湿疹(アトピー性皮膚炎) 厚生労働省が発表しているアトピー性皮膚炎の総患者数は2014年度で45万6000人である。年齢別の構成比率では1~4歳にピークがあることに変化はないが、2014年度は40~44歳が4万7,000人と、成人のアトピー性皮膚炎患者が増加している傾向がみてとれる。… 皮膚科
湿疹(接触皮膚炎) 厚生労働省が発表している接触皮膚炎の総患者数は2014年度で19万5000人であり、年齢別の構成比率では65~69歳が2万5000人と最も多いが、各世代に幅広く患者層は分布している。社会の変化に伴って、新しい化学物質が出現したり使う頻度が変わったりすることにより、問題となるアレルゲンは変わって… 皮膚科
褥瘡 日本褥瘡学会実態調査における褥瘡有病率は2010年の調査では訪問看護ステーションで5.44%、療養病床を有する一般病院では3.52%であったが、2016年では訪問看護ステーションで1.93%、療養病床を有する一般病院で2.81%と減少した。これには日本褥瘡学会の設立と行政による褥瘡対策へのインセン… 皮膚科
保湿成分の種類と特徴について知りたい 施設で働く看護師です。入浴後に失禁することが多い患者さんに対して、予防措置として保湿剤を陰部から臀部にかけて塗布しています。保湿成分にもいろいろな種類がありますが、保湿剤の種類や用途に詳しい職員がおらず、何を使用したら良いのか、みんなで悩んでいます。… 2022/05/23 コメディカル
乾癬 乾癬は全身の皮膚に大小の境界明瞭な紅斑局面が多数みられ、その表面には厚い銀白色の鱗屑を付着する炎症性皮膚疾患である。国内の有病率は0.4%ほどと推測されている。男女比は2:1で男性に多い傾向にあるが、他の国では1:1であるためこれはわが国のみの特徴である。近年、メタボリックシンドロ… 皮膚科
皮膚瘙痒症 わが国において汎発性皮膚瘙痒症に関する十分な疫学調査は実施されていないが、厚生労働省「難治性慢性痒疹・皮膚そう痒症の病態解析及び診断基準・治療指針の確立」研究班が全国大学病院皮膚科を対象に2009年に行ったアンケート調査では年間外来患者に占める割合は1.89%(平均値)であった(佐… 皮膚科
薬疹 薬疹は、皮膚科受診患者の多施設横断四季別全国調査で皮膚疾患の遭遇頻度1.51%と、20位に位置するcommon diseaseである。原因薬の中止により速やかに軽快する軽症型が多くを占めるが、まれに原因薬を中止しても病勢が進行し、生命予後を脅かし、後遺症を残し得るStevens-Johnson症候群(SJS)、… 皮膚科
皮膚真菌症 日本医真菌学会の疫学調査によると、白癬は皮膚科の新患患者の12.0%を占める主要な疾患であり、続いてカンジダ症が1.3%、マラセチア感染症が0.5%である。白癬の中で足白癬は63%、爪白癬は34%である(重複例あり)。日本皮膚科学会が行った皮膚科受診患者の多施設横断四季別全国調査では、受… 皮膚科
尋常性痤瘡 尋常性痤瘡(ニキビ)はわが国では約90%の人が経験し、平均の発症年齢は13.3歳と思春期を中心に発症し、男女差はない。最近は、日本の痤瘡患者の薬剤耐性菌検出率が増加傾向にある。 日本皮膚科学会の「尋常性痤瘡治療ガイドライン」はアダパレンが承認された2008年に策定され、過酸化ベンゾイ… 皮膚科
帯状疱疹 帯状疱疹は高齢者に好発するありふれた疾患で、社会の高齢化に伴って患者数は増加傾向にある。急性の感染症で自然治癒するが、重症例では病悩期間が遷延し後遺症として神経痛が残る場合があり、そのための早期の診断・治療が重要となる。2018年に水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)の迅速診断キットが… 皮膚科
蕁麻疹 蕁麻疹は特定の薬剤や食物に対する過敏症として単回のみ発現するもの、特に明らかな誘因なく長期にわたって浮腫性紅斑や膨疹が出没するもの、特定の刺激によって繰り返し膨疹が誘発されるものまで種々の病型があり、病状によっては患者の生活の質(QOL)は大きく低下する。皮膚科クリニックを受診… 皮膚科
