【新薬】ラスクフロキサシン(ラスビック) 2つの標的酵素を同程度阻害する新規キノロン薬 2019年11月19日、抗菌薬ラスクフロキサシン塩酸塩(商品名ラスビック錠75mg)が薬価収載された。本薬は9月20日に製造販売が承認され、2020年1月8日に発売が予定されている。適応は「〈適応菌種〉LSFX感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、モラクセラ(ブランハメラ)・カタラーリス、クレ… 2019/11/22 医薬品
後鼻漏に効く漢方(1) 後鼻漏の考え方と漢方処方 後鼻漏は、鼻水が喉の方へ流れ落ちる症状です。漢方では、痰飲(たんいん)を除去するなどの方法で、後鼻漏そのものを治療しています。 2019/11/18 東洋医学
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《6》 副鼻腔炎疑い例のX線撮影、どの条件を何方向? <内科医>副鼻腔炎を疑った時、一般撮影ではどの条件を何方向とれば良いのでしょうか?自分は今までP→AとWatersの2方向で撮っていたのですが、3方向以上撮った方が感度が上がるのでしょうか?よろしくお願いいたします。… 2019/10/21 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
点鼻用血管収縮薬◇第2回調査 シェア減少もプリビナの首位変わらず 2位がコールタイジン、3位がトラマゾリン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、点鼻用血管収縮薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、44.9%の医師がナファゾリン硝酸塩(商品名:プリビナ)と回答した。 第2位のテトラヒドロゾリン塩酸塩・プレドニゾロン(コールタイジン)は23.1%、第3位のトラマゾリン塩酸塩(トラマ… 2019/10/21 耳鼻咽喉科
ストマイの歴史と難聴 呼吸器内科では、今でもストレプトマイシン(通称ストマイ)を使います。薬の内服が難しい患者の結核や抗結核薬の耐性結核だけでなく、非結核性抗酸菌症に対しても短期的に用いられています。抗酸菌感染症の世界では、基本的にストマイを半年以上使うことはありません。長期に使うほど、毒性が強… 2019/10/18 呼吸器
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《5》 耳垢栓塞はどうやって除去? 耳かきの指導は? <救急医>耳垢栓塞について質問です。難聴の高齢者の耳を覗くとかなり耳垢がたくさん詰まってるのを経験します。除去の方法なのですがup to date やネット動画で見ると温かい水をシリンジで押し込み出す方法が紹介されてました。耳鼻科の先生はグリセリンを使ったりしてるような気がするのですが、… 2019/10/18 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《4》 いつやるの!? 眼窩底骨折の耳鼻科コンサル <眼科医>眼窩底骨折の緊急度に関して眼科医をしていますが、眼窩底骨折を耳鼻科や形成外科の先生にコンサルするタイミングに関してお伺いしたくご質問しました。 2019/10/16 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《3》 嚥下痛の30歳男性、咽頭所見をどう見る? <総合診療医>咽頭の所見に関して相談です。特に既往のない30M来院4日前より嚥下痛を自覚し、家にあったカロナール+トランサミン+サワシリンを内服開始し、ルゴール液(ヨード)を経鼻腔および経口腔的に上咽頭〜咽頭扁桃〜口蓋扁桃に塗布するもなかなか改善せず、4日目に救急外来を受診されまし… 2019/10/14 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《2》 スピーチカニューレの側孔に肉芽。どう対処? <救急医>在宅医からのスピーチカニューレに関する質問です。ピエル ロバン症候群の4歳男児、気管切開を行いスピーチカニューレを挿入しています。1ヶ月毎にカニューレ交換しておりそろそろ交換日でした。気管吸引の際にいつになく痛がるというので往診するとスピーチカニューレのスリットからキノ… 2019/10/11 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
