp)で、若い先生に役立つ救急Tips的な連載を始めたいなあと思っているのですが、EM Allianceで連載を持つ、みたいなことってあり得ませんか……?」… 2021/04/01 救急医療・集中治療
鼻出血だけじゃない!耳鼻科のマイナー救急 学習目標・救急で出くわす耳鼻科疾患とその初期対応のポイントについて知る・耳鼻科の救急に関する教育ツールについて知る マイナー救急は、眼科、耳鼻科、泌尿器科、整形外科、皮膚科、形成外科などの様々な科にまたがり、致死的な疾患もまれに存在することから、苦手にしている先生は多いのでは… 2021/03/31 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
急性期医療における緩和ケアの重要性 【動画】ICU多職種連携チームの取り組み 緩和ケアと言えば、本来はがん患者へ介入するイメージが強かったが、近年は急性期の非がん患者への介入も注目されてきている。本稿では、急性期医療における緩和ケアの重要性について、自施設ICUでの多職種連携チームによる取り組みを交えて紹介する。… 2021/03/30 救急医療・集中治療
国際脳卒中会議(ISC2021) tPA投与しない血栓回収療法、優越性を示せず MR CLEAN-NO IV試験の結果 脳大血管閉塞による脳梗塞は、いかに早く血管の再開通を得るかが鍵となる。組織プラスミノーゲンアクチベーター(tPA)静注療法を行わず血栓回収療法(EVT)を始めることの有効性を検証したMR CLEAN-NO IV試験の結果が、米国心臓協会/米国脳卒中協会(AHA/ASA)が主催する国際脳卒中会議(ISC2021… 2021/03/26 循環器
東京都立松沢病院水曜朝カンファレンス 30歳代の意識障害、徐脈でも除外できない疾患は? 精神科病院に入院中の統合失調症患者が肺炎を発症して治療を受けていたが、ある日、意識を失って倒れているところを発見され、救急搬送された。 2021/03/26 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
奇跡の価値は? Walk-in CPAと人工呼吸 よく言われることではありますが、救急搬送される患者さんは、必ずしも重症ではないのが現状です。現に、救急搬送される方の半分は入院せず、救急外来から帰宅となっています(総務省消防庁「令和2年版 救急救助の現況」より)。… 2021/03/25 救急医療・集中治療
どこかで起きていてもおかしくないエラー症例 (Case No.18) 患者は糸が切れたように崩れ落ちたのです あなたが後期研修医になる前に……自験例から学ぶエラー回避へのTips 私が医師4年目に経験した症例を、一部フィクションを交えて報告します。地域の中核病院で「救急搬送は基本的に断らない」をモットーとした病院での出来事です。このころの私は、救急患者を複数見て少し自信が芽生えてきたころでした。そんなある日の救急外来での引き継ぎです。… 2021/03/24 医師のキャリア
どこかで起きていてもおかしくないエラー症例 ( Case No.17) まれな診断困難事例を遅延なく診断するには 少し長い経過ですが、下記症例の診断経過を題材にして、本稿のテーマについて述べたいと思います。 2021/03/23 救急医療・集中治療
Lancet Infectious Disease誌から COVID-19入院患者を分類し死亡率を予測する クラスター分析で3種類の表現型に分類 スペインHospital Universitario Virgen MacarenaのBelen Gutierrez-Gutierrez氏らは、様々な臨床症状を示すCOVID-19入院患者のアウトカムを予測するために、入院時に入手可能なデータに基づいていくつかの表現型グループに分類する方法を試みた結果、3つのグループに分類できたと報告した。さら… 2021/03/22 感染症
第46回日本脳卒中学会学術集会(STROKE2021) 一次脳卒中センター認定の次にすべきこと 国の基本計画と第二次5カ年計画が示すロードマップ 第46回日本脳卒中学会学術集会(STROKE2021、3月11~13日、福岡国際会議場とウェブのハイブリッド開催)で同学会理事長の宮本享氏は、脳卒中診療体制充実に向けた学会としての今後の取り組みを解説した。一次脳卒中センター(PSC)の認定に続き2020年10月には、PSCの中で学会が定めた条件を満たし… 2021/03/19 循環器
JAMA Network Open誌から COVID-19による外出制限で外傷入院患者のパターンに変化 2020年の米国ロサンゼルス郡の外傷センター入院患者を前年と比較 米国Southern California大学のCameron Ghafil氏らは、COVID-19パンデミックが外傷入院患者のトレンドに与えた影響を調べるために、カリフォルニア州ロサンゼルス郡の外傷センター15カ所に2020年初めから6月7日までの期間に入院した患者の数を前年同期と比較した。外傷のパターンには変化が見られ… 2021/03/19 感染症