日経メディクイズ●皮膚 50歳男性。爪甲下の有痛性紅斑 5年前に右環指爪部に圧痛を自覚。3年前から同部位に自発痛を伴う紅斑が出現し、次第に増大したため、当科を受診した。初診時、右環指爪半月の爪甲下に4×3mm大の淡い紫紅色斑を認めた(写真1)。同部位に限局する自発痛と強い圧痛を伴う。既往歴はない。右環指の超音波検査画像を示す(写真2)。… 2022/05/18 皮膚科 医師限定コンテンツ
【新薬】ネモリズマブ(ミチーガ) アトピー性皮膚炎に対する新たな抗体医薬 2022年3月28日、ヒト化抗ヒトインターロイキン(IL)‐31受容体Aモノクローナル抗体のネモリズマブ(遺伝子組換え)(商品名ミチーガ皮下注用60mgシリンジ)の製造販売が承認されました。 2022/05/13 医薬品
【第37回】 爪白癬治療の成功率高める “爪アート”の鑑賞法 本連載が書籍化されました! 爪白癬は 皮膚科ではおなじみの疾患。罹患率は約10%なので、日本には1000万~1200万人の患者がいる計算だ。ただし、罹患していても治療を受けていない潜在患者が多く、爪白癬治療薬を開発した製薬企業からすると、「巨大な潜在市場」であり、医師から見れば「膨大に放置された患者たち」が存在… 2022/05/10 皮膚科
【動画付き】 乳幼児への保湿剤の塗り方を指導するコツは 春になると、花粉症だけではなく、湿疹が出て痒がるアトピー性皮膚炎気味の子どももやってきます。多くの場合、抗アレルギー薬と一緒にステロイド外用薬や保湿剤が処方されます。薬局では、内服薬については毎回きちんと説明するのですが、外用薬に関しては「1日何回、全身に塗ってあげてください… 2022/05/10 皮膚科
コモンなのに薬がなかった「酒さ」に朗報! ありふれたcommon diseaseなのにもかかわらず、ドクターショッピングを繰り返すことが多い皮膚疾患の代表、それが酒さ(rosacea)だ。 僕が皮膚科で研修を受けていた頃の記憶で言えば、外来の初診患者の150人に1人くらいが酒さだった。150人に1人は少ないと思われるかもしれないが、皮膚科は他科… 2022/05/09 皮膚科
JAMA Dermatology誌から イキセキズマブは小児尋常性乾癬に有効、長期の安全性も良好 第3相臨床試験に参加した小児患者を108週後まで追跡延長した研究 米国Northwestern大学医学部のAmy S. Paller氏らは、6歳以上18歳未満の中等症から重症の尋常性乾癬患者に、ヒト化抗ヒトIL-17Aモノクローナル抗体製剤のイキセキズマブを投与する臨床試験を行い、イキセキズマブは患者の皮膚症状を改善し、108週後まで追跡期間を延長して観察したが、症状改善は維… 2022/05/09 皮膚科
連載「一歩踏み込む 妊婦・授乳婦の服薬指導」より イトラコナゾール服用中の挙児希望女性 相談者は、35歳の女性Bさん。爪白癬と診断され、イトラコナゾール(商品名イトリゾール他)の服用を開始した。治療は休薬期間も含めて今後2カ月以上続く予定である。挙児希望があり、同薬服用中に妊娠可能かどうか、薬局の窓口で相談があった。 このような質問を受けたら、まずは当該薬について… 2022/04/25 皮膚科
日経メディクイズ●皮膚 28歳男性。左下腿の発赤、熱感、腫脹 3日前、左下腿を蚊に刺されて以降、そう痒が生じ、そう破を繰り返していた。前日に患部の疼痛が出現したため当科を受診した。左下腿全体に発赤、熱感、腫脹を確認し、中央に小びらんを付する境界不明瞭な紅斑を認めた(写真1)。自発痛、圧痛を伴う。左下腿以外の四肢や躯幹に皮疹はなく、発熱も見… 2022/04/20 皮膚科 医師限定コンテンツ
NEJM誌から バリシチニブは重症円形脱毛症の毛髪再生を促す 10カ国の169施設で行われた第3相臨床試験 米国Yale大学医学部のBrett King氏らは、重症の円形脱毛症患者にヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬のバリシチニブを投与する第3相臨床試験を行い、1日1回4mgのバリシチニブを服用した患者群はプラセボ群に比べ、毛髪が再生し脱毛範囲が縮小した患者の割合が約3割多かったと報告した。結果は2022年3月26… 2022/04/18 皮膚科
