感染症科Q&Aシリーズ《5》 「アモキシシリンは飲みにくいからセファクロルで…」薬剤師の提案を受けていい? <総合診療医>小児の定型肺炎や中耳炎でのアモキシシリン投与に関して、先生方のご意見を伺いたいと思います。小児の定型肺炎や中耳炎の治療ではアモキシシリン90mg/kg/日をよく処方しています。採用薬はワイドシリン20%細粒です。先日、門前薬局の薬剤師から、以下のようなご提案をいただきまし… 2020/11/16 感染症 医師限定コンテンツ
シリーズ◎忘れられないカルテ 小学生の「鼻すすり」を契機に医療機器を開発 仙塩利府病院(宮城県宮城郡)耳科手術センター長 小林俊光氏 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2020/11/02 耳鼻咽喉科
トレンド◎中耳と上咽頭をつなぐ耳管の狭窄への新たな治療法 耳管狭窄症に対するバルーンカテ登場 今年6月、耳管狭窄部拡張用バルーンカテーテル「XprESS」(製造販売:日本ストライカー)が発売された。炎症などを契機に発症するとされる耳管狭窄症に対し、バルーンで耳管を拡張するもので、国内では初めての製品となる。9月には国内で初めて患者に使用された。… 2020/10/27 耳鼻咽喉科
NEWS◎鼓膜穿孔再生用の治療薬が世界で初めて承認 鼓膜穿孔の治療は今後、手術でなく外来で 聴力回復効果も高い 12月12日、田附興風会医学研究所北野病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の金丸眞一氏らが記者会見を行い、自ら開発し、11月に承認されたトラフェルミン製剤(商品名リティンパ)を使った鼓膜再生療法への期待を語った。… 2019/12/13 耳鼻咽喉科
小児の急性中耳炎に抗菌薬を出しますか? 3歳男児。数日前から咳嗽、鼻汁があり、昨日から発熱したため小児科外来を受診。体温は38.0℃。「耳痛はなかったが、母親から『最近よく耳を触るんです。中耳炎がないか心配です』と言われた。鼓膜を観察すると、右の鼓膜が全体的に発赤していたため右急性中耳炎と診断したが、抗菌薬を処方する必要… 2019/10/03 小児科
学会トピック◎第13回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会 小児急性中耳炎診療にある小児科と耳鼻咽喉科のギャップは? 今年の5月に5年ぶりに改訂された小児急性中耳炎診療ガイドライン。ガイドライン改訂を受け、7月11日、12日に横浜市で開催された第13回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会で、重田こども・アレルギークリニック(群馬県高崎市)小児・アレルギー科の重田誠氏はプライマリ・ケア小児科における… 2018/07/20 耳鼻咽喉科
症例に見るOMAAVを疑うためのヒント(2) 耳症状のみ、ANCA陰性でも注意深く観察を 難治性中耳炎を合併する「抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎」(AAV)では治療が遅れると、難聴や頭蓋内合併症を起こす。初期症状には中耳炎様の症状のみ、ANCA陰性の場合もしばしば見られる。ANCA陰性でもANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)を完全には除外せず注意深く観察するようにしたい。 … 2017/12/12 耳鼻咽喉科
症例に見るOMAAVを疑うためのヒント(1) 難聴のみが主訴のANCA関連血管炎性中耳炎 難治性中耳炎を合併する「抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎」(AAV)では治療が遅れると、難聴や頭蓋内合併症を起こす。初期症状として中耳炎様の症状が表れやすいことを頭に入れ、ANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)を見逃さないようにしたい。… 2017/11/28 耳鼻咽喉科
