Scientific Reports誌から SARS-CoV-2感染で嗅覚に関わる神経細胞が長期間変化 経鼻感染させたハムスターの解析で確認 東京大学の岸本めぐみ氏らは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を経鼻感染させた動物モデルを用いて、海馬に至る嗅覚の伝達経路にどのような変化が生じているのかを検討し、シナプスの変化やグリア細胞の活性化などが観察され、それらは長期にわたって持続していたと報告した。結果は2022年4月6… 2022/05/13 感染症
JAMA Otolaryngology-Head & Neck Surgery誌から 嗅覚障害がある患者は総死亡率が高い 嗅覚障害患者に対する観察研究の系統的レビューとメタアナリシスの結果 シンガポールSingapore国立大学のNatalie Yan-Lin Pang氏らは、18歳以上の成人嗅覚障害患者の重症度と死亡率を報告していた観察研究を対象に系統的レビューとメタアナリシスを行い、嗅覚障害のない人と比較した総死亡率のハザード比は1.52だったと報告した。結果は2022年4月7日のJAMA Otolaryngol… 2022/04/28 耳鼻咽喉科
鼻噴霧用ステロイド◇第5回調査 鼻噴霧用ステロイド市場で首位のアラミストがシェア率5割目前 2位ナゾネックス、3位フルナーゼ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、鼻噴霧用ステロイドのうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、46.0%の医師がフルチカゾンフランカルボン酸エステル(商品名:アラミスト)と回答した。 第2位のモメタゾンフランカルボン酸エステル水和物(ナゾネックス他)は28.5%、第3位のフル… 2022/04/23 耳鼻咽喉科
シリーズ◎2022診療報酬改定 【内科系】NAFLD/NASHの検査充実、FreeStyleリブレは適応拡大、舌下免疫療法に管理料 スパイラル内視鏡、1型糖尿病のケトン体自己測定が保険適用、粒子線は適応拡大 3月に2022年度診療報酬改定に関する省令、告示類が発出され、改定項目の具体像が明らかになった。医療技術の進歩に対応して、新たな技術料が設けられたり、逆に古い技術は評価が見直されたりしている。ここでは各診療科ごとに現場の医師が押さえておきたい臨床分野の改定項目を紹介する。前編は内… 2022/03/30 消化器
難聴の患者さんとのコミュニケーションのコツを知りたい 救急外来に異動になった看護師です。先日、意識障害のある患者さんが搬送されました。搬送時、意識レベルは改善されていましたが、本人とコンタクトを取ってもなかなか思うように答えが得られなかったり、意識レベルが低下しているのかなと思いました。先輩看護師が「もしかして難聴があるのかな」… 2022/03/14 コメディカル
慢性鼻炎の手術の種類と内容を知りたい 病院の耳鼻科外来に勤務している看護師です。先日、患者さんが慢性鼻炎の手術目的で耳鼻科クリニックから紹介状を持って来院しました。慢性鼻炎の手術について看護知識がないため、教えてください。 2022/02/14 コメディカル
看護師も意識したい「耳の養生」という視点 「高齢者人口の増大などで世界的に聴覚障害に苦しむ人が増えており、2050年には現在の推計約4億7000万人から9億人に達する可能性がある」というWHOの発表(2018年)を伝える記事を目にした私は、そのときは「世界中が高齢社会になるんだもんねえ」という感想を持っただけでした。しかし、母が難聴に… 2021/12/16 耳鼻咽喉科
NEWS◎フレイル、心・腎障害、ALSへの応用も視野 ミトコンドリア機能改善薬の第1相試験始まる ミトコンドリア内膜の蛋白質に作用してATP産生を促すことでミトコンドリアの機能を改善する作用を持つ低分子化合物MA-5の第1相臨床試験が始まる。まずはリー脳症、MELAS、レーバー病などの病型が知られ難病指定を受けているミトコンドリア病の適応を目指すが、将来的にはフレイルや糖尿病、狭心症… 2021/12/08 循環器
アフターコロナを見据えた省力化を AI導入で電話対応6割減少、受付の負担軽減へ 秋は深まってきたが、感染症の患者は相変わらず少なく、「アフターコロナ」を見据えたクリニック経営に急ピッチでかじを切る必要性を痛感している。 対策として筆者が考えているのは、デジタルデバイスをフル活用し、限られた数のスタッフで「滞りのない丁寧な診療」を行うことだ。スタッフの残… 2021/11/17 医療経営