耳鼻咽喉科Q&Aシリーズ《1》 25歳男性、主訴「鮮血の混じった痰」の鑑別は <その他の診療科医>咽頭所見について質問です。生来健康な25歳男性。既往歴特記事項ありません。主訴は、鮮血の混じった痰です。痛みかゆみなどといった症状はなく、最近風邪にかかったりということはありません。… 2019/10/09 耳鼻咽喉科 医師限定コンテンツ
花粉症薬の保険外しで医療費は増えるかも アレグラやクラリチンといった花粉症の薬を、医療保険の適用から外して全額自己負担にすべきだとの提言を、健康保険組合連合会(健保連)が8月に発表したことが話題になっています。OTC類似薬の保険外しの議論は今に始まったことではありません。ただ、その保険外しの効果については疑問符が付き… 2019/10/07 アレルギー・免疫
小児の急性中耳炎に抗菌薬を出しますか? 3歳男児。数日前から咳嗽、鼻汁があり、昨日から発熱したため小児科外来を受診。体温は38.0℃。「耳痛はなかったが、母親から『最近よく耳を触るんです。中耳炎がないか心配です』と言われた。鼓膜を観察すると、右の鼓膜が全体的に発赤していたため右急性中耳炎と診断したが、抗菌薬を処方する必要… 2019/10/03 小児科
学会トピック◎第19回日本病院総合診療医学会学術総会 診断困難例の陰にベンゾジアゼピン系薬のリスク 原因不明の疼痛や感覚異常を訴える未診断症例の検討から、短時間作用型ベンゾジアゼピン系薬のリスクの存在が浮かび上がりました。 2019/09/19 医療の質
ロイコトリエン受容体拮抗薬◇第3回調査 モンテルカストがシェア微増で1位をキープ 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、ロイコトリエン受容体拮抗薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、57.3%の医師がモンテルカスト(商品名:キプレス、シングレア他)と回答した。 第2位のプランルカスト(オノン他)は42.7%の医師が、最も処方頻度の多い薬剤として選んだ。… 2019/09/07 呼吸器
JAMA Network Open誌から 難聴は認知症の修正可能な危険因子 台湾のコホート研究で45~64歳の難聴はリスクが高い 国立台湾師範大学のChin-Mei Liu氏らは、難聴と診断された台湾の45歳以上の成人と、条件をマッチさせたペアを追跡して認知症の発症リスクを比較するコホート研究を行い、難聴がある患者は認知症を発症しやすく、特に年齢が若い時点で難聴を発症した人は認知症リスクが高くなると報告した。結果はJ… 2019/08/23 耳鼻咽喉科
インタビュー◎耳鳴は拍動性の有無、聴覚検査などを基に診断 耳鳴は難聴の代償反応、治療は脳リハで 耳鳴診療ガイドラインを取りまとめた慶應義塾大学の小川郁氏に聞く 耳鳴に関する日本初の診療ガイドラインとして、日本聴覚医学会は今年5月、『耳鳴診療ガイドライン2019年版』を発行した。耳鳴を訴える患者は、高齢化やストレス社会を背景に増加の一途をたどっている。ガイドラインを取りまとめた慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科教授の小川郁氏に、耳鳴患者への対応… 2019/07/18 耳鼻咽喉科
Ann Intern Med誌から 嗅覚が低下した高齢者の死亡リスクは高い 嗅覚検査から13年後までの累積死亡率を比較 高齢者には聴覚や視力の低下に加えて、嗅覚の低下も起こりやすい。スウェーデンKarolinska研究所のBojing Liu氏らは、嗅覚の低下と総死亡、死因別死亡の関係を検討する前向きコホート研究を行い、嗅覚が低下している高齢者では、嗅覚が良好な高齢者に比べ、10年後の総死亡リスクが46%高かったと… 2019/05/28 耳鼻咽喉科
インタビュー◎標準的な治療となった人工内耳【動画あり】 重度感音難聴でも言葉の後れを回避できる 日本聴覚医学会理事長の山岨達也氏に聞く 1994年に保険適用された人工内耳の植え込み術は感音難聴の診療を一変させ、重度な先天性の難聴でも言葉の後れを回避できるようになった。ただし、人工内耳を有効に機能させるには、適応患者を早期に拾い挙げ、適切な時期に埋め込み術を行い、継続的に訓練を行うなどクリアすべき課題は多い。日本… 2019/04/11 耳鼻咽喉科
トレンド◎大きく変わるめまい診療 メニエール病診療に新たな選択肢登場 内耳造影MRIや中耳加圧装置の位置づけは? メニエール病の診療が変わってきた。2017年に診断基準が改定されたほか、2018年にはメニエール病の難治性めまいを対象とした非侵襲中耳加圧装置が承認され、1800点の指導管理料も決まった。こうした変化を受けたメニエール病診療の最新動向について、富山大学耳鼻咽喉科頭頸部外科学講座教授の將… 2019/02/12 耳鼻咽喉科