2015年に診断基準、16年には診療の手引きが登場 難治性の中耳炎ではOMAAVを疑いANCAの測定を 難治性中耳炎を合併する「抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎」(AAV)では治療が遅れると、難聴や頭蓋内合併症を起こす。2015年には日本耳科学会がANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)の診断基準を策定。この疾患の詳細が少しずつ明らかになってきている。… 2017/10/31 アレルギー・免疫
去痰薬:カルボシステインが6割の支持を集める 第2位はアンブロキソール、第3位はブロムヘキシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、去痰薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はカルボシステイン(商品名ムコダイン他)だった。医師の60.4%が同薬を挙げ、最も人気のある去痰薬であることが分かった。… 2017/03/02 呼吸器
第25回 日々の診療で子どもの鼓膜、見ていますか? 耳垢は膝枕でしっかり固定が基本 皆さんは小児科外来に訪れる子どもの耳(鼓膜)、診ていますか? 耳鏡は持っていても、子どもが耳を診られるのを嫌がったり、耳垢を取るのが難しいといった理由で耳痛の訴えのある子どもに限って診ていると答える先生方もいらっしゃると思います。しかし、小児科医の先生方には外来に来る全ての子ど… 2016/09/05 小児科
トレンド◎注目される好酸球性副鼻腔炎 喘息管理で困ったら吸入ステロイドは鼻から呼出 重症あるいはコントロール不良の喘息患者において、副鼻腔炎の評価も行い治療に役立てようという動きが活発化してきた。成人発症の喘息に高率で合併する好酸球性副鼻腔炎を治療することで、喘息を良好にコントロールできるようになるからだ。喘息治療で使用している吸入ステロイドを吸入後に鼻か… 2016/04/21 呼吸器
おっす!オラ、ペネム!!最終兵器は突然に 先日娘が中耳炎になりました。かわいそうなうちの娘……。自分で診察してあげられればいいのだけれども、家に耳鏡なんかないし、かといって救命救急センターを受診するのもなんだかなぁと思ったので、近所の耳鼻科へ。すると、抗菌薬でも飲まないか?ということで、出されたのがメイアクト。セフ… 2016/02/04 耳鼻咽喉科
第48回日本薬剤師会学術大会より 中耳炎の薬物療法にケアロードマップが有効 薬局薬剤師が時系列的に患者情報の確認や服薬指導を行うことで、服薬アドヒアランスを向上させる――。こうした取り組みを急性中耳炎患者に対して行った結果を、プリスクリプション・エルムアンドパーム(仙台市太白区)企画統括部調剤業務課課長で管理薬剤師の菅谷貴之氏が、鹿児島市で開催され… 2015/11/26 薬剤師
去痰薬:カルボシステインが一番人気 第2位はアンブロキソール、第3位はブロムヘキシン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、去痰薬のうち、最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はカルボシステイン(商品名ムコダイン他)だった。医師の56.4%がカルボシステインを挙げ、最も人気のある去痰薬であることが分かった。… 2015/07/30 呼吸器
日本耳科学会で新ガイドラインをプレリリース 小児滲出性中耳炎診療ガイドラインが明らかに 日本耳科学会、日本小児耳鼻咽喉科学会から成る小児滲出性中耳炎診療ガイドライン作成委員会委員長の伊藤真人氏(自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児耳鼻咽喉科教授)は10月17日、開催中の第24回日本耳科学会総会・学術講演会内の学会主催セミナーに登壇し、2015年1月に発行される見込みの… 2014/10/20 耳鼻咽喉科