救急医が新型コロナウイルスワクチンを打って起きた驚くべき現象 新型コロナウイルスへのワクチン接種が、医療従事者で本格的に始まりました。が、ワクチンの供給が少なく、岡山県ではワクチンを希望する医療従事者に対し4分の1程度の供給量にとどまっています。全国的にこうした状況が起きているのではないかと思いますが、早く行き渡ってほしいです。病院を運… 2021/03/18 感染症
感染予防のためのガウンテクニックを知りたい 救急病棟で働いている看護師です。先日、発熱と咳があり、入院加療となった患者さんがいました。新型コロナウイルスのPCR検査は陰性でした。そのため、病棟へ上がる際に、一番最初に着用していた感染予防のためのガウンを通常と同じように廃棄しました。しかし先輩看護師から、「正しくガウンを廃棄… 2021/03/15 感染症
よりぬきメディクイズ●救急◎2019年3月号掲載 65歳女性。発熱、咽頭痛、胸痛 『日経メディカル』2019年3月号に掲載された救急のクイズです。患者は65歳の女性。生来健康で、高血圧以外に特記すべき既往歴はありません。4日前から発熱と咽頭痛があり、昨日から胸痛が出現。症状が改善しなかったので、病院の… 2021/03/12 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
豆乳の飲み過ぎで膵炎になっちゃうの!? ついに公開されました! シン・エヴァンゲリオン劇場版:||。プレス機で潰されても、溶鉱炉に沈められても、何度も未来からやって来て戦う人造人間の姿は、涙なしには見られないなどというネタバレがツイッターで流れていましたが、嘘ですからだまされないでください。ぜひテレビ版や旧劇場版も踏… 2021/03/11 救急医療・集中治療
言いにくい事をサラッと言う裏技 外来診察にせよ、回診の時の会話にせよ、患者さんとお話していて、ちょっと聞きにくかったり言いにくかったりすることってありますよね? 例えば、女性に必ず聞いておきたい妊娠に関する情報。「に……妊娠の、か、可能性はあります……か?(ゴクリ)」などとやると、かえって怪しくなるので、さ… 2021/03/04 救急医療・集中治療
日経メディクイズ●救急 69歳女性。麻痺のない意識障害 特記すべき既往のない69歳の主婦。夫と2人暮らし。内服薬、アレルギー歴、飲酒・喫煙歴いずれもなし。来院当日は朝から食事量が少なかった。夕方はベッドで横になっていたが、呼び掛けに返事はあった。夜10時頃に夫が様子を見に行くと、ベッド上で動けなくなっていた。呼び掛けてもうなり声のような… 2021/03/03 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
救クリの医学生と医学部入試について語り合う 中途半端な緊急事態宣言でしたが、徐々に新型コロナウイルスのPCR検査陽性者が減少してきていますので、これでも一定の効果はあったのかもしれません。 しかし、この第3波の真っただ中で大学入試に臨んだ受験生は本当に大変だったのではないでしょうか。 救クリでは数年前から医学生の篠崎君が… 2021/03/03 救急医療・集中治療
救急医・緩和ケア医に知ってほしい 透析の始め方・終わり方エッセンス<始め方編> 飯塚病院(福岡県)の連携医療・緩和ケア科が2018年3月から展開している「救急×緩和ケアセミナー」のエッセンスをお届けします。今回は、東京ベイ・浦安市川医療センター腎臓・内分泌・糖尿病内科の坂井正弘氏にご登壇願いました。テーマは「透析の始め方・終わり方エッセンス」です。まず、始め方… 2021/03/02 救急医療・集中治療
どこかで起きていてもおかしくないエラー症例(Case No.16) 混み合った救急外来に「めまい」の患者が 今回は、救急外来でよく診る「めまい」のケースを取り上げます。 2021/02/19 救急医療・集中治療
国際医療福祉大学成田病院症例カンファレンス 若年女性の背部痛、「夜に痛い」のひもとき方 30歳代女性が、3日前から続く背部痛を主訴に外来を受診した。 2021/02/19 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
国際医療福祉大学成田病院外傷カンファレンス 外傷患者で要注意な○○症候群はこう評価する 井桁 外傷患者に関して情報をやり取りする際はMISTを用います。Mechanism(受傷機転)、Injury(損傷部位)、vital Sign(バイタルサイン)、Treatment(行った処置)の4つです。MISTについて情報提供をお願いします。渋谷 救急隊からの情報によると、受傷機転は、脚立から転落した際、左脚を挟ま… 2021/02/19 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