TREND:アトピーガイドライン改訂 広がる治療の選択肢、新薬をどう使う?(2/2) アトピーの新薬、処方箋応需時の注意点は デュピルマブについて野崎氏は、「適切な注射手技の指導と、患者の経済面への配慮が治療継続に欠かせない」と指摘する。同氏のクリニックでは、患者に初めてデュピルマブを処方する際には、今後の治療スケジュールと治療にかかる費用がひと目で分かるパンフレットを患者に配布している(図4)。デュ… 2022/04/13 皮膚科
TREND:アトピーガイドライン改訂 広がる治療の選択肢、新薬をどう使う?(1/2) アトピー性皮膚炎の診断・治療アルゴリズム一新 近年、外用・経口JAK阻害薬や抗体医薬などが次々と発売され、治療の選択肢が増えているアトピー性皮膚炎。2021年末に改訂された診療ガイドラインでは、これら新規治療薬をどう位置付けているのだろうか。現場での処方の実際と共に紹介する。(谷田 直輝) … 2022/04/12 皮膚科
よりぬきメディクイズ●皮膚◎2015年2月号掲載 67歳女性。右第4指爪甲の色素線条 Cadetto.jpの医師会員の皆様に、『日経メディカル』読者に高い評価を得た「日経メディクイズ」を厳選して紹介します。今回のクイズは『日経メディカル』2015年2月号に掲載された皮膚のクイズです。 2022/04/08 皮膚科 医師・医学生限定コンテンツ
【新薬】ビメキズマブ(ビンゼレックス) 乾癬に対する新たな抗体製剤が登場 2022年1月20日、乾癬治療薬のビメキズマブ(遺伝子組換え)(商品名ビンゼレックス皮下注160mgシリンジ、同皮下注160mgオートインジェクター)の製造販売が承認された。適応は「既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症」であり、用法用量は「1回320mgを初回から16週までは4… 2022/03/18 医薬品
日経メディクイズ●皮膚 49歳男性。臀部、腋窩の膿瘍、排膿性瘻孔 20年前から繰り返す、臀部、腋窩からの排膿を主訴に当科を受診した。初診時、臀部右側に膿瘍、排膿性瘻孔が多発し、強い疼痛を伴っていた(写真1)。両腋窩には瘢痕を認めた(写真2、3)。両鼠径部にも膿瘍を生じたことがあるという。身長175cm、体重100kg。家族に同様の症状が表れる者はいない。心… 2022/03/16 皮膚科 医師限定コンテンツ
いま、アトピー性皮膚炎治療現場が熱い!(その2) JAK阻害薬コレクチム軟膏の部位・徴候別の効果は? アトピー性皮膚炎は、皮膚バリア機能障害(搔破)、免疫異常、搔痒の3つがお互いに影響して生じる病態であり、これらは「三位一体病態論」と呼ばれています。また、前回は、アトピー性皮膚炎治療においてステロイド以外の外用薬(プロトピック軟膏、コレクチム軟膏、モイゼルト軟膏)、注射薬(デュ… 2022/03/01 皮膚科
2022年2月25日号 特選!痛みに効く漢方レシピ 週刊日経メディカル2022年2月25日号は、疼痛への漢方薬処方がテーマです。日経メディカルは毎週金曜日に、週替わり特集を1本の記事にまとめた「週刊日経メディカル」をメールマガジンで発行中。記事のPDF版は、以下のボタンからダウンロードしてください。本号で取り上げたテーマについて、より詳… 2022/02/25 骨・関節・筋
【新薬】グリコピロニウムトシル酸塩水和物 (ラピフォート) 原発性腋窩多汗症に対するワイプ製剤が登場 2022年1月20日、原発性腋窩多汗症治療薬のグリコピロニウムトシル酸塩水和物(商品名ラピフォートワイプ2.5%)の製造販売が承認されました。 2022/02/18 皮膚科
日経メディクイズ●皮膚 66歳男性。繰り返し出現する四肢の紅色結節 数週間前に左大腿に小結節が出現したため当科を受診。左大腿内側に暗紫紅色で5mm大の小結節を認め(写真1)、全摘生検を行った。なお、2年前にも同様の皮疹が右大腿に生じ、他院にて切除した既往がある。今回の切除の数カ月後、左手背に同様の皮疹が出現し、当科にて再び切除。さらにその数カ月後に… 2022/02/16 皮膚科 医師限定コンテンツ
