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学会トピック◎第67回日本感染症学会東日本地方会学術集会
ローストしたクマ肉を食べて旋毛虫症に
ジビエのブームの陰でリスク高まる感染症
2018/11/ 2
クマの肉を食べたことで旋毛虫症を発症した事例が、相次いで3例発生したことが報告された。いずれも同じ1頭のクマの肉が原因食品で、うち2例はローストして食べ、1例はカツにして食べていた。市立札幌病院感染症内科の児玉文宏氏らが、第67回日本感染症学会東日本地方会学術集会(10月24~26日、…
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【漫画】ベセルナの「患部」はどこ?
2018/ 9/20
処方箋の中には、用法が記載されていないものがたまにあります。特に外用薬で、「患部」「医師の指示通り」と記載不備の処方箋をしばしば見かけます。
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風疹患者が急増、累計で496人に
風疹の流行、首都圏から全国へ拡大か
2018/ 9/19
風疹の患者が急増している。9月9までの1週間に報告された風疹患者は127人で、遅れて報告された患者数を加えると累計で496人と、前週の362人から134人も増加した。また、感染地域も前週の28都道府県から34都道府県に広がり、首都圏から全国へ拡大しつつある。…
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【漫画】ヨクイニンでいぼ取り
2018/ 8/ 1
子どものお稽古事といえば水泳(スイミング)が思い浮かびます。ベビースイミングといって、0歳時から泳げるスイミングスクールもあるくらい、人気のお稽古事のようです。 私の娘も一時期スイミングスクールに通っていましたが、不特定多数の子と道具を共有するためか、見事に病気をもらってきま…
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セフジトレンは「聞けるチャンス」を逃さずに!
2018/ 5/28
桜井クンの薬局に対して行われた新規個別指導のお疲れ様会の続きです~(前回記事:マグミットの薬歴に書くべきキーワードは?)。今回は、2人目の処方箋ですね~。ボク「じゃあ、2人目の指導は……」…
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第15回
若者はなぜ胸が痛いのか?
2018/ 2/ 1
青年は恋をする。 うまく行っても、行かなくても……。 「胸が痛くなる」 なぜだろう? Yahoo!知恵袋で調べる。 <好きになる→大脳辺縁系の「情動反応」→「情動性自律反応」> ドパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンが、あちこち脳内で動いて、「胸が苦しくなる」。 よく分からないけど…
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NEJM誌から
皮膚膿瘍は切開排膿後の抗菌薬で治癒率上昇
ただし黄色ブドウ球菌でない場合は差がつかず
2017/ 7/25
合併症のない皮膚膿瘍患者に対して切開排膿後に、クリンダマイシンまたはトリメトプリム-スルファメトキサゾール(TMP-SMX)経口薬を投与して、有効性と安全性をプラセボと比較する二重盲検のランダム化対照試験を実施した米シカゴ大学病院のRobert S. Daum氏らは、MRSAの市中感染が増えた現在で…
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皮膚疾患
ガイドライン外来診療◆皮膚真菌症
2017/ 7/ 7
表在性白癬には足白癬(角化型を除く)、趾間部白癬、手白癬、体部白癬、股部白癬などがあり、抗真菌薬外用が有効である。爪白癬、角質増殖型白癬では、抗真菌薬内服が第1選択である。内服薬にはテルビナフィン塩酸塩、イトラコナゾールがある。頭部白癬や足白癬(角化型)などの浅在性白癬でも難治…
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医師2697人に聞く「人獣共通感染症の診療経験」
ペットが原因の感染症、動物の治療費はいくら?
2016/ 9/28
平成27年度の犬と猫の推計飼育頭数は約1979万頭で、15歳未満人口の1617万人をこえている。日経メディカル Onlineの医師会員を対象にウェブアンケートを実施したところ、14%の医師に人獣共通感染症(ズーノーシス)を診察した経験があった。診察で苦労した経験を聞いたところ、飼い主(患者)への…
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湿疹の痒みが引きません。内臓が悪いのですか?
2016/ 9/20
皮膚科を受診する患者さんの中で最も多い疾患は湿疹・皮膚炎で、中でも代表はアトピー性皮膚炎・接触皮膚炎です。アトピー性皮膚炎は慢性疾患でありり、皮膚のバリアー機能が低下しているために様々な皮膚症状を呈します。接触皮膚炎は外界の刺激物が原因となり引き起こされる皮膚炎です。よって…
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REPORT◎溺愛がもたらす動物好性白癬菌の再興
その皮膚の強い炎症、原因はペットかも
2016/ 8/25
白癬は多彩な臨床像を示すが、中でもペットを原因とした白癬の診断は難しく、類似疾患と誤診される場合がある。ポイントを押さえた問診によって拾い上げは可能だが、感染源の特定と治療には獣医師の協力が必要になる。…
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指先が痛いんですが、棘が刺さっていませんか?
2016/ 8/18
皮膚科の外来には様々な主訴の患者さんが来院します。それこそ、頭のてっぺんから足のつま先まであらゆる部位の症状です。患部が皮膚ですから普通は診察すれば大抵は診断が付きます。特に、痒みを主訴として受診する患者さんが大勢を占めます。…
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外用抗真菌薬:ラミシールが一番人気
2位はニゾラール、3位はマイコスポール
2016/ 5/ 6
日経メディカル Onlineの医師会員を対象に、外用抗真菌薬のうち最も処方頻度の高いものを聞いたところ、3分の1の医師がテルビナフィン塩酸塩(商品名ラミシール他)と回答した。第2位のケトコナゾール(商品名ニゾラール他)は13.0%、第3位のビホナゾール(商品名マイコスポール他)は11.0%の医…
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タレント女医の診療報酬不正請求に思う
2016/ 3/22
過日、タレント女医が診療報酬不正請求により逮捕された。言語道断の愚行であり、医師の社会的信用がガタ落ちである。無論、保険医はその良心に従い、不正請求など皆無に近いのであるが、テレビが大々的に保険診療の仕組みなんぞを特集したため、保険医療制度がある程度一般市民に知られるところ…
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【新薬】オゼノキサシン
ゼビアックス:1日1回塗布の外用抗菌薬
2016/ 1/ 8
2016年1月7日、キノロン系外用抗菌薬オゼノキサシン(商品名ゼビアックスローション2%)が発売された。適応は「表在性皮膚感染症、ざ瘡(化膿性炎症を伴うもの)」で、適量を1日1回、ざ瘡に対しては洗顔後、患部に塗布する。…