第14回 ANCA関連血管炎の耳症状 聴力低下+顔面神経麻痺+頭痛で疑うべきは? 抗好中球細胞質抗体(anti-neutrophil cytoplasmic antibody:ANCA)関連血管炎の提唱により、ANCA関連腎炎という概念が生まれたように、新しい疾患概念の提唱によって、これまで隠れていたものがはっきりと見えるようになるものです。今回は、ANCA関連血管炎性中耳炎(otitis media with ANCA-as… 2021/10/14 アレルギー・免疫
手のかかる同居人に大切なことを教えられた。 八月は体調が悪かった。 具体的にはひどい口内炎である。歯の矯正中なので一つ二つの口内炎は日常茶飯事だが、今回は二日あまりのうちに病変が広がり、舌の裏表を含む口の中全体が百個以上のヘルペス様口内炎に覆われた。もちろん痛いなんてものではない。水を飲むのも決死の覚悟だし、話すこと… 2021/09/17 耳鼻咽喉科
一言メッセージで患者の心をつかむ 販促の王道DMで対象絞ったプロモーションを 7月の診療報酬点数は前年同月比78.6万点、8月の診療報酬点数は前年同月比48.1万点(暫定値)プラスと、閑散期とは思えない驚異的な値となった。5月に導入した「ドロップスクリーンA-1」(A-1)とその販促効果による成果と見られ、今後もしばらくは前年同月を上回る好調な経営状況を維持できそうだ… 2021/09/13 医療経営
7月26日~8月1日「話題になった論文 COVID-19は世界で100万人以上、保護者を失った小児を増やした 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 2021/08/10 感染症
アレルギー検査機器「ドロップスクリーンA-1」を導入 感染症頼みの経営から通年で「稼げる」体制へ 7月末は法人の決算月となる。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響を受け大赤字になったが、今年は様々な施策が実を結び、年間診療報酬2100万点超えが確定した。 この立役者となったのが、30分で41種類のアレルギー検査ができる「ドロップスクリーンA-1」(A-1)だ。 筆者がA-1を知ったのは昨… 2021/08/10 アレルギー・免疫
JAMA Network Open誌から COVID-19に伴う嗅覚障害は1年後にはほとんどが回復 97人の患者を追跡したフランスのコホート研究 フランスStrasbourg大学病院のMarion Renaud氏らは、COVID-19の診断が確定し、特徴的な症状の1つである急性の嗅覚障害を発症した患者97人を対象に、1年後まで追跡して長期的経過を調べるコホート研究を行い、しばらくは症状が持続した患者もいたが、1年後までにはほとんどの患者が回復しており、… 2021/07/21 感染症
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《16》 気管カニューレ4年留置からどう離脱する? <内科医>長期気管カニューレ留置患者の嚥下リハビリ 気管切開後、カニューレを長期間留置している方です。カニューレから離脱するためのリハビリテーションに関して相談です。43歳女性。4年前の交通外傷による脳挫傷、急性硬膜外血腫術後、水頭症に対するシャント術後、抜管困難のため、気管切開… 2021/06/30 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《15》 3年以上続く難治性めまい、どう対応する? <救急医>難治性めまいの今後の検査、治療について 58歳女性、主訴めまいの患者さんについて、相談させていただきます。10年以上前にストレスで両耳感音性難聴→内服治療。その後、右耳難聴。<約3年前>軽いめまい、耳閉感で耳鼻科受診し、アデホスコーワ(一般名アデノシン三リン酸二ナトリウム… 2021/06/28 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《14》 下顎骨左側の高吸収域、これは何? <リハビリテーション科医>【耳下腺(?)の腫脹】82歳男性、心原性脳塞栓症後、失語のため回復期リハビリテーション病棟に入院中。添付画像にあるように、左側の下顎骨から口腔内までの間の軟部組織に、3スライスにわたる細長い高吸収域と、その5スライス下にも2スライスにわたる細長い高吸収域を… 2021/06/25 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《13》 抗アレルギー薬の“強さ”、実際の使用感は? <放射線科医>抗アレルギー薬の使い分けについて質問です。作用の強弱がイマイチ分からないのですが、弱、中、強くらいで分けるとどの薬がどの強さに相当する感じでしょうか?実際に使われている先生方の使用感を教えてほしいです。