レッドマンとブルーマン 「レッドマン症候群」という病態があります。これはバンコマイシンを投与した時に、バンコマイシンのヒスタミン遊離作用から、アレルギー様の反応が起こり、体が赤くなってしまう様を表したものです。バンコマイシンによるアレルギーやアナフィラキシーも、もちろん起こり得るのですが、アレルギ… 2021/02/18 救急医療・集中治療
湘南鎌倉総合病院 ER総合内科合同カンファレンス 【動画】意識障害で見落としてはいけない疾患は? 2018年11月2日に行われた湘南鎌倉総合病院の院内合同カンファレンスの様子をノーカットでお届けします。※一部音声が聞き取り難い箇所がありますことをお詫び申し上げます。 2021/02/12 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
アナル綿棒をコロナの退院基準に使う? 中国で、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査検体を直腸から採取する動きがあるという報道を見ました。 日本では一般的に、PCR検査の実施時、鼻咽頭にスワブ(綿棒)を差し込んで検体採取するか、唾液検体を採取します。しかし新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後のPCR検査では、… 2021/02/11 救急医療・集中治療
頭を打った小児、頭部C T 撮影は必要? 学習目標・小児の軽症頭部外傷におけるリスク評価の方法を知る・患者のリスクに応じて頭部CT撮影の要否を判断できるようになる 今回の症例のように、加わった外力もさほど大きくなく全身状態もよい頭部外傷患者の診察では、頭部CTを撮影するかどうか悩むことがあります。このような場合、どのよう… 2021/02/08 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
循環器系11学会と日本医師会が緊急声明を発出 COVID-19まん延で循環器救急医療が崩壊の危機 日本医師会と日本循環器連合は2月5日、「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言下の心血管病診療に関する緊急声明」を発出した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延によって我が国における心血管病の診療体制がひっ迫し、緊急治療を要する急性心筋梗塞や急性心不全、大動脈疾患などへ… 2021/02/08 循環器
国際医療福祉大学成田病院感染症カンファレンス 土間で発見された敗血症の高齢男性、原因は? 渡邉 70歳代男性で、主訴は発熱と意識障害です。救急隊接触時の意識レベルはJCS(Japan Coma Scale)II-30で、シバリングを認めました。志賀 ここまでで鑑別疾患として何が考えられますか。研修医A 肺炎。志賀 いいですね。他は?研修医B 横紋筋融解症。志賀 なるほど。他はどうでしょう。研… 2021/02/05 感染症 医師限定コンテンツ
COVID-19ワクチンは安全! でもアナフィラキシー対応は万全に 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者数はなかなか落ち着かず、政府は緊急事態宣言の延長を宣言し、悲しい気持ちになっています。どうなったら緊急事態宣言が発出され、どうなったら解除されるのかという明確な基準がしっかり共有されなかったのは、残念です。… 2021/02/04 救急医療・集中治療
日経メディクイズ●救急 80歳代男性。浮遊感、呼吸困難 来院前日から浮遊感が出現。経過を見ていたが翌日になっても改善せず、呼吸困難も生じてきたため、救急外来を受診した。高血圧症、慢性心不全、慢性腎不全の既往がある。家族歴は特になし。喫煙歴、飲酒習慣はない。受診時は意識清明。バイタルサインは、血圧143/81mmHg(有意な左右差なし)、心拍… 2021/02/03 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
救急医療の“壊滅”を目の前にして思うこと 令和3年が始まり早くも1カ月が過ぎましたが、いかがお過ごしでしょうか。早いものでこの連載が開始してから丸7年が経とうとしています。打ち切りにならずに済んでいるのは、ひとえに読者の皆さんのおかげです。これからもここ川越救急クリニックの日常をお届けできればと思っていますので、よろし… 2021/02/03 救急医療・集中治療
嘔吐後の吐血だからマロリーワイス! でも嘔吐の原因は…? マロリーワイス症候群という病気があります。嘔吐による嘔吐物の移動や、過度の食道の収縮による機械的刺激で、下部食道に裂傷が生じるものです。出血するので、何度も繰り返し嘔吐をしたのちに吐血したという病歴であれば、この疾患を疑うことになります。… 2021/01/28 消化器