スギ舌下免疫療法の最新トレンド(1) シダキュア登場で舌下免疫療法がより身近に 小学生も投与可能、錠剤で取り扱いも容易に スギ花粉症の根治療法として注目を集める舌下免疫療法。2018年に錠剤タイプの新薬が登場し、小児にも使えるようになった。臨床効果や注意点、服薬指導のポイントなどを4回にわたってリポートする。 2019/01/24 コメディカル
急性咽頭炎の治療は抗菌薬を使っていいの? 前回は急性咽頭炎の診断について解説しました。診断の要点はA群溶血性レンサ球菌(GAS)による急性咽頭炎かどうかを判断することであり、その理由はGASによる急性咽頭炎が抗菌薬治療の適応となるからでした。「抗微生物薬適正使用の手引き第一版」(以下、手引き)でも「迅速抗原検査または培養検… 2019/01/23 感染症
日本気象協会発表、花粉量は例年よりも多いが前シーズンより少なめ スギ花粉、関東以南は2月中旬から飛散開始 日本気象協会は1月17日、スギ花粉の飛散開始は、多くの地域で例年より5日ほど遅くなり、2月中旬に一部地域で花粉シーズンがスタートすると発表した。スギ花粉の飛散ピークについて、多くの地域で3月ごろになると予測。花粉の飛散量は例年より多いが、花粉量が多かった前シーズンに比べると、広い… 2019/01/17 アレルギー・免疫
学会トピック◎第77回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会 新しいめまい疾患PPPDの問診票を作成 新しいめまい疾患である持続性知覚性姿勢誘発めまい(Persistent postural perceptual dizziness;PPPD)の重症度評価に活用できる問診票が作成された。第77回日本めまい平衡医学会総会・学術講演会で、新潟大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野の八木千裕氏が発表した。… 2018/12/05 耳鼻咽喉科
リポート◎「喀痰を伴う慢性咳嗽=副鼻腔気管支症候群」ではない マクロライド療法に落とし穴 湿性の遷延性・慢性咳嗽の原因として、最も頻度が高い副鼻腔気管支症候群。好中球性の気道炎症が上気道から下気道に生じる病態で、具体的には慢性副鼻腔炎が主体となり、慢性気管支炎や気管支拡張症、びまん性汎細気管支炎を合併することもある。その治療としてマクロライド少量長期療法(マクロ… 2018/11/27 呼吸器
学会トピック◎第46回日本頭痛学会総会 片頭痛の予兆時に抗めまい薬の服用で発作を予防 天候の変化によって頭痛発作が起こる片頭痛患者において、前兆の有無にかかわらず、予兆を感じたときに抗めまい薬であるジフェニドールを服用すると頭痛発作を出現前に阻止したり、頭痛が軽減することが示された。… 2018/11/21 耳鼻咽喉科
トレンド◎変わるめまいの診断基準 診断が付かないめまい症の多くはPPPDだった 新潟大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野教授 堀井新氏に聞く メニエール病や良性発作性頭位めまい(BPPV)、前庭神経炎、頸性めまい、心因性めまいなど、日本めまい平衡医学会が示している16のめまい疾患のいずれにも合致しない場合に付けるのが「めまい症」。診断が付かず、だから何もできず、放置せざるを得ない“めまい”だ。最近、国際学会で新たに、持… 2018/11/19 耳鼻咽喉科
脳循環代謝改善薬◇第2回調査 脳循環代謝改善薬:耳鼻科医にアデホスが人気 第2位はイフェンプロジル、第3位はニセルゴリン 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、脳循環代謝改善薬のうち、最も処方頻度の高いものを聞いたところ、第1位はアデノシン三リン酸二ナトリウム水和物(商品名:アデホス、トリノシン他)だった。医師の30.9%が同薬剤を挙げ、最も人気のある脳循環代謝改善薬であることが分かった。 第2位… 2018/11/10 循環器
東邦大学医療センター大森病院・畠山純恵さん(看護師・院内手話通訳者)に聞く 看護師だからできる「医療手話通訳」って? 筆談より格段に伝わる手話で、入院中に病状や検査・治療法などを通訳 主に手話でコミュニケーションを取る「ろう者」は、第一言語が手話になる。このため人によっては日本語の読み書きが難しいが、医療者でもそのことを知らない人は少なくない。東邦大学医療センター大森病院の入退院支援室「マイステーション」で看護師業務を行いながら、全国でも数少ない院内配置の… 2018/10/15 コメディカル