… 2021/06/23 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《12》 耳鼻科医が行う「Bスポット療法」って何? <内科医>IgA腎症に対して「Bスポット療法」という上咽頭の粘膜を剥離(?)する治療が有用な可能性があると聞いたのですが、耳鼻科の先生ご存じですか?実際のBスポット療法の使用感みたいなものを教えていただけると幸いです。… 2021/06/21 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《11》 耳鏡の所見はどうやって写真に残す? <内科医>耳鏡の所見を写真で撮りたいと思うことがあるのですが、どのようなものを使うとよいでしょうか?ダーモスコピーや眼底鏡はスマホと連結できる製品が発売されていますが、耳鏡はそういったものが調べてもあまり出てこなくて……。ご存じの方、ご意見いただけると幸いです。… 2021/06/18 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《10》 花粉症治療、耳鼻科医のお勧めは? <内科医>最近、患者さんに度々聞かれて困ったのですが、花粉症の治療は何がトレンドなのでしょうか?レーザーや注射療法などがあるようですけど、何かお勧めの治療はあるのでしょうか。また、注射療法はどれくらいの頻度で通うことになるのでしょうか?専門医が実臨床でどのような感じで診療して… 2021/06/17 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《9》 術後性上顎洞嚢胞のフォロー間隔は? <糖尿病・内分泌代謝内科医>術後性上顎洞嚢胞について質問です。50歳女性。交通外傷で撮影したCTでたまたま左上顎洞に所見が見つかりました(写真)。20年前に副鼻腔炎に対する掻爬術の既往があります。放射線科の読影も上記診断でしたが、今後のフォローの要否、間隔など教えていただけると助か… 2021/06/16 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《8》 小児の睡眠障害、扁桃摘出術まで実施すべき? <精神科医>小児の睡眠障害について質問です。【現病歴】症例は高校1年生の男性(16歳)。中学3年時(15歳)の夏休み明けから、寝つき・朝起きが悪くなり学校に登校できなくなった。母親が無理に起こして登校させると、通学途中の電車の中で立ちくらみ・吐き気・嘔吐あり。高校に入り、9月以降、不… 2021/06/15 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《7》 ABPC/SBTが無効になった扁桃炎、何を考える? <耳鼻科医>19歳女性、既往歴なしの患者さんです。3週間ほど前に急性扁桃炎にて受診し、経口摂取不良のため入院。入院時の白血球数8890/μL、CRP 4.63mg/dL、アンピシリン/スルバクタム(ABPC/SBT) 1.5g、6時間おき、5日間その後、無事に退院しましたが1週間ほど前から咽頭痛にて4日前に再診。発… 2021/06/14 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
5月17~23日の「話題になった論文」 AstraZeneca社のワクチンはB.1.351変異株には有効性が低い 本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 2021/06/01 感染症
点鼻用血管収縮薬◇第3回調査 2位、3位が追い上げるもプリビナの首位は変わらず 2位はコールタイジン、3位はトラマゾリン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、点鼻用血管収縮薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、44.3%の医師がナファゾリン硝酸塩(商品名:プリビナ)と回答した。 第2位のテトラヒドロゾリン塩酸塩・プレドニゾロン(コールタイジン)は31.3%、第3位のトラマゾリン塩酸塩(トラマ… 2021/05/29 耳鼻咽喉科
かつて「死に至る病」と恐れられたあの疾患 今回の「撮っておきClinical Picture!」は、本邦を含む東アジアに発症者の多い呼吸器疾患をご紹介します。 2021/04/27 耳鼻咽喉科 医師・医学生限定コンテンツ
鼻出血だけじゃない!耳鼻科のマイナー救急 学習目標・救急で出くわす耳鼻科疾患とその初期対応のポイントについて知る・耳鼻科の救急に関する教育ツールについて知る マイナー救急は、眼科、耳鼻科、泌尿器科、整形外科、皮膚科、形成外科などの様々な科にまたがり、致死的な疾患もまれに存在することから、苦手にしている先生は多いのでは… 2021/03/31 救急医療・集中治療 医師・医学生限定コンテンツ