インタビュー◎新型コロナ+自然災害への備えを支援 救急医療の最前線を支援すべく合計約50億円を支給 日本財団専務理事の前田晃氏に聞く 日本財団は、コロナ禍で危機的状況にある救急医療を支援すべく、2020年に約50億円の支援を実施した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下の災害に備えることも目的とする。今後は、人材育成も支援したい考えだ。日本財団による救急医療の支援状況を専務理事の前田晃氏に聞いた。… 2021/01/27 救急医療・集中治療
急性アルコール中毒は救急医療逼迫のハイリスク? 今年は、成人式を中止、延期する自治体が多かったです。黙って式典に参加するだけなら感染リスクは低いでしょうが、せっかく集まったら夜に宴会を催したくなる人が多いでしょう。急性アルコール中毒の新成人が毎年何人も搬送されてきますし、帰省+飲み会ということで、今のご時世では感染を広げ… 2021/01/21 救急医療・集中治療
NEWS◎通常の救急医療は危機的状況、最も有効な打開策は新規感染者数の削減 「搬送先が見つからない」東京都内で悲鳴続出 「新型コロナ疑い患者の搬送先が決まるまで10時間もかかり、その間、救急車はその場に釘付けの状態が続いた」「救急患者の応需先が決まるまで50件断られた」「ようやく応需先が決まったものの、23区から遠く離れた多摩地域の医療機関だった」──。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の… 2021/01/20 感染症
日経メディクイズ●救急 67歳男性。発熱、呼吸困難 4日前に体動時の呼吸困難と微熱を認め、翌日に近医を受診した。胸部X線検査で異常所見は認めず、気管支炎の診断で対症療法を受けた。その後も発熱が持続し、呼吸困難も増悪したため、当院を受診した。 2021/01/19 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
名古屋第二赤十字病院症例カンファレンス 中年女性、発熱と歩行で強まる腹痛といえば? 1週間ほど前から38℃台の発熱と節々の痛み、心窩部痛を自覚。悪寒戦慄も生じたため近医を受診し、セフトリアキソンやステロイドによる治療を受けたが、軽快せず、食欲もないため、名古屋第二赤十字病院の救急外来をウオークインで受診した。… 2021/01/15 プライマリケア 医師限定コンテンツ
ミッション! 救命救急センターの病床を空けよ!! ついに関東で緊急事態宣言が発出されました。関西など他の地区でも感染者が増加して病床数を超える患者数となっており、追加の緊急事態宣言も発出されました。岡山県も新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者は急激に増えており、対策に難渋しているところです。世間からは、「コロナが流行し… 2021/01/14 救急医療・集中治療
ゲームで学校の成績は下がる? 外傷の診療成績は上がる!? みなさま、あけましておめでとうございます。年末年始、いかがお過ごしだったでしょうか? 毎日働いていたという人も、しっかり休みを取ったという人もいたと思いますが、一様に昨年通りとはいかなかったのではないかと思います。僕も仕事をして、合間に墓参りして、あとは自宅に引きこもっていま… 2021/01/07 救急医療・集中治療
子どもと信頼関係を築くには? 小児診察のコツ 学習目標・実際に診察を行う前に、子どもと信頼関係を築くコツを習得する 救急外来を受診する子どもたちはほとんどが軽症です。特に、近隣の小児科クリニックの診療時間が終了した夜間以降は軽症の患者が増えると思います。 子どもにとって診察を受けることはとてもストレスです。まだ両親や親戚… 2021/01/06 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
2020年一番読まれた薬師寺コラムは? みなさま、今年も本コラムを読んでくれてありがとうございます。本日を持ちまして、2020年が終了します。今日は、自分の生まれた西暦と年齢を足すと、世界中の人が皆2020になる奇跡の日付らしいです。クリスマスに同様のネタ※注1がTwitterで流れており、12月28日生まれの僕の息子は別世界の存在… 2020/12/31 救急医療・集中治療
ER医が学んだ「緩和ケアは全ての人のために」 救急診療に従事する医療者は、目の前の患者の診療の質を高めるために、緩和ケア的アプローチを学ぶ必要がある──。この仮説のもとで、亀田総合病院救命救急科に所属する医師が、疼痛・緩和ケア科をローテートして学んだことをお伝えしたいと思います。… 2020/12/28 救急医療・集中治療
「喉の違和感」から心血管疾患を疑った理由 異常なことが起こり続けた2020年も終わりに近づいてきました。 案の定と言うか、想定内とも言えるかもしれませんが、新型コロナウイルスがまたも猛威を振るってきました。各地の医療機関の中でもスタッフや患者さんへの感染が起こっているようで、第3波の歯止めは効かない状況に思えます。Go Toキ… 2020/12/25 救急医療・集中治療