学会トピック◎第13回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会 小児急性中耳炎診療にある小児科と耳鼻咽喉科のギャップは? 今年の5月に5年ぶりに改訂された小児急性中耳炎診療ガイドライン。ガイドライン改訂を受け、7月11日、12日に横浜市で開催された第13回日本小児耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会で、重田こども・アレルギークリニック(群馬県高崎市)小児・アレルギー科の重田誠氏はプライマリ・ケア小児科における… 2018/07/20 耳鼻咽喉科
トレンド◎スギ花粉の舌下免疫療法に錠剤が登場 新薬「シダキュア」は「シダトレン」より効く? 2018年6月29日、スギ花粉の舌下免疫療法薬の錠剤「シダキュアスギ花粉舌下錠」が発売された。初めてのスギ花粉症の減感作療法薬として2014年に登場した「シダトレンスギ花粉舌下液」に比べ、保管方法が簡便で、使用年齢に制限がないなどの利点がある。診療上の疑問点や注意点をまとめた。… 2018/07/12 アレルギー・免疫
学会トピック◎第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会 誤嚥性肺炎の予防に“食・動・栄・起・口・機” 高齢化の進展で今後、誤嚥性肺炎患者は増加すると見込まれているが、治療や再発予防には、医学的な介入にとどまらず、患者を取り巻く様々な背景を踏まえた診療が求められる。6月16日から三重県津市で開催された第9回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会では、誤嚥性肺炎に詳しい3人の演者が登壇… 2018/07/05 呼吸器
走り出した新専門医制度、基本領域の動向 Vol.8 耳鼻咽喉科、脳神経外科、形成外科の研修プログラム初年度は? 4月からスタートしている新専門医制度。今回は、脳神経外科、耳鼻咽喉科、形成外科の動向を紹介する。 形成外科領域における2018年度の専攻医採用数は162人。一昨年までの3年間の平均は180人程度だったが、昨年は160人であったことを踏まえると、「制度導入により採用者数に大きな影響を受けた印… 2018/06/12 医師のキャリア 医師・医学生限定コンテンツ
JAMA Otolaryngology-Head & Neck Surgery誌から 補聴器使用が受診率や医療費に与える影響 米Michigan大学のElham Mahmoudi氏らは、米国の難聴高齢者の医療サービスの利用と医療費に補聴器の使用が及ぼす影響を調べる後ろ向きコホート研究を実施し、補聴器の利用により、高齢者の救急受診や入院の割合を減らせる可能性があると報告した。結果はJAMA Otolaryngology-Head and Neck Surgery… 2018/05/24 耳鼻咽喉科
JAMA Otolaryngology-Head & Neck Surgery誌から 片側声帯麻痺はQOLに深刻な影響をもたらす 質問紙とインタビューによる定性的調査 片側声帯麻痺は、患者の発声、嚥下、呼吸機能に影響を及ぼす。米国Wisconsin大学David O. Francis氏らは成人の片側声帯麻痺患者に対して、質問紙によるVoice Handicap Index(VHI)とDysphagia Handicap Index(DHI)に回答してもらい、併せて半構造化インタビュー行うことにより、この疾患が患者… 2018/04/26 耳鼻咽喉科
ANCA関連血管炎を疑った場合の検査の選び方 前回は、血管炎の概念と種類について紹介しました。小型血管炎のうち、抗好中球細胞抗体(ANCA)が陽性になる頻度が高いものを、ANCA関連血管炎と呼ぶ。ANCA関連血管炎には、多発血管炎性肉芽腫症(GPA)、顕微鏡的多発血管炎(MPA)、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(EGPA)の3疾患がある。今回は… 2018/04/16 耳鼻咽喉科
JAMA Otolaryngol Head Neck Surgery誌から 聴力低下と事故による外傷リスクに関連 特にレジャー中の事故に注意が必要 米国の成人を対象に、聴力低下と不慮の事故による外傷の関係を検討したCalifornia大学Irvine校のHarrison W. Lin氏らは、聴力が正常な人に比べ、聴力低下があると事故外傷が発生するリスクが高く、特にレジャー中の外傷リスクは、聴力が低下するほど大きくなる傾向を示したと報告した。データは、… 2018/04/12 耳鼻咽喉科