よりぬきメディクイズ●皮膚◎2014年2月号掲載 81歳女性。足底の紫紅色網状紅斑 『日経メディカル』2014年2月号に掲載された皮膚のクイズです。患者は81歳女性。急性心筋梗塞で救急搬送され、緊急心臓カテーテル検査後、冠動脈にステントを挿入されました。処置前の血清クレアチニン値は0.8mg/dLでしたが、処置2週間後には2.5mg/dLまで上昇しました。当初、造影剤腎症が疑われ… 2022/02/04 皮膚科 医師・医学生限定コンテンツ
2022年1月21日号 新薬総ざらい、アトピー性皮膚炎Up to DATE アトピー性皮膚炎では、皮膚科専門医が「患者の人生を変える治療薬」と評価する新薬が相次いで登場し、ガイドラインでも推奨された。しかし、患者の半数以上がその恩恵を受けていないとみられる。新規治療薬の恩恵を受けられるよう、患者への適切な情報提供が求められている。 週刊日経メディカ… 2022/01/21 皮膚科
よりぬきメディクイズ●皮膚◎2019年7月号掲載 生後6カ月男児。全身性の角化異常 臨床でよく出会う症例を基に、診断・治療の要点をクイズ形式で考え、学んでいきましょう。今回取り上げるのは、『日経メディカル』2019年7月号に掲載された皮膚のクイズです。 生後6カ月の男児。全身の鱗屑、落屑を主訴として来院しました。出生直後は、全身がセロファン様の膜で包まれているよ… 2022/01/21 皮膚科 医師・医学生限定コンテンツ
マスクによる肌荒れ、お勧めのセルフケアは? 【相談】定期的に来局する幼稚園児を連れた保護者に「ずっとマスクを着けているので、私も子どもも最近肌が荒れてしまって……。どんなセルフケアを心掛ければいいですか」と相談されました。どのように説明したらいいでしょうか。(30代、薬局薬剤師)… 2022/01/20 薬剤師
日経メディクイズ●皮膚 65歳女性。広範囲の黒褐色丘疹、足底の点状陥凹 3カ月前に鼻部、頸部に褐色丘疹が出現し、広範囲へと拡大したため当科を紹介受診した。既往歴は歯原性角化嚢胞(複数回)、直腸癌、子宮体癌。頭部、顔面、頸部、鼠径部に計15カ所の黒褐色丘疹を認め(写真1)、足底には点状陥凹が散在していた(写真2)。斜視、眼間開離を伴う。毛髪の異常、色素沈… 2022/01/19 皮膚科 医師限定コンテンツ
リポート◎急性期は越婢加朮湯、慢性期は自発痛の有無などで使い分け 帯状疱疹後神経痛は漢方薬で防げ!治せ! 既存の治療薬では難治化することの多い帯状疱疹後神経痛(PHN)だが、漢方薬を活用することで、その発症を予防したり、発症後でも症状の改善効果を得ている医師がいる。そんな先達の医師による漢方薬の具体的な使用方法を紹介する。帯状疱疹に対する治療としては、抗ウイルス薬と鎮痛薬の併用が標… 2022/01/14 麻酔科
いま、アトピー性皮膚炎治療の現場が熱い! ―主役はJAK阻害薬?― アトピー性皮膚炎治療の現場では、この10数年前まではステロイド外用薬と保湿薬、さらに、かゆみ止めの抗ヒスタミン薬とで、何とか手を変え品を変えやり繰りするのが日常診療でした。その後、プロトピック軟膏(一般名タクロリムス)が販売され、やっと変化のある治療が可能となってきましたが、そ… 2022/01/13 皮膚科
酒さ(酒皶)に効く漢方(1) 酒さ(酒皶)の考え方と漢方処方 酒さ(酒皶)は、鼻の頭や両頬などが赤くなる慢性皮膚疾患です。漢方では、顔面の熱邪を除去し、血の機能を正常化させることにより、顔面の充血を鎮め、酒さの治療を進めます。 2021/12/28 東洋医学
高齢患者のケア時に「スキンテア」を防ぐには 外来で働き始めた看護師です。多くの患者さんの対応をしますが、皮膚の弱い患者さん、特に高齢患者さんの寝衣交換はどのように行えばよいのか分からず、日々時間がかかってしまいます。皮膚トラブルなどを見逃し、病棟から指摘されることも多いです。皮膚が脆弱な高齢患者さんの寝衣を交換する時の… 2021/12/27 皮膚科