クリスマスを安全に過ごそう 今年もBMJがクリスマス特集をやってくれています。例年通りばかばかしい論文(褒め言葉)が並ぶ中、本題であるクリスマスについての話題もありました。 2020/12/24 救急医療・集中治療
国際医療福祉大学成田病院症例カンファレンス 40歳代男性の両下肢脱力、軟便を伴うなら? 菱沼 40歳代男性で、主訴は両下肢の脱力です。軟便が続き、1日3回程度の排便があります。既往歴は中学生のときの外傷による脾臓出血。喫煙、飲酒、定期服薬はなく、職業はトラックドライバー(配送業)です。糖質を多く含む食品の多食およびアルコール多飲はありません。志賀 ここまでで鑑別疾患… 2020/12/22 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
日経メディクイズ●救急 47歳男性。動けない 10年前に胃癌のため胃全摘術後、再発のない患者。焼酎5Lを1週間で消費する大酒家。仕事は専業農家。通院中の診療所で、軽度の大球性貧血に対してビタミンB12製剤、葉酸製剤の定期処方を受けている。その他に指摘されている疾患や内服薬なし。食事は1日1食、夕に摂取しているとのことだが、独居であ… 2020/12/19 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
東京都立松沢病院水曜朝カンファレンス 70歳代女性の持続する発熱、血培陰性なら? 入院中の患者に3 週間ほど前から左腸骨部に黒色壊死を伴う褥瘡が発生した。2週間前からは発熱も続き、褥瘡治療を行ったが改善しなかったことから、精査加療のため当院に転院してきた。 2020/12/18 プライマリケア 医師限定コンテンツ
今年は特に要注意!? お風呂からの搬送 近年、入浴関連死に関する啓発が積極的にされるようになりました。入浴中に死に至るケースは、年間1万9000人ほどあると推計されています。入浴関連死は高齢者で圧倒的に多く、自宅で発生し、冬季に多発します。これからの季節、注意の必要な病態になります。… 2020/12/17 救急医療・集中治療
JAMA Network Open誌から 高齢のCOVID-19患者にせん妄が起こる頻度は? 米国のコホート研究で救急受診した65歳以上のCOVID-19患者の28%にせん妄 米国Massachusetts総合病院のMaura Kennedy氏らは、米国の7施設の救急部門を受診した65歳以上のCOVID-19患者817人の医療記録を分析して、受診時点でせん妄を起こしていた患者の頻度は28%だったと報告した。高齢者のせん妄は転帰不良に関係する上、発熱や息切れがないCOVID-19患者にも起こってい… 2020/12/11 感染症
真冬到来に備える 新型コロナ診療もグランピングの時代に ふと気付けば、12月。だいぶ寒くなってきましたが、皆さん、お元気でしょうか。以前のコラム(関連記事:場所も人も装備も足りない!で考えた最適解の話)で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)疑いの発熱患者を診療する「テント診療エリア」を設け、地域の診療所から紹介された軽症患者を受… 2020/12/11 感染症
JAMA Network Open誌から DKA患者への輸液は生理食塩水より調整晶質液 2件のクラスターランダム化試験からDKA患者のサブグループ解析 米国Vanderbilt大学医療センターのWesley H. Self氏らは、救急受診患者(SALT-ED試験)とICU入院患者(SMART試験)を対象に、生理食塩水の輸液と調整晶質液の輸液の治療成績を比較した2件のクラスターランダム化試験のサブグループ解析を行い、糖尿病ケトアシドーシス(DKA)患者に対する急性期の… 2020/12/09 代謝・内分泌
メジャーだけど対応が意外と難しい…骨折を疑ったら? 学習目標・骨折の評価に必要な問診項目と診察の注意点を知る・骨折が否定できない場合の救急外来での対応を知る 救急外来を受診する患者の10~20%が整形外科的疾患であるとされています。救急医療に携わる上で、整形外科医でなくとも骨折を疑う患者に出会うことは多いでしょう。しかし、単純X線検… 2020/12/01 骨・関節・筋 医師・医学生限定コンテンツ
膀胱が破裂するぅ! 破裂したらどうする? 11月18~20日まで、岐阜で第48回日本救急医学会総会・学術集会がありました。僕はスーツにメガネ、マスクという、お前誰やねん状態で会場に赴きました。知り合いに会ったときは大声で呼びかけるのを控え、手を大きく振ってアピールしたのですが、案の定、会う人会う人に「誰かと思った」と半ば引… 2020/11/26 感染症