先発品、後発品全てが対象 エピナスチン塩酸塩ドライシロップを自主回収 日本ベーリンガーインゲルハイム(東京都品川区)と沢井製薬(大阪市淀川区)、東和薬品(大阪府門真市)、日医工(富山市)は2021年3月15日、エピナスチン塩酸塩ドライシロップ(商品名アレジオン他)について、使用期限内全ロットの自主回収(クラスⅡ)を開始したと発表した。 ICH-M7ガイド… 2021/03/16 耳鼻咽喉科
不定愁訴で頻繁に受診する独居高齢者、どう対応? さて、このような場合、どのように診療を進めればよいでしょうか? 四本医師の対応を見てみましょう。泉看護師:渡辺さん、今日は「頭がふわふわする」から相談したいそうです。四本医師:最近、ちょっと調子が悪いんですかね。よくお話を聞いてみます。泉看護師:よろしくお願いします。四本医師… 2021/01/25 医療提供体制
感染症科Q&Aシリーズ《9》 膿瘍所見がないつらい咽頭痛、どう治療する? <泌尿器科医>扁桃炎/扁桃周囲炎の対処について30歳代で深頸部膿瘍、喉頭蓋炎などを疑う所見に乏しく、溶連菌/アデノウイルスは両方陰性。ただし38℃を超える発熱が2~3日程度続き、白血球数1万2000/μL、CRPが10mg/dL程度上昇している場合、皆さんはどのような抗菌薬を処方するでしょうか。たま… 2020/11/27 感染症 医師限定コンテンツ
感染症科Q&Aシリーズ《5》 「アモキシシリンは飲みにくいからセファクロルで…」薬剤師の提案を受けていい? <総合診療医>小児の定型肺炎や中耳炎でのアモキシシリン投与に関して、先生方のご意見を伺いたいと思います。小児の定型肺炎や中耳炎の治療ではアモキシシリン90mg/kg/日をよく処方しています。採用薬はワイドシリン20%細粒です。先日、門前薬局の薬剤師から、以下のようなご提案をいただきまし… 2020/11/16 感染症 医師限定コンテンツ
シリーズ◎忘れられないカルテ 小学生の「鼻すすり」を契機に医療機器を開発 仙塩利府病院(宮城県宮城郡)耳科手術センター長 小林俊光氏 医師なら誰にでも「忘れられないカルテ」がある。後日、冷や汗をかいた症例、奇跡的にうまくいった自慢の症例、「なぜあのとき…」と今でも後悔している症例、などなど。ことあるごとに思いだし、医師としての自分の成長を支え続けている、心に残るエピソードを集めた。… 2020/11/02 耳鼻咽喉科
トレンド◎騒音性難聴を知り、予防してほしい 当院でミュージシャン外来を設立したワケ 今年4月、宮城県にある仙塩利府病院に「ミュージシャン外来」が開設された。1週間に2回、開業医の紹介状を持って患者を対象に予約制としている。この珍しい外来の立ち上げを主導した仙塩利府病院耳科手術センター長の小林俊光氏に話を聞いた。… 2020/10/29 耳鼻咽喉科
トレンド◎中耳と上咽頭をつなぐ耳管の狭窄への新たな治療法 耳管狭窄症に対するバルーンカテ登場 今年6月、耳管狭窄部拡張用バルーンカテーテル「XprESS」(製造販売:日本ストライカー)が発売された。炎症などを契機に発症するとされる耳管狭窄症に対し、バルーンで耳管を拡張するもので、国内では初めての製品となる。9月には国内で初めて患者に使用された。… 2020/10/27 耳鼻咽喉科
脳循環代謝改善薬◇第3回調査 めまいへの処方でアデホスが耳鼻科医に人気 1位はアデノシン三リン酸二ナトリウム、第2位はイフェンプロジル、第3位はニセルゴリン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、脳循環代謝改善薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、36.3%の医師がアデノシン三リン酸二ナトリウム水和物(商品名:アデホス、トリノシン他)と回答した。 第2位のイフェンプロジル酒石酸塩(セロクラール他)は17.8%、第3位のニセルゴリ… 2020/07/11 耳鼻咽喉科
NEWS◎耳鼻咽喉科学会が新型コロナウイルス感染拡大を受け啓発 嗅覚・味覚障害では2週間自宅療養を 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症状として、嗅覚・味覚障害が知られるようになり、同症状を訴える患者の来院により、院内感染のリスクが高まる危惧がある。そのため、日本耳鼻咽喉科学会は、3月末、一般に向けて、嗅覚・味覚に異常を感じた場合、2週間自宅で療養するといった対応方法を… 2020/04/17 感染症
緊急寄稿◎岩手県は本当に新型コロナウイルス感染者ゼロなのか… 緊張続く診療所の現場、顔にラップ巻き診察も 増える「コロナ疎開」、感染例の出現も時間の問題か 岩手県は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の報告例が全国でまだ唯一ない県です。しかしながら、かかりつけ医機能を担う医療現場、一介の耳鼻咽喉科開業医である私にとりましても、切実な問題に直面しております。 一般の方々には意外と思われるかもしれませんが、耳鼻咽喉科はCOVID-19拡… 2020/04/12 感染症