突発性難聴に効く漢方(1) 突発性難聴の考え方と漢方処方 突発性難聴は、突然、主に片耳が聞こえにくくなる疾患です。漢方では、五臓の肝や腎の機能を調整し、熱邪を除去し、突発性難聴の治療を進めます。 2018/03/22 コメディカル
鼻噴霧用ステロイド アラミストとナゾネックスが熾烈な首位争い 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、鼻噴霧用ステロイドのうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、37.1%の医師がフルチカゾンフランカルボン酸エステル(商品名アラミスト)と回答した。 モメタゾンフランカルボン酸エステル(ナゾネックス)は36.0%と僅差の2位。第3位はフルチカゾ… 2018/03/17 アレルギー・免疫
めまい患者のロンベルグ試験が陽転!の謎 諏訪中央病院(長野県茅野市)昼カンファレンス 68歳女性。前日の起床時にめまいと吐き気が出現して起き上がれず、体動のたびにめまいを繰り返すため、諏訪中央病院救急外来を受診した。高血圧、脂質異常症、バセドウ病の既往歴がある。バイタルは正常だったが、患者の表情に違和感が残った。… 2018/03/15 救急医療・集中治療 医師限定コンテンツ
JAMA Otolaryngol Head Neck Surg誌から メタボ患者は突発性感音難聴の予後が悪い 5種類の要因のうち4項目以上該当する場合は要注意 突発性感音性難聴(SSNHL)とメタボリックシンドロームの関係について調べた韓国慶熙大学校のSu Young Jung氏らは、メタボリックシンドロームを構成する5つの要因のうち4項目以上に該当する人は、SSNHLからの回復率が有意に低く、予後不良の指標になり得ると報告した。詳細は、JAMA Otolaryngol H… 2018/03/12 耳鼻咽喉科
抗菌薬の適正使用とは何なのか 抗菌薬の適正使用とは、個々の患者に対して最大限の治療効果を導くと同時に、有害事象をできるだけ最小限にとどめ、いち早く感染症治療が完了できる(最適化する)ようにすること1)です。そのためには抗菌薬の必要な病態かどうかを判断するとともに、薬剤の選択、投与量、投与経路、投与期間など… 2018/02/28 感染症
【新薬】エメダスチンフマル酸塩(アレサガテープ) アレルギー性鼻炎に世界初の経皮吸収型製剤 2018年1月19日、抗アレルギー薬エメダスチンフマル酸塩の経皮吸収型製剤(商品名アレサガテープ4mg、同テープ8mg)の製造販売が承認された。適応として「アレルギー性鼻炎」、用法用量は「1回4mgを胸部、上腕部、背部又は腹部のいずれかに貼付し、24時間毎に張り替える。症状に応じて8mgに増量可… 2018/02/23 アレルギー・免疫
第二世代抗ヒスタミン薬:アレグラ人気変わらず 第2位はアレジオン、第3位はザイザル 日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、第二世代抗ヒスタミン薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、30.2%の医師がフェキソフェナジン(商品名アレグラ他)と回答した。第2位のエピナスチン(アレジオン他)は14.6%、第3位のレボセチリジン(ザイザル)は13.5%、第4位のオロパタ… 2018/02/17 アレルギー・免疫
NEWS◎スギ花粉の飛散予測 東京のスギ花粉飛散ピークは前年より長く4月上旬まで 日本気象協会は1月16日、スギ花粉の飛散ピークについて、例年と同じく福岡は2月下旬から3月上旬、東京・名古屋・大阪・広島は3月上旬から下旬との予測を発表した。 2018/01/16 アレルギー・免疫
症例に見るOMAAVを疑うためのヒント(2) 耳症状のみ、ANCA陰性でも注意深く観察を 難治性中耳炎を合併する「抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎」(AAV)では治療が遅れると、難聴や頭蓋内合併症を起こす。初期症状には中耳炎様の症状のみ、ANCA陰性の場合もしばしば見られる。ANCA陰性でもANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)を完全には除外せず注意深く観察するようにしたい。 … 2017/12/12 耳鼻咽喉科