いよいよ第3波! どうする研修医教育? ある程度覚悟はしていましたが、とうとう、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第3波が全国各地に押し寄せています。熱中症シーズンを乗り切ったのも束の間、インフルエンザや感冒の流行はこれからというのに、既に爆発的な増加です。超長期戦の真っただ中、医療現場だけでなく社会全体に、慢… 2020/11/24 感染症
JAMA誌から チカグレロルはクロピドグレルより優れるか? 2011~19年の米国と韓国のPCI患者に対する診療データの解析 韓国亜洲大学校のSeng Chan You氏らは、急性冠症候群(ACS)で経皮的冠動脈インターベンション(PCI)を受けた米国と韓国の患者を対象に、アスピリンと併用してチカグレロルまたはクロピドグレルを投与された場合の12カ月間の純臨床有害事象(NACE)の発生率を比較する後ろ向き観察研究を行い、NA… 2020/11/19 循環器
「自殺増だし感染対策をやめて経済を回そう」は暴論 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の第3波が到来した模様です。まん延を防ぐべく、様々な自粛が呼びかけられる一方、「これ以上の自粛は生活が成り立たない」ということで、経済を回しながら感染は広げないようにするという線引きを探る状況が続いています。… 2020/11/19 救急医療・集中治療
日経メディクイズ●救急 20歳代女性。心窩部痛 特に既往のない20歳代女性。前日からの強い腹痛を自覚し救急外来を受診した。鋭利な痛みを心窩部に認め、痛みの程度は10段階評価で10と最強であった。吐き気を伴い、放散や寛解増悪因子ははっきりしなかった。発症の数時間前にさば寿司を食べたとのこと。飲酒歴や喫煙歴はなし。内服歴はなし。… 2020/11/13 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
学会トピック◎欧州脳卒中学会/世界脳卒中機関会議(ESO-WSO 2020) ドリップシップとマザーシップで成績に差なし 2つの脳卒中救急搬送システムを比較したRACECAT試験の結果 急性期脳梗塞患者をまず最寄りの一次脳卒中センター(PSC)に収容して組織プラスミノーゲンアクチベーター(tPA)投与を含めた初期治療を行い、適応があれば包括的脳卒中センター(CSC)に搬送し血栓回収療法を行うドリップシップ法と、多少遠くても最初から血栓回収療法まで行える施設に搬送する… 2020/11/12 循環器
「息苦しさ・喉の違和感」に隠れた意外な疾患 11月も半ばとなり、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。コロナ禍により例年とは違った秋を過ごされているとは思いますが、救クリも来るべき冬、今までとは違う冬に対応すべく、日々備えています。 インフルエンザワクチンが足りなくなるのではという懸念の声を耳にする一方、社会全体の意… 2020/11/12 救急医療・集中治療
コロナ再燃と救急と高齢者施設と 北海道で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者数がまた増えはじめ、社会活動の自粛が本格的に求められるようになってきました。そんな中、僕が居住する岡山県総社市では先月、市内初となるCOVID-19患者が発生しました。しかも、高齢者施設のクラスター感染でした。… 2020/11/12 感染症
ERで働く病院薬剤師の活動を紹介します 倉敷中央病院では、2019年7月より薬剤師が救急センター(ER)に常駐して業務を行っています。今までもERの中にある「救急薬局」において、徒歩や自家用車などで自力で来院する、いわゆるウォークインの患者に対して処方薬を調剤して交付することは行っていたのですが、それとは別に、患者の治療を行… 2020/11/10 救急医療・集中治療
救急医が緩和ケアを学んで気づいたこと 筆者は医師9年目になって、2019年2~3月の2カ月間、福岡県の飯塚病院緩和ケア連携医療・緩和ケア科で学ばせていただいた。今回、筆者がなぜ緩和ケアを学ぼうと思ったのか、また実際に学んだことは何か、そして現在、行っている取り組みに関して記載させていただく。… 2020/11/05 救急医療・集中治療
植物性自然毒を疑うポイント ニラ玉、みそ炒め…有毒植物が混入? 学習目標・中毒を起こす植物があることを知る。・食用と間違えやすい植物とそのパターンを知る。 「山道に生えていたキノコを食べた」というキノコ中毒症例を10月に取り上げました。キノコ毒は自然毒(動植物が体内に持つ毒成分)の代表ですが、キノコの他にも毒を持つ植物は数多くあります(ちな… 2020/11/02 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