鼻噴霧用ステロイド◇第4回調査 アラミスト伸長、ナゾネックスを突き放す 1位アラミスト、2位ナゾネックス、3位フルナーゼ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、鼻噴霧用ステロイドのうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、45.0%の医師がフルチカゾンフランカルボン酸エステル(商品名:アラミスト)と回答した。 第2位のモメタゾンフランカルボン酸エステル水和物(ナゾネックス他)は30.7%、第3位のフル… 2020/03/16 耳鼻咽喉科
第4回調査 第二世代抗ヒスタミン薬:ビラノアが4位に肉薄 1位アレグラ、2位アレジオン、3位ザイザル、4位アレロック 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、第二世代抗ヒスタミン薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、29.7%の医師がフェキソフェナジン塩酸塩(商品名:アレグラ他)と回答した。 第2位のエピナスチン塩酸塩(アレジオン他)は15.8%、第3位のレボセチリジン塩酸塩(ザイザル)は10… 2020/03/07 アレルギー・免疫
【動画】花粉症用点鼻薬、選び方と使い方 國松流の花粉症治療、今回は点鼻薬の使い方です。鼻中隔穿孔を防ぐための指導方法についても実演していただきました。(4分59秒) 2020/03/04 プライマリケア
【動画】花粉症治療は「クロモグリク酸から」 國松流の花粉症治療では、点眼・点鼻薬はあえて「効果が弱い」と言われるクロモグリク酸ナトリウム(インタール他)を使います。その理由とは。(5分9秒) 2020/02/26 プライマリケア
【新薬】トラフェルミン(リティンパ) 世界初、外用で鼓膜穿孔を修復する治療薬 2019年12月9日、鼓膜穿孔治療薬トラフェルミン(商品名リティンパ耳科用250μgセット)が発売された。本製剤は9月20日に製造販売が承認され、11月19日に薬価収載された。トラフェルミンを主成分とする凍結乾燥製剤(250μg/バイアル)、添付溶解液としてベンザルコニウム塩化物液(2.5mL/バイアル… 2019/12/27 医薬品
NEWS◎鼓膜穿孔再生用の治療薬が世界で初めて承認 鼓膜穿孔の治療は今後、手術でなく外来で 聴力回復効果も高い 12月12日、田附興風会医学研究所北野病院耳鼻咽喉科・頭頸部外科の金丸眞一氏らが記者会見を行い、自ら開発し、11月に承認されたトラフェルミン製剤(商品名リティンパ)を使った鼓膜再生療法への期待を語った。… 2019/12/13 耳鼻咽喉科
【新薬】ラスクフロキサシン(ラスビック) 2つの標的酵素を同程度阻害する新規キノロン薬 2019年11月19日、抗菌薬ラスクフロキサシン塩酸塩(商品名ラスビック錠75mg)が薬価収載された。本薬は9月20日に製造販売が承認され、2020年1月8日に発売が予定されている。適応は「〈適応菌種〉LSFX感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、クレ… 2019/11/22 医薬品
後鼻漏に効く漢方(1) 後鼻漏の考え方と漢方処方 後鼻漏は、鼻水が喉の方へ流れ落ちる症状です。漢方では、痰飲(たんいん)を除去するなどの方法で、後鼻漏そのものを治療しています。 2019/11/18 東洋医学
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《6》 副鼻腔炎疑い例のX線撮影、どの条件を何方向? <内科医>副鼻腔炎を疑った時、一般撮影ではどの条件を何方向とれば良いのでしょうか?自分は今までP→AとWatersの2方向で撮っていたのですが、3方向以上撮った方が感度が上がるのでしょうか?よろしくお願いいたします。… 2019/10/21 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
点鼻用血管収縮薬◇第2回調査 シェア減少もプリビナの首位変わらず 2位がコールタイジン、3位がトラマゾリン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、点鼻用血管収縮薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、44.9%の医師がナファゾリン硝酸塩(商品名:プリビナ)と回答した。 第2位のテトラヒドロゾリン塩酸塩・プレドニゾロン(コールタイジン)は23.1%、第3位のトラマゾリン塩酸塩(トラマ… 2019/10/21 耳鼻咽喉科