症例に見るOMAAVを疑うためのヒント(1) 難聴のみが主訴のANCA関連血管炎性中耳炎 難治性中耳炎を合併する「抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎」(AAV)では治療が遅れると、難聴や頭蓋内合併症を起こす。初期症状として中耳炎様の症状が表れやすいことを頭に入れ、ANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)を見逃さないようにしたい。… 2017/11/28 耳鼻咽喉科
2015年に診断基準、16年には診療の手引きが登場 難治性の中耳炎ではOMAAVを疑いANCAの測定を 難治性中耳炎を合併する「抗好中球細胞質抗体(ANCA)関連血管炎」(AAV)では治療が遅れると、難聴や頭蓋内合併症を起こす。2015年には日本耳科学会がANCA関連血管炎性中耳炎(OMAAV)の診断基準を策定。この疾患の詳細が少しずつ明らかになってきている。… 2017/10/31 アレルギー・免疫
希望の党公約「花粉症ゼロ」を検討してみた 希望の党が変な公約を掲げたことが、ネット上で大変な話題になっています。「希望への道」しるべ、というやつです。原発ゼロ、待機児童ゼロなどはいいのですが、なんと衝撃の「花粉症ゼロ」。さすがにこれは人気取りのためのデタラメ、と思いましたが、……いや、でも待てよ、本当にやろうとしたら… 2017/10/13 事件・話題
リポート◎難治性めまいに潜む「前庭性片頭痛」 片頭痛予防薬で治せるめまいを見逃すな めまいと頭痛が合併しやすいことを日々の診療で実感している医師は少なくないだろう。めまいのみを主訴に来院した患者でも片頭痛が聞きだせれば、片頭痛の予防薬でめまいを改善できる可能性がある。これは、前庭性片頭痛(片頭痛関連めまい)と呼ばれ、2013年国際頭痛分類第3版β版に初めて診断基… 2017/09/15 精神・神経
アレルギー疾患 ガイドライン外来診療◆花粉症 生活指導――スギ花粉症では花粉の回避(1)花粉情報に気をつける、飛散の多い日は(2)外出を控える、(3)窓、戸を閉めておく、(4)マスク、メガネを使う、(5)外出から帰宅したら洗顔、うがいをし、鼻をかむ)に気をつけるよう指示する。スギ花粉以外には花粉情報などは少ないが、草本花粉で… 2017/09/15 アレルギー・免疫
敗血症サバイバーのプロレスラー、大仁田厚氏に聞く 先生方がプライドを捨ててくれたから、今生きています 巡業中、急性扁桃炎から敗血症性ショックに こんにちは、Cadetto.jp管理人の増谷です。みなさん、本日9月13日は世界敗血症デー(World Sepsis Day)です。敗血症は早期に発見され、適切な治療がなされなければショックや多臓器不全を引き起こし、死に至ることも多い疾患です。しかし、一般のみならず医療従事者の認識も十分とはいえません。… 2017/09/13 感染症
JAMA Otolaryngology Head & Neck Surgery誌から 米国の青少年の難聴有病率は増加していない ヘッドホン使用者増と難聴の関係は不明 青少年の聴覚障害、特に趣味や娯楽での騒音曝露に関係する難聴が増えていることを示唆した報告がいくつかあった。米California大学Los Angeles校のBrooke M. Su氏らは、米国で複数回行われた国民栄養調査(NHANES)のデータを利用して、12~19歳の難聴有病率の変化について検討し、持続的な増加は… 2017/08/28 耳鼻咽喉科
蒸れた靴下とバラの匂い、認知症でも分かるのは 6月14日から16日まで名古屋市で老年医学関連3学会の合同総会が開催されました。最も多くのセッションが組まれ、たくさん議論されたのは認知症でした。中でも、認知症と糖尿病の関係は幾つも演題が発表され、注目を集めていました。個人的に非常に興味深かったのは、「感覚器エイジングサイエンス… 2017/07/03 老年医学・介護
職員旅行は「国内1泊2日」から「ハワイ1週間」に 「看護師ゼロ」の医院が「週休3日制」実現へ 「患者数が伸びない」「スタッフに自分の意図が伝わらない」「待ち時間を短くできない」─―。医療機関の経営者の悩みは、何かと尽きないものです。医療・介護の経営誌『日経ヘルスケア』は、6月号から新コラム「宮原院長の実践! 新クリニック経営術」の連載をスタート。宮原先生の取り組み(失… 2017/06/16 医療経営
第20回(後編) どうする? 扁桃摘出1週間後の術後出血 前回に引き続き「ヨコバン」こと横林賢一と一緒に、日々の診療に役立つ診療のコツやピットホールを解説して頂くのは、広島大学耳鼻咽喉科頭頚部外科の古家裕巳先生です。前回に引き続き、扁桃摘出の処置、術後のフォローについて解説いただきます。… 2017/05/26 耳鼻咽喉科