BMJ誌から プライマリ・ケアでの抗菌薬治療失敗が増加 1991~2012年の英国における分析の結果 英国内のプライマリ・ケアで、上気道感染症、下気道感染症、皮膚軟部組織感染症、急性中耳炎という4大感染症に対して第一選択薬として単剤処方した抗菌薬の治療失敗率は1991年に13.9%だったものが、2012年には15.4%に上昇していたことが臨床診療データの解析結果として示された。英国Cochrane I… 2014/10/17 感染症
NEJM誌から 小児の急性耳漏には経口抗菌薬より点耳薬 中耳換気用チューブ留置中の患者に対するRCTの結果 中耳換気用チューブが留置されている小児の急性耳漏の管理において、経口抗菌薬と抗菌薬・グルココルチコイド配合点耳薬の有効性と安全性を比較したランダム化比較試験(RCT)の結果、点耳薬の優越性が示された。オランダUtrecht大Julius Center for Health Sciences and Primary CareのThijs M.A… 2014/03/07 耳鼻咽喉科
私の処方◎中川千尋氏(横浜栄共済病院) 着陸2時間前に内服、降下時には血管収縮薬を点鼻 飛行機内での耳痛に抗ヒスタミン薬 症例は、アレルギー性鼻炎で通院中の50歳代女性。娘の海外挙式のため渡航の予定があるのだが、飛行機に乗ると毎回耳が痛くなり、着陸してからも痛みが持続し、つらいので何とかならないかと相談された。… 2013/12/13 DI
トレンドビュー◎鼓膜所見、ちゃんと取れていますか 耳痛がなくても中耳炎を疑え 反復性や遷延性の鑑別に注意 耳痛症状を訴えていなくても急性中耳炎を生じている患児はいる。「耳痛を訴えたときにだけ中耳炎を疑っていては、多くの急性中耳炎を見逃す可能性がある。小児科医もルーチンに耳を診て、急性中耳炎かどうかを判断できるようにすべき」と話すのは、つちだ小児科(福井県坂井市)院長の土田晋也氏… 2013/11/08 小児科
日経メディカル2012年12月号「特集 今冬の感染症はここを押さえろ!」転載 Vol.5 【RSウイルス感染症】まずは分泌物を除去 急性中耳炎の合併にも注意 多くの乳幼児が下気道症状を呈し、一部が細気管支炎や肺炎に至るRSウイルス(RSV)感染症。診療時は、下気道症状の見極めや呼吸器症状以外の合併症にも気を付けたい。慢性呼吸器疾患を持つ高齢者にとっても、インフルエンザに次ぐ危ない感染症だ。… 2012/12/17 感染症
NEJM誌から 乳幼児の急性中耳炎にアモキシシリン-クラブラン酸は有効 2件の無作為化試験の結果 低年齢の小児の急性中耳炎患者において、注意深い観察と抗菌薬投与のどちらがより安全で有効なのか。この疑問に基づいて、厳格な基準で診断された2歳未満または3歳未満の急性中耳炎の小児を、急性中耳炎に最も有効とみなされているアモキシシリン-クラブラン酸または偽薬に割り付けて有効性と安全… 2011/02/02 耳鼻咽喉科
日経メディカル2010年12月号「トレンドビュー」(転載) 長引く中耳炎の背後にGERD 成人ではPPI投与による改善例も 滲出性中耳炎に胃食道逆流症(GERD)の併発が多いことが分かってきた。プロトンポンプ阻害薬(PPI)で中耳炎症状が改善した例も報告されており、中耳への胃酸逆流が治癒を妨げている可能性がある。 2010/12/14 耳鼻咽喉科
JAMA誌から 過去10年で小児急性中耳炎の肺炎球菌分離が減少 抗菌薬の効果は中程度、135件の研究の最新レビュー結果(2010.12.8訂正) 小児の急性中耳炎において、7価肺炎球菌ワクチンPCV7の導入後に原因菌の割合が変化したこと、抗菌薬は偽薬よりは有効だが臨床効果は中等度であることなどが、最新の系統的レビューで明らかになった。米California大学Los Angeles校のTumaini R. Coker氏らが、JAMA誌2010年11月17日号に報告した。… 2010/12/08 感染症