【新薬】アブロシチニブ(サイバインコ) アトピー性皮膚炎に対する新たなJAK阻害薬 2021年12月13日、ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬のアブロシチニブ(商品名サイバインコ錠50mg、同錠100mg、同錠200mg)が発売された。 2021/12/24 皮膚科
NEWS◎アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2021が公開 アトピー性皮膚炎GL、抗体医薬や経口・外用JAK阻害薬を推奨に追加 「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン」が、この2021年12月、3年ぶりに改訂された。この3年の間に新規に登場したアトピー性皮膚炎治療薬のうち、デュピルマブ(商品名デュピクセント、関連記事:成人の重症アトピーが抗体医薬で劇的に改善)、デルゴシチニブ(商品名コレクチム、関連記事:アトピ… 2021/12/20 皮膚科
〔第21回〕ウシオ電機株式会社 医療の世界を照らす「光のスペシャリスト」 乾癬やアトピー性皮膚炎といった疾患は、紫外線を照射することで抑えられるのだが、紫外線には紅斑や発がんなどの副作用を引き起こす恐れがある。このニーズに応えたのが、特殊なフィルターで副作用を極力抑えた紫外線治療器だ。開発したウシオ電機は、日本で初めてハロゲンランプを開発した企業… 2021/12/16 皮膚科 医師・医学生限定コンテンツ
日経メディカルクイズ●皮膚 22歳女性。右手背の鱗屑、膿疱を伴う紅斑 モモンガとハリネズミのいるペットカフェでアルバイトをしている女性。1カ月ほど前にモモンガに右手背をかまれ、その後、受傷部位付近に強い掻痒感を伴う紅斑が生じた。近医でステロイド外用薬を処方されたが効果は乏しく、徐々に悪化したため当科を受診。… 2021/12/15 皮膚科 医師限定コンテンツ
日経メディクイズ●皮膚 26歳男性。口唇および陰嚢のびらん、全身の紅斑 1年前、飲酒した後、口唇にびらんが出現したが、数日で消退した。その後も、飲酒すると同様の症状を繰り返し、次第に全身の紅斑を伴うようになった。2日前、飲酒後に症状が再燃したため当科を受診した。… 2021/11/17 皮膚科 医師限定コンテンツ
British Journal of Dermatology誌から COVID-19患者の凍瘡様病変にはI型インターフェロン応答が関与か 季節性のしもやけ患者と健常人を対照群にして検査結果を比較 COVID-19パンデミックが始まった頃から、SARS-CoV-2感染との関連が疑われるしもやけのような皮膚病変(凍瘡様病変;CLL)の報告が相次いだが、病態生理学的な機序は明らかではない。フランスSaint-Louis病院のL. Frumholtz氏らは、2020年4月に同病院に紹介されたCLL患者の検査結果を、季節性凍瘡… 2021/11/08 感染症
【新薬】ジファミラスト(モイゼルト) アトピー性皮膚炎に対する外用PDE4阻害薬が登場 2021年9月27日、アトピー性皮膚炎(AD)治療薬のジファミラスト(商品名モイゼルト軟膏)の製造販売が承認された。 2021/11/05 医薬品
【第36回】COVID-19時代の皮膚科診療 その3 治らない手荒れで考えるべきは○○ 「先生、私の手荒れは治らないんですか? もういやだ。これからは足のユビでテレワークします」 「先生、薬を使っても使っても、また悪くなります。もうだめです。地球沈没です」 「先生、こんな治らない手荒れ、残る手段は加持祈祷です。陰陽師に頼みます」 毎日毎日、押し寄せる手荒れの患者… 2021/10/26 皮膚科
日経メディクイズ●皮膚 63歳男性。顔面、頸部、手背の褐色斑、脱色素斑 びまん性大細胞型B細胞リンパ腫により血液内科通院中。2年前に化学療法、自家末梢血幹細胞移植が行われ、寛解状態に至った。化学療法開始時から、フルコナゾールを内服している。6カ月前、眼瞼周囲に褐色斑が出現した。その後、皮疹が顔面、手背などに拡大したため、当科を紹介受診した。… 2021/10/20 皮膚科 医師限定コンテンツ