ストマイの歴史と難聴 呼吸器内科では、今でもストレプトマイシン(通称ストマイ)を使います。薬の内服が難しい患者の結核や抗結核薬の耐性結核だけでなく、非結核性抗酸菌症に対しても短期的に用いられています。抗酸菌感染症の世界では、基本的にストマイを半年以上使うことはありません。長期に使うほど、毒性が強… 2019/10/18 呼吸器
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《5》 耳垢栓塞はどうやって除去? 耳かきの指導は? <救急医>耳垢栓塞について質問です。難聴の高齢者の耳を覗くとかなり耳垢がたくさん詰まってるのを経験します。除去の方法なのですがup to date やネット動画で見ると温かい水をシリンジで押し込み出す方法が紹介されてました。耳鼻科の先生はグリセリンを使ったりしてるような気がするのですが、… 2019/10/18 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《4》 いつやるの!? 眼窩底骨折の耳鼻科コンサル <眼科医>眼窩底骨折の緊急度に関して眼科医をしていますが、眼窩底骨折を耳鼻科や形成外科の先生にコンサルするタイミングに関してお伺いしたくご質問しました。 2019/10/16 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《3》 嚥下痛の30歳男性、咽頭所見をどう見る? <総合診療医>咽頭の所見に関して相談です。特に既往のない30M来院4日前より嚥下痛を自覚し、家にあったカロナール+トランサミン+サワシリンを内服開始し、ルゴール液(ヨード)を経鼻腔および経口腔的に上咽頭〜咽頭扁桃〜口蓋扁桃に塗布するもなかなか改善せず、4日目に救急外来を受診されまし… 2019/10/14 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《2》 スピーチカニューレの側孔に肉芽。どう対処? <救急医>在宅医からのスピーチカニューレに関する質問です。ピエル ロバン症候群の4歳男児、気管切開を行いスピーチカニューレを挿入しています。1ヶ月毎にカニューレ交換しておりそろそろ交換日でした。気管吸引の際にいつになく痛がるというので往診するとスピーチカニューレのスリットからキノ… 2019/10/11 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《1》 25歳男性、主訴「鮮血の混じった痰」の鑑別は <その他の診療科医>咽頭所見について質問です。生来健康な25歳男性。既往歴特記事項ありません。主訴は、鮮血の混じった痰です。痛みかゆみなどといった症状はなく、最近風邪にかかったりということはありません。… 2019/10/09 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
花粉症薬の保険外しで医療費は増えるかも アレグラやクラリチンといった花粉症の薬を、医療保険の適用から外して全額自己負担にすべきだとの提言を、健康保険組合連合会(健保連)が8月に発表したことが話題になっています。OTC類似薬の保険外しの議論は今に始まったことではありません。ただ、その保険外しの効果については疑問符が付き… 2019/10/07 アレルギー・免疫
小児の急性中耳炎に抗菌薬を出しますか? 3歳男児。数日前から咳嗽、鼻汁があり、昨日から発熱したため小児科外来を受診。体温は38.0℃。「耳痛はなかったが、母親から『最近よく耳を触るんです。中耳炎がないか心配です』と言われた。鼓膜を観察すると、右の鼓膜が全体的に発赤していたため右急性中耳炎と診断したが、抗菌薬を処方する必要… 2019/10/03 小児科
学会トピック◎第19回日本病院総合診療医学会学術総会 診断困難例の陰にベンゾジアゼピン系薬のリスク 原因不明の疼痛や感覚異常を訴える未診断症例の検討から、短時間作用型ベンゾジアゼピン系薬のリスクの存在が浮かび上がりました。 2019/09/19 医療の質
ロイコトリエン受容体拮抗薬◇第3回調査 モンテルカストがシェア微増で1位をキープ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、ロイコトリエン受容体拮抗薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、57.3%の医師がモンテルカスト(商品名:キプレス、シングレア他)と回答した。 第2位のプランルカスト(オノン他)は42.7%の医師が、最も処方頻度の多い薬剤として選んだ。… 2019/09/07 呼吸器