腹痛の原因は携帯電話!? 腹痛患者さんの診察は難しいです。腹痛といえば消化管系の疾患が思い浮かびますが、消化管系以外の疾患が原因となっていることも往々にしてありますし、思いも寄らない原因が隠れていることがあります。… 2020/10/29 救急医療・集中治療
事件はパンツの中だけで起きてるんじゃない! 昔々あるところに、地方病院で救急診療を行う医師がおったそうな。ある日、その医師が診療をしていると、若い女性が咽頭痛ということで訪れました。 2020/10/22 救急医療・集中治療
名古屋第二赤十字病院症例カンファレンス トイレで動けない60歳代男性、診断の進め方 以前から自覚していた倦怠感が、2日前に増悪した。2日前まで食事や服薬はできたが、前日から食事が取れず、トイレの中で動けなくなった。半日以上たってから妻に発見され、救急車で名古屋第二赤十字病院の救急外来に搬送された。… 2020/10/16 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
救急車に拾われて……Go To Genba! Go ToトラベルやGo To Eatキャンペーンが世間の経済活動を後押ししております。医療従事者は引き続き“Don’t Go To”的な空気も何となく感じているのですが、今回はあえて救急医のGo Toを紹介しようと思います。残念ながら「某貴族的階級の鳥みたいな焼鳥屋」を利用したファビュラスな錬金術につ… 2020/10/15 救急医療・集中治療
日経メディクイズ●救急 22歳女性。心窩部痛 看護師1年目の22歳女性。既往歴なし。腹部手術歴なし。常用薬なし。アレルギー歴なし。喫煙なし、機会飲酒。高校生の頃から、食事中や食後に上腹部の差し込むような痛みを自覚していたが、ストレスが原因の胃炎だと考えていた。来院前日、朝食摂取中にこれまでと同様の心窩部痛を自覚した。食後30分… 2020/10/15 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
「コンビニ受診だ!」と憤慨する前にすべきこと 今夜の中原病院の当直は、地域医療研修中の八木研修医と二宮指導医です。八木研修医は、自身が所属する若葉中央病院(360床の基幹病院)とのシステムの違いに戸惑いながらも順調に業務をこなし、患者2人の入院対応を終えたばかりです。二宮指導医による教育の現場を見てみましょう。 八木研修医… 2020/10/12 医師・患者関係
腎臓内科Q&Aシリーズ《3》 脱水で1週間続く高Na血症をどう補正する? <リハビリテーション科医>◆高ナトリウム血症の対応について お世話になります。外勤当直中に遭遇した著明な高ナトリウム血症の対応についてご相談させてください。症例:81歳男性、既往にCKD(ベースCre1.3)、MDS疑いあり汎血球減少あり(Hb9-10、Plt10万前後)。4月24日ごろから意識変容あり… 2020/10/09 腎・泌尿器 医師限定コンテンツ
ストレッチャー+ウイングボード=胸骨圧迫の質向上! 以前、ストレッチャーで移動中の胸骨圧迫は、ストレッチャーの横を歩きながら胸骨圧迫するより、上で馬乗りになった方が安定して胸骨圧迫できるという文献を紹介しました。 そのとき、「ストレッチャー脇にステップを取り付けて、そこに乗って胸骨圧迫すれば、馬乗りにならなくても有効な胸骨圧… 2020/10/08 救急医療・集中治療
「毒キノコを食べた!」キノコ中毒に出合ったら? 行楽の秋!ですね。行楽先で、急病やけがに遭遇する機会が増える時期かもしれません。というわけで……今回は毒キノコ(キノコ中毒)を取り上げます。 2020/10/01 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
治療方針は誰が決める? 救急現場の意思決定 救急隊からの電話を受けたのは八木研修医です。このような患者に対して、救急現場ではどのように寄り添うことができるのでしょうか? 百瀬指導医と八木研修医の対応を見ていきましょう。八木研修医:百瀬先生、特養入所中の85歳男性が発熱と酸素飽和度低下で救急搬送されます。10分程度で到着する… 2020/09/28 救急医療・集中治療
エアロゾルボックスは感染防御に逆効果!? 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、気道に関連する手技(鼻咽頭の抗原検査検体採取や吸痰など)の際に、ウイルスを含むエアロゾルが排出される可能性が指摘されております。ここから感染を起こすのではないかということで、各医療機関は警戒を続けている状況かと思われます。救急におい… 2020/09/24 感染症
日経メディクイズ●救急 54歳男性。発熱、意識障害 季節は冬。受診3日前から38℃台の発熱と腰痛が出現した。受診2日前から全身痛のため動けなくなり、失禁するようになった。受診前日、近医で受けたインフルエンザ迅速抗原検査は陰性で、そこではクラリスロマイシンが処方された。その後も症状が改善せず、異常言動と悪寒戦慄を認めたため救急要請。… 2020/09/21 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