日経メディカル2010年3月号「トレンドビュー」(転載) 難聴を招く好酸球性中耳炎 喘息患者に高率に合併、高粘度の滲出液が特徴 好酸球性中耳炎は進行が速く、難聴のリスクも高い。成人発症の喘息患者の約1割に見られ、粘度の高いにかわ状の滲出液が特徴だ。2月には初の診断基準が発表された。早期の拾い上げが望まれる。 2010/03/16 アレルギー・免疫
日経メディカル2010年2月号「トレンドビュー」(転載) 世界初の経口カルバペネム 対象患児を絞った適正利用を 経口投与可能なカルバペネムが昨夏発売された。特に耳鼻科領域では待望の抗菌薬だが乱用で耐性菌が広がる恐れもある。1月発売の小児用ニューキノロンとともに対象者を絞った適正利用が重要だ。 2010/02/15 感染症
BMJ誌から ステロイド点鼻薬に滲出性中耳炎の治癒促進効果なし 英国で217人を対象に行われた二重盲検試験の結果 非炎症性の滲出性中耳炎の小児患者に適応外使用されることがあるステロイド点鼻スプレーは、中耳炎の治癒を促進しないことが明らかになった。英Southampton大学のIan Williamson氏らが、二重盲検の無作為化試験の結果をBMJ誌電子版に2009年12月16日に報告した。… 2010/01/07 耳鼻咽喉科
血清型19Aが新たな侵襲性肺炎病原菌になる? 急性中耳炎の適応があるすべての抗菌薬に耐性示す 肺炎球菌7価ワクチン(PCV7)接種を受けた小児の急性中耳炎の病原菌を分析したところ、PCV7に含まれない菌株が分離される頻度が上昇しており、さらにその中には、急性中耳炎への適応が認められている抗菌薬のすべてに対し、耐性を示す菌も存在することが明らかになった。米国Rochester大学のMicha… 2007/11/08 耳鼻咽喉科
【ネットで議論「侮るなかれ中耳炎」指名発言Vol.2】 ほとんどすべての患児で鼓膜を診てます ― 小児科と耳鼻科咽喉科の連携を密にするために ― ネットで議論「侮るなかれ中耳炎」は、いかがでしたでしょうか。前回に続き、当初より予定していました「指定発言」をお届けします。山口県宇部市で金子小児科を開業している金子淳子先生に、中耳炎診療の現場を語っていただきました。… 2007/09/09 小児科
【ネットで議論「侮るなかれ中耳炎」指名発言Vol.1】 耳鼻科医と小児科医のタイアップを ― 小児科と耳鼻科咽喉科の連携を密にするために ― ネットで議論「侮るなかれ中耳炎」は、いかがでしたでしょうか。「小児科と耳鼻咽喉科の連携があってこその中耳炎診療」を前提に、和歌山県立医大耳鼻咽喉科教授の山中昇先生に、中耳炎診療の現状と今後の課題についてお話いただきました。今回は、当初より予定していました「指定発言」をお届け… 2007/09/08 小児科
「小児急性中耳炎診療ガイドラインに関する調査」実施中 日経メディカル オンライン夏休み特別企画の一つ「ネットで議論・侮るなかれ中耳炎」では、「小児急性中耳炎診療ガイドラインに関する調査」を実施中です。小児急性中耳炎診療ガイドラインの認知度、日常診療での利用頻度、ガイドラインによって診療に変化があったかどうかなどを明らかにするもの… 2007/08/27 耳鼻咽喉科
【ネットで議論「侮るなかれ中耳炎」Vol.5】 ワクチン導入で医療費の削減を狙う ― 小児科と耳鼻科咽喉科の連携を密にするために ― 「たかが中耳炎、されど中耳炎」。和歌山県立医大耳鼻咽喉科教授の山中昇氏が講演のたびに口にするフレーズです。「子供の発熱を診たら中耳炎を疑うべき」と訴える山中先生の目に、子供の中耳炎を診療している耳鼻咽喉科医や小児科医の間で、その治療法についてかなり混乱が起きていると映ります… 2007/08/24 小児科
【新薬】キノロン系経口抗菌薬「ジェニナック錠」 ガレノキサシン:多剤耐性肺炎球菌にも有効な経口剤 2007年7月31日、キノロン系経口抗菌薬のメシル酸ガレノキサシン(商品名:ジェニナック錠200mg、GRNX)が製造承認を取得した。薬価収載後に発売される見込みである。急性気管支炎や肺炎などの呼吸器感染症と、中耳炎や副鼻腔炎などの耳鼻咽喉科領域感染症が適応となっており、用法・用量は「1日1… 2007/08/23 感染症