教えて!「失禁関連皮膚炎」への対処法 私の働いている施設では、失禁患者さんに対してはおむつパッドで対応するのがほとんどなのですが、多くの患者さんがいつもお尻まわりに皮膚炎を起こしています。時間に合わせておむつ交換をしているのですが、いくら愛護的に処置しても、やはり炎症を起こしている皮膚は痛みが強く、とてもかわいそ… 2021/10/04 皮膚科
日経メディクイズ●皮膚 49歳男性。発熱を伴う全身の紅斑 2週間前に38℃を超える発熱、頭痛、咽頭痛、咳嗽が出現。1週間ほど前から体幹に米粒大から母指頭大の紅斑が多発し、部分的に紫斑を伴っていた。近医でアセトアミノフェンを処方されたが改善せず、増悪傾向を示したことから当科を受診した。… 2021/09/15 皮膚科 医師限定コンテンツ
よりぬきメディクイズ●皮膚◎2014年4月号掲載 9歳男児。鱗屑・痂皮を伴う赤褐色の小丘疹 『日経メディカル』2014年4月号に掲載された皮膚のクイズです。患児は9歳の男児。1カ月前から体幹と四肢、頸部に、一部に鱗屑、痂疲が付着した浸潤のある赤褐色調の小丘疹が多発してきました。特に誘因はなく、軽い痒みを訴えています。全身症状や血液検査値の異常はなく、内臓病変も認めません。… 2021/09/10 皮膚科 医師・医学生限定コンテンツ
褥瘡洗浄後の拭き取りは滅菌ガーゼで行うべき? 褥瘡処置時、洗浄後の水分を拭き取るガーゼは、滅菌されたものがいいのでしょうか? 普通のガーゼでも問題ありませんか? 論文などありましたら教えてください。 2021/09/06 皮膚科
特集:医師が語る処方箋の裏側 Special(1/3) 慢性蕁麻疹患者にラフチジンを処方する理由 島根大学医学部皮膚科学講座准教授 千貫 祐子氏 「この患者に、なぜこの薬?」「なぜこの用法・用量?」。添付文書の情報だけでは分からない、医師の処方意図を解説する本誌プレミアム版の人気コラム「医師が語る 処方箋の裏側」。今号はSpecial版として各診療科から13人の医師に登場してもらい、1枚の処方箋に込めた思いや処方の根拠について聞い… 2021/09/06 薬剤師
FTU(finger-tip unit)は手のひら単位で考える 皮膚科の外来では、患者さんとこんなやり取りをすることがあります。「それではステロイド軟膏の5gチューブを2本出しときますね」また別の人には「体の保湿にヘパリン類似物質ローションを4本、200g処方します」… 2021/09/03 皮膚科
JAMA Dermatology誌から ウパダシチニブはデュピルマブよりアトピー性皮膚炎に有効 2種類のプラセボを使用して両薬を直接比較した臨床試験 米国Oregon Medical Research CenterのAndrew Blauvelt氏らは、中等症から重症のアトピー性皮膚炎(AD)の成人患者を対象にウパダシチニブとデュピルマブの有効性と安全性を直接比較する第3b相臨床試験Heads Upを行い、16週間の治療でウパダシチニブの有効性がデュピルマブよりも優れていたと報告… 2021/08/30 皮膚科
日経メディクイズ●皮膚 74歳男性。頭部と上背部の紅斑 2年前から頭部に掻痒感を伴う紅斑が出現した。近医でステロイド外用薬を処方され、一時は軽快したものの再燃。染毛剤が原因ではないかと推測されて使用を中止、市販されている低刺激の染毛トリートメントに変更したが改善せず、紅斑が上背部まで拡大したため、当科を紹介受診した。… 2021/08/18 皮膚科 医師限定コンテンツ
病院に毎週通うの、しんどくないですか? 夏は皮膚科の繁忙期です。あせも、湿疹、虫刺され、感染症など、夏に増える皮膚疾患がたくさんあるからです。感染症の一つ、尋常性疣贅は、いわゆるウイルス性の「イボ」です。比較的、子どもに多い疾患ですが、大人の患者さんもいらっしゃいますし、高齢の方もいます。私の外来に毎週通っているAさ… 2021/08/06 医師・患者関係 医師・医学生限定コンテンツ