湘南鎌倉総合病院 ER総合内科合同カンファレンス 【動画】意識障害の鑑別に難渋した要介護5の83歳女性 83歳女性。意識障害要介護5、寝たきり、全介助、脳梗塞の後遺症で左片麻痺がある。しゃべりかけても「はい」とは言えるが、名前などは言えない。来院1時間前に嘔吐が出現、その後チアノーゼがあって、意識レベルが低下しているのではないかということで施設看護師によって救急要請された。湘南鎌倉… 2020/09/18 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
ドクヘリの中でも安全に気管挿管できる!? 「ドクターヘリ(ドクヘリ)」と聞くと、今をときめく(大変なことになってしまった)某アイドルが出演していた、スタットコールみたいな題名のドラマを思い浮かべるでしょうか。実は、僕はあのドラマを真剣に見たことがないのですが、おそらく現場で開頭したり開胸したり気管挿管したり静脈路を… 2020/09/17 救急医療・集中治療
コロナと熱中症の二重苦に疲弊する救急現場 遅い梅雨明けの途端に異常な暑さが始まった8月。その8月の終わりに、安倍晋三首相が辞任するというニュースが飛び込んできました。私個人としては、安倍首相はコロナ禍の中、立派に職務に当たっていたと感じましたが、同時に、様々な方面からの批判も絶えませんでしたね。では他の誰かが務めたと… 2020/09/15 感染症
国際医療福祉大学成田病院症例カンファレンス 女性の下腹痛、鑑別診断は4分類ごとに進める 3日前の月経開始時より右側から下腹部にかけて腹痛が突然起こり、その後、改善が見られないため救急要請。痛みの部位が変化したようで、診察時には左側腹部痛を訴えた。月経の出血量は通常と変わらない。… 2020/09/11 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
「サイレンを鳴らさないで」なんて言わないで! 9月9日は救急の日です。というわけで、救急車の話をします。最近、救急車のサイレンが不人気だという記事を読みました。 2020/09/10 救急医療・集中治療
次々来院する発熱患者…熱中症?それとも… ~やっぱり多かった熱中症患者で新型コロナ疑いを晴らすには~ 9月になり少し落ち着いてきましたが、今年は熱中症患者が多いですね。肌寒くて長い梅雨が明けた途端、35℃越えの猛暑が始まり、身体の準備ができていないケース、いわゆる暑熱順応不足が多いのでしょう。 さらにコロナ騒ぎに意識がもっていかれ、熱中症対策が例年に比べおろそかになっているのも… 2020/09/07 感染症
災害時のトリアージを知っておこう 救急外来で当直中、勤務する病院近くの幹線道路で、バスを巻き込む多重事故が発生し、負傷者が30人ほど発生していると消防から連絡が入った。病院では災害対策本部を立ち上げて多くの患者を受け入れることになった。あなたはトリアージ担当として指名された。… 2020/09/04 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
救急搬送中のマスクはどうする? 先日の日本感染症学会学術集会で、救急医療における感染症のセッションに参加しました。同セッション内であった川崎医科大学附属病院の病院前救急における感染防御の発表に、考えさせられました。 2020/09/03 感染症
救急での止血にはどんな方法がある? 今まで内科病棟に3年間勤めていました。今回異動した救急外来では、交通外傷で運ばれてくる方が多く、四肢や頭部外傷の患者さんが非常に多いです。止血が不十分なこともあり、どのような止血方法があるのか知っておきたいと思いました。救急現場ではどのような止血が行われるのか、どんな種類がある… 2020/08/31 救急医療・集中治療
どうでもよくない! やかんで銅食中毒!? 大分県の高齢者福祉施設で、やかんに入れたスポーツドリンクを飲んだ77~96歳の男女13人が食中毒を起こしたという事件がありました。 2020/08/27 救急医療・集中治療
東京都立松沢病院水曜朝カンファレンス 知っておきたいBPPVへの頭位治療の落とし穴 2週間前から起き上がるときや寝転ぶときにめまいを自覚した。その後、様子を見ていたが、嘔吐が生じ、食事がとれなくなったため受診し、入院となった。 2020/08/21 ターミナルケア 医師限定コンテンツ
救急にムカつく人がやってきた とんでもない題名の様に見えたかもしれませんが、「ムカつく」という言葉は本来、吐き気を催すという意味の言葉です。「車酔いで胸がムカムカする」とか、「食べ過ぎて胸がムカついている」といった使用ですね。イライラしても胸がムカつくので、江戸時代以降にこの言葉が転じ、腹が立っている様… 2020/08/20 救急医療・集中治療