【ネットで議論 「侮るなかれ中耳炎」Vol.4】 薬剤耐性菌の拡大に対する歯止めにもなる ― 小児科と耳鼻科咽喉科の連携を蜜にするために ― 小児急性中耳炎診療ガイドラインが小児科医と耳鼻咽喉科医との間の会話のきっかけになればいいと話す山中氏。もちろん、耳鼻咽喉科医同士でも同じ。一つの診療指針が示されたと理解し、日常診療への応用を進めるべきだろう。ガイドラインは、薬剤耐性の拡大の歯止めにもなるだろうし、難治例など… 2007/08/23 耳鼻咽喉科
【ネットで議論「侮るなかれ中耳炎」Vol.3】 小児急性中耳炎診療ガイドラインの意義は ― 小児科と耳鼻科咽喉科の連携を密にするために ― 小児科と耳鼻咽喉科が対立していては、中耳炎の診療はうまくいかないのは誰でも理解できるはず。急性中耳炎の治療が混乱している状態では、中耳炎に罹患しているお子さんが最も困るのです。今は、具体的にどうやって連携していくかを議論する時期ではないでしょうか。会話のきっかけになるのがガ… 2007/08/22 耳鼻咽喉科
【ネットで議論 「侮るなかれ中耳炎」Vol.2】 治癒しにくい難治例や遷延化例が急増 ― 小児科と耳鼻科咽喉科の連携を蜜にするために ― 「たかが中耳炎、されど中耳炎」。和歌山県立医大耳鼻咽喉科教授の山中昇氏が講演のたびに口にするフレーズです。「子供の発熱を診たら中耳炎を疑うべき」と訴える山中先生の目に、子供の中耳炎を診療している耳鼻咽喉科医や小児科医の間で、その治療法についてかなり混乱が起きていると映ります… 2007/08/21 耳鼻咽喉科
【ネットで議論「侮るなかれ中耳炎」Vol.1】 懸念される薬剤耐性菌の拡大 ― 小児科と耳鼻科咽喉科の連携を密にするために ― 「たかが中耳炎、されど中耳炎」。和歌山県立医大耳鼻咽喉科教授の山中昇氏が講演のたびに口にするフレーズです。「子供の発熱を診たら中耳炎を疑うべき」と訴える山中先生の目に、子供の中耳炎を診療している耳鼻咽喉科医や小児科医の間で、その治療法についてかなり混乱が起きていると映ります… 2007/08/20 耳鼻咽喉科
中耳炎への抗菌薬、どんな患者に有益? 急性中耳炎は、小児に抗菌薬を処方する疾患として最も一般的だが、系統的レビューの結果は、一般に抗菌薬投与の有益性が低いことを示唆している。しかし、オランダ・ユトレヒト大学のMaroeska M. Rovers氏らはメタ分析の結果から、耳漏のある患者か、2歳未満で両側に中耳炎がある患者では、治療必… 2006/12/04 感染症
【日経メディカル8月号特集連動企画 急性中耳炎】 “治らない”“繰り返す”が深刻化する乳幼児 小児の急性中耳炎がなかなか治らない。治ったと思ってもすぐに繰り返す――。ここ数年、プライマリ・ケアの現場ではこうした困惑の声が増える一方だ。本来なら予後良好な急性中耳炎が難治化・遷延化する一因となっているのが、主要起炎菌である肺炎球菌とインフルエンザ菌の著しい薬剤耐性化だ。… 2006/08/17 感染症
新型ワクチン、中耳炎予防に効果 肺炎球菌とインフルエンザ菌に起因する急性中耳炎を予防 これまで、幼児の急性中耳炎を広く予防できるワクチンはなかった。急性中耳炎の主な原因である肺炎球菌の莢膜多糖体とインフルエンザ菌のD蛋白質を組み合わせた新ワクチンを2歳未満の幼児に投与し、効果を評価したチェコ防衛大学のRoman Prymula氏らは、初回急性中耳炎の予防効果は33%、急性中耳… 2006/05/02 感染症
小児滲出性中耳炎への短期的チューブ留置の効果は限定的--オランダの研究 オランダUtrecht大学のMaroeska M Rovers氏らは、滲出性中耳炎(OME)の小児患者の中から、鼓膜チューブ留置術による効果が大きいサブグループを見いだすため、無作為割付比較対照試験(RCT)7件のメタ分析を行った。その結果、聴力改善はチューブが適切に機能している期間しか見られず、長期的… 2005/06/20 小児科